JP2000218461A - 位置決め装置及び位置決め方法及びスクリーン印刷機 - Google Patents
位置決め装置及び位置決め方法及びスクリーン印刷機Info
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- JP2000218461A JP2000218461A JP11026971A JP2697199A JP2000218461A JP 2000218461 A JP2000218461 A JP 2000218461A JP 11026971 A JP11026971 A JP 11026971A JP 2697199 A JP2697199 A JP 2697199A JP 2000218461 A JP2000218461 A JP 2000218461A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精度の位置決め装置を得る。
【解決手段】 テーブル3をモータ8により左右に移動
させ、テーブルストッパ7にあてることにより位置決め
する。テーブル3がテーブルストッパ7に位置決め接触
している間、モータ8のブレーキによりタイミングベル
ト13が固定される。タイミングベルト13が固定され
た後、両ロッドシリンダ60のロッド62をY方向に移
動させ、タイミングベルト13に対してタイミングベル
ト13のたるみをとるような作用力を生じさせる。走行
板70は、その反作用力によりテーブルストッパ7に押
しつけられる。この反作用力によりテーブル3はテーブ
ルストッパ7に確実に接触され位置決めが正確に行なわ
れる。
させ、テーブルストッパ7にあてることにより位置決め
する。テーブル3がテーブルストッパ7に位置決め接触
している間、モータ8のブレーキによりタイミングベル
ト13が固定される。タイミングベルト13が固定され
た後、両ロッドシリンダ60のロッド62をY方向に移
動させ、タイミングベルト13に対してタイミングベル
ト13のたるみをとるような作用力を生じさせる。走行
板70は、その反作用力によりテーブルストッパ7に押
しつけられる。この反作用力によりテーブル3はテーブ
ルストッパ7に確実に接触され位置決めが正確に行なわ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は移動可能なテーブ
ルを高精度に位置決めする位置決め装置、及び位置決め
方法に関するものである。特にスクリーン印刷機や高密
度実装ハンダクリーム印刷機等の作業装置においてワー
クを載せるテーブルの位置決め方式に関するものであ
る。
ルを高精度に位置決めする位置決め装置、及び位置決め
方法に関するものである。特にスクリーン印刷機や高密
度実装ハンダクリーム印刷機等の作業装置においてワー
クを載せるテーブルの位置決め方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の位置決め装置を示す図で
ある。図において3はテーブル、4はテーブルをガイド
するガイドレール、10はバネ等により保持された緩衝
器、11は中が中空状態になったパイプ、12はパイプ
内をスライドするスライダである。
ある。図において3はテーブル、4はテーブルをガイド
するガイドレール、10はバネ等により保持された緩衝
器、11は中が中空状態になったパイプ、12はパイプ
内をスライドするスライダである。
【0003】次に、動作について説明する。パイプ11
には左右に圧縮空気を送り込む口が設けられており、圧
縮空気を出し入れすることにより、スライダ12が左右
に移動する。スライダ12とテーブル3は連結されてお
り、スライダ12の左右への移動によりテーブル3はガ
イドレール4に沿って左右に移動する。テーブル3がガ
イドレール4に沿って左右に移動した場合、緩衝器10
はテーブル3が移動先にあるものと衝突しないように速
度をやわらげるとともに、衝突のショックを吸収する。
には左右に圧縮空気を送り込む口が設けられており、圧
縮空気を出し入れすることにより、スライダ12が左右
に移動する。スライダ12とテーブル3は連結されてお
り、スライダ12の左右への移動によりテーブル3はガ
イドレール4に沿って左右に移動する。テーブル3がガ
イドレール4に沿って左右に移動した場合、緩衝器10
はテーブル3が移動先にあるものと衝突しないように速
度をやわらげるとともに、衝突のショックを吸収する。
【0004】図8は従来の他の位置決め装置を示す図で
ある。図において、8はモータ、14はプーリー、15
はローラ、13はベルトである。又16は位置決めを行
なうための突起、17は突起と係合する係合部である。
ある。図において、8はモータ、14はプーリー、15
はローラ、13はベルトである。又16は位置決めを行
なうための突起、17は突起と係合する係合部である。
【0005】次に動作について説明する。モータ8が回
転することによりモータの駆動力はプーリー14に伝え
られる。プーリー14が回転することによりベルト13
が移動する。テーブル3はベルト13の一部に取り付け
られており、ベルト13が左右に移動することによりテ
ーブルも左右に移動する。突起16は上下に移動するこ
とができ、テーブル3の係合部17と突起16が、図8
(b)に示すように係合することによりテーブル3の位
置決めが行われる。
転することによりモータの駆動力はプーリー14に伝え
られる。プーリー14が回転することによりベルト13
が移動する。テーブル3はベルト13の一部に取り付け
られており、ベルト13が左右に移動することによりテ
ーブルも左右に移動する。突起16は上下に移動するこ
とができ、テーブル3の係合部17と突起16が、図8
(b)に示すように係合することによりテーブル3の位
置決めが行われる。
【0006】図9は、従来のテーブルの移動方式及び位
置決め方式を説明するための図である。31はテーブル
3を支えるテーブル台、32はテーブル台の両側に設け
られテーブルストッパ7と当接するテーブルストッパ受
け、33は図において左右に移動可能に取り付けられた
スイングブロック、ブラケット34及び35はテーブル
台31に固定されたブラケット、36はブラケット3
4,ブラケット35に固定されると共にスイングブロッ
ク33を左右にスライドさせるためのレール、50はブ
ラケット34,ブラケット35とスイングブロック33
の間に設けられた圧縮バネ(コイルバネ、つるまきバネ
等)である。クランク37,38はクランク、39はク
ランク37とクランク38を回転可能に接続すジョイン
ト、40はスイングブロック33に対してクランク37
を回転可能に取り付ける軸、41はクランク38を回転
させる軸、8はモータ、42はモータからの回転を減速
し、軸41を回転させる減速機、43は減速機の軸、4
6はモータの軸、44及び47は軸、43及び46に取
り付けられたプーリーである。45はプーリーを繋ぐベ
ルトである。
置決め方式を説明するための図である。31はテーブル
3を支えるテーブル台、32はテーブル台の両側に設け
られテーブルストッパ7と当接するテーブルストッパ受
け、33は図において左右に移動可能に取り付けられた
スイングブロック、ブラケット34及び35はテーブル
台31に固定されたブラケット、36はブラケット3
4,ブラケット35に固定されると共にスイングブロッ
ク33を左右にスライドさせるためのレール、50はブ
ラケット34,ブラケット35とスイングブロック33
の間に設けられた圧縮バネ(コイルバネ、つるまきバネ
等)である。クランク37,38はクランク、39はク
ランク37とクランク38を回転可能に接続すジョイン
ト、40はスイングブロック33に対してクランク37
を回転可能に取り付ける軸、41はクランク38を回転
させる軸、8はモータ、42はモータからの回転を減速
し、軸41を回転させる減速機、43は減速機の軸、4
6はモータの軸、44及び47は軸、43及び46に取
り付けられたプーリーである。45はプーリーを繋ぐベ
ルトである。
【0007】テーブル3はモータ8が回転することによ
り、図の矢印X方向及び矢印Y方向に直線運動をする。
テーブルは直線運動をした結果テーブルストッパ7に当
たり停止する。テーブルストッパはテーブルを位置決め
しようとする位置に高精度に取り付けられている。テー
ブルストッパ及びテーブルストッパ受けとも変形するこ
とのない鋼鉄で製作されており、歪みや位置ずれが生じ
ないようになっている。従って、テーブル3はテーブル
ストッパ7により正確に位置決めされる。テーブル3が
テーブルストッパ7により、その移動を停止させられた
場合であってもモータ8は回転し続ける。従ってモータ
8からの駆動力はテーブルに加えられる。この駆動力は
圧縮バネ50により吸収される。
り、図の矢印X方向及び矢印Y方向に直線運動をする。
テーブルは直線運動をした結果テーブルストッパ7に当
たり停止する。テーブルストッパはテーブルを位置決め
しようとする位置に高精度に取り付けられている。テー
ブルストッパ及びテーブルストッパ受けとも変形するこ
とのない鋼鉄で製作されており、歪みや位置ずれが生じ
ないようになっている。従って、テーブル3はテーブル
ストッパ7により正確に位置決めされる。テーブル3が
テーブルストッパ7により、その移動を停止させられた
場合であってもモータ8は回転し続ける。従ってモータ
8からの駆動力はテーブルに加えられる。この駆動力は
圧縮バネ50により吸収される。
【0008】図9の(b)〜(f)は、このテーブルの
移動と駆動力の吸収の様子を示したものである。図9
(b)〜(f)は図9(a)に示したものを、図におい
て矢印Z方向から見た部分底面図である。図9(b)に
示すように圧縮バネ50は4つの圧縮バネ50a〜50
dより構成されている。図9(b)はクランク37とク
ランク38が一直線上の位置にある場合を示しており、
図9(a)においてテーブルがテーブルストッパ7に接
触している場合を示している。図9(b)に示すように
圧縮バネ50aと50bはスイングブロック33の移動
によりモータ8からの駆動力を吸収し収縮している。一
方、圧縮バネ50cと50dはスイングブロック33の
移動により伸びている。即ち、ブラケット34とスイン
グブロック33の間をW1とし、ブラケット35とスイ
ングブロック33の間をW2とするとW1<W2という
関係になる。スイングブロック33はレール36により
ブラケット34と35の間を左右にスライドする。レー
ル36は、ブラケット34と35に固定されており、ス
イングブロック33に設けられた孔を貫通しておりスイ
ングブロック33を左右に直線スライドさせるものであ
る。
移動と駆動力の吸収の様子を示したものである。図9
(b)〜(f)は図9(a)に示したものを、図におい
て矢印Z方向から見た部分底面図である。図9(b)に
示すように圧縮バネ50は4つの圧縮バネ50a〜50
dより構成されている。図9(b)はクランク37とク
ランク38が一直線上の位置にある場合を示しており、
図9(a)においてテーブルがテーブルストッパ7に接
触している場合を示している。図9(b)に示すように
圧縮バネ50aと50bはスイングブロック33の移動
によりモータ8からの駆動力を吸収し収縮している。一
方、圧縮バネ50cと50dはスイングブロック33の
移動により伸びている。即ち、ブラケット34とスイン
グブロック33の間をW1とし、ブラケット35とスイ
ングブロック33の間をW2とするとW1<W2という
関係になる。スイングブロック33はレール36により
ブラケット34と35の間を左右にスライドする。レー
ル36は、ブラケット34と35に固定されており、ス
イングブロック33に設けられた孔を貫通しておりスイ
ングブロック33を左右に直線スライドさせるものであ
る。
【0009】図9(c)は(b)に示した状態から、モ
ータの回転によりテーブルがテーブルストッパ7から離
された状態を示している。この状態では、W1=W2と
いう関係となる。また図9(d)はさらにモータが回転
し、テーブルが中央に位置した場合を示している。この
状態においてもW1=W2という関係となる。更に、図
9(e)はテーブルが右方向に移動した場合を示してい
る。この状態でもW1=W2という関係がある。更に図
9(f)はテーブルがテーブルストッパ7により停止さ
せられ、クランク37とクランク38が一直線上に位置
する場合を示している。この状態では圧縮バネ50cと
50dが圧縮され、圧縮バネ50aと50bがのびた状
態になっている。従ってW1>W2という関係になる。
ータの回転によりテーブルがテーブルストッパ7から離
された状態を示している。この状態では、W1=W2と
いう関係となる。また図9(d)はさらにモータが回転
し、テーブルが中央に位置した場合を示している。この
状態においてもW1=W2という関係となる。更に、図
9(e)はテーブルが右方向に移動した場合を示してい
る。この状態でもW1=W2という関係がある。更に図
9(f)はテーブルがテーブルストッパ7により停止さ
せられ、クランク37とクランク38が一直線上に位置
する場合を示している。この状態では圧縮バネ50cと
50dが圧縮され、圧縮バネ50aと50bがのびた状
態になっている。従ってW1>W2という関係になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の位置決め装置は
図7及び図8に示したような構成を有しており、圧縮空
気やベルトを用いてテーブルを移動させて、位置決めを
行なっていた。しかし、このような構成によってはテー
ブルを高精度に位置決めすることはできず、スクリーン
印刷等の高精度の位置決めが必要な装置に対して、これ
らの従来の位置決め装置を利用するには限界があた。ま
た、図9に示したような構成の位置決め装置において
は、クランクを用いているため、クランクが回転する場
所が必要となり、装置の小型化が図れないという課題が
あった。更に、テーブルの真下において、クランクが回
転しなければならず、テーブルの下に他の部品を配置す
ることができないという課題があった。更に、複数の圧
縮バネが必要になり、構造が複雑になるという課題があ
った。
図7及び図8に示したような構成を有しており、圧縮空
気やベルトを用いてテーブルを移動させて、位置決めを
行なっていた。しかし、このような構成によってはテー
ブルを高精度に位置決めすることはできず、スクリーン
印刷等の高精度の位置決めが必要な装置に対して、これ
らの従来の位置決め装置を利用するには限界があた。ま
た、図9に示したような構成の位置決め装置において
は、クランクを用いているため、クランクが回転する場
所が必要となり、装置の小型化が図れないという課題が
あった。更に、テーブルの真下において、クランクが回
転しなければならず、テーブルの下に他の部品を配置す
ることができないという課題があった。更に、複数の圧
縮バネが必要になり、構造が複雑になるという課題があ
った。
【0011】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、スクリーン印刷機や高密度
実装ハンダクリーム印刷機等の高精度な位置決めが必要
とされる装置に用いられる位置決め装置及び位置決め方
法を提供することを目的とする。また、この発明は、テ
ーブル等の移動体の移動が簡単な構造で、かつ、部品点
数を少なくした構成により行える位置決め装置位置決め
方法を提供することを目的とする。
ためになされたものであり、スクリーン印刷機や高密度
実装ハンダクリーム印刷機等の高精度な位置決めが必要
とされる装置に用いられる位置決め装置及び位置決め方
法を提供することを目的とする。また、この発明は、テ
ーブル等の移動体の移動が簡単な構造で、かつ、部品点
数を少なくした構成により行える位置決め装置位置決め
方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る位置決め
装置は、以下の要素を有することを特徴とする。 (a)移動ガイドを備えた基台、(b)上記移動ガイド
に移動可能に取りつけられた移動体、(c)移動体の移
動範囲内に設けられ、移動体と当接することにより移動
体の移動を止め移動体の位置決めを行なう移動体ストッ
パ、(d)上記基台に設けられ、上記移動体に対して駆
動力を伝達し移動体を上記移動体ストッパの位置まで移
動させるとともに、上記移動体が移動体ストッパにより
位置決めされている間、その動きが制止されるベルト、
(e)上記移動体に設けられ、上記ベルトの動きが制止
されている間、上記ベルトに作用力を与え、その反作用
力により上記移動体を上記移動体ストッパに押圧する押
圧手段。
装置は、以下の要素を有することを特徴とする。 (a)移動ガイドを備えた基台、(b)上記移動ガイド
に移動可能に取りつけられた移動体、(c)移動体の移
動範囲内に設けられ、移動体と当接することにより移動
体の移動を止め移動体の位置決めを行なう移動体ストッ
パ、(d)上記基台に設けられ、上記移動体に対して駆
動力を伝達し移動体を上記移動体ストッパの位置まで移
動させるとともに、上記移動体が移動体ストッパにより
位置決めされている間、その動きが制止されるベルト、
(e)上記移動体に設けられ、上記ベルトの動きが制止
されている間、上記ベルトに作用力を与え、その反作用
力により上記移動体を上記移動体ストッパに押圧する押
圧手段。
【0013】上記ベルトは、移動体を正逆両方向に移動
させ、上記移動体ストッパは正逆両方向に設けられて移
動体を位置決めするとともに、上記押圧手段は、正逆両
方向の作用力を与えることを特徴とする。
させ、上記移動体ストッパは正逆両方向に設けられて移
動体を位置決めするとともに、上記押圧手段は、正逆両
方向の作用力を与えることを特徴とする。
【0014】上記押圧手段は、ベルトに張力を与えるロ
ッドを有するロッドシリンダであることを特徴とする。
ッドを有するロッドシリンダであることを特徴とする。
【0015】上記ロッドシリンダは、ベルトの一端をロ
ッドの一端に固定し、ベルトの他端をロッドの他端に固
定した両ロッドシリンダであることを特徴とする。
ッドの一端に固定し、ベルトの他端をロッドの他端に固
定した両ロッドシリンダであることを特徴とする。
【0016】上記ベルトとロッドの間にフローティング
ジョイントを有することを特徴とする。
ジョイントを有することを特徴とする。
【0017】上記移動体は、上記ロッドの移動範囲内に
おいてロッドの移動を制限するロッドストッパを備えこ
とを特徴とする。
おいてロッドの移動を制限するロッドストッパを備えこ
とを特徴とする。
【0018】また、この発明に係るスクリーン印刷機
は、上記位置決め装置を備えたことを特徴とする。
は、上記位置決め装置を備えたことを特徴とする。
【0019】この発明に係る位置決め方法は、以下の工
程を有することを特徴とする。 (a)移動体をベルトにより所定の位置まで移動させる
移動工程、(b)上記移動工程による移動体の移動中
に、移動体ストッパにより移動体の移動を停止させ、移
動体を位置決めする位置決め工程、(c)上記位置決め
工程により移動体が位置決めされた後、上記ベルトを移
動不可能に固定するベルト固定工程、(d)上記ベルト
固定工程により固定されたベルトに対して移動体から作
用力を与え、その反作用力を利用して移動体をストッパ
に押しつける押圧工程。
程を有することを特徴とする。 (a)移動体をベルトにより所定の位置まで移動させる
移動工程、(b)上記移動工程による移動体の移動中
に、移動体ストッパにより移動体の移動を停止させ、移
動体を位置決めする位置決め工程、(c)上記位置決め
工程により移動体が位置決めされた後、上記ベルトを移
動不可能に固定するベルト固定工程、(d)上記ベルト
固定工程により固定されたベルトに対して移動体から作
用力を与え、その反作用力を利用して移動体をストッパ
に押しつける押圧工程。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
に係る位置決め装置を用いたスクリーン印刷機を示す図
である。図において、1はスクリーン印刷機、2はスク
リーン印刷機の基台、3は移動可能に取り付けられたテ
ーブル(移動体の一例)、4はテーブルの移動をガイド
するガイドレール、7はテーブル3の移動を停止するテ
ーブルストッパ(移動体ストッパの一例)、9はテーブ
ル3の上に載せられたワーク(図示せず)に対してスク
リーン印刷を行なう印刷部である。
に係る位置決め装置を用いたスクリーン印刷機を示す図
である。図において、1はスクリーン印刷機、2はスク
リーン印刷機の基台、3は移動可能に取り付けられたテ
ーブル(移動体の一例)、4はテーブルの移動をガイド
するガイドレール、7はテーブル3の移動を停止するテ
ーブルストッパ(移動体ストッパの一例)、9はテーブ
ル3の上に載せられたワーク(図示せず)に対してスク
リーン印刷を行なう印刷部である。
【0021】テーブル3は基台2に取り付けられたガイ
ドレール4に沿って左右にスライドできるように取り付
けられている。テーブル3が印刷部9の下に移動する
と、テーブルストッパ7によりテーブル3の移動が止め
られ、印刷部9によりスクリーン印刷が行なわれる。
ドレール4に沿って左右にスライドできるように取り付
けられている。テーブル3が印刷部9の下に移動する
と、テーブルストッパ7によりテーブル3の移動が止め
られ、印刷部9によりスクリーン印刷が行なわれる。
【0022】図2は、図1のスクリーン印刷機を矢印A
方向から見た一部分断面透視図である。図3は、図2の
一部分透視平面図である。図4は、図2の丸Bに示した
部分の拡大図である。図5は、図3の丸Cに示した部分
の拡大図である。モータ8は、インバータ制御により正
逆両方向に回転可能である。また、モータ8には、ブレ
ーキが取り付けられており、ブレーキが回転軸に作動す
ることにより、モータの回転軸は固定される。モータ8
の回転軸には、プーリー14が取り付けられている。プ
ーリー14の回転によりタイミングベルト13がローラ
ー15によりガイドされ、回転移動する。タイミングベ
ルト13の内側には、凹凸が設けられており、プーリー
14の外周に設けられた凹凸と互いに係合することによ
り、モータ8の回転による駆動力を確実にタイミングベ
ルト13に伝えることができる。或いは、モータ8のブ
レーキによる回転軸の停止状態を確実にタイミングベル
ト13に伝えることができる。タイミングベルト13
は、少なくともテーブル3が移動する範囲にわたって、
回動可能に取り付けられている。即ち、左のローラー1
5と右のローラー15の距離は、少なくともテーブルが
移動できる距離以上なければならない。タイミングベル
ト13は、走行板70の下で走行板70に固定されてお
り、タイミングベルト13の移動により左側のテーブル
ストッパ7から右側のテーブルストッパ7まで移動可能
になっている。走行板70には、テーブル3が取り付け
られており、走行板70の正逆両方向への移動により、
テーブル3も正逆両方向に移動する。センサ71は、テ
ーブル3の移動を検出するために設けられている。制御
部72は、以下に述べる動作を制御し、テーブル3の位
置決めを行う。テーブルストッパ7及びショックアブソ
ーバ73は、基台2に固定された台座に取り付けられて
いる。テーブルストッパ7は、例えば、台座に取り付け
られたボルトであり、回転することにより先端位置を変
更することができる。ショックアブソーバ73は、走行
板70とテーブルストッパ7とが当たるときの衝撃を緩
和するものである。
方向から見た一部分断面透視図である。図3は、図2の
一部分透視平面図である。図4は、図2の丸Bに示した
部分の拡大図である。図5は、図3の丸Cに示した部分
の拡大図である。モータ8は、インバータ制御により正
逆両方向に回転可能である。また、モータ8には、ブレ
ーキが取り付けられており、ブレーキが回転軸に作動す
ることにより、モータの回転軸は固定される。モータ8
の回転軸には、プーリー14が取り付けられている。プ
ーリー14の回転によりタイミングベルト13がローラ
ー15によりガイドされ、回転移動する。タイミングベ
ルト13の内側には、凹凸が設けられており、プーリー
14の外周に設けられた凹凸と互いに係合することによ
り、モータ8の回転による駆動力を確実にタイミングベ
ルト13に伝えることができる。或いは、モータ8のブ
レーキによる回転軸の停止状態を確実にタイミングベル
ト13に伝えることができる。タイミングベルト13
は、少なくともテーブル3が移動する範囲にわたって、
回動可能に取り付けられている。即ち、左のローラー1
5と右のローラー15の距離は、少なくともテーブルが
移動できる距離以上なければならない。タイミングベル
ト13は、走行板70の下で走行板70に固定されてお
り、タイミングベルト13の移動により左側のテーブル
ストッパ7から右側のテーブルストッパ7まで移動可能
になっている。走行板70には、テーブル3が取り付け
られており、走行板70の正逆両方向への移動により、
テーブル3も正逆両方向に移動する。センサ71は、テ
ーブル3の移動を検出するために設けられている。制御
部72は、以下に述べる動作を制御し、テーブル3の位
置決めを行う。テーブルストッパ7及びショックアブソ
ーバ73は、基台2に固定された台座に取り付けられて
いる。テーブルストッパ7は、例えば、台座に取り付け
られたボルトであり、回転することにより先端位置を変
更することができる。ショックアブソーバ73は、走行
板70とテーブルストッパ7とが当たるときの衝撃を緩
和するものである。
【0023】次に、図4と図5を用いて、走行板70の
下部に設けられた位置決め機構について説明する。タイ
ミングベルト13の左側の端部は、ベルトクランプ金具
63により狭持され、ベルトクランプ金具63に固定さ
れている。ベルトクランプ金具63は、走行板70の下
面に沿って、コの字型をしたガイド金具64の内壁をX
−Y方向にスライド可能に取り付けられている。ガイド
金具64は、走行板70に固定されている。また、コの
字型をしたロッドストッパ66とナイロン板65の内側
をタイミングベルト13がX−Y方向に移動可能に取り
付けられている。ロッドストッパ66は、走行板70に
固定されている。ナイロン板65は、ロッドストッパ6
6に固定されている。ベルトクランプ金具63の右端部
は、フローティングジョイント61を介してロッド62
に接続されている。ロッド62は、両ロッドシリンダ6
0の内部を貫通している1本の棒である。両ロッドシリ
ンダ60は、空気圧、或いは、油圧又はバネ力等により
ロッド62をX−Y方向へ移動させることができる。そ
の移動範囲は、例えば、15mmである。両ロッドシリ
ンダ60の右側の構造は、両ロッドシリンダ60の左側
の構造と対象構造をなしており、左右同じ構造をしてい
る。両ロッドシリンダ60は、走行板70に固定されて
いる。両ロッドシリンダ60のロッド62がX方向又は
Y方向に移動する場合、ロッド62の移動に伴って、一
緒にX方向又はY方向に移動できる部品は、ロッド62
とフローティングジョイント61とベルトクランプ金具
63とタイミングベルト13である。その他の部品であ
る両ロッドシリンダ60とガイド金具64とナイロン板
65とロッドストッパ66は、走行板70に固定されて
いるため、ロッド62がX方向又はY方向に移動しても
移動しない。
下部に設けられた位置決め機構について説明する。タイ
ミングベルト13の左側の端部は、ベルトクランプ金具
63により狭持され、ベルトクランプ金具63に固定さ
れている。ベルトクランプ金具63は、走行板70の下
面に沿って、コの字型をしたガイド金具64の内壁をX
−Y方向にスライド可能に取り付けられている。ガイド
金具64は、走行板70に固定されている。また、コの
字型をしたロッドストッパ66とナイロン板65の内側
をタイミングベルト13がX−Y方向に移動可能に取り
付けられている。ロッドストッパ66は、走行板70に
固定されている。ナイロン板65は、ロッドストッパ6
6に固定されている。ベルトクランプ金具63の右端部
は、フローティングジョイント61を介してロッド62
に接続されている。ロッド62は、両ロッドシリンダ6
0の内部を貫通している1本の棒である。両ロッドシリ
ンダ60は、空気圧、或いは、油圧又はバネ力等により
ロッド62をX−Y方向へ移動させることができる。そ
の移動範囲は、例えば、15mmである。両ロッドシリ
ンダ60の右側の構造は、両ロッドシリンダ60の左側
の構造と対象構造をなしており、左右同じ構造をしてい
る。両ロッドシリンダ60は、走行板70に固定されて
いる。両ロッドシリンダ60のロッド62がX方向又は
Y方向に移動する場合、ロッド62の移動に伴って、一
緒にX方向又はY方向に移動できる部品は、ロッド62
とフローティングジョイント61とベルトクランプ金具
63とタイミングベルト13である。その他の部品であ
る両ロッドシリンダ60とガイド金具64とナイロン板
65とロッドストッパ66は、走行板70に固定されて
いるため、ロッド62がX方向又はY方向に移動しても
移動しない。
【0024】図6は、図2から図5に示した位置決め装
置の制御部72の動作を示すフローチャート図である。
まず、モータ8をオンし(S10)、タイミングベルト
13によるテーブル3の移動を図において左側に行うも
のとする(S11)。テーブル3の移動をセンサ71が
検出した場合、制御部72は、モータ8の回転を遅く
し、テーブル3の移動速度を減速する(S12)。以上
がテーブル3の移動工程である。
置の制御部72の動作を示すフローチャート図である。
まず、モータ8をオンし(S10)、タイミングベルト
13によるテーブル3の移動を図において左側に行うも
のとする(S11)。テーブル3の移動をセンサ71が
検出した場合、制御部72は、モータ8の回転を遅く
し、テーブル3の移動速度を減速する(S12)。以上
がテーブル3の移動工程である。
【0025】次に、走行板70は、ショックアブソーバ
73により更に速度が減速され、走行板70に設けられ
たストッパ受け74とテーブルストッパ7が当たること
により、移動が停止される(S13)。このテーブルス
トッパ7によるテーブル3の位置決めが位置決め工程で
ある。
73により更に速度が減速され、走行板70に設けられ
たストッパ受け74とテーブルストッパ7が当たること
により、移動が停止される(S13)。このテーブルス
トッパ7によるテーブル3の位置決めが位置決め工程で
ある。
【0026】テーブルストッパ7によりテーブル3が位
置決めされた後、制御部72は、モータ8をオフする。
そして、制御部72は、モータ8のブレーキをオンにし
てタイミングベルト13を移動不可能に固定する(S1
5)。以上がベルト固定工程である。
置決めされた後、制御部72は、モータ8をオフする。
そして、制御部72は、モータ8のブレーキをオンにし
てタイミングベルト13を移動不可能に固定する(S1
5)。以上がベルト固定工程である。
【0027】その後、制御部72は、両ロッドシリンダ
60をオンにし、ロッド62を矢印Yの方向へ移動させ
る(S16)。ロッド62の矢印Y方向への移動によ
り、フローティングジョイント61とベルトクランプ金
具63とが右側のナイロン板65に押しつけられること
になる。図4において、右側のベルトクランプ金具63
とナイロン板65の間は、0mmである。一方、左側の
ベルトクランプ金具63とナイロン板65の間は、5m
m〜10mm離れている。この状態は、ロッド62が矢
印Y方向へ移動し、ロッドストッパ66によりその移動
が制止させられた状態を示している。ロッド62のY方
向への移動が行われることにより、Y方向への作用力が
生じたことになる。しかし、タイミングベルト13は、
モータ8のブレーキにより移動不可能に固定されている
ので、ロッド62によりY方向に生じた作用力はタイミ
ングベルト13のたるみをとるとともに、反発する力、
即ち、反作用力を矢印X方向に発生させる。即ち、走行
板70がテーブルストッパ7に押しつけられることにな
る。タイミングベルト13は、スクリーン印刷機のほぼ
はじからはじまで存在する長尺ものであるため、たわみ
やゆるみ等を有している。このたわみやゆるみを両ロッ
ドシリンダ60のロッド62の移動により、なくすこと
ができる。即ち、モータ8とタイミングベルト13によ
る位置決めだけでは、タイミングベルト13にたわみや
ゆるみが存在しているため、正確な位置決めが行えない
のに対して、この実施の形態においては、モータ8とタ
イミングベルト13による位置決めを行った後、タイミ
ングベルト13を移動不可能に固定し、その移動不可能
に固定したタイミングベルト13をたぐり寄せるような
力を両ロッドシリンダ60により発生させ、そのタイミ
ングベルト13をたぐり寄せる力(作用力)から生ずる
反発力(反作用力)により、走行板70をテーブルスト
ッパ7に確実に押しつけるものである。ロッドストッパ
66が設けられている場所は、ロッド62の移動範囲内
にある。例えば、ロッド62が左右に15mm移動可能
な場合、ロッドストッパ66は、ロッド62が5〜10
mm移動した場合に、ガイド金具64とナイロン板65
の隙間がなくなるような位置に設けられている。このよ
うに、ロッドストッパ66がロッド62移動範囲内に設
けられているのは、ロッド62による移動を制限するこ
とによりタイミングベルト13の破壊や伸びを防止する
ためである。もし、ロッドストッパ66がなければ、ロ
ッド62が15mm移動しようとし続けるため、必要以
上な作用力を生じさせてしまい、タイミングベルト13
を痛めてしまう可能性がある。ロッドストッパ66の走
行板への固定位置は、タイミングベルト13を保護する
範囲であって、かつ、ロッド62の移動によって生ずる
反作用力が十分走行板70をテーブルストッパ7に押し
つけるような場所にあればよい。ナイロン板65は、ロ
ッドストッパ66とガイド金具64の衝突を和らげるた
めに設けられている。また、押圧力は、例えば、両ロッ
ドシリンダ60に入るエアの空圧量で調整する。好まし
くはエアの圧力は、4〜5kg/cm2 以上9.9kg
/cm2 以下である(S17)。以上が、押圧工程であ
る。
60をオンにし、ロッド62を矢印Yの方向へ移動させ
る(S16)。ロッド62の矢印Y方向への移動によ
り、フローティングジョイント61とベルトクランプ金
具63とが右側のナイロン板65に押しつけられること
になる。図4において、右側のベルトクランプ金具63
とナイロン板65の間は、0mmである。一方、左側の
ベルトクランプ金具63とナイロン板65の間は、5m
m〜10mm離れている。この状態は、ロッド62が矢
印Y方向へ移動し、ロッドストッパ66によりその移動
が制止させられた状態を示している。ロッド62のY方
向への移動が行われることにより、Y方向への作用力が
生じたことになる。しかし、タイミングベルト13は、
モータ8のブレーキにより移動不可能に固定されている
ので、ロッド62によりY方向に生じた作用力はタイミ
ングベルト13のたるみをとるとともに、反発する力、
即ち、反作用力を矢印X方向に発生させる。即ち、走行
板70がテーブルストッパ7に押しつけられることにな
る。タイミングベルト13は、スクリーン印刷機のほぼ
はじからはじまで存在する長尺ものであるため、たわみ
やゆるみ等を有している。このたわみやゆるみを両ロッ
ドシリンダ60のロッド62の移動により、なくすこと
ができる。即ち、モータ8とタイミングベルト13によ
る位置決めだけでは、タイミングベルト13にたわみや
ゆるみが存在しているため、正確な位置決めが行えない
のに対して、この実施の形態においては、モータ8とタ
イミングベルト13による位置決めを行った後、タイミ
ングベルト13を移動不可能に固定し、その移動不可能
に固定したタイミングベルト13をたぐり寄せるような
力を両ロッドシリンダ60により発生させ、そのタイミ
ングベルト13をたぐり寄せる力(作用力)から生ずる
反発力(反作用力)により、走行板70をテーブルスト
ッパ7に確実に押しつけるものである。ロッドストッパ
66が設けられている場所は、ロッド62の移動範囲内
にある。例えば、ロッド62が左右に15mm移動可能
な場合、ロッドストッパ66は、ロッド62が5〜10
mm移動した場合に、ガイド金具64とナイロン板65
の隙間がなくなるような位置に設けられている。このよ
うに、ロッドストッパ66がロッド62移動範囲内に設
けられているのは、ロッド62による移動を制限するこ
とによりタイミングベルト13の破壊や伸びを防止する
ためである。もし、ロッドストッパ66がなければ、ロ
ッド62が15mm移動しようとし続けるため、必要以
上な作用力を生じさせてしまい、タイミングベルト13
を痛めてしまう可能性がある。ロッドストッパ66の走
行板への固定位置は、タイミングベルト13を保護する
範囲であって、かつ、ロッド62の移動によって生ずる
反作用力が十分走行板70をテーブルストッパ7に押し
つけるような場所にあればよい。ナイロン板65は、ロ
ッドストッパ66とガイド金具64の衝突を和らげるた
めに設けられている。また、押圧力は、例えば、両ロッ
ドシリンダ60に入るエアの空圧量で調整する。好まし
くはエアの圧力は、4〜5kg/cm2 以上9.9kg
/cm2 以下である(S17)。以上が、押圧工程であ
る。
【0028】フローティングジョイント61は、ロッド
62の位置とベルトクランプ金具63の位置を柔軟性を
持たせて接続するものである。ロッド62とベルトクラ
ンプ金具63が物理的、或いは、機械的に位置ずれを起
こした場合でも、フローティングジョイント61が存在
することにより、X−Y方向への移動をスムーズに行う
ことができる。
62の位置とベルトクランプ金具63の位置を柔軟性を
持たせて接続するものである。ロッド62とベルトクラ
ンプ金具63が物理的、或いは、機械的に位置ずれを起
こした場合でも、フローティングジョイント61が存在
することにより、X−Y方向への移動をスムーズに行う
ことができる。
【0029】テーブル3及び走行板70の右側方向への
位置決めは、前述した動作と全く同じ動作であるので、
ここでは説明を省略する。
位置決めは、前述した動作と全く同じ動作であるので、
ここでは説明を省略する。
【0030】なお、上記説明においては、左右両方向に
位置決めを行う場合について説明したが、片側のみに位
置決めを行うようにしても構わない。
位置決めを行う場合について説明したが、片側のみに位
置決めを行うようにしても構わない。
【0031】また、上記説明においては、タイミングベ
ルト13を用いる場合を示したが、その他のベルトを用
いる場合でも構わない。例えば、凹凸のないベルトを用
いる場合でも構わない。この発明において、ベルトと
は、図に示したようなベルトの他に、ワイヤ、ロープ、
ひも、チェーン、鎖等長尺ものであって、走行板70を
移動可能な駆動力を走行板70に伝えることができるも
のであれば、どのようなものであっても構わない。ま
た、ベルトとは、リング状になっているものに限らず、
直線状になっているものでも構わない。例えば、走行板
70を左に引っ張る直状のひも、走行板70を右に引っ
張る直状のひもであっても構わない。
ルト13を用いる場合を示したが、その他のベルトを用
いる場合でも構わない。例えば、凹凸のないベルトを用
いる場合でも構わない。この発明において、ベルトと
は、図に示したようなベルトの他に、ワイヤ、ロープ、
ひも、チェーン、鎖等長尺ものであって、走行板70を
移動可能な駆動力を走行板70に伝えることができるも
のであれば、どのようなものであっても構わない。ま
た、ベルトとは、リング状になっているものに限らず、
直線状になっているものでも構わない。例えば、走行板
70を左に引っ張る直状のひも、走行板70を右に引っ
張る直状のひもであっても構わない。
【0032】また、この発明において、ブレーキとは、
モータの回転軸に対して作動するブレーキを説明した
が、タイミングベルト13を狭持したり、或いは、タイ
ミングベルト13に圧力を加えることにより、タイミン
グベルト13を移動不可能にするようなブレーキであっ
ても構わない。また、ブレーキは、ローラー15の回転
を制限するブレーキであっても構わない。即ち、ブレー
キとは、タイミングベルト13を移動不可能にするよう
なものならどのような構成のものでもよい。
モータの回転軸に対して作動するブレーキを説明した
が、タイミングベルト13を狭持したり、或いは、タイ
ミングベルト13に圧力を加えることにより、タイミン
グベルト13を移動不可能にするようなブレーキであっ
ても構わない。また、ブレーキは、ローラー15の回転
を制限するブレーキであっても構わない。即ち、ブレー
キとは、タイミングベルト13を移動不可能にするよう
なものならどのような構成のものでもよい。
【図1】 この発明に係る位置決め装置を利用したスク
リーン印刷機を示す図である。
リーン印刷機を示す図である。
【図2】 図1に示したスクリーン印刷機の背面からの
部分断面透視図である。
部分断面透視図である。
【図3】 図1に示したスクリーン印刷機の部分透視平
面図である。
面図である。
【図4】 図2の丸B部分の拡大図である。
【図5】 図3の丸C部分の拡大図である。
【図6】 この発明の位置決め方法を示すフローチャー
ト図である。
ト図である。
【図7】 従来の位置決め装置を示す図である。
【図8】 従来の位置決め装置を示す図である。
【図9】 従来の位置決め装置を示す図である。
1 スクリーン印刷機、2 基台、3 テーブル、4
ガイドレール、7 テーブルストッパ、8 モータ、9
印刷部、13 タイミングベルト、14 プーリー、
15 ローラー、31 テーブル台、32 テーブルス
トッパ受け、33 スイングブロック、34,35 ブ
ラケット、36 レール、37,38クランク、42
減速機、50 圧縮バネ、51 溝、52 ピストン、
54シリンダ、55 圧縮空気シリンダ、56 板バ
ネ、58 ゴム、60 両ロッドシリンダ、61 フロ
ーティングジョイント、62 ロッド、63 ベルトク
ランプ金具、64 ガイド金具、65 ナイロン板、6
6 ロッドストッパ、70 走行板、71 センサ、7
2 制御部、73 ショックアブソーバ、74ストッパ
受け。
ガイドレール、7 テーブルストッパ、8 モータ、9
印刷部、13 タイミングベルト、14 プーリー、
15 ローラー、31 テーブル台、32 テーブルス
トッパ受け、33 スイングブロック、34,35 ブ
ラケット、36 レール、37,38クランク、42
減速機、50 圧縮バネ、51 溝、52 ピストン、
54シリンダ、55 圧縮空気シリンダ、56 板バ
ネ、58 ゴム、60 両ロッドシリンダ、61 フロ
ーティングジョイント、62 ロッド、63 ベルトク
ランプ金具、64 ガイド金具、65 ナイロン板、6
6 ロッドストッパ、70 走行板、71 センサ、7
2 制御部、73 ショックアブソーバ、74ストッパ
受け。
Claims (8)
- 【請求項1】 以下の要素を有する位置決め装置 (a)移動ガイドを備えた基台、(b)上記移動ガイド
に移動可能に取りつけられた移動体、(c)移動体の移
動範囲内に設けられ、移動体と当接することにより移動
体の移動を止め移動体の位置決めを行なう移動体ストッ
パ、(d)上記基台に設けられ、上記移動体に対して駆
動力を伝達し移動体を上記移動体ストッパの位置まで移
動させるとともに、上記移動体が移動体ストッパにより
位置決めされている間、その動きが制止されるベルト、
(e)上記移動体に設けられ、上記ベルトの動きが制止
されている間、上記ベルトに作用力を与え、その反作用
力により上記移動体を上記移動体ストッパに押圧する押
圧手段。 - 【請求項2】 上記ベルトは、移動体を正逆両方向に移
動させ、上記移動体ストッパは正逆両方向に設けられて
移動体を位置決めするとともに、上記押圧手段は、正逆
両方向の作用力を与えることを特徴とする請求項1記載
の位置決め装置。 - 【請求項3】 上記押圧手段は、ベルトに張力を与える
ロッドを有するロッドシリンダであることを特徴とする
請求項2記載の位置決め装置。 - 【請求項4】 上記ロッドシリンダは、ベルトの一端を
ロッドの一端に固定し、ベルトの他端をロッドの他端に
固定した両ロッドシリンダであることを特徴とする請求
項3記載の位置決め装置。 - 【請求項5】 上記ベルトとロッドの間にフローティン
グジョイントを有することを特徴とする請求項3又は4
記載の位置決め装置。 - 【請求項6】 上記移動体は、上記ロッドの移動範囲内
においてロッドの移動を制限するロッドストッパを備え
ことを特徴とする請求項3記載の位置決め装置。 - 【請求項7】 上記請求項1〜6いずれかに記載の位置
決め装置を備えたことを特徴とするスクリーン印刷機。 - 【請求項8】 以下の工程を有する位置決め方法 (a)移動体をベルトにより所定の位置まで移動させる
移動工程、(b)上記移動工程による移動体の移動中
に、移動体ストッパにより移動体の移動を停止させ、移
動体を位置決めする位置決め工程、(c)上記位置決め
工程により移動体が位置決めされた後、上記ベルトを移
動不可能に固定するベルト固定工程、(d)上記ベルト
固定工程により固定されたベルトに対して移動体から作
用力を与え、その反作用力を利用して移動体をストッパ
に押しつける押圧工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02697199A JP3490920B2 (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 位置決め装置及び位置決め方法及びスクリーン印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02697199A JP3490920B2 (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 位置決め装置及び位置決め方法及びスクリーン印刷機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000218461A true JP2000218461A (ja) | 2000-08-08 |
JP3490920B2 JP3490920B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=12208055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02697199A Expired - Fee Related JP3490920B2 (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | 位置決め装置及び位置決め方法及びスクリーン印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3490920B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112122904A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-12-25 | 利辛县富亚纱网有限公司 | 一种纱网磁扣连续压合装置 |
CN113400776A (zh) * | 2021-05-14 | 2021-09-17 | 温晖 | 一种门福生产用印刷设备 |
-
1999
- 1999-02-04 JP JP02697199A patent/JP3490920B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112122904A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-12-25 | 利辛县富亚纱网有限公司 | 一种纱网磁扣连续压合装置 |
CN112122904B (zh) * | 2020-08-05 | 2021-06-18 | 利辛县富亚纱网有限公司 | 一种纱网磁扣连续压合装置 |
CN113400776A (zh) * | 2021-05-14 | 2021-09-17 | 温晖 | 一种门福生产用印刷设备 |
CN113400776B (zh) * | 2021-05-14 | 2023-08-25 | 青岛东方华彩包装印刷有限公司 | 一种门福生产用印刷设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3490920B2 (ja) | 2004-01-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |