JP2000217075A - 動画像再生装置と動画像再生方法 - Google Patents

動画像再生装置と動画像再生方法

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JP2000217075A
JP2000217075A JP11015743A JP1574399A JP2000217075A JP 2000217075 A JP2000217075 A JP 2000217075A JP 11015743 A JP11015743 A JP 11015743A JP 1574399 A JP1574399 A JP 1574399A JP 2000217075 A JP2000217075 A JP 2000217075A
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JP
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moving
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JP11015743A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Oka
弘幸 岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVDビデオなどの記憶媒体から取り込んだ
動画像と通信媒体を通じて取り込んだ動画像とを、動画
像データの転送時間および画質等の面からより好適に合
成して再生できるような方式を実現する。 【解決手段】 VDVビデオ等の記録メディア2から読
み込んだ高画質の背景画像にネットワーク網20を通じ
てサーバー6よりダウンロードされた更新自在な付加画
像を重ね合わせることで、各々の利点を活かした合成動
画像を得ることができる。たとえば、サーバー6から本
動画像表示装置1にダウンロードする付加画像のタイト
ルをユーザが自由に選択できるようにすることで、ある
いは、動画像表示装置1にダウンロードする動画像タイ
トルをサーバー6において定期的に更新することで、そ
の都度、付加画像の異なる合成動画像を再生することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶媒体に記憶さ
れた動画像データなどを読み出し再生する動画像再生装
置と動画像再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DVDドライブなどに代表される
記憶装置の大容量化と、MPEG1、MPEG2方式な
どに代表される動画圧縮技術の進歩により、高画質なデ
ィジタル動画像をパーソナルコンピュータや家庭用TV
などにおいて再生し視聴することが可能となってきてい
る。
【0003】また最近、インターネットを用いた情報の
流通が盛んに行われており、世界中のありとあらゆる情
報を誰もが容易にアクセスできるようになってきてい
る。しかしながら、インターネットからの動画像のダウ
ンロードは、現在の公衆回線の伝送容量不足によって非
常に長い時間がかかり通信費用もかさむ。
【0004】そこで、DVDビデオタイトルやビデオC
Dタイトル等の読出専用メディアとインターネット技術
とを融合させた新たなコンテンツへの期待が高まってい
る。たとえば、DVDビデオタイトルの一部をインター
ネットを通じてダウンロードしてきた情報で差し替えて
再生することによって、相互の利点を活かした高画質で
柔軟な動画像の再生を実現することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、近年、D
VDビデオタイトル等の大容量の読出専用メディアによ
り提供されるコンテンツの多様化、特にインターネット
技術との融合による柔軟な動画像再生の実現が求められ
ている。
【0006】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたもので、記憶媒体から取り込んだ動画像と通信媒体
を通じて取り込んだ動画像とを最適に合成することので
きる動画像再生装置と動画像再生方法の提供を目的とす
る。
【0007】また、本発明は、DVDビデオのような読
出専用メディアにより提供されるコンテンツの多様化を
実現することのできる動画像再生装置と動画像再生方法
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明の動画像再生装置は、記憶媒体
から背景画像としての第1の動画像データを読み出す動
画像読出手段と、前記背景画像への付加画像としての第
2の動画像データを提供する装置から該第2の動画像デ
ータを取得する動画像取得手段と、前記動画像読出手段
による読み出された第1の動画像データと前記動画像取
得手段によって取得された第2の動画像データとを合成
する合成手段と、前記合成手段によって合成された動画
像データを再生動画像として出力する手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明の動画像再生装置
は、記憶媒体から背景画像としての第1の動画像データ
を読み出す動画像読出手段と、前記背景画像への付加画
像としての第2の動画像データを提供する装置から通信
媒体を通じて該第2の動画像データを取得する動画像取
得手段と、前記動画像読出手段により前記記憶媒体から
読み出された第1の動画像データと前記動画像取得手段
によって前記通信媒体を通じて取得された第2の動画像
データとを合成する合成手段と、前記合成手段によって
合成された動画像データを再生動画像として出力する手
段とを具備することを特徴とする。
【0010】一般に動画像は、背景画像とその背景上に
存在する主題的な要素(たとえば人物など)で構成され
る。本発明の動画像再生装置は、そのうち主題的要素を
含んだ付加画像として動画像を通信媒体を通じて外部よ
り取り込み、DVDビデオなどの読出専用の記憶媒体か
ら取り込んだ背景画像としての動画像と合成して再生す
る。このようにすることで、記憶媒体から取り込んだ高
画質の動画像と通信媒体を通じて取り込んだ更新自在な
動画像とを各々の利点を活かしつつ最適に合成すること
ができる。また、DVDビデオのような読出専用メディ
アにより提供されるコンテンツの多様化を容易に実現す
ることができる。
【0011】また、請求項3の発明の動画像再生装置
は、記憶媒体から背景画像としての第1の動画像データ
を読み出す動画像読出手段と、前記背景画像への付加画
像としての第2の動画像データを提供する装置から通信
媒体を通じて前記第2の動画像データと、前記第1の動
画像データと前記第2の動画像データとの同期情報とを
それぞれ取得する情報取得手段と、前記情報取得手段に
よって取得された同期情報に基づいて、前記動画像読出
手段により前記記憶媒体から読み出された第1の動画像
データと前記情報取得手段によって前記通信媒体を通じ
て取得された第2の動画像データとを合成する合成手段
と、前記合成手段によって合成された動画像データを再
生動画像として出力する手段とを具備することを特徴と
する。
【0012】同期情報は、たとえば付加画像の表示時刻
等によって表わされる。この付加画像の表示時刻は背景
画像としての第1の動画像データの表示時刻を基準とす
る。動画像再生装置は、背景画像としての第1の動画像
データの累積表示時間(計測表示時刻)を監視し、付加
画像に付加された同期情報が示す表示時刻が第1の動画
像データの監視表示時刻と一致したとき、これら背景画
像と付加画像とを合成する。このようにすることで、背
景画像と付加画像とを同期させながら合成することがで
き、時間的ずれのない合成動画像を生成することができ
る。
【0013】さらに、請求項4の発明の動画像再生装置
は、記憶媒体から背景画像としての第1の動画像データ
を読み出す動画像読出手段と、前記背景画像への付加画
像としての第2の動画像データを提供する装置から通信
媒体を通じて前記第2の動画像データ、前記第1の動画
像データと前記第2の動画像データとの同期情報、なら
びに前記第1の動画像データと前記第2の動画像データ
との位置関係を示す位置情報をそれぞれ取得する情報取
得手段と、前記情報取得手段によって取得された同期情
報および位置情報に基づいて、前記動画像読出手段によ
り前記記憶媒体から読み出された第1の動画像データと
前記情報取得手段によって前記通信媒体を通じて取得さ
れた第2の動画像データとを合成する合成手段と、前記
合成手段によって合成された動画像データを再生動画像
として出力する手段とを具備することを特徴とする。
【0014】本発明は、背景画像と付加画像との位置を
制御できるので、背景画像よりもサイズが小さい付加画
像を背景画像上の決められた位置に合成することができ
る。背景画像よりもサイズが小さい付加画像を通信媒体
を通じて転送することで、付加画像の転送効率が向上す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0016】図1に、本発明の第1の実施形態である動
画像再生装置の構成を示す。この動画像再生装置1は、
デジタルビデオプレーヤやセットトップボックス、ある
いはパーソナルコンピュータとして使用される。
【0017】同図に示すように、この動画像表示装置1
は、DVDビデオメディア等の読出専用の記録メディア
2に蓄積された、たとえばMPEG2プログラムストリ
ームから構成されるDVDビデオデータ等の動画像デー
タを読み出すDVDドライブ等の読み出し装置3と、こ
の読み出し装置3により読み出された動画像データを復
号(解凍)する画像復号部4と、インターネット網20
との接続のための通信装置(ISDNカードまたはモデ
ム)5と、インターネット網20を通じてサーバー6よ
りダウンロードされた動画像データを画像復号部4で得
られた動画像データと合成可能な形式のデータに変換す
る画像変換部8と、画像復号部7より出力された動画像
データと画像変換部8より出力された動画像データとを
合成する画像合成部9と、画像合成部9より合成された
動画像データを専用のディスプレイモニタや家庭用TV
等の表示装置10に表示可能な例えばNTSC信号に変
換して該表示装置10に出力する出力部11とを備えて
構成されている。本動画像表示装置1とネットワーク網
20を介して接続されたサーバー6には、動画像表示装
置1へダウンロード可能な動画像データとして、記録メ
ディア2に背景画像としての蓄積された動画像データに
合成可能な付加画像としての動画像データが蓄積されて
おり、動画像表示装置1からのダウンロード要求により
上記付加画像としての動画像データを要求元の動画像表
示装置1へ転送する。
【0018】図2に、図1の動画像表示装置1の一例と
して、読み出し装置3にDVD−ROMドライブを用い
た場合のハードウェア構成を示す。
【0019】同図に示す動画像表示装置1には、上記読
み出し装置3であるDVD−ROMドライブ、上記画像
復号部7であるDVDデコーダ7、通信装置5、上記出
力部11であるVGAコントローラ11のほか、リモコ
ンコントローラ12、PCIバス13、CPU14、主
メモリ(MEM)15、各部の入出力制御用のプログラ
ム等が格納されているROM16、HDD17、ATA
PIまたはSCSIインタフェースから構成されるAT
APIインターフェース18、およびオーディオコント
ローラ19等から構成されている。
【0020】DVD−ROMドライブ3は光ディスクで
あるDVDメディアに蓄積されたDVDビデオストリー
ムを、最大で10.08Mbpsの転送レートで読み出
す。このDVD−ROMドライブ3は、DVDメディア
を駆動するドライブ機構、DVDメディアから光学的に
情報を読み出すピックアップとこれを駆動するピックア
ップドライブ、サーボコントローラ、エラー検出および
訂正のためのECC回路を含むドライブコントローラな
どから構成されている。
【0021】DVDメディアには、例えば、片面で13
5分程度の映画を記録させることができる。この映画情
報を構成するプレゼンテーションデータには、主映像
(ビデオ)、32チャネルまでの副映像(サブピクチ
ャ)、および8チャネルまでの音声(オーディオ)を含
ませることができる。MPEG2規格では、MPEG2
で符号化されたデータに、他の符号化データを含ませる
ことがことができ、それら符号化データは1本のMPE
G2プログラムストリームとして扱われる。
【0022】ビデオの符号化にはMPEG2が使用さ
れ、サブピクチャおよびオーディオの符号化にはそれぞ
れランレングス符号化およびDOLBY AC3が使用
される。この場合でも、それら符号化されたビデオ、サ
ブピクチャ、およびオーディオは、1本のMPEG2プ
ログラムストリームとして扱われる。
【0023】MPEG2規格の符号化処理は可変レート
符号化であり、単位時間当りに記録/再生する情報量を
異ならせることができる。よって、動きの激しいシーン
ほど、それに対応するフレーム群を構成するMPEGス
トリームの転送レートを高くすることによって、高品質
の動画再生が可能となる。
【0024】本実施形態の動画像表示装置1では、記録
メディア2から読み出された動画像データとサーバー6
よりダウンロードされた動画像データとを次のように合
成する。図3において、300は記録メディア2から読
み出された背景画像としての動画像データ、301はサ
ーバー6よりダウンロードされた付加画像であり、前記
背景画像上の主題的な要素となるべき画像部分(この例
では自動車)aと無地の背景部分bとにより構成されて
いる。そして302はこれらの合成動画像であり、記録
メディア2から読み出された背景画像300の上にサー
バー6よりダウンロードされた付加画像のなかの主題的
要素の画像部分aを上から重ね合わせた形態となる。
【0025】このような動画像合成を実現するために、
本実施形態の動画像表示装置1では、たとえば図4に示
すような手順が実行される。まず、動画像表示装置1は
記録メディア2から背景画像としての動画像データを読
み出し装置3により読み出す(ステップ401)。記録
メディア2から読み出された動画像データは画像復号部
7により復号され、画像合成部9に出力される(ステッ
プ402)。たとえば、記録メディア2に蓄積されてい
る動画像データがMPEG2方式で圧縮された動画像デ
ータであるならば、この動画像データを解凍して非圧縮
の動画像データとし、この非圧縮の動画像データを一枚
ずつ画像合成部9に出力する。
【0026】本動画像表示装置1は以上の動作と並行し
て、通信装置5により、インターネット等のネットワー
ク網20を通じてサーバー6にアクセスし、このサーバ
ー6に蓄積されているMPEG1形式などの動画像デー
タをダウンロードする(ステップ403)。本動画像表
示装置1は、サーバー6から転送された動画像データを
受信すると、この受信された動画像データを画像変換部
8にて解凍して非圧縮の動画像データとし、この非圧縮
の動画像データを一枚ずつ画像合成部9に出力する(ス
テップ404)。
【0027】画像合成部9は、図3に示したように、記
録メディア2から取り込んだ非圧縮の動画像データ(背
景画像300)とネットワーク網20を通じてサーバー
6よりダウンロードされた非圧縮の動画像データ(付加
画像301)とを合成してひとつの動画像データ(合成
動画像302)を生成する(ステップ405)。
【0028】ここで、記録メディア2から取り込んだ背
景画像300およびネットワーク網20を通じてサーバ
ー6よりダウンロードされた付加画像301がともに1
画面分の画像データである場合の合成方法について説明
する。
【0029】前述したように、サーバー6より提供され
る付加画像301は、背景画像300上の主題的な要素
となるべき画像部分(この例では自動車)aと無地の背
景部分bとで構成されている。画像合成部9には付加画
像301のなかの無地背景部分bの色情報があらかじめ
設定されている。画像合成部9は付加画像301を入力
すると、その中からあらかじめ設定された無地背景部分
bの色以外の色を有する領域(自動車の領域)aの座標
を検出する。そして画像合成部9は、記録メディア2か
ら取り込んだ背景画像300の当該検出座標に、上記付
加画像のなかの無地背景部分bの色以外の色を有する領
域の画像(主題要素の画像部分)aを埋め込む。かくし
て、図3に示すような合成動画像302が得られる。
【0030】このように生成された合成動画像は、出力
部11を通じて専用のディスプレイモニタや家庭用TV
等の表示装置10に出力され(ステップ406)、表示
される。
【0031】このように本実施形態の動画像表示装置1
は、VDVビデオ等の記録メディア2から読み込んだ高
画質の背景画像にネットワーク網20を通じてサーバー
6よりダウンロードされた更新自在な付加画像を重ね合
わせることで、各々の利点を活かした合成動画像を得る
ことができる。たとえば、サーバー6から本動画像表示
装置1にダウンロードする付加画像のタイトルをユーザ
が自由に選択できるようにすることで、あるいは、動画
像表示装置1にダウンロードする動画像タイトルをサー
バー6において定期的に更新することで、その都度、付
加画像の異なる合成動画像を再生することができる。
【0032】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0033】図5に本実施形態の動画像表示装置31の
構成を示す。
【0034】この動画像表示装置31は同期制御部42
を有している点で先の図1に示した動画像表示装置1と
構成を異にする。この同期制御部42は、画像復号部3
7で復号化された動画像データ(記録メディア32から
取り込んだ背景画像)の表示時間を監視し、この監視さ
れた表示時間が、画像変換部38から取り出された動画
像データ(サーバー6より転送された付加画像)に付随
した同期情報により示される時間と一致したとき上記付
加画像を画像合成部39に転送して背景画像と合成す
る。
【0035】図6にサーバー6より転送されるデータの
形式を示す。同図に示すように、サーバー6からの転送
データは主に画像データ600,602,604と同期
情報601,603,605からなる。個々の画像デー
タ600,602,604にはそれぞれ同期情報60
1,603,605が一つずつ付随している。この同期
情報601,603,605は画像データ600,60
2,604の表示時間(表示時刻)を示す情報である。
画像データ600,602,604と同期情報601,
603,605にはこれらを識別するためのヘッダ(識
別子)610がつけられている。
【0036】次に、この動画像再生装置31の動作を説
明する。まず、記録メディア32に記録された動画像デ
ータを読み出し装置33により読み出す。記録メディア
32から読み出された動画像データは画像復号部37に
より復号され、画像合成部39に出力される。たとえ
ば、記録メディア32に蓄積されている動画像データが
MPEG2方式で圧縮された動画像データであるなら
ば、この動画像データを解凍して非圧縮の動画像データ
とし、この非圧縮の動画像データを一枚ずつ画像合成部
39に出力する。
【0037】一方、本動画像表示装置31は、通信装置
35によりネットワーク網20を通じてサーバー6にア
クセスし、サーバー6に蓄積されているMPEG1形式
などの動画像データをこれに付随する同期情報とともに
ダウンロードする。本動画像表示装置31はサーバー6
からの転送データを受信すると、この受信データの中の
圧縮動画像データを画像変換部38にて解凍して非圧縮
の動画像データとし、この非圧縮の動画像データを一枚
ずつ同期制御部42に出力するとともに、この動画像デ
ータに付随する同期情報を抽出して同期制御部42に送
る。
【0038】同期制御部42は、画像変換部38から入
力された付加画像である動画像データおよび同期情報を
それぞれ保持する。同期制御部42は画像復号部37で
復号化された背景画像としての動画像データの表示時間
を監視しており、この表示時間が上記同期情報によって
示される時間と一致したことを検出すると、上記保持さ
れた付加画像としての動画像データを画像合成部39に
出力する。
【0039】画像合成部39は、図3に示したように、
記録メディア32から取り込んだ非圧縮の動画像データ
(背景画像300)とネットワーク網20を通じてサー
バー6よりダウンロードされた非圧縮の動画像データ
(付加画像301)とを合成してひとつの動画像データ
(合成動画像302)を生成する。画像の合成は先の実
施形態で採用された方法で行われる。このように生成さ
れた合成画像は、出力部41を通じて専用のディスプレ
イモニタや家庭用TV等の表示装置40に出力され、表
示される。
【0040】このように本実施形態の動画像表示装置
は、ネットワーク網20を通じてサーバー6より転送さ
れた付加画像と記録メディア32から読み出された背景
画像とを同期させながら合成することができ、時間的ず
れのない良好な合成動画像を生成することができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0042】図7に本実施形態の動画像表示装置51の
構成を示す。
【0043】この動画像表示装置51は、先の図4に示
した実施形態と同様の同期制御部62を有する。この同
期制御部62は、画像復号部57で復号化された動画像
データ(記録メディア52から取り込んだ背景画像)の
表示時間を監視し、監視された表示時間が、画像変換部
58から取り出された動画像データ(サーバー6より転
送された付加画像)に付随した同期情報により示される
時間と一致したとき上記付加画像を部分画像合成部59
に出力して背景画像と合成する。
【0044】ここで、サーバー6より転送される付加画
像は画面全体の一部分を占める画像であるものとする。
部分画像合成部59は、このように画面全体の一部分を
占める付加画像を背景画像に重ね合わせて一つの合成動
画像を生成する。
【0045】図8にサーバー6より転送されるデータの
形式を示す。同図に示すように、サーバー6からの転送
データは主に、上記付加画像である画像データ700,
703,706と、同期情報701,704,707
と、位置情報702,705,708からなる。個々の
画像データには同期情報と位置情報がそれぞれ一つずつ
付随している。同期情報701,704,707は画像
データの表示時間(表示時刻)を示す情報であり、位置
情報702,705,708は画像データを表示位置
(座標)を示す情報である。画像データ700,70
3,706、同期情報701,704,707、位置情
報702,705,708にはこれらを識別するための
ヘッダ(識別子)710がつけられている。
【0046】本実施形態の動画像表示装置51では、記
録メディア52から読み出された動画像データとサーバ
ー6よりダウンロードされた動画像データとを次のよう
に合成する。図9において、900は記録メディア2か
ら読み出された背景画像としての動画像データ、901
はサーバー6よりダウンロードされた付加画像であり、
前記背景画像上の主題的な要素となるべき画像部分(こ
の例では自動車)aと無地の背景部分bとにより構成さ
れている。本例に示した付加画像901の無地背景部分
bは、主題的要素の画像部分aをぎりぎりに内包するも
のである点で図3に示した付加画像301と相違するも
のである。そして、903はこれらの合成動画像であ
り、記録メディア52から読み出された背景画像900
の上にサーバー6よりダウンロードされた付加画像90
1のなかの主題的要素の画像部分aを上から重ね合わせ
た形態となる。
【0047】画像合成部59は、入力された付加画像9
01に付随する同期情報に基づき、合成する先の背景画
像900を特定する。この同期情報を用いた背景画像9
00と付加画像901との同期制御については前記第2
の実施形態で説明した通りである。さらに、画像合成部
59は、かかる同期制御とともに、当該付加画像901
に付随する位置情報に基づいて、上記合成先の背景画像
900上のどの位置に付加画像901を合成するかを特
定する。
【0048】合成位置が特定された後、画像合成部59
は、当該付加画像901の中からあらかじめ設定された
無地背景部分bの色以外の色を有する領域(自動車の領
域)aの座標を検出する。そして画像合成部59は背景
画像900の当該検出座標に付加画像901のなかの主
題要素の画像部分aを埋め込む。かくして、図9に示す
ような合成動画像902が得られる。
【0049】このように生成された合成動画像は、出力
部61を通じて専用のディスプレイモニタや家庭用TV
等の表示装置10に出力され、表示される。
【0050】かくして、本実施形態によれば、サーバー
6より1画面分の付加画像を転送しなくても、当該付加
画像を背景画像上の指定位置に重ねて表示することがで
き、付加画像の転送効率を高めて転送時間を短縮でき
る。
【0051】なお、以上説明した実施形態は以下の変更
を可能とするものである。
【0052】たとえば、背景画像を提供するローカルな
メディアはDVDビデオに限らず、ビデオCDでも構わ
ないし、その他にビデオテープ、ハードディスク、メモ
リ装置などでも構わない。
【0053】また、サーバーを特定するための情報はあ
らかじめ通信装置に固定的に設定されていてもよいが、
このサーバー情報を特定のファイル形式にしてハードデ
ィスク等の記憶装置に記憶しておき、サーバーへのアク
セスを行うとするごとに記憶装置からサーバー情報を読
み出して通信装置に設定するようにしてもよい。また、
DVDビデオの動画像データの中に関連情報としてサー
バー情報を埋め込んでおき、これがユーザによって選択
されたとき通信装置に設定されるように構成してもよ
い。或いは、DVDビデオの中に特定のファイル形式で
サーバー情報を記録しておいてもよい。
【0054】さらに、表示装置としては、ディスプレイ
モニタや家庭用TVを例示したがLCDでも構わない。
また、合成された動画像を表示画面全体を占有して表示
するのではなく、ウインドウシステム内の一つのウイン
ドウに表示させるようにしてもよい。また、ウインドウ
システムでの合成動画像の表示において、付加画像は背
景画像が占めるウインドウの枠外にまで表示できるよう
にしても構わない。
【0055】サーバーにより提供される付加画像はMP
EG1の画像データに限らず、その他のいかなる圧縮方
式の画像データであってもよい。また、画像データを計
算するためのレンダリング情報などをサーバーからダウ
ンロードして付加画像を入手するようにしても構わな
い。
【0056】付加画像の通信媒体としては、ネットワー
ク網に限らず通信衛星からの放送等、如何なる通信媒体
であってもよいし、背景画像が記録された記録メディア
とは独立にかつ並行して付加画像を本動画像表示装置に
転送可能なものであれば何でもよい。たとえば、記録メ
ディアから動画像データを読み出す読み出し装置を複数
設け、一方の記録メディアからは背景画像を、他方の記
録メディアからは背景画像をそれぞれ読み出して合成し
表示するようにしてもよい。
【0057】また、以上実施形態においては、背景画像
の表示時間を基準にして、これに付加画像を同期させる
ことによって画像の合成が行われるようにしたが、逆
に、付加画像の表示時間を基準にして、これに背景画像
を同期させることによって画像合成を行うようにしても
よい。
【0058】付加画像のデータが所定の時間間隔毎に提
供される場合、連続する付加画像の間の変化がない場合
は、同じ付加画像を繰り返し転送する必要がないので、
後続の付加画像の転送を省くことができる。この場合、
たとえば同期情報だけを転送するようにする。動画像表
示装置は同期情報のみ受信した場合に前の時刻の付加画
像をそのまま流用して合成画像を生成する。この方式
は、部分付加画像が転送される場合にも同様に適用でき
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶媒体から取り込んだ高画質の動画像と通信媒体を通
じて取り込んだ更新自在な動画像とを各々の利点を活か
しつつ最適に合成することができ、また、DVDビデオ
のような読出専用メディアにより提供されるコンテンツ
の多様化を容易に実現することができる。また、本発明
によれば、背景画像と付加画像とを同期させながら合成
することができ、時間的ずれのない合成動画像を生成す
ることができる。さらに、本発明によれば、背景画像よ
りもサイズが小さい付加画像を背景画像上の指定された
位置に合成することができるので、付加画像の転送効率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である動画像再生装置
の構成を示す図である。
【図2】読み出し装置としてDVD−ROMドライブを
用いた第1の実施形態の動画像再生装置のハードウェア
構成を示す図である。
【図3】図1の動画像再生装置による画像合成の様子を
示す図である。
【図4】図1の動画像再生装置による画像合成の手順を
示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態である動画像再生装置
の構成を示す図である。
【図6】図5の第2の実施形態においてサーバーより転
送されるデータの形式を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施形態である動画像再生装置
の構成を示す図である。
【図8】図7の第3の実施形態においてサーバーより転
送されるデータの形式を示す図である。
【図9】図7の動画像再生装置による画像合成の様子を
示す図である。
【符号の説明】
1,31,51 動画像表示装置 2,32,52 記録メディア 3,33,53 読み出し装置 4,34,54 画像復号部 5,35,55 通信装置 6 サーバー 7,37,57 画像復号部 8,38,58 画像変換部 9,39 画像合成部 10 表示装置 11,41,61 出力部 20 ネットワーク網 42,52 同期制御部 59 部分画像合成部 300,900 背景画像 301,901 付加画像 302,902 合成動画像

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体から背景画像としての第1の動
    画像データを読み出す動画像読出手段と、 前記背景画像への付加画像としての第2の動画像データ
    を提供する装置から該第2の動画像データを取得する動
    画像取得手段と、 前記動画像読出手段による読み出された第1の動画像デ
    ータと前記動画像取得手段によって取得された第2の動
    画像データとを合成する合成手段と、 前記合成手段によって合成された動画像データを再生動
    画像として出力する手段とを具備することを特徴とする
    動画像再生装置。
  2. 【請求項2】 記憶媒体から背景画像としての第1の動
    画像データを読み出す動画像読出手段と、 前記背景画像への付加画像としての第2の動画像データ
    を提供する装置から通信媒体を通じて該第2の動画像デ
    ータを取得する動画像取得手段と、 前記動画像読出手段により前記記憶媒体から読み出され
    た第1の動画像データと前記動画像取得手段によって前
    記通信媒体を通じて取得された第2の動画像データとを
    合成する合成手段と、 前記合成手段によって合成された動画像データを再生動
    画像として出力する手段とを具備することを特徴とする
    動画像再生装置。
  3. 【請求項3】 記憶媒体から背景画像としての第1の動
    画像データを読み出す動画像読出手段と、 前記背景画像への付加画像としての第2の動画像データ
    を提供する装置から通信媒体を通じて前記第2の動画像
    データと、前記第1の動画像データと前記第2の動画像
    データとの同期情報とをそれぞれ取得する情報取得手段
    と、 前記情報取得手段によって取得された同期情報に基づい
    て、前記動画像読出手段により前記記憶媒体から読み出
    された第1の動画像データと前記情報取得手段によって
    前記通信媒体を通じて取得された第2の動画像データと
    を合成する合成手段と、 前記合成手段によって合成された動画像データを再生動
    画像として出力する手段とを具備することを特徴とする
    動画像再生装置。
  4. 【請求項4】 記憶媒体から背景画像としての第1の動
    画像データを読み出す動画像読出手段と、 前記背景画像への付加画像としての第2の動画像データ
    を提供する装置から通信媒体を通じて前記第2の動画像
    データ、前記第1の動画像データと前記第2の動画像デ
    ータとの同期情報、ならびに前記第1の動画像データと
    前記第2の動画像データとの位置関係を示す位置情報を
    それぞれ取得する情報取得手段と、 前記情報取得手段によって取得された同期情報および位
    置情報に基づいて、前記動画像読出手段により前記記憶
    媒体から読み出された第1の動画像データと前記情報取
    得手段によって前記通信媒体を通じて取得された第2の
    動画像データとを合成する合成手段と、 前記合成手段によって合成された動画像データを再生動
    画像として出力する手段とを具備することを特徴とする
    動画像再生装置。
  5. 【請求項5】 記憶媒体から背景画像としての第1の動
    画像データを読み出すとともに、前記背景画像への付加
    画像としての第2の動画像データを提供する装置から前
    記第2の動画像データを取得し、前記記憶媒体から読み
    出された第1の動画像データと前記通信媒体を通じて取
    得された第2の動画像データとを合成し、この合成され
    た動画像データを再生動画像として出力することを特徴
    とする動画像再生方法。
  6. 【請求項6】 記憶媒体から背景画像としての第1の動
    画像データを読み出すとともに、前記背景画像への付加
    画像としての第2の動画像データを提供する装置から通
    信媒体を通じて前記第2の動画像データを取得し、前記
    記憶媒体から読み出された第1の動画像データと前記通
    信媒体を通じて取得された第2の動画像データとを合成
    し、この合成された動画像データを再生動画像として出
    力することを特徴とする動画像再生方法。
  7. 【請求項7】 記憶媒体から背景画像としての第1の動
    画像データを読み出すとともに、前記背景画像への付加
    画像としての第2の動画像データを提供する装置から通
    信媒体を通じて前記第2の動画像データと、前記第1の
    動画像データと前記第2の動画像データとの同期情報と
    をそれぞれ取得し、前記通信媒体を通じて取得された同
    期情報に基づいて、前記記憶媒体から読み出された第1
    の動画像データと前記通信媒体を通じて取得された第2
    の動画像データとを合成し、この合成された動画像デー
    タを再生動画像として出力することを特徴とする動画像
    再生方法。
  8. 【請求項8】 記憶媒体から背景画像としての第1の動
    画像データを読み出すとともに、前記背景画像への付加
    画像としての第2の動画像データを提供する装置から通
    信媒体を通じて前記第2の動画像データ、前記第1の動
    画像データと前記第2の動画像データとの同期情報、な
    らびに前記第1の動画像データと前記第2の動画像デー
    タとの位置関係を示す位置情報をそれぞれ取得し、前記
    通信媒体を通じて取得された同期情報および位置情報に
    基づいて、前記記憶媒体から読み出された第1の動画像
    データと前記通信媒体を通じて取得された第2の動画像
    データとを合成し、この合成された動画像データを再生
    動画像として出力することを特徴とする動画像再生方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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