JP2000219020A - 走行車の姿勢制御装置 - Google Patents

走行車の姿勢制御装置

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JP2000219020A
JP2000219020A JP11024195A JP2419599A JP2000219020A JP 2000219020 A JP2000219020 A JP 2000219020A JP 11024195 A JP11024195 A JP 11024195A JP 2419599 A JP2419599 A JP 2419599A JP 2000219020 A JP2000219020 A JP 2000219020A
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JP
Japan
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auxiliary wheel
chassis
suspension
running surface
wheel
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JP11024195A
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Naoki Kubo
直樹 久保
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自律走行車の姿勢を安定に維持しつつ、駆動
輪と走行面との接触を確実に保ちスムーズな走行を可能
とすること。 【解決手段】 補助輪170は、サスペンション回転軸
133を中心に回転可能なサスペンションアーム140
を介して車台101に取付けられている。サスペンショ
ンアーム140はサスペンションばね143a,143
bにより補助輪170を走行面に押しつける方向に回転
する力を受けている。車台101が回転して固定補助輪
180の軸と車台後部102との距離が所定の距離より
大きくなると、マイクロスイッチ187で検知され、付
勢板160が付勢ばね165を圧縮する方向に回転す
る。付勢ばね165の圧縮力はサスペンションアーム1
40に加えられ、補助輪170を走行面に押す力が強く
なるとともに、車台101が元の状態に戻るように回転
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は走行車の姿勢制御
装置に関し、特に補助輪と車体との間にサスペンション
機能を備えた走行車の姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、平坦な空間を移動可能な自律
走行車が知られている。この自律走行車には、部屋と廊
下との敷居部分等の段差の乗り越えをスムーズに行なう
ために、補助輪と車体との間に緩衝機としてサスペンシ
ョンを設けた自律走行車がある。サスペンションを設け
ることにより、段差を乗り越える際に、自律走行車の姿
勢を安定した状態に保つことができるので、段差をスム
ーズに乗り越えることができる。また、サスペンション
に接続された補助輪が段差に乗り上げた場合であって
も、駆動輪が走行面との接触を保つことができるので、
駆動輪がスリップする等の支障を少なくすることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自律走行車が乗り越え
ようとする段差が大きければ大きいほど、自律走行車を
駆動する駆動モータのトルクを向上させる必要があり、
また、車高を高くする必要がある。さらに自律走行車の
車高を高くするに伴い、サスペンションのストロークを
増大させることが必要となる。
【0004】しかしながら、車高を高くすると、自律走
行車がスロープを昇降する際に、自律走行車の重心が移
動する量が大きくなる。重心の移動により、サスペンシ
ョンに接続された補助輪側に自律走行車の荷重が偏る
と、サスペンションが沈み込んでしまう。サスペンショ
ンのストロークを増大させると、サスペンションの沈み
込み量が大きくなり、その結果自律走行車の姿勢が崩れ
てしまうという弊害が生じる。
【0005】一方、サスペンションの弾性力を強くする
ことにより上記弊害を防止することができるが、サスペ
ンションの弾性力を強くすると駆動輪を浮き上がらせる
方向に力が働き、走行面との摩擦力が減少して駆動輪が
スリップしてしまうという問題が発生する。
【0006】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、自律走行車の姿勢を安定に維持しつ
つ、駆動輪と走行面との摩擦力を確実に保つことができ
る走行車の姿勢制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めにこの発明のある局面による走行車の姿勢制御装置
は、車台と、車台を駆動するための駆動輪と、車台を支
持するための第1の補助輪と、車台と第1の補助輪との
間に設けられ、第1の補助輪を車台に対して上下方向に
移動可能なサスペンション機構と、車台の走行面に対す
る変位を検知する検知手段と、検知手段の出力に応じて
サスペンション機構の弾性力を変化させる制御手段とを
備える。
【0008】好ましくは走行車の姿勢制御装置の検知手
段は、車台の走行面からの距離の変化を検知することに
より車台の走行面に対する変位を検知することを特徴と
する。
【0009】さらに好ましくは走行車の姿勢制御装置
は、車台に取付けられた第2の補助輪をさらに備え、検
知手段は、第2の補助輪の走行面からの浮きを検知する
ことにより車台の走行面に対する変位を検知することを
特徴とする。
【0010】さらに好ましくは走行車の姿勢制御装置の
制御手段は、サスペンション機構に弾性力を付加する付
加手段を含み、検知手段で車台の走行面に対する変位を
検知している間、付加手段を能動化することを特徴とす
る。
【0011】さらに好ましくは走行車の姿勢制御装置の
制御手段は、サスペンション機構に弾性力を付加する付
加手段を含み、検知手段で車台の走行面に対する変位を
検知してから検知しなくなった後所定の時間が経過する
まで、付加手段を能動化することを特徴とする。
【0012】さらに好ましくは走行車の姿勢制御装置
は、駆動輪に懸かる荷重を計測するセンサをさらに備
え、制御手段は、サスペンション機構に弾性力を付加す
る付加手段を含み、検知手段で車台の走行面に対する変
位を検知してからセンサで計測した荷重が所定の値にな
るまで、付加手段を能動化することを特徴とする。
【0013】これらの発明に従うと、自律走行車の姿勢
を安定に維持しつつ、駆動輪と走行面との摩擦力を確実
に保つことが可能な走行車の姿勢制御装置を提供するこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の1つにお
ける自律走行車について図面を参照して説明する。な
お、図中同一符号は同一または相当する部材を示す。
【0015】図1は、本発明の実施の形態の1つにおけ
る自律走行車の平面図である。図2は、図1のA−A線
断面図である。図1および図2を参照して、自律走行車
100は、自律走行車100の基台となる車台101
と、車台101に取付けられ自律走行車を駆動するため
の右側駆動輪110aおよび左側駆動輪110bと、サ
スペンションアーム140およびサスペンションばね1
43a,143bとにより構成されるサスペンション機
構と、サスペンション機構により前記車台と接続される
補助輪170と、車台101の後部にあたる車台後部1
02の下方に取付けられた走行面と平行な面で回転可能
な固定補助輪180とを含む。
【0016】車台101は、その左右の両側に駆動輪1
10a,110bを支持するための右側壁102aと左
側壁102bと、後部に固定補助輪180を取付けるた
めの車台後部102と、サスペンション回転軸133を
支持するための支持台150a,150bとを含む。サ
スペンション回転軸133は、サスペンションアーム1
40を回転可能に支持するための軸である。
【0017】駆動輪110a,110bは、駆動軸11
4の一端に取付けられ、駆動軸114の他端はプーリ1
15に接続されている。また、駆動軸114は、側壁1
02a,102bに取付けられた軸受118で支持され
ている。軸受118は、ベアリングであり、駆動軸11
4に加わる荷重を測るための圧力センサが取付けられて
いる。この圧力センサをセンシングすることにより、軸
受114にかかる荷重をリアルタイムに測ることができ
る。
【0018】プーリ115は、ベルト117で駆動プー
リ116と接続されており、駆動プーリ116はギア部
113を介して駆動モータ112a,112bと接続さ
れている。
【0019】したがって、右駆動モータ112aは右駆
動輪110aを回転駆動することができ、左駆動モータ
112bは左駆動輪110bを回転駆動することができ
る。このように、右駆動輪110aと左駆動輪110b
とはそれぞれ専用の駆動モータによって独立して回転駆
動される。これにより、自律走行車100は前進、後
退、カーブ走行、その場回転等の動作を行なうことがで
きる。
【0020】サスペンションアーム140は、補助輪1
70と車台101とを接続するための部材である。サス
ペンションアーム140の一端の補助輪取付部142の
下方に取付けられた回転軸189aを介して回転機構1
71が取付けられ、回転機構171は、車体前部に対し
て走行面と平行な面内で自由に回転することができる。
また、回転機構171は、補助輪170を挟むように保
持する。そしてサスペンションアーム140の他端に
は、フック146がナット144で取付けられており、
フック146にはサスペンションばね143a,143
bが掛けられている。サスペンションばね143aの他
端は、車台101に固定されたフック145に掛けられ
ている。
【0021】またサスペンションアーム140は、サス
ペンション回転軸133に回転可能に支持されている。
サスペンション回転軸133は、車台101に取付けら
れた支持台150a,150bに回転可能に支持されて
いる。したがって、サスペンションアーム140は、サ
スペンション回転軸133を中心に回転することができ
る。これにより、補助輪170は、車台101に対して
上下方向に移動することが可能となる。補助輪170が
車台101に対して上方向に移動する場合には、サスペ
ンションアーム140はサスペンション回転軸133を
中心にして図2で時計回りに回転する。逆に、補助輪1
70が車台101に対して下方に移動する場合には、サ
スペンションアーム140はサスペンション回転軸13
3を中心にして図2で時計と反対回りに回転する。
【0022】サスペンションアーム140は、サスペン
ションばね143a,143bの引張り力により、図2
で時計と反対回りの方向に回転する力を受ける。この回
転力により、補助輪170を走行面に対して押しつける
力を得る。これにより、駆動輪110a,110bと補
助輪170とがそれぞれ接触する走行面に高低差がある
場合であっても、駆動輪110a,110bと補助輪1
70とが走行面に接触した状態を保つことができる。換
言すれば、サスペンションばね143a,143bによ
りサスペンションアーム140が受ける回転力と補助輪
170が走行面より受ける反力とが釣り合うことによ
り、サスペンション機能が働く。
【0023】補助輪170を走行面に押しつける力は、
車体101に取付けられたフック146に反力として働
き、車台101を上方に持ち上げる力と釣り合う。
【0024】サスペンション回転軸133は、摩擦式の
電磁クラッチ130の摩擦板131aと接続されてい
る。電磁クラッチ130のONにより、摩擦板131a
とクラッチギア132と結合した摩擦板131bとが摩
擦による接触を保ち、同じ方向に同じ回転速度で回転す
る。電磁クラッチ130がOFFすることにより、摩擦
板131aと摩擦板131bとは摩擦による接触から解
放され、摩擦板131bの回転力は摩擦板131aに伝
達されない。
【0025】クラッチギア132は、ギア122と噛み
合い、ギア122は変速部121を介してモータ120
に接続されている。
【0026】また、サスペンション回転軸133には、
付勢板160が取付けられている。付勢板160のサス
ペンション回転軸133から所定の距離だけ離れた位置
に、付勢ばね165が取付具163で取付けられてい
る。付勢ばね165の他端は、サスペンションアーム1
40のサスペンション回転軸133から所定の距離だけ
離れた位置に取付具163で取付けられている。
【0027】付勢板160は、サスペンション回転軸1
33の回転に伴いサスペンション回転軸133を中心に
回転することができる。付勢板160が回転することに
より、付勢ばね165を介してサスペンションアーム1
40をサスペンション回転軸133を中心に回転運動さ
せる力が与えられる。
【0028】すなわち、付勢板160が図2で時計と反
対回りにサスペンション回転軸133を中心に回転する
ことにより、付勢ばね165を介してサスペンションア
ーム140にサスペンション回転軸133を中心に時計
と反対回りに回転する力を与える。これにより、補助輪
170を走行面に押しつける力が働く。
【0029】固定補助輪180は、車台101の車台後
部102の下方に回転機構181を介して取付けられて
いる。回転機構181の回転軸189bは、車台後部1
02の下方に取付けられている。回転機構181は、車
台後部に対して走行面と平行な面内で自由に回転するこ
とができる。また、回転機構181は固定補助輪180
の軸を支持している。そして、固定補助輪180が走行
面から浮いた状態を検知するためのマイクロスイッチ1
87を備えている。この回転機構の構成については後で
詳しく説明する。
【0030】図3は、電磁クラッチ130の動作を説明
するための模式図である。図を参照して、モータ120
の回転力は、変速部121を介してギア122に伝達さ
れる。変速部121は、モータ120の回転速度を変換
するための複数のギアを内蔵しており、モータ120の
回転速度を減速するとともに回転力を増加させる。ギア
122とクラッチギア132とは噛合しており、ギア1
22の回転力は回転方向が反対となってクラッチギア1
32に伝達される。クラッチギア132は摩擦板131
bと結合しており、サスペンション回転軸133を中心
に空転する。電磁クラッチ130がONすることによ
り、クラッチギア132がギア122と噛合しつつサス
ペンション回転軸133上を摩擦板131bが摩擦板1
31a方向にスライドする。これにより、摩擦板131
bは摩擦板131aと接触し、摩擦力により同じ方向に
回転する。摩擦板131aの回転は、サスペンション回
転軸133にそのまま伝達される。
【0031】したがって、モータ120のトルクとサス
ペンション回転軸133を回転させるトルクとが比例す
ることになるので、モータ120のトルクを制御するこ
とにより、サスペンション回転軸133のトルクを変化
させることが可能となる。これにより、サスペンション
アーム140に付加する弾性力を制御することができ
る。
【0032】一方、付勢板160は、付勢ばね165か
らサスペンション回転軸133より受ける回転力と反対
方向に回転する力を受ける。上述の通りサスペンション
回転軸133を回転させるためのトルクは摩擦板131
aと摩擦板131bとの接触による摩擦力により生じる
ものである。したがって、サスペンション回転軸133
を回転させることができるトルクの最大値は、摩擦板1
31aと摩擦板131bとの接触による摩擦力の最大値
により決まる。これより大きなトルクがサスペンション
回転軸133に付勢ばね165から加わる場合には、摩
擦板131aと摩擦板131bとの間で滑りが生じる。
【0033】このことを利用して、モータ120のトル
クによる制御を行なうことなく、摩擦板131aと摩擦
板131bとが滑る状態で接触して生じる摩擦力を、サ
スペンション回転軸133を回転させるためのトルクと
することができる。この場合には、サスペンション回転
軸133には一定のトルクが加わることになるが、モー
タ120のトルクを制御する必要がないので簡単な構成
とすることができる。
【0034】一方、電磁クラッチ130がOFFの場合
には、摩擦板131bは、サスペンション回転軸133
上を摩擦板131aと離れる方向にスライドする。これ
により、摩擦板131aと摩擦板131bとは接触しな
いので、摩擦板131bの回転力は摩擦板131aに伝
達されることはない。したがって、摩擦板131bに取
付けられたクラッチギア132は空転することになる。
【0035】図4は、電磁クラッチ130をONするこ
とにより補助輪170を走行面に押しつける力の変化を
説明するための図である。図を参照して、サスペンショ
ンアーム140は、サスペンションばね143a,14
3bにより矢印D方向に力を受ける。これにより、サス
ペンションアーム140がサスペンション回転軸133
を中心にして図中で時計と反対回りに回転する。これに
より、補助輪170は、矢印E方向にサスペンションば
ね143の引張り力に応じた力で走行面に押しつけられ
る。モータ120によりギア122が矢印A方向に所定
の速度で回転すると、クラッチギア132は矢印B方向
に回転する。ギア122とクラッチギア132との歯数
が同じであれば、クラッチギア132とギア122との
回転数は同じとなる。電磁クラッチ130がONする
と、上述した摩擦板131aと摩擦板131bとの摩擦
によりサスペンション回転軸133が矢印B方向に摩擦
板131bと同じ回転速度で回転しようとする。
【0036】したがって、サスペンション回転軸133
に取付けられた付勢板160がサスペンション回転軸1
33を中心に矢印C方向に回転しようとする。これによ
り、付勢板160とサスペンションアーム140との間
に設けられた付勢ばね165が圧縮される。付勢ばね1
65に加わる圧縮力は、サスペンションアーム140の
付勢ばね165との接合部分に加わる。これにより、サ
スペンションアーム140が矢印F方向に回転しようと
する。サスペンションアーム140が矢印F方向に回転
しようとする力は、補助輪170を走行面に対して矢印
E方向に押しつける力の反力とつり合う。このように、
電磁クラッチ130をONすることにより、付勢ばね1
65が圧縮されてサスペンションアーム140に矢印F
方向に回転する力が加わり、補助輪170が走行面に押
しつけられる。したがって、サスペンションばね143
でサスペンションアーム140を常にサスペンション回
転軸133を中心に矢印F方向に回転させようとする力
に加えて、付勢ばね165の弾性力によりサスペンショ
ンアーム140を矢印F方向に回転させようとする力を
付加することができる。
【0037】図5は、固定補助輪180を支持する回転
機構181を説明するための断面図である。図を参照し
て、回転機構181は、回転機構の本体となる回転部1
82と、固定補助輪180の軸を支持するとともに回転
部182に対して走行面と垂直な面内で回転可能に支持
された可動部183と、可動部183と回転部182と
に掛けられたばね186と、マイクロスイッチ187と
を含む。
【0038】回転部182は、回転軸189bで車体1
01の車体後部102の下方に接続されている。そし
て、回転部182は、回転軸189bを軸として走行面
と平行な面内で回転可能となっている。
【0039】固定補助輪180はその軸を可動部183
の軸受185で支持されており、可動部183の軸受1
85とは反対側に設けられた固定軸受184で回転部1
82に取付けられている。したがって、固定補助輪18
0の軸は、固定軸受184を中心にして回転移動するこ
とができる。これにより、固定補助輪180は、回転部
182が上下に移動した場合であっても、所定の距離内
であれば走行面との接触を保つことができる。このと
き、固定補助輪180を走行面に対して押しつける力を
与えるために、可動部183の固定軸受184に対して
軸受185と反対側の端にばね186の一端が掛けられ
ており、ばね186の他端は回転部182に掛けられて
いる。これにより、ばね186が縮む方向の力が可動部
183に加えられる。したがって、可動部183は常に
固定軸受184を中心にして図5(A)で時計回りに回
転する力が加えられる。
【0040】固定補助輪180には、自律走行車100
の荷重の一部が加わる。その荷重を支えるために、可動
部183は、軸受185が固定軸受184よりも上方に
こないように図示しないストッパで止められる。図5
(A)に示す可動部183の位置が自律走行車100が
通常の走行を行なっている場合にストッパで動きが制限
された位置となる。
【0041】マイクロスイッチ187は、回転部182
の上面下方に取付けられており、マイクロスイッチ18
7から延びる検出レバー188が固定補助輪180の軸
に接触するようになっている。
【0042】図5(B)は、自律走行車100の走行姿
勢が崩れて、車体101の車台後部102が上方に移動
した場合の回転機構181を説明するための断面図であ
る。図を参照して、車台後部102の上方移動に伴って
回転部182も上方に移動する。これにより、可動部1
83がばね186の引張り力により軸受185が固定軸
受184よりも下方にくるように回転移動する。その移
動量は、回転部182の移動量に応じた距離となる。こ
のとき、固定補助輪180は走行面との接触を保つ。回
転部182が所定の距離だけ上方に移動すると、回転部
182の上面と固定補助輪180の軸との距離が大きく
なる。回転部182の上面と固定補助輪180の軸との
距離が所定の大きさになるとマイクロスイッチ187が
ONとなる。これにより、車台後部102が走行面に対
して所定の距離以上上方に移動したことを検知すること
ができる。車台後部102が走行面に対して上方に移動
した場合には、所定の距離までは固定補助輪180が走
行面との接触を保った状態ではあるが、固定補助輪18
0では自律走行車100の荷重を全く支えていない状態
であり、この状態を固定補助輪180が走行面から浮い
た状態といえる。
【0043】図6は、本実施の形態における自律走行車
100の制御部の概略構成を示すブロック図である。制
御部は、自律走行車100全体を制御するCPU(中央
演算装置)300を含む。CPU300は、右駆動モー
タ112aおよび左駆動モータ112bを制御すること
により、自律走行車100を前進、後退、カーブ走行、
その場回転等のさまざまな走行動作を行なうことができ
る。CPU300は、右駆動輪エンコーダ301aおよ
び左駆動輪エンコーダ301bと接続されている。右駆
動輪エンコーダ301aは、右駆動輪110aに接続さ
れて右駆動輪110aの回転方向および回転量をCPU
300に送信する。同様に、左駆動輪エンコーダ301
bは、左駆動輪110bに接続されて左駆動輪110b
の回転方向および回転量をCPU300に送信する。C
PU300では、右駆動輪エンコーダ301aと左駆動
輪エンコーダ301bの出力をもとに、自律走行車10
0が移動した方向および距離を算出し、自律走行車10
0が走行した軌跡を演算することにより、現在の位置を
把握する。
【0044】CPU300は、電磁クラッチ130とモ
ータ120と接続されている。モータ120は、CPU
300の指示により、ON/OFFの制御がされる。ま
た、本実施の形態においてはモータ120は一定の回転
数で回転するモータとしたが、CPU300でモータ1
20の回転数を制御するようにしてもよい。これによ
り、付勢ばね165でサスペンションアーム140に付
勢する弾性力をきめ細かく変えることができる。電磁ク
ラッチ130は、CPU300からの指示により、クラ
ッチがON/OFFされる。さらに、CPU300は、
マイクロスイッチ187と接続されており、マイクロス
イッチ187で固定補助輪180の軸が下方に移動した
ことを検知した信号を受信する。
【0045】CPU300に接続される圧力センサ30
2は、右駆動輪110aの駆動軸114にかかる自律走
行車100の荷重と、左駆動輪110bの駆動軸114
にかかる荷重とを検知するためのセンサである。圧力セ
ンサ302は、左右の軸受118に設けられている。
【0046】また、ここでは説明しないが、CPU30
0には種々のセンサ、たとえばCCDセンサ、測距セン
サ、接触センサなどが接続されており、自律走行車10
0の周囲の環境を検知することができる。自律走行車の
周囲の環境とは、自律走行車が置かれている部屋の形状
や大きさ等を表わす地図情報や、自律走行車のまわりに
置かれている障害物の形状やその障害物までの距離など
である。
【0047】図7は、制御部で行なわれる姿勢制御処理
の流れを示すフロー図である。図を参照して姿勢制御処
理ではまず、固定補助輪180の浮き上がりを検出した
か否かが判断される(ステップS01)。固定補助輪1
80の浮き上がりの検出は、マイクロスイッチ187が
ONしたか否かにより検出される。マイクロスイッチ1
87がONになる場合とは、固定補助輪180の軸と回
転部182の上板との距離が所定の値よりも大きくなっ
た場合にONする。
【0048】そして、固定補助輪180の浮き上がりが
検出された場合には、電磁クラッチ130をONする
(ステップS02)。これにより、摩擦板131aと摩
擦板131bとが摩擦による接触をし、クラッチギア1
32の回転力が摩擦板131a,131bを介してサス
ペンション回転軸133に伝わる。サスペンション回転
軸133が回転することにより、付勢板160がサスペ
ンション回転軸133を中心に回転し、付勢ばね165
を下方に圧縮する。付勢ばね165が下方に圧縮される
と、サスペンションアーム140がサスペンション回転
軸133を中心に回転する力を受ける。これにより、補
助輪170が走行面に対して押しつけられる。
【0049】サスペンション回転軸133を回転させる
力の反力により、車台101が元の姿勢に戻る方向に力
を受ける。これにより、固定補助輪180の軸と回転部
182の上板との距離が元の距離に戻るようになる。
【0050】そして、再度固定補助輪180の走行面か
らの浮き上がりが検出されているか否かが判断される
(ステップS03)。そして、固定補助輪180が走行
面に対して浮き上がっていることを検出している間待機
状態となる。この間、電磁クラッチ130はONの状態
となる。したがって、サスペンションアーム140に加
わる弾性力は、付加された状態となっている。
【0051】次に、固定補助輪180が走行面から浮き
上がっていないことを検出してから0.3秒たったか否
かが判断される(ステップS04)。すなわち、マイク
ロスイッチ187がOFFとなってから0.3秒経過す
るまで待機状態となる。これは、固定補助輪180の軸
と回転部182の上板との距離が所定の大きさとなった
後においても、0.3秒の間電磁クラッチ130をON
した状態、すなわちサスペンションアーム140に付加
される弾性力を増加した状態を維持することを示す。こ
れにより、自律走行車100が姿勢を崩した後に、電磁
クラッチ130をONして姿勢を元の姿勢に戻した後、
再度姿勢を崩すという一連の流れが発振により周期的に
連続するという不具合を防止することができる。
【0052】そして、マイクロスイッチ187がOFF
してから0.3秒経過した後に電磁クラッチ130をO
FFする(ステップS05)。これにより、サスペンシ
ョンアーム140に対して加えられる弾性力は、サスペ
ンションばね143a,143bにより加えられる弾性
力だけとなる。
【0053】以上説明したとおり、本実施の形態におけ
る自律走行車は、マイクロスイッチ187により、固定
補助輪180の軸が回転部182の上板と所定の距離だ
け離れたときに、すなわち、固定補助輪180の走行面
に対する浮きを検知している間とマイクロスイッチ18
7で浮きを検知しなくなってから0.3秒経過するまで
の間、サスペンションアーム140にサスペンションば
ね143a,143bにより加えられる弾性力に加え
て、付勢ばね165の弾性力が付勢される。これによ
り、自律走行車100の姿勢が崩れた場合に直ちに元の
姿勢に戻すことができ、安定な走行を可能とする。
【0054】また、付勢ばね165によりサスペンショ
ンアーム140に加える弾性力を、マイクロスイッチ1
87で固定補助輪180が走行面からの浮きを検知して
いる間だけでなく、検知しなくなってから0.3秒経過
するまで弾性力を付勢するようにしたので、自律走行車
100の姿勢が崩れて姿勢を元の位置に戻した後、さら
に姿勢が崩れるという周期が繰返される発振を防止する
ことができる。
【0055】さらに、固定補助輪180の走行面に対す
る浮きを検知している間とマイクロスイッチ187で浮
きを検知しなくなってから0.3秒経過するまでの間だ
け、電磁クラッチ130をONすることにより、サスペ
ンションアーム140に弾性力を付加するようにしたの
で、固定補助輪180が走行面から浮かないときは、電
力を消費しないので省電力である。特に電池を電源とし
て用いる自律走行車には有効である。
【0056】なお、本実施の形態においては、固定補助
輪180の走行面からの浮きを検知することにより、車
台101の走行面に対する変位を検知するようにした
が、車台にジャイロセンサや加速度センサなどを装着し
て、車台の走行面に対する変位を検知するようにしても
よい。 [姿勢制御処理の変形例]次に、姿勢制御処理の変形例
を説明する。図8は、変形された姿勢制御処理の流れを
示すフロー図である。変形された姿勢制御処理では、マ
イクロスイッチ187で固定補助輪180の走行面から
の浮き上がりを検出したか否かが判断される(ステップ
S11)。固定補助輪180の走行面からの浮き上がり
は、マイクロスイッチ187がONとなることにより検
出される。ステップS11では、マイクロスイッチ18
7がOFFの間待機状態となり、マイクロスイッチ18
7がONとなった時点でステップS12に進む。そし
て、ステップS12では、電磁クラッチ130をONす
る。これにより、サスペンションアーム140にサスペ
ンションばね143a,143bによる弾性力に加えて
付勢ばね165による弾性力が加えられる。そして補助
輪170を走行面に押しつける力が増加することによ
り、固定補助輪180の走行面からの浮きがなくなるよ
うに姿勢が元の状態に戻される。
【0057】次に、駆動輪110a,110bのそれぞ
れの駆動軸114にかかる荷重を圧力センサ302で検
出する。検出された荷重Mが所定の荷重M0と比較され
る(ステップS13)。検出された荷重Mが所定の荷重
M0よりも大きい間は待機状態となり、等しいか小さく
なった場合にステップS14に進む。ステップS14で
は、電磁クラッチ130をOFFする。そして処理を終
了する。
【0058】以上説明したとおり、変形された制御処理
では、固定補助輪180の走行面からの浮きを検出した
ときから駆動軸114にかかる荷重Mが所定の荷重M0
よりも大きい間、電磁クラッチ130がONする。これ
により、上述の姿勢制御処理における効果に加えて、駆
動輪110a,110bにかかる荷重が所定の荷重M0
よりも小さくなることがないので、補助輪170を走行
面に押しつける力が増加することにより駆動輪110
a,110bがスリップするという不具合を防止するこ
とができる。
【0059】図9は、本実施の形態における自律走行車
の姿勢制御動作を説明するための図である。図9(A)
は、通常の走行状態における自律走行車の模式的断面図
である。この状態では、サスペンションアーム140
は、サスペンションばね143a,143bとにより弾
性力が加えられ、補助輪170は、一定の力で走行面に
押しつけられている。
【0060】図9(B)は、固定補助輪180が走行面
から浮いた状態を示す図である。自律走行車100の重
心が前方に移動するなどした場合に車台101が傾いて
固定補助輪180が走行面から浮いた状態となる。この
場合、サスペンションばね143a,143bが延びる
ことにより補助輪170を走行面に押しつける力は増大
するけれども、サスペンションばね143a,143b
の弾性力だけでは車台101を元の状態に維持しておく
ことができない力が加わったときに車台101が傾く。
【0061】図9(C)は、電磁クラッチ130がON
したときの状態を示す図である。電磁クラッチ130が
ONすると、付勢板160がサスペンション回転軸13
3を中心にして図面で時計と反対回りに回転することに
より、付勢ばね165に弾性力を発生させる。発生した
付勢ばね165の弾性力は、サスペンションアーム14
0を図中で時計と反対回りにサスペンション回転軸13
3を中心に回転させる力が発生させる。これにより、補
助輪170を走行面に押しつける力が増加する。サスペ
ンション回転軸133を回転させる力の反力が、車台1
01をサスペンション回転軸133を中心にして図面で
時計回りに回転させる力となって働く。その結果、車台
101が図9(A)に示す元の位置に戻ることになる。
【0062】図10は、自律走行車がスロープを下降し
始めてから下降し終わるまでの状態を示す図である。駆
動輪がスロープの始まりに達したとき(図10
(A))、補助輪170は既にスロープを下降している
が、補助輪170と駆動輪110と固定補助輪180と
も走行面との接触を保っている。これは、サスペンショ
ンアーム140が回転して補助輪170の回転軸を下方
に移動させることにより可能となるものである。補助輪
170を下方に移動させるための力は、サスペンション
ばね143によりサスペンションアーム140に付勢さ
れる。これにより、固定補助輪180が走行面より浮き
上がることをある程度防止することができる。
【0063】補助輪170と、駆動輪110a,110
bと、固定補助輪180とがすべてスロープ上にあると
き(図10(B))、自律走行車100の重心は、前方
(補助輪170側)に移動する。これにより、車台10
1がサスペンション回転軸133を中心に時計と反対回
りに回転しようとする力が働き、固定補助輪180が走
行面から浮くことになる。マイクロスイッチ187で固
定補助輪180の走行面からの浮きを検知して電磁クラ
ッチ130をONしてサスペンションアーム140に付
勢する弾性力を増加することにより、固定補助輪180
が走行面から浮かないように車台101を時計回りに回
転させる。
【0064】これにより、自律走行車の補助輪170と
駆動輪110a,110bと、固定補助輪180とがス
ロープである走行面に接触した状態を保ちながらスロー
プを下降することができる。
【0065】駆動輪110a,110bがスロープの終
端に達したとき(図10(C))、補助輪170の回転
軸を上方に移動させることにより、補助輪170と駆動
輪110a,110bと固定補助輪180とが走行面に
接触した状態を維持することができる。この状態におい
ても、自律走行車100の重心は前方に偏っているの
で、サスペンションアーム140に付勢される弾性力を
増加させることにより、固定補助輪180が走行面から
浮くことを防止することができる。
【0066】以上説明したとおり、本実施の形態におけ
る自律走行車は、走行面の状態によって変化する自律走
行車の重心の移動により生じる姿勢の変化を、固定補助
輪180の走行面からの浮きを検知することにより把握
し、元の姿勢に戻すために補助輪170と車台101と
の間に設けられたサスペンション機構の弾性力を所定の
間増加させるようにした。これにより、走行面の形状に
よらず補助輪170と駆動輪110a,110bと、固
定補助輪180とがそれぞれ走行面に接触した状態を保
ちつつスムーズな走行が可能となる。また、サスペンシ
ョン機構の弾性力を増加することにより生ずる駆動輪1
10a,110bがスリップするという弊害を、サスペ
ンション機構の弾性力を自律走行車の姿勢の変化に合わ
せて動的に変化させることにより、防止することができ
る。
【0067】なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける自律走行車
の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】電磁クラッチ130の動作を説明するための模
式図である。
【図4】電磁クラッチ130をONすることにより補助
輪170を走行面に押しつける力の変化を説明するため
の図である。
【図5】固定補助輪180を支持する回転機構181を
説明するための断面図である。
【図6】本実施の形態における自律走行車100の制御
部の概略構成を示すブロック図である。
【図7】姿勢制御処理の流れを示すフロー図である。
【図8】変形された姿勢制御処理の流れを示すフロー図
である。
【図9】本実施の形態における自律走行車の姿勢制御動
作を説明するための図である。
【図10】本実施の形態における自律走行車がスロープ
を下降する場合の状態を説明するための図である。
【符号の説明】
100 自律走行車 101 車台 110a,110b 駆動輪 130 電磁クラッチ 131a,131b 摩擦板 132 クラッチギア 133 サスペンション回転軸 140 サスペンションアーム 160 付勢板 165 付勢ばね 143a,143b サスペンションばね 150a,150b 支持台 170 補助輪 180 固定補助輪 187 マイクロスイッチ 181 回転機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台と、 前記車台を駆動するための駆動輪と、 前記車台を支持するための第1の補助輪と、 前記車台と前記第1の補助輪との間に設けられ、前記第
    1の補助輪を前記車台に対して上下方向に移動可能なサ
    スペンション機構と、 前記車台の走行面に対する変位を検知する検知手段と、 前記検知手段の出力に応じて前記サスペンション機構の
    弾性力を変化させる制御手段とを備えた、走行車の姿勢
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車台の走行面からの距離の変化を検
    知することにより前記車台の走行面に対する変位を検知
    することを特徴とする、請求項1に記載の走行車の姿勢
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記車台に取付けられた第2の補助輪を
    さらに備え、 前記検知手段は、前記第2の補助輪の走行面からの浮き
    を検知することにより前記車台の走行面に対する変位を
    検知することを特徴とする、請求項1に記載の走行車の
    姿勢制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記サスペンション機
    構に弾性力を付加する付加手段を含み、前記検知手段で
    前記車台の走行面に対する変位を検知している間、前記
    付加手段を能動化することを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の走行車の姿勢制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記サスペンション機
    構に弾性力を付加する付加手段を含み、前記検知手段で
    前記車台の走行面に対する変位を検知してから検知しな
    くなった後所定の時間が経過するまで、前記付加手段を
    能動化することを特徴とする、請求項1または2に記載
    の走行車の姿勢制御装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動輪に懸かる荷重を計測するセン
    サをさらに備え、 前記制御手段は、前記サスペンション機構に弾性力を付
    加する付加手段を含み、前記検知手段で前記車台の走行
    面に対する変位を検知してから前記センサで計測した荷
    重が所定の値になるまで、前記付加手段を能動化するこ
    とを特徴とする、請求項1または2に記載の走行車の姿
    勢制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011046336A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Tcm Corp 重量物搬送台車
CN109733141A (zh) * 2019-02-21 2019-05-10 杭叉集团股份有限公司 一种托盘车及其辅助轮总成
CN112223967A (zh) * 2020-09-25 2021-01-15 上海擎朗智能科技有限公司 底盘悬架机构、底盘及机器人
CN112407098A (zh) * 2019-08-23 2021-02-26 锥能机器人(上海)有限公司 自动导引运输车及其底盘组件

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