JP2000221271A - 放射線イメージング装置 - Google Patents

放射線イメージング装置

Info

Publication number
JP2000221271A
JP2000221271A JP2522099A JP2522099A JP2000221271A JP 2000221271 A JP2000221271 A JP 2000221271A JP 2522099 A JP2522099 A JP 2522099A JP 2522099 A JP2522099 A JP 2522099A JP 2000221271 A JP2000221271 A JP 2000221271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
subject
detectors
radiation imaging
imaging apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2522099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4354036B2 (ja
Inventor
Takashi Yamashita
貴司 山下
Hiroyuki Okada
裕之 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2522099A priority Critical patent/JP4354036B2/ja
Publication of JP2000221271A publication Critical patent/JP2000221271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4354036B2 publication Critical patent/JP4354036B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体の形状に拘わらず、検出器の視野全体
において高い解像力を得る。 【解決手段】 複数の2次元放射線検出器5を用い、こ
れらの検出器5を、互いに近接し被検体2に対向して並
設すると共に被検体2の外周の形状に合わせて個々に独
立して被検体2に接離する方向に移動し且つ被検体周り
に回転し、各検出器5の被検体2に対する距離を、従来
技術の大型の検出器を用いた場合に比して短くするよう
に構成して成るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線イメージン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】核医学診断装置として用いられるSPE
CT(Single Photon Emission Computed Tomography;
単一光子放射コンピュータ断層撮影)装置は、被検体内
に取り込ませた放射性物質(放射性トレーサー)から放
射される放射線を2次元放射線検出器により被検体周り
360°の方向から検出することで、被検体から生じる
イメージデータを収集する放射線イメージング装置を備
え、この放射線イメージング装置で収集したデータを基
に被検体の所望断層画像を再構成するものである。
【0003】この種の放射線イメージング装置として
は、2次元放射線検出器をγカメラ(シンチレーション
カメラ)として当該γカメラを、被検体の体軸を軸心と
して被検体の周囲に回転させることで、当該被検体から
生じるイメージデータを収集するものが、例えば実公昭
61−16537号公報、特開平9−5442号公報等
に記載されている。これら公報に記載の装置では、検出
器による被検体に対する視野範囲を大きくすべく、比較
的大型の検出器を用いて被検体を撮影している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、被検体の横断
面形状は略楕円体であることから、上記大型の検出器で
は、被検体に対する視野中心から視野周辺(例えば被検
体の前面または後面に対面して検出器が位置している場
合には被検体の腕部に近い部分であり、被検体の外周方
向での視野周辺;以下視野周辺とは被検体の外周方向で
の視野周辺のことをいう)に近づくに従い、被検体と検
出器との間の距離が視野中心での距離に比して長くな
り、解像力が低下するといった問題がある。
【0005】また、最近にあっては、曲面を持つ大型N
aI結晶を用いたγカメラが提案されているが、コスト
が高いという欠点があると共に曲面の曲率に限界があ
り、しかも被検体の形状に合わせて曲率を変更できない
という問題がある。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、被検体の形状に拘わらず、2次
元放射線検出器の視野全体において高い解像力を得るの
を可能とした放射線イメージング装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による放射線イメ
ージング装置は、放射線を検出可能な2次元放射線検出
器を被検体周りに回転させながら被検体から放射される
放射線を検出することで、被検体から生じるイメージデ
ータを収集する放射線イメージング装置において、検出
器は複数備えられ、これらの検出器は、互いに近接し被
検体に対向して並設されると共に、被検体の外周の形状
に合わせて個々に独立して被検体に接離する方向に移動
する構成である。このため、各検出器の被検体に対する
距離は、従来技術の大型の検出器を用いた場合に比して
短くされる。
【0008】ここで、複数の検出器は、前記被検体の外
周の形状に合わせて個々に独立して被検体に接離する方
向に移動すると共に被検体に対面するのが好ましい。こ
のような構成を採用した場合、検出器と被検体とが対面
するため、検出器の視野全体と被検体との間の距離が短
くされる。
【0009】また、複数の検出器は、被検体の全長方向
に並進移動するのが好ましい。このような構成を採用し
た場合、被検体の全身に対するイメージデータの収集が
可能とされる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る放射線イメー
ジング装置の好適な実施形態について添付図面を参照し
ながら説明する。なお、各図において、同一の要素には
同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0011】図1は、第1実施形態に係る放射線イメー
ジング装置の概略を示す斜視図であり、本実施形態の放
射線イメージング装置は、例えばSPECT装置に採用
されるもので、被検体テーブル1上に寝載した被検体2
の所望断層画像を再構成すべく、被検体2から放射され
る放射線を被検体周り360°の方向から検出して被検
体2から生じるイメージデータを収集する。
【0012】この放射線イメージング装置は概略、被検
体2の前面に対向すると共に被検体テーブル1の短軸方
向(図示矢印C方向)に並設された複数の2次元放射線
検出器(以下単に検出器と呼ぶ)5と、これらの検出器
5を、被検体2の外周の形状に合わせて個々に独立して
被検体2に対して接離させる各々の検出器接離機構22
と、これらの検出器5及び検出器接離機構22を一括し
て被検体周り(図示矢印A方向)に回転させる検出器回
転機構23と、この検出器回転機構23を被検体2の全
長方向(図示矢印B方向)に並進移動させる検出器並進
機構24と、から構成される。
【0013】なお、以降の説明では、各検出器を特定す
る場合には、図1における左の検出器から右の検出器に
対して各々検出器5a,5b,5d,5eと記し、特定
しない場合またはこれら検出器を総称する場合には、単
に検出器5と記す。
【0014】被検体テーブル1は、水平となるように固
定部(不図示)に固定支持され、検査対象としての被検
体2を寝載する。
【0015】検出器5は、本実施形態では、放射線とし
てのγ線を検出するγカメラであり、被検体2から放射
されるγ線を検出することで被検体2から生じるイメー
ジデータを収集する。これらの検出器5は、実公昭61
−16537号公報、特開平9−5442号公報に記載
のカメラに比して個々に小型・軽量であり、低コスト化
が図られている。
【0016】検出器5は、その検出面が被検体2(被検
体テーブル1)を向くように配置され、図4及び図5に
示すように、全体の外観が略直方体形状を成し、図4に
示すように、その被検体側部分に、検出器面と垂直な方
向から到来するγ線を通過させるコリメータ11を有す
る。
【0017】検出器本体は、上記コリメータ11が外部
に突出するようにして遮光ケース12内に収納され、コ
リメータ11を介して入射されるγ線を受光しその受光
量に応じた光子を発するシンチレータ13と、このシン
チレータ13からの光子を光電面14で受けこの受光量
に応じた電気信号を前処理回路15を介して出力する光
電子倍増管(Photo-Multiplier-Tube;以下単にPMT
と記す)16と、を備える。
【0018】コリメータ11は、例えば鉛やタングステ
ン等より構成される。シンチレータ13としては、例え
ばCsI(Na)、CsI(Tl)、YSO、NaI
(Tl)等が採用される。当該シンチレータ13は、個
々が分離したモザイク状で各セグメントの周りに反射材
17が設置される。なお、各セグメント間に反射材17
を用いずに、空気層と結晶との屈折率差を利用してセグ
メントを分離するようにしても良い。
【0019】PMT16は、チャンネル型ダイノード1
8を用いた位置検出型PMTであり、後段にマルチアノ
ード(クロスアノードでも可)19が配置される。そし
て、遮光ケース12内に対しては、給電を行う電圧供給
線20が接続されると共に前処理回路15からの信号を
出力する信号出力線21が接続され、この出力に従って
後段の処理装置で被検体2の所望断層画像が再構成され
る構成になされている。
【0020】検出器5は、図1に示すように、互いに近
接して並設されると共に、被検体2の当該並設方向Cで
最も長い部分(例えば胸部や腹部)でも両外側の検出器
5a,5eが被検体2に対向するような個数で並設され
る。これは、並設された検出器5により被検体2の略片
面をカバーするためであり、本実施形態では、5個の検
出器が用いられている。
【0021】図2は、検出器接離機構22を示す平面
図、図3は、図2の一部断面左側面図である。なお、便
宜上、図1の左側を正面とする。
【0022】各検出器5に対応して設けられた検出器接
離機構22は、図1〜図3に示すように、検出器5の並
設方向Cに延在すると共に被検体テーブル1に対向する
ように配置された検出器支持板3と、各検出器5に対応
するようにして検出器支持板3に各々固定された検出器
接離モータ6と、一端が検出器5の裏面側中央に回転可
能に連結された送り螺子7と、この送り螺子7に螺合す
ると共に、検出器支持板3に固定された軸受9により回
転自在に支持され且つ軸線方向(図1における矢印D方
向)の移動が規制されたスリーブ8と、検出器接離モー
タ6の回転駆動力を当該スリーブ8に伝達する動力伝達
機構10と、を備える。
【0023】この動力伝達機構10は、検出器接離モー
タ6の出力軸に固定された駆動プーリ31と、スリーブ
8の端部に設けられた従動プーリ32と、これらのプー
リ31.32間に掛け渡されたベルト33と、から構成
される。
【0024】また、検出器5は、その裏面側の対角位置
に突設され軸部が検出器支持板3に摺動自在に支持され
る一対のガイドロッド34により、送り螺子7と連れ回
らないように構成される。
【0025】そして、検出器接離モータ6の駆動によ
り、スリーブ8が回転されて送り螺子7が回転しながら
矢印D方向に進退し、検出器5が回転することなく同方
向Dに進退することで当該検出器5が被検体2に対して
接離される。また、検出器接離モータ6は、対応する検
出器5が被検体2の外周の形状に合わせて近接するよう
に、すなわち何れの検出器5も被検体2に近接するよう
に駆動される。
【0026】検出器回転機構23は、図1に示すよう
に、その出力軸25aが被検体テーブル1上の被検体2
の体軸と略同軸に配置された検出器回転モータ25と、
この検出器回転モータ25の出力軸25aを軸心とした
回転駆動力を上記検出器支持板3に伝達するように当該
検出器回転モータ25の出力軸25aと検出器支持板3
とを連結する回転アーム26及び回転伝達軸27と、を
備える。そして、検出器回転モータ25の駆動により、
複数の検出器5及び検出器接離機構22が一括して被検
体周りに回転される。
【0027】検出器並進機構24は、固定部に固定され
た検出器並進モータ28と、この検出器並進モータ28
の出力軸28aに固定されたピニオン29と、このピニ
オン29と噛合すると共に上記検出器回転モータ25を
固定載置し、ガイド部材(不図示)により支持されて被
検体2の全長方向Bでの並進移動がガイドされるラック
30と、を備える。そして、検出器並進モータ28の駆
動により、上記複数の検出器5及び検出器接離機構2
2、検出器回転機構23が一括して被検体2の全長方向
Bに進退される。
【0028】このように構成された放射線イメージング
装置で被検体2の前面側で例えば胸部を撮影する場合、
先ず、検出器並進モータ28を駆動して、並設された検
出器5を胸部に対向する位置に並進移動し、次いで、検
出器接離モータ6を個々に独立して駆動して、図6及び
図7(b)に示すように、各検出器5を、被検体2の胸
部外周の形状に合わせて近接するように移動する。その
結果、各検出器5は、検出器群の中央の検出器5cから
外側の検出器5a,5eに行くに従い、その検出器支持
板3からの突出量が大きくなる。
【0029】ここで、図7に示す一転鎖線Eは、従来技
術で説明した大型の検出器を用いた場合の検出面の位置
を示す。図より明らかなように、各検出器5の被検体2
の胸部に対する距離は従来技術に比して短くされ、特
に、従来技術の大型の検出器での視野周辺に対応する外
側の検出器5a,5eでは大幅に短くされる。
【0030】このため、被検体2の形状に拘わらず、検
出器5の視野全体において高い解像力が得られるように
なっている。
【0031】このようにして被検体2の胸部略前面の撮
影がなされたら、検出器回転モータ25を駆動して、複
数の検出器5及び検出器接離機構22を一括して被検体
周りに回転する。
【0032】ここで、図7(b)に示した状態で回転す
ると、勿論、検出器5と被検体2との間の距離が刻々と
変化することになるが、本実施形態では、検出器5が回
転しても、各検出器5が、図8に示すように、被検体2
の外周の形状に合わせて個々に独立して近接するように
移動されるため、検出器5の視野全体において高い解像
力が得られる。そして、このようにして被検体周り36
0°の方向からの撮影がなされることで、この収集した
データを基に被検体2の所望断層画像が再構成される。
【0033】また、被検体2の全身または他の特定部位
を撮影する場合には、検出器並進モータ28を駆動して
検出器5を並進移動するが、この時も、検出器5と被検
体2との間の距離は変化する。
【0034】すなわち、図7に代表して示すように、被
検体2の頭部(図7(a)参照)、胸部(図7(b)参
照)、脚部(図7(c)参照)では、各々その形状が異
なるため、検出器5と被検体2との間の距離は変化する
ことになるが、本実施形態では、検出器5が並進移動し
ても、各検出器5が、図7に示すように、被検体2の外
周の形状に合わせて個々に独立して近接するように移動
されるため、検出器5の視野全体において高い解像力が
得られる。そして、並進移動先での各検出器5の回転動
作及び回転中の被検体2に対する接離動作は、前述した
のと同様に実施される。
【0035】図9は、第2実施形態に係る放射線イメー
ジング装置の検出器接離機構を示す平面図、図10は、
図9の一部断面左側面図である。
【0036】この第2実施形態の放射線イメージング装
置にあっては、中央の検出器5cを被検体2に対して接
離する中央の検出器接離機構22はそのままとされ、そ
れ以外の検出器5a,5b,5d,5eを被検体2に対
して接離する各々の検出器接離機構22が別の構成の検
出器接離機構42に各々代えられている。
【0037】この検出器接離機構42は、上記中央の検
出器を5c除いた検出器5a,5b,5d,5eの裏面
側に配置される検出器接離モータ46を各々備える。こ
の検出器接離モータ46は、待機状態(図10に示す状
態であって、検出器5が全て一列に並んだ状態)におい
て、その出力軸が、検出器支持板3の長手方向Cと平行
を成すと共にこの検出器接離モータ46が配置された検
出器5a,5b,5d,5eよりさらに中央側の検出器
5b,5c,5c,5dの裏面側に向かうように配置さ
れる。そして、この検出器接離モータ46は、検出器5
b,5c,5c,5d裏面の同上方向Cに対して揺動す
るように支持される(図10の矢印F参照)。
【0038】この検出器接離モータ46の出力軸には、
当該出力軸と同軸に送り螺子47が連結され、この送り
螺子47は、当該検出器接離モータ46を支持する検出
器5a,5b,5d,5eよりさらに中央側の検出器5
b,5c,5c,5dの裏面側に配置されたスリーブ4
8に螺合される。このスリーブ48は、検出器接離モー
タ46の場合と同様に、検出器5b,5c,5c,5d
裏面の同上方向Cに対して揺動するように支持される。
【0039】また、近接する検出器5同士の被検体側の
近接部は、図10に示すように、検出器支持板3の短手
方向B(紙面に垂直な方向)に延在する連結軸50を介
して互いに回動可能に連結される。
【0040】そして、検出器接離モータ6の駆動によ
り、中央の検出器5cと共に他の検出器5a,5b,5
d,5eが、矢印D方向(図10参照)に進退して被検
体2に対して接離されると共に、検出器接離モータ46
の駆動により、図11に示すように、中央以外の検出器
5a,5b,5d,5eが各連結軸50を支点としてそ
れより中央側の検出器5b,5c,5c,5dとの開角
を増減するように回動する(但し開角の最大は隣の検出
器と一列に並んだ180°)。これらの検出器接離モー
タ6,46は、対応する検出器5が被検体2の外周の形
状に合わせて近接すると共に被検体2に対面するように
駆動される。
【0041】このように構成された放射線イメージング
装置で被検体2の前面側で例えば胸部を撮影する場合に
は、中央の検出器5cに対応する検出器接離モータ6を
駆動すると共に検出器接離モータ46を個々に独立して
駆動して、図12及び図13(b)に示すように、各検
出器5を、被検体2の胸部外周の形状に合わせて近接す
るように移動すると共に当該被検体2の胸部に対面する
ように移動する。なお、図13にける点線は、検出器接
離モータ46を駆動しない場合の検出器5の位置を示し
ている。
【0042】このように、本実施形態では、検出器5と
被検体2とがさらに対面するため、第1実施形態に比し
て、検出器5の視野全体と被検体2との間の距離がさら
に短くされる。その結果、検出器5の視野全体において
一層高い解像力が得られるようになっている。
【0043】また、検出器回転モータ25の駆動による
検出器5の回転中も、検出器接離モータ6,46を駆動
して、各検出器5を、被検体2の外周の形状に合わせて
近接するように移動すると共に当該被検体2に対面する
ように移動するというのはいうまでもない。
【0044】また、図13(a)に示すように、被検体
2の頭部を撮影する場合には、胸部を撮影する場合に比
して、中央の検出器5cに隣接する検出器5b,5dの
当該中央の検出器5cに対する開角が大幅に小さくなる
と共に検出器5b,5dより外側に隣接する検出器5
a,5eの当該検出器5b,5dに対する開角が多少小
さくなるように個々の検出器接離モータ46を駆動すれ
ば良い。これにより、全部の検出器5が被検体2の頭部
に対面するように移動される。
【0045】また、図13(c)に示すように、被検体
2の脚部を撮影する場合には、胸部を撮影する場合に比
して、中央の検出器5cに隣接する検出器5b,5dの
当該中央の検出器5cに対する開角が多少小さくなると
共に検出器5b,5dより外側に隣接する検出器5a,
5eの当該検出器5b,5dに対する開角が大幅に小さ
くなるように個々の検出器接離モータ46を駆動すれば
良い。これにより、全部の検出器5が被検体2の脚部に
対面するように移動される。
【0046】以上、本発明をその実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、例えば、上記第1実施形態においては、検
出器接離モータ6を個々に独立して駆動して全部の検出
器5を被検体2に近接するようにしているが、さらに全
部の検出器5が一体に同一の方向を向くように首振りさ
せるように構成しても良い。
【0047】また、検出器(γカメラ)5を、CdZn
Te等の半導体検出器を用いたものとしても良い。
【0048】
【発明の効果】本発明による放射線イメージング装置
は、複数の2次元放射線検出器を用い、これらの検出器
を、互いに近接し被検体に対向して並設すると共に被検
体の外周の形状に合わせて個々に独立して被検体に接離
する方向に移動し且つ被検体周りに回転し、各検出器の
被検体に対する距離を、従来技術の大型の検出器を用い
た場合に比して短くするように構成したものであるか
ら、被検体の形状に拘わらず、検出器の視野全体におい
て高い解像力を得るのが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る放射線イメージング装置の
概略を示す斜視図である。
【図2】図1中の検出器接離機構を示す平面図である。
【図3】図2の一部断面左側面図である。
【図4】図1中の検出器を示す構成図である。
【図5】コリメータ及び遮光ケースを外した状態での検
出器を示す外観斜視図である。
【図6】第1実施形態に係る放射線イメージング装置が
動作して検出器が被検体に接近した状態を示す斜視図で
ある。
【図7】第1実施形態に係る放射線イメージング装置が
動作して検出器が被検体の全長方向に移動すると共に被
検体に接近した状態を示す各説明図であり、(a)は頭
部位置での状態説明図、(b)は胸部位置での状態説明
図、(c)は脚部位置での状態説明図である。
【図8】第1実施形態に係る放射線イメージング装置が
動作して検出器が被検体周りに回転すると共に被検体に
接近した状態を示す説明図である。
【図9】第2実施形態に係る放射線イメージング装置の
検出器接離機構を示す平面図である。
【図10】図9の一部断面左側面図である。
【図11】第2実施形態に係る放射線イメージング装置
の動作を示す一部断面左側面図である。
【図12】第2実施形態に係る放射線イメージング装置
が動作して検出器が被検体に接近した状態を示す斜視図
である。
【図13】第2実施形態に係る放射線イメージング装置
が動作して検出器が被検体の全長方向に移動すると共に
被検体に接近した状態を示す各説明図であり、(a)は
頭部位置での状態説明図、(b)は胸部位置での状態説
明図、(c)は脚部位置での状態説明図である。
【符号の説明】
2…被検体、5,5a,5b,5c,5d,5e…2次
元放射線検出器、22,42…検出器接離機構、23…
検出器回転機構、24…検出器並進機構。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線を検出可能な2次元放射線検出器
    を被検体周りに回転させながら前記被検体から放射され
    る放射線を検出することで、前記被検体から生じるイメ
    ージデータを収集する放射線イメージング装置におい
    て、 前記検出器は複数備えられ、 これらの検出器は、互いに近接し前記被検体に対向して
    並設されると共に、前記被検体の外周の形状に合わせて
    個々に独立して前記被検体に接離する方向に移動するこ
    とを特徴とする放射線イメージング装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の検出器は、前記被検体の外周
    の形状に合わせて個々に独立して前記被検体に接離する
    方向に移動すると共に前記被検体に対面することを特徴
    とする請求項1記載の放射線イメージング装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の検出器は、前記被検体の全長
    方向に並進移動することを特徴とする請求項1または2
    記載の放射線イメージング装置。
JP2522099A 1999-02-02 1999-02-02 放射線イメージング装置 Expired - Fee Related JP4354036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2522099A JP4354036B2 (ja) 1999-02-02 1999-02-02 放射線イメージング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2522099A JP4354036B2 (ja) 1999-02-02 1999-02-02 放射線イメージング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000221271A true JP2000221271A (ja) 2000-08-11
JP4354036B2 JP4354036B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=12159891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2522099A Expired - Fee Related JP4354036B2 (ja) 1999-02-02 1999-02-02 放射線イメージング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4354036B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333512A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Shimadzu Corp 核医学診断装置およびエミッションデータの吸収補正方法
JP2008175775A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Shimadzu Corp Pet装置
JP2009031306A (ja) * 2008-09-30 2009-02-12 Toshiba Corp 核医学診断装置
JP2009530617A (ja) * 2006-03-14 2009-08-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 高効率のトランスミッション測定を伴う核医学イメージングシステム
WO2015079857A1 (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 株式会社日立製作所 放射線撮像装置、放射線撮像方法および核医学診断装置
JP2017020865A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 富士電機株式会社 放射線モニタ及びハンドフットクロスモニタ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530617A (ja) * 2006-03-14 2009-08-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 高効率のトランスミッション測定を伴う核医学イメージングシステム
JP2007333512A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Shimadzu Corp 核医学診断装置およびエミッションデータの吸収補正方法
JP2008175775A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Shimadzu Corp Pet装置
JP2009031306A (ja) * 2008-09-30 2009-02-12 Toshiba Corp 核医学診断装置
JP4703703B2 (ja) * 2008-09-30 2011-06-15 株式会社東芝 核医学診断装置
WO2015079857A1 (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 株式会社日立製作所 放射線撮像装置、放射線撮像方法および核医学診断装置
JP2015100575A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 株式会社日立製作所 放射線撮像装置、放射線撮像方法および核医学診断装置
US9757077B2 (en) 2013-11-26 2017-09-12 Hitachi, Ltd. Radiation image capturing device, radiation image capturing method, and nuclear medicine diagnosis apparatus
JP2017020865A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 富士電機株式会社 放射線モニタ及びハンドフットクロスモニタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4354036B2 (ja) 2009-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7297956B2 (en) Methods and apparatus for small footprint imaging system
KR100991640B1 (ko) 핵의학 진단장치, 형태단층촬영 진단장치, 핵의학용 데이터연산처리방법 및 형태단층화상 연산처리방법
CA2252993C (en) Detector assembly for multi-modality scanners
US20100163736A1 (en) Spect gamma camera with a fixed detector radius of orbit
JP6720229B2 (ja) 積層検出器を用いる同時x線及びガンマ光子イメージングのためのデバイス及び方法
CN107923982A (zh) 混合式pet/ct成像探测器
WO2014019351A1 (zh) 一种多模态小动物分子影像成像装置及成像方法
JP2010513908A (ja) エネルギー分解検出システム及び撮像システム
US6211523B1 (en) Autocontouring device for gamma camera using radioactive source and transverse motion
US7550728B2 (en) Diagnosis device and diagnosis method for radiographic and nuclear medical examinations
Endo et al. Four-dimensional computed tomography (4D CT)-concepts and preliminary development
JP5176355B2 (ja) 診断装置
WO2012171009A1 (en) Compact endocavity diagnostic probes with rotatable detector for enhanced nuclear radiation detection and 3d image reconstruction
JP3828195B2 (ja) ガンマ線検出器及びそれを用いた核医学診断装置
JP4354036B2 (ja) 放射線イメージング装置
JPS5892974A (ja) 放射型コンピユ−タ断層撮影装置
CN108169787B (zh) Pet探测器、pet系统及pet探测方法
JP3038951B2 (ja) エミッションct装置
JP2001159682A (ja) 核医学装置
JPH08262141A (ja) ポジトロンエミッションct装置
JPH08122438A (ja) Tct・spect同時収集システム
KR101011667B1 (ko) 컴프턴 카메라 및 이를 이용한 단층촬영장치
JP5262152B2 (ja) 診断システム
JP4377468B2 (ja) 放射線検出装置
CN207817219U (zh) 闪烁体灵敏度测量装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees