JP2000214288A - 制御棒駆動機構 - Google Patents

制御棒駆動機構

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JP2000214288A
JP2000214288A JP11014472A JP1447299A JP2000214288A JP 2000214288 A JP2000214288 A JP 2000214288A JP 11014472 A JP11014472 A JP 11014472A JP 1447299 A JP1447299 A JP 1447299A JP 2000214288 A JP2000214288 A JP 2000214288A
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JP
Japan
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control rod
drive mechanism
rod drive
crd
housing
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Yutaka Sosa
佐 豊 曽
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御棒駆動機構本体を単独で制御棒駆動機構
ハウジングの上部開口から装着できる制御棒駆動機構を
提供する。 【解決手段】 制御棒駆動機構本体90は原子炉圧力容
器1の底部1aに貫通して取り付けられた制御棒駆動機
構ハウジング9の上部開口部から挿入可能な形状を備え
る。制御棒駆動機構ハウジング上端にバヨネットカップ
リング53を設ける。制御棒駆動機構本体90の上端
に、バヨネットカップリング53との間でバヨネット結
合する上部ガイド51を設ける。制御棒駆動機構ハウジ
ング9の下部フランジ9aにスプールピース60を固定
する。制御棒駆動機構ハウジング9内に装着された制御
棒駆動機構本体90の回転を拘束するために回転拘束手
段54、55を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽水炉としての沸
騰水型原子炉(以下、「BWR」と記す。)に使用され
る制御棒駆動機構(以下、「CRD」と記す。)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のBWRの概略構成を示す
縦断面図である。図3に示すように、原子炉圧力容器1
内には減速材を兼ねる冷却材2が収容される一方、中央
下部には炉心3が配置され、炉心シュラウド4により囲
まれている。炉心3には多数の燃料集合体(図示せず)
が装荷され、4体一組の燃料集合体間に制御棒5が出し
入れ自在に収容されている。
【0003】このBWRにおいて、冷却材2は炉心3内
を上方に向かって流れ、その間に炉心3から核分裂連鎖
反応により発生する熱を冷却材2に伝達し、冷却材2を
加熱している。加熱された冷却材2は水と蒸気の気液二
相流となって炉心3上方へ移動し、炉心3から気水分離
器6に案内される。
【0004】気液二相の冷却材は気水分離器6で水と蒸
気に分離された後、蒸気は図示しない蒸気乾燥器を経て
主蒸気配管から蒸気タービン系に送られて蒸気夕一ビン
を駆動させる。蒸気タービン系で仕事をした蒸気は、復
水器で凝縮されて復水となった後、原子炉復水系および
給水系を経て原子炉圧力容器1に給水として再び戻され
る。
【0005】一方、気水分離器6で分離された水は、ダ
ウンカマ部7を流下し、原子炉複水系および給水系を通
って送られてくる給水と混合した状態で炉心下部に案内
され、再び炉心3に導かれる。
【0006】また、原子炉圧力容器1の炉心3には原子
炉の起動・停止や炉出力調整のため制御棒5がCRD8
により出し入れされる。CRD8は原子炉圧力容器1の
底部1aを貫通して延びるCRDハウジング9内に収容
される一体構造物(アッセンブリ)であり、CRDハウ
ジング9の下部フランジ9aにボルト接合により固定さ
れる。
【0007】図4は電動駆動型式のCRD8を示してお
り、下部に電動機10が取り付けられる。電動機10か
らの回転軸11は、ギヤカップリング機構12を介して
CRD8の駆動軸13に連結される。駆動軸13はボー
ルねじ軸14に回転一体に連結され、このボールねじ軸
14にはボールナット15が螺合している。
【0008】ボールナット15には、対をなすローラ1
6がガイドチューブ17の内周面に形成された軸方向の
取付板18を挟持するように設置される。ボールナット
15の上方には中空状のピストン19が設置され、この
ピストン19はピストンチューブ19a上端に設置され
たカップリング20を介して制御棒5に連結される。そ
して、電動機10の駆動により回転軸11および駆動軸
13を介してボールねじ軸14が回転し、このボールね
じ軸14の回転によりボールナット15が上下動するよ
うになっている。その際、ボールナット15は取付板1
8により回転が規制されて上下動し、このボールナット
15の上下動によりピストン19を介して制御棒5が上
下動する。
【0009】この制御棒5の上下動により炉心3への挿
入・引き抜き量が調整され、炉出力がコントロールされ
る。なお、符号21は電磁ブレーキであり、符号22は
シンクロ位置検出器、符号23はモータブラケット、符
号24はスプールピースである。
【0010】次に、BWRに緊急事態が発生して原子炉
をスクラムさせる場合を説明する。原子炉のスクラム時
には、CRDハウジング9の下部フランジ9aに接続さ
れたスクラム挿入配管25からスクラム水入口ポート
(注水口)26を介してピストン19の下面側に高圧駆
動水が供給される。この高圧駆動水の供給によりボール
ナット15上に設置されているピストン19が上方に押
し上げられ、制御棒5を炉心3内に高速で挿入させるよ
うになっており、原子炉はスクラムされる。
【0011】このようなCRD8の構成において、炉心
3に挿入される制御棒5の挿入位置の検出は、通常移動
時は電動機10の回転から検出するシンクロ位置検出器
22により行なう。
【0012】また、スクラム時は制御棒5及びピストン
19がボールナット15の上から分離して駆動されるた
め、上記のシンクロ位置検出器22では制御棒5の位置
を検出できず、この場合はピストン19の下端に取り付
けたマグネット27と、磁力により作動するリードスイ
ッチ28を内蔵した位置検出器29とにより制御棒5の
位置を検出する。
【0013】但し、CRD8の上部が原子炉圧力容器1
の内部にある事と、位置検出器29がCRD8の外部に
設置されていて上端が原子炉圧力容器1の底部1aによ
り制約を受ける為、制御棒5の全ストロークを検出でき
ない。
【0014】従来の位置検出器29は、スクラム時の挿
入時間の仕様値が決められている0%,10%,40
%,及び60%の制御棒5の位置を検出できるようにし
ている。更にスクラム時の挿入時間の仕様値が決められ
ている100%についても検出する必要があり、これは
別の機構により検出している。
【0015】つまり、図4に示すようにスクラム時に制
御棒5及びピストン19を制動する為の皿バネ機構30
の下部のシリンダー31内にコイルバネ32とストップ
ピストン33を設け、ストップピストン33には長尺の
ガイドリボンを介してマグネット34を取り付けてあ
る。
【0016】このような機構により、制御棒5及びピス
トン19が全挿入されるとピストン19によりストップ
ピストン33とマグネット34が少し押し上げられ、位
置検出器29に内蔵されたリードスイッチ28により1
00%の位置を検出する。
【0017】CRD8にはこれ以外に、制御棒5の落下
事故を未然に防止する為に制御棒5及びピストン19が
ボールナット15の上から分離した事を検出する分離検
出機構を設けている。
【0018】すなわち、スプールピース21内には、マ
グネット35を内蔵したマグネットホルダー36を駆動
軸13に摺動自在に勘合し、マグネットホルダー36の
下部にコイルバネ37を設けている。また、リードスイ
ッチを内蔵した分離検出器38をCRD8の外部に設置
している。
【0019】この様な構造により、制御棒5の引抜き駆
動中に制御棒5と燃料集合体との間の摩擦抵抗などによ
り制御棒5及びピストン19がぶら下がった状態とな
り、制御棒5及びピストン19がボールナット15の上
から分離した場合は、マグネットホルダー36に作用し
ていた制御棒5及びピストン19の荷重が解除されるた
め、コイルスプリング37が伸びてマグネット35が押
し上げられて分離検出器38のリードスイッチが作動
し、制御棒5及びピストン19がボールナット15の上
から分離した事が検出される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のCRD8
は、構造上、CRDハウジング9内に下方から収容され
下部フランジ9aにボルト接合されるCRD本体80、
スプールピース24内に駆動軸13等を収納したスプー
ルピース組立81、モータブラケット23及び電動機1
0・電磁ブレーキ21・シンクロ位置検出器22等から
構成されるモータユニット82のサブアッセンブリー単
位で取扱われる。
【0021】CRD8の据付け・取外しは、例えば特願
平10−6833号等に示された制御棒駆動機構取扱い
装置によって行われるが、CRDハウジング下部フラン
ジ9aの下方に、長尺のCRD本体80をCRDハウジ
ング9の下方から挿入・取外しを行うための空間が必要
となっている。このために原子炉建屋の高さが高くな
り、物量の増加ならびに耐震性が低下するなどの問題が
あった。
【0022】この課題を解決するために、CRDハウジ
ングの上部開口から装着可能な制御棒駆動機構が、例え
ば特開平7−20276号公報等に示されている。しか
しながら、信頼性が高くノーメンテナンスのウェット式
電動機の開発ならびに原子炉圧力容器の上部からの遠隔
取扱い装置の開発等、新たに開発すべき技術的課題が多
く残されている。
【0023】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たものであって、制御棒駆動機構本体を単独で制御棒駆
動機構ハウジングの上部開口から装着できる制御棒駆動
機構を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動機の回転
をドライブシャフト機構を介してピストン昇降機構に伝
達してピストンを昇降させ、制御棒を炉心内に挿入又は
引抜きさせると共に、スクラム時には高圧水を注入して
ピストンを押し上げることにより制御棒を炉心内に急速
に挿入する様に構成した制御棒駆動機構において、原子
炉圧力容器の底部に貫通して取り付けられた制御棒駆動
機構ハウジングの上部開口部から挿入可能な形状を備え
た制御棒駆動機構本体と、前記制御棒駆動機構ハウジン
グ上端に取付けられたバヨネットカップリングと、前記
制御棒駆動機構本体の上端に取付けられ、前記バヨネッ
トカップリングとの間でバヨネット結合する上部ガイド
と、前記制御棒駆動機構ハウジングの下部フランジに固
定されるスプールピースと、前記制御棒駆動機構ハウジ
ング内に装着された前記制御棒駆動機構本体の回転を拘
束するための回転拘束手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0025】また、前記回転拘束手段は、前記制御棒駆
動機構本体の下端部に形成された軸方向のキー溝と、ス
プールピース内面に突設され、前記キー溝に係合して前
記制御棒駆動機構本体の回転を拘束するキー部材と、を
備えることが望ましい。
【0026】また、前記制御棒駆動機構本体を前記制御
棒駆動機構ハウジング内に挿入可能とするために前記制
御棒駆動機構ハウジングの上部開口部の内径を下方部の
直管部の内径と共通又はより大きな径とし、前記制御棒
駆動機構ハウジングの上端部外径側に前記バヨネットカ
ップリングを設けることが望ましい。
【0027】また、前記スプールピースのフランジ部に
スクラム水入口ポートを形成し、前記スクラム水入口ポ
ートの出口端に対向する前記制御棒駆動機構本体のアウ
ターチューブの側面部にスクラム水が流入する開口部を
形成することが望ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
制御棒駆動機構(CRD)について図1及び図2
(a)、(b)を参照して説明する。なお、図4に示し
た従来のCRDと同一構成要素には同一符号を付して説
明する。
【0029】本実施形態によるCRDは、図1に示すよ
うに構成された電動駆動型CRD(FMCRD)であ
る。そして、本実施形態によるCRDにおいては、CR
D本体90の上端には上部ガイド51が設けられ、一
方、CRDハウジング9の上端外径側には花びら状のバ
イヨネットカップリング(オス)53が設けられてい
る。そして、CRD本体90を装着する際には、図2
(a)、(b)に示したように、原子炉圧力容器1の底
部(下部鏡)1aに貫通して取り付けられたCRDハウ
ジング9の上部開口部からCRD本体90が挿入され、
CRDハウジング9側のバヨネットカップリング(オ
ス)53とCRD本体90側の上部ガイド51とでバヨ
ネット結合がなされて固定される。
【0030】図1に示したように、CRDハウジング下
部フランジ9aにはCRDのスプールピース60がボル
ト締め等で下方から固定され、スプールピース内面には
キー55又はピンが突設されている。このキー55又は
ピンは、CRD本体90の下端部外側面に形成された軸
方向のキー溝54に係合され、これによってCRD本体
90の回転が拘束される。
【0031】このように、キー溝54及びキー55で構
成される回転拘束手段によってCRD本体90の回転を
拘束することによって、CRD本体90とCRDハウジ
ング9とのバヨネット結合、CRD本体90と制御棒5
とのバヨネット結合、及びCRD本体90と制御棒案内
管61とのバヨネット結合が外れるのを防止することが
できる。
【0032】CRDはその下部に電動機10が取り付け
られ、この電動機10からの回転駆動力はドライブシャ
フト機構を介してピストン昇降機構に伝達される。ドラ
イブシャフト機構は電動機10の回転軸11と、この回
転軸11にギアカップリング機構12を介して連結され
る駆動軸13とを有し、この駆動軸13にピストン昇降
機構のボールねじ軸14が連結される。
【0033】ピストン昇降機構はボールねじ軸14とこ
のボールねじ軸14に螺装されるボールナット15とを
有し、ボールナット15は、ガイドチューブ17内に軸
方向に内設された凸面にローラ16が挟持されて回り止
めされる。
【0034】ボールナット15上にはピストン19が載
置され、ボールナット15の昇降に伴ってピストン19
が一体的に昇降せしめられるようになっている。ピスト
ン19からピストンチューブ19aがガイドチューブ1
7内を上方に一体に延びており、このピストンチューブ
19aの上端に制御棒5に係合可能なカップリング20
が設けられる。
【0035】本実施形態によるCRDは上述したように
構成されており、電動機10の回転駆動によりドライブ
シャフト機構を介してピストン昇降機構のボールねじ軸
14を回転させ、ボールルナット15を昇降させる。
【0036】このボールナット15の昇降に伴ってピス
トン19が昇降し、ピストンチューブ19aを介して制
御棒5を昇降させる。この制御棒5の昇降により、制御
棒5は炉心に挿入あるいは引き抜かれ、炉出力の調整が
行なわれる。
【0037】制御棒5の挿入位置への保持は、電動機1
0自身の保持トルクによってボールねじ軸14の回転を
規制することにより行なわれる。
【0038】また、スプールピース60のフランジ部6
0aにはスクラム水入口ポート(注入口)26が形成さ
れており、このスクラム水入口ポート26は、CRDハ
ウジング9の下部フランジ9aに接続されたスクラム挿
入配管25に連通している。スクラム水入口ポート26
の出口端に対向するCRD本体9のアウターチューブ5
3の側面部には、スクラム水が流入する開口部70が形
成されている。
【0039】そして、原子炉をスクラムさせる場合に
は、スクラム挿入配管25及びスクラム水入口ポート2
6を介して高圧駆動水をピストン19の下側に供給す
る。この供給によりボールナット15上に載置されてい
るピストン19は上方に押し上げられて、制御棒5を炉
心に急速に挿入して原子炉をスクラムさせる。
【0040】従来例では、図4に示したようにCRD本
体80の下端部にCRDハウジング9の下部フランジ9
aと結合するためにフランジ8aが設けられていたが、
本実施形態では図1に示したようにCRD本体90の下
端部をCRDハウジング上部開口部を通過可能な直径と
するために、CRD本体90のアウターチューブ52の
外径とほぼ同一となるよう構成する。
【0041】また、それに伴い、従来例では図4に示し
たようにCRD本体80のフランジ部8aに形成されて
いたスクラム水入口ポート26を、本実施形態では前記
の如くスプールピース60のフランジ部60aに形成
し、スクラム水入口ポート26の出口端に対向するCR
D本体90のアウターチューブ52の側面にスクラム水
が流入する開口部70を形成している。
【0042】なお、本実施形態ではCRDハウジング9
の上部開口部の内径を下方部の直管部の内径と共通にし
ているが、上部開口部の内径を直管部の内径よりも大き
な径とすることもできる。
【0043】また、上記実施形態では、CRDのスプー
ルピース60部の構成をマグネットカップリング式の構
成としたが、本発明は、従来のグラントパッキンを使用
したCRDにも適用可能である。
【0044】以上述べたように本実施形態によるCRD
によれば、実績のあるCRDの構成を、CRD本体90
部分のみをCRDハウジング9の上部から据付け可能な
構造とすることが可能となり、その他のスプールピース
60及び電動機ユニット10は、従来通りCRDハウジ
ング9の下部フランジ9aに取り付ける方式であるため
に、従来設計からの変更による設計検証内容が軽微で、
かつ従来のCRD取扱機の技術の延長で対応可能である
ため、開発費用が少なく信頼性の高い、上部挿入方式の
CRDを提供することが可能である。
【0045】これにより、長尺のCRD本体90をCR
Dハウジング9上方から挿入・取外しを行うことが可能
となり、原子炉容器下方のCRD本体挿入・引抜きのた
めの空間が大幅に削減され、原子炉建屋の高さ低減が図
かれ、物量の低減ならびに耐震性を向上させことができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、制御
棒駆動機構本体を単独で制御棒駆動機構ハウジングの上
部開口から装着し、一方、スプールピースを従来通り制
御棒駆動機構ハウジングの下部フランジに固定するよう
にしたので、従来設計からの変更による設計検証内容が
軽微で、かつ従来の制御棒駆動機構取扱機の技術の延長
で対応可能であるため、開発費用が少なく信頼性の高
い、上部挿入方式の制御棒駆動機構を提供することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による制御棒駆動機構を示
す縦断面図。
【図2】(a)は図1に示した実施形態の制御棒駆動機
構本体の取付方法を示す断面図、(b)は(a)のB−
B矢視図。
【図3】沸騰水型原子炉の一般的な概略構成を示す縦断
面図。
【図4】従来の制御棒駆動機構を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 1a 原子炉圧力容器の底部 5 制御棒 9 CRDハウジング 9a CRDハウジングの下部フランジ 10 電動機 19 中空ピストン 26 スクラム水入口ポート 51 上部ガイド 52 CRD本体のアウターチューブ 53 バヨネットカップリング 54 キー溝 55 キー 60 スプールピース 60a スプールピースのフランジ部 70 開口部 90 CRD本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の回転をドライブシャフト機構を介
    してピストン昇降機構に伝達してピストンを昇降させ、
    制御棒を炉心内に挿入又は引抜きさせると共に、スクラ
    ム時には高圧水を注入してピストンを押し上げることに
    より制御棒を炉心内に急速に挿入する様に構成した制御
    棒駆動機構において、 原子炉圧力容器の底部に貫通して取り付けられた制御棒
    駆動機構ハウジングの上部開口部から挿入可能な形状を
    備えた制御棒駆動機構本体と、前記制御棒駆動機構ハウ
    ジング上端に取付けられたバヨネットカップリングと、
    前記制御棒駆動機構本体の上端に取付けられ、前記バヨ
    ネットカップリングとの間でバヨネット結合する上部ガ
    イドと、前記制御棒駆動機構ハウジングの下部フランジ
    に固定されるスプールピースと、前記制御棒駆動機構ハ
    ウジング内に装着された前記制御棒駆動機構本体の回転
    を拘束するための回転拘束手段と、を備えたことを特徴
    とする制御棒駆動機構。
  2. 【請求項2】前記回転拘束手段は、前記制御棒駆動機構
    本体の下端部に形成された軸方向のキー溝と、スプール
    ピース内面に突設され、前記キー溝に係合して前記制御
    棒駆動機構本体の回転を拘束するキー部材と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の制御棒駆動機構。
  3. 【請求項3】前記制御棒駆動機構本体を前記制御棒駆動
    機構ハウジング内に挿入可能とするために前記制御棒駆
    動機構ハウジングの上部開口部の内径を下方部の直管部
    の内径と共通又はより大きな径とし、前記制御棒駆動機
    構ハウジングの上端部外径側に前記バヨネットカップリ
    ングを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の制御棒駆動機構。
  4. 【請求項4】前記スプールピースのフランジ部にスクラ
    ム水入口ポートを形成し、前記スクラム水入口ポートの
    出口端に対向する前記制御棒駆動機構本体のアウターチ
    ューブの側面部にスクラム水が流入する開口部を形成し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一
    項に記載の制御棒駆動機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169554A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 制御棒駆動機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015169554A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 制御棒駆動機構
US10242759B2 (en) 2014-03-07 2019-03-26 Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. Control rod drive mechanism

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