JP2000225009A - チェーン装身具及びこれに用いる中空体の製法 - Google Patents
チェーン装身具及びこれに用いる中空体の製法Info
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- JP2000225009A JP2000225009A JP11026812A JP2681299A JP2000225009A JP 2000225009 A JP2000225009 A JP 2000225009A JP 11026812 A JP11026812 A JP 11026812A JP 2681299 A JP2681299 A JP 2681299A JP 2000225009 A JP2000225009 A JP 2000225009A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はチェ−ン状装身具及びこれに用いる
中空体に関するものであり、更に言えばチェ−ンに対し
装身具が任意の位置にて停止可能な装身具及びこれに用
いる中空体に係るものである。 【解決手段】 中空体にほぼ対向して一対の孔部を形成
し、当該孔部より中空体内部に未架橋エラストマーを圧
入して内部充填された中空体を得、次いで、前記孔部に
線材を通して中空体を数珠状に連結し、しかる後、中空
体内部の未架橋エラストマーを加熱して架橋し、その後
線材を引き抜いて内部に架橋エラストマーが充填された
中空体を得ることを特徴とするチェーン装身具に用いる
中空体の製法。１‥中空体、１ａ、１ｂ‥中空素材、１
ｃ‥中空部、１ｄ、１ｅ‥孔部、２‥エラストマー、２
ａ‥エラストマーに開けられた孔部、３‥エラストマー
充填用シリンダー、４‥線材、５‥架橋容器。
中空体に関するものであり、更に言えばチェ−ンに対し
装身具が任意の位置にて停止可能な装身具及びこれに用
いる中空体に係るものである。 【解決手段】 中空体にほぼ対向して一対の孔部を形成
し、当該孔部より中空体内部に未架橋エラストマーを圧
入して内部充填された中空体を得、次いで、前記孔部に
線材を通して中空体を数珠状に連結し、しかる後、中空
体内部の未架橋エラストマーを加熱して架橋し、その後
線材を引き抜いて内部に架橋エラストマーが充填された
中空体を得ることを特徴とするチェーン装身具に用いる
中空体の製法。１‥中空体、１ａ、１ｂ‥中空素材、１
ｃ‥中空部、１ｄ、１ｅ‥孔部、２‥エラストマー、２
ａ‥エラストマーに開けられた孔部、３‥エラストマー
充填用シリンダー、４‥線材、５‥架橋容器。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はチェ−ン状装身具及
びこれに用いる中空体に関するものであり、更に言えば
チェ−ンに対し装身具が任意の位置にて停止可能な装身
具及びこれに用いる中空体に係るものである。
びこれに用いる中空体に関するものであり、更に言えば
チェ−ンに対し装身具が任意の位置にて停止可能な装身
具及びこれに用いる中空体に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来よりネックレスやブレスレットとし
てチェ−ン状装身具が広く採用されており、例えばネッ
クレスにあってはチェ−ンの両端に係止手段を備えてな
りチェ−ンにペンダントヘッドが移動可能に嵌着されて
いる。このようなネックレスにあっては、所定の長さを
もって構成されるためにこれを首にかけた際には首の廻
りに一定の長さの環状を形成するだけであり、その環状
の長さを自在に調整することはできない構造となってい
る。
てチェ−ン状装身具が広く採用されており、例えばネッ
クレスにあってはチェ−ンの両端に係止手段を備えてな
りチェ−ンにペンダントヘッドが移動可能に嵌着されて
いる。このようなネックレスにあっては、所定の長さを
もって構成されるためにこれを首にかけた際には首の廻
りに一定の長さの環状を形成するだけであり、その環状
の長さを自在に調整することはできない構造となってい
る。
【０００３】従って、首の廻りで環状を構成するチェ−
ンの長さは常に同じ長さであって、着用した衣服の襟元
の開き具合に合わせてチェ−ンを調整することは不可能
であり、このため、衣服の襟元に合せて別のチェ−ンを
着用する必要があった。
ンの長さは常に同じ長さであって、着用した衣服の襟元
の開き具合に合わせてチェ−ンを調整することは不可能
であり、このため、衣服の襟元に合せて別のチェ−ンを
着用する必要があった。
【０００４】これらの改良品として、装身具に孔を開け
この孔内にゴム状の筒体を嵌め込み、この筒体内にチェ
−ンを挿通する構造をなす装身具が提案されてはいる
が、ゴム状の筒体はチェ−ンとの摩擦により装身具との
間の接着が剥離し、筒体が孔内より飛び出してしまうた
め、市販品として実際に製品化されていなかった。
この孔内にゴム状の筒体を嵌め込み、この筒体内にチェ
−ンを挿通する構造をなす装身具が提案されてはいる
が、ゴム状の筒体はチェ−ンとの摩擦により装身具との
間の接着が剥離し、筒体が孔内より飛び出してしまうた
め、市販品として実際に製品化されていなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の技術に鑑みてなされたもので、例えば、着用する衣服
の襟元に合せてそのチェーンの長さを調整したり、装身
具の位置をずらせて停止させたりすることができる装身
具及びこれに用いる中空体の製法を提供するものであ
る。
の技術に鑑みてなされたもので、例えば、着用する衣服
の襟元に合せてそのチェーンの長さを調整したり、装身
具の位置をずらせて停止させたりすることができる装身
具及びこれに用いる中空体の製法を提供するものであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の第１としての装
身具は、第１装身具（中空体、以下同じ）の左右に第２
装身具（中空体、以下同じ）が配置され、第１装身具か
ら伸びるチェ−ンが第２装身具に形成された孔部内に挿
通されてなるチェ−ン状装身具であって、第２装身具は
孔部と異なる断面形状を有する中空体であり、当該中空
部内部に架橋エラストマーが充填されたもので、前記チ
ェ−ンは当該架橋エラストマ−を貫通し、当該第２装身
具はチェ−ンの任意の位置にて摩擦によって停止可能と
したことを特徴とするものである。
身具は、第１装身具（中空体、以下同じ）の左右に第２
装身具（中空体、以下同じ）が配置され、第１装身具か
ら伸びるチェ−ンが第２装身具に形成された孔部内に挿
通されてなるチェ−ン状装身具であって、第２装身具は
孔部と異なる断面形状を有する中空体であり、当該中空
部内部に架橋エラストマーが充填されたもので、前記チ
ェ−ンは当該架橋エラストマ−を貫通し、当該第２装身
具はチェ−ンの任意の位置にて摩擦によって停止可能と
したことを特徴とするものである。
【０００７】かかる第１の装身具にあって、第１装身具
も第２装身具と同様の構成をしているものであってもよ
いことは言うまでもなく、第１装身具は中空体であっ
て、これに孔部を穿孔し、前記中空部は孔部とは異なる
断面形状をもちこの中空部内部に架橋エラストマーが充
填されたものであって、チェ−ンは当該架橋エラストマ
−を貫通するものであってもよい。
も第２装身具と同様の構成をしているものであってもよ
いことは言うまでもなく、第１装身具は中空体であっ
て、これに孔部を穿孔し、前記中空部は孔部とは異なる
断面形状をもちこの中空部内部に架橋エラストマーが充
填されたものであって、チェ−ンは当該架橋エラストマ
−を貫通するものであってもよい。
【０００８】又、本発明の第２としての装身具は、第１
装身具と第２装身具とに孔部が形成され、この孔部内に
挿通されたチェ−ンとからなり、チェ−ンの各端部を対
向する第１装身具及び第２装身具に連結したチェ−ン状
装身具であって、第１装身具及び第２装身具は孔部と異
なる断面形状を有する中空体であり、当該中空部内部に
架橋エラストマーが充填されたもので、前記チェ−ンは
当該架橋エラストマ−を貫通し、当該第１装身具及び第
２装身具はチェ−ンの任意の位置にて摩擦によって停止
可能としたことを特徴とするものである。
装身具と第２装身具とに孔部が形成され、この孔部内に
挿通されたチェ−ンとからなり、チェ−ンの各端部を対
向する第１装身具及び第２装身具に連結したチェ−ン状
装身具であって、第１装身具及び第２装身具は孔部と異
なる断面形状を有する中空体であり、当該中空部内部に
架橋エラストマーが充填されたもので、前記チェ−ンは
当該架橋エラストマ−を貫通し、当該第１装身具及び第
２装身具はチェ−ンの任意の位置にて摩擦によって停止
可能としたことを特徴とするものである。
【０００９】更に、本発明の第３は、第１装身具及び第
２装身具即ち中空体の製法は、ほぼ対向して一対の孔部
を形成し、孔部より中空体内部に未架橋エラストマーを
圧入して内部充填された中空体を得、次いで、前記孔部
に線材を通して中空体を数珠状に連結し、しかる後、中
空体内部の未架橋エラストマーを加熱して架橋し、その
後線材を引き抜いて内部に架橋エラストマーが充填され
た中空体を得、好ましくは前記孔部を整形加工し、同時
にエラストマーのバリ取りを行ったことを特徴とするも
のである。
２装身具即ち中空体の製法は、ほぼ対向して一対の孔部
を形成し、孔部より中空体内部に未架橋エラストマーを
圧入して内部充填された中空体を得、次いで、前記孔部
に線材を通して中空体を数珠状に連結し、しかる後、中
空体内部の未架橋エラストマーを加熱して架橋し、その
後線材を引き抜いて内部に架橋エラストマーが充填され
た中空体を得、好ましくは前記孔部を整形加工し、同時
にエラストマーのバリ取りを行ったことを特徴とするも
のである。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の第１及び第２のチェ−ン
状装身具は、チェ−ンは架橋エラストマ−内に挿通され
ているため、チェ−ンを動かすと架橋エラストマ−との
間で摩擦抵抗が生じ、第１装身具及び第２装身具はチェ
−ンの任意の位置にて摩擦によって停止可能となったも
のである。そして、中空体の中空部の径と孔部とを異な
る断面形状としたため、中空部内の架橋エラストマーが
中心が膨満ており、このためチェ−ンと架橋エラストマ
−が繰り返し接触しても架橋エラストマ−が孔部より飛
び出すことがなくなるという特徴がある。
状装身具は、チェ−ンは架橋エラストマ−内に挿通され
ているため、チェ−ンを動かすと架橋エラストマ−との
間で摩擦抵抗が生じ、第１装身具及び第２装身具はチェ
−ンの任意の位置にて摩擦によって停止可能となったも
のである。そして、中空体の中空部の径と孔部とを異な
る断面形状としたため、中空部内の架橋エラストマーが
中心が膨満ており、このためチェ−ンと架橋エラストマ
−が繰り返し接触しても架橋エラストマ−が孔部より飛
び出すことがなくなるという特徴がある。
【００１１】ここで本発明の第３を好ましい実施の形態
をもって本発明を更に説明すると、装飾体としての中空
体は通常は球形ではあるが、場合によってはその他の形
状、例えば立方形でもハート型の形状であってもよい。
又、中空体を得る場合、一般には複数に分割された素材
を合わせて中空体を形成し、この中空体にほぼ対向する
位置に孔部を穿孔することとなるが、場合によってはプ
レス加工によって成形することも可能であり、パイプ状
の素材からプレス成形すれば、孔部は当初から形成され
ていることになる。
をもって本発明を更に説明すると、装飾体としての中空
体は通常は球形ではあるが、場合によってはその他の形
状、例えば立方形でもハート型の形状であってもよい。
又、中空体を得る場合、一般には複数に分割された素材
を合わせて中空体を形成し、この中空体にほぼ対向する
位置に孔部を穿孔することとなるが、場合によってはプ
レス加工によって成形することも可能であり、パイプ状
の素材からプレス成形すれば、孔部は当初から形成され
ていることになる。
【００１２】尚、中空体内部と孔部との関係は、好まし
くは中空体の断面形状が孔部とが異形であるのが良く、
例えば、中空体内部が孔部よりも膨満した形状であっ
て、このようにすることにより後述する中空体内部に充
填されたエラストマーが孔部より抜け出すことがなくな
るものである。
くは中空体の断面形状が孔部とが異形であるのが良く、
例えば、中空体内部が孔部よりも膨満した形状であっ
て、このようにすることにより後述する中空体内部に充
填されたエラストマーが孔部より抜け出すことがなくな
るものである。
【００１３】中空体内部に充填する未架橋エラストマー
は好ましくはシリコンゴムであり、その他の未加硫ゴム
材料、熱可塑性ウレタン樹脂等も採用可能である。ここ
で言うエラストマーは常温ではゴム弾性体の性状を有
し、未架橋の状態では液状〜半固体状の流動性のある性
状をなしているものであり、中空体内部への充填に当っ
て作業性が良いものが特に選択されることとなる。未架
橋エラストマーとしてシリコンゴムを選択した場合には
自然架橋も可能であるが、温水中にディップして架橋を
促進するのが好ましい。いずれにしろ、中空体内部に充
填されたエラストマ−は適度な弾発性と、耐摩耗性にす
ぐれた材質が望まれる。
は好ましくはシリコンゴムであり、その他の未加硫ゴム
材料、熱可塑性ウレタン樹脂等も採用可能である。ここ
で言うエラストマーは常温ではゴム弾性体の性状を有
し、未架橋の状態では液状〜半固体状の流動性のある性
状をなしているものであり、中空体内部への充填に当っ
て作業性が良いものが特に選択されることとなる。未架
橋エラストマーとしてシリコンゴムを選択した場合には
自然架橋も可能であるが、温水中にディップして架橋を
促進するのが好ましい。いずれにしろ、中空体内部に充
填されたエラストマ−は適度な弾発性と、耐摩耗性にす
ぐれた材質が望まれる。
【００１４】尚、中空体を連結する線材としては特に制
限はないが、０．５〜２．０ｍｍ程度の甲丸線材や０．
５〜３．ｍｍ程度の径をもつ丸線材が採用される。これ
ら線材は通常は金属線材であるが、場合によっては他の
線材例えばプラスチック線材であってもよい。
限はないが、０．５〜２．０ｍｍ程度の甲丸線材や０．
５〜３．ｍｍ程度の径をもつ丸線材が採用される。これ
ら線材は通常は金属線材であるが、場合によっては他の
線材例えばプラスチック線材であってもよい。
【００１５】製品としての中空体を得るには孔部の形状
を整形加工するのがよく、同時にはみ出したエラストマ
ーのバリ取りをするのが好ましい。
を整形加工するのがよく、同時にはみ出したエラストマ
ーのバリ取りをするのが好ましい。
【００１６】本発明の中空体はチェ−ン状装身具はネッ
クレス、ブレスレット、リング、イヤリング、ピアスに
広く用いられるものであって、本発明の中空体内に通さ
れたチェーンは内部のエラストマーと常に接触している
ため、チェーンの位置を左右に移動してもその位置でチ
ェーンが止まることが可能となったものであり、例えば
ネックレスの長さの調整が自在となったものである。
クレス、ブレスレット、リング、イヤリング、ピアスに
広く用いられるものであって、本発明の中空体内に通さ
れたチェーンは内部のエラストマーと常に接触している
ため、チェーンの位置を左右に移動してもその位置でチ
ェーンが止まることが可能となったものであり、例えば
ネックレスの長さの調整が自在となったものである。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の第１及び第２の装身具に用い
られる中空体の製法（本発明の第３）の一例を図面をも
って更に詳細に説明する。図１は本発明の中空体の製法
の工程図である。第１工程にあっては、二つ割りした素
材１ａ、１ｂを合わせて中空部１ｃをもつ中空体１を得
る工程であり、例えば１８金製の半殻素材１ａ、１ｂを
ロウ付けしてなるものである。そして、この中空体１に
はほぼ対向した位置に一対の孔部１ｄ、１ｅを穿孔して
なるものである。かかる孔部１ｄ、１ｅは中空部１ｃに
対して比較的小さな孔部を構成するものである。
られる中空体の製法（本発明の第３）の一例を図面をも
って更に詳細に説明する。図１は本発明の中空体の製法
の工程図である。第１工程にあっては、二つ割りした素
材１ａ、１ｂを合わせて中空部１ｃをもつ中空体１を得
る工程であり、例えば１８金製の半殻素材１ａ、１ｂを
ロウ付けしてなるものである。そして、この中空体１に
はほぼ対向した位置に一対の孔部１ｄ、１ｅを穿孔して
なるものである。かかる孔部１ｄ、１ｅは中空部１ｃに
対して比較的小さな孔部を構成するものである。
【００１８】第２工程はこの中空体１の中空部１ｃ内に
未架橋シリコンゴム２を充填する工程であり、流動性の
あるかかる材質を中空部１ｃ内に例えばシリンダー３を
もって圧入するものである。
未架橋シリコンゴム２を充填する工程であり、流動性の
あるかかる材質を中空部１ｃ内に例えばシリンダー３を
もって圧入するものである。
【００１９】第３工程では１．０ｍｍの丸線４を各中空
体１の孔部１ｄ、１ｅに通してこれらを数珠状に連結し
たものであり、これは中空部１ｃ内に充填されたシリコ
ンゴム２に孔を形成する工程である。
体１の孔部１ｄ、１ｅに通してこれらを数珠状に連結し
たものであり、これは中空部１ｃ内に充填されたシリコ
ンゴム２に孔を形成する工程である。
【００２０】第４工程ではこの数珠状に連結された中空
体１を容器５内に入れ、容器５内に水を入れこれを６０
分程度加熱して未架橋のシリコンゴム２を架橋させる工
程である。この工程によって中空部１ｃ内に架橋したシ
リコンゴム２が充填され、かつこのシリコンゴム２にチ
ェーン通す孔部２ａが穿孔されることとなる。
体１を容器５内に入れ、容器５内に水を入れこれを６０
分程度加熱して未架橋のシリコンゴム２を架橋させる工
程である。この工程によって中空部１ｃ内に架橋したシ
リコンゴム２が充填され、かつこのシリコンゴム２にチ
ェーン通す孔部２ａが穿孔されることとなる。
【００２１】第５工程は孔部１ｄ、１ｅの整形加工する
と共に、シリコンゴム２のバリ取りをする工程であり、
チェーンのスムーズな挿通を可能とするものである。
と共に、シリコンゴム２のバリ取りをする工程であり、
チェーンのスムーズな挿通を可能とするものである。
【００２２】図２は本発明の第１のチェ−ン装身具（ネ
ックレス）を示す全体図である。図中、符号２１は本発
明による中空体からなる第１装身具、２２は第２装身具
であり、１１はチェ−ンである。この例では中空体２
１、２２は中空球体であり、その内部にシリコンゴム２
が充填され、左右に孔部１ｄ、１ｅが、そしてシリコン
ゴム２にもこれに連続する孔部２ａが穿孔されている。
これらの孔部を通してチェーン１１が挿通されている。
チェーン１１の両端には係止具１２と環状部１３が取り
付けられており、両者が連結される構造となっている。
第１装身具２１の左右に複数の第２装身具２２が配置さ
れている。
ックレス）を示す全体図である。図中、符号２１は本発
明による中空体からなる第１装身具、２２は第２装身具
であり、１１はチェ−ンである。この例では中空体２
１、２２は中空球体であり、その内部にシリコンゴム２
が充填され、左右に孔部１ｄ、１ｅが、そしてシリコン
ゴム２にもこれに連続する孔部２ａが穿孔されている。
これらの孔部を通してチェーン１１が挿通されている。
チェーン１１の両端には係止具１２と環状部１３が取り
付けられており、両者が連結される構造となっている。
第１装身具２１の左右に複数の第２装身具２２が配置さ
れている。
【００２３】このネックレスにあっては、第１装身具２
１及び第２装身具２２はチェ−ン１１の任意の位置にて
摩擦によって停止するものであって、例えば、第１装身
具２１を中心として第２装身具２２を左右から寄せ合っ
て装身具全体を構成することもでき、一方、第１装身具
２１に対して第２装身具２２を一定のピッチでチェ−ン
１１に停止させて別の装身具のごとく配置することが可
能である。尚、図にあっては第１装身具２１と第２装身
具２２とは形状を異にした例を示したが、両者を同一の
形状としてもよいことは勿論であって、場合によって
は、第１装身具２１に孔部を穿孔せず、これより２本の
チェ−ンを固定した構造のものであってもよい。
１及び第２装身具２２はチェ−ン１１の任意の位置にて
摩擦によって停止するものであって、例えば、第１装身
具２１を中心として第２装身具２２を左右から寄せ合っ
て装身具全体を構成することもでき、一方、第１装身具
２１に対して第２装身具２２を一定のピッチでチェ−ン
１１に停止させて別の装身具のごとく配置することが可
能である。尚、図にあっては第１装身具２１と第２装身
具２２とは形状を異にした例を示したが、両者を同一の
形状としてもよいことは勿論であって、場合によって
は、第１装身具２１に孔部を穿孔せず、これより２本の
チェ−ンを固定した構造のものであってもよい。
【００２４】図３は本発明の第２のチェ−ン装身具（ネ
ックレス）を示す全体図である。図中、符号２１は本発
明による中空体からなる第１装身具、２２は第２装身具
であり、１１はチェ−ンである。中空体２１、２２は中
空球体であり、図２に説明したと同様の構造である。チ
ェーン１１の両端には係止具１２ａ、１２ｂが備えら
れ、第１装身具２１には環状部１３ａが、第２装身具２
２には環状部１３ｂがロウ付けされており、環状部１３
ａには係止具１２ｂが、そして環状部１３ｂには係止具
１２ａが連結される構造となっている。
ックレス）を示す全体図である。図中、符号２１は本発
明による中空体からなる第１装身具、２２は第２装身具
であり、１１はチェ−ンである。中空体２１、２２は中
空球体であり、図２に説明したと同様の構造である。チ
ェーン１１の両端には係止具１２ａ、１２ｂが備えら
れ、第１装身具２１には環状部１３ａが、第２装身具２
２には環状部１３ｂがロウ付けされており、環状部１３
ａには係止具１２ｂが、そして環状部１３ｂには係止具
１２ａが連結される構造となっている。
【００２５】このネックレスにあっては、第１装身具２
１及び第２装身具２２はチェ−ン１１の任意の位置にて
摩擦によって停止するものであって、ネックレスの長さ
の調節を可能としたものである。
１及び第２装身具２２はチェ−ン１１の任意の位置にて
摩擦によって停止するものであって、ネックレスの長さ
の調節を可能としたものである。
【００２６】
【発明の効果】本発明の第３で得られる中空体はこれに
挿通されるチェーンを任意の位置で停止させることが可
能となり、長さ調整が可能なネックレスやブレスレット
に使用されることは勿論、リング、イヤリング、ピアス
に適用できる中空体を製造できることとなったものであ
る。
挿通されるチェーンを任意の位置で停止させることが可
能となり、長さ調整が可能なネックレスやブレスレット
に使用されることは勿論、リング、イヤリング、ピアス
に適用できる中空体を製造できることとなったものであ
る。
【図１】図１は本発明の第３における中空体の製法の工
程図である。
程図である。
【図２】図２は本発明の第１のチェ−ン状装身具の全体
図である。
図である。
【図３】図３は本発明の第２のチェ−ン状装身具の全体
図である。
図である。
１‥本発明の中空体、 １ａ、１ｂ‥中空素材、 １ｃ‥中空体１の中空部、 １ｄ、１ｅ‥中空体に形成した孔部、 ２‥中空部内に充填されたエラストマー、 ２ａ‥エラストマーに開けられた孔部、 ３‥エラストマー充填用シリンダー、 ４‥線材、 ５‥架橋容器、 １１‥チェーン、 １２、１２ａ、１２ｂ‥係止具、 １３、１３ａ、１３ｂ‥環状部、 ２１‥第１装身具（中空体）、 ２２‥第２装身具（中空体）。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊島 徹 山梨県甲府市青沼３−11−６ (72)発明者 青木 久 山梨県甲府市住吉４−11−９ Ｆターム(参考） 3B114 AA02 AA11 BD06 BD13 FA05 FA07 JA01
Claims (11)
- 【請求項１】 第１装身具の左右に第２装身具が配置さ
れ、第１装身具から伸びるチェ−ンが第２装身具に形成
された孔部内に挿通されてなるチェ−ン状装身具であっ
て、第２装身具は孔部と異なる断面形状を有する中空体
であり、当該中空部内部に架橋エラストマーが充填され
たもので、前記チェ−ンは当該架橋エラストマ−を貫通
し、当該第２装身具はチェ−ンの任意の位置にて摩擦に
よって停止可能としたことを特徴とするチェ−ン状装身
具。 - 【請求項２】 第１装身具と第２装身具とに孔部が形成
され、この孔部内に挿通されたチェ−ンとからなり、チ
ェ−ンの各端部を対向する第１装身具及び第２装身具に
連結したチェ−ン状装身具であって、第１装身具及び第
２装身具は孔部と異なる断面形状を有する中空体であ
り、当該中空部内部に架橋エラストマーが充填されたも
ので、前記チェ−ンは当該架橋エラストマ−を貫通し、
当該第１装身具及び第２装身具はチェ−ンの任意の位置
にて摩擦によって停止可能としたことを特徴とするチェ
−ン状装身具。 - 【請求項３】 第１装身具は中空体であって、これに孔
部を穿孔し、前記中空部は孔部とは異なる断面形状をも
ちこの中空部内部に架橋エラストマーが充填されたもの
であって、チェ−ンは当該架橋エラストマ−を貫通する
ものである請求項第１項記載のチェ−ン状装身具。 - 【請求項４】 中空部の径は孔部の径よりも大きくした
請求項第１項乃至第３項記載のチエ−ン状装身具。 - 【請求項５】 架橋エラストマ−がシリコンエラストマ
−である請求項第１項乃至第４項記載のチェ−ン状装身
具。 - 【請求項６】 中空体にほぼ対向して一対の孔部を形成
し、当該孔部より中空体内部に未架橋エラストマーを圧
入して内部充填された中空体を得、次いで、前記孔部に
線材を通して中空体を数珠状に連結し、しかる後、中空
体内部の未架橋エラストマーを加熱して架橋し、その後
線材を引き抜いて内部に架橋エラストマーが充填された
中空体を得ることを特徴とするチェーン装身具に用いる
中空体の製法。 - 【請求項７】 線材を引き抜いた後、孔部を整形した請
求項１記載のチェーン装身具に用いる中空体の製法。 - 【請求項８】 エラストマーがシリコンゴムである請求
項１記載のチェーン装身具に用いる中空体の製法。 - 【請求項９】 未架橋エラストマーの架橋を温水中にて
行う請求項１記載のチェーン装身具に用いる中空体の製
法。 - 【請求項１０】 エラストマーのバリ取りの際、孔部の
形状を整形する請求項１記載のチェーン装身具に用いる
中空体の製法。 - 【請求項１１】 中空体の内部は穴部とは異形の断面形
状を有している請求項１記載のチェーン装身具に用いる
中空体の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11026812A JP2000225009A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | チェーン装身具及びこれに用いる中空体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11026812A JP2000225009A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | チェーン装身具及びこれに用いる中空体の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000225009A true JP2000225009A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12203711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11026812A Pending JP2000225009A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | チェーン装身具及びこれに用いる中空体の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000225009A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007297092A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 二液用吐出器 |
| US8950214B2 (en) | 2013-02-11 | 2015-02-10 | Pandora A/S | Component with gripping element |
| JP2021168743A (ja) * | 2020-04-14 | 2021-10-28 | 株式会社Flappers | アクセサリー用パーツ及びアクセサリー |
-
1999
- 1999-02-04 JP JP11026812A patent/JP2000225009A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007297092A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 二液用吐出器 |
| US8950214B2 (en) | 2013-02-11 | 2015-02-10 | Pandora A/S | Component with gripping element |
| US9839266B2 (en) | 2013-02-11 | 2017-12-12 | Pandora A/S | Component with gripping element |
| JP2021168743A (ja) * | 2020-04-14 | 2021-10-28 | 株式会社Flappers | アクセサリー用パーツ及びアクセサリー |
| JP7425271B2 (ja) | 2020-04-14 | 2024-01-31 | 株式会社Flappers | アクセサリー用パーツ及びアクセサリー |
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