JP2000217896A - 被殺菌物の回収用収容体 - Google Patents

被殺菌物の回収用収容体

Info

Publication number
JP2000217896A
JP2000217896A JP11024638A JP2463899A JP2000217896A JP 2000217896 A JP2000217896 A JP 2000217896A JP 11024638 A JP11024638 A JP 11024638A JP 2463899 A JP2463899 A JP 2463899A JP 2000217896 A JP2000217896 A JP 2000217896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilized
main body
container
inlet
storage element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11024638A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yajima
健司 矢嶋
Yasuaki Nagashima
康明 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP11024638A priority Critical patent/JP2000217896A/ja
Publication of JP2000217896A publication Critical patent/JP2000217896A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収した被殺菌物を殺菌装置に移し変えるこ
となく、収容した状態のまま殺菌することができる被殺
菌物の回収用収容体を提供する。 【解決手段】 収容体1の本体11をビニル等のフィル
ムによって上端が開口した袋状に形成する。本体11の
上端開口部13に、これを気密に封止することができる
気密ファスナ21を設ける。本体11の周壁部14に
は、オゾン等の殺菌用の気体を収容体1内に注入するた
めの導入口22と、収容体1内の気体を排出するための
導出口23とを設ける。導入口22と導出口23とは、
周壁部14の周方向において逆側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、病院で使用され
る白衣等の被殺菌物を回収するための回収用収容体に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、病院等においては、白衣、その
他の再使用前に殺菌を必要とする各種の被殺菌物は、一
旦回収袋(回収用収容体)に回収され、その後オゾン殺
菌装置等によって殺菌されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回収袋は、被殺
菌物を収容する機能しか有していない。したがって、回
収した被殺菌物を殺菌する際には、被殺菌物を回収袋か
ら殺菌装置に移し変えなければならず、移し変え作業に
多大の手間を要するという問題があった。この場合、被
殺菌物を回収袋ごと殺菌装置に投入すれば、被殺菌物の
移し変えに要する手間を省けるが、そのようにした場合
には、回収袋内にその上端開口部から入り込んだオゾン
が回収袋の底の方にまでは十分に到達しない。このた
め、底の方に収容された被殺菌物は、十分に殺菌するこ
とができない。
【0004】また、被殺菌物を回収するための回収体で
はないが、特許第2527298号公報には、布団等を
殺菌するための収納袋が開示されている。この収納袋
は、一つの接続口を有しており、内部に被殺菌物を収容
して密閉した後、接続口に二重管を接続する。そして、
内外の管の一方から収納袋内の空気を吸引した後、他方
の管からオゾンを供給する。これを一定時間毎に繰り返
すことにより、被殺菌物を殺菌するというものである。
【0005】しかしながら、この収納袋では、収納体の
内部の気体の吸引とオゾンの供給とを繰り返すことが必
要であるので、オゾンの供給を連続して行うことができ
ない。このため、殺菌作業の能率が悪く、殺菌に長時間
を要するという問題がある。また、接続口から離れた箇
所にはオゾンが十分に供給されないため、そこに収容さ
れた被殺菌物の殺菌を十分に行うことができないという
問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、上端が開口した本体を備
え、この本体には、その上端開口部を気密に封止する封
止手段と、殺菌用の気体を上記本体の内部に導入するた
めの導入口と、上記本体内の気体を外部に導出するため
の導出口とがそれぞれ設けられ、上記導入口および上記
導出口とが封止部材によってそれぞれ開閉可能に封止さ
れていることを特徴としている。この場合、上記導入口
と上記導出口とは、上記本体の内部を間にして互いに逆
側に配置するのが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明をオゾン殺菌装置
用の収容体に適用した一実施の形態について図1〜図4
を参照して説明する。勿論、この発明に係る収容体は、
オゾン殺菌装置以外の殺菌装置、例えばホルマリン、E
GO(エチレンオキサイドガス)、高圧蒸気等を用いた
殺菌装置用の収容体にも適用可能である。
【0008】図1は、この発明に係る被殺菌物の回収用
収容体1を示すものであり、収容体1は本体11を有し
ている。この本体11は、ビニル、ナイロン等の気密性
を有する柔軟な合成樹脂からなるフィルム、若しくはそ
れより若干厚い膜体によって形成されている。本体11
は、下端に底部12を、上端に開口部13を有してお
り、全体として有底円筒状に形成されている。本体11
は、その気密性を確保することができるものであれば、
上記の材質に代えて、金属その他の硬質材によって形成
してもよく、硬質材で形成する場合にはボックス状に形
成してもよい。また、本体11は、上端が開口する限
り、その形状は任意である。
【0009】本体11の開口部13には、これを開閉す
る気密ファスナ(封止手段)21が設けられている。こ
の気密ファスナ21は、閉時には開口部13を気密に封
止することができる。そのような気密ファスナ21とし
ては、例えばオータイト(吉田工業株式会社の商品名)
がある。本体11を金属等の硬質材に形成する場合に
は、気密ファスナ21に代えて、剛性を有する蓋体を用
いてもよい。勿論、蓋体は、収容体の上端開口部を気密
に封止することができるものでなければならない。
【0010】本体11の周壁部14には、導入口22お
よび導出口23がそれぞれ設けられている。導入口22
および導出口23はは、一方を一つだけ形成し、他方を
複数形成してもよく、両者を複数ずつ形成してもよい。
図2に示すように、導入口22は、硬質の樹脂からなる
ものであり、筒部22aと、その一端部に形成されたフ
ランジ部22bとから構成されている。そして、フラン
ジ部22bが本体11の周壁部14の内周面に気密に固
定される一方、筒部22aが周壁部14から外部に突出
している。この突出した筒部22aの先端部には、筒部
22aの先端開口部を開閉する蓋体(封止部材)24が
着脱自在に嵌合されている。蓋体24は、それと筒部2
2aとの間に設けられた締結バックル等の締結手段25
によって筒部22aに装着固定されている。しかも、蓋
体24は、筒部22aの先端面にパッキン26を介して
押圧されており、これによって導入口22が気密に封止
されている。
【0011】一方、導出口23であるが、その構造およ
び蓋体24と同様の蓋体によって開閉される点は、導入
口22と同様である。ただし、導入口22と導出口23
とは、本体11の周方向に180°離れて配置されてい
る。また、導入口22と導出口23とは、この実施の形
態では同一位置に配置されているが、一方を底部12側
に配置し、他方を開口部13側に配置するのが望まし
い。
【0012】上記構成の回収用収容体1によって被殺菌
物を回収する場合には、収容体1の開口部13を開いて
おくとともに、導入口22および導出口23を閉じてお
く。そして、図3に示すように、収容体1を搬送カート
3に載置し、被殺菌物が発生する各部署に搬送する。こ
の場合、搬送を容易に行うために、キャスタ31を有す
る搬送カート3を用いるのが望ましい。各部署において
は、被殺菌物を収容体1内にその開口部13から投入し
て回収する。
【0013】回収した被殺菌物を殺菌する場合には、図
4に示すように、ファスナ21によって収容体1の開口
部13を閉じる一方、導入口22および導出口23を開
く。そして、導入口22および導出口23を接続管5
1、52を介してオゾン発生装置4のオゾン供給口41
およびオゾン回収口42にそれぞれ接続する。その後、
オゾン発生装置4から収容体1内にオゾンを供給する。
収容体1内に供給されたオゾンは、被殺菌物を殺菌した
後、収容体1内の気体と共にオゾン発生装置4に回収さ
れる。その後、再びオゾン発生装置4から収容体1に供
給される。したがって、オゾンを有効に利用することが
できるとともに、収容体1から排出されたオゾンを無害
な酸素(O)に換える必要がない。
【0014】ここで、収容体1は、開口部13を気密に
閉じることができ、しかも導入口22および導出口23
を有しているので、導入口22および導出口23にオゾ
ン発生装置4の供給口41および回収口42をそれぞれ
接続することにより、オゾン殺菌装置の一部として用い
ることができる。したがって、被殺菌物を収容体1から
殺菌装置に移し変えることなく、収容体1内に収容した
状態で殺菌することができる。よって、移し変えに要す
る手間を省くことができる。
【0015】また、導入口22からオゾンを供給すると
同時に、導出口23からオゾンを回収しているので、オ
ゾンによる殺菌を連続して行うことができる。したがっ
て、殺菌能率を向上させることができ、殺菌に要する時
間を短縮することができる。しかも、導入口22と導出
口23とが本体1の周壁部14の180°逆側に配置さ
れているので、オゾンを本体1の内部全体に満遍なく行
き渡らせることができ、収容体1内に収容された全ての
被殺菌物を十分に殺菌することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の被殺菌
物の回収用収容体によれば、被殺菌物を収容体から殺菌
装置に移し変えることなく、収容体に収容した状態で殺
菌することができる。したがって、移し変えに要する手
間を省くことができる。また、導入口および導出口を有
しているので、オゾン等の殺菌用の基体を連続して収容
体に供給することができるので、殺菌能率を向上させる
ことができ、殺菌に要する時間を短縮することができ
る。さらに、オゾンを有効に利用することができるとと
もに、オゾンを無害な酸素に換える必要をなくすことが
できるという効果が得られる。また、導入口と導出口と
を、収容体の内部を間にして逆側に配置することによ
り、収容体全体にオゾン等の気体を行き渡らせることが
でき、それによって収容体の各部に収容された被殺菌物
を十分に殺菌することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る回収用収容体の一実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】図1のX−X線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1に示す収容体とこれを搬送するための搬送
カートとを示す斜視図である。
【図4】図1に示す収容体を用いて殺菌する場合の状況
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 被殺菌物の回収用収容体 11 本体 13 開口部 21 気密ファスナ(封止手段) 22 導入口 23 導出口 24 蓋体(封止部材) 25 締結手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端が開口した本体を備え、この本体に
    は、その上端開口部を気密に封止する封止手段と、殺菌
    用の気体を上記本体の内部に導入するための導入口と、
    上記本体内の気体を外部に導出するための導出口とがそ
    れぞれ設けられ、上記導入口および上記導出口とが、封
    止部材によってそれぞれ開閉可能に封止されていること
    を特徴とする被殺菌物の回収用収容体。
  2. 【請求項2】 上記導入口と上記導出口とが、上記本体
    の内部を間にして互いに逆側に配置されていることを特
    徴とする被殺菌物の回収用収容体。
JP11024638A 1999-02-02 1999-02-02 被殺菌物の回収用収容体 Pending JP2000217896A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11024638A JP2000217896A (ja) 1999-02-02 1999-02-02 被殺菌物の回収用収容体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11024638A JP2000217896A (ja) 1999-02-02 1999-02-02 被殺菌物の回収用収容体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000217896A true JP2000217896A (ja) 2000-08-08

Family

ID=12143686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11024638A Pending JP2000217896A (ja) 1999-02-02 1999-02-02 被殺菌物の回収用収容体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000217896A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167441A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Tomiji Shinkai 布団用殺菌処理装置
JP2016209471A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 アクア株式会社 衣類処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167441A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Tomiji Shinkai 布団用殺菌処理装置
JP4542504B2 (ja) * 2005-12-22 2010-09-15 富次 新海 布団の殺菌保管方法
JP2016209471A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 アクア株式会社 衣類処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5339959A (en) Disposable medical waste bag
US6966937B2 (en) Patient isolation unit
US5480030A (en) Reusable, evacuable enclosure for storage of clothing and the like
US6059457A (en) Evacuable storage bag with integral zipper seal
US6070397A (en) Self sealing storage system and patch thereof
US20060201576A1 (en) Evacuable container having one-way valve with filter element
US7770936B2 (en) Multiple coupling locks and multiple docking devices containing said multiple coupling locks
US3843041A (en) Cassette bag
JP2010518303A (ja) 真空容器用ポンプ
JP2000217896A (ja) 被殺菌物の回収用収容体
JP2001055207A (ja) 2つのエンクロージャ間で無菌製品を移動させる方法およびその方法を実施するための搬送コンテナ
EP2338808A1 (en) Use of a flexible container
US6571540B1 (en) Device for communicating two chambers, while maintaining tightness
JP3341833B2 (ja) 真空保管袋
US20040045862A1 (en) Self-vacuuming storage container
US10343841B1 (en) Waste containment and isolating system and method of isolating waste thereof
US8523436B2 (en) Flexible shipping container and manufacturing process
JPH03256848A (ja) 嵩高物減圧収納袋
CN217534053U (zh) 医疗物品负压收集系统
JPH0635194U (ja) 液体用コンテナ
EP1391399B1 (en) Deformable containment bag for transporting powder
CN214105338U (zh) 一种臭氧消毒袋
CN212557768U (zh) 一种医院用密闭式医疗垃圾临时收集装置
KR200352997Y1 (ko) 위험성 폐기물용 밀폐용기
JP2001180788A (ja) 粘体用フレキシブルコンテナー及び圧搾方法