JP2002170797A - 研磨装置、研磨方法、この研磨装置を用いた半導体デバイス製造方法及びこの製造方法により製造された半導体デバイス - Google Patents
研磨装置、研磨方法、この研磨装置を用いた半導体デバイス製造方法及びこの製造方法により製造された半導体デバイスInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 無駄時間を排して高スループットを実現可能
な研磨装置を提供する。 【解決手段】 研磨装置中央のインデックステーブル3
40には複数のチャックV1〜V4が設けられ、その位置
決め停止位置に対応して複数の研磨ステージ310,3
20,330が形成されている。研磨ステージには揺動
自在な複数の研磨アーム311,312と研磨アーム先
端の研磨パッドをドレッシングするパッドドレッサ31
7とが設けられており、A研磨アーム311が研磨加工
を行っている間にB研磨アーム312の研磨パッドのド
レッシングが行われ、次のステップではB研磨アーム3
12が研磨加工を行っている間にA研磨アーム311の
パッドのドレッシングが行われる。
な研磨装置を提供する。 【解決手段】 研磨装置中央のインデックステーブル3
40には複数のチャックV1〜V4が設けられ、その位置
決め停止位置に対応して複数の研磨ステージ310,3
20,330が形成されている。研磨ステージには揺動
自在な複数の研磨アーム311,312と研磨アーム先
端の研磨パッドをドレッシングするパッドドレッサ31
7とが設けられており、A研磨アーム311が研磨加工
を行っている間にB研磨アーム312の研磨パッドのド
レッシングが行われ、次のステップではB研磨アーム3
12が研磨加工を行っている間にA研磨アーム311の
パッドのドレッシングが行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被研磨部材たる基
板を所定角度ごとに回動停止させるインデックステーブ
ルと、このインデックステーブルの停止位置に割り付け
られて基板を研磨する研磨ステージとを有する研磨装置
に関する。
板を所定角度ごとに回動停止させるインデックステーブ
ルと、このインデックステーブルの停止位置に割り付け
られて基板を研磨する研磨ステージとを有する研磨装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような基板の研磨装置は、ガラス
基板や石英基板あるいは半導体ウェハ基板等の被研磨部
材の表面を研磨加工する研磨装置として既に用いられて
いる。このような研磨装置として、半導体ウェハ基板に
おける層間絶縁膜上の金属膜を化学機械研磨法(CMP
法)で精密に研磨加工する研磨装置(CMP装置と称さ
れる)がある。図7はこのような研磨装置の構成例を示
したものである。この研磨装置ではインデックステーブ
ル940が4つの領域に分割されており、各分割領域に
はそれぞれ半導体ウェハ基板(以下基板という)Wを真
空吸着して保持するチャックV1〜V4が設けられてい
る。インデックステーブル940は90度ごとに回動送
りされ、インデックステーブルの位置決め停止位置には
テーブルの分割数に対応して4つのステージが設けられ
ている。
基板や石英基板あるいは半導体ウェハ基板等の被研磨部
材の表面を研磨加工する研磨装置として既に用いられて
いる。このような研磨装置として、半導体ウェハ基板に
おける層間絶縁膜上の金属膜を化学機械研磨法(CMP
法)で精密に研磨加工する研磨装置(CMP装置と称さ
れる)がある。図7はこのような研磨装置の構成例を示
したものである。この研磨装置ではインデックステーブ
ル940が4つの領域に分割されており、各分割領域に
はそれぞれ半導体ウェハ基板(以下基板という)Wを真
空吸着して保持するチャックV1〜V4が設けられてい
る。インデックステーブル940は90度ごとに回動送
りされ、インデックステーブルの位置決め停止位置には
テーブルの分割数に対応して4つのステージが設けられ
ている。
【0003】4つのステージは、三つの研磨ステージ9
10,920,930と、一つの搬送ステージ950と
からなる。研磨ステージ910,920,930は基板
Wを研磨加工する領域であり、各研磨ステージには揺動
自在な研磨アーム911,921,931が設けられ、
各研磨アームの先端部には下端面に研磨部材である研磨
パッドを有する研磨ヘッドが取り付けられている。研磨
ステージではチャック上に保持された基板Wと研磨ヘッ
ドとを相対的に高速回転させるとともに、この基板上に
研磨パッドを押し付けて基板表面を平坦に加工する。搬
送ステージ950はインデックステーブル上のチャック
に基板を搬入・搬出するステージであり、このステージ
に設けられた搬送ロボット970が研磨加工の終了した
基板をチャックから搬出するとともに、新たな未加工基
板をチャック上に搬入する。
10,920,930と、一つの搬送ステージ950と
からなる。研磨ステージ910,920,930は基板
Wを研磨加工する領域であり、各研磨ステージには揺動
自在な研磨アーム911,921,931が設けられ、
各研磨アームの先端部には下端面に研磨部材である研磨
パッドを有する研磨ヘッドが取り付けられている。研磨
ステージではチャック上に保持された基板Wと研磨ヘッ
ドとを相対的に高速回転させるとともに、この基板上に
研磨パッドを押し付けて基板表面を平坦に加工する。搬
送ステージ950はインデックステーブル上のチャック
に基板を搬入・搬出するステージであり、このステージ
に設けられた搬送ロボット970が研磨加工の終了した
基板をチャックから搬出するとともに、新たな未加工基
板をチャック上に搬入する。
【0004】このような研磨装置では、搬送ステージ9
50において搬送ロボット970によりチャック上に搬
入された未加工の基板が、インデックステーブル940
により90度ずつ回動送りされて第1研磨ステージ91
0、第2研磨ステージ920、第3研磨ステージ930
で順次3段階の研磨加工を受け、第3研磨ステージ93
0で研磨加工の終了した加工済み基板が搬送ステージ9
50から搬送ロボット970で搬出される。搬送ステー
ジ950では、インデックステーブル940が回動送り
されるごとに搬送ロボット970で加工済み基板を搬出
するとともに未加工基板を搬入し、順次これを繰り返す
ことによりインデックステーブルを回動送りさせるごと
に研磨加工済みの基板を連続して生産することができ
る。
50において搬送ロボット970によりチャック上に搬
入された未加工の基板が、インデックステーブル940
により90度ずつ回動送りされて第1研磨ステージ91
0、第2研磨ステージ920、第3研磨ステージ930
で順次3段階の研磨加工を受け、第3研磨ステージ93
0で研磨加工の終了した加工済み基板が搬送ステージ9
50から搬送ロボット970で搬出される。搬送ステー
ジ950では、インデックステーブル940が回動送り
されるごとに搬送ロボット970で加工済み基板を搬出
するとともに未加工基板を搬入し、順次これを繰り返す
ことによりインデックステーブルを回動送りさせるごと
に研磨加工済みの基板を連続して生産することができ
る。
【0005】各研磨ステージには、パッドドレッサ(パ
ッドコンディショナーとも称する)917,927,9
37が設けられている。各研磨ステージでは、一枚の基
板の研磨加工が終了するごとに研磨パッドをパッドドレ
ッサ上に移動させ、研磨パッドとパッドドレッサのディ
スクとを相対回転させながら押圧することにより研磨パ
ッドのドレッシング(目立て)を行う。
ッドコンディショナーとも称する)917,927,9
37が設けられている。各研磨ステージでは、一枚の基
板の研磨加工が終了するごとに研磨パッドをパッドドレ
ッサ上に移動させ、研磨パッドとパッドドレッサのディ
スクとを相対回転させながら押圧することにより研磨パ
ッドのドレッシング(目立て)を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなインデッ
クステーブルを有する研磨装置では、1つの基板につい
て必要な研磨加工の加工時間をtpとし、これを上記3
つの研磨ステージで等分に分割して加工するとすれば、
各研磨ステージにおける研磨時間はtp/3で表される。
いま、インデックステーブル940の回動位置決め時間
をtiとすれば、第1研磨ステージ910に搬入された
基板が第2研磨ステージ920、第3研磨ステージ93
0での各研磨加工を経て搬送ステージ950に位置決め
されるまでに要する時間Tnは、理想的にはTn=3(tp
/3+ti)=tp+3tiで表すことができる。
クステーブルを有する研磨装置では、1つの基板につい
て必要な研磨加工の加工時間をtpとし、これを上記3
つの研磨ステージで等分に分割して加工するとすれば、
各研磨ステージにおける研磨時間はtp/3で表される。
いま、インデックステーブル940の回動位置決め時間
をtiとすれば、第1研磨ステージ910に搬入された
基板が第2研磨ステージ920、第3研磨ステージ93
0での各研磨加工を経て搬送ステージ950に位置決め
されるまでに要する時間Tnは、理想的にはTn=3(tp
/3+ti)=tp+3tiで表すことができる。
【0007】しかしながら、上述したように各研磨ステ
ージでは研磨加工が終了するごとに研磨パッドのドレッ
シングを行っており、このドレッシングに要する時間t
dはインデックステーブルの回動位置決め時間tiよりも
数倍長い。具体的には、例えばインデックステーブルの
回動位置決め時間ti=3秒程度に対し、ドレッシング
時間td=10秒程度の時間を要する。このため、各研
磨ステージでは、研磨パッドのドレッシングが終了する
まで、研磨加工すべき基板が位置決め状態のまま待たさ
れる状況が発生しており、一種の無駄時間が生じてい
た。この結果、第1研磨ステージ910に搬入された基
板が搬送ステージ950に搬出されるまでの時間Tnが
Tn=3(tp/3+td)=tp+3tdで律せられ、高スル
ープットを妨げる要因になっていた。このような問題は
研磨パッドの交換ユニットを有する研磨装置においても
同様であった。
ージでは研磨加工が終了するごとに研磨パッドのドレッ
シングを行っており、このドレッシングに要する時間t
dはインデックステーブルの回動位置決め時間tiよりも
数倍長い。具体的には、例えばインデックステーブルの
回動位置決め時間ti=3秒程度に対し、ドレッシング
時間td=10秒程度の時間を要する。このため、各研
磨ステージでは、研磨パッドのドレッシングが終了する
まで、研磨加工すべき基板が位置決め状態のまま待たさ
れる状況が発生しており、一種の無駄時間が生じてい
た。この結果、第1研磨ステージ910に搬入された基
板が搬送ステージ950に搬出されるまでの時間Tnが
Tn=3(tp/3+td)=tp+3tdで律せられ、高スル
ープットを妨げる要因になっていた。このような問題は
研磨パッドの交換ユニットを有する研磨装置においても
同様であった。
【0008】本発明は上記課題に鑑みて成されたもので
あり、無駄時間を排除して高スループットを実現可能な
研磨装置を提供することを目的とし、併せて高スループ
ットを実現することにより低コストに半導体デバイスを
製造することができる半導体デバイス製造方法及びこの
製造方法により製造された半導体デバイスを提供するこ
とを目的とする。
あり、無駄時間を排除して高スループットを実現可能な
研磨装置を提供することを目的とし、併せて高スループ
ットを実現することにより低コストに半導体デバイスを
製造することができる半導体デバイス製造方法及びこの
製造方法により製造された半導体デバイスを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被研磨部材たる基板を保持するチャック
を複数有したテーブルを所定角度ごとに回動停止させて
複数のチャックを所定の角度位置に位置決めさせるイン
デックステーブルと、位置決めされたチャックの位置に
対応して割り付けられた研磨ステージに配設されて基板
を研磨加工する研磨ヘッドとを備え、インデックステー
ブルを回動させてチャックに保持された基板を研磨ステ
ージに位置決めさせ、研磨ヘッドにおける加工端部に設
けられた研磨部材(例えば実施形態における研磨パッ
ド)を位置決めされた基板に当接させて研磨加工を行う
研磨装置である。そのうえで、本発明の研磨装置におけ
る研磨ステージには、複数の研磨ヘッドと研磨部材をド
レッシングするドレッシングユニット(例えば実施形態
におけるパッドドレッサ)とを有しており、研磨ステー
ジにおいて一の研磨ヘッドが研磨ステージに位置決めさ
れた基板の研磨加工を行っている間に、ドレッシングユ
ニットが他の研磨ヘッドに取り付けられた研磨部材のド
レッシングを行うように研磨装置を構成する。
め、本発明は、被研磨部材たる基板を保持するチャック
を複数有したテーブルを所定角度ごとに回動停止させて
複数のチャックを所定の角度位置に位置決めさせるイン
デックステーブルと、位置決めされたチャックの位置に
対応して割り付けられた研磨ステージに配設されて基板
を研磨加工する研磨ヘッドとを備え、インデックステー
ブルを回動させてチャックに保持された基板を研磨ステ
ージに位置決めさせ、研磨ヘッドにおける加工端部に設
けられた研磨部材(例えば実施形態における研磨パッ
ド)を位置決めされた基板に当接させて研磨加工を行う
研磨装置である。そのうえで、本発明の研磨装置におけ
る研磨ステージには、複数の研磨ヘッドと研磨部材をド
レッシングするドレッシングユニット(例えば実施形態
におけるパッドドレッサ)とを有しており、研磨ステー
ジにおいて一の研磨ヘッドが研磨ステージに位置決めさ
れた基板の研磨加工を行っている間に、ドレッシングユ
ニットが他の研磨ヘッドに取り付けられた研磨部材のド
レッシングを行うように研磨装置を構成する。
【0010】上記構成によれば、研磨ステージにおいて
一の研磨ヘッドが研磨加工を行っている間に、他の研磨
ヘッドの研磨部材がドレッシングユニットでドレッシン
グされ、研磨加工の準備が完了した状態で待機される。
このため、研磨加工を行った一の研磨ヘッドの研磨部材
をドレッシングするときには、既に準備完了した他の研
磨ヘッドと交代して当該他の研磨ヘッドを用いて研磨加
工を行うことができる。これにより、基板生産に寄与し
ない無駄な待ち時間を排除して高スループットを達成す
る研磨装置を提供することができる。なお、ここにいう
「研磨ヘッド」とは、基板に直接当接されて研磨加工を
行う研磨部材を有した組立体をいい、回転駆動機構によ
り回転作動されるものであっても、回転駆動機構を有さ
ないものであってもよい。
一の研磨ヘッドが研磨加工を行っている間に、他の研磨
ヘッドの研磨部材がドレッシングユニットでドレッシン
グされ、研磨加工の準備が完了した状態で待機される。
このため、研磨加工を行った一の研磨ヘッドの研磨部材
をドレッシングするときには、既に準備完了した他の研
磨ヘッドと交代して当該他の研磨ヘッドを用いて研磨加
工を行うことができる。これにより、基板生産に寄与し
ない無駄な待ち時間を排除して高スループットを達成す
る研磨装置を提供することができる。なお、ここにいう
「研磨ヘッド」とは、基板に直接当接されて研磨加工を
行う研磨部材を有した組立体をいい、回転駆動機構によ
り回転作動されるものであっても、回転駆動機構を有さ
ないものであってもよい。
【0011】他の本発明は、上記同様に基板を保持する
チャックを複数有したテーブルを所定角度ごとに回動停
止させて複数のチャックを所定の角度位置に位置決めさ
せるインデックステーブルと、位置決めされたチャック
の位置に対応して割り付けられた研磨ステージに配設さ
れて基板を研磨加工する研磨ヘッドとを備え、インデッ
クステーブルを回動させてチャックに保持された基板を
研磨ステージに位置決めさせ、研磨ヘッドにおける加工
端部に設けられた研磨部材を位置決めされた基板に当接
させて研磨加工を行う研磨装置である。そのうえで、こ
の発明の研磨装置における研磨ステージには、複数の研
磨ヘッドと、研磨部材の交換を行う研磨部材交換ユニッ
トとを有しており、研磨ステージにおいて一の研磨ヘッ
ドが研磨ステージに位置決めされた基板の研磨加工を行
っている間に、研磨部材交換ユニットが他の研磨ヘッド
に取り付けられた研磨部材の交換を行うように研磨装置
を構成する。
チャックを複数有したテーブルを所定角度ごとに回動停
止させて複数のチャックを所定の角度位置に位置決めさ
せるインデックステーブルと、位置決めされたチャック
の位置に対応して割り付けられた研磨ステージに配設さ
れて基板を研磨加工する研磨ヘッドとを備え、インデッ
クステーブルを回動させてチャックに保持された基板を
研磨ステージに位置決めさせ、研磨ヘッドにおける加工
端部に設けられた研磨部材を位置決めされた基板に当接
させて研磨加工を行う研磨装置である。そのうえで、こ
の発明の研磨装置における研磨ステージには、複数の研
磨ヘッドと、研磨部材の交換を行う研磨部材交換ユニッ
トとを有しており、研磨ステージにおいて一の研磨ヘッ
ドが研磨ステージに位置決めされた基板の研磨加工を行
っている間に、研磨部材交換ユニットが他の研磨ヘッド
に取り付けられた研磨部材の交換を行うように研磨装置
を構成する。
【0012】上記構成によれば、研磨ステージにおいて
一の研磨ヘッドが研磨加工を行っている間に、他の研磨
ヘッドの研磨部材が研磨部材交換ユニットで交換され、
研磨加工の準備が完了した状態で待機される。このた
め、研磨加工を行った一の研磨ヘッドの研磨部材を交換
するときには、既に準備完了した他の研磨ヘッドと交代
して当該他の研磨ヘッドを用いて研磨加工を行うことが
できる。これにより、基板生産に寄与しない無駄な待ち
時間を排除して高スループットを達成する研磨装置を提
供することができる。
一の研磨ヘッドが研磨加工を行っている間に、他の研磨
ヘッドの研磨部材が研磨部材交換ユニットで交換され、
研磨加工の準備が完了した状態で待機される。このた
め、研磨加工を行った一の研磨ヘッドの研磨部材を交換
するときには、既に準備完了した他の研磨ヘッドと交代
して当該他の研磨ヘッドを用いて研磨加工を行うことが
できる。これにより、基板生産に寄与しない無駄な待ち
時間を排除して高スループットを達成する研磨装置を提
供することができる。
【0013】なお、研磨ステージにおける複数の研磨ヘ
ッドは、研磨ステージに位置決めされた基板の研磨加工
と、ドレッシングユニットによる研磨部材のドレッシン
グとを交互に行う構成としてもよい。例えば、研磨ステ
ージに3つの研磨ヘッドを設け、各研磨ヘッドが順番に
交代して研磨加工とドレッシングとを行う構成とするこ
ともできる。
ッドは、研磨ステージに位置決めされた基板の研磨加工
と、ドレッシングユニットによる研磨部材のドレッシン
グとを交互に行う構成としてもよい。例えば、研磨ステ
ージに3つの研磨ヘッドを設け、各研磨ヘッドが順番に
交代して研磨加工とドレッシングとを行う構成とするこ
ともできる。
【0014】また、研磨装置には複数の研磨ステージを
有するとともに、これら複数の研磨ステージにおける少
なくとも一つの研磨ステージに複数の研磨ヘッドを有
し、各研磨ステージに配設される複数の研磨ヘッドに
は、研磨ステージごとに同一種類の研磨部材を取り付け
る構成としてもよい。例えば、複数の研磨ステージの各
研磨時間が略同一の場合には全ての研磨ステージに複数
の研磨ヘッドを設ける構成とすることができる。一方、
複数の研磨ステージ中に研磨時間の短い研磨ステージや
ドレッシングの必要がない研磨ステージがあるときに
は、その研磨ステージの研磨ヘッドを単数にして構成し
てもよい。
有するとともに、これら複数の研磨ステージにおける少
なくとも一つの研磨ステージに複数の研磨ヘッドを有
し、各研磨ステージに配設される複数の研磨ヘッドに
は、研磨ステージごとに同一種類の研磨部材を取り付け
る構成としてもよい。例えば、複数の研磨ステージの各
研磨時間が略同一の場合には全ての研磨ステージに複数
の研磨ヘッドを設ける構成とすることができる。一方、
複数の研磨ステージ中に研磨時間の短い研磨ステージや
ドレッシングの必要がない研磨ステージがあるときに
は、その研磨ステージの研磨ヘッドを単数にして構成し
てもよい。
【0015】この研磨装置には複数の研磨ステージを有
し、これら複数の研磨ステージにおける少なくとも一つ
の研磨ステージに複数の研磨ヘッドを有し、研磨ステー
ジに配設される複数の研磨ヘッドには、種類が異なる研
磨部材が取り付けられているようにしても良い。
し、これら複数の研磨ステージにおける少なくとも一つ
の研磨ステージに複数の研磨ヘッドを有し、研磨ステー
ジに配設される複数の研磨ヘッドには、種類が異なる研
磨部材が取り付けられているようにしても良い。
【0016】同様に、この研磨装置には複数の研磨ステ
ージを有し、複数の研磨ステージにおける少なくとも一
つの研磨ステージに複数の研磨ヘッドを有し、研磨ステ
ージに配設される複数の研磨ヘッドには、寸法が異なる
研磨部材が取り付けられているようにしても良い。
ージを有し、複数の研磨ステージにおける少なくとも一
つの研磨ステージに複数の研磨ヘッドを有し、研磨ステ
ージに配設される複数の研磨ヘッドには、寸法が異なる
研磨部材が取り付けられているようにしても良い。
【0017】また、研磨装置には、位置決めされたチャ
ックの位置に対応して割り付けられた少なくとも一つの
搬送ステージを有し、搬送ステージでは研磨ステージに
おいて基板が研磨加工されている間に、研磨ステージで
研磨加工が終了した基板をチャックから搬出し研磨加工
前の基板をチャックに搬入する構成としてもよい。この
ような構成では、研磨ステージで研磨加工を行っている
間に、各研磨ステージで他の研磨部材のドレッシングを
行い、搬送ステージで加工済みの基板の搬出及び未加工
の基板の搬入を行うことができる。
ックの位置に対応して割り付けられた少なくとも一つの
搬送ステージを有し、搬送ステージでは研磨ステージに
おいて基板が研磨加工されている間に、研磨ステージで
研磨加工が終了した基板をチャックから搬出し研磨加工
前の基板をチャックに搬入する構成としてもよい。この
ような構成では、研磨ステージで研磨加工を行っている
間に、各研磨ステージで他の研磨部材のドレッシングを
行い、搬送ステージで加工済みの基板の搬出及び未加工
の基板の搬入を行うことができる。
【0018】さらに他の本発明は、前述同様に基板を保
持するチャックを複数有したテーブルを所定角度ごとに
回動停止させて複数のチャックを所定の角度位置に位置
決めさせるインデックステーブルと、位置決めされたチ
ャックの位置に対応して割り付けられた研磨ステージに
配設されて基板を研磨加工する研磨ヘッドとを備え、イ
ンデックステーブルを回動させてチャックに保持された
基板を研磨ステージに位置決めさせ、研磨ヘッドにおけ
る加工端部に設けられた研磨部材を位置決めされた基板
に当接させて研磨加工を行う研磨装置である。そのうえ
で、本発明の研磨装置における研磨ステージには、それ
ぞれインデックステーブルに対して揺動自在な研磨アー
ムに取り付けられ、位置決めされた基板の位置に揺動移
動可能に配設された第1及び第2の研磨ヘッドと、第1
の研磨ヘッドにおける研磨部材の揺動軌跡と第2の研磨
ヘッドにおける研磨部材の揺動軌跡とが交わる領域に配
設されてそれぞれの研磨部材のドレッシングを行うドレ
ッシングユニットとを有しており、第1の研磨ヘッドは
第2の研磨ヘッドの揺動軌跡の外に待避する第1待避位
置を有し、第2の研磨ヘッドは第1の研磨ヘッドの揺動
軌跡の外に待避する第2待避位置を有して研磨装置を構
成する。
持するチャックを複数有したテーブルを所定角度ごとに
回動停止させて複数のチャックを所定の角度位置に位置
決めさせるインデックステーブルと、位置決めされたチ
ャックの位置に対応して割り付けられた研磨ステージに
配設されて基板を研磨加工する研磨ヘッドとを備え、イ
ンデックステーブルを回動させてチャックに保持された
基板を研磨ステージに位置決めさせ、研磨ヘッドにおけ
る加工端部に設けられた研磨部材を位置決めされた基板
に当接させて研磨加工を行う研磨装置である。そのうえ
で、本発明の研磨装置における研磨ステージには、それ
ぞれインデックステーブルに対して揺動自在な研磨アー
ムに取り付けられ、位置決めされた基板の位置に揺動移
動可能に配設された第1及び第2の研磨ヘッドと、第1
の研磨ヘッドにおける研磨部材の揺動軌跡と第2の研磨
ヘッドにおける研磨部材の揺動軌跡とが交わる領域に配
設されてそれぞれの研磨部材のドレッシングを行うドレ
ッシングユニットとを有しており、第1の研磨ヘッドは
第2の研磨ヘッドの揺動軌跡の外に待避する第1待避位
置を有し、第2の研磨ヘッドは第1の研磨ヘッドの揺動
軌跡の外に待避する第2待避位置を有して研磨装置を構
成する。
【0019】また、さらに他の本発明は、上記研磨アー
ムを有する研磨装置を用いて研磨加工を行う研磨方法で
あり、以下の工程から構成される。 研磨ステージにおいて第1の研磨ヘッドが基板の研磨
加工を終了したときに、第2の研磨ヘッドを第2待避位
置に位置させた状態で第1の研磨ヘッドを第1待避位置
に揺動移動させ、 第1の研磨ヘッドを第1待避位置に位置させた状態で
第2の研磨ヘッドを研磨ステージに位置決めされた基板
の位置に揺動移動させて研磨加工を行わせ、 第2の研磨ヘッドが基板の研磨加工を行っている間に
第1の研磨ヘッドをドレッシングユニットの位置に揺動
移動させてドレッシングユニットにより第1の研磨ヘッ
ドの研磨部材をドレッシングさせ、 ドレッシングユニットによる研磨部材のドレッシング
が終了した第1の研磨ヘッドを第1待避位置に揺動移動
させて待避させ、 研磨ステージにおいて第2の研磨ヘッドが基板の研磨
加工を終了したときに、第1の研磨ヘッドを第1待避位
置に位置させた状態で第2の研磨ヘッドを第2待避位置
に揺動移動させ、 第2の研磨ヘッドを第2待避位置に位置させた状態で
第1の研磨ヘッドを研磨ステージに新たに位置決めされ
た基板の位置に揺動移動させて研磨加工を行わせ、 第1の研磨ヘッドが基板の研磨加工を行っている間に
第2の研磨ヘッドをドレッシングユニットの位置に揺動
移動させてドレッシングユニットにより第2の研磨ヘッ
ドの研磨部材をドレッシングさせ、 ドレッシングユニットによる研磨部材のドレッシング
が終了した第2の研磨ヘッドを第2待避位置に揺動移動
させて待避させ、 以下、に戻ってからまでの工程を繰り返して行
う。
ムを有する研磨装置を用いて研磨加工を行う研磨方法で
あり、以下の工程から構成される。 研磨ステージにおいて第1の研磨ヘッドが基板の研磨
加工を終了したときに、第2の研磨ヘッドを第2待避位
置に位置させた状態で第1の研磨ヘッドを第1待避位置
に揺動移動させ、 第1の研磨ヘッドを第1待避位置に位置させた状態で
第2の研磨ヘッドを研磨ステージに位置決めされた基板
の位置に揺動移動させて研磨加工を行わせ、 第2の研磨ヘッドが基板の研磨加工を行っている間に
第1の研磨ヘッドをドレッシングユニットの位置に揺動
移動させてドレッシングユニットにより第1の研磨ヘッ
ドの研磨部材をドレッシングさせ、 ドレッシングユニットによる研磨部材のドレッシング
が終了した第1の研磨ヘッドを第1待避位置に揺動移動
させて待避させ、 研磨ステージにおいて第2の研磨ヘッドが基板の研磨
加工を終了したときに、第1の研磨ヘッドを第1待避位
置に位置させた状態で第2の研磨ヘッドを第2待避位置
に揺動移動させ、 第2の研磨ヘッドを第2待避位置に位置させた状態で
第1の研磨ヘッドを研磨ステージに新たに位置決めされ
た基板の位置に揺動移動させて研磨加工を行わせ、 第1の研磨ヘッドが基板の研磨加工を行っている間に
第2の研磨ヘッドをドレッシングユニットの位置に揺動
移動させてドレッシングユニットにより第2の研磨ヘッ
ドの研磨部材をドレッシングさせ、 ドレッシングユニットによる研磨部材のドレッシング
が終了した第2の研磨ヘッドを第2待避位置に揺動移動
させて待避させ、 以下、に戻ってからまでの工程を繰り返して行
う。
【0020】このような研磨装置及び研磨方法によれ
ば、研磨ステージにおいて第1の研磨ヘッドが研磨加工
を行っている間に、第2の研磨ヘッドの研磨部材がドレ
ッシングユニットでドレッシングされて研磨加工の準備
が完了した状態で第2待避位置に待機され、逆に研磨ス
テージにおいて第2の研磨ヘッドが研磨加工を行ってい
る間に、第1の研磨ヘッドの研磨部材がドレッシングユ
ニットでドレッシングされて研磨加工の準備が完了した
状態で第1待避位置に待機される。そして、第1の研磨
ヘッドと第2の研磨ヘッドとで交互に研磨加工とドレッ
シングとを行う。このため、一つのドレッシングユニッ
トを設けた簡明な構成で、基板生産に寄与しない無駄な
待ち時間を排除して高スループットを達成する研磨装置
及び研磨方法を提供することができる。
ば、研磨ステージにおいて第1の研磨ヘッドが研磨加工
を行っている間に、第2の研磨ヘッドの研磨部材がドレ
ッシングユニットでドレッシングされて研磨加工の準備
が完了した状態で第2待避位置に待機され、逆に研磨ス
テージにおいて第2の研磨ヘッドが研磨加工を行ってい
る間に、第1の研磨ヘッドの研磨部材がドレッシングユ
ニットでドレッシングされて研磨加工の準備が完了した
状態で第1待避位置に待機される。そして、第1の研磨
ヘッドと第2の研磨ヘッドとで交互に研磨加工とドレッ
シングとを行う。このため、一つのドレッシングユニッ
トを設けた簡明な構成で、基板生産に寄与しない無駄な
待ち時間を排除して高スループットを達成する研磨装置
及び研磨方法を提供することができる。
【0021】また、以上のように構成される研磨装置を
用いて半導体ウェハ(基板)の表面を平坦化する工程を有
して半導体デバイス製造方法を構成する。このような製
造方法によれば、高スループットの研磨装置を用いるこ
とで、従来の半導体デバイス製造方法に比べて低コスト
で半導体デバイスを製造することができる。
用いて半導体ウェハ(基板)の表面を平坦化する工程を有
して半導体デバイス製造方法を構成する。このような製
造方法によれば、高スループットの研磨装置を用いるこ
とで、従来の半導体デバイス製造方法に比べて低コスト
で半導体デバイスを製造することができる。
【0022】また、本発明に係る半導体デバイスは、上
記半導体デバイス製造方法により製造される。上記製造
方法により製造された半導体デバイスでは、高スループ
ットで製造されるので、低コストの半導体デバイスを提
供することができる。
記半導体デバイス製造方法により製造される。上記製造
方法により製造された半導体デバイスでは、高スループ
ットで製造されるので、低コストの半導体デバイスを提
供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について、半導体ウェハを3ステージの研磨工程で精密
に平坦研磨するCMP装置に適用した例について説明す
る。この研磨装置1は、その全体構成を平面図として図
1に示すように、大きくカセットインデックス部10
0、ウェハ洗浄部200、研磨部300から構成されて
おり、各部はそれぞれ外部と仕切られてクリーンチャン
バが構成されている。なお、各室間には自動開閉式のシ
ャッタを設けても良い。
について、半導体ウェハを3ステージの研磨工程で精密
に平坦研磨するCMP装置に適用した例について説明す
る。この研磨装置1は、その全体構成を平面図として図
1に示すように、大きくカセットインデックス部10
0、ウェハ洗浄部200、研磨部300から構成されて
おり、各部はそれぞれ外部と仕切られてクリーンチャン
バが構成されている。なお、各室間には自動開閉式のシ
ャッタを設けても良い。
【0024】カセットインデックス部100は、複数枚
のウェハを保持したカセット(キャリアとも称する)C
1〜C4を載置するウェハ載置テーブル120と、未加工
ウェハをカセットから取り出して洗浄部200の洗浄機
仮置き台211に搬入し、また研磨加工後にウェハ洗浄
部200で洗浄された加工済みウェハをカセットに収納
する第1搬送ロボット150とを有して構成されてい
る。
のウェハを保持したカセット(キャリアとも称する)C
1〜C4を載置するウェハ載置テーブル120と、未加工
ウェハをカセットから取り出して洗浄部200の洗浄機
仮置き台211に搬入し、また研磨加工後にウェハ洗浄
部200で洗浄された加工済みウェハをカセットに収納
する第1搬送ロボット150とを有して構成されてい
る。
【0025】第1搬送ロボット150は2本の多関節ア
ーム153a,153bを有する多関節アーム型のロボ
ットであり、基台151とこの基台上に水平旋回及び昇
降作動自在な旋回台152、旋回台152上に取り付け
られた2本の多関節アーム153a,153b、それぞ
れの多関節アームの先端部に各アームに対して伸縮自在
に取り付けられたAアーム155a及びBアーム155
b(Bアーム155bはAアーム155aの下方にオフ
セット配置されており、図において上下に重なって位置
している)等から構成されている。Aアーム155a及
びBアーム155bの先端部にはウェハを載置して吸着
保持する保持部が形成されている。また、基台151に
は床面に配設されたリニアガイド160に沿って水平移
動自在な直線移動装置が設けられている。
ーム153a,153bを有する多関節アーム型のロボ
ットであり、基台151とこの基台上に水平旋回及び昇
降作動自在な旋回台152、旋回台152上に取り付け
られた2本の多関節アーム153a,153b、それぞ
れの多関節アームの先端部に各アームに対して伸縮自在
に取り付けられたAアーム155a及びBアーム155
b(Bアーム155bはAアーム155aの下方にオフ
セット配置されており、図において上下に重なって位置
している)等から構成されている。Aアーム155a及
びBアーム155bの先端部にはウェハを載置して吸着
保持する保持部が形成されている。また、基台151に
は床面に配設されたリニアガイド160に沿って水平移
動自在な直線移動装置が設けられている。
【0026】このため、第1搬送ロボット150は、リ
ニアガイド160に沿って目的とするカセットの前方に
移動し、旋回台152を水平旋回及び昇降作動させてA
アーム155aまたはBアーム155bを目的とするス
ロット高さに移動させ、多関節アーム153a及びAア
ーム155a、または多関節アーム153b及びBアー
ム155bを作動させてAアーム155aまたはBアー
ム155bの先端部の保持部で目的スロット中の未加工
ウェハを吸着保持して取り出し、あるいは目的スロット
に加工済みウェハを収納することができる。
ニアガイド160に沿って目的とするカセットの前方に
移動し、旋回台152を水平旋回及び昇降作動させてA
アーム155aまたはBアーム155bを目的とするス
ロット高さに移動させ、多関節アーム153a及びAア
ーム155a、または多関節アーム153b及びBアー
ム155bを作動させてAアーム155aまたはBアー
ム155bの先端部の保持部で目的スロット中の未加工
ウェハを吸着保持して取り出し、あるいは目的スロット
に加工済みウェハを収納することができる。
【0027】なお、上下方向にオフセットして配置され
るこれ等2対のアームは機能上等価に構成されており、
いずれを取り出し用または収納用として用い、あるいは
一方のアームのみを両方の用途に用いる構成とすること
もできるが、図示する研磨装置では未加工ウェハを下側
のBアーム155bでカセットから取り出し、洗浄後の
加工済みウェハを上側のAアーム155aでカセットに
収納するように設定している。
るこれ等2対のアームは機能上等価に構成されており、
いずれを取り出し用または収納用として用い、あるいは
一方のアームのみを両方の用途に用いる構成とすること
もできるが、図示する研磨装置では未加工ウェハを下側
のBアーム155bでカセットから取り出し、洗浄後の
加工済みウェハを上側のAアーム155aでカセットに
収納するように設定している。
【0028】ウェハ洗浄部200は、第1洗浄室21
0、第2洗浄室220、第3洗浄室230及び乾燥室2
40の4室構成からなり、研磨加工済みのウェハが第1
洗浄室210→第2洗浄室220→第3洗浄室230→
乾燥室240のように順次送られて研磨加工部300で
付着したスラリや研磨加工液、研磨摩耗粉等の除去洗浄
が行われる。例えば、第1洗浄室210では回転ブラシ
による両面洗浄、第2洗浄室220では超音波加振下で
の表面ペンシル洗浄、第3洗浄室では純水によるスピナ
ー洗浄、乾燥室では窒素雰囲気下における乾燥処理が行
われるように構成されている。なお、研磨加工前の未加
工ウェハは上記洗浄工程を経ることなく、カセットイン
デックス部100から洗浄機仮置き台211を介してウ
ェハ洗浄部を通過しウェハ研磨部300に搬入される。
0、第2洗浄室220、第3洗浄室230及び乾燥室2
40の4室構成からなり、研磨加工済みのウェハが第1
洗浄室210→第2洗浄室220→第3洗浄室230→
乾燥室240のように順次送られて研磨加工部300で
付着したスラリや研磨加工液、研磨摩耗粉等の除去洗浄
が行われる。例えば、第1洗浄室210では回転ブラシ
による両面洗浄、第2洗浄室220では超音波加振下で
の表面ペンシル洗浄、第3洗浄室では純水によるスピナ
ー洗浄、乾燥室では窒素雰囲気下における乾燥処理が行
われるように構成されている。なお、研磨加工前の未加
工ウェハは上記洗浄工程を経ることなく、カセットイン
デックス部100から洗浄機仮置き台211を介してウ
ェハ洗浄部を通過しウェハ研磨部300に搬入される。
【0029】研磨部300は、4分割されてステッピン
グモータ等の作動により90度ごとに回動送りされるイ
ンデックステーブル340と、インデックステーブル3
40の位置決め停止位置に対応してインデックステーブ
ルを外周から取り囲むように設けられた第1研磨ステー
ジ310、第2研磨ステージ320、第3研磨ステージ
330、及びインデックステーブルに未加工ウェハを搬
入し加工済みウェハを搬出する搬送ステージ350など
から構成されている。
グモータ等の作動により90度ごとに回動送りされるイ
ンデックステーブル340と、インデックステーブル3
40の位置決め停止位置に対応してインデックステーブ
ルを外周から取り囲むように設けられた第1研磨ステー
ジ310、第2研磨ステージ320、第3研磨ステージ
330、及びインデックステーブルに未加工ウェハを搬
入し加工済みウェハを搬出する搬送ステージ350など
から構成されている。
【0030】4分割されたインデックステーブル340
の各々の区画には、ウェハを裏面から吸着保持するチャ
ックV1〜V4がテーブル上面に露出して配設されてお
り、各チャックはインデックステーブル340に水平面
内で回転自在に支持されるとともに、インデックステー
ブル340の内部に設けられた電動モータやエアモータ
等の駆動手段により高速回転及び停止保持が自在に取り
付けられている。なおチャックV1〜V4の直径はウェハ
直径よりもわずかに小径に形成されており、チャックに
保持されたウェハの外周端部を把持することができるよ
うに構成されている。
の各々の区画には、ウェハを裏面から吸着保持するチャ
ックV1〜V4がテーブル上面に露出して配設されてお
り、各チャックはインデックステーブル340に水平面
内で回転自在に支持されるとともに、インデックステー
ブル340の内部に設けられた電動モータやエアモータ
等の駆動手段により高速回転及び停止保持が自在に取り
付けられている。なおチャックV1〜V4の直径はウェハ
直径よりもわずかに小径に形成されており、チャックに
保持されたウェハの外周端部を把持することができるよ
うに構成されている。
【0031】第1研磨ステージ310、第2研磨ステー
ジ320、第3研磨ステージ330には、インデックス
テーブル340に対して水平方向に揺動自在かつ鉛直方
向に上下動自在な研磨アームが、それぞれの研磨ステー
ジに各2台設けられている。すなわち、第1研磨ステー
ジ310にA研磨アーム311とB研磨アーム312と
が、第2研磨ステージ320にA研磨アーム321とB
研磨アーム322とが、第3研磨ステージ330にA研
磨アーム331とB研磨アーム332とが設けられてい
る。
ジ320、第3研磨ステージ330には、インデックス
テーブル340に対して水平方向に揺動自在かつ鉛直方
向に上下動自在な研磨アームが、それぞれの研磨ステー
ジに各2台設けられている。すなわち、第1研磨ステー
ジ310にA研磨アーム311とB研磨アーム312と
が、第2研磨ステージ320にA研磨アーム321とB
研磨アーム322とが、第3研磨ステージ330にA研
磨アーム331とB研磨アーム332とが設けられてい
る。
【0032】各研磨アームの揺動端部には、研磨アーム
から垂下して研磨ヘッドが取り付けられており、その下
端面にウェハと当接されてウェハ表面を平坦に研磨する
研磨パッドを有している。研磨ヘッドは研磨アーム内に
設けられた図示しない回転駆動機構により駆動され、水
平面内に高速回転自在に取り付けられている。なお、以
下では各研磨アームに取り付けられた研磨ヘッド及び研
磨パッドを当該研磨アームと同一の符号AまたはBを付
してA研磨ヘッドやB研磨パッドのように指称し、両者
を総称するときには符号を付さずに示す。
から垂下して研磨ヘッドが取り付けられており、その下
端面にウェハと当接されてウェハ表面を平坦に研磨する
研磨パッドを有している。研磨ヘッドは研磨アーム内に
設けられた図示しない回転駆動機構により駆動され、水
平面内に高速回転自在に取り付けられている。なお、以
下では各研磨アームに取り付けられた研磨ヘッド及び研
磨パッドを当該研磨アームと同一の符号AまたはBを付
してA研磨ヘッドやB研磨パッドのように指称し、両者
を総称するときには符号を付さずに示す。
【0033】また、第1から第3の各研磨ステージに
は、各研磨ステージにおける研磨パッドの表面をドレッ
シングするパッドドレッサ317,327,337が設
けられている。パッドドレッサは、ウェハを研磨加工す
ることによって研磨パッドに生じた目づまりや目の不揃
いを修正(ドレッシング、目立て)する装置であり、表
面にダイヤモンド砥粒等が固着されて回転自在なディス
ク317a,327a,337aと、ドレッシングされ
た研磨パッドの表面に純水を噴射して研磨パッドを純水
洗浄する洗浄ノズル317b,327b,337bとを
有している。
は、各研磨ステージにおける研磨パッドの表面をドレッ
シングするパッドドレッサ317,327,337が設
けられている。パッドドレッサは、ウェハを研磨加工す
ることによって研磨パッドに生じた目づまりや目の不揃
いを修正(ドレッシング、目立て)する装置であり、表
面にダイヤモンド砥粒等が固着されて回転自在なディス
ク317a,327a,337aと、ドレッシングされ
た研磨パッドの表面に純水を噴射して研磨パッドを純水
洗浄する洗浄ノズル317b,327b,337bとを
有している。
【0034】各研磨ステージにおけるA及びB研磨アー
ムとチャック、パッドドレッサとは、研磨アーム先端の
研磨ヘッドの揺動半径上にチャックとパッドドレッサと
が位置するようにアーム長さと相対位置が規定されてい
る。すなわち、A研磨アームを揺動させたときのA研磨
パッドの揺動軌跡とB研磨アームを揺動させたときのB
研磨パッドの揺動軌跡とが交わる二つの交点領域に、位
置決め停止されたチャックとドレッシングユニットとが
位置するように各機器が配置されている。また、図中の
第1研磨ステージに実線と点線とでA、B両研磨アーム
の外径線を示すように、A研磨アーム311は研磨位置
(実線)からB研磨アームの揺動軌跡の外に待避するA
待避位置(点線)まで揺動自在に構成され、またB研磨
アームはA研磨アームの揺動軌跡の外に待避するB待避
位置(実線)から研磨位置(点線)まで揺動自在に構成
されている。
ムとチャック、パッドドレッサとは、研磨アーム先端の
研磨ヘッドの揺動半径上にチャックとパッドドレッサと
が位置するようにアーム長さと相対位置が規定されてい
る。すなわち、A研磨アームを揺動させたときのA研磨
パッドの揺動軌跡とB研磨アームを揺動させたときのB
研磨パッドの揺動軌跡とが交わる二つの交点領域に、位
置決め停止されたチャックとドレッシングユニットとが
位置するように各機器が配置されている。また、図中の
第1研磨ステージに実線と点線とでA、B両研磨アーム
の外径線を示すように、A研磨アーム311は研磨位置
(実線)からB研磨アームの揺動軌跡の外に待避するA
待避位置(点線)まで揺動自在に構成され、またB研磨
アームはA研磨アームの揺動軌跡の外に待避するB待避
位置(実線)から研磨位置(点線)まで揺動自在に構成
されている。
【0035】このため、例えば、第1研磨ステージ31
0において、B研磨アーム312をB待避位置に位置さ
せた状態で、A研磨アーム311を揺動させてA研磨ヘ
ッドをチャックV4上の研磨位置に移動させることがで
き、この研磨位置でA研磨ヘッド及びチャックを相対回
転させるとともにA研磨アーム311を降下させること
により、A研磨パッドをウェハ上に押圧させて研磨加工
を行うことができる。また、A研磨アームを揺動させて
A研磨パッドをパッドドレッサのディスク317a上に
移動させ、このディスクとA研磨パッドとを相対回転さ
せながら研磨アーム311を下降させることによりA研
磨パッドをディスク317aに押圧させてA研磨パッド
のドレッシングを行うことができる。このような作動は
B研磨アーム312についても同様に行うことができ
る。
0において、B研磨アーム312をB待避位置に位置さ
せた状態で、A研磨アーム311を揺動させてA研磨ヘ
ッドをチャックV4上の研磨位置に移動させることがで
き、この研磨位置でA研磨ヘッド及びチャックを相対回
転させるとともにA研磨アーム311を降下させること
により、A研磨パッドをウェハ上に押圧させて研磨加工
を行うことができる。また、A研磨アームを揺動させて
A研磨パッドをパッドドレッサのディスク317a上に
移動させ、このディスクとA研磨パッドとを相対回転さ
せながら研磨アーム311を下降させることによりA研
磨パッドをディスク317aに押圧させてA研磨パッド
のドレッシングを行うことができる。このような作動は
B研磨アーム312についても同様に行うことができ
る。
【0036】なお、インデックステーブル340は、研
磨加工を終了して研磨アームをわずかに上昇させた状態
(研磨パッドがウェハから離れた状態)で回動させるこ
とができるように構成されており、A及びB研磨アーム
311,312の揺動作動とインデックステーブル34
0の回動作動とを同時に行うことができるようになって
いる。また、以上の構成及び作動は第2研磨ステージ3
20、第3研磨ステージ330についても同様である。
磨加工を終了して研磨アームをわずかに上昇させた状態
(研磨パッドがウェハから離れた状態)で回動させるこ
とができるように構成されており、A及びB研磨アーム
311,312の揺動作動とインデックステーブル34
0の回動作動とを同時に行うことができるようになって
いる。また、以上の構成及び作動は第2研磨ステージ3
20、第3研磨ステージ330についても同様である。
【0037】搬送ステージ350には、第2搬送ロボッ
ト360と第3搬送ロボット370とが配設されてい
る。第2搬送ロボット360は、前述した第1搬送ロボ
ット150と同様の多関節アーム型のロボットであり、
水平旋回及び昇降作動自在な旋回台362上に揺動自在
に取り付けられた2本の多関節アーム363a,363
b及び各多関節アームの先端部に伸縮自在に取り付けら
れたAアーム365a及びBアーム365bから構成さ
れている。Aアーム365aとBアーム365bとは上
下にオフセットして配置されるとともに、両アームの先
端部にはウェハを載置して吸着保持する保持部が形成さ
れている。
ト360と第3搬送ロボット370とが配設されてい
る。第2搬送ロボット360は、前述した第1搬送ロボ
ット150と同様の多関節アーム型のロボットであり、
水平旋回及び昇降作動自在な旋回台362上に揺動自在
に取り付けられた2本の多関節アーム363a,363
b及び各多関節アームの先端部に伸縮自在に取り付けら
れたAアーム365a及びBアーム365bから構成さ
れている。Aアーム365aとBアーム365bとは上
下にオフセットして配置されるとともに、両アームの先
端部にはウェハを載置して吸着保持する保持部が形成さ
れている。
【0038】第3搬送ロボット370は、インデックス
テーブル340に対して水平方向に揺動自在かつ鉛直方
向に上下動自在な揺動アーム371と、この揺動アーム
の先端部に揺動アームに対して水平旋回自在に取り付け
られた回動アーム372、回動アーム372の両端部に
縣吊されてウェハの外周端部を把持するAクランプ37
5a及びBクランプ375bなどから構成されている。
Aクランプ375aとBクランプ375bとは回動アー
ム372の回動中心から同一距離の回動アーム端部に配
設されている。また、図1に示す状態は第3搬送ロボッ
トの待機姿勢を示しており、図におけるAクランプ37
5aとBクランプ375bとの下方には、それぞれ未加
工のウェハを載置するA仮置き台381と、研磨加工済
みのウェハを載置するB仮置き台382とが設けられて
いる。
テーブル340に対して水平方向に揺動自在かつ鉛直方
向に上下動自在な揺動アーム371と、この揺動アーム
の先端部に揺動アームに対して水平旋回自在に取り付け
られた回動アーム372、回動アーム372の両端部に
縣吊されてウェハの外周端部を把持するAクランプ37
5a及びBクランプ375bなどから構成されている。
Aクランプ375aとBクランプ375bとは回動アー
ム372の回動中心から同一距離の回動アーム端部に配
設されている。また、図1に示す状態は第3搬送ロボッ
トの待機姿勢を示しており、図におけるAクランプ37
5aとBクランプ375bとの下方には、それぞれ未加
工のウェハを載置するA仮置き台381と、研磨加工済
みのウェハを載置するB仮置き台382とが設けられて
いる。
【0039】このため、第3搬送ロボット370の揺動
アーム371を揺動作動させ、さらに回動アーム372
を旋回作動させることによりAクランプ375aまたは
Bクランプ375bをインデックステーブル340のチ
ャックV1上に移動させることができ、当該位置で揺動
アーム371を下降させてAクランプ375aまたはB
クランプ375bでチャック上のウェハを外周クランプ
して受け取り、あるいはチャック上に新たなウェハを載
置保持させることができる。
アーム371を揺動作動させ、さらに回動アーム372
を旋回作動させることによりAクランプ375aまたは
Bクランプ375bをインデックステーブル340のチ
ャックV1上に移動させることができ、当該位置で揺動
アーム371を下降させてAクランプ375aまたはB
クランプ375bでチャック上のウェハを外周クランプ
して受け取り、あるいはチャック上に新たなウェハを載
置保持させることができる。
【0040】なお、研磨加工後のウェハにはスラリを含
んだ研磨加工液が付着していることから、研磨加工前の
ウェハを搬入するアーム及びクランプと、研磨加工後の
ウェハを搬出するアーム及びクランプとを区別し、上下
にオフセットされたA,Bアームのうち上方に位置する
Aアーム365aを未加工ウェハの搬入用アーム、下方
に位置するBアーム365bを搬出用アームに、また、
Aクランプ375aを搬入用クランプ、Bクランプ37
5bを搬出用クランプとして規定している。
んだ研磨加工液が付着していることから、研磨加工前の
ウェハを搬入するアーム及びクランプと、研磨加工後の
ウェハを搬出するアーム及びクランプとを区別し、上下
にオフセットされたA,Bアームのうち上方に位置する
Aアーム365aを未加工ウェハの搬入用アーム、下方
に位置するBアーム365bを搬出用アームに、また、
Aクランプ375aを搬入用クランプ、Bクランプ37
5bを搬出用クランプとして規定している。
【0041】次に、以上のように構成される研磨装置の
作用について説明する。以下では、本実施形態の研磨装
置1を用い、総研磨加工時間tpの研磨加工を第1研磨
ステージ310、第2研磨ステージ320、第3研磨ス
テージ330の3つの研磨ステージで、それぞれtp/3
ずつ研磨加工(第1次研磨加工、第2次研磨加工、第3
次研磨加工)し、ウェハ表面を平坦に研磨するCMPプ
ロセスを行う場合を例に説明する。
作用について説明する。以下では、本実施形態の研磨装
置1を用い、総研磨加工時間tpの研磨加工を第1研磨
ステージ310、第2研磨ステージ320、第3研磨ス
テージ330の3つの研磨ステージで、それぞれtp/3
ずつ研磨加工(第1次研磨加工、第2次研磨加工、第3
次研磨加工)し、ウェハ表面を平坦に研磨するCMPプ
ロセスを行う場合を例に説明する。
【0042】図2は、カセットインデックス部100の
カセットC1にセットされた未加工ウェハWdが、研磨部
300で順次研磨処理されて加工済みウェハWpとな
り、ウェハ洗浄部200で洗浄処理されてカセットイン
デックス部100のカセットC 4に収納されるまでのウ
ェハの流れを点線と矢印とを付して示したものである。
なお、各搬送ロボット150,360,370やインデ
ックステーブル340、チャックV1〜V4、A研磨アー
ム311,321,331及びB研磨アーム312,3
22,332、各研磨アーム先端部に取り付けられた研
磨ヘッドの作動等は図示しない制御装置によって制御さ
れ、制御装置は予め設定された制御プログラムに基づい
てこれ等の作動制御を行う。
カセットC1にセットされた未加工ウェハWdが、研磨部
300で順次研磨処理されて加工済みウェハWpとな
り、ウェハ洗浄部200で洗浄処理されてカセットイン
デックス部100のカセットC 4に収納されるまでのウ
ェハの流れを点線と矢印とを付して示したものである。
なお、各搬送ロボット150,360,370やインデ
ックステーブル340、チャックV1〜V4、A研磨アー
ム311,321,331及びB研磨アーム312,3
22,332、各研磨アーム先端部に取り付けられた研
磨ヘッドの作動等は図示しない制御装置によって制御さ
れ、制御装置は予め設定された制御プログラムに基づい
てこれ等の作動制御を行う。
【0043】まず、研磨装置が起動され研磨加工が開始
されると、第1搬送ロボット150がカセットC1位置
に移動し、旋回台152を水平旋回及び昇降作動させて
Bアーム155bを目的とするウェハのスロット高さに
移動させ、多関節アーム153b及びBアーム155b
を伸長作動させてBアーム155b先端の保持部でスロ
ット内の未加工ウェハWdを吸着保持し、両アームを縮
長作動させて引き出す。そして、旋回台152を180
度旋回作動させてウェハ洗浄部200に向かい、この洗
浄部200に設けられた洗浄機仮置き台211上に未加
工ウェハWdを載置する。
されると、第1搬送ロボット150がカセットC1位置
に移動し、旋回台152を水平旋回及び昇降作動させて
Bアーム155bを目的とするウェハのスロット高さに
移動させ、多関節アーム153b及びBアーム155b
を伸長作動させてBアーム155b先端の保持部でスロ
ット内の未加工ウェハWdを吸着保持し、両アームを縮
長作動させて引き出す。そして、旋回台152を180
度旋回作動させてウェハ洗浄部200に向かい、この洗
浄部200に設けられた洗浄機仮置き台211上に未加
工ウェハWdを載置する。
【0044】ウェハ洗浄室200を挟んで対峙する搬入
ステージ350の第2搬送ロボット360は、未加工ウ
ェハWdが仮置き台211に載置されると、旋回台36
2を作動させてAアーム365a先端部が洗浄機仮置き
台211に向かうように旋回し、多関節アーム363a
及びAアーム365aを伸長作動させてAアーム先端の
保持部で洗浄機仮置き台211上の未加工ウェハWdを
吸着保持する。そして、未加工ウェハを保持すると多関
節アーム363a及びAアーム365aを縮長作動させ
るとともに旋回台362を旋回作動させて反転し、再び
多関節アーム363a及びAアーム365aを伸長作動
させて未加工ウェハWdをA仮置き台381上に載置す
る。
ステージ350の第2搬送ロボット360は、未加工ウ
ェハWdが仮置き台211に載置されると、旋回台36
2を作動させてAアーム365a先端部が洗浄機仮置き
台211に向かうように旋回し、多関節アーム363a
及びAアーム365aを伸長作動させてAアーム先端の
保持部で洗浄機仮置き台211上の未加工ウェハWdを
吸着保持する。そして、未加工ウェハを保持すると多関
節アーム363a及びAアーム365aを縮長作動させ
るとともに旋回台362を旋回作動させて反転し、再び
多関節アーム363a及びAアーム365aを伸長作動
させて未加工ウェハWdをA仮置き台381上に載置す
る。
【0045】未加工ウェハWdがA仮置き台381上に
載置されると、第3搬送ロボット370が下降作動して
Aクランプ375aで未加工ウェハWdを把持し、把持
後所定高さまで上昇作動した待機位置でインデックステ
ーブル340の位置決め完了するまで待機する(待機姿
勢)。インデックステーブル340が位置決め停止する
と揺動アーム371及び回動アーム372を揺動作動及
び回動作動させて未加工ウェハをチャックV1上に載置
し吸着保持させる。そして第3搬送ロボット370はク
ランプ解除後上昇し、揺動アーム371及び回動アーム
372を揺動作動及び回動作動させて次の未加工ウェハ
WdをAクランプ375aで把持し、所定高さの待機位
置で次のインデックス作動まで待機する。
載置されると、第3搬送ロボット370が下降作動して
Aクランプ375aで未加工ウェハWdを把持し、把持
後所定高さまで上昇作動した待機位置でインデックステ
ーブル340の位置決め完了するまで待機する(待機姿
勢)。インデックステーブル340が位置決め停止する
と揺動アーム371及び回動アーム372を揺動作動及
び回動作動させて未加工ウェハをチャックV1上に載置
し吸着保持させる。そして第3搬送ロボット370はク
ランプ解除後上昇し、揺動アーム371及び回動アーム
372を揺動作動及び回動作動させて次の未加工ウェハ
WdをAクランプ375aで把持し、所定高さの待機位
置で次のインデックス作動まで待機する。
【0046】以降、研磨部300における研磨加工が開
始される。未加工ウェハWdがチャックV1上に吸着保持
され、第3搬送ロボットがインデックステーブル340
の上方から待避すると、インデックステーブル340を
右回り(時計回り)に90度回動作動させ、未加工ウェ
ハWdを第1研磨ステージ310(図におけるV4位置)
に位置決めさせる。このとき同時に、B研磨アーム31
2をB待避位置に位置させた状態でA研磨アーム311
を揺動作動させてA研磨ヘッドを未加工ウェハ上に移動
させる。
始される。未加工ウェハWdがチャックV1上に吸着保持
され、第3搬送ロボットがインデックステーブル340
の上方から待避すると、インデックステーブル340を
右回り(時計回り)に90度回動作動させ、未加工ウェ
ハWdを第1研磨ステージ310(図におけるV4位置)
に位置決めさせる。このとき同時に、B研磨アーム31
2をB待避位置に位置させた状態でA研磨アーム311
を揺動作動させてA研磨ヘッドを未加工ウェハ上に移動
させる。
【0047】インデックステーブル340が位置決め停
止すると、A研磨ヘッドとチャックV1とを例えば反対
方向に高速回転させるとともに、A研磨アーム311を
下降させてA研磨ヘッド下端のA研磨パッドを未加工ウ
ェハ上に押圧させ、第1次研磨加工を行う。研磨加工中
にはA研磨ヘッドの軸心からスラリを供給しながらA研
磨パッドがウェハの回転中心と外周端部との間を往復動
するように微小範囲でA研磨アーム311を揺動作動さ
せ、ウェハを均一に平坦研磨する。搬送ステージ350
では、上記第1次研磨加工中に新たな未加工ウェハが第
3搬送ロボット370によりチャックV2上に搬入され
る。
止すると、A研磨ヘッドとチャックV1とを例えば反対
方向に高速回転させるとともに、A研磨アーム311を
下降させてA研磨ヘッド下端のA研磨パッドを未加工ウ
ェハ上に押圧させ、第1次研磨加工を行う。研磨加工中
にはA研磨ヘッドの軸心からスラリを供給しながらA研
磨パッドがウェハの回転中心と外周端部との間を往復動
するように微小範囲でA研磨アーム311を揺動作動さ
せ、ウェハを均一に平坦研磨する。搬送ステージ350
では、上記第1次研磨加工中に新たな未加工ウェハが第
3搬送ロボット370によりチャックV2上に搬入され
る。
【0048】第1研磨ステージ310で第1次研磨加工
が行われ所定の研磨時間(tp/3)が経過すると、研磨加
工を停止してA研磨アーム311を上昇させる。そし
て、インデックステーブル340を右回りに90度回動
作動させ、第1次研磨加工が終了したウェハを第2研磨
ステージ320(図におけるV3位置)に、搬送ステー
ジ350でチャックV2上に搬入された新たな未加工ウ
ェハを第1研磨ステージ310(図におけるV4位置)
に移動させる。
が行われ所定の研磨時間(tp/3)が経過すると、研磨加
工を停止してA研磨アーム311を上昇させる。そし
て、インデックステーブル340を右回りに90度回動
作動させ、第1次研磨加工が終了したウェハを第2研磨
ステージ320(図におけるV3位置)に、搬送ステー
ジ350でチャックV2上に搬入された新たな未加工ウ
ェハを第1研磨ステージ310(図におけるV4位置)
に移動させる。
【0049】このとき同時に、第2研磨ステージではB
研磨アーム322を揺動作動させてB研磨ヘッドをウェ
ハ上に移動させ、第1研磨ステージではA研磨アームを
A待避位置に揺動移動させるとともに、B研磨アーム3
12を揺動作動させてB研磨ヘッドをウェハ上に移動さ
せる。そして、インデックステーブル340の位置決め
後、第2研磨ステージ320ではB研磨アーム322を
下降させて第1次研磨加工と同様の作動によりチャック
V1に保持されたウェハの第2次研磨加工を行い、第1
研磨ステージ310ではB研磨アーム312を下降させ
てチャックV2に保持された未加工ウェハの第1次研磨
加工を行う。第1次研磨加工と第2次研磨加工とは同時
並行して行われ、搬送ステージ350ではチャックV3
上に新たな未加工ウェハが搬入される。
研磨アーム322を揺動作動させてB研磨ヘッドをウェ
ハ上に移動させ、第1研磨ステージではA研磨アームを
A待避位置に揺動移動させるとともに、B研磨アーム3
12を揺動作動させてB研磨ヘッドをウェハ上に移動さ
せる。そして、インデックステーブル340の位置決め
後、第2研磨ステージ320ではB研磨アーム322を
下降させて第1次研磨加工と同様の作動によりチャック
V1に保持されたウェハの第2次研磨加工を行い、第1
研磨ステージ310ではB研磨アーム312を下降させ
てチャックV2に保持された未加工ウェハの第1次研磨
加工を行う。第1次研磨加工と第2次研磨加工とは同時
並行して行われ、搬送ステージ350ではチャックV3
上に新たな未加工ウェハが搬入される。
【0050】第2研磨ステージ320での第2次研磨加
工及び第1研磨ステージでの第1次研磨加工が開始され
てから所定の研磨時間(tp/3)が経過すると、第1及び
第2研磨ステージの研磨加工をともに停止してB研磨ア
ーム312,322を上昇させる。そして、インデック
ステーブル340を再び右回りに90度回動作動させ
る。この回動作動により、第2次研磨加工が終了したチ
ャックV1上のウェハが第3研磨ステージ330(図に
おけるV2位置)に、第1次研磨加工が終了したチャッ
クV2上のウェハが第2研磨ステージ320(図におけ
るV3位置)に、搬送ステージ350でチャックV3上に
搬入された新たな未加工ウェハが第1研磨ステージ31
0(図におけるV4位置)に移動される。
工及び第1研磨ステージでの第1次研磨加工が開始され
てから所定の研磨時間(tp/3)が経過すると、第1及び
第2研磨ステージの研磨加工をともに停止してB研磨ア
ーム312,322を上昇させる。そして、インデック
ステーブル340を再び右回りに90度回動作動させ
る。この回動作動により、第2次研磨加工が終了したチ
ャックV1上のウェハが第3研磨ステージ330(図に
おけるV2位置)に、第1次研磨加工が終了したチャッ
クV2上のウェハが第2研磨ステージ320(図におけ
るV3位置)に、搬送ステージ350でチャックV3上に
搬入された新たな未加工ウェハが第1研磨ステージ31
0(図におけるV4位置)に移動される。
【0051】第1から第3の各研磨ステージでは、イン
デックステーブル340の回動作動と同時にB研磨アー
ム312,322をB待避位置に揺動移動させるととも
に、A研磨アーム331,321,311を揺動作動さ
せて各研磨アーム先端のA研磨ヘッドを各研磨ステージ
のウェハ上に移動させる。そして、インデックステーブ
ル340の位置決め後A研磨アーム331,321,3
11を下降させ、前述同様の作動により第3研磨ステー
ジ330でチャックV1に保持されたウェハの第3次研
磨加工を行い、第2研磨ステージ320でチャックV2
に保持されたウェハの第2次研磨加工を行い、第1研磨
ステージ310でチャックV3に保持された未加工ウェ
ハの第1次研磨加工を行う。第1次から第3次の研磨加
工は同時並行して行われ、搬送ステージ350ではチャ
ックV4上に新たな未加工ウェハが搬入される。
デックステーブル340の回動作動と同時にB研磨アー
ム312,322をB待避位置に揺動移動させるととも
に、A研磨アーム331,321,311を揺動作動さ
せて各研磨アーム先端のA研磨ヘッドを各研磨ステージ
のウェハ上に移動させる。そして、インデックステーブ
ル340の位置決め後A研磨アーム331,321,3
11を下降させ、前述同様の作動により第3研磨ステー
ジ330でチャックV1に保持されたウェハの第3次研
磨加工を行い、第2研磨ステージ320でチャックV2
に保持されたウェハの第2次研磨加工を行い、第1研磨
ステージ310でチャックV3に保持された未加工ウェ
ハの第1次研磨加工を行う。第1次から第3次の研磨加
工は同時並行して行われ、搬送ステージ350ではチャ
ックV4上に新たな未加工ウェハが搬入される。
【0052】第3研磨ステージ330での第3次研磨加
工、第2研磨ステージ320での第2次研磨加工、及び
第1研磨ステージでの第1次研磨加工が開始されてから
所定の研磨時間(tp/3)が経過すると、第1、第2、第
3研磨ステージの研磨加工をともに停止してA研磨アー
ム311,321,331を上昇させる。そして、イン
デックステーブル340を再び右回りに90度回動作動
させる。この回動作動により、第3次研磨加工が終了し
たチャックV1上のウェハが搬送ステージ350(図に
おけるV1位置)に、第2次研磨加工が終了したチャッ
クV2上のウェハが第3研磨ステージ330(図におけ
るV2位置)に、第1次研磨加工が終了したチャックV
3上のウェハが第2研磨ステージ320(図におけるV
3位置)に、搬送ステージ350でチャックV4上に搬入
された新たな未加工ウェハが第1研磨ステージ310
(図におけるV4位置)に移動される。
工、第2研磨ステージ320での第2次研磨加工、及び
第1研磨ステージでの第1次研磨加工が開始されてから
所定の研磨時間(tp/3)が経過すると、第1、第2、第
3研磨ステージの研磨加工をともに停止してA研磨アー
ム311,321,331を上昇させる。そして、イン
デックステーブル340を再び右回りに90度回動作動
させる。この回動作動により、第3次研磨加工が終了し
たチャックV1上のウェハが搬送ステージ350(図に
おけるV1位置)に、第2次研磨加工が終了したチャッ
クV2上のウェハが第3研磨ステージ330(図におけ
るV2位置)に、第1次研磨加工が終了したチャックV
3上のウェハが第2研磨ステージ320(図におけるV
3位置)に、搬送ステージ350でチャックV4上に搬入
された新たな未加工ウェハが第1研磨ステージ310
(図におけるV4位置)に移動される。
【0053】第1から第3の各研磨ステージでは、イン
デックステーブル340の回動作動と同時に、A研磨ア
ーム311,321,331をA待避位置に揺動移動さ
せるとともに、B研磨アーム332,322,312を
揺動作動させて各研磨アーム先端のB研磨ヘッドを各研
磨ステージのウェハ上に移動させる。そして、インデッ
クステーブル340の位置決め後B研磨アーム332,
322,312を下降させ、前述同様の作動により第3
研磨ステージ330でチャックV2に保持されたウェハ
の第3次研磨加工を行い、第2研磨ステージ320でチ
ャックV3に保持されたウェハの第2次研磨加工を行
い、第1研磨ステージ310でチャックV 4に保持され
た未加工ウェハの第1次研磨加工を行う。
デックステーブル340の回動作動と同時に、A研磨ア
ーム311,321,331をA待避位置に揺動移動さ
せるとともに、B研磨アーム332,322,312を
揺動作動させて各研磨アーム先端のB研磨ヘッドを各研
磨ステージのウェハ上に移動させる。そして、インデッ
クステーブル340の位置決め後B研磨アーム332,
322,312を下降させ、前述同様の作動により第3
研磨ステージ330でチャックV2に保持されたウェハ
の第3次研磨加工を行い、第2研磨ステージ320でチ
ャックV3に保持されたウェハの第2次研磨加工を行
い、第1研磨ステージ310でチャックV 4に保持され
た未加工ウェハの第1次研磨加工を行う。
【0054】搬送ステージ350では、各研磨ステージ
で研磨加工が行われている間に、第3搬送ロボット37
0が揺動アーム371及び回動アーム372を揺動作動
及び回動作動させ、第3次研磨加工が終了したチャック
V1上の加工済みウェハWpをBクランプ375bで搬出
するともに、既にAクランプ375aに把持している次
の未加工ウェハWdをチャックV1上に搬入してチャック
V1に吸着保持させる。
で研磨加工が行われている間に、第3搬送ロボット37
0が揺動アーム371及び回動アーム372を揺動作動
及び回動作動させ、第3次研磨加工が終了したチャック
V1上の加工済みウェハWpをBクランプ375bで搬出
するともに、既にAクランプ375aに把持している次
の未加工ウェハWdをチャックV1上に搬入してチャック
V1に吸着保持させる。
【0055】以降、研磨部300では以上説明した研磨
加工が繰り返し行われる。すなわち、第1から第3の各
研磨ステージにはインデックステーブル340が回動さ
れるごとに搬送ステージまたは前段のステージからウェ
ハが搬入され、各研磨ステージではA研磨アームとB研
磨アームとを交互に用いて、全研磨ステージで同時並行
して研磨加工を行う。そして、このようにして各研磨ス
テージでA研磨アームまたはB研磨アームでウェハの研
磨加工を行っている間に、各研磨ステージでは研磨加工
を行っていないB研磨アームまたはA研磨アームの研磨
パッドのドレッシングが行われる。
加工が繰り返し行われる。すなわち、第1から第3の各
研磨ステージにはインデックステーブル340が回動さ
れるごとに搬送ステージまたは前段のステージからウェ
ハが搬入され、各研磨ステージではA研磨アームとB研
磨アームとを交互に用いて、全研磨ステージで同時並行
して研磨加工を行う。そして、このようにして各研磨ス
テージでA研磨アームまたはB研磨アームでウェハの研
磨加工を行っている間に、各研磨ステージでは研磨加工
を行っていないB研磨アームまたはA研磨アームの研磨
パッドのドレッシングが行われる。
【0056】図3及び図4は、研磨ステージでA研磨ア
ームとB研磨アームとがどの様に研磨加工と研磨パッド
のドレッシングを行うかを、第1研磨ステージ310を
例にとり示したものである。両図は研磨アームの作動状
況を時系列に並べて示しており、図3(a)→(b)→(c)→
図4(a)→(b)→(c)→図3(a)…の順に作動する。なお、
図中の研磨アームとチャックとの関係は上述した研磨加
工の説明に対応して記載している。
ームとB研磨アームとがどの様に研磨加工と研磨パッド
のドレッシングを行うかを、第1研磨ステージ310を
例にとり示したものである。両図は研磨アームの作動状
況を時系列に並べて示しており、図3(a)→(b)→(c)→
図4(a)→(b)→(c)→図3(a)…の順に作動する。なお、
図中の研磨アームとチャックとの関係は上述した研磨加
工の説明に対応して記載している。
【0057】まず、図3(a)は、第1研磨ステージ31
0でチャックV1に保持された未加工ウェハの第1次研
磨加工が終了した状態を示しており、制御装置はインデ
ックステーブル340を右回りに回動作動させると同時
に、A研磨アーム311を揺動させて図中に二点鎖線で
示す研磨位置から実線で示すA待避位置にA研磨ヘッド
を揺動移動させる。このとき、B研磨ヘッドは図示する
B待避位置で待機している。なお、A,B待避位置は、
他の研磨ヘッドを揺動移動させたときに互いに干渉する
ことがない位置、すなわち他の研磨ヘッドの揺動軌跡の
外側に設定されている。
0でチャックV1に保持された未加工ウェハの第1次研
磨加工が終了した状態を示しており、制御装置はインデ
ックステーブル340を右回りに回動作動させると同時
に、A研磨アーム311を揺動させて図中に二点鎖線で
示す研磨位置から実線で示すA待避位置にA研磨ヘッド
を揺動移動させる。このとき、B研磨ヘッドは図示する
B待避位置で待機している。なお、A,B待避位置は、
他の研磨ヘッドを揺動移動させたときに互いに干渉する
ことがない位置、すなわち他の研磨ヘッドの揺動軌跡の
外側に設定されている。
【0058】A研磨ヘッドがA待避位置に待避すると、
図3(b)に示すように、B研磨アーム312を揺動させ
てB研磨ヘッドをB待避位置(二点鎖線)からウェハの
研磨位置(実線)に揺動移動させ位置決めさせる。第1
研磨ステージ310にはチャックV2に保持された新た
な未加工ウェハが搬入され、インデックステーブル34
0が位置決め停止される。この間A研磨研磨ヘッドはA
待避位置で待機した状態である。なお、図3(a)→(b)で
示す研磨ヘッドの交代作動は、インデックステーブル3
40が回動作動を開始してから位置決め停止されるまで
の間(例えば3秒程度の時間内)に行われる。
図3(b)に示すように、B研磨アーム312を揺動させ
てB研磨ヘッドをB待避位置(二点鎖線)からウェハの
研磨位置(実線)に揺動移動させ位置決めさせる。第1
研磨ステージ310にはチャックV2に保持された新た
な未加工ウェハが搬入され、インデックステーブル34
0が位置決め停止される。この間A研磨研磨ヘッドはA
待避位置で待機した状態である。なお、図3(a)→(b)で
示す研磨ヘッドの交代作動は、インデックステーブル3
40が回動作動を開始してから位置決め停止されるまで
の間(例えば3秒程度の時間内)に行われる。
【0059】B研磨ヘッドが研磨位置に移動して研磨加
工が開始されると、A研磨アーム311を揺動させ、A
研磨ヘッド下端のA研磨パッドをパッドドレッサ317
上方のドレッシング位置に位置決めさせる(図3
(c))。そして、A研磨ヘッドとパッドドレッサのディ
スク317aとを相対回転させるとともに、A研磨アー
ム311を下降させてA研磨パッドをディスク317a
に押圧させ、A研磨パッドのドレッシングを行う。ドレ
ッシング中には、A研磨パッドがディスクの回転中心と
外周部との間を往復動するように、A研磨アーム311
を微小範囲で揺動作動させる。これにより、ウェハを研
磨加工することによってA研磨パッドに生じた目づまり
や目の不揃いが修正され、A研磨パッドがドレスアップ
される。
工が開始されると、A研磨アーム311を揺動させ、A
研磨ヘッド下端のA研磨パッドをパッドドレッサ317
上方のドレッシング位置に位置決めさせる(図3
(c))。そして、A研磨ヘッドとパッドドレッサのディ
スク317aとを相対回転させるとともに、A研磨アー
ム311を下降させてA研磨パッドをディスク317a
に押圧させ、A研磨パッドのドレッシングを行う。ドレ
ッシング中には、A研磨パッドがディスクの回転中心と
外周部との間を往復動するように、A研磨アーム311
を微小範囲で揺動作動させる。これにより、ウェハを研
磨加工することによってA研磨パッドに生じた目づまり
や目の不揃いが修正され、A研磨パッドがドレスアップ
される。
【0060】ドレスアップされたA研磨パッドは洗浄ノ
ズル317bの上方に揺動移動され、このノズルから噴
射される純水によってA研磨パッドの表面が純水洗浄さ
れる。これにより、A研磨パッドの表面に付着したディ
スク317aの脱落砥粒や研磨粉等が洗浄除去され、次
の研磨加工に備えたドレスアップが完了する。
ズル317bの上方に揺動移動され、このノズルから噴
射される純水によってA研磨パッドの表面が純水洗浄さ
れる。これにより、A研磨パッドの表面に付着したディ
スク317aの脱落砥粒や研磨粉等が洗浄除去され、次
の研磨加工に備えたドレスアップが完了する。
【0061】パッドドレッサ317によるA研磨パッド
のドレッシングは、B研磨アーム312によるウェハの
研磨加工と同時並行して行われる(図3(c))。但し、
研磨パッドのドレッシングに要する時間(一般に10秒
程度)は、ウェハの研磨加工時間(tp/3、通常30秒
〜60秒程度)よりも短く、A研磨パッドのドレッシン
グはB研磨アームによるウェハの研磨加工中に終了す
る。A研磨パッドのドレッシングが終了したA研磨アー
ム311は、図3(c)中に二点鎖線で示すA待避位置に
揺動され、B研磨アーム312によるウェハの研磨加工
が終了するまでA待避位置で待機する。
のドレッシングは、B研磨アーム312によるウェハの
研磨加工と同時並行して行われる(図3(c))。但し、
研磨パッドのドレッシングに要する時間(一般に10秒
程度)は、ウェハの研磨加工時間(tp/3、通常30秒
〜60秒程度)よりも短く、A研磨パッドのドレッシン
グはB研磨アームによるウェハの研磨加工中に終了す
る。A研磨パッドのドレッシングが終了したA研磨アー
ム311は、図3(c)中に二点鎖線で示すA待避位置に
揺動され、B研磨アーム312によるウェハの研磨加工
が終了するまでA待避位置で待機する。
【0062】B研磨アーム312による未加工ウェハの
第1次研磨加工が終了すると、インデックステーブル3
40を再び右回りに回動作動させるとともに、B研磨ア
ーム312をB待避位置に揺動させる(図4(a))。こ
のとき、研磨パッドのドレスアップが完了しているA研
磨アーム311はA待避位置で待機している。
第1次研磨加工が終了すると、インデックステーブル3
40を再び右回りに回動作動させるとともに、B研磨ア
ーム312をB待避位置に揺動させる(図4(a))。こ
のとき、研磨パッドのドレスアップが完了しているA研
磨アーム311はA待避位置で待機している。
【0063】B研磨アームがB待避位置に待避すると、
図4(b)に示すように、A研磨アームを揺動させてA研
磨ヘッドをA待避位置からウェハの研磨位置に揺動移動
させ位置決めさせる。第1研磨ステージ310にはチャ
ックV3に保持された新たな未加工ウェハが搬入されて
インデックステーブル340が位置決め停止される。こ
の間、B研磨アーム312はB待避位置で待機した状態
である。前述同様に、図4(a)→(b)で示す研磨アームの
交代作動は、インデックステーブル340が回動作動を
開始してから位置決め停止されるまでの間に行われる。
図4(b)に示すように、A研磨アームを揺動させてA研
磨ヘッドをA待避位置からウェハの研磨位置に揺動移動
させ位置決めさせる。第1研磨ステージ310にはチャ
ックV3に保持された新たな未加工ウェハが搬入されて
インデックステーブル340が位置決め停止される。こ
の間、B研磨アーム312はB待避位置で待機した状態
である。前述同様に、図4(a)→(b)で示す研磨アームの
交代作動は、インデックステーブル340が回動作動を
開始してから位置決め停止されるまでの間に行われる。
【0064】A研磨ヘッドが研磨位置に移動して研磨加
工が開始されると、B研磨アーム312を揺動させ、B
研磨ヘッド下端のB研磨パッドをパッドドレッサ317
上方のドレッシング位置に位置決めさせて、A研磨パッ
ドと同様の手順でB研磨パッドのドレッシングが行われ
る。(図4(c))。これにより、ウェハを研磨加工する
ことによってB研磨パッドに生じた目づまりや目の不揃
いが修正され、B研磨パッドがドレスアップされる。そ
して、ドレスアップされたB研磨パッドは洗浄ノズル3
17bの上方に揺動移動され、このノズルから噴射され
る純水によって純水洗浄される。これにより、B研磨パ
ッドの表面に付着した脱落砥粒や研磨粉が除去され、次
の研磨加工に備えたドレスアップが完了する。
工が開始されると、B研磨アーム312を揺動させ、B
研磨ヘッド下端のB研磨パッドをパッドドレッサ317
上方のドレッシング位置に位置決めさせて、A研磨パッ
ドと同様の手順でB研磨パッドのドレッシングが行われ
る。(図4(c))。これにより、ウェハを研磨加工する
ことによってB研磨パッドに生じた目づまりや目の不揃
いが修正され、B研磨パッドがドレスアップされる。そ
して、ドレスアップされたB研磨パッドは洗浄ノズル3
17bの上方に揺動移動され、このノズルから噴射され
る純水によって純水洗浄される。これにより、B研磨パ
ッドの表面に付着した脱落砥粒や研磨粉が除去され、次
の研磨加工に備えたドレスアップが完了する。
【0065】パッドドレッサ317によるB研磨パッド
のドレッシングは、A研磨アーム311によるウェハの
研磨加工と同時並行して行われ、A研磨アームによるウ
ェハの研磨加工中に終了する。パッドのドレッシングが
終了したB研磨アーム312はB待避位置に揺動移動さ
れ、A研磨アーム311によるウェハの研磨加工が終了
するまでB待避位置で待機する。以降は再び図3(a)に
戻り、以上の作動を繰り返す。
のドレッシングは、A研磨アーム311によるウェハの
研磨加工と同時並行して行われ、A研磨アームによるウ
ェハの研磨加工中に終了する。パッドのドレッシングが
終了したB研磨アーム312はB待避位置に揺動移動さ
れ、A研磨アーム311によるウェハの研磨加工が終了
するまでB待避位置で待機する。以降は再び図3(a)に
戻り、以上の作動を繰り返す。
【0066】このように、一方の研磨ヘッドが研磨加工
を行っている間に、他方の研磨ヘッドの研磨パッドがド
レスアップされ、また、研磨ヘッドの交代作動がインデ
ックステーブルの回動位置決め時間内に行われるため、
各研磨ステージに搬入されたウェハがステージ内で位置
決めされた状態のまま待たされるような無駄時間を生じ
ることがない。そして、これにより、インデックステー
ブル340の回動位置決め時間をtiとすれば、第1研
磨ステージ310に搬入されたウェハが第1から第3の
各研磨ステージで研磨加工を受けて搬送ステージ350
に位置決めされるまでに要する時間Tnを、Tn=3(tp
/3+ti)=tp+3tiにすることができ、搬送ステー
ジ350にtp/3+tiごとに新たな基板を生産して搬
出させることができる。
を行っている間に、他方の研磨ヘッドの研磨パッドがド
レスアップされ、また、研磨ヘッドの交代作動がインデ
ックステーブルの回動位置決め時間内に行われるため、
各研磨ステージに搬入されたウェハがステージ内で位置
決めされた状態のまま待たされるような無駄時間を生じ
ることがない。そして、これにより、インデックステー
ブル340の回動位置決め時間をtiとすれば、第1研
磨ステージ310に搬入されたウェハが第1から第3の
各研磨ステージで研磨加工を受けて搬送ステージ350
に位置決めされるまでに要する時間Tnを、Tn=3(tp
/3+ti)=tp+3tiにすることができ、搬送ステー
ジ350にtp/3+tiごとに新たな基板を生産して搬
出させることができる。
【0067】さて、第1から第3の研磨ステージで研磨
加工が終了した加工済み基板が搬送ステージ350に位
置決めされると、搬送ステージ350では第3搬送ロボ
ット370による加工済みウェハWpの搬出、及び未加
工ウェハWdの搬入が行われる。図5は、この第3搬送
ロボット370による搬出・搬入の作動状況を示したも
のである。まず、図5(a)においてインデックステーブ
ル340が位置決め停止されると、待機位置にある第3
搬送ロボット370は、図中に矢印を付して示すように
揺動アーム371を揺動作動させるとともに回動アーム
372を旋回作動させ、何も把持していないBクランプ
375bをチャックV1上に移動させる(図5(b))。こ
のときAクランプ375aには次の未加工ウェハWdが
既に把持されている。
加工が終了した加工済み基板が搬送ステージ350に位
置決めされると、搬送ステージ350では第3搬送ロボ
ット370による加工済みウェハWpの搬出、及び未加
工ウェハWdの搬入が行われる。図5は、この第3搬送
ロボット370による搬出・搬入の作動状況を示したも
のである。まず、図5(a)においてインデックステーブ
ル340が位置決め停止されると、待機位置にある第3
搬送ロボット370は、図中に矢印を付して示すように
揺動アーム371を揺動作動させるとともに回動アーム
372を旋回作動させ、何も把持していないBクランプ
375bをチャックV1上に移動させる(図5(b))。こ
のときAクランプ375aには次の未加工ウェハWdが
既に把持されている。
【0068】次いで、第3搬送ロボット370が下降作
動してBクランプ375bで加工済みウェハWpを把持
し、わずかに上昇作動させた後、図5(b)中に矢印で示
すようにそのままの位置で回動アーム372のみを18
0度水平旋回させて、Aクランプ375aをチャックV
1上に位置決めする(図5(c))。そして、再び下降作動
してAクランプ375aに把持していた未加工ウェハを
チャックV1に載置し保持させる。次いで揺動アームを
上昇作動させ、揺動アーム371及び回動アーム372
を図5(c)中に矢印で示すように揺動作動及び回動作動
させて、Aクランプ375aをA仮置き台381上方
に、Bクランプ375bをB仮置き台上方に移動させる
(図5(d))。なお、このときA仮置き台381上には
第2搬送ロボット360により既に新たな未加工ウェハ
Wdが搬入され載置されている。
動してBクランプ375bで加工済みウェハWpを把持
し、わずかに上昇作動させた後、図5(b)中に矢印で示
すようにそのままの位置で回動アーム372のみを18
0度水平旋回させて、Aクランプ375aをチャックV
1上に位置決めする(図5(c))。そして、再び下降作動
してAクランプ375aに把持していた未加工ウェハを
チャックV1に載置し保持させる。次いで揺動アームを
上昇作動させ、揺動アーム371及び回動アーム372
を図5(c)中に矢印で示すように揺動作動及び回動作動
させて、Aクランプ375aをA仮置き台381上方
に、Bクランプ375bをB仮置き台上方に移動させる
(図5(d))。なお、このときA仮置き台381上には
第2搬送ロボット360により既に新たな未加工ウェハ
Wdが搬入され載置されている。
【0069】移動位置決め後、第3搬送ロボット370
は下降作動して、加工済みウェハW pをB位置決め台3
82上に載置し、これと同時にA仮置き台381上の新
たな未加工ウェハWdをAクランプ375aで把持す
る。そして新たな未加工ウェハを把持した状態で所定高
さまで上昇し、この待機位置で次のインデックス作動ま
で待機する。
は下降作動して、加工済みウェハW pをB位置決め台3
82上に載置し、これと同時にA仮置き台381上の新
たな未加工ウェハWdをAクランプ375aで把持す
る。そして新たな未加工ウェハを把持した状態で所定高
さまで上昇し、この待機位置で次のインデックス作動ま
で待機する。
【0070】このように、第3搬送ロボット370はイ
ンデックステーブル上の加工済みウェハWpの搬出及び
未加工ウェハWdのインデックステーブル上への搬入を
回動アームの旋回作動とわずかな昇降作動のみで行い、
さらに、仮置き台上への加工済みウェハの載置と未加工
ウェハの把持を1度の昇降作動で行うため、極めて短時
間のうちにウェハの搬入・搬出を完了させることができ
る。このため図5(a)〜(d)に示した一連の搬入・搬出作
動は、研磨ステージにおける研磨加工時間tp/3よりも
短い時間内に完了される。
ンデックステーブル上の加工済みウェハWpの搬出及び
未加工ウェハWdのインデックステーブル上への搬入を
回動アームの旋回作動とわずかな昇降作動のみで行い、
さらに、仮置き台上への加工済みウェハの載置と未加工
ウェハの把持を1度の昇降作動で行うため、極めて短時
間のうちにウェハの搬入・搬出を完了させることができ
る。このため図5(a)〜(d)に示した一連の搬入・搬出作
動は、研磨ステージにおける研磨加工時間tp/3よりも
短い時間内に完了される。
【0071】なお、搬送ステージ350にチャック(V
1〜V4)を洗浄する装置を設けても良い。この場合、B
クランプ357bで加工済みウェハWpを把持した後に
揺動アーム371を揺動させ待機位置に移動させてから
チャック洗浄を行い、その後Aクランプ375aで把持
されている未加工ウェハWdを搬送ステージ350のチ
ャックに載置させることが好ましい。
1〜V4)を洗浄する装置を設けても良い。この場合、B
クランプ357bで加工済みウェハWpを把持した後に
揺動アーム371を揺動させ待機位置に移動させてから
チャック洗浄を行い、その後Aクランプ375aで把持
されている未加工ウェハWdを搬送ステージ350のチ
ャックに載置させることが好ましい。
【0072】加工済みウェハWpがB仮置き台382に
載置され第3搬送ロボット370が待機位置で停止する
と、第2搬送ロボット360は旋回台362、多関節ア
ーム363b及びBアーム365bを作動させてBアー
ム先端の保持部でB仮置き台382上の加工済みウェハ
Wpを吸着保持し、旋回台362を旋回作動、多関節ア
ーム363b及びBアーム365bを伸長作動させてさ
せて洗浄部200の洗浄機入口に加工済みウェハWpを
載置する。
載置され第3搬送ロボット370が待機位置で停止する
と、第2搬送ロボット360は旋回台362、多関節ア
ーム363b及びBアーム365bを作動させてBアー
ム先端の保持部でB仮置き台382上の加工済みウェハ
Wpを吸着保持し、旋回台362を旋回作動、多関節ア
ーム363b及びBアーム365bを伸長作動させてさ
せて洗浄部200の洗浄機入口に加工済みウェハWpを
載置する。
【0073】洗浄部200では、第1洗浄室210で回
転ブラシによる両面洗浄、第2洗浄室220で超音波加
振下での表面ペンシル洗浄、第3洗浄室230で純水に
よるスピナー洗浄、乾燥室240で窒素雰囲気下におけ
る乾燥処理が行われる。そして、このようにして洗浄さ
れた完成品ウェハは、カセットインデックス部100に
おける第1搬送ロボット150のAアーム155aによ
り洗浄部200から取り出され、カセットC4の指定ス
ロットに収納される。
転ブラシによる両面洗浄、第2洗浄室220で超音波加
振下での表面ペンシル洗浄、第3洗浄室230で純水に
よるスピナー洗浄、乾燥室240で窒素雰囲気下におけ
る乾燥処理が行われる。そして、このようにして洗浄さ
れた完成品ウェハは、カセットインデックス部100に
おける第1搬送ロボット150のAアーム155aによ
り洗浄部200から取り出され、カセットC4の指定ス
ロットに収納される。
【0074】なお、以上説明したCMP装置の研磨部3
00の構成では、第1〜第3研磨ステージ310,32
0,330にそれぞれA研磨アーム311,321,3
31およびB研磨アーム312,322,332が対と
なって設けられており、これらが交互に用いられるよう
に構成されている。このため、同一研磨ステージに対に
なって設けられたAおよびB研磨アームの下端面に設け
られた研磨パッドは同一種類のものが用いられる。しか
しながら、同一ステージにおいて、A研磨アームの研磨
パッドとB研磨アームの研磨パッドとが異なる種類の研
磨パッドにより構成しても良く、このようにすれば、研
磨プロセスの変更に柔軟な対応が可能となる。この場
合、第1〜第3研磨ステージの全てにおいてA研磨アー
ムの研磨パッドとB研磨アームの研磨パッドとを異なる
種類の研磨パッドにより構成しても良く、また、少なく
ともいずれか一つの研磨ステージにおいてA研磨アーム
の研磨パッドとB研磨アームの研磨パッドとを異なる種
類の研磨パッドにより構成しても良い。
00の構成では、第1〜第3研磨ステージ310,32
0,330にそれぞれA研磨アーム311,321,3
31およびB研磨アーム312,322,332が対と
なって設けられており、これらが交互に用いられるよう
に構成されている。このため、同一研磨ステージに対に
なって設けられたAおよびB研磨アームの下端面に設け
られた研磨パッドは同一種類のものが用いられる。しか
しながら、同一ステージにおいて、A研磨アームの研磨
パッドとB研磨アームの研磨パッドとが異なる種類の研
磨パッドにより構成しても良く、このようにすれば、研
磨プロセスの変更に柔軟な対応が可能となる。この場
合、第1〜第3研磨ステージの全てにおいてA研磨アー
ムの研磨パッドとB研磨アームの研磨パッドとを異なる
種類の研磨パッドにより構成しても良く、また、少なく
ともいずれか一つの研磨ステージにおいてA研磨アーム
の研磨パッドとB研磨アームの研磨パッドとを異なる種
類の研磨パッドにより構成しても良い。
【0075】同様に、同一ステージにおいて、A研磨ア
ームの研磨パッドとB研磨アームの研磨パッドとの大き
さすなわち外径を異ならせて構成しても良く、このよう
にすれば、研磨レシピ(研磨条件)の選択範囲が広が
る。この場合にも、第1〜第3研磨ステージの全てにお
いてA研磨アームの研磨パッドとB研磨アームの研磨パ
ッドとを異なる大きさの研磨パッドにより構成しても良
く、また、少なくともいずれか一つの研磨ステージにお
いてA研磨アームの研磨パッドとB研磨アームの研磨パ
ッドとを異なる大きさの研磨パッドにより構成しても良
い。
ームの研磨パッドとB研磨アームの研磨パッドとの大き
さすなわち外径を異ならせて構成しても良く、このよう
にすれば、研磨レシピ(研磨条件)の選択範囲が広が
る。この場合にも、第1〜第3研磨ステージの全てにお
いてA研磨アームの研磨パッドとB研磨アームの研磨パ
ッドとを異なる大きさの研磨パッドにより構成しても良
く、また、少なくともいずれか一つの研磨ステージにお
いてA研磨アームの研磨パッドとB研磨アームの研磨パ
ッドとを異なる大きさの研磨パッドにより構成しても良
い。
【0076】また、以上説明した実施例では、搬送ステ
ージ上のチャックV1に搬入された未加工ウェハを、イ
ンデックステーブル340を右回りに90度ずつ回動停
止させて3段階の研磨ステージで研磨加工した後、イン
デックステーブル340をさらに右回りに90度回転さ
せて(トータル360度回転させて)搬送ステージに位
置決めさせ搬出させる例を開示したが、第3研磨ステー
ジ330で研磨終了した加工済みウェハを搬送ステージ
350に戻すときに左回りに270度回転させて戻すよ
うに構成しても良い。このような構成によれば、インデ
ックステーブルと装置本体との間を繋いで配設される真
空配管や電気配線、空圧配管等の接続にスイベルジョイ
ント(ロータリジョイントとも称する)等の高価な継ぎ
手を用いる必要がなく、低コストに研磨装置を構成する
ことができる。
ージ上のチャックV1に搬入された未加工ウェハを、イ
ンデックステーブル340を右回りに90度ずつ回動停
止させて3段階の研磨ステージで研磨加工した後、イン
デックステーブル340をさらに右回りに90度回転さ
せて(トータル360度回転させて)搬送ステージに位
置決めさせ搬出させる例を開示したが、第3研磨ステー
ジ330で研磨終了した加工済みウェハを搬送ステージ
350に戻すときに左回りに270度回転させて戻すよ
うに構成しても良い。このような構成によれば、インデ
ックステーブルと装置本体との間を繋いで配設される真
空配管や電気配線、空圧配管等の接続にスイベルジョイ
ント(ロータリジョイントとも称する)等の高価な継ぎ
手を用いる必要がなく、低コストに研磨装置を構成する
ことができる。
【0077】また、第1研磨ステージから第3研磨ステ
ージの各研磨ステージは機能上等価に構成されており、
いずれを第1としいずれを第3とするかは加工対象や他
の装置の機器配置等に応じて逐次変更可能である。すな
わち、インデックステーブル340の回動方向は右回り
に限定されるものではなく、例えば、実施例に図示した
研磨装置において、搬送ステージ350に搬入された未
加工ウェハを搬送ステージ350→第3研磨ステージ3
30→第2研磨ステージ320→第1研磨ステージ31
0のように左回りに順次研磨加工して搬出するものであ
っても良い。
ージの各研磨ステージは機能上等価に構成されており、
いずれを第1としいずれを第3とするかは加工対象や他
の装置の機器配置等に応じて逐次変更可能である。すな
わち、インデックステーブル340の回動方向は右回り
に限定されるものではなく、例えば、実施例に図示した
研磨装置において、搬送ステージ350に搬入された未
加工ウェハを搬送ステージ350→第3研磨ステージ3
30→第2研磨ステージ320→第1研磨ステージ31
0のように左回りに順次研磨加工して搬出するものであ
っても良い。
【0078】また、実施例では研磨ヘッドを揺動自在な
研磨アームの先端部に取り付けるとともに、チャックと
パッドドレッサとを二つの研磨アームにおける研磨パッ
ドの揺動軌跡の交点に配設し、二つの研磨アームを揺動
させることによって、研磨加工とドレッシングとを交互
に行う場合を例示したが、研磨ヘッドの数や移動形態、
パッドドレッサの位置等はこのような実施例に限定され
るものではなく、例えば、複数の研磨ヘッドをリニアガ
イド等により直線方向に移動自在に配設するものや、パ
ッドドレッサを移動自在に配設するもの等であってもよ
い。また、以上の実施例では研磨ステージにパッドドレ
ッサを設けた例を示したが、パッドドレッサに代えて研
磨パッドの自動交換をおこなうパッド交換ユニットを設
けてもよい。また、洗浄された完成品ウェハは、カセッ
トC1へ収納されても良い。
研磨アームの先端部に取り付けるとともに、チャックと
パッドドレッサとを二つの研磨アームにおける研磨パッ
ドの揺動軌跡の交点に配設し、二つの研磨アームを揺動
させることによって、研磨加工とドレッシングとを交互
に行う場合を例示したが、研磨ヘッドの数や移動形態、
パッドドレッサの位置等はこのような実施例に限定され
るものではなく、例えば、複数の研磨ヘッドをリニアガ
イド等により直線方向に移動自在に配設するものや、パ
ッドドレッサを移動自在に配設するもの等であってもよ
い。また、以上の実施例では研磨ステージにパッドドレ
ッサを設けた例を示したが、パッドドレッサに代えて研
磨パッドの自動交換をおこなうパッド交換ユニットを設
けてもよい。また、洗浄された完成品ウェハは、カセッ
トC1へ収納されても良い。
【0079】さらに、実施例ではCMP加工において、
研磨すべき加工膜厚を3つの研磨ステージに等分に分割
してそれぞれ総研磨加工時間の1/3ずつ研磨加工を行
う場合を例示したが、本発明はかかる用途や作動例に限
定されるものではなく、層間絶縁膜の加工プロセスやS
TIプロセス等のようなウェハ加工の他、石英基板やガ
ラス基板、セラミック基板等の加工プロセスについても
同様に適用可能である。また、各研磨ステージでの研磨
加工を研磨時間で規定するのではなく、例えば研磨加工
中のウェハの研磨状態を光学的に検出する検出器を設
け、研磨加工中の膜厚減少をリアルタイムで検出して研
磨加工の終点を検出するように構成するものであっても
良い。
研磨すべき加工膜厚を3つの研磨ステージに等分に分割
してそれぞれ総研磨加工時間の1/3ずつ研磨加工を行
う場合を例示したが、本発明はかかる用途や作動例に限
定されるものではなく、層間絶縁膜の加工プロセスやS
TIプロセス等のようなウェハ加工の他、石英基板やガ
ラス基板、セラミック基板等の加工プロセスについても
同様に適用可能である。また、各研磨ステージでの研磨
加工を研磨時間で規定するのではなく、例えば研磨加工
中のウェハの研磨状態を光学的に検出する検出器を設
け、研磨加工中の膜厚減少をリアルタイムで検出して研
磨加工の終点を検出するように構成するものであっても
良い。
【0080】次に、本発明に係る半導体デバイスの製造
方法の実施例について説明する。図6は半導体デバイス
の製造プロセスを示すフローチャートである。半導体製
造プロセスをスタートすると、まずステップS200で
次に挙げるステップS201〜S204の中から適切な
処理工程を選択し、いずれかのステップに進む。
方法の実施例について説明する。図6は半導体デバイス
の製造プロセスを示すフローチャートである。半導体製
造プロセスをスタートすると、まずステップS200で
次に挙げるステップS201〜S204の中から適切な
処理工程を選択し、いずれかのステップに進む。
【0081】ここで、ステップS201はウェハの表面
を酸化させる酸化工程である。ステップS202はCV
D等によりウェハ表面に絶縁膜や誘電体膜を形成するC
VD工程である。ステップS203はウェハに電極を蒸
着等により形成する電極形成工程である。ステップS2
04はウェハにイオンを打ち込むイオン打ち込み工程で
ある。
を酸化させる酸化工程である。ステップS202はCV
D等によりウェハ表面に絶縁膜や誘電体膜を形成するC
VD工程である。ステップS203はウェハに電極を蒸
着等により形成する電極形成工程である。ステップS2
04はウェハにイオンを打ち込むイオン打ち込み工程で
ある。
【0082】CVD工程(S202)もしくは電極形成工
程(S203)の後で、ステップS205に進む。ステッ
プS205はCMP工程である。CMP工程では本発明
による研磨装置により、層間絶縁膜の平坦化や半導体デ
バイス表面の金属膜の研磨、誘電体膜の研磨によるダマ
シン(damascene)の形成等が行われる。
程(S203)の後で、ステップS205に進む。ステッ
プS205はCMP工程である。CMP工程では本発明
による研磨装置により、層間絶縁膜の平坦化や半導体デ
バイス表面の金属膜の研磨、誘電体膜の研磨によるダマ
シン(damascene)の形成等が行われる。
【0083】CMP工程(S205)もしくは酸化工程
(S201)の後でステップS206に進む。ステップS
206はフォトリソグラフィ工程である。この工程では
ウェハへのレジストの塗布、露光装置を用いた露光によ
るウェハへの回路パターンの焼き付け、露光したウェハ
の現像が行われる。さらに、次のステップS207は現
像したレジスト像以外の部分をエッチングにより削り、
その後レジスト剥離が行われ、エッチングが済んで不要
となったレジストを取り除くエッチング工程である。
(S201)の後でステップS206に進む。ステップS
206はフォトリソグラフィ工程である。この工程では
ウェハへのレジストの塗布、露光装置を用いた露光によ
るウェハへの回路パターンの焼き付け、露光したウェハ
の現像が行われる。さらに、次のステップS207は現
像したレジスト像以外の部分をエッチングにより削り、
その後レジスト剥離が行われ、エッチングが済んで不要
となったレジストを取り除くエッチング工程である。
【0084】次に、ステップS208で必要な全工程が
完了したかを判断し、完了していなければステップS2
00に戻り、先のステップを繰り返してウェハ上に回路
パターンが形成される。ステップS208で全工程が完
了したと判断されればエンドとなる。
完了したかを判断し、完了していなければステップS2
00に戻り、先のステップを繰り返してウェハ上に回路
パターンが形成される。ステップS208で全工程が完
了したと判断されればエンドとなる。
【0085】本発明による半導体デバイス製造方法で
は、CMP工程において本発明にかかる研磨装置を用い
ているため、CMP工程のスループットが向上する。こ
れにより、従来の半導体デバイス製造方法に比べて低コ
ストで半導体デバイスを製造することができるという効
果がある。なお、上記半導体デバイス製造プロセス以外
の半導体デバイス製造プロセスのCMP工程に本発明に
よる研磨装置を用いても良い。また、本発明による半導
体デバイス製造方法により製造された半導体デバイス
は、高スループットで製造されるので低コストの半導体
デバイスとなる。
は、CMP工程において本発明にかかる研磨装置を用い
ているため、CMP工程のスループットが向上する。こ
れにより、従来の半導体デバイス製造方法に比べて低コ
ストで半導体デバイスを製造することができるという効
果がある。なお、上記半導体デバイス製造プロセス以外
の半導体デバイス製造プロセスのCMP工程に本発明に
よる研磨装置を用いても良い。また、本発明による半導
体デバイス製造方法により製造された半導体デバイス
は、高スループットで製造されるので低コストの半導体
デバイスとなる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、イン
デックステーブルの位置決め停止位置に対応して割り付
けられた研磨ステージに、複数の研磨ヘッドと、この研
磨ヘッドの研磨部材をドレッシングするドレッシングユ
ニットとを設け、研磨ステージにおいて一の研磨ヘッド
が研磨加工を行っている間に、ドレッシングユニットが
他の研磨ヘッドの研磨部材をドレッシングするように研
磨装置を構成する。このため、研磨ステージにおいて研
磨部材のドレッシングが終わるまで基板が位置決め状態
のまま待たされるような無駄な待ち時間を排除して高ス
ループットを実現する研磨装置を提供することができ
る。
デックステーブルの位置決め停止位置に対応して割り付
けられた研磨ステージに、複数の研磨ヘッドと、この研
磨ヘッドの研磨部材をドレッシングするドレッシングユ
ニットとを設け、研磨ステージにおいて一の研磨ヘッド
が研磨加工を行っている間に、ドレッシングユニットが
他の研磨ヘッドの研磨部材をドレッシングするように研
磨装置を構成する。このため、研磨ステージにおいて研
磨部材のドレッシングが終わるまで基板が位置決め状態
のまま待たされるような無駄な待ち時間を排除して高ス
ループットを実現する研磨装置を提供することができ
る。
【0087】また、インデックステーブルの位置決め停
止位置に対応して割り付けられた研磨ステージに、複数
の研磨ヘッドと、この研磨ヘッドの研磨部材を交換する
研磨部材交換ユニットとを設け、研磨ステージにおいて
一の研磨ヘッドが研磨加工を行っている間に、研磨部材
交換ユニットが他の研磨ヘッドの研磨部材を交換するよ
うに研磨装置を構成する。このため、研磨ステージで研
磨部材の交換が終わるまで基板が位置決め状態のまま待
たされるような無駄な待ち時間を排除して高スループッ
トを実現する研磨装置を提供することができる。
止位置に対応して割り付けられた研磨ステージに、複数
の研磨ヘッドと、この研磨ヘッドの研磨部材を交換する
研磨部材交換ユニットとを設け、研磨ステージにおいて
一の研磨ヘッドが研磨加工を行っている間に、研磨部材
交換ユニットが他の研磨ヘッドの研磨部材を交換するよ
うに研磨装置を構成する。このため、研磨ステージで研
磨部材の交換が終わるまで基板が位置決め状態のまま待
たされるような無駄な待ち時間を排除して高スループッ
トを実現する研磨装置を提供することができる。
【0088】また、以上のように構成される研磨装置を
用いて半導体ウェハの表面を平坦化する工程を有して半
導体デバイス製造方法を構成することにより、高スルー
プットの研磨装置を用いることで、従来の半導体デバイ
ス製造方法に比べて低コストで半導体デバイスを製造す
ることができる。さらに、本発明による半導体デバイス
製造方法により製造された半導体デバイスは、高スルー
プットで製造されるので、低コストの半導体デバイスと
なる。
用いて半導体ウェハの表面を平坦化する工程を有して半
導体デバイス製造方法を構成することにより、高スルー
プットの研磨装置を用いることで、従来の半導体デバイ
ス製造方法に比べて低コストで半導体デバイスを製造す
ることができる。さらに、本発明による半導体デバイス
製造方法により製造された半導体デバイスは、高スルー
プットで製造されるので、低コストの半導体デバイスと
なる。
【図1】本発明の実施形態に係る研磨装置の構成を示す
上面図である。
上面図である。
【図2】上記研磨装置におけるウェハ処理の流れを付記
した研磨装置の上面図である。
した研磨装置の上面図である。
【図3】上記研磨装置の研磨ステージ(第1研磨ステー
ジ)における二つの研磨アームの作動を説明するための
説明図であり、図(a),(b),(c)は時系列に作動状態を示
したものである。
ジ)における二つの研磨アームの作動を説明するための
説明図であり、図(a),(b),(c)は時系列に作動状態を示
したものである。
【図4】上記研磨装置の研磨ステージ(第1研磨ステー
ジ)における二つの研磨アームの作動を説明するための
説明図であり、図(a),(b),(c)は時系列に作動状態を示
したものである。
ジ)における二つの研磨アームの作動を説明するための
説明図であり、図(a),(b),(c)は時系列に作動状態を示
したものである。
【図5】上記研磨装置における搬送ロボットの作動状態
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図6】本発明に係る半導体デバイス製造方法のフロー
チャートである。
チャートである。
【図7】従来の研磨装置の構成を示す上面図である。
S205 CMP工程(半導体ウェハを平坦化する工
程) V1,V2,V3,V4 チャック W ウェハ(Wd 未加工ウェハ、Wp 加工済みウェ
ハ、基板) 1 研磨装置 310,320,330 研磨ステージ 311,321,331 A研磨アーム 312,322,332 B研磨アーム 317,327,337 パッドドレッサ(ドレッシン
グユニット) 340 インデックステーブル 350 搬送ステージ
程) V1,V2,V3,V4 チャック W ウェハ(Wd 未加工ウェハ、Wp 加工済みウェ
ハ、基板) 1 研磨装置 310,320,330 研磨ステージ 311,321,331 A研磨アーム 312,322,332 B研磨アーム 317,327,337 パッドドレッサ(ドレッシン
グユニット) 340 インデックステーブル 350 搬送ステージ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24B 53/00 B24B 53/00 Z Fターム(参考) 3C043 BA09 BA18 CC04 3C047 AA34 FF08 3C058 AA07 AA19 AB03 AB08 CB03 DA17
Claims (11)
- 【請求項1】 基板を保持するチャックを複数有したテ
ーブルを所定角度ごとに回動停止させて前記複数のチャ
ックを所定の角度位置に位置決めさせるインデックステ
ーブルと、前記位置決めされたチャックの位置に対応し
て割り付けられた研磨ステージに配設されて前記基板を
研磨加工する研磨ヘッドとを備え、前記インデックステ
ーブルを回動させて前記チャックに保持された基板を前
記研磨ステージに位置決めさせ、前記研磨ヘッドにおけ
る加工端部に設けられた研磨部材を前記位置決めされた
基板に当接させて研磨加工を行う研磨装置において、 前記研磨ステージには、 複数の前記研磨ヘッドと、 前記研磨部材をドレッシングするドレッシングユニット
とを有し、 前記研磨ステージにおいて、一の前記研磨ヘッドが前記
研磨ステージに位置決めされた基板の研磨加工を行って
いる間に、前記ドレッシングユニットが他の前記研磨ヘ
ッドの研磨部材をドレッシングすることを特徴とする研
磨装置。 - 【請求項2】 基板を保持するチャックを複数有したテ
ーブルを所定角度ごとに回動停止させて前記複数のチャ
ックを所定の角度位置に位置決めさせるインデックステ
ーブルと、前記位置決めされたチャックの位置に対応し
て割り付けられた研磨ステージに配設されて前記基板を
研磨加工する研磨ヘッドとを備え、前記インデックステ
ーブルを回動させて前記チャックに保持された基板を前
記研磨ステージに位置決めさせ、前記研磨ヘッドにおけ
る加工端部に設けられた研磨部材を前記位置決めされた
基板に当接させて研磨加工を行う研磨装置において、 前記研磨ステージには、 複数の前記研磨ヘッドと、 前記研磨部材の交換を行う研磨部材交換ユニットとを有
し、 前記研磨ステージにおいて、一の前記研磨ヘッドが前記
研磨ステージに位置決めされた基板の研磨加工を行って
いる間に、前記研磨部材交換ユニットが他の前記研磨ヘ
ッドに取り付けられた研磨部材の交換を行うことを特徴
とする研磨装置。 - 【請求項3】 前記研磨ステージにおける前記複数の研
磨ヘッドは、前記研磨ステージに位置決めされた基板の
研磨加工と、前記ドレッシングユニットによる前記研磨
部材のドレッシングとを交互に行うことを特徴とする請
求項1に記載の研磨装置。 - 【請求項4】 前記研磨装置には複数の研磨ステージを
有し、 前記複数の研磨ステージにおける少なくとも一つの研磨
ステージに前記複数の研磨ヘッドを有し、 前記研磨ステージに配設される前記複数の研磨ヘッドに
は、前記研磨ステージごとに同一種類の前記研磨部材が
取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求
項3のいずれか一項に記載の研磨装置。 - 【請求項5】 前記研磨装置には複数の研磨ステージを
有し、 前記複数の研磨ステージにおける少なくとも一つの研磨
ステージに前記複数の研磨ヘッドを有し、 前記研磨ステージに配設される前記複数の研磨ヘッドに
は、種類が異なる前記研磨部材が取り付けられているこ
とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に
記載の研磨装置。 - 【請求項6】 前記研磨装置には複数の研磨ステージを
有し、 前記複数の研磨ステージにおける少なくとも一つの研磨
ステージに前記複数の研磨ヘッドを有し、 前記研磨ステージに配設される前記複数の研磨ヘッドに
は、寸法が異なる前記研磨部材が取り付けられているこ
とを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に
記載の研磨装置。 - 【請求項7】 前記研磨装置には、前記位置決めされた
チャックの位置に対応して割り付けられた少なくとも一
つの搬送ステージを有し、 前記搬送ステージでは、前記研磨ステージにおいて前記
基板が研磨加工されている間に、前記研磨ステージで研
磨加工が終了した基板を前記チャックから搬出し研磨加
工前の基板を前記チャックに搬入することを特徴とする
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の研磨装
置。 - 【請求項8】 基板を保持するチャックを複数有したテ
ーブルを所定角度ごとに回動停止させて前記複数のチャ
ックを所定の角度位置に位置決めさせるインデックステ
ーブルと、前記位置決めされたチャックの位置に対応し
て割り付けられた研磨ステージに配設されて前記基板を
研磨加工する研磨ヘッドとを備え、前記インデックステ
ーブルを回動させて前記チャックに保持された基板を前
記研磨ステージに位置決めさせ、前記研磨ヘッドにおけ
る加工端部に設けられた研磨部材を前記位置決めされた
基板に当接させて研磨加工を行う研磨装置において、 前記研磨ステージには、 それぞれ前記インデックステーブルに対して揺動自在な
研磨アームに取り付けられ、前記位置決めされた基板の
位置に揺動移動可能に配設された第1及び第2の研磨ヘ
ッドと、 前記第1の研磨ヘッドにおける研磨部材の揺動軌跡と前
記第2の研磨ヘッドにおける研磨部材の揺動軌跡とが交
わる領域に配設されてそれぞれの前記研磨部材のドレッ
シングを行うドレッシングユニットとを有し、 前記第1の研磨ヘッドは前記第2の研磨ヘッドの揺動軌
跡の外に待避する第1待避位置を有し、前記第2の研磨
ヘッドは前記第1の研磨ヘッドの揺動軌跡の外に待避す
る第2待避位置を有することを特徴とする研磨装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の研磨装置を用いて研磨
加工を行う研磨方法であって、 前記研磨ステージにおいて前記第1の研磨ヘッドが前
記基板の研磨加工を終了したときに、前記第2の研磨ヘ
ッドを前記第2待避位置に位置させた状態で前記第1の
研磨ヘッドを前記第1待避位置に揺動移動させ、 前記第1の研磨ヘッドを前記第1待避位置に位置させ
た状態で前記第2の研磨ヘッドを前記研磨ステージに位
置決めされた基板の位置に揺動移動させて研磨加工を行
わせ、 前記第2の研磨ヘッドが前記基板の研磨加工を行って
いる間に前記第1の研磨ヘッドを前記ドレッシングユニ
ットの位置に揺動移動させて前記ドレッシングユニット
により前記第1の研磨ヘッドの研磨部材をドレッシング
させ、 前記ドレッシングユニットによるドレッシングが終了
した前記第1の研磨ヘッドを前記第1待避位置に揺動移
動させて待避させ、 前記研磨ステージにおいて前記第2の研磨ヘッドが前
記位置決めされた基板の研磨加工を終了したときに、前
記第1の研磨ヘッドを前記第1待避位置に位置させた状
態で前記第2の研磨ヘッドを前記第2待避位置に揺動移
動させ、 前記第2の研磨ヘッドを前記第2待避位置に位置させ
た状態で前記第1の研磨ヘッドを前記研磨ステージに位
置決めされた基板の位置に揺動移動させて研磨加工を行
わせ、 前記第1の研磨ヘッドが前記基板の研磨加工を行って
いる間に前記第2の研磨ヘッドを前記ドレッシングユニ
ットの位置に揺動移動させて前記ドレッシングユニット
により前記第2の研磨ヘッドの研磨部材をドレッシング
させ、 前記ドレッシングユニットによるドレッシングが終了
した前記第2の研磨ヘッドを前記第2待避位置に揺動移
動させて待避させ、 以下、前記に戻ってからまでの工程を繰り返して
行うことを特徴とする研磨方法。 - 【請求項10】 前記基板は半導体ウェハであり、 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の研磨装置
を用いて前記半導体ウェハの表面を平坦化する工程を有
することを特徴とする半導体デバイス製造方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の半導体デバイス製
造方法により製造されたことを特徴とする半導体デバイ
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281752A JP2002170797A (ja) | 2000-09-25 | 2001-09-17 | 研磨装置、研磨方法、この研磨装置を用いた半導体デバイス製造方法及びこの製造方法により製造された半導体デバイス |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-290014 | 2000-09-25 | ||
JP2000290014 | 2000-09-25 | ||
JP2001281752A JP2002170797A (ja) | 2000-09-25 | 2001-09-17 | 研磨装置、研磨方法、この研磨装置を用いた半導体デバイス製造方法及びこの製造方法により製造された半導体デバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002170797A true JP2002170797A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=26600628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001281752A Pending JP2002170797A (ja) | 2000-09-25 | 2001-09-17 | 研磨装置、研磨方法、この研磨装置を用いた半導体デバイス製造方法及びこの製造方法により製造された半導体デバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002170797A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472959B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2005-03-10 | 삼성전자주식회사 | 언로딩구조가 개선된 반도체 웨이퍼의 표면평탄화설비 |
JP2019011551A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 株式会社横山基礎工事 | 地中基礎杭用解体方法 |
-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001281752A patent/JP2002170797A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100472959B1 (ko) * | 2002-07-16 | 2005-03-10 | 삼성전자주식회사 | 언로딩구조가 개선된 반도체 웨이퍼의 표면평탄화설비 |
JP2019011551A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 株式会社横山基礎工事 | 地中基礎杭用解体方法 |
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