JP2000218434A - ホブおよびホブ形研削工具 - Google Patents

ホブおよびホブ形研削工具

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JP2000218434A
JP2000218434A JP11017440A JP1744099A JP2000218434A JP 2000218434 A JP2000218434 A JP 2000218434A JP 11017440 A JP11017440 A JP 11017440A JP 1744099 A JP1744099 A JP 1744099A JP 2000218434 A JP2000218434 A JP 2000218434A
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hob
cutting
tooth
thread
inclined surface
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Takashi Utsunomiya
喬 宇都宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インボリュート歯形の平歯車を効率よく歯切
りできるホブと、歯切りされた歯面を効率よく研削仕上
げできるホブ形研削工具を提供することである。 【解決手段】 円筒面2上で捩じれる2条のねじ筋3、
4に沿って各1巻の切刃列5、6を設け、各切刃列5、
6の中点7、8から両端側へ向かう各1/2巻の切刃
9、10、11、12を、各中点7、8から見て、ホブ
1の軸端側を向く傾斜面9a、10b、11a、12b
について、各切刃9、10、11、12の内側方向に後
退させて形成することにより、ホブ1の1回転で2ピッ
チ分の歯形を創成でき、かつアンダーカットも生じない
ようにしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インボリュート
歯形の平歯車を歯切りする際に使用されるホブとホブ形
研削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インボリュート歯形の平歯車の歯切りに
使用されるホブは、円筒面上の1条のねじ筋に沿って、
このねじ筋に関してねじの前面側と後面側に対称な傾斜
面を有する複数の切刃が数巻配列されたものである。前
記傾斜面の傾きは歯車の圧力角に応じて決定され、前記
ねじ筋のピッチと切刃の高さは歯車のモジュールに合わ
せて決められる。
【0003】このホブを用いて平歯車を歯切りする際に
は、図10に示すように、ホブ51の切刃52を歯車素
材53に直交させて配置し、ホブ51を1回転させる間
に歯車素材53を歯の1ピッチ分回転させながら、歯形
を創成している。
【0004】1つの歯車を歯切りする際に歯形の創成に
関与する切刃は1巻で十分であり、この1巻の各切刃の
先端面と前記2つの傾斜面とに設けられた刃先が、歯底
と歯底両側のインボリュート曲面を創成する。切刃が数
巻配列されているのは、使用された1巻の切刃の刃先が
摩耗したときに、別の新たな1巻の切刃を順次使用し
て、ホブの交換周期を長くするためである。
【0005】図11(a)、(b)、(c)は、前記ホ
ブ51と歯車素材53の回転に伴う、前記各切刃52(n
1)、52(n2)、52(n3)と歯車素材53の2つの歯54
a、54bの相対的な位置関係を断面図で示す。n1
n2、n3は、歯形の創成に関与する1巻の切刃52から適
当な間隔で抽出した切刃52の配列順番号である。ホブ
51と歯車素材53の配置は、歯切りピッチ円55を切
刃52の中心線56に一致させた、転位のない標準歯車
を歯切りする場合のものである。なお、各図における歯
車素材53は、説明を分かりやすくするため、歯形創成
後の断面形状で示す。また、理想的なインボリュート歯
形の断面形状を点線で示す。
【0006】各図において、各切刃52(n1)、52
(n2)、52(n3)は紙面に垂直に紙面の表側から裏側方向
に回転移動し、歯車素材53は図中に矢印で示すよう
に、反時計回りに回転している。したがって、歯車素材
53は歯切りの進行に伴って、図11の(a)、
(b)、(c)の順に回転し、この各回転位置で各歯5
4a、54bに当たる切刃52は、ホブ51の回転に伴
って、52(n1)、52(n2)、52(n3)の順に入れ替わっ
ている。各切刃52の位置は、前記ねじ筋に沿って、5
2(n1)、52(n2)、52(n3)の順にホブ51の軸に沿っ
て左方向へずれている。
【0007】図11(b)に示すように、ホブ51は、
切刃52(n2)が歯車素材53の2つの歯54a、54b
の中央に直角に切り込んだ状態で、切刃52(n2)の両傾
斜面52a(n2)、52b(n2)が歯切りピッチ円55での
歯54a、54bの接線の傾きに一致するように形成さ
れており、この両傾斜面52a(n2)、52b(n2)に設け
られた刃先で、歯底の両側に対向する2つの歯54a、
54bの各インボリュート歯形を同時に創成する。
【0008】図11(a)は(b)に移行する前の状態
であり、この状態では、切刃52(n1)の向かって右側の
傾斜面52a(n1)の刃先が、歯54aの左側の歯元部の
点線で示す理想的なインボリュート曲面にくい込んでい
る。一方、図11(c)は(b)の後の状態であり、こ
の状態では、切刃52(n3)の向かって左側の傾斜面52
b(n3)の刃先が、歯54bの右側の歯元部の点線にくい
込んでいる。したがって、従来のホブ51で創成された
インボリュート歯形は、歯元部の両側にアンダーカット
が生じる。このアンダーカットは、ピッチ円が小さく歯
数が少ない歯車ほど大きくなり、ピッチ円が大きく歯数
が多い歯車では発生しない。
【0009】上述した方法で歯切りされた平歯車の歯面
の仕上げには、マーグ研削盤等の歯車研削盤を用いて砥
石研削する方法や、シェービングカッタを用いる方法が
採用されている。また、ホブ盤をそのまま利用して歯面
の仕上げを行えるものとして本発明者が提案した、特願
平10−117076号に記載のホブ形の研削工具もあ
る。
【0010】前記ホブ形の研削工具は、図12に示すよ
うに、円筒面57上において捩じれる1条のねじ筋58
に沿って、このねじ筋58の中点59から両端側へ向か
う各1巻余りの台形断面のねじ山60、61が設けら
れ、各ねじ山60、61の、前記中点59側を向く傾斜
面60b、61aと上底面60c、61cにダイヤモン
ド砥粒62が固着されている。2つのねじ山60、61
は中点59で互いに分断されており、各ねじ山60、6
1の、中点59から見て研削工具の軸端側を向く傾斜面
60a、61bは、ねじ筋58に関して中点59側を向
く傾斜面60b、61aと対称な位置よりも各ねじ山6
0、61の内側方向へ後退して形成され、歯車の歯面に
当たらないようになっている。この研削工具は、前述し
た従来のホブと同様に、1回転で歯車の歯面が1ピッチ
分研削仕上げされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のホブを
用いる歯切りでは、ホブの1回転で歯車の歯形を1ピッ
チ分しか創成できないため、歯切りに要する時間が長く
なる問題がある。
【0012】また、上述したホブ形の研削工具は、別途
の歯車研削盤やシェービングカッタを必要とせず、ホブ
盤をそのまま用いて歯面の仕上げをできるが、従来のホ
ブと同様に、1回転で歯車の歯面を1ピッチ分しか研削
仕上げできないため、歯面の仕上げに要する時間が長く
なる問題がある。
【0013】そこで、この発明の課題は、インボリュー
ト歯形の平歯車を効率よく歯切りできるホブと、歯切り
された歯面を効率よく研削仕上げできるホブ形研削工具
を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明のホブは、円筒面上で螺旋状に捩じれる
複数N条のねじ筋に沿って、このねじ筋の両側に傾斜面
を有する複数の切刃から成る切刃列を、各ねじ筋に1/
N巻以上に設けた構成を採用したのである。
【0015】すなわち、切刃を複数N条のねじ筋に沿っ
て配列することにより、ホブの1回転で平歯車の歯形を
Nピッチ分創成できるようにし、歯切り効率を高めたの
である。このホブは、歯切り時の切削負荷が比較的小さ
い小形の平歯車の歯切りに好適である。なお、前述した
ように、1条のねじ筋に沿って切刃を配列した従来のホ
ブでは、歯形の創成に関与する切刃は1巻であるが、N
条のねじ筋に沿って切刃を配列する場合は、歯形の創成
に関与する切刃は1/N巻で十分であることを確認した
ので、各ねじ筋の切刃の配列は1/N巻以上とした。
【0016】前記各切刃列を2/N巻以上に設け、各切
刃列の中点を互いに位相が360/N°ずれた位置に配
置し、この各中点から切刃列の両端側へ向かって配列さ
れた1/N巻以上の切刃を、各中点から見てホブの軸端
側を向く前記傾斜面について、前記各ねじ筋に関して中
点側を向く傾斜面と対称な位置よりも切刃の内側方向に
後退させて形成することにより、アンダーカットのない
理想的なインボリュート歯形の平歯車を効率よく歯切り
することができる。
【0017】すなわち、円筒面上のねじ筋に沿って2/
N巻以上の切刃を配列し、各切刃列の中点を互いに位相
が360/N°ずれた位置に配置し、この中点から両端
側へ向かう各1/N巻以上の切刃を、ホブ軸端側の傾斜
面について、切刃の内側方向に後退させて形成すること
により、各歯形の創成を片面側づつ、各1/N巻以上の
切刃のホブ中央側傾斜面の刃先に分担させ、図11
(a)および図11(c)に示した、ホブ軸端側傾斜面
の刃先の歯元部へのくい込みをなくして、アンダーカッ
トを防止できるようにしたのである。
【0018】前記切刃列の中点を互いに位相が360/
N°ずれた位置に配置したのは、後の図3で説明するよ
うに、この発明のホブでは、360/N°の回転周期で
1ピッチ分の歯形が創成されるからである。
【0019】前記後退して形成された傾斜面の後退量
を、前記各中点からの距離の増大に伴って、大きくなる
ように形成することもできる。すなわち、図11(a)
および図11(c)に示した、ホブ軸端側傾斜面の刃先
の歯元部へのくい込み量は、前記各ねじ筋の中央から離
れた切刃ほど大きくなるからである。
【0020】また、この発明のホブ形研削工具は、円筒
面上で螺旋状に捩じれる複数N条のねじ筋に沿って、こ
のねじ筋の両側に傾斜面を有する台形断面のねじ山を、
各ねじ筋に2/N巻以上に設け、各ねじ山の中点を互い
に位相を360/N°ずらして配置し、この各中点から
両端側へ向かう1/N巻以上のねじ山を、それぞれの中
点側を向く前記傾斜面と台形上底面とについて研削砥粒
を固着し、各中点から見てホブ形研削工具の軸端側を向
く傾斜面を、前記各ねじ筋に関して中点側を向く傾斜面
と対称な位置よりもねじ山の内側方向に後退させて形成
する構成を採用したのである。
【0021】すなわち、複数N条のねじ筋に沿って台形
断面のねじ山を設け、各ねじ山の中点を互いに位相が3
60/N°ずれた位置に配置し、この中点側を向く傾斜
面と台形上底面とに研削砥粒を固着することにより、上
述したホブの場合と同様に、ホブ形研削工具の1回転で
平歯車の歯面をNピッチ分研削仕上げできるようにし、
歯面の研削仕上げ効率を高めたのである。
【0022】前記各ねじ筋にねじ山を2/N巻以上に設
け、各ねじ山の中点から両端側へ向かう1/N巻以上の
ねじ山について、中点側を向く傾斜面に研削砥粒を固着
したのは、ねじ山の片側傾斜面で歯面を研削する場合の
研削仕上げに関与する傾斜面は、各中点から両端側へ向
かう1/N巻のねじ山のものだからである。また、ホブ
形研削工具の軸端側を向く傾斜面をねじ山の内側方向に
後退させたのは、これらの傾斜面が歯切りされた歯面に
当たるのを防止するためである。
【0023】上述したホブの切刃の場合と同じ理由で、
前記後退して形成された傾斜面の後退量を、前記各ねじ
山の中点からの距離の増大に伴って、大きくなるように
形成することもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図9に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。図1および図2は、ホブ
の第1の実施形態を示す。図1はホブの斜視図、図2は
ホブの切刃列の展開図である。
【0025】このホブ1は、円筒面2上で螺旋状に捩じ
れる2条のねじ筋3、4に沿って各1巻の切刃列5、6
が設けられ、各切刃列5、6の中点7、8は互いに位相
が180°ずれている。ねじ筋3の切刃列5は、中点7
を境として、その両側にそれぞれ7箇づつ、1/2巻の
切刃9、10で構成され、ねじ筋4の切刃列6は、中点
8を境として、同様に7箇づつ、1/2巻の切刃11、
12で構成されている。各々の切刃9、10、11、1
2は、それぞれのねじ筋3、4の両側に傾斜面9aと9
b、10aと10b、11aと11b、12aと12b
を有し、各中点7、8から見て、ホブ1の軸端側を向く
傾斜面9a、10b、11a、12bは、各ねじ筋3、
4に関して中点7、8側を向く傾斜面9b、10a、1
1b、12aと対称な、図2中に一点鎖線で示す、仮想
傾斜面9c、10c、11c、12cよりも内側へ後退
して形成されている。この後退した傾斜面9a、10
b、11a、12bは表面仕上げを省略され、各中点
7、8側を向く傾斜面9b、10a、11b、12aの
みが表面仕上げされている。
【0026】このホブ1は、モジュールmが6mm、圧
力角20°の標準平歯車を歯切りするためのものであ
り、前記各傾斜面9aと9b、10aと10b、11a
と11b、12aと12bの傾きは20°に形成され、
隣接するねじ筋3、4の間隔は、π・m≒18.85m
mになっている。なお、前記各傾斜面9a、10b、1
1a、12bの後退量は約1.3mmになっている。
【0027】以下に、図3に基づいて、前記ホブ1によ
るインボリュート歯形創成の過程を説明する。図3
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、ホブ1の
回転に伴う各切刃9、10、11、12と歯車素材13
の歯14の相対的な位置関係を断面図で示す。ここに各
切刃9、10、11、12の括弧内の数字は、図2に示
した切刃列5、6の展開図において、向かって左側から
数えた各切刃9、10、11、12の順番である。
【0028】各図において、各切刃9、10、11、1
2は紙面に垂直に紙面の表側から裏側方向に回転移動
し、歯車素材13は、図中に矢印で示すように、反時計
回りに回転する。したがって、歯車素材13は歯切りの
進行に伴って、図3の(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)の順に回転し、この各回転位置において
各歯14に当たる切刃9、10、11、12が順に入れ
替わる。説明を分かりやすくするため、歯車素材13は
歯形創成後の断面形状で表示している。
【0029】図3(a)においては、切刃10(1) の左
側の傾斜面10aと上底面10dの刃先で、歯14aの
向かって右側のインボリュート歯形の歯元部が歯切りさ
れ、切刃11(1) の右側の傾斜面11bの刃先で、歯1
4aの左側のインボリュート歯形の歯先部が歯切りされ
ている。
【0030】図3(b)は、(a)の状態からホブ1が
90°回転した状態であり、切刃10(4) の左側の傾斜
面10aの刃先と、切刃11(4) の右側の傾斜面11b
の刃先で、歯14aの両側のインボリュート歯形の中央
部が歯切りされている。このとき、切刃11(4) の左側
の傾斜面11aは、前記仮想傾斜面11cよりも後退し
て形成されているので、次に歯切りされる歯14bに当
たらないようになっている。
【0031】図3(c)は、(a)の状態からホブ1が
180°回転した状態であり、切刃10(7) の左側の傾
斜面10aの刃先で、歯14aの右側のインボリュート
歯形の歯先部が歯切りされ、切刃11(7) の右側の傾斜
面11bと上底面11dの刃先で、歯14aの左側のイ
ンボリュート歯形の歯元部が歯切りされ、歯14aの歯
形が創成される。こののち、図中に点線で示す切刃9
(1) と、図示は省略するが、切刃11(7) の後面に控え
る切刃12(1) で、歯14bの左側の歯形の歯先部と右
側の歯形の歯元部が歯切りを開始される。
【0032】図3(d)は、(a)の状態からホブ1が
270°回転した状態であり、切刃12(4) の左側の傾
斜面12aの刃先と、切刃9(4) の右側の傾斜面9bの
刃先で、歯14bの両側のインボリュート歯形の中央部
が歯切りされている。このとき、切刃12(4) の右側の
傾斜面12bと切刃9(4) の左側の傾斜面9aは、それ
ぞれ前記仮想傾斜面12c、9cよりも後退して形成さ
れているので、歯形を創成された歯14aと、次に歯切
りされる歯14cに当たらないようになっている。
【0033】図3(e)は、ホブ1が(a)の状態から
1回転を終了する直前の状態であり、切刃12(7) の左
側の傾斜面12aの刃先で、歯14bの右側のインボリ
ュート歯形の歯先部が歯切りされ、切刃9(7) の右側の
傾斜面9bと上底面9dの刃先で、歯14bの左側のイ
ンボリュート歯形の歯元部が歯切りされ、歯14bの歯
形が創成される。ホブ1が1回転すると、図3(a)に
示した歯14aの位置に次に歯切りされる歯14cが移
動し、歯切りを開始される。
【0034】以上に説明したように、このホブ1は1回
転で2ピッチ分の歯形を創成することができ、かつアン
ダーカットも生じない。
【0035】図4は、前記ホブ1の変形例を切刃列の展
開図で示す。この変形例は、前記各切刃9、10、1
1、12が、各切刃列5、6の中点7、8から見て、ホ
ブ1の軸端側を向く傾斜面9a、10b、11a、12
bを、前記各ねじ筋3、4に沿った各中点7、8からの
距離に比例して、前記仮想傾斜面9c、10c、11
c、12cからの後退量が大きくなるように形成されて
いる。その他は図1および図2に示したホブ1と全く同
じである。
【0036】図3に示したように、各切刃列5、6の中
点7、8に近い切刃9(7) 、10(1) 、11(7) 、12
(1) (図示省略)の仮想傾斜面9c、10c、11c、
12cは、歯14のインボリュート歯形にくい込むこと
はなく、例えば切刃9(4) 、10(4) 、11(4) 、12
(4) のように、中点7、8から離れた切刃ほど仮想傾斜
面9c、10c、11c、12cの歯14へのくい込み
量は大きくなる。したがって、変形例のように各切刃
9、10、11、12の傾斜面9a、10b、11a、
12bを後退させることにより、これらの傾斜面9a、
10b、11a、12bの削り代を合理的に少なくする
ことができる。
【0037】図5は、ホブの第2の実施形態を切刃列の
展開図で示す。このホブは、円筒面上で螺旋状に捩じれ
る3条のねじ筋15、16、17に沿って各2/3巻の
切刃列18、19、20が設けられ、各切刃列18、1
9、20の中点21、22、23は互いに位相が120
°ずれている。
【0038】前記ねじ筋15の切刃列18は、中点21
を境として、その両側にそれぞれ5箇づつ、1/3巻の
切刃24、25で構成され、同様に、ねじ筋16の切刃
列19は中点22を境として、5箇づつ、1/3巻の切
刃26、27で、ねじ筋17の切刃列20は中点23を
境として、5箇づつ、1/3巻の切刃28、29で構成
されている。各々の切刃24、25、26、27、2
8、29は、それぞれのねじ筋15、16、17の両側
に傾斜面24aと24b、25aと25b、26aと2
6b、27aと27b、28aと28b、29aと29
bを有し、各中点21、22、23から見て、ホブの軸
端側を向く傾斜面24a、25b、26a、27b、2
8a、29bは、各ねじ筋15、16、17に関して中
点21、22、23側を向く傾斜面24b、25a、2
6b、27a、28b、29aと対称な、図5中に一点
鎖線で示す、仮想傾斜面24c、25c、26c、27
c、28c、29cよりも内側へ後退して形成されてい
る。
【0039】前記ホブは、第1の実施形態と同様に、モ
ジュールmが6mm、圧力角20°の標準平歯車を削り
出すためのものであり、前記各傾斜面24aと24b、
25aと25b、26aと26b、27aと27b、2
8aと28b、29aと29bの傾きは20°、隣接す
るねじ筋15、16、17の間隔は約18.85mm、
前記各傾斜面24a、25b、26a、27b、28
a、29bの後退量は約1.3mmになっている。
【0040】このホブは、図3に示した第1の実施形態
のホブ1と同様の歯切り過程で、前記切刃25と切刃2
8、切刃26と切刃29、切刃24と切刃27の組み合
わせで、それぞれ1ピッチ分ずつの歯形を創成し、ホブ
の1回転で3ピッチ分の歯形が創成される。勿論、アン
ダーカットも生じない。
【0041】図6および図7は、ホブ形研削工具30の
実施形態を示す。図6はホブ形研削工具30の斜視図、
図7はホブ形研削工具30のねじ山の展開図である。こ
のホブ形研削工具30は、円筒面31上で螺旋状に捩じ
れる2条のねじ筋32、33に沿って各1巻の台形断面
のねじ山34、35が設けられ、各ねじ山34、35の
中点36、37は互いに位相が180°ずれている。ね
じ筋32のねじ山34は、中点36で各1/2巻のねじ
山34a、34bに分割され、ねじ筋33のねじ山35
は、中点37で同じく各1/2巻のねじ山35a、35
bに分割されている。図7の展開図は、円筒面31上の
各ねじ山34、35を平面上に展開したものであり、形
状をわかりやすくするため、各ねじ山34、35を斜視
図で表現している。
【0042】前記各ねじ山34a、34b、35a、3
5bの、各中点36、37側を向く傾斜面38b、39
a、40b、41aと、上底面38d、39d、40
d、41dには、ダイヤモンド砥粒42が結合剤で固着
されている。また、各中点36、37から見て、ホブ形
研削工具30の軸端側を向く傾斜面38a、39b、4
0a、41bは、各ねじ筋32、33に関して中点3
6、37側を向く傾斜面38b、39a、40b、41
aと対称な、図7中に一点鎖線で示す、仮想傾斜面38
c、39c、40c、41cよりも内側へ後退して形成
されている。この後退した傾斜面38a、39b、40
a、41bは、前述したホブ1と同様に、表面仕上げを
省略されている。なお、ねじ山34、35を各中点3
6、37で分割したのは、ねじ山34a、34bおよび
ねじ山35a、35bの各接続部で生じる、前記後退量
の形成に伴う段差の加工を不要とするためであり、ホブ
形研削工具30の研削機能とは無関係である。
【0043】このホブ形研削工具30は、モジュールm
が6mm、圧力角20°のインボリュート平歯車を研削
仕上げするためのものであり、前記各傾斜面38aと3
8b、39aと39b、40aと40b、41aと41
bの傾きは20°、隣接するねじ筋32、33の間隔は
約18.85mm、前記各傾斜面38a、39b、40
a、41bの後退量は約1.3mmになっている。
【0044】以下に、図8に基づいて、前記ホブ形研削
工具30によるインボリュート平歯車43の研削過程を
説明する。図8(a)、(b)、(c)、(d)、
(e)は、図3に示したホブ1の歯切り過程と同様に、
ホブ形研削工具30の回転に伴う各ねじ山34a、34
b、35a、35bと平歯車43の歯44の相対的な位
置関係を断面図で示す。各図において、各ねじ山34
a、34b、35a、35bは紙面に垂直に紙面の表側
から裏側方向に回転移動し、平歯車43は、図中に矢印
で示すように、反時計回りに回転する。したがって、平
歯車43は研削の進行に伴って、図8の(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)の順に回転し、この各
回転位置において各歯46に当たるねじ山34a、34
b、35a、35bの位置が変化する。
【0045】図8(a)においては、ねじ山34bのダ
イヤモンド砥粒42が固着された左側の傾斜面39aと
上底面39dで、歯44aの向かって右側の歯面の歯元
部が研削され、ねじ山35aのダイヤモンド砥粒42が
固着された右側の傾斜面40bで、歯44aの左側の歯
面の歯先部が研削されている。
【0046】図8(b)は、(a)の状態からホブ形研
削工具30が90°回転した状態であり、ねじ山34b
の左側の傾斜面39aと、ねじ山35aの右側の傾斜面
40bで、歯44aの両側の歯面の中央部が研削されて
いる。このとき、ねじ山35aの左側の傾斜面40a
は、前記仮想傾斜面40cよりも後退して形成されてい
るので、次に研削される歯44bに当たらないようにな
っている。
【0047】図8(c)は、(a)の状態からホブ形研
削工具30が180°回転した状態であり、ねじ山34
bの左側の傾斜面39aで、歯44aの右側の歯面の歯
先部が研削され、ねじ山35aの右側の傾斜面40bと
上底面40dで、歯44aの左側の歯面の歯元部が研削
され、歯44aの歯面が研削仕上げされる。こののち、
図中に点線で示すねじ山34aと、図示は省略するが、
ねじ山35aの後面に控えるねじ山35bで、歯44b
の左側の歯面の歯先部と右側の歯面の歯元部が研削を開
始される。
【0048】図8(d)は、(a)の状態からホブ形研
削工具30が270°回転した状態であり、ねじ山35
bの左側の傾斜面41aと、ねじ山34aの右側の傾斜
面38bで、歯44bの両側の歯面の中央部が研削され
ている。このとき、ねじ山35bの右側の傾斜面41b
とねじ山34aの左側の傾斜面38aは、それぞれ前記
仮想傾斜面41c、38cよりも後退して形成されてい
るので、研削仕上げされた歯44aと、次に研削される
歯44cに当たらないようになっている。
【0049】図8(e)は、ホブ形研削工具30が
(a)の状態から1回転を終了する直前の状態であり、
ねじ山35bの左側の傾斜面41aで、歯44bの右側
の歯面の歯先部が研削され、ねじ山34aの右側の傾斜
面38bと上底面38dで、歯44bの左側の歯面の歯
元部が研削され、歯44bの歯面が研削仕上げされる。
ホブ形研削工具30が1回転すると、図8(a)に示し
た歯44aの位置に次に研削仕上げされる歯44cが移
動し、研削を開始される。
【0050】以上に説明したように、このホブ形研削工
具30は1回転で2ピッチ分の歯面を研削仕上げするこ
とができる。また、研削過程で歯形にくい込むこともな
く、理想的なインボリュート歯面を仕上げることができ
る。また、このホブ形研削工具30を、前記ホブ1と一
緒にホブ盤に取り付けることにより、ホブ1で歯切りさ
れた歯車をそのまま研削仕上げでき、非常に効率よく歯
車を製作することができる。
【0051】図9は、前記ホブ形研削工具30の変形例
をねじ山の展開図で示す。この変形例は、前記各ねじ山
34a、34b、35a、35bが、前記各中点36、
37から見て、ホブ形研削工具30の軸端側を向く傾斜
面38a、39b、40a、41bを、前記各ねじ筋3
2、33に沿った各中点36、37からの距離に比例し
て、前記仮想傾斜面38c、39c、40c、41cか
らの後退量が大きくなるように形成され、ねじ山34
a、34bおよびねじ山35a、35bは各中点36、
37で連なっている。その他は図6および図7に示した
ホブ形研削工具30と全く同じである。
【0052】上述した各実施形態では、ホブの切刃列や
ホブ形研削工具のねじ山を2条または3条のねじ筋に沿
って設けたが、これらを4条以上のねじ筋に沿って設け
ることもできる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明のホブは、円筒
面上で捩じれる複数N条のねじ筋に沿って、各ねじ筋に
1/N巻以上の切刃を配列したので、ホブの1回転でN
ピッチ分の歯形を創成でき、歯切り効率を著しく高める
ことができる。
【0054】また、この発明のホブおよびホブ形研削工
具は、円筒面上で捩じれる複数N条のねじ筋に沿って、
2/N巻以上の切刃列またはねじ山を設け、各切刃列ま
たはねじ山の中点を互いに360/N°の位相で配置
し、この各中点から両端側へ向かう切刃またはねじ山
の、各中点から見て工具軸端側を向く傾斜面を、前記各
ねじ筋に関して中点側を向く傾斜面よりも後退させて形
成したので、アンダーカットのない理想的なインボリュ
ート歯形の平歯車を、効率よく歯切りまたは研削仕上げ
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホブの第1の実施形態を示す正面図
【図2】図1のホブの切刃列の展開図
【図3】a、b、c、d、eは、図1のホブを用いた歯
形創成過程を説明する一部省略断面図
【図4】図1のホブの変形例を示す切刃列の展開図
【図5】ホブの第2の実施形態を示す切刃列の展開図
【図6】ホブ形研削工具の実施形態を示す正面図
【図7】図6のホブ形研削工具のねじ山の展開図
【図8】a、b、c、d、eは、図5のホブ形研削工具
を用いた研削過程を説明する一部省略断面図
【図9】図6のホブ形研削工具の変形例を示すねじ山の
展開図
【図10】従来のホブによる平歯車の歯切り方法を示す
一部断面平面図
【図11】a、b、cは従来のホブを用いた歯形創成過
程を説明する一部省略断面図
【図12】従来のホブ形の研削工具を示す正面図
【符号の説明】
1 ホブ 2 円筒面 3、4 ねじ筋 5、6 切刃列 7、8 中点 9、10、11、12 切刃 9a、9b、10a、10b、11a、11b、12
a、12b 傾斜面 9c、10c、11c、12c 仮想傾斜面 9d、10d、11d 上底面 13 歯車素材 14、14a、14b、14c 歯 15、16、17 ねじ筋 18、19、20 切刃列 21、22、23 中点 24、25、26、27、28、29 切刃 24a、24b、25a、25b、26a、26b、2
7a、27b、28a、28b、29a、29b 傾斜
面 30 ホブ形研削工具 31 円筒面 32、33 ねじ筋 34、34a、34b、35、35a、35b ねじ山 36、37 中点 38a、38b、39a、39b、40a、40b、4
1a、41b 傾斜面 42 ダイヤモンド砥粒 43 平歯車 44、44a、44b、44c 歯 51 ホブ 52 切刃 52a、52b 傾斜面 53 歯車素材 54a、54b 歯 55 ピッチ円 56 中心線 57 円筒面 58 ねじ筋 59 中点 60、61 ねじ山 60a、60b、61a、61b 傾斜面 60c、61c 上底面 62 ダイヤモンド砥粒

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒面上で螺旋状に捩じれる複数N条の
    ねじ筋に沿って、このねじ筋の両側に傾斜面を有する複
    数の切刃から成る切刃列が、各ねじ筋に1/N巻以上に
    設けられたホブ。
  2. 【請求項2】 前記各切刃列が2/N巻以上に設けら
    れ、各切刃列の中点が互いに位相を360/N°ずらし
    て配置され、この各中点から切刃列の両端側へ向かって
    配列された1/N巻以上の切刃が、各中点から見てホブ
    の軸端側を向く前記傾斜面を、前記各ねじ筋に関して中
    点側を向く傾斜面と対称な位置よりも切刃の内側方向に
    後退して形成された請求項1に記載のホブ。
  3. 【請求項3】 前記後退して形成された傾斜面の後退量
    が、前記各中点からの距離の増大に伴って、大きくなる
    ように形成された請求項2に記載のホブ。
  4. 【請求項4】 円筒面上で螺旋状に捩じれる複数N条の
    ねじ筋に沿って、このねじ筋の両側に傾斜面を有する台
    形断面のねじ山が、各ねじ筋に2/N巻以上に設けら
    れ、各ねじ山の中点が互いに位相を360/N°ずらし
    て配置され、この各中点から両端側へ向かう1/N巻以
    上のねじ山が、それぞれの中点側を向く前記傾斜面と台
    形上底面とに研削砥粒を固着され、各中点から見てホブ
    形研削工具の軸端側を向く傾斜面を、前記各ねじ筋に関
    して中点側を向く傾斜面と対称な位置よりもねじ山の内
    側方向に後退して形成されたホブ形研削工具。
  5. 【請求項5】 前記後退して形成された傾斜面の後退量
    が、前記各中点からの距離の増大に伴って、大きくなる
    ように形成された請求項4に記載のホブ形研削工具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016107359A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 三菱重工工作機械株式会社 歯車加工用砥石
KR101913918B1 (ko) * 2014-05-30 2018-10-31 미츠비시 쥬코우 고우사쿠 기카이 가부시키가이샤 스카이빙 가공용 커터
RU187999U1 (ru) * 2017-12-12 2019-03-26 Публичное акционерное общество "КАМАЗ" Червячный шлифовальный круг для обработки зубьев детали после их предварительного фрезерования червячной фрезой с протуберанцем на зубьях
CN117300815A (zh) * 2023-11-30 2023-12-29 莱州亚通重型装备有限公司 摊铺机螺旋叶片的加工打磨装置

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