JP2000218526A - 平面研磨装置 - Google Patents

平面研磨装置

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JP2000218526A
JP2000218526A JP2011199A JP2011199A JP2000218526A JP 2000218526 A JP2000218526 A JP 2000218526A JP 2011199 A JP2011199 A JP 2011199A JP 2011199 A JP2011199 A JP 2011199A JP 2000218526 A JP2000218526 A JP 2000218526A
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polishing
wafer
rotating
cleaning
time
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JP2011199A
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Naohiro Furuyama
尚宏 古山
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Nichiden Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2段階研磨を高速に行える平面研磨装置を提
供する。 【解決手段】 回転軸51周りに回転するカルーセル5
2の120度等配位置にそれぞれアーム軸53周りに回
転し、アーム軸53に対し180度対称に伸びる回転ア
ーム54を設け、回転アーム54の両端には釣り下げ状
ウェーハヘッド55を設け、さらに回転軸51に対して
120度対称位置の内の2個所をポリシングステーショ
ンとし、残り1個所を移送ステーションとし、それぞれ
のポリシングステーションには1対の回転プラーテン5
7と1対の洗浄バス58とをウェーハヘッド55に対応
した位置に設け、移送ステーションにはウェーハヘッド
55へのウェーハ56の載せ替え機能と、好ましくはウ
ェーハの洗浄機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウェーハ
等板状材のケミカルメカニカルポリシング(化学機械的
研磨)やメカニカル研磨のような平面研磨を1段階研磨
や2段階研磨で行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路は、典型的には、導電膜層、半
導体膜層及び絶縁膜層等を堆積及びエッチングによりパ
ターニングすることにより、ウェーハ(最も一般的には
半導体ウェーハ=以下ウェーハ)の上に形成される。堆
積物層の堆積及びエッチングを連続して行う際は、ウェ
ーハの最も上の面、即ち最上層の露出面には次第に、凹
凸の多い立体形状が現れる。これは、最上膜層の高さ、
即ちこれらの層の最上面とウェーハの表面との間の距離
が、エッチングが一番なされなかった場所では最も大き
く、エッチングが一番なされた場所では最も小さいため
に生じるものである。
【0003】このような表面の非平坦性が集積回路の製
造者には問題となる。エッチングのステップは、典型的
には、ウェーハの露出面にレジスト層を配設した後、レ
ジストの一部を選択的に除去して係る層にエッチングパ
ターンを与えることによりなされる。層が平坦でなけれ
ば、レジスト層をパターニングするフォトリソグラフィ
ーにおけるフォーカス合せが困難となる。従って、ウェ
ーハ表面を平坦化し、リソグラフィーのために層表面の
平坦性を復活させる必要性がある。
【0004】ケミカルメカニカルポリシング(CMP)
は、そのための1方法である。この平坦化の方法では、
典型的には、ウェーハをウェーハヘッドにウェーハの研
磨しようとする面が露出するように設置することが必要
である。このヘッドに支持されたウェーハは、回転する
ポリシングパッドに対して配置される。ウェーハを保持
するヘッドも回転させて、ウェーハとポリシングパッド
表面との間に更に運動を加えてもよい。更に、研磨スラ
リ(典型的には、研磨材及び少なくとも1つの化学反応
性剤とを有し、これらはウェーハの最上膜層の研磨を促
進するように選択される)をパッドに供給する。酸化物
層等研磨される材質に応じて、スラリの構成が選ばれ
る。
【0005】ポリシングパッドの特性も同様に選ばれ、
特定のスラリの混合物と、その他の研磨のパラメータに
より、特定の研磨特性を与えることができる。ウェーハ
とパッドの相対速度やウェーハをパッドへ押圧する力を
始めとする、その他の研磨パラメータが、研磨速度や仕
上り、平坦性に影響を与える。所定の材料に対して選択
される実際のポリシングパッド、スラリ、その他のパラ
メータの組合わせは、装置におけるウェーハスループッ
トのかなりの部分を決めてしまう研磨速度と、ウェーハ
表面に望まれる仕上りとの間の兼合いをもとに決められ
る。
【0006】スループットを速くし、かつ色々な研磨条
件に対応する装置として特開平9−174420号公報
に提案がある。その概要を説明する(詳しくは公報を参
照されたい。)図2はその分解斜視図である。
【0007】このポリシング装置は、下部機械ベース1
を有し、この上にテーブルトップ2と、一連のポリシン
グステーション3a、3b及び3cとが装着される。図
に示されるようにフェンス4がテーブルトップ2を囲
み、ばら撒かれる液体及びスラリを収容して、これをテ
ーブルトップのドレイン(図示せず)を介して排水す
る。
【0008】ポリシングステーション3a、3b及び3
cのそれぞれが、ポリシングパッド5を自身の上に配置
した回転プラーテン6を有しており、また更に、関連し
たパッドコンディショナー装置7a、7b及び7cを有
しており、コンディショナー装置のそれぞれは、コンデ
ィショナーヘッド8を保持する回転アーム9と、コンデ
ィショナーヘッド8のそれぞれのための洗浄ベイズン1
0とを有している。また、ベース1は、3つのポリシン
グステーション3a、3b及び3cと正方形の関係で配
置される移送ステーション11を支持している。移送ス
テーション11は多数の機能を有しており、これら機能
とは、個々のウェーハを搬送装置(図示せず)から受容
する機能と、場合によりこれらをリンスする機能と、研
磨中これらを保持するウェーハヘッド(詳細は後述)に
これらを渡す機能と、ウェーハをウェーハヘッドから受
容する機能と、これらを洗浄する機能と、最後にこれら
を搬送装置(図示せず)へ戻す機能とである。またこれ
は、ウェーハが搬出された後にウェーハヘッドを洗浄す
る機能も有する。
【0009】2つの洗浄ステーション12a及び12b
が、ポリシングステーション3a、3b及び3cの中の
隣接し合う同士の間に配置され、第3の洗浄ステーショ
ン12cが、末端のポリシングステーション3cと移送
ステーション11との間に配置される。これらにより、
ウェーハがポリシングステーションからポリシングステ
ーションへそして移送ステーション11へと通過する間
に、ウェーハをリンスする。
【0010】回転マルチヘッドカルーセル13は、4つ
のウェーハヘッドシステム14a、14b、14c及び
14dを有しており、これらは、ウェーハを受容して保
持し、そして、これらを、ポリシングステーション3
a、3b及び3cのそれぞれのプラーテン6上に保持さ
れるポリシングパッド5それぞれに対して押圧すること
により、研磨がなされる。カルーセル13は、中心ポス
ト15上で支持され、ベース1内部に配置されたモータ
ー組立体によって、カルーセル軸の周りに回転する。
【0011】4つのウェーハヘッドシステム14a、1
4b、14c及び14dは個々に、カルーセル支持板1
6に、カルーセル軸17の周りに等角度の間隔で、取り
付けられている。中心ポスト15は、カルーセル支持板
16をその中心に支持し、カルーセルモーター(図示せ
ず)によって、カルーセル支持板16と、ウェーハヘッ
ドシステム14a、14b、14c及び14dと、これ
に付随するウェーハとを、カルーセル軸17の周りに回
転させる。
【0012】ウェーハヘッドシステム14a、14b、
14c及び14dのそれぞれは、ウェーハヘッド18を
有しており、これは、シャフトによってこれに接続され
たヘッド回転モーター19により、自身の軸の周りに回
転する。ヘッド18は、それ専用のヘッド回転モーター
19(図には、カルーセルクオーターカバー20の1つ
を取り外して示されている)による駆動を受けて回転す
ることが可能であり、また、更に、カルーセル支持板1
6に形成されたスロット21の中を放射方向に、別個独
立して往復運動をすることが可能である。ウェーハヘッ
ド18の底部に付いているウェーハの昇降がウェーハヘ
ッドシステム14の中で行われる。ウェーハヘッド18
がウェーハを受容して研磨及び洗浄のためにウェーハを
配置させるために要する垂直ストロークは、ウェーハヘ
ッド18の中に収められている。
【0013】実際の研磨中に、これらウェーハヘッドシ
ステムのうち3つ(例えば14a、14b及び14c)
のウェーハヘッド18が、ポリシングステーション3
a、3b及び3cのそれぞれのところの上方に配置さ
れ、ポリシングステーションのそれぞれはポリシングパ
ッド5の表面がウェーハの研磨のための媒体として作用
する研磨スラリでウェットな状態になっている。ポリシ
ングの最中は、ウェーハヘッドシステム14a、14b
及び14cは別個独立に、カルーセル13のそれぞれの
半径に沿って往復運動をするため、それぞれのウェーハ
ヘッド18がそれぞれのポリシングパッド5の直径に沿
って別個独立に往復運動をする。
【0014】使用に際しては、例えば第4のウェーハヘ
ッドシステム14dは、最初は、ウェーハ移送ステーシ
ョン11の上方に配置されている。カルーセル13が回
転したとき、ウェーハヘッドシステム14a、14b、
14c及び14dをそれぞれ、ポリシングステーション
3b、3c、移送ステーション11並びにポリシングス
テーション3aの上方に配置させる。カルーセル13に
より、ウェーハヘッドシステム14のそれぞれが、先
ず、移送ステーション11の上方に順に配置された後、
ポリシングステーション3の1つ以上上方に配置され、
そして、移送ステーション11に戻される。
【0015】ポリシングパッド5のそれぞれは、パッド
コンディショナー装置7の1つにより、連続的又は間欠
的にコンディショニング(調整)を受け、パッドコンデ
ィショナー装置のそれぞれは、コンディショナーアーム
9に取り付けられた別個独立して回転するコンディショ
ナーヘッド8を有している。摩耗コンディショニングパ
ッド又は同様のコンディショニング面を、コンディショ
ナーヘッド8の底部に有していることが必要である。ア
ーム9は、ポリシングパッド5の中心と周縁の間の往復
運動により、それぞれのポリシングパッド5全面を、コ
ンディショナーヘッド8に掃引させる。コンディショナ
ーヘッド8は、パッド5に押圧されパッドを摩耗しコン
ディショニングを行う。
【0016】この装置によれば、様々なタイプのポリシ
ングのシーケンスに用いることが出来るとされている。
ここで、インラインプロセスと、マルチステッププロセ
スと、バッチプロセスの3つが、主要なプロセスであ
る。
【0017】1段階の研磨をインラインプロセスで行な
う場合は、ポリシングの操作を別々のポリシングステー
ション3での3つのステップに分け、これらステップは
実質的に等価である。同じタイプのポリシングパッドと
同じスラリが、3つのポリシングステーション3a、3
b及び3cで用いられる。ウェーハヘッド18が、ウェ
ーハを順に各ポリシングステーションへ運び、それぞれ
のポリシングステーションでは、ポリシングの全体の3
分の1が行われる。
【0018】マルチステッププロセスでは、ポリシング
プロセスを多数の異なるプロセスに分割し、典型的に
は、徐々にポリシングを進めていく。例えば、第1のポ
リシングステーション3aでは、ウェーハをラフにポリ
シングし、第2のポリシングステーション3bでは、細
密なポリシングを行い、第3のポリシングステーション
3cでは、ウェーハのバフ仕上を行う。バフ仕上は非常
に微妙なポリシングであり、主に、緩く付いている異物
を表面から取り去るものである。ポリシングの強さは、
スラリの組成、パッド材料、その他のポリシングの因子
によって変ってくる。しかし、マルチステッププロセス
は、3つのポリシングのステップ全てが同時間行われる
とは限らないので、内在的にスループットの問題を有し
ている。そこで短い時間で済むステップを研磨条件を調
節して長くして合わせたり、終了してウェーハヘッド1
8を上昇させて待機させたりする必要がある。
【0019】バッチプロセスでは、それぞれのポリシン
グステーションで同時に複数のウェーハを完全にポリシ
ング完了する。3つのポリシングステーション3a、3
b及び3cには、同じタイプのパッドが装着され同じタ
イプのスラリが供給され、ウェーハそれぞれのポリシン
グが1つのポリシングステーションで完結する。即ち、
ポリシングされていないウェーハが3つのポリシングス
テーションに同時に与えられる。
【0020】インラインプロセスと、マルチステッププ
ロセスと、バッチプロセスとの違いは、明確に決められ
るものではなく、これらの1つ以上の特徴を有するプロ
セスを選択してもよい。例えば2つのポリシングステー
ション3a及び3bを用いて、等価なインライン又はバ
ッチのポリシングを行い、第3のポリシングステーショ
ン3cでは、マルチステップの細密なポリシングやバフ
を行ってもよいとされている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置によれば1
段階研磨をインラインプロセスで使用する場合は、ポリ
シング時間がある程度長くて移送ステーションにおいて
洗浄とウェーハの乗せ替がポリシングしている間に完了
するものとし、必要なポリシング時間をT1、カルーセ
ルの移動時間を無視しすれば4*T1/3(=ポリシン
グステーションの数)毎に4枚即ちT1/3毎に1枚仕
上がり問題はない。
【0022】マルチステッププロセス例えば2段階ステ
ップの場合第1段階の必要ポリシング時間をT3、第2
段階での必要ポリシング時間をT4とし、T3>T4>
T3/2とするとポリシングステーション3a,3bは
第1段階に割り付け、ポリシングステーション3cは第
2段階に割り付けることとなる。そうすればポリシング
ステーション3bとポリシングステーション3cの間の
洗浄ステーション12bでの充分な洗浄が必要である。
そこでポリシングステーション3bからポリシングステ
ーション3cへの移動時間と洗浄時間を含めてT5と
し、最後の洗浄とウェーハの乗せ替がポリシングしてい
る間に完了するものとし、またT4>T3/2であるか
ら第1段階に待機時間Txが生ずる。この時間は集中的
に設けても分散して設けてもかまわないが最初に集中し
て設けるのが良い。そうすれば4*T4+4*T5を周
期として4枚毎仕上がる。従って、T4+T5毎に1枚
仕上がる。ウェーハヘッドが一体に移動するために中間
洗浄の時間T5がウェーハヘッドの移動毎に生ずるもの
である。
【0023】1段階研磨のバッチプロセスに使用すると
他のウェーハヘッド18のウェーハのポリシング中にウ
ェーハの着脱ができるウェーハヘッド18は3個中1個
なのでウェーハの着脱の為に移送ステーション11に移
動させねばならず、また洗浄の時間も別にもたねばなら
ずインラインプロセスで使用した方が能率が良い。
【0024】そこでこの発明は汎用型ではあるがマルチ
ステッププロセス特に2段階ステップ研磨でのインデッ
クスを向上し、しかも1段階研磨を行なっても上記の装
置に遜色ないインデックスである平面研磨装置を提供す
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの発明は略中央に配置され上下方向に向いた回転
軸に取り付けられて前記回転軸の回転により水平面での
回転を行なうカルーセルと、回転軸に対して120度等
配位置に設けられたアーム軸にそれぞれ取り付けられ1
80度対称方向に延びてアーム軸の回転により水平面で
の回転を行なう回転アームと、これら回転アームそれぞ
れの両端対称位置につりさげるように取り付けられ、下
面に研磨される板状材を吸着保持すると共に前記回転ア
ームに対して上下動及び自転自在なウェーハヘッドと、
回転軸の回りを角度3等分してその2個所それぞれに設
けたポリシングステーションと、他の1個所に設けた移
送ステーションとを備え、前記ポリシングステーション
にはそこに配置された回転アームが所定角度位置にある
ときその両ウェーハヘッドそれぞれに対応した位置に回
転プラーテンが配置されると共に前記回転アームが別の
所定角度位置にあるときその両ウェーハヘッドに対応し
た位置に洗浄バスが配置され、前記移送ステーションは
供給された板状材を受け取り前記ウェーハヘッドに引き
渡すと共に処理の終わった板状材を前記ウェーハヘッド
から受け取る機能を有することを特徴とする平面研磨装
置を提供する。上記の構成によれば特に2段階研磨を行
う際に一方のポリシングステーションで第1段階の研磨
を行い他方のポリシングステーションで第2段階の研磨
を行いその間と第2段階の研磨後に洗浄が必要であるが
研磨時間に差があれば間の洗浄は短い研磨時間のポリシ
ングステーションで行なうように出来、研磨では待機と
なる時間を洗浄に当てることが出来る。さらに、移送ス
テーションに板状材の乗せ替えの機能のみならず研磨工
程が終了した板状材を洗浄する機能も持たせ他のウェー
ハヘッドがポリシングステーションにあって研磨や洗浄
を行っている間に移送ステーションにあるウェーハヘッ
ドに対して処理済みの板状材を洗浄して取り出し、新た
な板状材を与えるようにすれば第2段階の研磨後の洗浄
時間がサイクルからなくなり高速化する。そのためには
回転アームは互いに独立に回転動作すると共に、異なる
回転アームのウェーハヘッドは独立に上下動、自転動す
ることが必要である。さらに、回転プラーテンは独立し
て回転速度設定可能として研磨条件を独立に設定できる
ようにするのが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を図面を用い
て説明する。図1はそれを概念的に示す平面図である。
このポリシング装置は略中央に配置され上下方向に向い
た回転軸51に取り付けられ120度等配方向に延びて
回転軸51の回転により水平面での回転を行なうカルー
セル52を備える。そしてカルーセル52が120度等
配に伸びる先端付近にはそれぞれアーム軸53a,b,
cに取り付けられ180度対称方向に延びてアーム軸5
3a,b,cの回転により水平面での回転を行なう回転
アーム54a,b,cを備える。これらアーム軸53
a,b,cはカルーセル52の回転中心に対して同一半
径位置とされる。そしてこれら回転アーム54a,b,
cは独立に回転動作を行なう。
【0027】回転アーム54a,b,cそれぞれの両端
にはウェーハヘッド55a1,a2,b1,b2,c
1,c2がつりさげるように取り付けられ、下面に板状
材の例として半導体ウェーハ(以下ウェーハ)56を吸
着保持する。そして、回転アーム54a,b,cに対し
てポリシング時、洗浄時、移動時及びウェーハの授受の
際に高さ位置を変えるために上下動自在である。さら
に、ポリシングのために自転する。そして、これらウェ
ーハヘッド55は回転アーム54の回転中心から同一半
径に位置する。回転軸51とアーム軸54とはこれらウ
ェーハヘッド55を回転により後述するポリシングステ
ーションに配置される回転プラーテンや洗浄バスに位置
させる。
【0028】回転軸51の回りを角度3等分して例えば
手前側を移送ステーションとし、右奥側,左奥側それぞ
れをポリシングステーション(兼洗浄ステーション)と
する。移送ステーションにはウェーハヘッド55をそれ
ぞれ配置することができる半径位置にウェーハ56の載
置場所を4個所備えて回転自在であって回転アーム54
がカルーセル52の半径方向に向いた時と、半径方向に
直角に向いた時とでウェーハヘッド55にウェーハ載置
場所が対向するようにしたウェーハステージ50を備え
る。
【0029】ウェーハステージ50は以下のような種々
の機能を有する。後述する移送装置により供給されたウ
ェーハ56を受け取りウェーハヘッド55に引き渡す。
ウェーハ56を受け取る際は図1において手前側(図1
に表れている位置)で受け取り、それが1枚目であれば
180度回転して空のウェーハ載置場所を手前に位置さ
せる。そして処理の終わったウェーハ56をウェーハヘ
ッド55から受け取り後述する搬送装置に引き渡す。処
理済みのウェーハ56を搬送装置に引き渡す際は同様に
手前側で引き渡し、それが1枚目であれば180度回転
して2枚目のウェーハ56を手前に位置させて搬送装置
に引き渡す。そして、必要であれば研磨工程が終了した
ウェーハ56がここに配置されウェーハヘッド55から
はなれた状態で洗浄したり、処理済みのウェーハ56は
なして空になったウェーハヘッド55を洗浄する機能を
持たせても良い。
【0030】2個所のポリシングステーション(兼洗浄
ステーション)にはそこに配置された回転アーム54が
カルーセル52の半径方向に対して例えば直角な方向に
向いたときそのウェーハヘッド55に対応した位置に回
転プラーテン57a1,57a2,57b1,57b2
が配置される。ケミカルメカニカルポリシングの場合は
その上にはポリシングパッド(図示せず)が配される。
回転プラーテン57の径はウェーハ56の径に比較して
大きく、例えばウェーハ56の直径よりも回転プラーテ
ン57の半径の方が若干大きくなる程度とする。そして
回転プラーテン57の中心はウェーハヘッド55の中心
より外側にウェーハ54の外周を越えてずれて配置され
ていて、研磨に際してウェーハ56は回転プラーテン5
7の内側部分に押し付けられるようになっている。
【0031】そして、回転アーム54がカルーセル52
の半径方向に向いたときそのウェーハヘッド55に対応
した位置に洗浄バス58a1,58a2,58b1,5
8b2が配置される。洗浄バス58a1,a2,b1,
b2はウェーハヘッド55がウェーハ56を吸着保持し
た状態で洗浄するためのものでシャワー状に水を噴き上
げるものでも良く、容器の底から水が吹き上がってオー
バーフローするようなものでも良い。
【0032】そして、各回転プラーテン57a1,a
2,b1,b2に対応してパッドコンディショナー装置
(図示せず)が待避可能に設けられ研磨中若しくは研磨
を中断して回転プラーテン57上に配置されたポリシン
グパッド(図示せず)を整え、不要時は待避する。
【0033】そして、各回転プラーテン57a1,a
2,b1,b2に対応してスラリ供給機構(図示せず)
が設けられ、そのノズル(図示せず)は回転プラーテン
57上方でスラリを供給すると共に不要時は待避可能と
されている。
【0034】そして供給側のウェーハキャリア59を乗
せるローダ(図示せず)を備えてウェーハキャリア59
を順次上昇又は降下させてウェーハ56取り出すウェー
ハの高さ合わせを行う。この時ウェーハ56の表面(研
磨する面)を上にしている。そして、取り出し側のウェ
ーハキャリア60を乗せるアンローダ(図示せず)を備
えてウェーハキャリア60を順次上昇又は降下させて取
り出したウェーハ56を収納するための高さ出しを行な
う。
【0035】さらに、ウェーハキャリア59のウェーハ
56を移送ステーションのウェーハステージ50に置く
搬送装置(ロボットハンド)61を備える。この供給側
搬送装置61はウェーハ56を裏面から吸着して搬送中
に表裏反転させてウェーハステージ50に載置する。そ
して、取り出し側ウェーハキャリア60の高さ出しされ
た位置にウェーハステージ50に置かれた処理済のウェ
ーハ56を移送収納する搬送装置(ロボットハンド)6
2を備える。この取り出し側搬送装置62はウェーハス
テージ50に表面を下側にして置かれたウェーハ56を
上から吸着保持して搬送中に表裏反転させて表面を上に
してウェーハキャリア60に挿入する。勿論1台の搬送
装置で双方兼ねることも可能である。
【0036】この研磨装置は各回転アーム54a,b,
cは独立に動作してそれらのウェーハヘッド55を回転
プラーテン57や洗浄バス58に配置出来る。しかしな
がら移送ステーション、各ポリシングステーション(洗
浄ステーションを兼ねる)間の移動はカルーセル52の
回転によるものであるから同時の移動となる。そして各
回転プラーテン57も独立に回転速度を制御できる。そ
して研磨動作に際しては各ウェーハヘッド55はウェー
ハ56を吸着して降下し回転プラーテン57上に配置
し、ウェーハの研磨のための媒体として作用する研磨ス
ラリでウェットな状態になっているポリシングパッド
(図示せず)の表面に押し付ける。そして、ウェーハヘ
ッド55は自転すると共に回転アーム54の所定角度の
往復回転動作により回転プラーテン57上をスイング動
作する。
【0037】この装置によれば、1段プロセスと、2段
プロセスに使用可能である。1段プロセスでは、ポリシ
ングの操作を、各ポリシングステーションで同じ条件
(時間は異なっても良い)で2回に分けて処理するよう
に用いられる。同じポリシングステーションの2つのプ
ラーテンでは同じ条件(時間も同じ)で異なるウェーハ
が研磨される。同一処理であるからポリシングステーシ
ョン間の移動に際しては洗浄は不要である。最後の洗浄
は必要であるが、この洗浄を前述のように移送ステーシ
ョンで行なえるようにすればインデックスは速くなるが
この実施例ではポリシングステーションの洗浄バス58
b1,b2で行なうものとして説明する。
【0038】この装置による1段プロセスの動作を説明
する。洗浄時間をT5、ポリシング時間がある程度長く
てウェーハの乗せ替が各ポリシングステーションでのポ
リシング時間に比較して短いとし、必要なポリシング時
間をT1とすると、各ポリシングステーションでのウェ
ーハヘッド55の滞在時間は(T1+T5)/2とな
る。即ちこの時間毎にカルーセルは移動する。現在ウェ
ーハヘッド55a1,2は前のウェーハの処理が終わ
り、まだウェーハを保持した状態である。その他のウェ
ーハヘッド55b1,2、c1,2はそれぞれウェーハ
56を保持しているとする。また移動の時間は無視す
る。
【0039】(1)まずウェーハヘッド55a1,2の
ウェーハの乗せ替を行なう。即ちカルーセル52と回転
アーム54aの回転動作により回転アーム54aがカル
ーセル52の半径方向に直角な姿勢でウェーハヘッド5
5a1,2が移送ステーションのウェーハステージ50
上に移動する。ウェーハステージ50上面の4個所のウ
ェーハ載置場所の内カルーセル52の半径方向に配置さ
れた2個所には予め未処理のウェーハが乗っており、カ
ルーセル52の半径方向に直角な方向に配置された2個
所は空いている。そこへウェーハヘッド55a1,2が
降下し処理済のウェーハ56を置き、その後上昇し、そ
の間にウェーハステージ50が90度回転して未処理の
ウェーハをウェーハヘッド55a1,2に対応した位置
にする。そうするとウェーハヘッド55a1,2が降下
し未処理のウェーハを吸着して再度上昇する。その間取
り出し側搬送装置62がその処理済みのウェーハ56を
取り出し側ウェーハキャリア60に詰める。その後ウェ
ーハステージ50が180度回転して2枚目の処理済ウ
ェーハを乗せ替位置に持ってきて同様にウェーハキャリ
ア60に詰める。そうすると供給側搬送装置61が未処
理のウェーハ56をウェーハステージ50の乗せ替位置
にあるウェーハ載置場所に置き、ウェーハステージ50
が180度回転して同様に2枚目のウェーハを置く。こ
のようにして双方のウェーハヘッド55a1,2がウェ
ーハを保持し、ウェーハステージ50が2枚のウェーハ
を保持して所定の時間が過ぎてカルーセル52が動くの
を待つ。(時間T1+T5)/2) (2)時間がくればカルーセルが回転してウェーハホル
ダ55a1,2を回転プラーテン57a1,2位置さ
せ、ウェーはホルダ55a1,2が降下し、ウェーハ5
6を上面にポリシングパッド(図示せず)を配置して回
転している回転プラーテンに押し付けて所定時間のポリ
シングが行われる。その間ウェーハヘッド53aは自転
すると共に回転アーム52の動きによりスイング動作す
る。(時間(T1+T5)/2) (3)所定時間のポリシングが終わればウェーハヘッド
55a1,2が上昇してカルーセル52の回転動作によ
り次の回転プラーテン57b1,2上に移動して降下し
所定時間(T1−(T1+T5)/2)=T1/2−T
5/2のポリシングが行われる。 (4)次にウェーハヘッド55a1,2が上昇して回転
アーム54aの90度回転により洗浄バス58b1,2
上に位置し、降下してウェーハの洗浄が行われる。(時
間T5) 以上によりウェーハヘッド55a1,2における1サイ
クルが終了し以後この動作を繰り返す。その間ウェーハ
ヘッド55b1,2、55c1,2でも同様にポリシン
グが行われるが各1/3周期ずれた動作をする。そうす
ればウェーハヘッド55a1,2の1サイクルの間に他
のウェーハヘッドはそれぞれ1枚のウェーハ54を仕上
げる。そこでこの装置によれば6枚当たり3*(T1+
T5)/2の時間を要する。即ち1枚当たり(T1+T
5)/4の時間を要する。図2に示す装置がインライン
プロセスで1段階処理する場合の1枚当たりの所要時間
T1/3と比較すると(T1/3)−((T1+T5)
/4)=T1/12−T5/4よりT1>3*T5の範
囲で実施例の方が速い。
【0040】但し、図2の装置を本実施例と同様に回転
プラーテンを4個所に増やし、それにともなってウェー
ハヘッドを5個にすればウェーハ1枚当たりの所要時間
はT1/4となり本実施例より少し(T5/4)速くな
ると思われる。また、図2の装置を本実施例と同様にウ
ェーハヘッドを6個とし、それに共なって回転プラーテ
ンを5個所とすれば1枚当たりの所要時間はT1/5と
なり本実施例より速い。
【0041】但し上記の説明は本実施例装置は移送ステ
ーションでは洗浄の機能を備えず、洗浄作業をポリシン
グステーションで行うこととしたが、図2の装置のよう
に移送ステーションに洗浄機能を備えて、ポリシングス
テーションでの洗浄を不要とすればT1/4で1枚の処
理となり、図2の装置よりは常に速く、その方式で4プ
ラーテンにしたものと同じであり、5プラーテンにした
ものより遅い。
【0042】2段階ステップの場合を説明する。第1段
階のなるべく速くおこなった場合の必要ポリシング時間
をT3、第2段階でのなるべく速く行った場合の必要ポ
リシング時間をT4とするときそれぞれのポリシング時
間を2個所のポリシングステーションに割り当てる。第
1段階から第2段階に移る際に研磨条件が異なるので洗
浄時間T5が必要となる。そして第2段階終了後にも洗
浄時間T5が必要である。しかしながら、移送ステーシ
ョンに洗浄機能を備えると第2段階終了後の洗浄はそこ
で行なえるので時間の消費はなくなる。
【0043】まず移送ステーションでは洗浄機能を備え
ずポリシングステーションに備える洗浄バスで洗浄する
タイプの場合に付いて説明する。但し、第2段階のポリ
シングを行うポリシングステーションに付属する洗浄バ
ス58b1,2は例えば吹き上げるシャワーのように前
回の洗浄作業の履歴が残らないタイプで第1段階の研磨
後の洗浄と第2段階終了後の洗浄とに共用可能なものと
する。この装置により2段階研磨を行う場合は第1段の
研磨時間T3、第1段研磨後の洗浄時間T5、第2段の
研磨時間T4、第2段研磨後の洗浄時間T5の関係にお
いて第1段研磨後の洗浄を行う洗浄バスを洗浄バス58
aとするか58bとするか選ぶ必要がある。即ち、組み
合わせA:(T3)対(T5+T4+T5)の大きい方
と、組み合わせB:(T3+T5)対(T4+T5)の
大きい方とを比較して小さいほうの組み合わせを選ぶ。
【0044】ケース1 (T3)≧(T4+2*T5)で組み合わせAがえらば
れた場合はカルーセル52は時間T3で移動する。そし
て第2段階に待機時間が生じる。即ち各ウェーハヘッド
55は移送ステーションで時間T3の間にウェーハを乗
せ替え、回転プラーテン57aで時間T3の研磨を行
い、洗浄することなく次のポリシングステーションに移
動すると共に回転アーム54が90度回転して洗浄バス
58bで時間T5の洗浄を行う。引き続き待機時間洗浄
を続けるか、ウェーハヘッド55が上方にあがって待機
しても良い。その後回転アーム54が90度回転してウ
ェーハヘッド55が降下し回転プラーテン57bで第2
段階の研磨を時間T4行い、終わるとウェーハヘッド5
5が上昇して回転アーム54が90度回転3し、ウェー
ハヘッド55が降下して洗浄が時間T5行われ1サイク
ル終わる。この間6枚のウェーハが処理される。従って
1枚当たり(3*T3)/6=T3/2で処理する。
【0045】ケース2 (T3)≦(T4+2*T5)で組み合わせAがえらば
れた場合 この場合は(T3+T5)対(T4+T5)の大きい方
より(T4+2*T5)が小さいから、T3>T4であ
って、T3≦(T4+2*T5)≦(T3+T5)の場
合である。(なぜならばT3<T4なら T3≦(T4
+2*T5)≦(T4+T5)となりありえない。) この場合はカルーセル52は時間T4+2*T5で移動
する。そして第1段階に待機時間が生じる。即ち各ウェ
ーハヘッド55は移送ステーションで時間T4+2*T
5の間にウェーハを乗せ替え、回転プラーテン57aで
時間T3の研磨を行うに先立ち上方に待機して時間調整
する。その後研磨が終われば、洗浄することなく次のポ
リシングステーションに移動すると共に回転アーム54
が90度回転して洗浄バス58bで時間T5の洗浄を行
う。引き続きウェーハヘッド55が上方にあがって回転
アーム54が90度回転してウェーハヘッド55が降下
し回転プラーテン57bで第2段階の研磨を時間T4行
い、終わるとウェーハヘッド55が上昇して回転アーム
54が90度回転し、ウェーハヘッド55が降下して洗
浄が時間T5行われ1サイクル終わる。この間6枚のウ
ェーハが処理される。従って1枚当たり(3*(T4+
2*T5))/6=T4/2+T5で処理する。
【0046】ケース3 (T3+T5)≧(T4+T5)で組み合わせBがえら
ばれた場合は(T3)対(T5+T4+T5)の大きい
方より(T3+T5)が小さいので(T4+2*T5)
≧(T3+T5)≧(T4+T5)なければならない。
従って(T4+T5)≧T3≧T4のばあいである。こ
の場合はカルーセル52は時間T3+T5で移動する。
そして第2段階に待機時間が生じる。即ち各ウェーハヘ
ッド55は移送ステーションで時間T3+T5の間にウ
ェーハを乗せ替え、回転プラーテン57aで時間T3の
研磨を行い、研磨が終わればウェーハヘッド55が上昇
して回転アーム54が90度回転してまた降下し洗浄バ
ス58aで時間T5の洗浄を行う。それが済むとウェー
ハヘッド55aが上昇し、次のポリシングステーション
に移動すると共に回転アーム54が90度回転して回転
プラーテン57b上に位置し、降下して時間T4の第2
段階の研磨を行う。次にウェーハヘッド55が上方にあ
がって回転アーム54が90度回転してウェーハヘッド
55が降下し時間T5に引き続き待機時間も洗浄を続け
る。なお待機のしかたは第2段階の研磨に入る前か第2
段階の研磨後の洗浄済みで上方で待機するように出来
る。この間6枚のウェーハが処理される。従って1枚当
たり(3*(T3+T5))/6=T3/2+T5/2
で処理する。
【0047】ケース4 (T3+T5)≦(T4+T5)で組み合わせBがえら
ばれた場合はT3≦T4であって、この場合はカルーセ
ル52は時間T4+T5で移動する。そして第1段階に
待機時間が生じる。即ち各ウェーハヘッド55は移送ス
テーションで時間T4+T5の間にウェーハを乗せ替
え、回転プラーテン57aで時間T3の研磨を行うに先
立ち上方に待機して時間調整する。その後研磨が終われ
ば、ウェーハヘッド55が上昇して回転アーム54が9
0度回転してまた降下し洗浄バス58aで時間T5の洗
浄を行う。それが済むとウェーハヘッド55aが上昇
し、次のポリシングステーションに移動すると共に回転
アーム54が90度回転して回転プラーテン57b上に
位置し、降下して時間T4の第2段階の研磨を行う。次
にウェーハヘッド55が上方にあがって回転アーム54
が90度回転してウェーハヘッド55が降下し時間T5
の洗浄を行う。この間6枚のウェーハが処理される。従
って1枚当たり(3*(T4+T5))/6=T4/2
+T5/2で処理する。
【0048】ここで図2に示す装置が2段階研磨を行う
場合で上記ケース1((T3)≧(T4+2*T5)や
ケース2のような場合(T4<T3<(T4+2*T
5)<(T3+T5))に近いケースとして、T3>T
4>T3/2のばあいは上記のようにT4+T5毎に1
枚仕上がるので、この実施例のケース1のT3/2の方
が速い。またケース2の場合のT4/2+T5もはや
い。
【0049】同様にケース3,4のようなばあいもこの
実施例の方が速い。
【0050】図2の装置をこの実施例と同じくポリシン
グステーション数を4個所とし、それに伴ってウェーハ
ヘッドを5個としてT3>T4>T3/2の場合は5*
T3/2+5*T5毎に5枚処理できるのでT3/2+
T5毎に1枚処理出来るが本実施例のほうがまだ早い。
【0051】さらに、図2の装置をこの実施例と同じく
ウェーハヘッドを6個としそれに伴いポリシングステー
ションを5個所とした場合にT3>T4>T4/2>T
3/3のときは最初の3個所を第1段階に割り当て、2
個所を第2段階に割り当てることとなる。そうすれば6
*T4/2+6*T5毎に6枚処理出来て、T4/2+
T5毎に1枚処理できることとなる。この実施例におい
てはケース2が近いが1枚当たりT4/2+T5である
から同等の処理能力となる。
【0052】上記実施例の説明では移送ステーションに
洗浄機能を備えないものとして説明したが図2に示す従
来装置のように移送ステーションで洗浄を行うようにす
ることも可能である。そうすれば第2段階後の洗浄を洗
浄バス58bで行なわないので更に速くなる。この場合
も第1段研磨後の洗浄を行う洗浄バスを洗浄バス58a
とするか58bとするか選ぶ必要がある。即ち、組み合
わせA(T3)対(T5+T4)の大きい方と、組み合
わせB(T3+T5)対(T4)の大きい方とを比較し
て小さいほうの組み合わせを選ぶ。
【0053】ケース5 (T3)≧(T4+T5)で組み合わせAがえらばれた
場合はカルーセル52は時間T3で移動する。そして第
2段階に待機時間が生じる。即ち各ウェーハヘッド55
は移送ステーションで時間T3の間に処理済みのウェー
ハの洗浄とウェーハの乗せ替えが行われ、回転プラーテ
ン57aで時間T3の研磨を行い、洗浄することなく次
のポリシングステーションに移動すると共に回転アーム
54が90度回転して洗浄バス58bで時間T5の洗浄
を行う。引き続き待機時間洗浄を続けるか、ウェーハヘ
ッド55が上方にあがって待機しても良い。その後回転
アーム54が90度回転してウェーハヘッド55が降下
し回転プラーテン57bで第2段階の研磨を時間T4行
い1サイクル終わる。この間6枚のウェーハが処理され
る。従って1枚当たり(3*T3)/6=T3/2で処
理する。
【0054】ケース6 (T3)≦(T4+T5)で組み合わせAがえらばれた
場合 この場合はT3≦(T4+T5)<(T3+T5)であ
って、この場合はカルーセル52は時間T4+T5で移
動する。そして第1段階に待機時間が生じる。即ち各ウ
ェーハヘッド55は移送ステーションで時間T4+T5
の間に処理済のウェーハの洗浄とウェーハを乗せ替えが
行われ、回転プラーテン57aで時間T3の研磨を行う
に先立ち上方に待機して時間調整する。その後研磨が終
われば、洗浄することなく次のポリシングステーション
に移動すると共に回転アーム54が90度回転して降下
し洗浄バス58bで時間T5の洗浄を行う。引き続きウ
ェーハヘッド55が上方にあがって回転アーム54が9
0度回転してウェーハヘッド55が降下し回転プラーテ
ン57bで第2段階の研磨を時間T4行い1サイクル終
わる。この間6枚のウェーハが処理される。従って1枚
当たり(3*(T4+T5))/6=T4/2+T5/
2で処理する。
【0055】ケース7 (T3+T5)≧(T4)で組み合わせBがえらばれた
場合は(T3)対(T5+T4)の大きい方より(T3
+T5)が小さいので(T4+T5)≧(T3+T5)
>(T4)でなければならない。この場合ははカルーセ
ル52は時間T3+T5で移動する。そして第2段階に
待機時間が生じる。即ち各ウェーハヘッド55は移送ス
テーションで時間T3+T5の間に処理済のウェーハの
洗浄とウェーハの乗せ替えが行われ、回転プラーテン5
7aで時間T3の研磨を行い、研磨が終わればウェーハ
ヘッド55が上昇して回転アーム54が90度回転して
また降下し洗浄バス58aで時間T5の洗浄を行う。そ
れが済むとウェーハヘッド55aが上昇し、次のポリシ
ングステーションに移動すると共に回転アーム54が9
0度回転して回転プラーテン57b上に位置し時間調整
を行う、次に降下して時間T4の第2段階の研磨を行
う。この間6枚のウェーハが処理される。従って1枚当
たり(3*(T3+T5))/6=T3/2+T5/2
で処理する。
【0056】ケース8 (T3+T5)≦(T4)で組み合わせBがえらばれた
場合はカルーセル52は時間T4で移動する。そして第
1段階に待機時間が生じる。即ち各ウェーハヘッド55
は移送ステーションで時間T4の間に処理済のウェーハ
の洗浄とウェーハの乗せ替えが行われ、回転プラーテン
57aで時間T3の研磨を行うに先立ち上方に待機して
時間調整する。その後研磨が終われば、ウェーハヘッド
55が上昇して回転アーム54が90度回転してまた降
下し洗浄バス58aで時間T5の洗浄を行う。それが済
むとウェーハヘッド55aが上昇し、次のポリシングス
テーションに移動すると共に回転アーム54が90度回
転して回転プラーテン57b上に位置し、降下して時間
T4の第2段階の研磨を行う。この間6枚のウェーハが
処理される。従って1枚当たり3*(T4)/6=T4
/2で処理する。
【0048】以上のようにこの実施例によれば1段階研
磨に適用して図2に示す従来装置に遜色なく、2段階研
磨に適用して速いインデックスとなる。
【0049】尚、上記実施例はケミカルメカニカル研磨
装置に付いて説明したが、機械的な研磨装置であっても
同様に実施できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の装置に
よれば汎用の平面研磨装置として1段研磨に使用して高
速に処理できると共に特に2段研磨に使用して高速に処
理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を概念的に示す平面図。
【図2】 従来の平面研磨装置の斜視図。
【符号の説明】
51 回転軸 52 カルーセル 53a,53b,53c アーム軸 54a,54b,54c 回転アーム 55a1,55a2,55b1,55b2,55c1,
55c2 ウェーハヘッド 56 ウェーハ(板状材) 57a1,57a2,57b1,57b2 回転プラー
テン 58a1,58a2,58b1,58b2 洗浄バス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略中央に配置され上下方向に向いた回転軸
    に取り付けられて前記回転軸の回転により水平面での回
    転を行なうカルーセルと、 前記回転軸に対して120度等配位置に設けられたアー
    ム軸にそれぞれ取り付けられ180度対称方向に延びて
    前記アーム軸の回転により水平面での回転を行なう回転
    アームと、 これら回転アームそれぞれの両端対称位置につりさげる
    ように取り付けられ、下面に研磨される板状材を吸着保
    持すると共に前記回転アームに対して上下動及び自転自
    在なウェーハヘッドと、 前記回転軸の回りを角度3等分してその2個所それぞれ
    に設けたポリシングステーションと、 他の1個所に設けた移送ステーションとを備え、 前記ポリシングステーションにはそこに配置された回転
    アームが所定角度位置にあるときその両ウェーハヘッド
    それぞれに対応した位置に回転プラーテンが配置される
    と共に前記回転アームが別の所定角度位置にあるときそ
    の両ウェーハヘッドに対応した位置に洗浄バスが配置さ
    れ、 前記移送ステーションは供給された板状材を受け取り前
    記ウェーハヘッドに引き渡すと共に処理の終わった板状
    材を前記ウェーハヘッドから受け取る機能を有すること
    を特徴とする平面研磨装置。
  2. 【請求項2】前記移送ステーションは研磨工程が終了し
    た前記板状材を洗浄する機能及び(または)処理済みの
    板状材をはなして空になったウェーハヘッドを洗浄する
    機能を持つ請求項1に記載の平面研磨装置。
  3. 【請求項3】前記回転アームは互いに独立に回転動作す
    ると共に、前記ウェーハヘッドは各独立に上下動、自転
    動することを特徴とする請求項1又は2に記載の平面研
    磨装置。
  4. 【請求項4】前記回転プラーテンは独立して回転速度設
    定可能な請求項1,2又は3に記載の平面研磨装置。
  5. 【請求項5】研磨に際して前記ウェーハヘッドは板状材
    を下面に保持して前記カルーセルの回転と前記回転アー
    ムの回転とにより前記回転プラーテンの位置に移動し、
    降下して前記板状材前記回転プラーテンに押し付けて研
    磨を行い、 洗浄に際しては前記ウェーハヘッドは前記回転プラーテ
    ンから上昇し、前記回転アームの回転により同じポリシ
    ングステーションの洗浄バスの位置に移動し、降下して
    下面に保持する板状材の洗浄をおこなうか、又は前記カ
    ルーセルの回転により移動して異なるポリシングステー
    ションの洗浄バスにより洗浄することを特徴とする請求
    項1,2,3または4に記載の平面研磨装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038259A1 (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Renesas Technology Corp. 半導体装置の製造方法
KR101065166B1 (ko) 2009-09-11 2011-09-16 주식회사 아이매스 웨이퍼용 회전식 연마장치
KR101065167B1 (ko) 2009-09-11 2011-09-16 주식회사 아이매스 웨이퍼용 회전식 연마장치

Cited By (4)

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