JP2000212909A - 特殊舗装材料敷き均し装置 - Google Patents

特殊舗装材料敷き均し装置

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JP2000212909A
JP2000212909A JP1980899A JP1980899A JP2000212909A JP 2000212909 A JP2000212909 A JP 2000212909A JP 1980899 A JP1980899 A JP 1980899A JP 1980899 A JP1980899 A JP 1980899A JP 2000212909 A JP2000212909 A JP 2000212909A
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Japan
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pavement material
special pavement
special
laying
speed
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JP1980899A
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English (en)
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Chiaki Matsuura
千秋 松浦
Yoshiaki Arai
義昭 荒井
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Taisei Rotec Corp
Original Assignee
Taisei Rotec Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】完成後の舗装が一定厚さおよび一定幅となり、
かつ、表面の平坦精度が高く、美観に優れた舗装を行う
ことができる特殊舗装材料の敷き均し装置を提供する。 【解決手段】走行台車1と、特殊舗装材料を搬出する搬
出口を有し、特殊舗装材料を一時貯蔵しておくためのホ
ッパ2と、特殊舗装材料を下方へ導く一定の幅の傾斜板
を有し、特殊舗装材料を敷設面上に排出し敷設するため
の排出シュート3と、特殊舗装材料を搬送するためのコ
ンベヤ4と、を含む敷き均し装置であって、下記の要件
のうち、少なくともいずれか一の要件を満たすことを特
徴とする敷き均し装置を提供する。(1)走行台車1の
走行速度の調節が可能であること。(2)特殊舗装材料
の搬出量の調節が可能であること。(3)敷設装置の傾
斜板が特殊舗装材料の敷設面との間でなす角度θ1の調
節が可能であること。(4)搬送装置の特殊舗装材料の
搬送速度の調節が可能であること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木質系材料を用
いた舗装工法(ウッドファイバー舗装)に用いられる舗
装材料等に代表される粘着性が高く、嵩比重の小さい性
質を有する特殊舗装材料を敷き均すための特殊舗装材料
敷き均し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ウッドファイバー混合物は、木材の破砕
チップ、ウレタン樹脂等の結合剤、砂等を材料としたも
のであり、ウッドファイバー混合物を利用した舗装は、
木材のもつ色調と、その弾力性のため、公園の散歩道等
に用いられることが多い。このウッドファイバー混合物
は、粘着性が高く、嵩比重が小さい性質を有する特殊な
舗装材料である。
【0003】従来、前記ウッドファイバー混合物等特殊
舗装材料による舗装は、人力で行われていた。すなわ
ち、アスファルト舗装上または路盤上の、所定の箇所に
ウッドファイバー混合物等特殊舗装材料をまき、レーキ
および左官コテ等により人力で敷き均していた。また、
敷き均しの厚さの基準は、施工箇所の両側に設置した必
要厚さの型枠を用いてその高さを決めていた。さらに、
仕上げは、ローラーやプレートコンパクタ等により転圧
成型仕上げをすることにより行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の人力に
よる敷き均し施工では、規模の小さい施工の場合には、
丁寧に仕上げることも可能であるが、短期間で大規模な
施工を行う場合には、非効率的であり、敷き均しの平坦
精度も良好とならないという問題を有しており、機械装
置による舗装が望まれていた。
【0005】ここで、通常の舗装作業に用いられるアス
ファルトフィニッシャを用いて舗装する場合には、スプ
レッダにより舗装材料を路面に敷設し、スクリードによ
り厚さ調節を行うことになる。その際、ウッドファイバ
ー混合物等の特殊舗装材料を用いると、ウッドファイバ
ー混合物は、通常のアスファルトと比較して粘着性が大
きいため流動性が悪く、更に、嵩比重が小さいためスク
リードで敷き均す場合には支持力が不足し沈下すること
から、所定の敷き均し厚さを確保する事ができず、その
ため、表面の平坦精度が高く美観に優れた舗装を行うこ
とができないという問題があった。
【0006】そこで、前記問題を解決するために、この
発明は、完成後の舗装が一定厚さおよび一定幅となり、
かつ、表面の平坦精度が高く、美観に優れた舗装を行う
ことができる特殊舗装材料の敷き均し装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、『走行台車と、前記走行台車上に設け
られ、特殊舗装材料を搬出する搬出口を有し、特殊舗装
材料を一時貯蔵しておくための貯蔵装置と、前記走行台
車上に設けられ、前記特殊舗装材料を下方へ導く一定の
幅の傾斜板を有し、前記特殊舗装材料を敷設面上に排出
し敷設するための敷設装置と、前記貯蔵装置と前記敷設
装置との間に設けられ、特殊舗装材料を搬送するための
搬送装置と、を含む特殊舗装材料敷き均し装置であっ
て、下記の(1)ないし(4)の要件のうち、少なくと
もいずれか一の要件を満たすことを特徴とする特殊舗装
材料敷き均し装置。 (1)前記走行台車が、走行速度の調節が可能であるこ
と。 (2)前記貯蔵装置の搬出口が、特殊舗装材料の搬出量
の調節が可能であること。 (3)前記敷設装置の傾斜板が、特殊舗装材料の敷設面
との間でなす角度の調節が可能であること。 (4)前記搬送装置が、特殊舗装材料の搬送速度の調節
が可能であること。』を提供するものである。
【0008】すなわち、前記(1)から(4)の少なく
ともいずれか一の要件を満たすことにより、敷設する特
殊舗装材料の厚さを一定に調節する事ができ、傾斜板の
幅が一定であることにより一定の幅に特殊舗装材料を敷
き均すことができるところに特徴がある。
【0009】また、『前記貯蔵装置の搬出口と搬送装置
との間に、特殊舗装材料を掻きほぐすための掻きほぐし
手段を設けたことを特徴とする前記の特殊舗装材料敷き
均し装置』としてもよい。
【0010】すなわち、特殊舗装材料を掻きほぐすこと
により、粘着性の高い材料が、貯蔵装置や、搬送装置に
へばりついてしまうのを防止することができるところに
特徴がある。
【0011】また、『前記掻きほぐし手段を前記貯蔵装
置の搬出口付近に設け、上下動が可能であることを特徴
とする特殊舗装材料敷き均し装置』としてもよい。
【0012】すなわち、掻きほぐし手段が上下動可能で
あり、貯蔵装置の搬出口付近に設けられることにより、
粘着性の高い材料を効率的に敷き均すことが可能とな
る。
【0013】さらに、『前記敷設装置の傾斜板に、特殊
舗装材料に振動を与えるための振動機構を設けたことを
特徴とする前記特殊舗装材料敷き均し装置』とすると効
果的である。
【0014】すなわち、振動機構の作用により、粘着性
が高い特殊舗装材料をスムーズに排出することが可能と
なるところに特徴がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明に
係る特殊舗装材料敷き均し装置の実施の形態を説明す
る。図1は、この発明に係る特殊舗装材料敷き均し装置
の第1の実施の形態を示す側面図であり、図2は、この
発明に係る特殊舗装材料敷き均し装置の第1の実施の形
態を示す上面図であり、図3は、この発明に係る特殊舗
装材料敷き均し装置の第1の実施の形態を示す背面図で
あり、図4は、この発明に係る特殊舗装材料敷き均し装
置の第2の実施の形態を示す側面図であり、図5は、こ
の発明に係る特殊舗装材料敷き均し装置の第2の実施の
形態を示すA−A矢視正面図である。
【0016】まず、以下に、この発明に係る特殊舗装材
料敷き均し装置の第1の実施の形態を説明する。図1に
示すように、この実施の形態に係る特殊舗装材料敷き均
し装置の構成を説明すると、走行台車1は、前輪1b
と、前輪1bを左右に回転可能とするためのレバー1a
と、後輪1cと、後方に向かって上向きに傾斜している
支柱1dと、後方に垂直に支持される支柱1eと、支柱
1fと、モータ関係制御盤1gを有している。ここで、
前記傾斜している支柱1d上には、支柱1fが設けられ
ており、ウッドファイバー混合物等の特殊舗装材料を一
時貯蔵しておくためのホッパ2が前記支柱1fにより支
持されている。また、モータ関係制御盤1gは、減速機
付き可変モータ5や可変速減速機付きモータ8や上下可
動式ゲート6等を制御して、特殊舗装材料の搬出量や搬
送速度を調節する装置である。
【0017】ホッパ2は、前方に向かって下方へ傾斜し
ている底面、地面に対して垂直な背面、地面に対し上方
へ傾斜している前面を有し、上面および底面は開口され
ている。また、背面には、特殊舗装材料を排出する搬出
口を有している。
【0018】また、ホッパ2の内部の後方には、特殊舗
装材料を掻きほぐすためのアジテータ9が回転自在に取
り付けられている。ここで、アジテータ9は、図2に示
すように円柱形の心棒の側面に複数の細い棒材を固着し
て構成されている。なお、これは、複数の刃材により構
成されてもよい。
【0019】また、ホッパ2の下方には、特殊舗装材料
を後方へ搬送するためのコンベヤ4が、走行台車1上の
前記傾斜している支柱1d上に、ホッパ2の底面と密閉
するように取り付けられている。ネット4aの下方に
は、複数のローラが敷き置かれ、コンベヤ4により、ホ
ッパ2の底面とが密閉状態となっている。ここで、コン
ベヤ4は、ネット4aとローラ4bから構成されるネッ
トコンベヤが適しているが、一般的なベルトコンベヤで
あっても、この発明の実施は可能である。また、ホッパ
2の、背面の搬出口には上下に移動可能な上下可動式ゲ
ート6が設けられており、コンベヤ4で搬送されてきた
特殊舗装材料の搬出量を調節する事が可能となってい
る。
【0020】また、特殊舗装材料を敷き均すのに、材料
を排出する排出シュート3が、前記傾斜している支柱1
dの下方で、前記傾斜している支柱1dに取り付けられ
ているコンベヤ4の後方のローラ4bよりやや前方の位
置に軸支されている。この排出シュート3は、その中間
部付近が、前記垂直に支持される支柱1e上に固定され
ているウインチ7により、ケーブルで接続されている。
また、この排出シュート3の背面にはバイブレータ10
が取り付けられている。ここで、この排出シュート3
は、両端が垂直になっている板状の部材であり、これ
が、傾斜板として作用する。また、この幅により、特殊
舗装材料を一定の幅に敷き均すことができる。そして、
ウインチ7により排出シュート3を上下する事により特
殊舗装材料の落下量を調節する事ができる。
【0021】また、走行台車1の後方部には、減速機付
き可変モータ5が取り付けられており、後輪1cとベル
トやチェーン等により接続されている。これにより、走
行台車1の速度を調節することができる。この減速機付
き可変モータ5は、前記モータ関係制御盤1gにより、
制御され、速度等を調節する。この実施例では、モータ
を使用しているが、速度を調節できる原動機であれば、
この発明に適用可能である。
【0022】そして、前記傾斜している支柱1dの後方
には、可変速減速機付きモータ8が取り付けられてお
り、ベルトによりコンベヤ4の後方のローラ4bおよび
アジテータ9と接続されている。これにより、コンベヤ
4の速度を調節することができる。この可変速減速機付
きモータ8は、前記モータ関係制御盤1gにより、制御
され、速度等を調節する様になっている。この実施の形
態では、モータを使用しているが、速度を調節できる原
動機であれば、この発明に適用可能である。
【0023】前記のように構成されているので、減速機
付き可変モータ5とモータ関係制御盤1gにより、走行
台車1の速度が調節できるので、排出シュート3から一
定量の特殊舗装材料を排出したときに、特殊舗装材料の
敷き均す厚さを調節して敷設することができる。例え
ば、走行台車1の走行速度を速くすれば特殊舗装材料を
薄く敷き均すことが可能となる。
【0024】また、上下可動式ゲート6の上下により、
コンベヤ4上を搬送している特殊舗装材料の搬出量が調
節可能となるので、走行台車1を一定速度にすることに
より、排出シュート3から特殊舗装材料を排出したとき
に、特殊舗装材料の敷き均す厚さを調節することができ
る。例えば、上下可動式ゲート6を上方へ大きく開けた
ときは、特殊舗装材料の搬出量が多くなるので、走行台
車1の速度が一定であるときは、特殊舗装材料を厚く敷
き均すことが可能となる。
【0025】また、ウインチ7により、排出シュート3
の敷設面とのなす角度θ1を調節することにより、特殊
舗装材料の落下速度が変更できるので、排出量の調節が
可能となるため、走行台車1の速度を一定に保つことに
より特殊舗装材料の厚さを調節して敷き均すことができ
る。例えば、ウインチ7により排出シュート3を上方に
引き揚げ、敷設面とのなす角度θ1を緩やかにすると、
落下速度が減少するので、排出量が減少し、特殊舗装材
料を薄く敷き均すことができる。
【0026】また、可変速減速機付きモータ8と、モー
タ関係制御盤1gによりコンベヤ4の搬送速度を調節す
ることが可能となるので、特殊舗装材料の排出シュート
3からの排出量を調節する事が可能となるため、走行台
車1の速度を一定に保つことにより、特殊舗装材料の厚
さを調節して敷設することができる。例えば、コンベヤ
4の搬送速度が速ければ、排出量は増加するので、特殊
舗装材料を厚く敷き均すことが可能となる。
【0027】特殊舗装材料の敷き均す厚さの調整は、前
記の走行台車1の走行速度と、上下可動式ゲート6の開
放度と、ウインチ7による排出シュート3の敷設面との
なす角度θ1と、コンベヤ4の搬送速度を組み合わせて
調節することにより調節する事ができる。そしてそれぞ
れを一定に保つことで、一定の厚さに特殊舗装材料を敷
き均すことができる。また、特殊舗装材料の敷き均す幅
は、排出シュート3の幅が一定であるので、一定の幅に
敷き均すことができる。
【0028】なお、アジテータ9が、ホッパ2内のウッ
ドファイバー混合物等の粘着性の高い特殊舗装材料を掻
きほぐすので、特殊舗装材料がホッパ2内に粘着してし
まうことを減少することができるのである。また、バイ
ブレータ10が排出シュート3に取り付けられているの
で、粘着力の強いウッドファイバー混合物等の特殊舗装
材料であっても、排出シュート3に粘着せずにスムーズ
に排出して敷き均すことができるのである。
【0029】ここで、請求項1記載の貯蔵装置とは、前
記ホッパ2を指し、前記貯蔵装置は、一定の間特殊舗装
材料を貯蔵できるような容器であり、形状は特には問わ
ずにこの発明には適用できる。搬出口はホッパ2の背面
部で、上下可動式ゲート6に覆われる部分である。ま
た、敷設装置とは、前記排出シュート3(傾斜板)とウ
インチ7を指し、傾斜角度を可変とすることにより、特
殊舗装材料の厚さを調節できるものである。さらに、搬
送装置とは、コンベヤ4と、可変速減速機付きモータ8
からなる搬送装置である。これにより、貯蔵装置の搬出
口から、敷設装置まで特殊舗装材料を搬送する。
【0030】また、請求項2記載の掻きほぐし手段と
は、前記アジテータ9を指す。ウッドファイバー混合物
等特殊舗装材料は粘着性が高いので、この掻きほぐし手
段により貯蔵装置内の特殊舗装材料を掻きほぐして、粘
着性を弱める。
【0031】また、請求項3記載の振動機構とは、前記
バイブレータ10を指し、この振動機構により、粘着性
の高いウッドファイバー混合物等の特殊舗装材料を敷設
装置に粘着させずにスムーズに落下させることができ
る。
【0032】つぎに、以下に、この発明に係る特殊舗装
材料敷き均し装置の第2の実施の形態を説明する。図4
に示すように、この実施の形態に係る特殊舗装材料敷き
均し装置の構成を説明すると、走行台車1は、第1の実
施の形態と同様であるが、進行方向が逆になるので、後
輪1bと、後輪1bを左右に回転可能とするためのレバ
ー1aと、前輪1cと、前方に向かって上向きに傾斜し
ている支柱1dと、前方に垂直に支持される支柱1e
と、支柱1fと、モータ関係制御盤1gを有している。
ここで、前記傾斜している支柱1d上には、支柱1fが
設けられており、ウッドファイバー混合物等の特殊舗装
材料を一時貯蔵しておくためのホッパ2が前記支柱1f
により支持されている。また、モータ関係制御盤1g
は、減速機付き可変モータ5や可変速減速機付きモータ
8、11や上下可動式ゲート6等を制御して、特殊舗装
材料の搬出量や搬送速度を調節する装置である。
【0033】ホッパ2は、後方に向かって下方へ傾斜し
ている底面、地面に対して垂直な背面、地面に対し上方
へ傾斜している背面を有し、上面および底面は開口され
ている。また、ホッパ2の内部は、仕切板2a、2bに
より3つに分割されている。さらに、各仕切板2a、2
bの下部は、開放されており、ウッドファイバー混合物
等の特殊舗装材料の搬出口となっている。そして、その
排出口は、上下方向に移動可能である後述する上下可動
式ゲート6が設けられており、特殊舗装材料の搬出量を
調整できるようになっている。また、このホッパ2の背
面の下部にも、前記と同様な搬出口が開設されており、
後述する上下可動式ゲート6が設けられている。
【0034】また、ホッパ2の内部には、特殊舗装材料
を掻きほぐすためのアジテータ9が回転自在に取り付け
られている。ホッパ2の背面と仕切板2aにより仕切ら
れた空間の後方下方の上下可動式ゲート6付近には、ア
ジテータ9bが設けられている。このアジテータ9b
は、上下方向に可動できるように取り付けられている。
これにより、上下可動式ゲート6とともに特殊舗装材料
の搬出量を調節することが可能となる。また、仕切板2
aと仕切板2bとにより仕切られる空間において仕切板
2aの下方の上下可動式ゲート6付近には、アジテータ
9aが設けられている。これは、前方から流れてくる特
殊舗装材料を後方に送り出すために用いられる。特殊舗
装材料は粘着性が高いため流れにくいからである。ここ
で、アジテータ9は、図4に示すように第1の実施の形
態と同様に、円柱形の心棒の側面に複数の細い棒材を固
着して構成される。なお、これは、複数の刃材により構
成されてもよい。
【0035】また、ホッパ2の下方には、特殊舗装材料
を後方へ搬送するためのコンベヤ4が、走行台車1上の
前記傾斜している支柱1d上に、ホッパ2の底面と密閉
するように取り付けられている。ネット4aの下方に
は、複数のローラが敷き置かれ、コンベヤ4により、ホ
ッパ2の底面とが密閉状態となっている。ここで、コン
ベヤ4は、ネット4aとローラ4bから構成されるネッ
トコンベヤが適しているが、一般的なベルトコンベヤで
あっても、この発明の実施は可能である。このコンベヤ
4の速度と、前記上下可動式ゲート6の開放度により、
特殊舗装材料の搬出量を調節するのである。
【0036】また、特殊舗装材料を敷き均すのに、材料
を排出するための排出シュート3が、前記コンベヤ4の
後方に接するような位置で軸支されている。この排出シ
ュート3は、その排出シュート3の後方が、ホッパ2背
面に固定されているウインチ7により、ケーブルで接続
されている。また、この排出シュート3の前面にはバイ
ブレータ10が取り付けられている。ここで、この排出
シュート3は、板状の部材であり、これが、傾斜板とし
て作用する。また、この幅により、特殊舗装材料を一定
の幅に敷き均すことができる。そして、ウインチ7によ
り排出シュート3を上下する事により特殊舗装材料の落
下量を調節する事ができる。
【0037】また、走行台車1の前方部には、減速機付
き可変モータ5が取り付けられており、前輪1cとベル
トやチェーン等により接続されている。これにより、走
行台車1の速度を調節することができる。この減速機付
き可変モータ5は、前記モータ関係制御盤1gにより、
制御され、速度等を調節する。この実施例では、モータ
を使用しているが、速度を調節できる原動機であれば、
この発明に適用可能である。
【0038】そして、前記傾斜している支柱1dの前方
には、可変速減速機付きモータ8が取り付けられてお
り、ベルトによりコンベヤ4の前方のローラ4bおよび
アジテータ9aと接続されている。これにより、コンベ
ヤ4の速度を調節することができる。この可変速減速機
付きモータ8は、前記モータ関係制御盤1gにより、制
御され、速度等を調節する様になっている。この実施の
形態では、モータを使用しているが、速度を調節できる
原動機であれば、この発明に適用可能である。
【0039】さらに、ホッパ2背面には、可変速減速機
付きモータ11が取り付けられており、ベルトによりア
ジテータ9bと接続されている。これにより、アジテー
タ9bの回転速度を調節できるので、特殊舗装材料の搬
送量を変えることができる。この可変速減速機付きモー
タ11は、前記モータ関係制御盤1gにより、制御さ
れ、速度等を調節する様になっている。この実施の形態
では、モータを使用しているが、速度を調節できる原動
機であれば、この発明に適用可能である。
【0040】前記のように構成されているので、減速機
付き可変モータ5とモータ関係制御盤1gにより、走行
台車1の速度が調節できるので、排出シュート3から一
定量の特殊舗装材料を排出したときに、特殊舗装材料の
敷き均す厚さを調節して敷設することができる。例え
ば、走行台車1の走行速度を速くすれば特殊舗装材料を
薄く敷き均すことが可能となる。
【0041】また、上下可動式ゲート6の上下により、
コンベヤ4上を搬送している特殊舗装材料の搬出量が調
節可能となるので、走行台車1を一定速度にすることに
より、排出シュート3から特殊舗装材料を排出したとき
に、特殊舗装材料の敷き均す厚さを調節することができ
る。例えば、上下可動式ゲート6を上方へ大きく開けた
ときは、特殊舗装材料の搬出量が多くなるので、走行台
車1の速度が一定であるときは、特殊舗装材料を厚く敷
き均すことが可能となる。
【0042】また、ウインチ7により、排出シュート3
の敷設面とのなす角度θ2を調節することにより、特殊
舗装材料の落下速度が変更できるので、排出量の調節が
可能となるため、走行台車1の速度を一定に保つことに
より特殊舗装材料の厚さを調節して敷き均すことができ
る。例えば、ウインチ7により排出シュート3を上方に
引き揚げ、敷設面とのなす角度θ2を緩やかにすると、
落下速度が減少するので、排出量が減少し、特殊舗装材
料を薄く敷き均すことができる。
【0043】また、可変速減速機付きモータ8、11
と、モータ関係制御盤1gによりコンベヤ4の搬送速度
およびアジテータ9の回転速度を調節することが可能と
なるので、特殊舗装材料の排出シュート3からの排出量
を調節する事が可能となるため、走行台車1の速度を一
定に保つことにより、特殊舗装材料の厚さを調節して敷
設することができる。例えば、コンベヤ4の搬送速度ま
たはアジテータ9の回転速度が速ければ、排出量は増加
するので、特殊舗装材料を厚く敷き均すことが可能とな
る。
【0044】特殊舗装材料の敷き均す厚さの調整は、前
記の走行台車1の走行速度と、上下可動式ゲート6の開
放度と、ウインチ7による排出シュート3の敷設面との
なす角度θ2と、コンベヤ4の搬送速度を組み合わせて
調節することにより調節する事ができる。そしてそれぞ
れを一定に保つことで、一定の厚さに特殊舗装材料を敷
き均すことができる。また、特殊舗装材料の敷き均す幅
は、排出シュート3の幅が一定であるので、一定の幅に
敷き均すことができる。
【0045】なお、アジテータ9が、ホッパ2内のウッ
ドファイバー混合物等の粘着力の強い特殊舗装材料を掻
きほぐすので、特殊舗装材料がホッパ2内に粘着してし
まうことを減少することができるのである。また、バイ
ブレータ10が排出シュート3に取り付けられているの
で、粘着力の強いウッドファイバー混合物等の特殊舗装
材料であっても、排出シュートに粘着せずにスムーズに
排出して敷き均すことができるのである。
【0046】ここで、請求項1記載の貯蔵装置とは、前
記ホッパ2を指し、前記貯蔵装置は、一定の間特殊舗装
材料を貯蔵できるような容器であり、形状は特には問わ
ずにこの発明には適用できる。搬出口はホッパ2の背面
部下方、および、仕切板2a、2bの下方で、上下可動
式ゲート6に覆われる部分である。また、敷設装置と
は、前記排出シュート3(傾斜板)とウインチ7を指
し、傾斜角度を可変とすることにより、特殊舗装材料の
厚さを調節できるものである。さらに、搬送装置とは、
コンベヤ4と、可変速減速機付きモータ8からなる搬送
装置である。これにより、貯蔵装置の搬出口から、敷設
装置まで特殊舗装材料を搬送する。
【0047】また、請求項2記載の掻きほぐし手段と
は、前記アジテータ9(9a、9b)を指す。ウッドフ
ァイバー混合物等特殊舗装材料は粘着性が高いので、こ
の掻きほぐし手段により貯蔵装置内の特殊舗装材料を掻
きほぐして、粘着性を弱める。
【0048】また、請求項3記載の振動機構とは、前記
バイブレータ10を指し、この振動機構により、粘着性
の高いウッドファイバー混合物等の特殊舗装材料を敷設
装置に粘着させずにスムーズに落下させることができ
る。
【0049】
【発明の効果】この発明は、前記のように構成されてい
るので、特殊舗装材料を用いた舗装が人力によらず、機
械により、大規模に行うことが可能となる。
【0050】また、特殊舗装材料の舗装が、完成後、一
定厚さおよび一定幅の舗装とすることが可能となる。そ
れにより、特殊舗装材料を用いた舗装が、表面の平坦精
度が高く、美観に優れた舗装とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る特殊舗装材料敷き均し装置の第
1の実施の形態を示す側面図である。
【図2】この発明に係る特殊舗装材料敷き均し装置の第
1の実施の形態を示す上面図である。
【図3】この発明に係る特殊舗装材料敷き均し装置の第
1の実施の形態を示す背面図である。
【図4】この発明に係る特殊舗装材料敷き均し装置の第
2の実施の形態を示す側面図である。
【図5】この発明に係る特殊舗装材料敷き均し装置の第
2の実施の形態を示すA−A矢視正面図である。
【符号の説明】
θ1 敷設面とのなす角度 θ2 敷設面とのなす角度 1 走行台車 1a レバー 1b 前輪または後輪 1c 後輪または前輪 1d 支柱(傾斜) 1e 支柱(垂直) 1f 支柱 1g モータ関係制御盤 2 ホッパ 2a 仕切板(後方) 2b 仕切板(前方) 3 排出シュート 4 コンベヤ 4a ネット 4b ローラ 5 減速機付き可変モータ 6 上下可動式ゲート 7 ウインチ 8 可変速減速機付きモータ 9 アジテータ 9a アジテータ 9b アジテータ(上下可動式) 10 バイブレータ 11 可変速減速機付きモータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行台車と、 前記走行台車上に設けられ、特殊舗装材料を搬出する搬
    出口を有し、特殊舗装材料を一時貯蔵しておくための貯
    蔵装置と、 前記走行台車上に設けられ、特殊舗装材料を下方へ導く
    一定の幅の傾斜板を有し、特殊舗装材料を敷設面上に排
    出し敷設するための敷設装置と、 前記貯蔵装置と前記敷設装置との間に設けられ、特殊舗
    装材料を搬送するための搬送装置と、 を含む特殊舗装材料敷き均し装置であって、 下記の(1)ないし(4)の要件のうち、少なくともい
    ずれか一の要件を満たすことを特徴とする特殊舗装材料
    敷き均し装置。 (1)前記走行台車が、走行速度の調節が可能であるこ
    と。 (2)前記貯蔵装置の搬出口が、特殊舗装材料の搬出量
    の調節が可能であること。 (3)前記敷設装置の傾斜板が、特殊舗装材料の敷設面
    との間でなす角度の調節が可能であること。 (4)前記搬送装置が、特殊舗装材料の搬送速度の調節
    が可能であること。
  2. 【請求項2】前記貯蔵装置の搬出口と搬送装置との間
    に、特殊舗装材料を掻きほぐすための掻きほぐし手段を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の特殊舗装材料
    敷き均し装置。
  3. 【請求項3】前記掻きほぐし手段を前記貯蔵装置の搬出
    口付近に設け、上下動が可能であることを特徴とする請
    求項2に記載の特殊舗装材料敷き均し装置。
  4. 【請求項4】前記敷設装置の傾斜板に、特殊舗装材料に
    振動を与えるための振動機構を設けたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の特殊舗
    装材料敷き均し装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012107418A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Nichireki Co Ltd 舗装用材料加熱展延装置及び加熱展延方法
CN106988315A (zh) * 2017-05-18 2017-07-28 中国水利水电第五工程局有限公司 一种大坝垫层料摊压机
KR101919591B1 (ko) * 2017-10-11 2018-11-19 (주)미래지반연구소 지반 보강재 포설장치
CN112626991A (zh) * 2020-12-17 2021-04-09 盛亚明 一种混凝土路面局部填充浇筑修补机器人

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