JP2000222547A - Pcカード - Google Patents

Pcカード

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JP2000222547A
JP2000222547A JP11025379A JP2537999A JP2000222547A JP 2000222547 A JP2000222547 A JP 2000222547A JP 11025379 A JP11025379 A JP 11025379A JP 2537999 A JP2537999 A JP 2537999A JP 2000222547 A JP2000222547 A JP 2000222547A
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Honda Tsushin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PCカードの表示窓を低コストで作る。 【解決手段】 カード本体部200のアンテナ部装着側
端部に送受信の動作状態を視覚的に見るための表示窓2
40を配置し、アンテナ部300のカード本体部装着側
端部の表示窓240に対応する位置に表示窓240の視
野角を広げる傾斜切り欠き部332を設けたので、PC
カード100の使用時、カード本体部200にアンテナ
部300を装着してパソコンのICカード用スロットに
挿入したとき、カード本体部200は殆どがパソコン内
に隠れるがカード本体部200のアンテナ部装着側端部
の表示窓240はアンテナ部300に設けた傾斜切り欠
き部332を介して見通すことができ、わざわざアンテ
ナ部に表示窓を設けなくて済み、アンテナ部に表示窓を
設けた場合にアンテナ部内部に必要な導光板を設ける必
要がなく、安価に受信状態の動作状態を表示することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、例
えばノート型パソコンやデスクトップ型パソコン等のI
Cカード用スロットに着脱自在に組み込まれて使用され
る「PC Card Standard」に準拠した無線通信用のPC
カードに関する。
【0002】
【従来の技術】PCカードは、米国のPCMCIA(Pe
rsonal Computer Memory Card International Ass
ociation)と日本電子工業振興協会(JEIDA)が共同で
規格化した「PC Card Standard」に準拠したクレジッ
トカード・サイズのICカードで、ほとんどのノート型
パソコンのICカード用スロットがPCカードに対応し
ており、またデスクトップ型でもPCカードに対応した
機種がある。従来のモデム通信やLAN等では配線の煩
わしさがあり、近年、これらの端末機器にPCカードを
着脱自在に組み込んでモデム通信やLAN(Local Are
a Network)等を無線通信で行うことが現実となってき
ている。このPCカードには「PC CardStandard」に準
拠したクレジットカード・サイズのカード本体部のほか
に無線通信を行うためのアンテナが必要で、幅および厚
さがカード本体部と略同一寸法で長さがカード本体部の
三分の一弱の寸法の平面視矩形のコンパクトなケースに
アンテナを収納しカード本体部に着脱自在に装着可能と
したアンテナ部を構成したものが知られている。また、
PCカードによる無線通信において、電波の反射伝播に
よるマルチパスフェージングの影響を軽減して高品質の
受信を実現する技術としてダイバーシチを使うのはIE
EE802.11でも指定されており、このためアンテ
ナ部にアンテナを2個内臓し、カード本体部への装着は
カード本体部およびアンテナ部に含まれる同軸コネクタ
で行われるのが知られている。PCカードは使用時、カ
ード本体部にアンテナ部を装着してパソコンのICカー
ド用スロットに挿入すると、カード本体部は殆どがパソ
コン内に隠れアンテナ部だけが見える形態となってお
り、送受信の動作状態を視覚的に見るための表示窓をア
ンテナ部のカード本体部反装着側に設けているのが知ら
れている。カード本体部には一般的には、同軸コネクタ
のほかに回路基板、シールドケースおよびパソコンに接
続される68ピンコネクタ等で構成されている。シール
ドケースは一般的には、上下カバーとフレームとで構成
され、上下カバーは金属で形成されているが、フレーム
は回路基板、上下カバーおよびコネクタ等を物理的に保
持するために切り欠き部や凹凸部を形成しなければなら
ず形状が複雑になるため樹脂成形品に金属メッキしたも
のが使用され、上下カバーはこのフレームに加熱嵌合し
ている。また、一般的にカード本体部およびアンテナ部
の同軸コネクタは回路基板に設けた同軸コネクタの幅寸
法と略同一に切り欠いた切り欠き部に嵌め込まれて回路
基板と半田付けにより電気的接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の無線
通信用のPCカードには次のような問題があり、組立後
の機械的強度および電磁遮蔽効果を確保したうえで安価
に製造するのが難しかった。すなわち、 (1)送受信の動作状態を視覚的に見るための表示窓を
アンテナ部のカード本体部反装着側に設けており、カー
ド本体部内部のLEDからの光を通過させるための導光
板をアンテナ部内部に設ける必要があり、製造コストが
アップとなる。 (2)フレームは回路基板、上下カバーおよびコネクタ
等を物理的に保持するために切り欠き部や凹凸部を形成
しなければならず形状が複雑になるため樹脂成形品に金
属メッキしたものが使用されており、樹脂成形後にフレ
ームのメッキ作業が必要となり、また、シールドケース
組立時には、上下カバーをフレームに加熱嵌合する必要
があり、製造コストがアップする。また一旦組立てしま
うと、ケースを開けることが難しい。 (3)カード本体部およびアンテナ部の同軸コネクタは
回路基板に設けた同軸コネクタの幅寸法と略同一に切り
欠いた切り欠き部に嵌め込まれて回路基板と半田付けに
より電気的接続されており、半田付け作業時に回路基板
に同軸コネクタを嵌め込んだ状態で保持するための治具
が必要で、作業性が悪い。従って、本発明は上記の問題
点を解決するためになされたもので、上記の標準化され
た規格に準拠した物理的形状の範囲内で安価に高品質の
無線通信機能を内蔵させたPCカードを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1)本発明のPCカー
ドは、カード本体部と、このカード本体部の端面でコネ
クタを介して着脱自在に装着されるアンテナ部とを具備
したPCカードであって、前記カード本体部の端面に動
作状態を示す表示窓を設け且つ、前記アンテナ部に前記
表示窓に対応して傾斜切り欠き部を設け、この傾斜切り
欠き部により前記表示窓の視野角を広げて見るようにし
ている。 (2)本発明のPCカードは(1)項において、前記コ
ネクタはダイバーシチー受信可能に前記カード本体部お
よびアンテナ部の2対の同軸コネクタからなり、前記表
示窓が前記同軸コネクタ間より幅方向外側に配置されて
いる。 (3)本発明のPCカードは(1)項において、金属製
のフレームと、このフレームに嵌合する金属製の上下カ
バーとからなるシールドケースを有し、前記フレームに
形成した外周溝に前記上下カバーの外周に形成したコの
字形折り曲げ部の先端を嵌合している。 (4)本発明のPCカードは(3)項において、前記フ
レームがダイカスト製である。 (5)本発明のPCカードは(3)項において、前記フ
レームは四隅に厚さ方向に貫通穴が形成され、前記上下
カバーが前記貫通穴に嵌合する嵌合爪を有している。 (6)本発明のPCカードは(3)項において、前記シ
ールドケース内には回路基板が収納され、この回路基板
の両面を幅方向両端面から把持して回路基板のアースパ
ターンに接触するとともに前記フレームの内面に接触す
るシールド触子を有する。 (7)本発明のPCカードは(6)項において、前記シ
ールド触子は平面視が長尺略矩形で側面視がコの字形で
ある。 (8)本発明のPCカードは(7)項において、前記シ
ールド触子は対抗する内面の少なくとも一面に形成した
複数の突起により前記アースパターンに接触する。 (9)本発明のPCカードは(7)項において、前記シ
ールド触子の長手方向両端に形成した脚部を前記基板の
両側端に形成した切り欠き部に挿入して前記基板に対し
前記シールド触子の位置を固定している。 (10)本発明のPCカードは(1)項において、前記
コネクタは前記カード本体部およびアンテナ部の同軸コ
ネクタからなり、この同軸コネクタに前記カード本体部
およびアンテナ部のそれぞれの回路基板に形成した切り
欠き部を嵌合するガイド溝を形成している。 (11)本発明のPCカードは(2)または(10)項
において、前記同軸コネクタがシェルと、シェル内の丸
穴に絶縁体を介して同軸に配置した中心コンタクトとを
有し、前記ガイド溝が前記シェルに形成されている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に基づき1実施例
の無線LAN用に適用されるPCカード100を図1乃
至図9を参照して説明する。先ず、PCカード100に
よる無線LANの利用形態としてインフラ接続型ネット
ワークの例を図8、図9に示す。図8において、1はノ
ート型パソコン2にPCカード100を搭載した無線端
末で、複数台の無線端末1を1台のアクセスポイント3
に無線で接続して無線LAN10を構成するとともに、
そのアクセスポイント3にホストコンピュータ、デスク
トップ型パソコン、プリンタ等からなる既存の有線LA
N20を有線で接続して、無線LAN10と有線LAN
20との相互接続を可能としたネットワーク構成として
いる。また、図9において、4はLANの集線装置であ
るHUBで、このHUB4に複数台のアクセスポイント
3を有線で接続し、各アクセスポイント3に複数台の無
線端末1を無線で接続してアクセスポイント3毎に無線
LAN10を構成して無線LAN10間の相互接続を可
能とするとともに、そのHUB4に有線LAN20を有
線で接続して、無線LAN10と有線LAN20との相
互接続を可能としたネットワーク構成としている。図
8、図9に示した無線LAN10は、無線周波数帯とし
て現在使用が認められている2.4GHz帯が用いら
れ、信号伝送方式として米国電子電気技術者協会の無線
LANの規格(IEEE802.11)に準拠したスペ
クトラム拡散方式で、例えば、1Mbpsあるいは2Mbpsの
伝送速度で無線通信を行い、無線端末1の受信時にはダ
イバーシチーを行うことができる。
【0006】PCカード100は図1に示すように、カ
ード本体部200とアンテナ部300とで構成され、カ
ード本体部200の先端面はノート型パソコン2のIC
カード用スロット5の奥に設けられた「PC Card Stan
dard」に従うコネクタ(図示せず)に、カード本体部2
00の後端面はアンテナ部300のコネクタ(図示せ
ず)に、カード本体部200の先後端のコネクタ(図示
せず)でそれぞれ着脱自在に接続される構造となってい
る。PCカード100がICカード用スロット5に装着
されたとき、カード本体部200はその後端側がわずか
に見えるだけで、殆どはパソコン内部に隠れ、アンテナ
部300は全体がパソコンから外にでた状態となってい
る。
【0007】次に、カード本体部200およびアンテナ
部300の外から見た外観構成を図2を参照して説明す
る。カード本体部200は、「PC Card Standard」の
TYPEIIに準拠する外観形状を有し、回路基板(図示
せず)を収納するシールドケース210と、カード本体
部200の先端側に配置されノート型パソコン2の68
ピンプラグコネクタとカード本体部200の回路基板と
に接続される68ピンジャックコネクタ220と、カー
ド本体部200の後端側に配置されカード本体部200
の回路基板とアンテナ部300とに接続される同軸ジャ
ックコネクタ230と、カード本体部200の後端側の
図示で右方に配置され送受信の動作状態を視覚的に見る
ための半透明樹脂の表示窓240とで構成されている。
シールドケース210はダイカスト製のフレーム250
と、フレーム250に嵌着させるステンレス製の上カバ
ー260および下カバー270とを有し、フレーム25
0の後端の左右両端にはアンテナ部300装着用のピン
穴251が設けられている。アンテナ部300は、アン
テナ回路基板(図示せず)を収納する樹脂ケース310
と、カード本体部200の同軸ジャックコネクタ230
とアンテナ回路基板とに接続される同軸プラグコネクタ
320とで構成されている。樹脂ケース310は裏面が
開口したケース本体330と、ケース本体330の開口
の蓋部340とを有している。ケース本体330には、
カード本体部200側の左右両端に配置されピン穴25
1に挿入可能としたガイドピン331が一体成形で形成
されている。ケース本体330はカード本体部200側
の側面から表面の内部所定位置にかけて表示窓240に
対応する図示で右方位置に傾斜切り欠き部332を設け
ている。尚、コネクタ230,320はダイバーシチー
を行うためにそれぞれ2個設けている。
【0008】次に、カード本体部200を図3乃至図5
を参照して更に詳しく説明する。尚、断らない場合は図
3を参照して説明する。カード本体部200の構成は、
図2で外観構成を示したシールドケース210、コネク
タ220、コネクタ230、および表示窓240以外に
シールドケース210に収納される回路基板280を構
成要素としている。フレーム250は、先端側をコネク
タ220の配置のためオープンにしたフレーム構造と
し、その先端側より所定位置内部側で回路基板280の
支持するバー252を両側枠に橋渡ししている。フレー
ム250の後端側には、両側から内側のフレーム幅の略
三分の一の位置に左右方向中央2個所にコネクタ230
を嵌め込む切り欠き部253を設け、コネクタ230,
230間より右方位置に切り欠き部254を設けて表示
窓240を嵌め込んでいる。フレーム250の四隅に上
下カバーケース260,270を嵌着させるための貫通
穴255と、フレーム250の四隅を除く外側上下方向
中央に沿って上下カバーケース260,270を嵌合さ
せるための外周溝256とを設けている。
【0009】上カバー260の後端側には、切り欠き部
253,254に対応する位置に切り欠き部261,2
62を設けている。上カバー260の四隅にはフレーム
250の四隅の穴255に対応する位置に貫通穴255
に嵌合させるための嵌合爪263と、上カバー260の
外周にはフレーム250の外周溝256に対応する位置
に外周溝256に嵌着させるためのコの字型折り曲げ部
264を設けている。下カバー270も同様に、切り欠
き部253に対応する位置に切り欠き部271と、フレ
ーム250の四隅の貫通穴255に対応する位置に嵌合
爪273と、フレーム250の外周溝256に対応する
位置にコの字型折り曲げ部274とを設けている。これ
らの上下カバー260,270はステンレス鋼板を打ち
抜き、嵌合爪263,273およびコの字型折り曲げ部
264,274となる所定位置を折り曲げ成形して形成
している。シールドケース210が組み立てられ、フレ
ーム250の外周溝256に上下カバー260,270
のコの字型折り曲げ部264,274が嵌着されている
状態は図4を参照すればよく理解できる。
【0010】回路基板280には、先端側にコネクタ2
20が搭載され、後端側のフレーム250の切り欠き部
253に対応する位置に設けた切り欠き部281にコネ
クタ230が嵌め込まれている(図では嵌め込まれる前
の状態を示している)。コネクタ230は図5に示すよ
うに表面に金メッキされた黄銅のシェル231と、シェ
ル231を貫通する丸穴にテフロンの絶縁体232を介
して同軸に埋め込んだベリリウム銅の中心コンタクト2
33とからなり、シェル231の両側面には切り欠き部
281に嵌め込むためのガイド溝234を設けている。
また、回路基板280の両側端には、回路基板のアース
パターン(図示せず)がシールドケースと接触するよう
に回路基板280の両面を挟持してアースパターンに接
触するとともにフレーム250の内面に接触するシール
ド触子282を辺に沿う所定長さ寸法で配置している。
このシールド触子282の両端の脚部283は回路基板
280の後端角および前後端間所定位置に形成した切り
欠き部284,285に挿入され両端に沿うシールド触
子282の挟持位置を固定している。このシールド触子
282は図4に示すように三面からなるコの字形状で対
抗する両面の内側に設けた突起部286の少なくとも片
側でアースパターンに接触し、残りの非対向面でフレー
ム250の内面に接触するようにしている。回路基板2
80の後端側には表示窓240に対応する位置に送信用
および受信用の2個のLED287を搭載している。
尚、表示窓240を後端側中央、すなわちコネクタ23
0間に配置することも考えられるが、コネクタ230間
近辺にはダイバーシチーを行うときの切り替えスイッチ
用IC(図示せず)を搭載しており、LEDもコネクタ
230間に配置すると配線の引き回しが複雑となるた
め、本実施例のほうが好ましい。回路基板280には以
上の構成のほかに図示しないが無線通信用送受信回路や
インターフェース回路等を形成し、コネクタ220とコ
ネクタ230間に接続している。フレーム250の後端
側の内側には図示しないが、回路基板280を挿入保持
するとともに上下カバー260,270の少なくとも一
方に接触する保持接触片を嵌め込んでいる。
【0011】次に、アンテナ部300を説明する。アン
テナ部300の構成は、図2で外観構成を示した樹脂ケ
ース310およびコネクタ320以外に樹脂ケース31
0に収納した図6に示すアンテナ回路基板350を構成
要素としている。アンテナ回路基板350には、カード
本体部200側でフレーム250の切り欠き部253,
253に対応する位置に設けた切り欠き部351,35
1にコネクタ320,320が嵌め込まれている(図で
は嵌め込まれる前の状態を示している)。コネクタ32
0は図7に示すように表面に金メッキされた黄銅のシェ
ル321と、シェル321を貫通する丸穴にテフロンの
絶縁体322を介して同軸に埋め込んだベリリウム銅の
中心コンタクト323とを有し、シェル321の両側面
には切り欠き部351に嵌め込むためのガイド溝324
を設けている。アンテナ回路基板350上には図示しな
いアースパターンおよび2個のアンテナパターンが形成
されている。アースパターンはコネクタ320のシェル
321に、アンテナパターンはコネクタ320の中心コ
ンタクト323に半田付けされる。
【0012】以上説明したように、本実施例では、 (1)カード本体部200のアンテナ部装着側端部に送
受信の動作状態を視覚的に見るための表示窓240を配
置し、アンテナ部300のカード本体部装着側端部の表
示窓240に対応する位置に表示窓240の視野角を広
げる傾斜切り欠き部332を設けたので、PCカード1
00の使用時、カード本体部200にアンテナ部300
を装着してパソコン2のICカード用スロット5に挿入
したとき、カード本体部200は殆どがパソコン2内に
隠れるがカード本体部200のアンテナ部装着側端部の
表示窓240はアンテナ部300に設けた傾斜切り欠き
部332を介して見通すことができ、わざわざアンテナ
部に表示窓を設けなくて済み、アンテナ部に表示窓を設
けた場合にアンテナ部内部に必要な導光板を設ける必要
がなく、安価に受信状態の動作状態を表示することがで
きる。 (2)PCカード100はダイバーシチー受信するため
に、カード本体部200とアンテナ部300間をカード
本体部200に含まれる2個の同軸ジャックコネクタ2
30,230とアンテナ部に含まれる2個の同軸プラグ
コネクタ320,320とで接続可能とし、表示窓24
0を同軸ジャックコネクタ230,230間よりカード
本体部200の幅方向外側に配置したので、回路基板2
80上でダイバーシチー切り替え用ICが配置される同
軸ジャックコネクタ230,230間に表示窓を配置す
るより配線の引き回しが簡単となる。 (3)PCカード100はフレーム250と、フレーム
250に嵌合する上下カバー260,270とからなる
シールドケース210を有し、フレーム250に形成し
た外周溝256に上下カバー260,270の外周に形
成したコの字形折り曲げ部264,274の先端を嵌め
込むようにしたので、フレームへの上下カバー取付時に
樹脂製のフレームのように加熱嵌合の必要がなく、コの
字形折り曲げ部264,274の先端を外周溝256に
手の力だけで嵌め込むことができ、また、組立後は容易
に外れないようにフレーム250と上下カバー260,
270を嵌着させておくことができる。 (4)フレーム250はダイカスト製であり、金属であ
りながら回路基板、上下カバーおよびコネクタ等を物理
的に保持するための複雑な形状の切り欠き部や凹凸部を
容易に形成でき、ケース210全体の電磁遮蔽を確保す
ることができる。また、フレーム250にメッキ処理す
る場合でも、樹脂製のフレームに電磁遮蔽を確保するた
めの金属をメッキ処理するのに比べて作業が簡単であ
る。 (5)フレーム250の四隅に厚さ方向に形成した貫通
穴255に上下カバーの四隅に形成した嵌合爪263を
挿入してフレーム250と上下カバー260,270と
の水平方向のズレを規制しているので、(3)項の外周
溝256へのコの字形折り曲げ部264,274の嵌め
込みと相俟って、特に水平方向に対するシールドケース
210の機械的強度をさらに向上させることができる。 (6)シールドケース210内には回路基板280が収
納され、この回路基板280の両面を幅方向両端面から
把持して回路基板280に形成されたアースパターンに
接触するとともにフレーム250の内面に接触するシー
ルド触子282を有しているので、回路基板280のア
ースパターンとシールドケース210が半田付けするこ
となく電気的に接続され、容易な組立で電磁遮蔽するこ
とができる。 (7)シールド触子282は具体的には平面視が長尺略
矩形で側面視がコの字形にしており、回路基板280に
挿し込むだけで回路基板280の両面を把持でき、半田
付けすることなく回路基板への取付が容易である。 (8)シールド触子282はアースパターンとの接触を
複数の突起部286で行うことによりアースパターンと
シールド触子282の接触力が強くできる。 (9)シールド触子282は長手方向両端の脚部283
を回路基板280の後端角および前後端間所定位置に形
成した切り欠き部284,285に挿入するようにした
のでアースパターンへのシールド触子282の接触位置
をしっかりと固定できる。 (10)カード本体部200およびアンテナ部300は
それぞれ、回路基板280,350に形成した切り欠き
部281,351を同軸コネクタ230,320の側端
面に形成したガイド溝234,324に嵌め込むように
したので回路基板280,350に同軸コネクタ23
0,320を半田付けで取り付けるとき治具を使わずに
固定でき容易に作業できる。 (11)同軸コネクタ230,320はシェル231,
321と、シェル231,321内の丸穴に絶縁体23
2,322を介して同軸に配置した中心コンタクト23
3,323とを有し、ガイド溝234,324はシェル
231,321の両側端に設けることにより回路基板2
80,350への固定を容易にしている。
【0013】
【発明の効果】本発明に係わるPCカードによれば、
(1)カード本体部に動作状態を示す表示窓を設け、且
つ、アンテナ部の表示窓に対応する位置に傾斜切り欠き
部を設け、この傾斜切り欠き部により表示窓の視野角を
広げて見るようにしたことにより、アンテナ部内部に導
光板を設ける必要がなく、安価に受信状態の動作状態を
表示でき、(2)この表示窓をダイバーシチー受信対応
の2個の同軸コネクタ間よりカード本体部幅方向外側に
配置することにより、ダイバーシチー切り替え用ICが
配置される同軸コネクタ間での配線と表示窓の配線がか
ち合うことなく配線の引き回しが簡単となる。また、
(3)フレームに形成した外周溝に上下カバーの外周に
形成したコの字形折り曲げ部の先端を嵌め込むようにし
たので、シールドケースの組立が容易で、また組立後も
フレームから上下カバーが容易に外れず、また、(4)
フレームはダイカスト製で構成しているので複雑な形状
の切り欠き部や凹凸部を容易に形成でき、ケース全体の
電磁遮蔽を確保することができ、さらに(5)フレーム
の四隅の貫通穴に上下カバーの四隅の嵌合爪を挿入する
構成とすることにより、特に水平方向に対するシールド
ケースの機械的強度をさらに向上させることができる。
また、(6)シールドケース内の回路基板のアースパタ
ーンに接触するとともにフレームの内面に接触するシー
ルド触子により容易な組立で電磁遮蔽することができ、
具体的には、(7)シールド触子は平面視が長尺略矩形
で側面視がコの字形にすることにより、回路基板に挿し
込むだけで回路基板の両面を把持でき、半田付けするこ
となく回路基板への取付が容易となり、さらに、(8)
シールド触子はアースパターンとの接触を複数の突起部
で行うことによりアースパターンとシールド触子の接触
力が強くでき、さらに、(9)シールド触子は長手方向
両端の脚部を回路基板の幅方向両端の切り欠き部に挿入
する構成とすることによりアースパターンへのシールド
触子の接触位置を固定できる。また、(10)カード本
体部およびアンテナ部はそれぞれ、回路基板に形成した
切り欠き部を同軸コネクタの側端面に形成したガイド溝
に嵌め込む構成とすることにより回路基板に同軸コネク
タを半田付けで取り付けるとき治具を使わずに固定でき
容易に作業でき、具体的には、(11)ガイド溝はシェ
ルの両側端に設けることにより回路基板への固定を容易
にできる。PCカード全体として、容易な組立作業で安
価に製造でき、組立後の機械的強度も大きく、また、電
磁遮蔽効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例であるPCカードの構成と
ノートパソコンへの挿入を示す概略図。
【図2】 図1に示すPCカードの外観を示す斜視図。
【図3】 図1に示すPCカードのカード本体部の分解
斜視図。
【図4】 図3に示すカード本体部のA−A断面図。
【図5】 図3に示すカード本体部を構成する回路基板
とコネクタの斜視図。
【図6】 図1に示すPCカードのアンテナ部を構成す
るアンテナ基板とコネクタの平面図
【図7】 図6に示すアンテナ基板とコネクタの斜視
図。
【図8】 図1に示すPCカードによる無線LANの第
1の利用形態を示すネットワーク図。
【図9】 図1に示すPCカードによる無線LANの第
2の利用形態を示すネットワーク図。
【符号の説明】
100 PCカード 200 カード本体部 210 シールドケース 220 ピンジャックコネクタ 230 同軸ジャックコネクタ 231 シェル 232 絶縁体(テフロン) 233 中心コンタクト 234 基板ガイド溝 240 表示窓 250 フレーム 255 嵌合穴 256 外周溝 260 上カバー 263 嵌合爪 264 コの字型折り曲げ部 270 下カバー 273 嵌合爪 274 コの字型折り曲げ部 280 回路基板 281 コネクタ用切り欠き部 282 シールド触子 283 脚部 284 角切り欠き部 285 シールド触子用切り欠き部 286 突起部 300 アンテナ部 320 同軸プラグコネクタ 321 シェル 322 絶縁体(テフロン) 323 中心コンタクト 324 基板ガイド溝 332 傾斜切り欠き部 350 アンテナ回路基板 351 コネクタ用切り欠き部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード本体部と、このカード本体部の端面
    でコネクタを介して着脱自在に装着されるアンテナ部と
    を具備したPCカードであって、前記カード本体部の端
    面に動作状態を示す表示窓を設け且つ、前記アンテナ部
    に前記表示窓に対応して傾斜切り欠き部を設け、この傾
    斜切り欠き部により前記表示窓の視野角を広げて見るよ
    うにしたPCカード。
  2. 【請求項2】前記コネクタはダイバーシチー受信可能に
    前記カード本体部およびアンテナ部の2対の同軸コネク
    タからなり、前記表示窓が前記同軸コネクタ間より幅方
    向外側に配置された請求項1記載のPCカード。
  3. 【請求項3】前記カード本体部が金属製のフレームと、
    このフレームに嵌合する金属製の上下カバーとからなる
    シールドケースを有し、前記フレームに形成した外周溝
    に前記上下カバーの外周に形成したコの字形折り曲げ部
    の先端を嵌合した請求項1記載のPCカード。
  4. 【請求項4】前記フレームがダイカスト製である請求項
    3記載のPCカード。
  5. 【請求項5】前記フレームは四隅に厚さ方向に貫通穴が
    形成され、前記上下カバーが前記貫通穴に嵌合する嵌合
    爪を有した請求項3記載のPCカード
  6. 【請求項6】前記シールドケース内には回路基板が収納
    され、この回路基板の両面を幅方向両端面から把持して
    回路基板のアースパターンに接触するとともに前記フレ
    ームの内面に接触するシールド触子を有する請求項3記
    載のPCカード
  7. 【請求項7】前記シールド触子は平面視が長尺略矩形で
    側面視がコの字形である請求項6記載のPCカード。
  8. 【請求項8】前記シールド触子は対抗する内面の少なく
    とも一面に形成した複数の突起により前記アースパター
    ンに接触する請求項7記載のPCカード。
  9. 【請求項9】前記シールド触子の長手方向両端に形成し
    た脚部を前記基板の両側端に形成した切り欠き部に挿入
    して前記基板に対し前記シールド触子の位置を固定した
    請求項7記載のPCカード。
  10. 【請求項10】前記コネクタは前記カード本体部および
    アンテナ部の同軸コネクタからなり、この同軸コネクタ
    に前記カード本体部およびアンテナ部のそれぞれの回路
    基板に形成した切り欠き部を嵌合するガイド溝を形成し
    た請求項1記載のPCカード。
  11. 【請求項11】前記同軸コネクタがシェルと、シェル内
    の丸穴に絶縁体を介して同軸に配置した中心コンタクト
    とを有し、前記ガイド溝が前記シェルに形成された請求
    項2または請求項10記載のPCカード。
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