JP2000222737A - 光ディスク評価装置、光ディスクの評価方法及び光ディスクの製造方法 - Google Patents

光ディスク評価装置、光ディスクの評価方法及び光ディスクの製造方法

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JP2000222737A
JP2000222737A JP11020962A JP2096299A JP2000222737A JP 2000222737 A JP2000222737 A JP 2000222737A JP 11020962 A JP11020962 A JP 11020962A JP 2096299 A JP2096299 A JP 2096299A JP 2000222737 A JP2000222737 A JP 2000222737A
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JP11020962A
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Seiji Kobayashi
誠司 小林
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ディスク評価装置、光ディスク
の評価方法及び光ディスクの製造方法に関し、例えばコ
ンパクトディスク(CD)等の光ディスクの製造工程、
品質管理に適用して、従来に比してジッター等の測定精
度を向上することができるようにする。 【解決手段】 光ディスクの複数回のアクセスにおける
同一ピット又は同一マーク間の平均値により評価値を測
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク評価装
置、光ディスクの評価方法及び光ディスクの製造方法に
関し、例えばコンパクトディスク(CD)等の光ディス
クの製造工程、品質管理に適用することができる。本発
明は、光ディスクの複数回のアクセスにおける同一ピッ
ト又は同一マーク間の平均値により評価値を測定するこ
とにより、従来に比してジッター等の測定精度を向上す
ることができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスクの製造工場に
おいては、いわゆるジッターメータ、TIA(Time Int
erval Analyzer)によるコンパクトディスクの評価結果
を利用して製造工程を管理するようになされている。
【0003】ここでこれらの装置は、コンパクトディス
クのジッターを定量的に測定する測定装置であり、TI
Aは、ピット長及びスペース長毎にジッターの測定結果
を分類して提示する装置である。これらの装置は、何れ
もコンパクトディスクより得られる再生信号について、
再生信号に基づいて基準位置からピット、エッジ、マー
クのエッジの位相方向の変位を定量的に測定することに
よりジッターを検出するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにし
て測定されるジッターは、再生系である電気回路のノイ
ズ、レーザビームに含まれるレーザノイズ等により影響
を受ける。
【0005】これにより従来、これらの装置による測定
結果は、測定精度が実用上未だ不十分な問題があった。
すなわち従来装置では、同一のコンパクトディスクを同
一装置で繰り返し測定する場合には、測定値が毎回異な
る場合もあり、また同一のコンパクトディスクを異なる
装置で測定すると、測定装置によって測定値が異なる場
合があった。
【0006】このような問題を解決する1つの方法とし
て、コンパクトディスクを低速度で回転させて測定する
方法が考えられる。すなわちコンパクトディスクを低速
度で回転させれば、コンパクトディスクによるジッター
と、測定装置側で発生するノイズとの周波数帯域を分離
でき、例えばフィルタにより測定装置側で発生するノイ
ズを除去して簡易にコンパクトディスクによるジッター
を精度良く測定できると考えられる。
【0007】ところがこのようにコンパクトディスクを
低速度で回転させる方法にあっては、コンパクトディス
クの回転速度の低下により安定にトラッキング制御する
ことが困難になり、またコンパクトディスクの回転自体
も不安定になり、実用的ではない。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比してジッターの測定精度を向上することが
できる光ディスク評価装置及び光ディスクの評価方法
と、この評価装置等による測定結果を利用した光ディス
クの製造方法を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1又は請求項5に係る発明においては、光ディ
スク評価装置又は光ディスクの評価方法に適用して、光
ディスクの複数回のアクセスにおける同一ピット又は同
一マーク間の平均値により評価値を測定する。
【0010】また請求項9に係る発明においては、光デ
ィスクの製造方法に適用して、光ディスクの複数回のア
クセスにおける同一ピット又は同一マーク間の平均値に
より光ディスクを評価する評価値を測定し、この評価値
を基準にして光ディスクの作成条件を最適化する。
【0011】請求項1又は請求項5に係る構成によれ
ば、光ディスクの複数回のアクセスにおける同一ピット
又は同一マーク間の平均値により評価値を測定すること
により、電気系で発生するノイズ、レーザ光線に含まれ
るノイズ等の影響を軽減してなる評価値を得ることがで
きる。従ってその分、従来に比して高い精度によりジッ
ター等の評価値を測定することができる。
【0012】これにより請求項9に係る構成によれば、
このようにして得られる評価値を基準にして光ディスク
の作成条件を最適化して、高い品質の光ディスクを作成
することができ、またその分光ディスクの記録密度を向
上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0014】(1)第1の実施の形態 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク評
価装置を示すブロック図である。この光ディスク評価装
置1は、コンパクトディスク2のジッターを測定して測
定結果MJを出力する。
【0015】すなわち光ディスク評価装置1において、
スピンドルモータ3は、サーボ回路4の制御によりコン
パクトディスク2を線速度一定の条件により回転駆動す
る。光ピックアップ5は、コンパクトディスク2にレー
ザービームを照射してその戻り光を受光することによ
り、図3に示すように、ピットに応じて信号レベルが変
化する再生信号RFを出力する(図3(A)及び
(B))。このとき光ピックアップ5は、戻り光の受光
結果に基づいたサーボ回路4の制御によりトラッキング
制御及びフォーカス制御される。
【0016】2値化回路6は、この再生信号RFを2値
識別して2値化信号を出力する。EFM(Eight to Fou
rteen Modulation)復調回路7は、この2値化信号より
クロックを再生し、このクロックを基準にして2値化信
号を順次ラッチすることにより、ピット及びスペースに
対応する2値化データを生成する。EFM復調回路7
は、この2値化データを所定のデータ単位で区切って処
理することにより、8ビットパラレルによる再生データ
を生成して出力する。
【0017】ECC(Error Correction Code )回路8
は、この再生データに含まれる誤り訂正符号により再生
データに含まれるオーディオデータを誤り訂正処理して
出力する。ディジタルアナログ変換回路(D/A)9
は、このECC回路8より出力されるオーディオデータ
をディジタルアナログ変換処理し、これによりアナログ
信号によるオーディオ信号SAを出力する。これにより
この光ディスク評価装置1では、オーディオ信号による
再生結果に基づいてコンパクトディスクの異常を簡易に
検出できるようになされ、またジッターの測定箇所をオ
ーディオ信号により確認できるようになされている。
【0018】発振回路(OSC:oscillator)10は、
水晶発振回路であり、所定周波数によるサンプリングク
ロックSCKを生成して出力する(図3(C))。ここ
でこのサンプリングクロックSCKは、再生信号RFに
対して充分に高い周波数に設定され、この実施の形態で
は光ピックアップ5のカットオフ周波数が約1.5〔M
Hz〕であるのに対し、このカットオフ周波数の2倍以
上の例えば10〔MHz〕又は20〔MHz〕に設定さ
れるようになされている。これによりこの実施の形態で
は、このサンプリングクロックSCKにより再生信号R
Fをアナログディジタル変換処理してジッターを測定す
るにつき、測定結果における量子化ノイズの影響を軽減
するようになされている。
【0019】アナログディジタル変換回路(A/D)1
2は、このサンプリングクロックSCKにより再生信号
RFをアナログディジタル変換処理し、8ビットによる
ディジタル再生信号SRFを生成して出力する。
【0020】メモリ13は、このディジタル再生信号S
RFを保持し、中央処理ユニット(CPU)14の制御
により中央処理ユニット14に出力する。
【0021】中央処理ユニット14は、事前に設定され
た所定の測定箇所を再生するように、サーボ回路4に光
ピックアップ5の制御を指示する。さらに中央処理ユニ
ット14は、メモリ13に保持されたディジタル再生信
号SRFを読み出して処理することにより、ジッターを
測定し、その測定結果MJを出力する。
【0022】図1は、この中央処理ユニット14の処理
手順を示すフローチャートである。中央処理ユニット1
4は、この処理手順を実行することによりコンパクトデ
ィスク2に設定された測定箇所についてジッターを測定
して測定結果MJを出力する。
【0023】すなわち中央処理ユニット14は、ユーザ
ーにより測定の開始が指示されると、ステップSP1か
らステップSP2に移り、ここで測定回数を示す変数Z
を値0にセットする。続いて中央処理ユニット14は、
ステップSP3に移り、サーボ回路4の動作を制御して
光ピックアップ5をシークさせ、事前に設定された測定
箇所をアクセスすると共に、測定回数を示す変数Zを値
1だけインクリメントする。
【0024】ここで中央処理ユニット14は、事前に、
コンパクトディスク2におけるジッターの測定箇所をコ
ンパクトディスク2に記録されたタイムコードを基準に
して設定できるようになされている。これにより中央処
理ユニット14は、例えばユーザーにより測定開始箇所
が(10分、5秒、0フレーム)と指定されている場合
には、サーボ回路4の制御により10分5秒0フレーム
に光ピックアップ5をシークさせ、この10分5秒0フ
レームよりディジタル再生信号SRFをメモリ13に記
録する。中央処理ユニット14は、同様のユーザーの設
定による測定終了箇所になると、ディジタル再生信号S
RFのメモリ13への記録を停止し、ステップSP4に
移る。
【0025】このステップSP4において、中央処理ユ
ニット14は、メモリ13に記録したディジタル再生信
号SRFを内部メモリに転送する。
【0026】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP5に移り、測定回数を示す変数Zが事前に設定され
た繰り返し回数Zmax以下か否か判断し、ここで肯定
結果が得られると、ステップSP3に戻る。これにより
中央処理ユニット14は、事前に設定された繰り返し回
数Zmaxだけ、同一の測定箇所を繰り返しアクセスし
てディジタル再生信号SRFを取り込む。
【0027】なお以下において、このようにして各測定
回毎に検出されるディジタル再生信号SRFを変数Zに
より特定し、また各測定回において時系列により得られ
るディジタル再生信号SRFのサンプル値を変数kによ
り特定し、ディジタル再生信号をSRF(k,Z)によ
り示す。従ってこのディジタル再生信号SRF(k,
Z)における変数Zは、1≦Z≦Zmaxであり、変数
kは、1≦k≦ks(ksは、ディジタル再生信号にお
けるサンプル数の総数であり、各測定回毎にメモリ13
に展開されたディジタル再生信号SRFの配列の大きさ
である)である。
【0028】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP6に移る。ここで中央処理ユニット14は、図4に
おいて詳細に説明する位置ずれ補正処理により、各測定
回間におけるディジタル再生信号SRF(k,Z)間の
サンプリング点の位置ずれ(タイミングのずれである)
を補正し、位置ずれが補正されて、かつチャンネルクロ
ックを基準にしてサンプリング数を低減してなるディジ
タル再生信号CRF(n,Z)を生成する。なおここで
変数nは、このディジタル再生信号CRFについて、サ
ンプリング値の先頭からの順番を示すものである。
【0029】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP7において、このようにして生成されたZmax回
の測定によるディジタル再生信号CRF(n,Z)を用
いて次式の演算処理を実行することにより、Zmax回
の測定によるディジタル再生信号CRF(n,Z)を平
均化して平均化再生信号MRF(n)を生成する。但
し、ΣはZ=1〜Zmaxの範囲に関しての総和演算で
ある。
【0030】
【数1】
【0031】これにより中央処理ユニット14は、測定
結果より、再生系で発生するノイズの影響を除去する。
【0032】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP8に移り、図7及び図8において詳細に説明するメ
ディアジッターMJの計算処理を実行することにより、
コンパクトディスク2のジッターを検出し、必要に応じ
て外部機器に出力した後、ステップSP9に移ってこの
処理手順を終了する。
【0033】図4は、図1のステップSP6について説
明した位置ずれ補正処理を詳細に示すフローチャートで
ある。中央処理ユニット14は、この処理手順を実行す
ることにより、各測定回間におけるディジタル再生信号
SRF(k,Z)間のサンプリング点のずれを補正し、
チャンネルクロックを基準にしてサンプリング数が低減
されてなるディジタル再生信号CRF(n,Z)を生成
する。
【0034】中央処理ユニット14は、この位置ずれ補
正処理において、ステップSP10からステップSP1
1に移り、測定回数を示す変数Zを値0に初期化する。
続いて中央処理ユニット14は、ステップSP12に移
り、測定回数を示す変数Zを値1だけインクリメントす
る。さらに中央処理ユニット14は、この変数Zにより
特定される測定回のディジタル再生信号SRF(k、
Z)について、順次所定のしきい値と比較して比較結果
を得ることにより、ディジタル再生信号SRF(k、
Z)を2値化して2値化信号BRF(k、Z)を作成す
る(図3(D))。
【0035】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP13に移り、この2値化信号BRF(k、Z)を基
準にしたPLL回路のシュミレーションによりチャンネ
ルクロックRCK(k、Z)を再生する(図3
(E))。なおここで中央処理ユニット14は、ディジ
タル再生信号SRF(k、Z)のサンプリング点に対応
して論理レベルを順次配列してチャンネルクロックRC
K(k、Z)を再生する。
【0036】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP14に移り、図5により詳細に説明するクロック変
換点抽出処理を実行する。これにより中央処理ユニット
14は、2値化信号BRF(k、Z)より、チャンネル
クロックRCK(k、Z)の立ち下がりの変化点に対応
するサンプリング値を順次抽出し、チャンネルクロック
RCK(k、Z)を基準にしてサンプリング数が低減し
てなる2値化信号BD(n,Z)を生成する。また同様
にして、ディジタル再生信号SRF(k、Z)より、チ
ャンネルクロックRCK(k、Z)の立ち上がりの変化
点に対応するサンプリング値を順次抽出し、チャンネル
クロックRCK(k、Z)を基準にしてサンプリング数
が低減してなるディジタル再生信号TRF(n,Z)を
生成する。
【0037】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP15に移り、変数Zが値1か否か判断することによ
り、処理対象の測定結果が第1回目のものか否か判断す
る。ここで肯定結果が得られると、中央処理ユニット1
4は、ステップSP16に移り、位置ずれ量を示す変数
Xを値0に設定する。
【0038】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP17に移り、ここで次式の演算処理によりディジタ
ル再生信号TRF(n,Z)におけるサンプリングのタ
イミングを補正し、これにより位置ずれを補正してなる
ディジタル再生信号CRF(n,Z)を生成する。
【0039】
【数2】
【0040】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP18に移り、ここで変数Zが繰り返しの回数Zma
x以下か否か判断し、肯定結果が得られると、ステップ
SP12に戻る。
【0041】これにより中央処理ユニット14は、第2
回目の測定結果について、順次ステップSP12−SP
13−SP14の処理手順を繰り返し、チャンネルクロ
ックRCK(k、Z)を基準にしてサンプリング数が低
減してなる2値化信号BD(n,Z)、チャンネルクロ
ックRCK(k、Z)を基準にしてサンプリング数が低
減してなるディジタル再生信号TRF(n,Z)を生成
する。
【0042】この場合中央処理ユニット14は、続くス
テップSP15において、否定結果が得られることによ
り、この場合はステップSP15からステップSP19
に移り、図6において詳細に説明にする位置ずれ量検出
処理を実行する。これにより中央処理ユニット14は、
チャンネルクロックを単位にして第1回目の測定結果に
対するZ回目における測定結果のサンプリング点のずれ
量Xを検出した後、ステップSP17に移ってずれ量X
を補正する。
【0043】これにより中央処理ユニット14は、ステ
ップSP12−SP13−SP14−SP15−SP1
9−SP17−SP18−SP12の処理手順を繰り返
し、Zmax回の測定結果について、第1回目の測定結
果に対するサンプリング点の位置ずれを順次補正し、最
終回の測定結果について位置ずれを補正すると、ステッ
プSP18において否定結果が得られることにより、ス
テップSP18からステップSP20に移り、元のメイ
ンルーチンに戻る。
【0044】図5は、図4におけるステップSP14の
クロック変化点抽出処理を詳細に示すフローチャートで
ある。中央処理ユニット14は、この処理手順におい
て、ステップSP22からステップSP23に移り、変
数n及びkを値1に初期化する。続いて中央処理ユニッ
ト14は、ステップSP24に移り、変数kを値1だけ
インクリメントする。
【0045】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP25に移り、変数kにより特定されるチャンネルク
ロックRCK(k,Z)が論理1で、かつこの直前の変
数k−1により特定されるチャンネルクロックRCK
(k−1,Z)が論理0か否か判断することにより、こ
の変数kにより特定されるサンプリング点でチャンネル
クロックRCK(k,Z)の論理レベルが立ち上がって
いるか否か判断する。
【0046】ここで肯定結果が得られると、中央処理ユ
ニット14は、ステップSP26に移り、この変数kに
より特定されるサンプリング点のディジタル再生信号S
RF(k,Z)を選択して、チャンネルクロックRCK
(k、Z)を基準にしてサンプリング数が低減してなる
ディジタル再生信号TRF(n,Z)に登録する。
【0047】さらに中央処理ユニット14は、変数nを
値1だけインクリメントした後、ステップSP27に移
る。これに対してステップSP25において否定結果が
得られると、中央処理ユニット14は、ステップSP2
5から直接ステップSP27に移る。
【0048】このステップSP27において、中央処理
ユニット14は、ステップSP25とは逆に、変数kに
より特定されるチャンネルクロックRCK(k,Z)が
論理0で、かつこの直前の変数k−1により特定される
チャンネルクロックRCK(k−1,Z)が論理1か否
か判断することにより、この変数kにより特定されるサ
ンプリング点でチャンネルクロックRCK(k,Z)の
論理レベルが立ち下がっているか否か判断する。
【0049】ここで肯定結果が得られると、中央処理ユ
ニット14は、ステップSP28に移り、この変数kに
より特定されるサンプリング点の2値化信号BRF
(k,Z)を選択して、チャンネルクロックRCK
(k、Z)を基準にしてサンプリング数が低減してなる
2値化信号BD(n,Z)に登録した後、ステップSP
29に移る。
【0050】これに対してステップSP27において否
定結果が得られると、中央処理ユニット14は、ステッ
プSP27から直接ステップSP29に移る。
【0051】このステップSP29において、中央処理
ユニット24は、変数kがこの変数kの最終値ksより
小さいか否か判断し、ここで肯定結果が得られると、ス
テップSP24に戻る。
【0052】これにより中央処理ユニット14は、ステ
ップSP24−SP25−SP26−SP27−SP2
8−SP29−SP24の処理手順を、チャンネルクロ
ックRCK(k、Z)の各サンプリング点毎に繰り返し
てチャンネルクロックRCK(k、Z)の立ち上がり及
び立ち下がりを検出する。さらにチャンネルクロックR
CK(k、Z)の立ち上がりについては、対応するサン
プリング点のディジタル再生信号SRF(k,Z)を選
択的に登録することにより、チャンネルクロックRCK
(k、Z)を基準にしてサンプリング数が低減してなる
ディジタル再生信号TRF(n,Z)を生成する。また
チャンネルクロックRCK(k、Z)の立ち下がりにつ
いては、対応するサンプリング点の2値化信号BRF
(k,Z)を選択的に登録することにより、チャンネル
クロックRCK(k、Z)を基準にしてサンプリング数
が低減してなる2値化信号BD(n,Z)を生成する。
【0053】中央処理ユニット14は、このようにして
全てのサンプリング点について、チャンネルクロックR
CK(k、Z)の立ち上がり及び立ち下がりを検出する
と、ステップSP29において否定結果が得られること
により、ステップSP29からステップSP30に移
る。ここで中央処理ユニット14は、ステップSP26
において立ち上がりエッジを検出する毎にインクリメン
トした変数nをこの変数nの最終値Nとして登録した
後、ステップSP31に移ってこの処理手順を終了す
る。かくするにつき、この変数nにおいては、チャンネ
ルクロックRCK(n、Z)の立ち上がりに応じてイン
クリメントされていることにより、中央処理ユニット1
4は、メモリ13に記録したディジタル再生信号SRF
について、このディジタル再生信号SRFに含まれるチ
ャンネルクロックRCK(n、Z)の立ち上がり変化点
の総数を最終値Nとして登録することになる。
【0054】図6は、図4のステップSP19について
上述したずれ量検出処理を詳細に示すフローチャートで
ある。中央処理ユニット14は、この処理手順により初
回の測定を基準にして各測定回におけるディジタル再生
信号TRFのサンプリング点のずれ量Xを検出する。
【0055】中央処理ユニット14は、この処理手順に
おいて、ステップSP30からステップSP31に移
り、位置ずれ量を表す変数mを初期値である値−10に
セットする。ここでこの初期値は、繰り返し同一の測定
箇所をアクセスした場合に発生するサンプリング点のず
れの最大値より大きな値をチャンネルクロックRCK
(k、Z)の数により表したものである。
【0056】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP32に移り、この変数mを値1だけインクリメント
する。さらに測定結果の順序を示す変数nを値1に初期
化し、またカウンタのカウント値countを値0に初
期化する。
【0057】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP33に移り、ここで第1回目の測定結果であるディ
ジタル再生信号SRF(k,0)より検出したサンプリ
ング数が低減されてなる2値化信号BD(n,0)と、
Z回目の測定結果であるディジタル再生信号SRF
(k,Z)より検出したサンプリング数が低減されてな
る2値化信号BD(n,Z)とについて、変数nにより
特定される2値化信号BD(n,0)のサンプル値と、
変数n+mにより特定される2値化信号BD(n+m,
Z)のサンプル値とが一致するか否か判断する。
【0058】ここで否定結果が得られると、この場合、
位置ずれ量mの分だけZ回目の2値化信号BD(n,
Z)のタイミングを変化させて、第1回目の2値化信号
BD(n,0)と重ね合せても、変数nにより特定され
るタイミングにおいては、論理レベルが一致していない
ことにより、中央処理ユニット14は、ステップSP3
3からステップSP34に移り、カウント値count
を値1だけインクリメントした後、ステップSP35に
移り、変数nを値1だけインクリメントする。
【0059】これに対してステップSP33において肯
定結果が得られると、中央処理ユニット14は、ステッ
プSP33から直接ステップSP35に移って変数nを
値1だけインクリメントする。
【0060】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP36において、ステップSP30(図5)で登録し
た最終値Nであるディジタル再生信号SRFに含まれる
チャンネルクロックRCK(n、Z)の数より変数nが
少ないか否か判断し、ここで肯定結果が得られると、ス
テップSP33に戻る。
【0061】これにより中央処理ユニット14は、チャ
ンネルクロックによるクロック数m(この場合は値−9
である)だけZ回目の2値化信号BD(n+m,Z)の
タイミングをシフトさせた状態で、順次変数nを歩進し
てステップSP33−SP34−SP35−SP36−
SP33又はステップSP33−SP35−SP36−
SP33の処理手順を繰り返し、1回目の2値化信号B
D(n,0)との間で異なる論理レベルのクロック数を
カウントする。
【0062】このようにして得られるカウント値cou
ntは、サンプリング点のずれ量と変数mとが一致して
いる場合、ほぼ値0となる。これにより中央処理ユニッ
ト14は、最終値NまでステップSP33−SP34−
SP35−SP36−SP33又はステップSP33−
SP35−SP36−SP33の処理手順を繰り返す
と、ステップSP36において否定結果が得られること
により、ステップSP37に移り、事前に設定した基準
値Ctに比してカウント値countが小さいか否か判
断する。
【0063】ここで否定結果が得られると、中央処理ユ
ニット14は、ステップSP38に移り、変数mが値1
0以下か否か判断し、ここで肯定結果が得られると、ス
テップSP32に戻る。これにより中央処理ユニット1
4は、変数mをインクリメントして同様の処理手順を繰
り返す。
【0064】このようにして変数mを順次インクリメン
トして論理レベルを比較するにつき、サンプリング点の
ずれ量と変数mとが一致すると、カウント値count
がほぼ値0となることにより、中央処理ユニット14
は、ステップSP37において肯定結果が得られ、ステ
ップSP37からステップSP39に移る。ここで中央
処理ユニット14は、このようにステップSP37で肯
定結果の得られた変数値mをずれ量Xに設定した後、ス
テップSP40に移ってこの処理手順を終了する。
【0065】これに対して一定範囲以上(この場合は1
回目の測定結果に対して20チャンネルクロック分)タ
イミングを変化させても、カウント値countが基準
値Ctより小さな値にならない場合、この場合、中央処
理ユニット14は、ステップSP38において否定結果
が得られることにより、何らかの異常が発生したと判断
してステップSP38からステップSP41に移り、こ
こでエラー表示をした後、ステップSP42に移って全
体の処理を終了する。
【0066】図7及び図8は、図1のステップSP8に
おいて上述したメディアジッター計算処理を詳細に示す
フローチャートである。中央処理ユニット14は、この
処理手順において、ステップSP50からステップSP
51に移り、標準再生信号レベルVr(p0,s0,p1,s1,p
2)及びVf(p0,s0,p1,s1,p2)、これら標準再生信号
レベルVr(p0,s0,p1,s1,p2)及びVf(p0,s0,p1,s1,
p2)の計算に使用するカウント値Nr(p0,s0,p1,s1,p
2)及びNf(p0,s0,p1,s1,p2)のテーブルを値0にセ
ットしてクリアする。
【0067】ここで標準再生信号レベルVr(p0,s0,p
1,s1,p2)は、再生信号RFの立ち上がりエッジ部分
(前端部)から得られる標準の再生信号レベルであり、
標準再生信号レベルVf(p0,s0,p1,s1,p2)は、再生信
号RFの立ち下がりエッジ部分(後端部)から得られる
標準の再生信号レベルである。
【0068】ここでこの実施の形態では、ピット及びス
ペースの組み合わせ毎にジッターを集計し、これら標準
再生信号レベルVr(p0,s0,p1,s1,p2)、Vf(p0,s0,
p1,s1,p2)、カウント値Nr(p0,s0,p1,s1,p2)、Nf
(p0,s0,p1,s1,p2)を各組み合わせ毎に測定する。
【0069】ここでこの分類は、測定対象であるピット
を中心にして前後のスペース、ピットについて、これら
ピット長、スペース長の組み合わせにより設定される。
このためこの実施の形態においては、このように分類さ
れる各測定値を、レーザービームが走査する順番で順次
この組み合わせに係るピット及びスペースの長さを括弧
書きにより示す。
【0070】従って図3(A)において符号P1により
示す基本周期Tの4倍の長さであるピットを測定対象と
した場合、前後のスペースS0、S1の長さがそれぞれ
基本周期Tに対して4倍、6倍であり、前後のピットP
0、P2の長さがそれぞれ基本周期Tに対して4倍、4
倍の場合、標準再生信号レベルVr(p0,s0,p1,s1,p
2)、Vf(p0,s0,p1,s1,p2)、カウント値Nr(p0,s
0,p1,s1,p2)、Nf(p0,s0,p1,s1,p2)を、それぞれV
r(5,4,4,6,4)、Vf(5,4,4,6,
4)、Nr(5,4,4,6,4)、Nf(5,4,
4,6,4)により示す。
【0071】中央処理ユニット14は、このステップS
P51において、併せてポインターpを値0にセットす
る。ここでポインターpは、図6の処理手順について上
述した変数nと同様に各クロック周期を特定する変数で
あり、この処理手順においては、処理対象の特定に使用
される。
【0072】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP51からステップSP52に移り、ポインターpを
値1だけインクリメントする。続いて中央処理ユニット
14は、ステップSP53に移り、ポインターpにより
特定される平均化再生信号MRF(p)がピットのエッ
ジか否か判断する。
【0073】ここで中央処理ユニット14は、ポインタ
ーpで指定される平均化再生信号MRF(p)が、MR
F(p−1)<Vtであり、かつMRF(p+1)>V
tの場合、立ち上がりエッジと判定する。なおここでV
tは、再生信号RFを2値化する際のスライスレベルで
ある。
【0074】またこれとは逆に、ポインターpで指定さ
れる平均化再生信号MRF(p)が、MRF(p−1)
>Vtであり、かつMRF(p+1)<Vtの場合、中
央処理ユニット14は、立ち下がりエッジと判定する。
【0075】このステップSP53において、立ち上が
りエッジと判定すると、中央処理ユニット14は、ステ
ップSP53からステップSP54に移り、分類に供す
るパターンを検出する。すなわち中央処理ユニット14
は、クロック周期でポインターpにより指定されるタイ
ミングを中心にして、前後所定範囲で2値化信号BD
(n,0)の論理レベルを判定し、これによりポインタ
ーpにより立ち上がりエッジと判定されてなるピットの
ピット長、前後のスペース及びピットついて、ピット
長、スペース長を検出し、これにより上述した分類を検
出する。
【0076】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP55に移り、次式の演算処理を実行することによ
り、立ち上がりエッジに対応する標準再生信号レベルV
r(p0,s0,p1,s1,p2)のテーブルに、このポインターp
により特定される平均化再生信号MRF(p)の信号レ
ベルを加算し、また対応するカウンターNr(p0,s0,p
1,s1,p2)を値1だけインクリメントした後、ステップ
SP56に移る。
【0077】
【数3】
【0078】これに対してステップSP53において、
立ち下がりエッジと判定した場合、中央処理ユニット1
4は、ステップSP57に移る。ここで中央処理ユニッ
ト14は、ステップSP54と同様に、分類に供するパ
ターンを検出する。すなわち中央処理ユニット14は、
クロック周期でポインターpにより指定されるタイミン
グを中心にして、前後所定範囲で2値化信号BD(n,
0)の論理レベルを判定し、これによりポインターpに
より立ち下がりエッジと判定されてなるピットのピット
長、前後のスペース及びピットついて、ピット長、スペ
ース長を検出し、これにより上述した分類を検出する。
【0079】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP58に移り、次式の演算処理を実行することによ
り、立ち下がりエッジに対応する標準再生信号レベルV
f(p0,s0,p1,s1,p2)のテーブルに、このポインターp
により特定される平均化再生信号MRF(p)の信号レ
ベルを加算し、また対応するカウンターNf(p0,s0,p
1,s1,p2)を値1だけインクリメントした後、ステップ
SP56に移る。
【0080】
【数4】
【0081】また中央処理ユニット14は、ステップS
P53において、立ち上がりエッジの判定条件、立ち下
がりエッジの判定条件の何れをも満足しない場合、直接
ステップSP56に移る。
【0082】中央処理ユニット14は、このステップS
P56において、ポインターpが最終値Nか否か判断
し、ここで否定結果が得られると、ステップSP52に
戻る。
【0083】これにより中央処理ユニット14は、順次
ポインターpによりチャンネルクロック周期で順次立ち
上がりエッジ、立ち下がりエッジを判定し、立ち上がり
エッジ、立ち下がりエッジについては、各パターン毎
に、平均化再生信号MRF(p)の信号レベルを累積す
る。
【0084】中央処理ユニット14は、このようにして
平均化再生信号MRF(p)の全てについてエッジを判
定すると、ステップSP56において肯定結果が得られ
ることにより、ステップSP59に移る。
【0085】ここで中央処理ユニット14は、次式の演
算処理を実行することにより、テーブルに記録した各平
均化再生信号MRF(p)の信号レベルの累積値をそれ
ぞれ平均値化する。
【0086】
【数5】
【0087】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP60(図8)に移り、計算に使用する各変数Sr、
Sf、Mr、Mf、ポインターpを値0にセットしてク
リアする。なおここで変数Sr、Sfは、それぞれ立ち
上がりエッジ及び立ち下がりエッジのメディアジッター
を計算するための中間変数であり、Mr、Mfは、それ
ぞれ中間変数Sr、Sfの計算回数を示すカウント値で
ある。
【0088】中央処理ユニット14は、続いてステップ
SP61に移り、ポインターpを値1だけインクリメン
トする。続いて中央処理ユニット14は、ステップSP
62に移り、ステップSP53について上述したと同様
にして、ポインターpにより特定される平均化再生信号
MRF(p)がピットのエッジか否か判断する。
【0089】このステップSP62において、立ち上が
りエッジと判定すると、中央処理ユニット14は、ステ
ップSP62からステップSP63に移り、ステップS
P54について上述したと同様にして、分類に供するパ
ターンを検出する。
【0090】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP64に移り、次式の演算処理を実行することによ
り、立ち上がりエッジに対応する中間変数Sr(p0,s0,
p1,s1,p2)のテーブルに、平均化再生信号MRF(p)
の信号レベルと、ステップSP57で計算した対応する
標準再生信号レベルVr(p0,s0,p1,s1,p2)との差の二
乗値を加算し、また対応するカウント値Mr(p0,s0,p
1,s1,p2)を値1だけインクリメントした後、ステップ
SP65に移る。
【0091】
【数6】
【0092】これに対してステップSP62において、
立ち下がりエッジと判定した場合、中央処理ユニット1
4は、ステップSP66に移り、ここでステップSP5
7について上述したと同様にして分類に供するパターン
を検出する。
【0093】続いて中央処理ユニット14は、ステップ
SP67に移り、次式の演算処理を実行することによ
り、立ち下がりエッジに対応する中間変数Sf(p0,s0,
p1,s1,p2)のテーブルに、平均化再生信号MRF(p)
の信号レベルと、ステップSP57で計算した対応する
標準再生信号レベルVf(p0,s0,p1,s1,p2)との差の二
乗値を加算し、また対応するカウント値Mf(p0,s0,p
1,s1,p2)を値1だけインクリメントした後、ステップ
SP65に移る。
【0094】
【数7】
【0095】また中央処理ユニット14は、このステッ
プSP62において、立ち上がりエッジの判定条件、立
ち下がりエッジの判定条件の何れをも満足しない場合、
直接ステップSP65に移る。
【0096】中央処理ユニット14は、このステップS
P65において、ポインターpが最終値Nか否か判断
し、ここで否定結果が得られると、ステップSP61に
戻る。
【0097】これにより中央処理ユニット14は、順次
ポインターpによりチャンネルクロック周期で順次立ち
上がりエッジ、立ち下がりエッジを判定し、立ち上がり
エッジ、立ち下がりエッジについては、各パターン毎
に、中間変数Sf(p0,s0,p1,s1,p2)、Sr(p0,s0,p
1,s1,p2)を更新し、また対応するカウント値Mf(p0,
s0,p1,s1,p2)、Mr(p0,s0,p1,s1,p2)を更新する。
【0098】中央処理ユニット14は、このようにして
平均化再生信号MRF(p)の全てについてエッジを判
定すると、ステップSP65において肯定結果が得られ
ることにより、ステップSP68に移る。
【0099】ここで中央処理ユニット14は、次式の演
算処理を実行することにより、各分類毎に分散Qr(p
0,s0,p1,s1,p2)及びQf(p0,s0,p1,s1,p2)を計算す
る。なおここでsqrtは平方根演算を表す。
【0100】
【数7】
【0101】続いて中央処理ユニット15は、ステップ
SP69に移り、ここで次式の演算処理を実行する。
【0102】
【数9】
【0103】ここでα及びβは、図9に示すように、そ
れぞれ立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジに対する
補正値α=Δt/ΔVr、β=Δt/ΔVfであり、Δ
Vr、ΔVfは、微小時間Δt経過したときに観察され
るアナログディジタル変換回路12における出力値の変
化であり、それぞれ立ち上がりエッジ及び立ち下がりエ
ッジに対応する出力値である。
【0104】これにより中央処理ユニット14は、各分
散Qr(p0,s0,p1,s1,p2)及びQf(p0,s0,p1,s1,p2)
を正規化してメディアジッターMjr(p0,s0,p1,s1,p
2)及びMjf(p0,s0,p1,s1,p2)を算出し、アナログ
ディジタル変換回路12の特性による測定精度の劣化を
防止した後、ステップSP70に移ってこの処理手順を
終了する。
【0105】(2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、コンパクトディスク2は、光ディ
スク評価装置1において(図2)、タイムコードを基準
にしたアクセスにより同一箇所が繰り返しアクセスされ
(図1)、その結果、同一の測定箇所より繰り返し再生
信号RFが得られる。光ディスク評価装置1では、この
再生信号RFが2値化回路6で2値化された後、EFM
復調回路7でオーディオデータが復調され、さらに続く
ECC回路8により誤り訂正処理された後、アナログ信
号に変換されて出力される。これによりコンパクトディ
スク2においては、再生されたオーディオ信号SAをモ
ニタして顕著な異常が検出され、またジッターの測定箇
所がオーディオ信号SAにより確認される。
【0106】このようなオーディオ処理系とは別に、光
ディスク評価装置1では、再生信号RFが高速度により
アナログディジタル変換処理されてディジタル再生信号
SRFが生成され、このディジタル再生信号SRFがメ
モリ13に保存される。光ディスク評価装置1では、こ
のメモリ13に保存されたディジタル再生信号SRFに
よりジッターが測定される。これによりこの光ディスク
評価装置1においては、必要に応じてこのメモリ13に
記録されたディジタル再生信号SRFをパーソナルコン
ピュータ等にダウンロードして別途ジッターを評価する
こともでき、各種機器との間でジッター測定値を比較検
討して信頼性を向上することができる。
【0107】かくするにつきこのようにしてメモリ13
に保存されたディジタル再生信号SRFは、各測定回の
ディジタル再生信号SRF毎に、所定のしきい値により
2値化されて2値化信号BRF(k,Z)が生成され
(図4及び図5)、さらにこの2値化信号BRF(k,
Z)を基準にしてチャンネルクロックRCK(k,Z)
が生成される。さらにこのチャンネルククロックRCK
(k,Z)について、変化点が検出され、この変化点に
対応するディジタル再生信号SRFのサンプリング値が
選択されて、チャンネルククロックRCK(k,Z)を
基準にしてサンプリング数が低減されてなるディジタル
再生信号TRF(n,Z)が生成される。また同様にし
てサンプリング数が低減されてなる2値化信号BD
(n,Z)が生成される。
【0108】これにより光ディスク評価装置1では、ア
ナログディジタル変換回路12におけるサンプリング周
波数を高速度化すると共に、その結果増大するサンプリ
ング数を低減してジッターを測定することにより、演算
処理に要する時間を短縮してジッターの測定精度を向上
するようになされている。
【0109】このようにしてサンプリング数が低減され
てなる各測定回毎のディジタル再生信号TRF(n,
Z)は(図6)、チャンネルクロック周期で対応する2
値化信号BD(n,Z)のタイミングを順次変化させ
て、第1回目の測定による2値化信号BDとの間で比較
され、これによりチャンネルクロックを基準にして1回
目のディジタル再生信号TRF(n,0)に対するサン
プリング点のずれ、すなわちタイミングのずれ量Xが検
出される。
【0110】サンプリング数が低減されてなる各測定回
毎のディジタル再生信号TRF(n,Z)は(図4)、
このずれ量Xにより1回目のディジタル再生信号TRF
(n,0)とタイミングが一致するように補正された
後、平均化される。これによりこの実施の形態では、電
気回路、レーザービームのノイズ成分が低減される。
【0111】かくするにつき実験した結果によれば、1
0回程度の測定によるディジタル再生信号TRF(n,
Z)を平均値化すれば、測定結果に与えるこれらノイズ
の影響を約1/3以下に低減することができ、その分測
定精度を向上できることが判った。
【0112】かくしてこのようにして生成された平均化
再生信号MRF(n)は(図7)、立ち上がりエッジ及
び立ち下がりエッジのタイミングが検出され、このタイ
ミングのサンプリング値が対応するピット長、前後のピ
ット長及びスペース長により分類されて平均値化され
る。
【0113】さらにこの平均値MRFを基準にして同様
に、各分類毎に、分散Qr、Qfが計算され(図8)、
これによりピット及びスペースのパターン毎に、ジッタ
ー量が計測される。このときこの実施の形態では、パタ
ーン毎にジッター量を計測することにより、単なるピッ
トエッジの変位によるジッターと、符号間干渉によるジ
ッターとを分離して判別することができ、これによりこ
の種の測定結果を精度良く判断することが可能となる。
【0114】かくして光ディスク評価装置1では、この
ようにして得られた分散Qr、Qfがアナログディジタ
ル変換回路12の特性により補正され(図9)、ジッタ
ーの測定結果Mjr、Mjfが検出される。
【0115】(3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、光ディスクの複数回のアクセスに
より得られるディジタル再生信号のタイミングを補正し
て平均値化し、その結果得られる平均再生信号によりジ
ッター量を測定することにより、同一ピット間の平均値
により評価値を測定することができる。従ってその分、
電気回路、レーザービームにおけるノイズの影響を低減
して、従来に比してジッターの測定精度を向上すること
ができる。
【0116】またこのとき光ディスクの複数回のアクセ
スにより得られるディジタル再生信号を平均値化して同
一ピット間の平均値により評価値であるジッター量を測
定することにより、簡易な処理によりジッター量を測定
することができる。
【0117】(4)第2の実施の形態 図10は、本発明の第2の実施の形態に係る光ディスク
の製造工程の説明に供するブロック図である。この実施
の形態においては、上述した光ディスク評価装置1によ
り量産ディスクであるコンパクトディスクを評価して製
造条件を最適化する。
【0118】すなわちこの製造工程においては、ディジ
タルオーディオテープレコーダ20より出力されるオー
ディオ信号SAを変調回路21により変調してカッティ
ングマシーン22に供給し、このカッティングマシーン
22によりディスク原盤を露光する。製造工程では、現
像装置23によりこのディスク原盤23を現像した後、
メッキ装置24によりメッキ処理してマザーディスクを
作成する。さらにこのマザーディスクよりスタンパーを
作成し、このスタンパーより射出成形装置である転写装
置25によりディスク基板が作成される。この製造工程
では、スパッタリング装置26等によりこのディスク基
板に反射膜、保護膜が作成されて量産ディスク27が作
成される。
【0119】この製造工程においては、このようにして
得られる量産ディスク27を光ディスク評価装置1によ
り評価してジッター量が測定される。さらにこのジッタ
ー量が低減するように、現像装置23における現像時
間、カッティングマシーン22におけるレーザービーム
光量、転写装置25における射出成形の条件等が最適化
される。すなわちコンパクトディスクの内外周でジッタ
ー量が異なる場合には、射出成形における樹脂の流れが
適切でないと考えられることにより、成形圧、成形サイ
クル、金型の温度等の制御により成形条件を最適化す
る。またディスク原盤に塗布するレジスタの種類、膜
厚、さらには現像装置における現像時間、現像液温度等
を種々に変化させてジッター量を測定し、その測定結果
より最適な条件を選択して製造の条件を最適化する。
【0120】図10に示す構成によれば、第1の実施の
形態に係る光ディスク評価装置より得られるジッター量
により製造条件を最適化することにより、精度の高いコ
ンパクトディスクを作成することができる。従ってその
分、記録密度の高い光ディスクについても、簡易かつ確
実に量産することができる。
【0121】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、複数回のアクセスに
より得られるディジタル再生信号のタイミングを補正し
て平均値化し、その結果得られる平均再生信号によりジ
ッター量を測定することにより、同一ピット間の平均値
により評価値を測定する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、各ディジタル再生信号よりそれぞれピ
ット毎にジッター量を検出し、このジッター量を対応す
るピット毎に平均値化してもよい。なおこの場合、上述
の実施の形態と同様の形式によりジッターを評価するた
めには、このようにして平均値化したジッター量をさら
に各パターン毎に集計することが必要となる。
【0122】また上述の実施の形態においては、ピット
の立ち上がり部分と立ち下がり部分とでそれぞれ独立に
ジッター量を測定する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、例えば立ち上がりと立ち下がりとを区別
することなく、ディスクの品質を表す一つの値として評
価値を求めるようにしてもよい。因みに、ピットの立ち
上がりと立ち下がりで特にジッターに差が無い場合に
は、立ち上がりと立ち下がりとを区別することなくジッ
ター量を測定する方が、ディスクの品質を比較する場合
に便利であると考えられる。
【0123】なおこの場合にも、記録されたピットのパ
ターン毎にジッター量を求めることにより、ジッター量
がパターン毎に違っていた場合等に、パターン間での品
質の差が明確になり、ディスクの品質向上の為に有用で
あると考えられる。
【0124】また上述の実施例においては充分に周波数
の高いサンプリングクロックSCKにより再生信号をア
ナログディジタル変換処理してジッター量を測定する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、周波数の
低いクロックによりアナログディジタル変換処理した
後、例えば補間処理等の信号処理によりサンプリング間
隔を等価的に短い時間間隔に設定してもよい。
【0125】また上述の実施の形態においては、本発明
をコンパクトディスクの評価装置に適用することにより
EFM信号による再生信号を処理する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、1−7変調、8−16変
調、2−7変調等による変調により所望のデータを記録
した光ディスクについて、この光ディスクを評価する評
価値を測定する場合、さらには光磁気ディスクに適用し
てマーク及びスペースによるジッターを測定する場合に
広く適用することができる。
【0126】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、光ディス
クの複数回のアクセスにおける同一ピット又は同一マー
ク間の平均値により評価値を測定することにより、ノイ
ズの影響をその分低減して従来に比してジッター等の測
定精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク評
価装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク評
価装置を示すブロック図である。
【図3】図2の光ディスク評価装置の動作の説明に供す
る信号波形図である。
【図4】図1の位置ずれ補正処理を示すフローチャート
である。
【図5】図4のクロック変化点抽出処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】図4のずれ量検出処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】図1のメディアジッター計算処理を示すフロー
チャートである。
【図8】図7の続きを示すフローチャートである。
【図9】傾きの補正値の説明に供する信号波形図であ
る。
【図10】第2の実施の形態に係る光ディスク製造工程
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……光ディスク評価装置、2……コンパクトディス
ク、5……光ピックアップ、12……アナログディジタ
ル変換回路、13……中央処理ユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクにレーザービームを照射して得
    られる戻り光を受光して前記光ディスクに形成されたピ
    ット又はマークに応じて信号レベルが変化する再生信号
    を出力する再生信号検出手段と、 前記再生信号をアナログディジタル変換処理してディジ
    タル再生信号を出力するアナログディジタル変換手段
    と、 前記ディジタル再生信号を処理して前記光ディスクを評
    価する評価値を測定する評価値測定手段とを備え、 前記評価値測定手段は、 前記光ディスクの複数回のアクセスにおける同一ピット
    又は同一マーク間の平均値により前記評価値を測定する
    ことを特徴とする光ディスク評価装置。
  2. 【請求項2】前記評価値測定手段は、 前記複数回のアクセスによる複数系統のディジタル再生
    信号のタイミングを補正して平均値化し、平均再生信号
    を出力する平均化手段と、 前記平均再生信号に基づいて前記評価値を測定する測定
    手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスク評価装置。
  3. 【請求項3】前記評価値測定手段は、 前記ピット又はマークによるパターン毎に前記評価値を
    集計することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク
    評価装置。
  4. 【請求項4】前記評価値がジッターを示す値であること
    を特徴とする請求項1に記載の光ディスク評価装置。
  5. 【請求項5】光ディスクにレーザービームを照射して前
    記光ディスクに形成されたピット又はマークに応じて信
    号レベルが変化する再生信号を処理することにより前記
    光ディスクを評価する評価値を測定する光ディスクの評
    価方法であって、 前記光ディスクの複数回のアクセスにおける同一ピット
    又は同一マーク間の平均値により前記評価値を測定する
    ことを特徴とする光ディスクの評価方法。
  6. 【請求項6】前記複数回のアクセスによる複数系統の再
    生信号のタイミングを補正して平均値化し、 該平均化により得られる平均再生信号に基づいて前記評
    価値を測定することを特徴とする請求項5に記載の光デ
    ィスクの評価方法。
  7. 【請求項7】前記ピット又はマークによるパターン毎に
    前記評価値を集計することを特徴とする請求項5に記載
    の光ディスクの評価方法。
  8. 【請求項8】前記評価値がジッターを示す値であること
    を特徴とする請求項5に記載の光ディスクの評価方法。
  9. 【請求項9】ディスク状記録媒体にレーザービームを照
    射し、ピット列又はマーク列により所望のデータを記録
    した光ディスクを作成する光ディスクの製造方法におい
    て、 前記光ディスクの複数回のアクセスにおける同一ピット
    又は同一マーク間の平均値により前記光ディスクを評価
    する評価値を測定し、 前記評価値を基準にして前記光ディスクの作成条件を最
    適化することを特徴とする光ディスクの製造方法。
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