JP2000218104A - 連続式砂濾過装置 - Google Patents

連続式砂濾過装置

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JP2000218104A
JP2000218104A JP11023429A JP2342999A JP2000218104A JP 2000218104 A JP2000218104 A JP 2000218104A JP 11023429 A JP11023429 A JP 11023429A JP 2342999 A JP2342999 A JP 2342999A JP 2000218104 A JP2000218104 A JP 2000218104A
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filter bed
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Kazuhiko Shimizu
和彦 清水
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Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D24/00Filters comprising loose filtering material, i.e. filtering material without any binder between the individual particles or fibres thereof
    • B01D24/46Regenerating the filtering material in the filter
    • B01D24/4631Counter-current flushing, e.g. by air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
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    • B01D24/46Regenerating the filtering material in the filter
    • B01D24/4668Regenerating the filtering material in the filter by moving the filtering element
    • B01D24/4673Regenerating the filtering material in the filter by moving the filtering element using rotary devices or vibration mechanisms, e.g. stirrers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D24/00Filters comprising loose filtering material, i.e. filtering material without any binder between the individual particles or fibres thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続式砂濾過装置の利点を活かしつつ、処理
水の水質を向上し、濾砂のコストを低減する。 【解決手段】 濾砂によって形成された濾床に原水を上
向流で通過させて濾床上方より処理水を排出し、濾床下
部の濾砂を抜き出してスクリュコンベア式洗浄装置によ
り洗浄した後濾床表面に循環させるとともに、循環され
る濾砂量に相当する濾床中の濾砂を順次下方に移動させ
る連続式砂濾過装置において、濾砂の均等係数が1.5
〜2の範囲にあることを特徴とする連続式砂濾過装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒状濾砂からなる
濾床を用いた連続式砂濾過装置に関し、とくに高精度の
濾過を低コストで行うことが可能な連続式砂濾過装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】所定粒径の濾砂により固定式の濾床を形
成し、該濾床に原水(被処理水)を通過させて濾過する
砂濾過装置はよく知られている。このような固定床式の
砂濾過装置においては、通常、有効径が0.4〜1mm
程度、均等係数が1.5以下の比較的粒径の均一な濾砂
が用いられている。すなわち、固定床式の砂濾過装置で
は、濾砂で形成された濾床を膨張させて逆洗を行うの
で、大小の粒径の濾砂が入り交っていると、逆洗直後に
沈静させる際に粒径の大きな濾砂は下部に集まり濾過の
際に有効に働かないおそれが生じるので、極力均一な濾
砂を用いるようにしている。
【0003】粒径の均一な濾砂を得るには、工業的にふ
るいでふるい分けする必要があり、高い均一性が求めら
れる程歩留まりが悪くなって、濾砂の精製コストが増大
するという問題がある。
【0004】また、大小の粒径が入り交った濾砂を使用
すると、濾床の差圧が増大する傾向にあり、かつ、濾床
の単位体積当たりのSS等の保持量が少なくなる傾向に
あるので、逆洗頻度を高くする必要がある。逆洗頻度が
高くなると、逆洗のための濾過の停止時間が長くなるの
で、装置の利用効率(稼働率)が低下するという問題を
招く。
【0005】一方、上記のような固定床式の砂濾過装置
に対し、逆洗を行うことなく連続的な濾過運転が可能な
連続式砂濾過装置が知られている。たとえば、特公昭5
6−51808号公報には、図4に示すような連続式砂
濾過装置が開示されている。この砂濾過装置において
は、塔101内に濾砂の濾床102が形成され、濾床1
02の下部に原水流路103から原水が供給される。供
給された原水は、濾床102中を上向流で通過して濾過
され、濾床102の上方より処理水出口104を通し処
理水として排出される。塔101内の中央部には、上下
方向に濾床102の下端部まで延びる濾砂移送管105
が設けられており、濾砂移送管105の上端は筒状の洗
浄装置106に連通している。濾砂移送管105は、濾
床102の下端部の濾砂を抜き出してエアリフトポンプ
等により洗浄装置106に移送する。洗浄装置106に
は、内管107と外管108からなる洗浄筒が設けられ
ており、内管107内で濾砂移送管105の上端開口か
ら噴出された濾砂の流れ方向を反転させることにより、
移送されてきた濾砂と該濾砂に付着しているSS等の濁
質とを攪拌、分離しつつ、外管108内へと移送する。
外管108内では、濁質から分離された比重の大きい濾
砂が下方へと沈下し、比重の小さい濁質は浮上して洗浄
水とともに洗浄排水として排水口109から排出され
る。洗浄、分離された濾砂は、濾床102の表面側へと
戻される。
【0006】このような連続式砂濾過装置においては、
通常、洗浄筒108内の流速は一定に保たれるので、粒
径の小さい濾砂は沈降しにくく、大きい濾砂は沈降しや
すくなる。粒径の小さい濾砂に合わせて流速を決定する
と、大きい濾砂は素早く沈降してしまい、洗浄が不十分
になる。逆に粒径の大きい濾砂に合わせて流速を決定す
ると、小さい濾砂は沈降しにくくなり、洗浄排水ととも
に多量に流出してしまうという問題を生じる。
【0007】また、図5に示すように、粒径の大きい濾
砂111は小さい濾砂112に比べて洗浄筒108の直
下に落下しやすいので、粒径分布の均一な濾床102が
形成されにくくなる。大小の粒径の濾砂の分布が片寄っ
た濾床102が形成されると、通水のショートパスが発
生しやすくなり、濾過の精度も低下する。
【0008】上述のような問題を極力回避するために、
従来の連続式砂濾過装置では、固定床式の砂濾過装置よ
りも均一な粒径の濾砂が用いられており、一般に、均等
係数が1.2程度の濾砂が使用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、均等係数が
小さく粒径の均一な濾砂を用いた濾床では、一般に、S
S等の濁質が粒径の均一な濾砂間をすり抜けやすくする
ため、小さなSS等を捕捉しにくくなり、処理水の水質
を高くすることが困難になる。
【0010】また、濾砂の均等係数を小さくし粒径を均
一化する程高価なものとなるので、このような濾砂を使
用すると処理のコストが著しく増大することになる。
【0011】そこで本発明の課題は、連続式砂濾過装置
の逆洗が不要であるという利点に着目しつつ、処理水の
水質を向上するとともに、処理のコスト、とくに濾砂の
コストを低減することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の連続式砂濾過装置は、濾砂によって形成さ
れた濾床に原水を上向流で通過させて濾床上方より処理
水を排出し、濾床下部の濾砂を抜き出してスクリュコン
ベア式洗浄装置により洗浄した後濾床表面に循環させる
とともに、循環される濾砂量に相当する濾床中の濾砂を
順次下方に移動させる連続式砂濾過装置において、濾砂
の均等係数が1.5〜2の範囲にあることを特徴とする
ものからなる。
【0013】濾砂の均等係数のより好ましい範囲は1.
5〜1.7である。また、濾砂の有効径は、0.4mm
以上であることが好ましく、さらに1mm以下であるこ
とが好ましい。
【0014】さらに、上記砂濾過装置は、循環される濾
砂の量を調整可能な手段を有することが好ましく、該手
段の調整によって、より最適な運転が可能となる。
【0015】本発明における有効径とは、その粒径以上
の粒子(濾砂)が全粒子(全濾砂)のうちの90%(重
量割合)に相当する粒径を言う。また、均等係数とは、
その粒径以上の粒子(濾砂)が全粒子(全濾砂)のうち
の90%(重量割合)に相当する粒径(つまり、有効
径)と、その粒径以上の粒子(濾砂)が全粒子(全濾
砂)のうちの40%(重量割合)に相当する粒径との比
を言う。
【0016】上記のような本発明に係る連続式砂濾過装
置においては、循環される濾砂の洗浄にスクリュコンベ
ア式洗浄装置が用いられているので、洗浄中の濾砂の移
送はスクリュによって機械的に攪拌されながら行われ、
洗浄のための移送後に、濾床の表面へと戻される。機械
的な攪拌を伴う洗浄であるため、洗浄後に濾床表面に戻
される濾砂は、濾砂の粒径差によって落下部位に片寄り
が生じるといった問題は大幅に緩和され、実質的に大小
の粒径の入り交った濾砂が均一な分布状態を保ちながら
濾床表面へと戻される。
【0017】そして、このような砂濾過装置において、
均等係数が1.5〜2の範囲にある濾砂が用いられる。
すなわち、従来の連続式砂濾過装置では均等係数が1.
2程度の濾砂が用いられていたが、本発明では、特定の
連続式砂濾過装置において、従来の濾砂よりもはるかに
均等係数の高い濾砂が用いられる。均等係数の高い濾砂
では、濾砂間の粒径の差が比較的大きくなり、大粒径の
濾砂の間隙に小粒径の濾砂が入り込んだ分布状態とな
り、濾砂間の間隙が小さくなって、より小さなSS等の
濁質がより容易にかつ確実に捕捉されるようになる。そ
の結果、この濾砂で形成された濾床を通過した処理水の
水質が向上する。
【0018】また、均等係数が高い濾砂は、均等係数が
低い粒径の均一な濾砂に比べ、精製コストを急激に低減
できるため、砂濾過装置におけるコスト、とくに使用す
る濾砂のコストが大幅に低減されることになる。
【0019】ただし、本発明に係る連続式砂濾過装置に
おいては、より高精度の濾過が可能になるため、結果的
に濾床の差圧が立ちやすくなるが、前述の如く、循環さ
れる濾砂の量を調整可能な手段を設けておき、濾砂の循
環量をそのときの運転条件、たとえば差圧の立ち具合等
に応じて調整することにより、別段問題を生じることな
く安定して円滑な連続運転が可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施態様に係る連続式砂濾過装置を示しており、濾砂お
よび濾砂循環量調整手段以外は、特公平3−27242
号公報に開示されているものと同等の機械的構成を有し
ている。
【0021】図1において、1は連続式砂濾過装置全体
を示しており、その塔2内には、均等係数が1.5〜2
mmの範囲にある濾砂によって濾床3が形成されてい
る。原水は、塔2の側壁に沿って上下方向に延びる原水
流路4に供給され、原水流路4の下部に設けられた供給
管5から、濾床3の下部に供給される。供給された原水
は、濾床3中を上向流で通過して濾過され、濾床3の上
方より処理水出口6を通して処理水として排出される。
【0022】原水流路4内には、濾床3の下端部まで延
び該下端部で開口する濾砂移送管7が設けられている。
濾砂移送管7は塔2の上方まで延びた後洗浄装置8へと
連通されている。洗浄装置8は、洗浄された濾砂を戻し
路9を介して濾床3の表面(上面)へと戻す。濾砂移送
管7は、濾床3の下端部の濾砂を抜き出して洗浄装置8
に移送し、移送された濾砂は洗浄後に濾床3の表面へと
循環される。本実施態様では濾砂移送管7における移送
にエアリフトポンプが用いられ、エア供給管10から濾
砂移送管7内に供給されたエアにより濾砂が移送され
る。エアの供給量は、電磁式流量制御弁11によって制
御される。したがって、エア供給管10と流量制御弁1
1、および後述の制御装置により、濾砂の循環量調整手
段を構成している。
【0023】洗浄装置8は、スクリュコンベア式洗浄装
置に構成され、スクリュ12の回転により、移送されて
きた濾砂と該濾砂に付着しているSS等の濁質とを機械
的に攪拌、分離しつつ、分離された濾砂を斜め上方に持
ち上げて戻し路9を介して濾床3の表面へと戻す。この
とき、洗浄水供給管13からノズル14を介して洗浄用
水が供給され、分離された濁質を洗い流し、洗浄排水と
して排水管15から排出する。洗浄用水の供給量は、電
磁式流量制御弁16によって制御される。この洗浄用水
には、処理水出口6からの処理水の一部を用いることも
できるし、他の供給源からの水を用いることもできる。
【0024】濾床3下部から濾砂を抜き出し、洗浄され
た濾砂を濾床3の表面へと戻す移送動作が連続的に行わ
れることにより、移送される濾砂に相当する濾床3中の
濾砂は順次下方に移動される。
【0025】塔2の原水の供給管5近傍には、原水が濾
床3を通過する際の差圧、すなわち、初期差圧に対する
濾床3の通過圧損の上昇分に相当する圧力(差圧)を検
出する圧力センサ17が設けられている。圧力センサ1
7からの差圧の検出信号は制御装置18に送られる。制
御装置18においては、差圧の目標値が予め設定され、
制御装置18は、圧力センサ17によって検出された差
圧が設定目標値になるように、エアの供給量を制御する
電磁式流量制御弁11に作動信号を出力し、検出差圧が
実質的に常時設定目標値になるように、エアリフトポン
プによる濾砂の循環移送量を制御する。予め設定される
差圧の目標値は、初期差圧よりも高い値に設定すること
が好ましい。あるいは、差圧に基づいて制御することな
く、単に洗浄状態等を目視等によって確認し、それに基
づいて濾砂の循環量を調整するようにしてもよい。な
お、洗浄水量については、一定量となるように制御する
こともできるし、条件に応じて供給水量を可変させるこ
ともできる。
【0026】なお、本実施態様においては、塔2は図1
の紙面と垂直の方向に延びる横断面角形の槽からなって
おり、図示を省略した駆動手段により、上記濾砂移送管
7、エア供給管10、洗浄装置8が水平方向に(図1の
紙面と垂直の方向に)往復動できるように構成されてい
る。
【0027】濾床3を形成する濾砂には、均等係数が
1.5〜2の範囲のものが使用され、より好ましくは
1.5〜1.7の範囲のものが使用される。このように
均等係数が従来のものよりも高い濾砂では、たとえば図
2に示すように、粒径の大きい濾砂22の間隙に粒径の
小さい濾砂23が入り込んだ分布状態の濾砂21となる
ので、濾砂間の間隙が小さくなって、より小さなSS等
の濁質を捕捉することが可能となる。したがって、この
ような均等係数の高い濾砂21を用いて形成した濾床3
を通過した処理水は、その水質が大幅に高められる。
【0028】均等係数が1.5未満になると、処理水の
濁度とSDI(Silt Density Inde
x:ASTM−D4189−92で規定されている尺
度)がともに低下する。均等係数が2を越えた場合、濁
度とSDIは比較的良好に維持できるものの、相対的に
小粒径の濾砂の割合が高くなるから、該小粒径の濾砂が
洗浄水とともに排出されやすくなり、洗浄水とともに排
出される濾砂の流出量が増大する。
【0029】濾砂の有効径については、0.4mm以上
が好ましく、さらに1mm以下が好ましい。有効径が
0.4mm未満になると、小粒径の濾砂の、洗浄水とと
もに排出される流出量が増大する。有効径が1mmを越
えると、濾砂の流出量は小さく維持できるものの、SD
Iが上昇する傾向が生じる。
【0030】また、本発明に係る連続式砂濾過装置にお
いては、洗浄装置としてスクリュコンベア式の洗浄装置
8を用いるので、図3に示すように、スクリュ12によ
って斜めに上方に運ばれる濾砂21は、洗浄移送中に機
械的に攪拌されることになる。したがって、洗浄後に濾
床3の表面へと戻される濾砂21には、分級等は発生せ
ず、大粒径の濾砂22と小粒径の濾砂23が均一に混じ
り合った濾砂21として濾床3に循環される。したがっ
て、図5に示したような、大粒径濾砂が片寄った分布に
なる状態は回避され、均質な濾床3が形成される。とく
に、戻し路9の下端に、濾床3をかきならすことが可能
な、棒や板等からなるかきならし部材19を設けておけ
ば、戻し路9の移動とともに移動するかきならし部材1
9によって濾床3の表面を整えることができ、一層望ま
しい状態に形成される。
【0031】さらに、濾床3の差圧の立ち上がり度合
や、濾床3の汚れ状態、さらには洗浄装置8における濾
砂の洗浄状態等に応じて濾砂の循環量を調整すれば、連
続式濾過運転の条件を一層最適化することが可能であ
る。
【0032】
【実施例】図1に示した連続式砂濾過装置を用いて、凝
集剤としてPAC(ポリアルミニウムクロライド)を、
濁質成分としてカオリンを原水にライン注入し、濾砂を
各種変更した場合の処理水の濁度、SDIを測定した。
実験条件を以下に示す。 <実験条件> 原水流量 :11.25m3 /h 濾過速度 :7.5m/h 濾過面積 :1.5m2 濾砂 :ケイ砂,約2500kg カオリン添加量:原水濁度として10度(約5mg/
l) PAC添加量 :5mg/l 砂循環量 :1.5リットル/min 洗浄水量 :9.0リットル/min
【0033】上記条件で、各種の有効径および均等係数
の濾砂を用いて実験を実施し、処理水の濁度およびSD
Iを測定した。また、PACおよびカオリンを添加せず
に装置を運転し、濾砂が洗浄排水中に流出する量を測定
し、濾砂の流出しやすさを評価した。実験条件および実
験結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示すように、濾砂の均等係数を1.
5〜2の範囲にすることにより、良好な処理水濁度、S
DIが得られるとともに、洗浄排水中の濾砂の流出量も
小さく抑えられることが判る(実施例)。また、濾砂の
有効径については、0.4mm以上とすることで、とく
に洗浄排水中への流出量が小さく抑えられ、1mm以下
とすることで、とくにSDIを低く保てることが判る。
比較例の結果では、均等係数が小さいと水質が悪く、大
きいと砂の流出量が多く、問題があった。また、有効径
が小さいと砂の流出量が非常に多くなった。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の連続式砂
濾過装置によれば、スクリュコンベア式洗浄装置を備え
た連続式砂濾過装置において、とくに濾砂の均等係数を
所定の範囲とすることで、連続式の濾過でありながら処
理水の水質を大幅に向上することができる。
【0037】また、均等係数の高い濾砂は、従来用いて
いた均等係数の低い濾砂に比べ、著しく安価に精製可能
であるので、使用する濾砂のコストを大幅に削減するこ
とができ、濾過装置全体としてのコストを大幅に低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る連続式砂濾過装置の
概略構成図である。
【図2】図1の装置に用いる濾砂の状態を示す概略構成
図である。
【図3】図1の装置の拡大部分構成図である。
【図4】従来の連続式砂濾過装置の概略構成図である。
【図5】図4の装置の拡大部分構成図である。
【符号の説明】
1 連続式砂濾過装置 2 塔 3 濾床 4 原水流路 5 供給管 6 処理水出口 7 濾材移送管 8 洗浄装置 9 戻し路 10 エア供給管 11、16 電磁式流量制御弁 12 スクリュ 13 洗浄水供給管 14 ノズル 15 排水管 17 圧力センサ 18 制御装置 19 かきならし部材 21 濾砂 22 大粒径の濾砂 23 小粒径の濾砂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾砂によって形成された濾床に原水を上
    向流で通過させて濾床上方より処理水を排出し、濾床下
    部の濾砂を抜き出してスクリュコンベア式洗浄装置によ
    り洗浄した後濾床表面に循環させるとともに、循環され
    る濾砂量に相当する濾床中の濾砂を順次下方に移動させ
    る連続式砂濾過装置において、濾砂の均等係数が1.5
    〜2の範囲にあることを特徴とする連続式砂濾過装置。
  2. 【請求項2】 濾砂の均等係数が1.5〜1.7の範囲
    にある、請求項1の連続式砂濾過装置。
  3. 【請求項3】 濾砂の有効径が0.4mm以上である、
    請求項1または2の連続式砂濾過装置。
  4. 【請求項4】 濾砂の有効径が1mm以下である、請求
    項1ないし3のいずれかに記載の連続式砂濾過装置。
  5. 【請求項5】 循環される濾砂の量を調整可能な手段を
    有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の連続式砂
    濾過装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100599535B1 (ko) * 2006-01-23 2006-07-13 주식회사 이티에프 이동식 상향류 모래여과기
KR100648424B1 (ko) 2006-05-24 2006-11-24 김원기 세척을 겸하는 여과사 세척수 회수장치
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CN108654155A (zh) * 2018-06-11 2018-10-16 中山市环保产业有限公司 一种活性砂过滤器

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