JP2000221390A - 撮像レンズ - Google Patents

撮像レンズ

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JP2000221390A
JP2000221390A JP11026112A JP2611299A JP2000221390A JP 2000221390 A JP2000221390 A JP 2000221390A JP 11026112 A JP11026112 A JP 11026112A JP 2611299 A JP2611299 A JP 2611299A JP 2000221390 A JP2000221390 A JP 2000221390A
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JP
Japan
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lens
lens group
group
negative
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JP11026112A
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English (en)
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Atsushi Yamashita
敦司 山下
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広画角で、明るいFナンバーを有し、さら
に、軸上色収差を始めとする諸レンズ収差が良好に補正
された撮像レンズを提供。 【解決手段】 物体側から順に、1枚の負レンズからな
る第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レ
ンズ群とから成り、前記第2レンズ群は1枚の両凸レン
ズと1枚の負レンズから構成され、前記第1レンズ群、
前記第2レンズ群はそれぞれ少なくとも1面以上の非球
面を有し、下記の条件式を満足することを特徴とする撮
像レンズ。 1.5<|f1|/f<4.0 1.5<d2/f<2.5 但し、f1:第1レンズ群の焦点距離 d2:第1レンズ群と第2レンズ群の軸上間隔(空気換
算)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像レンズに関わ
り、さらに詳しくは、パーソナルコンピュータ(PC)
ボード用カメラ、監視カメラ等に用いられる固体撮像素
子(CCD)用撮像レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像素子(CCD)を用いた
パソコンボード用カメラ、監視カメラ等が多数活用され
ているが、それらの撮影範囲はできるだけ広く、Fナン
バーはできるだけ明るいことが要求されている。これら
の要求に応えるため、本願と同一出願人による特開平9
−288234号公報により、Fナンバー2.8、画角
62°程度のCCD用撮像レンズを開示した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その後の改良検討の結
果、軸上色収差を少なくして、画像に色滲みを目立ちに
くくでき本発明に至った。
【0004】本発明の目的は、広画角で、明るいFナン
バーを有し、さらに、軸上色収差を始めとする諸収差が
良好に補正された撮像レンズを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、次の手段
により達成できる。
【0006】(1)物体側から順に、1枚の負レンズか
らなる第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第
2レンズ群とから成り、前記第2レンズ群は1枚の両凸
レンズと1枚の負レンズから構成され、前記第1レンズ
群、第2レンズ群はそれぞれ少なくとも1面以上の非球
面を有し、下記の条件式を満足することを特徴とする撮
像レンズ。
【0007】 1.5<|f1|/f<4.0・・・・・(1) 1.5<d2/f<2.5・・・・・・・(2) 但し、 f1:第1レンズ群の焦点距離 d2:第1レンズ群と第2レンズ群の軸上間隔(空気換
算) (2)前記撮像レンズは、下記の条件式を満足すること
を特徴とする前記(1)に記載の撮像レンズ。
【0008】 ν1>50・・・・・・・・・・・(3) ν2p>50・・・・・・・・・・・(4) ν2N<35・・・・・・・・・・・(5) 但し、 ν1:第1レンズのアッべ数 ν2p:第2レンズ群中の両凸レンズのアッべ数 ν2N:第2レンズ群中の負レンズのアッべ数 ここで、各条件式について説明する。条件式(1)は、
第1レンズ群の屈折力と全系の屈折力の関係を規定した
ものである。この条件の上限を越えると、第1レンズ群
の屈折力が弱くなりすぎ、正のペッツバール和が増大す
ることになるので像面湾曲が大きくなり、周辺像高の光
学性能が悪化してしまう。この条件の下限を越えると、
第1レンズ群の屈折力が強くなりすぎ、ここで発生する
非点収差や歪曲収差が大きくなってしまう。また、強い
負の屈折力により第2レンズ群への光線の入射高さが大
きくなるので、軸上色収差が悪化し、その結果、画像の
色滲みが目立つようになる。このことは、軸上色収差が
近軸領域において軸上光線の入射高の2乗に比例するこ
とから説明できる。望ましくは 1.8<|f1|/f<2.3 となることが好ましい。
【0009】次に、条件式(2)は、第1レンズ群と第
2レンズ群の軸上面間隔(空気換算)と全系の焦点距離
の関係を規定したものである。この条件の上限を越える
とレンズ面間隔が広がりすぎて、全長、第1レンズ群の
径とも大きくなり、レンズ系全体が大型化してしまう。
全長が大きくなることに関しては、レンズ系を薄肉レン
ズとおいて全長をLとした場合、 L=d2+(1−f/f1)・f2=d2(1−f/f1
+f と記述できるからである。但し、f2 は第2レンズ群の
焦点距離である。この条件の下限を越えると、条件式
(1)の条件の下では第2レンズ群の屈折力が大きくな
りすぎて諸収差が悪化する。また、バックフォーカスが
短くなり、CCDを用いたカメラに必要なフィルタ、C
CD用カバーガラス類を組み込むことが困難となる。
【0010】次に、条件式(3)から(5)は各レンズ
におけるアッベ数の範囲を規定したものである。この条
件を越えると、軸上色収差や倍率色収差が悪化し、色滲
み等が発生してしまう。
【0011】前記レンズ系に非球面を用いることによ
り、レンズ枚数を増やすこと無く、球面収差、コマ収
差、歪曲収差等の諸収差を良好に補正することができ
る。また、レンズの材料をプラスチックとすることによ
り、軽量化を達成することができる。また、プラスチッ
クレンズは射出成形により作られるために、非球面の付
加が容易であるというメリットもある。
【0012】
【実施例】以下に本発明の撮像レンズの実施例を示す
が、これに限定されるものではない。
【0013】ここで、各実施例に使用する記号は下記の
通りである。
【0014】 F:Fナンバー f:焦点距離 ω:半画角 r:レンズ面の曲率半径 d:レンズ面間隔 nd:レンズ材料のd線での屈折率 νd:各レンズのアッベ数 f1:第1レンズ群の焦点距離 d2:第1レンズ群と第2レンズ群の軸上間隔(空気換
算) なお、「*」は非球面を表し、面の頂点を原点として、
光軸方向をX軸とした直交座標系において、頂点曲率を
C、円錐定数をK、非球面係数をAi(i=4,6,
8)として、下記の「数1」の式で表す。
【0015】
【数1】
【0016】本実施例では、収差補正のために設けた間
隔d2のところに、フィルタとして平行平板を1枚配置
している。これにより、全てのフィルタやカバーガラス
類を第2レンズ群後方に配置せずに済み、そのためにバ
ックフォーカスを比較的短くすることが可能となり、よ
りコンパクトな光学系を実現することが出来る。また、
ローパスフィルタ表面に赤外線カットコートを施すこと
により、第1レンズから第2レンズ群間に設けた赤外線
カットフィルタを省略することが可能である。さらに、
第6の実施例に見られるように、第2レンズ群を負、正
の順序で配置することにより、正、負の順で配置したと
きに比べ、バックフォーカスを長くすることが出来る。
【0017】(第1の実施例)図1にレンズの断面図を
示す。表1,表2にレンズデータを示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】また、図2に収差図を示す。
【0021】(第2の実施例)図3にレンズの断面図を
示す。表3,表4にレンズデータを示す。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】また、図4に収差図を示す。
【0025】(第3の実施例)図5にレンズの断面図を
示す。表5,表6にレンズデータを示す。
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】また、図6に収差図を示す。
【0029】(第4の実施例)図7にレンズの断面図を
示す。表7,表8にレンズデータを示す。
【0030】
【表7】
【0031】
【表8】
【0032】図8に収差図を示す。
【0033】(第5の実施例)図9にレンズの断面図を
示す。表9,表10にレンズデータを示す。
【0034】
【表9】
【0035】
【表10】
【0036】図10に収差図を示す。
【0037】(第6の実施例)図11にレンズの断面図
を示す。表11,表12にレンズデータを示す。
【0038】
【表11】
【0039】
【表12】
【0040】また、図12に収差図を示す。
【0041】
【発明の効果】上記のように構成したので、広画角と明
るいFナンバーを有し、さらに、軸上色収差をはじめと
する諸収差が良好に補正された撮像レンズとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のレンズの断面図である。
【図2】第1の実施例の収差図である。
【図3】第2の実施例のレンズの断面図である。
【図4】第2の実施例の収差図である。
【図5】第3の実施例のレンズの断面図である。
【図6】第3の実施例の収差図である。
【図7】第4の実施例のレンズの断面図である。
【図8】第4の実施例の収差図である。
【図9】第5の実施例のレンズの断面図である。
【図10】第5の実施例の収差図である。
【図11】第6の実施例のレンズの断面図である。
【図12】第6の実施例の収差図である。
【符号の説明】
1 第1面 2 第2面 3 第3面 4 第4面 5 第5面 6 第6面 7 第7面 8 第8面 9 第9面 10 第10面 11 第11面 12 第12面 13 第13面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、1枚の負レンズからな
    る第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レ
    ンズ群とから成り、前記第2レンズ群は1枚の両凸レン
    ズと1枚の負レンズから構成され、前記第1レンズ群、
    前記第2レンズ群はそれぞれ少なくとも1面以上の非球
    面を有し、下記の条件式を満足することを特徴とする撮
    像レンズ。 1.5<|f1|/f<4.0 1.5<d2/f<2.5 但し、 f1:第1レンズ群の焦点距離 d2:第1レンズ群と第2レンズ群の軸上間隔(空気換
    算)
  2. 【請求項2】 前記撮像レンズは、下記の条件式を満足
    することを特徴とする請求項1に記載の撮像レンズ。 ν1>50 ν2p>50 ν2N<35 但し、 ν1:第1レンズのアッべ数 ν2p:第2レンズ群中の両凸レンズのアッべ数 ν2N:第2レンズ群中の負レンズのアッべ数
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