JP2000213755A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2000213755A
JP2000213755A JP11012671A JP1267199A JP2000213755A JP 2000213755 A JP2000213755 A JP 2000213755A JP 11012671 A JP11012671 A JP 11012671A JP 1267199 A JP1267199 A JP 1267199A JP 2000213755 A JP2000213755 A JP 2000213755A
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JP
Japan
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space
heat insulation
convection
inner box
space layer
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JP11012671A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Noguchi
泰孝 野口
Hideyuki Kimura
秀行 木村
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のオーブンレンジの外箱には外気と連通
する多数の孔があり、これらの孔から吹き出す熱風によ
る熱ロスがオーブンレンジ全体の中で半分を占めること
が分かったので、これを防止して、省電力化を図った加
熱調理器を提供する。 【解決手段】 加熱室を構成する内箱3とこの内箱3を
覆う外箱23で囲った空気層と外気とが連通しないよう
に略密閉状態に構成し、かつ内箱3と外箱23の間に生
じる中空層を各壁面毎に独立させるともに、その層厚さ
を内部で対流が生じない寸法にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱効果が高い省
エネルギー形加熱調理器、例えば電子レンジ、電子オー
ブン、電子オーブンレンジ等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子オーブンレンジを図3、図4
を用いて説明する。なお、図3は本体横断面図であり、
図4は図3のB−B縦断面図である。
【0003】これらの図において、1は被加熱物を加熱
する加熱室であり、2は被加熱物を回転させて均一に加
熱するためのターンテーブル、3は加熱室1のドア部を
除く五つの壁面3a、3b、3c、3d、3eを形成す
る内箱であり、3aは天井内箱壁面、3bは左側内箱壁
面、3cは床下内箱壁面、3dは右側内箱壁面、そして
3eは背面内箱壁面である。
【0004】4は加熱室1の前方開口を開閉し、被加熱
物の出し入れを可能にするドアであり、5は天井内箱壁
面3aを上方凸に窪ませた内部に設けられ、加熱室1の
内箱3内を上から加熱するための上ヒータであり、6は
床下内箱壁面3cの外側の下面に密着して設けられ、加
熱室を下から加熱するための下ヒータである。
【0005】7はターンテーブル2を回転駆動する機能
を備えるとともに被加熱物の重量を検出する重量センサ
であり、8は高周波を発振して被加熱物を加熱するため
のマグネトロン、9は被加熱物の重量に応じて上ヒータ
5、下ヒータ6、マグネトロン8を制御する制御回路で
あり、10はマグネトロン8および制御回路9を冷却す
るファンである。
【0006】11は天井面の外側を囲って、内箱3の天
井内箱面3aと適当な間隔を保って最外殻を形成する天
井外箱であり、12は同様の左側外箱で、12aはこの
左側外箱12に多数開設された熱気流逃がし孔である。
【0007】13は外箱の右側を囲って、マグネトロン
8と制御回路9の収納空間を形成する右側外箱であり、
13aはこの右側外箱13に多数開設された熱気流逃が
し孔である。
【0008】14は天井内箱壁面3aと天井外箱11と
の間に形成された天井空間で、グラスウール等の断熱材
の設けられた空間であり、14aは断熱材が敷設されて
いないドア4側の前部天井空間、14bは天井空間14
の背面側における断熱材の上部に生じた背部天井空間、
14cはグラスウールの敷設された天井空間である。
【0009】15は左側内箱壁面3bと左側外箱12と
で囲われた左側空間であり、16は左側外箱12と右側
外箱13の下部に取り付けられた床下板であり、17は
右側内箱壁面3d、右側外箱13、天井外箱11、床下
板16、それに背面内箱壁面3eによって区画された右
側空間で、マグネトロン8やファン10、制御回路9を
収納する機械室でもある。
【0010】18は下ヒータ6の下面側を覆う下断熱材
であり、19は右側空間(機械室)17の背面内箱壁面
3eに複数の孔を開けて、ファンの回転に伴って吸引す
る空気の流入口であり、かつオーブン調理時のファン1
0が停止している間に下ヒータ6及び制御回路9から発
生する熱で生じる上昇熱気流の放出孔となる熱気流出口
でもある。
【0011】20は加熱室1の背面に対応した大きさで
あって、背面内箱壁面3eの外箱に適当な空間をもって
設けられた背面カバーであり、20aは背面カバー20
に開設され通気孔で、上段の孔は熱気流の放出口、下段
の孔は冷気の流入孔である。
【0012】従来の電子オーブンレンジは以上のように
構成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一般に従来は、ドア4
部を除いた残りの五つの空間、つまり天井空間14、左
側空間15、右側空間17、背面区間21、床下空間2
2のいずれにも、約20〜30mmの層厚さの隙間が形成
されていて、それが断熱空間層となっている。さらにこ
れらの空間を構成する外箱23の、特に左側外箱12、
右側外箱13、背面カバー20には、外気に流通する孔
すなわち12a、13a、20aが多数開けられてい
る。また各空間は相互に容易に気流が流通する構成とな
っている。
【0014】消費電力とオーブンレンジの外箱各面(6
面)の表面温度に基づいて我々が行なった熱漏洩量に関
する解析によると、自然対流・伝導伝熱が全熱漏洩量の
4分の1、放射による熱漏洩量が4分の1で、残り半分
が熱気流として孔、例えば12a、13a、20a、1
9から矢印cのように漏洩していることが分かった。
【0015】また、天井空間14にグラスウール等の通
気性のある断熱材を装着している場合でも、矢印bのよ
うに熱気流の流出を阻止できず、両隣に構成される空
間、すなはち左側空間15や右側空間17に複雑に出入
りして、断熱性能の向上は少なくなっていた。
【0016】更に、左側空間15、右側空間17、背面
空間21では、約20mm以上の層厚さの空間となってお
り、この中空空間内では実線矢印aのように対流が生じ
て断熱性能を下げていることが判明した。このため、ド
ア部を除く外箱23の断熱効果を高めるためには、まず
外箱23に開設されている孔(ただし、内箱から熱風を
排出するための排気口24は除く)を塞ぐ必要がある。
また、各空間を、互いに連続しないように仕切って個々
に閉じた空間とし、かつこの空間の層の厚さを最適厚さ
まで薄くして、対流による熱伝達が抑制されるようにす
ることが重要である。
【0017】本発明の目的は、断熱性能のすぐれた「省
エネルギー設計」のための新規な断熱構成を提供するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、被加熱物を収納して加熱するために天
井内箱壁面、左側内箱壁面、床下内箱壁面、右側内箱壁
面および背面内箱壁面の五つの壁面で形成された加熱室
用内箱と、この内箱の五つの壁面の全ての外側を空間を
隔てて覆うなかで左右どちらか一方の内箱壁面との間に
マグネトロンや制御回路等の部品を設置するための機械
室を形成するとともに床下内箱壁面との間に重量センサ
等の部品を設置するための床下空間を形成して設けられ
た外箱と、上述の空間のうち機械室と床下空間を除く他
の3か所の空間に対応する内箱各壁に互いに連通するこ
となくしかも内部で対流が起きにくいようにそれぞれ形
成された略密閉空気層構造の側面断熱空間層、天井空間
層別仕切板、天井断熱空間層および背面断熱空間層とで
加熱調理器を構成した。
【0019】それにより、各壁の断熱壁面の断熱性能が
向上し、加熱調理器の省エネルギー化が図れた。更に、
外箱全体の外表面温度の低温化も図れた。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明の電子オーブンレンジ
用外箱の断熱空間層の断熱構造例について説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例である本体横断
面図であり、図2は図1のA−A縦断面図である。ただ
し、従来例で用いた番号と同じ番号は同一構成部品であ
るとともに同一の機能を有するものである。
【0022】図2において、新たな構成部品としての2
5は天井空間14と左側空間15の気流の相互流入流出
を防止する仕切板Aであり、26は天井空間14と右側
空間17(機械室)との気流の相互の流入流出を防止す
る仕切板Bであり、27は左側空間と床下空間を仕切っ
て気流の相互の流入流出を防止する仕切板Cであり、2
8は右側空間17と床下空間を仕切って気流の相互の流
入流出を防止するための仕切板Dである。
【0023】29は左側空間15において対流の生じな
い隙間S1を形成するための左側断熱仕切板で、隙間S1
が8mm以下(望ましくは約5〜8mm)となるように設け
られたものであり、29aは左側断熱仕切板29の下部
の開口部、30は左側断熱仕切板29によって形成され
た断熱空間層である。この下部開口部29aは0.5〜
5mm程度開いていて膨張空気の出入りが可能になってい
ることが望ましい。なお、下部開口部は下部全域にわた
って開けられていても、対流防止の効果は変わらない。
【0024】31は天井空間の層別仕切板であり、31
aは空気の熱膨張によって高まる圧力を調節する気圧調
節孔、32は対流の生じない隙間S0を保った天井断熱
空間層であり、33は背面部に設けた対流の生じない隙
間S2を構成する背面板であり、33aは空気の熱膨張
によって高まる圧力を調節する気圧調節孔、34は対流
の生じない隙間S2を保った背面部断熱空間層である。
【0025】各空気層を独立して仕切る仕切板A25、
仕切板B26、仕切板C27、仕切板D28は薄い金属
箔例えばアルミ箔などの間にグラスウール等を挟んだ構
造のものが良い。
【0026】ただし、仕切板28だけでは全域を完全に
仕切ることをせず、たとえば3分の1から2分の1の領
域に隙間を開けてもよい。これは重量センサ7の真下か
ら流入する冷気を機械室へ流し、制御回路9を冷やすた
めである。
【0027】ここで、電子オーブンレンジの場合、断熱
空間層30、、32、34の層厚さS0、S1、S2は、
内部流体の空気に対流を生じさせないために、実験の結
果では、5〜8mm程度であることが望ましかった。なお
その寸法値は、電子オーブンレンジの構造や調理条件に
よって異なるため、前述寸法に特に限られるというもの
でもない。また、断熱空間層の多重層の厚さは同じ厚さ
でも良いが、異なっていても差し支えない。つまり、断
熱空間層内部にそれぞれ対流が生じなければ良い。
【0028】ここで注意すべきは、断熱空間層の厚さ
を、いかなる熱的条件下でも対流の生じない厚さに保つ
必要があるということである。
【0029】電子オーブンレンジでは特にオーブン調理
のように長時間の加熱が行なわれるときには、各壁の温
度が高くなり、各断熱空間を区画する部材が熱膨張を起
こして変形する危険がある。これを防止するために、断
熱仕切板の少なくとも一カ所に、直径0.5mm〜5mm程
度の熱膨張防止孔を開ける必要がある。具体的には、図
1、図2の29a、31a、33aのように空気孔を開
設する。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、熱の伝わり方が非常に
悪い断熱空間層を電子オーブンレンジの少なくとも天井
空間、左側空間、背面空間に設けることによって高断熱
効果による放熱量の低減ができ、加熱調理器全体の省エ
ネルギー化に大きく貢献することができる。また、加熱
調理器の省ペース化にもつなげる事が出来る。
【0031】なお、加熱調理器としては電子オーブンレ
ンジ以外に、電気オーブン、電子レンジ等があり、本発
明はそれらの加熱調理器に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である本体横断面図である。
【図2】本発明の図1のA−A縦断面図である。
【図3】従来の一実施例である本体横断面図である。
【図4】従来の図3のA−A縦断面図である。
【符号の説明】 1:加熱室、2:ターンテーブル、3:内箱、4:ド
ア、5:上ヒータ、6:下ヒータ、7:重量センサ、
8:マグネトロン、9:制御回路、10:ファン、1
1:天井外箱、12:左側外箱、13:右側外箱、1
4:天井空間、15:左側空間、16:床下板、17:
右側空間(機械室)、18:下面断熱材、19:空気の
流入口、20:背面カバー、21:背面空間、22:床
下空間、23:外箱、24:排気口、25:仕切板A、
26:仕切板B、27:仕切板C、28:仕切板D、2
9:左側空間仕切板、30:左側断熱空間層、31:天
井空間層別仕切板、32:天井断熱空間層、33:背面
板、33a:気圧調節孔、34:背面断熱空間層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納して加熱するために天井
    内箱壁面(3a)、左側内箱壁面(3b)、床下内箱壁
    面(3c)、右側内箱壁面(3d)および背面内箱壁面
    (3e)の五つの壁面で形成された加熱室用内箱(3)
    と、この内箱の前記五つの壁面の全ての外側を空間を隔
    てて覆うなかで左右どちらか一方の内箱壁面との間にマ
    グネトロン(8)や制御回路(9)等の部品を設置する
    ための機械室(17)を形成するとともに前記床下内箱
    壁面との間に重量センサ(7)等の部品を設置するため
    の床下空間(22)を形成して設けられた外箱(23)
    と、前記空間のうち前記機械室と前記床下空間を除く他
    の3か所の空間に対応する前記内箱各壁に互いに連通す
    ることなくしかも内部で対流が起きにくいようにそれぞ
    れ形成された略密閉空気層構造の側面断熱空間層(3
    0)、天井空間層別仕切板(31)、天井断熱空間層
    (32)および背面断熱空間層(34)とで構成されて
    いることを特徴とする加熱調理器。
JP11012671A 1999-01-21 1999-01-21 加熱調理器 Withdrawn JP2000213755A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317095A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
CN114795672A (zh) * 2022-04-21 2022-07-29 南通市通州仁寿大药房连锁有限公司 一种便于携带的医疗箱

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