JP2000211940A - 長い微小直径ガラス繊維の製造方法並びにそのガラス繊維を使用して製造した製品 - Google Patents

長い微小直径ガラス繊維の製造方法並びにそのガラス繊維を使用して製造した製品

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JP2000211940A
JP2000211940A JP11354165A JP35416599A JP2000211940A JP 2000211940 A JP2000211940 A JP 2000211940A JP 11354165 A JP11354165 A JP 11354165A JP 35416599 A JP35416599 A JP 35416599A JP 2000211940 A JP2000211940 A JP 2000211940A
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molten glass
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air
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Michael J Cusick
ジョン カシック マイケル
Kenneth Andrew Clocksin
アンドリュー クロックシン ケニス
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Johns Manville International Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的粘性のガラスを回転繊維化法で比較的
高速の回転盤速度で、比較的大きい直径の孔を通じて繊
維化し、生物学的液体中で迅速に可溶性化される長い微
小直径ガラス繊維を製造する方法を提供する。 【構成】 この長い微小直径ガラス繊維を製造する方法
は、繊維化回転盤の周壁の外面の速度と繊維化オリフィ
スを通過するガラスの速度との比(回転盤/ガラス速度
比)を特定範囲に保持すること;空気リングを出る空気
の速度と繊維化オリフィスを通過するガラスの速度との
比(空気リング/ガラス速度比)を特定範囲に保持する
こと;および高温アテニュエーション燃焼ガスの形成に
消費される燃料のBTU含量と繊維化される溶融ガラス
0.454kg(1ポンドの換算値)のBTU含量との
比(アテニュエーション燃焼ガス/ガラス熱含量比)を
特定の範囲に保持することを含む。これらのガラス繊維
からは各種用途のため、たとえば非限定的に、電池セパ
レータ、ASHRAE紙、HEPA濾紙、ULPA濾紙などのためのエ
アーレイドおよびウエットレイド繊維マットがつくられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、長い微小直径ガラス繊維を形
成するため、比較的粘性のガラスを回転繊維化法により
比較的高い回転盤速度で、かつ、比較的大きい直径の孔
を通して繊維化するガラス繊維の製造方法に関する。こ
れらのガラス繊維からは、各種の用途のためのエアーレ
イド(air-laid) またはウエット−レイド(wet-laid)マ
ットが製造される。このような繊維マットの用途を非限
定的に例示すれば、電池用隔離板すなわち電池セパレー
タ、ASHRAE紙、HEPA濾紙やULPA濾紙などのフィルター材
料である。
【0002】電池セパレータ、ASHRAE紙、およびHEPA濾
紙やULPA濾紙のごとき濾紙は一般にガラス繊維からつく
られる。これらの製品をつくるために使用されるガラス
繊維は、通常、回転繊維化法すなわち加熱空気と高温燃
焼ガスとのカーテンの中で繊維を細く長くする(以下、
アテニュエーション=attenuation ともいう)方法、あ
るいは、火炎アテニュエーション法、たとえば非限定的
に、ポットおよびマーブル火炎アテニュエーション法の
ごときバーナーの炎の中で高い温度で繊維をアテニュエ
ーションする方法によってつくられる。
【0003】典型的な回転繊維化法においては、1つま
たは2つ以上の回転繊維化装置が捕集チャンバーの上部
内に配置される。各回転繊維化装置は高速回転する繊維
化盤を有する。この高速回転盤は、その環状外周側壁内
に多数の小口径オリフィスを有しており、溶融ガラス流
がこの高速回転盤の中に導入される。オリフィスの個数
と直径はさまざまである。たとえば、環状外周側壁は典
型的には、直径が約0.254mm(0.010インチの
換算値)から約0.635mm(0.025インチの換算
値)までの範囲のオリフィスを数百乃至数万個有してい
る。回転盤側壁内のオリフィスからほぼ水平方向に出る
一次ガラス繊維は、回転盤の周囲の高速加熱空気と燃焼
ガスとの全体的に下方を向いて流れる高温環状カーテン
の中に導入される。この環状カーテンは、バーナーから
の燃焼ガスと空気リングから吐出される高速空気流とに
よって形成される高温ガスの環状カーテンである。加熱
空気と燃焼ガスからなるこの高温高速のガスカーテン
は、オリフィスから出た一次繊維を細く延伸して、一次
繊維から直径のより小さいステープル(Staple)ファイ
バー(典型的には平均直径が2.8ミクロンかそれ以上
である単峰形繊維分布を有するガラス繊維)を形成す
る。これらの繊維は、通常捕集チャンバーを通り、その
捕集チャンバーの下部に配置された移動式多孔性捕集チ
ェーンコンベヤーの上に集められる。
【0004】ポットおよびマーブル法またはそれに類似
する方法のごとき典型的火炎アテニュエーション法にお
いては、溶融ガラスを入れたポットまたは溶融器の底に
配設された多数のオリフィスから、そのポットまたは溶
融器の下に配置された引出しローラによって連続一次フ
ィラメントが引き出される。これらの連続一次フィラメ
ントは、次にフィラメントガイドを通り、バーナーの高
速火炎内にほぼ直角に導入される。ここで、連続一次フ
ィラメントは、細く延伸されて極めて小さい直径を有す
る長いステープルガラス繊維にされる。このあと、繊維
は火炎からの高速燃焼ガスによって成形チューブを通じ
て運ばれ、成形チューブの反対側端部に配置された傾斜
された多孔性捕集移動チェーンコンベヤーの上に置かれ
る。
【0005】上記の2つの繊維化法、すなわち回転式高
温空気−燃焼ガスアテニュエーション法と火炎アテニュ
エーション法とは、いずれも前記した繊維長範囲の繊維
を製造することができ、その繊維直径分布は、グラフに
描くと、ほぼ鐘形の曲線となる。得られる繊維の直径分
布は単峰形の繊維直径分布である。
【0006】上記した回転繊維化法は火炎アテニュエー
ション法よりもかなり安価に繊維を製造できる。しかし
ながら、従来、この回転繊維化法によって製造される繊
維(2.8ミクロン以下の平均直径をもつ単峰形繊維直
径分布を有するもの)は、より短くなる傾向にあり、従
来技術の回転繊維化法を使用して製造するのがますます
難しくなってきた。そして従来技術の回転繊維化法で製
造された繊維は、たとえば、繊維長が比較的短い、欠陥
繊維の含有率が高い、引張強度が不良であるなどの理由
のために多くの用途で受け入れられなくなってきてい
る。すなわち、長い極細繊維(平均直径が2.8ミクロ
ンまたはそれ以下、より特定的には2.5ミクロンまた
はそれ以下の単峰形繊維直径分布を有する繊維)を必要
とする製品の場合には、ポットおよびマーブル火炎アテ
ニュエーションプロセスまたは類似の火炎アテニュエー
ションプロセスによって製造されたより高価な繊維が排
他的に使用されるか、あるいは製品の用途が許容する場
合、回転繊維化プロセスによってつくられたより直径の
大きい繊維と組み合わせて使用されるようになってきて
いる。このような長い極細繊維を必要とする製品を非限
定的に例示すれば、電池セパレーター材料(これは約
1.4ミクロンの平均直径を有する繊維を必要とす
る)、ASHRAE紙、HEPA濾紙およびULPA濾紙などである。
たとえば、電池セパレーター材料は、最近では二峰形繊
維直径分布を有し、平均直径が約1.4ミクロンである
繊維混合物から形成されている。製品コストを下げなが
ら、このような製品のために必要な性能特性を与える試
みの1つでは、このような混合物に所望される平均繊維
直径(たとえば、約1.4ミクロン)が、図4に図式的
に示されているように、平均直径が約0.7ミクロンの
単峰形繊維直径分布を有する火炎アテニュエーション繊
維と平均直径が約2.8ミクロンの別の単峰形繊維直径
分布を有する回転繊維とを混合することによって得られ
ている。すなわち、このような製品材料としての代表的
繊維混合物は、平均直径が約0.7ミクロンの繊維約4
0重量%と平均直径が約2.8ミクロンの繊維約60重
量%とからなる二峰形の繊維分布を有し、両者の組み合
わせで、全体として、平均繊維直径が約1.4ミクロン
の製品を与えている。
【0007】すなわち、エアーレイドおよびウエット−
レイド製品、たとえば非限定的に、電池セパレーター、
ASHRAE紙、HEPA濾紙およびULPA濾紙などを製造するため
に、これらの用途のために要求される物性を有する、回
転繊維化法によってつくられた長い微小直径ガラス繊維
(平均直径が2.8ミクロン以下、好ましくは約2.5
ミクロン以下、より好ましくは約2.0ミクロン以下、
最も好ましくは約1.4ミクロン以下である単峰形繊維
直径分布を有する繊維)に対しては需要が存在するので
ある。さらに、上記したようなエアーレイドおよびウエ
ット−レイド製品であって、現在市場に出回っている製
品よりも安価なものに対しては市場における需要が存在
している。
【0008】ガラス繊維製品の製造および/またはその
後の加工工程および取扱いの段階において、製品を形成
するガラス繊維の一部分はしばしば体内に吸い込まれる
ような長さに切断または破断される。体内からそのよう
な繊維を取り除くことは非実用的または実施不可能であ
るから、高度のバイオ溶解性を有する、すなわち、生物
学的液体内で迅速に可溶化されるガラス組成物を創出す
ることが重要となっている。
【0009】
【発明の要約】商業的に使用されている回転繊維化法に
よって、現在製造されているガラス繊維よりも微細なガ
ラス繊維を回転繊維化法で製造するためには、従来の知
識では、高温の流動性(比較的低粘度の)溶融ガラスを
比較的高い回転盤速度で、繊維化回転盤の小口径のオリ
フィス(繊維化回転盤で通常使用されているオリフィス
の直径範囲の最低値またはそれよりも小さい直径を有す
るオリフィス)を通して繊維を形成することが想定され
るであろう。しかしながら、その想定される方法によっ
て微細なガラス繊維を製造する試みは、欠陥繊維含有率
が高く、引張強度の不良な限界的品質の、短い微小直径
ガラス繊維の形成という結果に終わった。
【0010】本発明の方法は、欠陥繊維の含有率が低
く、良好な引張強度を有する優れた品質の長い微小直径
ガラス繊維を製造するために上記とはきわめて異なるア
プローチを採用するものである。本発明の方法は比較的
粘性の溶融ガラスを高速度で、繊維化回転盤内の、製造
されるべき繊維の直径のわりには比較的大きい直径のオ
リフィスを通過させることによって、長い微小直径ガラ
ス繊維を形成するものである。本発明においては、単峰
形繊維直径分布を必要とする電池セパレータおよびその
他用途ための、平均直径が2.8μm(ミクロン)以
下、好ましくは約2.5ミクロン以下、より好ましくは
約2.0ミクロン以下、最も好ましくは約1.4ミクロ
ン以下である単峰形繊維直径分布を有する繊維を製造す
るために直径が約0.58mm(0.023インチの換算
値)かそれ以上のオリフィスが使用される。繊維化回転
盤のこれらオリフィスから出る一次ガラス繊維は、さら
にその一次繊維に向けられた加熱空気と燃焼ガスとの高
温高速環状カーテンによって細くされて、長い微小直径
ガラス繊維にされる。本発明の方法は、さらに、繊維化
回転盤の周壁の外側面の速度と繊維化オリフィスを通過
するガラスの速度との比(盤/ガラス速度比)を特定範
囲に保持すること;回転繊維化盤を取り巻く環状空気リ
ングから出る空気の速度と繊維化オリフィスを通過する
ガラスの速度との比(空気リング/ガラス速度比)を特
定範囲に保持すること;および繊維化されるべきガラス
0.454kg(1ポンドの換算値)あたり高温アテニ
ュエーション燃焼ガスを生成するために消費される燃料
のBTU(英熱量)含量と、繊維化される溶融ガラス
0.454kg(1ポンドの換算値)のBTU含量との
比(アテニュエーション燃焼ガス/ガラスの熱含量比)
を特定範囲に保持することを包含する。これら盤/ガラ
ス速度比、空気リング/ガラス速度比およびアテニュエ
ーション燃焼ガス/ガラスの熱含量比を変えることによ
って、本発明の方法によって製造される長い極細繊維の
直径は、比較的長い繊維長を維持しながら制御すること
ができる。
【0011】本発明の好ましい実施例においては、ガラ
ス繊維は、150ng/cm2/ hrより大きい、より好ましく
は300ng/cm2/ hr以上、最も好ましくは400ng/cm2
/ hr以上の生物分解速度を有するガラス組成物から製造
される。これによって、それら繊維が人に吸い込まれた
場合でも、繊維はその人の生物学的液体内で迅速に可溶
化されることになる。
【0012】本発明の方法によって製造された長い微小
直径ガラス繊維は、単峰形の繊維径分布を有しており、
それら長い微小直径ガラス繊維の平均直径は、一般に
2.8ミクロン以下であり、たとえば、電池セパレータ
等に使用する場合は1.4ミクロン以下である。本発明
の方法は、2.8ミクロンより大きい平均直径を有する
単峰形繊維径分布を示す繊維を製造するために使用する
こともできる。しかし、本発明の方法は、特に平均直径
が2.8ミクロン以下、好ましくは約2.5ミクロン以
下、より好ましくは約2.0ミクロン以下、最も好まし
くは約1.4ミクロン以下である単峰形繊維直径分布を
有する長い微小直径ガラス繊維を製造するために有用で
ある。このような単峰形な微細繊維直径分布は電池セパ
レーター等で要求されるものであり、したがって、本発
明の方法は、その用途のためにはこれまで回転繊維化法
によって製造された繊維が不適当であったような用途に
も使用することが可能である。この単峰形繊維直径分布
を有する長い微小直径ガラス繊維から製造されるエアー
レイドおよびウエット−レイド製品、たとえば非限定的
に、電池セパレーター、ASHRAE紙、HEPA濾紙およびULPA
濾紙などの製品は、繊維混合物から製造された製品(図
4に示したような二峰形繊維直径分布を有する製品)と
は異なる、向上された物理的特性を示すことができる。
【0013】単峰形繊維直径分布を有する本発明の長い
微小直径ガラス繊維から製造される電池電池セパレータ
は、発明の背景の項で前記した電池セパレータのごとき
二峰形繊維直径分布を有する繊維を使用して製造された
電池セパレータと比較すると、向上された圧縮からの回
復力を示した。二峰形繊維直径分布を有する繊維を使用
して製造された従来の電池セパレータを使用した場合に
電池が遭遇する大きな問題の1つは、充電、放電、再充
電のサイクルが何回も繰り返されると、それらサイクル
の間に電池セパレータが受ける繰り返し圧縮から電池セ
パレータが完全に回復できなくなり、このために電池が
早期に駄目になってしまうことである。セパレータが元
の状態に復帰しないと、セパレータと電極板との間にギ
ャップが生じ、少なくとも部分的に電池が早期欠陥を起
こしてしまう。単峰形の繊維直径分布を有する本発明の
長い微小直径ガラス繊維で製造された電池セパレータ
は、ある所定重量についてみるとより厚く、それら電池
セパレータは、二峰形繊維直径分布を有する繊維で製造
された電池セパレータの場合に起こる繊維の凝集や高密
度化がないので、二峰形繊維直径分布を有する繊維を使
用して製造された電池セパレータよりも優れた回復力を
示すことができると考えられている。また、二峰形繊維
直径分布を有する繊維で製造された電池セパレータにお
いては、繰り返される圧縮と膨張の間に、より微細な繊
維がより大きな直径の繊維の間の隙間に移動してしま
い、その結果、電池セパレータの厚さと弾性が減少して
しまうと考えられる。本発明の長い極細繊維でつくられ
た電池セパレータでは、その単峰形繊維直径分布の故
に、この現象は大幅に低減され、電池セパレータはその
厚さと弾性をより良く保持することができる。
【0014】濾過材料についても、本発明の繊維でつく
られた濾過製品、たとえば、ASHRAEフィルターの単峰形
繊維直径分布がそれら製品に増強されたかさ高さを与え
る。濾過用製品のこの増強されたかさ高さは、そのフィ
ルターのゴミ保持性能を高め、ある所定の濾過効率に対
するフィルターの初期圧力降下を減少させる。
【0015】
【好ましい実施例の説明】図1には、1つまたはそれ以
上の繊維化ユニット20(図には1つだけ示されてい
る)と捕集チャンバー22とを含む、本発明の方法によ
って長い微小直径ガラス繊維を製造するための回転式繊
維化装置の断面を図式的に示した正面図である。各繊維
化ユニットは下記の構成要素を包含している:繊維化回
転盤24;その繊維化回転盤24の内部へ導入される溶
融ガラス流26;好ましくは、繊維化される溶融ガラス
30の粘度の調節を助け、繊維化回転盤24内部の溶融
ガラス30の温度を調節し、保持するための内部バーナ
ー28;燃焼ガスの環状カーテンを繊維化回転盤24の
外周側面に沿ってまたは近接して下方に向ける環状アテ
ニュエーションバーナー32;および繊維化回転盤24
の側壁の外側で空気の環状カーテンを下方に向ける環状
空気リング34。繊維化ユニットは捕集チャンバー22
の上部分の中に収納されている。捕集チャンバー22の
下部分の中には移動する一連の多孔性捕集チェーンコン
ベヤーベルト36が配置されている。このコンベヤーベ
ルトの下側には負圧を発生するための従来型の吸引装置
または排気装置(図示なし)が設けられている。これに
よって、コンベヤーベルトの上側走行部分を通して空気
が吸引されると共に、ガラス繊維がコンベヤーベルト上
に積まれ、コンベヤーベルト上にガラス繊維が集められ
てランダムに配向されたガラス繊維のマットまたはブラ
ンケットが形成される。
【0016】図1乃至3に見られるように、繊維化ユニ
ット20の繊維化回転盤24は、底円板40、垂直にの
びる環状側壁42および上部の内側に向いた環状補強フ
ランジ44を有する。側壁42は、通常数千または数万
の繊維化オリフィス46を有している。繊維化オリフィ
ス46は、典型的には直径が約0.584mm( 0.02
3インチの換算値)またはそれ以上であり、環状列に配
列され、または別の幾何学パターンに配列されて側壁を
貫通している。繊維化回転盤24は、通常1分間当り2
000回転を優に超える速度で高速回転する(繊維化オ
リフィス46を通る溶融ガラス30の速度に対する側壁
42の外面の所望表面速度を得るために必要な1分間当
りの回転数は、繊維化回転盤の直径により変わる)。こ
の高速回転する繊維化盤24によって発生される遠心力
のために、溶融ガラス流26から繊維化回転盤24の中
に導入された溶融ガラス30は、底円板40を横切り、
側壁42の内面を上に昇るように流れ、そこで側壁内の
オリフィス46を通って外に出て、一次繊維48を形成
する。図示したように、繊維化ユニット20は、好まし
くは、繊維化回転盤24内部の溶融ガラス30の温度を
調節、保持するための内部のバーナー28を具備してお
り、これによってオリフィス46を通って繊維化される
溶融ガラスの粘度がより正確に制御される。
【0017】図1に示したように、繊維化ユニット20
の外部アテニュエーションバーナー32は燃焼室50を
有しており、ここでバーナー32に導入された燃料(た
とえば天然ガス)と空気との混合物が燃焼される。高温
燃焼ガスは、外部アテニュエーションバーナー32から
環状に配置された出口52を通って排出され、高速高温
燃焼ガスの下向きカーテンを形成する。
【0018】環状空気リング34は、繊維化回転盤24
の側壁42の外面に近接する外側に高速空気の環状カー
テンを下方に向ける。環状空気リング34の内側の環状
出口スロット54から出る空気流は、外側アテニュエー
ションバーナー32の下側面と空気リング34の上側面
との間の環状隙間56を通して空気を吸い込み、すなわ
ち、吸引し、そして外部アテニュエーションバーナー3
2から出る高温燃焼ガスと共に加熱空気と燃焼ガスとの
高温高速カーテンを形成する。このカーテンは繊維化回
転盤24の外側壁に沿って、その側壁に近接して下方に
流れる。高温高速の加熱空気と燃焼ガスとからなるこの
カーテンは、オリフィス46から出てくる一次繊維48
と、その一次繊維の長軸に対して鋭角(通常約90度の
角度)で交差し、そして一次繊維をその最終直径と長さ
まで細く延伸(アテニュエーション)し、このアテニュ
エーションされた繊維を下方の捕集コンベヤー36方向
に向ける。好ましくは、外側アテニュエーションバーナ
ー32の下側面と空気リング34の上側面との間の環状
隙間56の寸法は調節可能とし、この隙間56を通って
繊維化回転盤24の外側の狭い環状アテニュエーション
領域に流入する空気流を調節してアテニュエーション領
域での繊維アテニュエーションを最適化できるようにす
る。
【0019】すなわち、本発明の方法においては、溶融
ガラス流26が繊維化回転盤24の内部に導入され、そ
の内部で溶融ガラスは、遠心力によって、底円板40を
横切り、繊維化回転盤24の環状周側壁42に沿って上
方に流れる。好ましくは、底円板を横切り、繊維化回転
盤の環状周側壁42を上方に流れる溶融ガラス30の温
度は、繊維化回転盤24内部の溶融ガラスの粘度の制御
を支援するためにバーナー28によって加熱されて維持
または調節される。このあと、溶融ガラス30は繊維化
オリフィス46を通って流出して一次繊維を形成する。
これら一次繊維48は、繊維化オリフィスからほぼ水平
方向に射出され、繊維化回転盤の側壁42の外面に沿っ
てまたは外面に近接して下方に流れている加熱空気と燃
焼ガスとの高温高速の環状カーテンの中に導入される。
この加熱空気と燃焼ガスとの高温高速の環状カーテン
は、鋭角ですなわち90°または約90°の角度で一次
繊維に衝突して繊維をアテニュエーションし、長い極細
繊維にする。このアテニュエーションされた繊維は、捕
集コンベヤーの方に向けて送られ、そこで繊維が集めら
れてランダムに配向されたガラス繊維のマットまたはブ
ランケットが形成される。上記したように、本発明の方
法は、平均直径が2.8ミクロンまたはそれ以上の単峰
形繊維分布を有する繊維を形成するために使用すること
ができるが、他方、本発明の方法は、平均直径が2.8
ミクロン以下、好ましくは約2.5ミクロン以下、より
好ましくは約2.0ミクロン以下、最も好ましくは電池
セパレーター用の約1.4ミクロンである単峰形繊維直
径分布を有する電池セパレーター用の微小直径ガラス繊
維を製造できる。したがって、本発明の方法によって製
造された繊維は、これまで回転繊維化法によって製造さ
れた繊維が不適当であったような用途に使用することが
できる。
【0020】本発明の方法は、繊維化される溶融ガラス
の粘度を特定範囲内に保持すること、および次の3つの
重要な比率を特定範囲内に保持することに依存するもの
である:回転盤/ガラス速度比;空気/ガラス速度比;
およびアテニュエーション燃焼ガス/ガラス熱含量比。
本方法に影響を及ぼすその他のパラメータは、回転盤内
のオリフィスの”有効開口面積”およびオリフィスを通
過するガラスの速度であり、これは回転盤の生産速度に
影響を及ぼす。このパラグラフで述べたすべてのプロセ
スパラメーターについて以下詳細に説明する。
【0021】本発明の方法においては、長い微小直径ガ
ラス繊維は、繊維化されるべきガラスの粘性が高く、あ
る特定限度範囲にある時に最も容易に製造される。これ
はガラスの化学的性質および温度(温度の低いガラスほ
ど粘度が高い)によるものである。繊維化される溶融ガ
ラスの粘度は、約250乃至約2000ポイズの範囲で
あるべきである。好ましくは、粘度は約850乃至約1
650ポイズ、そして最も好ましくは、約1150乃至
約1350ポイズの範囲であり、目標粘度はおよそ12
50ポイズである。
【0022】本発明の方法においては、長い微小直径ガ
ラス繊維は、繊維化回転盤の周壁の外側面の速度と、回
転盤の繊維化オリフィスを通過するガラスの速度との比
(盤/ガラス速度比)を特定範囲に保持した場合に最も
容易に製造される。本発明の方法においては、その盤/
ガラス速度比は、約20000対1乃至約40000対
1の範囲であるべきであり、好ましくは約25000対
1乃至35000対1、そして最も好ましくは約280
00対1乃至32000対1であり、目標比率は約30
000対1である。
【0023】本発明の方法においては、長い微小直径ガ
ラス繊維は、空気リングから出る空気の速度と、繊維化
オリフィスを通過するガラスの速度との比(空気リング
/ガラス速度比)を特定範囲に保持した場合に最も容易
に製造される。本発明の方法においては、その空気リン
グ/ガラス速度比は、約400000対1乃至約120
0000対1の範囲であるべきであり、好ましくは約6
00000対1乃至約1000000対1、そして最も
好ましくは約750000対1乃至850000対1で
あり、目標比率は約800000対1である。
【0024】本発明の方法においては、長い微小直径ガ
ラス繊維は、繊維化されるべきガラス0.454kg
(1ポンドの換算値)あたり高温アテニュエーション燃
焼ガスを生成するために消費される燃料のBTU(英熱
量)含量とオリフィス46を通過する繊維化される溶融
ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)のBTU含
量との比(アテニュエーション燃焼ガス/ガラスの熱含
量比)を特定範囲に保持した場合に最も容易に製造する
ことができる。本発明の方法においては、このアテニュ
エーション燃焼ガス/ガラス熱含量比は、約10対1乃
至約30対1の範囲であるべきであり、好ましくは約1
4対1乃至約25対1、最も好ましくは約21対1乃至
約23対1であり、目標比率は約22対1である。これ
ら盤/ガラス速度比、空気リング/ガラス速度比、アテ
ニュエーション燃焼ガス/ガラス熱含量比を変えること
によって、比較的長い繊維長を維持しながら本発明の方
法によって製造される長い極細繊維の直径を制御するこ
とができる。
【0025】本発明の方法においては、オリフィス46
を通過する溶融ガラスの速度を特定の低い速度範囲に維
持した場合に最も容易に長い微小直径ガラス繊維を製造
することができる。”回転盤の有効開口面積”という用
語は回転盤内のオリフィス46の数に各オリフィスの面
積を掛けたものである。本発明の方法においては、オリ
フィス46を通る溶融ガラスのその低い速度は、回転盤
の有効開口面積を約20乃至約80cm2 、好ましくは約
40乃至約70cm2 、より好ましくは約45乃至約55
cm2 そして最も好ましくは約50cm2 とした場合に、生
産速度を許容されうる程度に保持しながら達成すること
ができる。本発明の方法においては、オリフィス46を
通過する溶融ガラスの速度は、約3乃至約15cm/分の
範囲であるべきである。好ましくは、約5乃至約13cm
/分、より好ましくは約6乃至約10cm/分、最も好ま
しくは約8cm/分である。
【0026】前記したように、本発明の方法は平均直径
が2.8ミクロンまたはそれ以上の単峰形繊維直径分布
を有する長いガラス繊維を製造するために使用できる
が、本発明の方法は、主として、平均繊維直径が2.8
ミクロン以下である単峰形繊維直径分布を有する長い微
小直径ガラス繊維を製造することを意図したものであ
る。本発明の方法は、平均繊維直径が2.8ミクロン以
下、好ましくは約2.5ミクロン以下、より好ましくは
約2.0ミクロン以下、最も好ましくはたとえば非限定
的に電池セパレーターのごとき用途のための約1.4ミ
クロンの単峰形繊維直径分布を有する長い微小直径ガラ
ス繊維を製造するために特に好適である。図5は非限定
的例として電池セパレーターのごとき用途のために本発
明の方法で製造された繊維の繊維直径分布を概略的に示
すグラフである。図5の例では、繊維直径は低い約1.
1ミクロンから高い約1.7ミクロンまでの範囲に分布
しており、繊維の平均直径は約1.4ミクロンである。
平均直径が1.4ミクロンの単峰形繊維直径分布を有す
る本発明の方法によって製造される長い極細ステープル
ガラス繊維は、好ましくは、Bauer-McNett試験法で測定
して約1.0mmまたはそれ以上の平均長さを有するが、
約1.5mmまたはそれ以上の平均長さを有するのがより
好ましく、最も好ましくは約2.0mmまたはそれ以上で
ある。
【0027】本発明の方法ならびに本発明の製品の繊維
においては、他のガラス組成物も使用しうるが、下記に
示すガラス組成物が本発明の方法にとって非常に良好で
あり好ましい。この好ましいガラス組成物は良好なバイ
オ溶解性、良好な耐酸性を有しており、電池セパレータ
などの用途に使用するための繊維を製造するために特に
適当である。このガラスの組成は以下のとおりである。
なお、数字はモルパーセントである。 Si O2 66−69.7 Al23 0−2.2 RO 7−18 R2 O 9−20 B23 0−7.1
【0028】ここで、R2 Oはアルカリ金属酸化物であ
り、ROはアルカリ土類金属酸化物である。R2 0は好
ましくはそのほとんどの実質的部分がNa2Oであり、R
OはMg Oおよび/またはCa O,好ましくは両者であ
り、そのMg O/Ca Oのモル比は1:3乃至3:1,
より好ましくは2:3乃至3:2である。ガラスの化学
的性質はそのガラス組成物が満足すべき3つの比、すな
わちC(酸)、C(バイオ)、C(湿)によって説明さ
れる。これら3つの比は組成により次のように定義され
る。なお、すべての量はモルパーセントである。 C(酸)=[Si O2]/([Al23]+[B23]+[R
2 O]+[RO]) C(バイオ)=([Si O2]+[Al23])/([B2
3]+[R2 O]+[RO]) C(湿)=([Si O2]+[Al23]+[B23])/
([R2 O]+[RO])。
【0029】これらの比のうち、C(酸)は酸性環境中
の化学的耐性に関係する比である。C(バイオ)はバイ
オ溶解性に最も密接に関係している比である。C(湿)
は湿環境中での諸特性の保持に関係のある比である。C
(酸)とC(湿)とはできるだけ大きいのが好ましく、
他方C(バイオ)はできるだけ小さくすべきである。C
(酸)が1.95に等しいかまたはそれ以上、C(バイ
オ)が2.30に等しいかまたはそれ以下、C(湿)が
2.40に等しいかまたはそれ以上の場合、バイオ溶解
性の高いガラス繊維は、他の必要な物性たとえば薬品耐
性および耐湿性を保持していることが判っている。
【0030】好ましくは、本発明の方法で使用されるバ
イオ溶解性ガラス繊維ならびに本発明の製品のガラス繊
維は下記の範囲に入る組成を有する(数字はモルパーセ
ント): Si O2 66−69.0 Al23 0−2.2 RO 7−16 R2 O 9−19 B23 0−7.1
【0031】最も好ましくは、本発明の方法で使用され
るバイオ溶解性ガラス繊維ならびに本発明の製品のガラ
ス繊維は下記の範囲に入る組成を有する(数字はモルパ
ーセント): Si O2 66−68.25 Al23 0−2.2 RO 7−13 R2 O 11−18 B23 0−7.1
【0032】本発明の方法ならびに本発明の製品に使用
されるガラス繊維の性能特性に関しては、C(酸)が
2.00に等しいかまたはそれ以上;C(バイオ)が
2.23に等しいかまたはそれ以下、より好ましくは
2.20に等しいかまたはそれ以下;そしてC(湿)が
2.50に等しいかまたはそれ以上、好ましくは、2.
60に等しいかまたはそれ以上であるのが望ましい。前
述したように、C(酸)とC(湿)はできるだけ大きい
値であるのが最も望ましい。たとえば、C(湿)の数値
は3.00またはそれ以上であるのが特に好ましい。な
お、ここで留意すべきことは、より好ましいガラスが必
ずしもすべての”より好ましいC−比”を持つ必要がな
いという意味において、これら3つのC−比は互いに独
立的であるということである。
【0033】繊維の耐酸性は電池工業での標準試験によ
って測定されうる。たとえば、典型的試験は、比重が
1.26の硫酸50mlの中に公称直径3ミクロンの繊維
5gを加えるものである。3時間還流後、酸相を濾過分
離し、溶解した金属または他の元素が分析される。
【0034】繊維のバイオ溶解速度の評価のために使用
される方法は、Law 等により記載された方法(1990)に類
似するものである。この方法は実質的には、供試繊維
0.5gのアリクアント(aliquant)をGamble's液とし
て公知の合成生理学的液体または合成細胞外液体(SE
F=synthetic extracellular fluid )に入れて、37
℃の温度かつ繊維表面積に対する流速の比が0.02乃
至0.04cm/hrとなるように調節された速度で、最高
1000時間までの試験期間の間浸すものである。繊維
はプラスチック支持体メッシュに支持された0.2ミク
ロンのポリカーボネート濾材の間の薄い層に保持され、
この組立体全体が1つのポリカーボネートサンプルセル
の中に置かれ、液体はこのセルを通して浸透できる。液
体のpHはこのフロー系全体にわたって5%CO2 /95
%N2 の正圧を使用することを通じて7.4±0.1に
調整される。
【0035】特定の時間間隔で採取された液体サンプル
を誘電結合形高周波プラズマ分光法(ICP)を使用し
て元素分析にかけ、溶解したガラスの全量を計算する。
このデータから全体的な速度定数がそれぞれのタイプの
繊維について下記関係式から計算により求められる: k={d0 (1−(M/M0)0.5 }/2t 式中、kはSEF中の溶解速度定数、d0 は初期繊維直
径、当該繊維を構成するガラスの初期密度、M0 は当該
繊維の初期質量、Mは当該繊維の最終質量、(M/M0
=残留質量分)、tはデータを取得時までの時間であ
る。
【0036】この関係式の導き方の詳細はLeinweber(19
82) およびPotterとMattson(1991)によって記載されて
いる。kの値はng/cm2/ hrで表され、150以上の数値
が好ましい。与えられた1つの試料セット内のいくつか
の繊維について同じ試験を反復実施した結果は、k値が
1つの所与の組成物について3パーセント以内で一貫し
ていることを示した。
【0037】上記に概略的に説明した評価法によって得
られるデータは選択された試料セット内で有効的に相関
させることができる。本発明の製品に使用されたガラス
繊維のk値を求めるために採用された溶解度データは、
一様な3.0ミクロンの繊維直径の実験用試料からのみ
得られたものであり、単位時間、単位液体容積あたりの
初期試料表面積および試料浸透性に関して同一条件の実
験からのみ得られた。繊維の長期溶解度を正確に示すデ
ータを得るため最高30日間の複数の実験からデータが
得られた。それらの評価に基づくと、本発明の軽量ガラ
ス繊維絶縁体に使用されるガラス繊維の望ましいバイオ
溶解速度定数k(ng/cm2/ hr) は、150ng/cm2/ hrま
たはそれ以上であり、好ましくは200ng/cm2/ hrに等
しいかまたはそれ以上、より好ましくは300ng/cm2/
hrに等しいかまたはそれ以上、最も好ましくは400ng
/cm2/ hrに等しいかまたはそれ以上である。
【0038】ガラス繊維の耐湿性を測定するためには、
応力腐食試験が採用される。この試験では、繊維は、調
節された湿度と温度の試験室内で繊維を曲げることによ
って応力が加えられる。この条件のもとでは耐湿性の大
きい繊維ほど破断するまでより長い時間がかかる。
【0039】本発明の絶縁体製品に使用されるガラス繊
維の製造のために使用される好ましいガラス組成物に関
する”実質的に〜よりなる”という記載は、その組成物
に付加的成分が加えられうることを意味する。ただし、
その付加的成分が当該組成物の性質を実質的に変えない
ものであることが条件である。その組成物から製造され
る繊維のバイオ溶解速度を150ng/cm2/ hr以下に低下
させる物質は、その組成物を実質的に変える物質であ
る。ガラス組成物は、不可避的不純物を除き、鉄酸化
物、鉛酸化物、フッ素、リン酸塩(P2O5) 、ジルコニ
ア、および他の高価な酸化物を含有しないのが好まし
い。
【0040】図6、7、8は弾力性のある電池セパレー
ター材料または他の用途に使用できる本発明の弾性繊維
マット120の3つの実施例を示す。図6の実施例は、
付加的一体性と引張強度を弾性繊維マットに与えるため
のスキン層または表面層を有していない弾性繊維マット
120を示している。図7の実施例は、弾性層122と
さらに一体性と引張強度を弾性繊維マットに与えるため
の1つの表面層あるいはスキン124とを有している。
図8の実施例は、弾性層122と、付加的一体性と引張
強度を弾性繊維マットに与えるための2つの表面層ある
いはスキン124および126とを有している。
【0041】図6の実施例の場合、弾性繊維マット12
0は、ランダムに配向し、からみ合った繊維の(好まし
くは結合剤なしの)弾力性のあるエアーレイド繊維マッ
トである。この弾性繊維マット120は、その厚さの全
体にわたって密度が均一または実質的に均一であり、そ
の弾性繊維マット内の繊維のからみ合い度は、その厚さ
の全体にわたって一様的または実質的に一様的である。
これにより、電池セパレーター材料のごとき用途のため
に必要な一体性と引張強度がその繊維マットに与えられ
ている。エアーレイド繊維マット120内に存在する繊
維からみ合い度は多くの用途にとって十分であるが、他
の用途のためにはマットの引張強度と一体性をさらに増
強することが必要となりうる。
【0042】図6のエアーレイド繊維マット120の引
張強度は、その厚さ全体にわたる実質的に一定の密度を
保ちながら、次の方法によって増強することができる。
すなわち、マットを液体たとえば水に浸し、そのマット
を通して真空吸引してマットをフェルト状にする;マッ
トに酸溶液を与えてガラス繊維の表面を加水分解し、繊
維をそれらの交点で結合する、たとえば、マットをフェ
ルト状にする場合にマットを浸すための水ではなく、pH
約3の酸溶液を使用して結合する;および/または繊維
マットを通常の針刺し法で針を通してマットの厚さ全体
にわたって繊維のからみ合い度を強める。
【0043】エアーレイド繊維マット120(好ましく
は結合剤なしマット)の引張強度と一体性は、また、エ
アーレイド繊維マット120の上に、その元のエアーレ
イド繊維マット120よりも繊維からみ合い度および密
度の大きな一体的表面層またはスキン124を形成する
か、または2つの一体的表面層またはスキン124およ
び126を形成することによっても増強することができ
る。図7および8の実施例のより緻密で密度の大きい表
面層124および126は、弾性繊維マット120の引
張強度を高めると共に、弾性繊維マット120の片側ま
たは両側面の引裂き強度も増強する。他方、緻密さおよ
び密度のより低い弾性層122のよりからみ合いの少な
い繊維は弾性繊維マットに必要な弾力性を与える。
【0044】エアーレイド繊維マット120の引張強度
を増すために、水使用による繊維からみ合わせまたは他
の手段によって、マットの表面または表面近傍の繊維を
一層強くからみ合わせてエアーレイド繊維マット120
上にこれらのスキンあるいは表面層を形成することは、
エアーレイド繊維マット120の引張強度を増強するた
めに、マットに針通しをしてマットの厚さの全体にわた
ってさらに繊維をからみ合わせること、および/または
マット内部の繊維表面を酸溶液で加水分解してそれら繊
維の交点で繊維を相互に結合させることと組み合わせて
実施することもできる。
【0045】弾性繊維マット120が2つの表面層12
4と126とを有している場合、それら2つの表面層の
繊維からみ合い度と密度は、通常互いに等しいか、実質
的に等しい。しかし、所望の場合は、一方の表面層に他
方の表面層よりも高い繊維からみ合い度、より高い緻密
度およびより大き密度を持たせることができる。このよ
うな密度の異なる2つの表面層を有する弾性繊維マット
は特定のいくつかの用途にとっては有利なものとなろ
う。たとえば、このような繊維マットは、一方の極性の
電極板に接触している表面層が他方の極性の電極板と接
触している表面層よりも大きい密度を有している電池セ
パレーターを必要とする用途にとって有利となるであろ
う。
【0046】図6乃至8のエアーレイド弾性繊維マット
120は、結合剤を含まず、単峰形繊維分布を有するガ
ラス繊維から製造されるのが好ましい。しかしながら、
ある種の特別な用途のためには、弾性繊維マット120
は、限定された量(すなわち約10重量%まで)の他の
繊維または繊維混合物を、マットに特別な性質を与える
ために含有させることも考慮される。含有されうる他の
繊維の例を非限定的に示せば、平均直径の異なる繊維分
布を有するガラス繊維;ポリエステル、ポリプロピレン
および他の重合体繊維;セルロース繊維などである。
【0047】エアーレイド弾性繊維マット120を製造
するために使用されるガラス繊維の単峰形繊維分布の平
均直径は用途ごとに異なることができる。すでに前記し
たように、本発明のマット120に使用されるガラス繊
維の単峰形繊維分布の平均直径は2.8ミクロン以下で
あるのが望ましく、好ましくは2.5ミクロン以下、よ
り好ましくは2.0ミクロン以下である。しかしなが
ら、密封電解液消耗型鉛/酸電池のための電池セパレー
ターのごとき用途に特に適する弾性繊維マットを製造す
るためには、平均繊維直径が約1.4ミクロンの単峰形
繊維直径分布を有するガラス繊維を使用するのが好まし
い。この章で記載した好ましい実施例においては、弾性
繊維マット120は、単位面積あたりの重量範囲で、約
50乃至約450g/m2であり、より好ましくは約75乃
至約150g/m2である。弾性繊維マット120の厚さと
重量は、電解液消耗型電池のための電池セパレーターの
ごとき用途で変わりうるものであるが、圧縮されていな
い状態における弾性繊維マット120の厚さは約0.2
54乃至約12.7mm(約0.01乃至約0.5インチ
の換算値)の範囲、好ましくは約1.27乃至約約6.
35mm(約0.05乃至約0.25インチの換算値)で
ある。本発明のマット120は、繊維をエア−で敷きつ
めて(air laying)ランダムに配向されたガラス繊維のマ
ットまたはブランケットを形成する方法でつくるのが好
ましいが、本発明の繊維をウエットレイドマット製造の
ために常用公知のウエットレイドマット形成プロセス、
たとえば長網式(Fourdrinier)または円網式(Rotofor
mer )プロセスで使用することもできる。
【0048】以上、本発明をいくつかの特定の実施例に
ついて説明したが、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。本発明の意図の範囲内で他の多くの実施
例および変更が、本明細書を読んだ当技術分野の通常の
知識を有する者によって、容易に実施可能である。した
がって、本発明は記載した特定の実施例に限定されるべ
きではなく、添付の請求の範囲によってのみ限定される
べきものであることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によって長い極細繊維を製造する
ための回転式繊維化装置と繊維捕集チャンバーの一部破
断された図式的垂直断面図である。
【図2】図1に示した繊維化回転盤の一部分を拡大した
部分的垂直断面図である。
【図3】図2のほぼ3−3線に沿って取った水平断面図
である。
【図4】回転法と火炎アテニュエーション法とによって
製造された2種類の繊維を使用してつくられた、電池セ
パレーターのごとき従来技術の繊維マットの二峰形繊維
直径分布を概略的に示すグラフである。
【図5】本発明の繊維を使用してつくられた、電池セパ
レーターのごとき繊維マットの単峰形繊維直径分布を概
略的に示すグラフである。
【図6】本発明の繊維マットの第1実施例の図式的拡大
垂直断面図である。
【図7】本発明の繊維マットの第2実施例の図式的拡大
垂直断面図である。
【図8】本発明の繊維マットの第3実施例の図式的拡大
垂直断面図である。
【主な符号の説明】
20 繊維化ユニット 22 捕集チャンバー 24 繊維化回転盤 26 溶融ガラス流 28 内部バーナー 30 溶融ガラス 32 環状アテニュエーションバーナー 34 環状空気リング 36 コンベヤーベルト 40 底円板 42 環状側壁 44 補強フランジ 46 繊維化オリフィス 48 一次繊維 50 燃焼室 52 出口 54 出口スロット 56 環状隙間 120 弾性繊維マット 122 弾性層 124 表面層あるいはスキン 126 表面層あるいはスキン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 2/16 H01M 2/16 F // D01D 5/18 D01D 5/18 (72)発明者 ケニス アンドリュー クロックシン アメリカ合衆国,オハイオ,グランド ラ ピズ,モラー ロード 13231

Claims (73)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小直径ガラス繊維の製造方法であっ
    て、 複数の繊維化オリフィスを有する環状周縁壁をもつ繊維
    化回転盤内に溶融ガラスを導入する工程であって、該繊
    維化回転盤の周縁壁は繊維化オリフィスが貫通している
    外側表面を有しており、該複数の繊維化オリフィスは約
    0.58mm( 0.023インチの換算値)またはそれ以
    上の直径を有し、かつ該オリフィスを通る溶融ガラスの
    通路のために約20乃至約80cm2 の有効開口面積を有
    しており、溶融ガラスは該繊維化回転盤内部において保
    持されるべき繊維化温度において約250乃至約200
    0ポイズの粘度を有する工程;該回転盤内の溶融ガラス
    を繊維化温度に保持する工程;該繊維化回転盤をその繊
    維化回転盤の周縁壁の外側面にある速度を持たせるとと
    もに該繊維化オリフィスから一次ガラス繊維を出させる
    ような速度で回転させる工程;該繊維化オリフィスを通
    過する溶融ガラスに約3乃至約15cm/分の速度を持た
    せる工程;該繊維化回転盤の周縁壁の外側面の速度と該
    繊維化オリフィスを通過する溶融ガラスの速度との比を
    約20000対1乃至約40000対1とする工程;上
    記の繊維化オリフィスから出る一次ガラス繊維にアテニ
    ュエーションバーナーからの高温燃焼ガスのカーテンを
    向ける工程であって、繊維化される溶融ガラス0.45
    4kg(1ポンドの換算値)あたり該高温燃焼ガス形成
    に消費される燃料のBTU(英熱量)含量と該繊維化さ
    れる溶融ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)の
    BTU含量との比は約10対1乃至約30対1である工
    程;及び空気リングから空気を噴射することによって繊
    維化回転盤の外部にエア−カーテンを形成して該繊維化
    回転盤の外周面を下向きに通過する空気を吹き込むとと
    もに該アテニュエーションバーナーから出る高温燃焼ガ
    スを使用して高温高速加熱空気と燃焼ガスとのカーテン
    をつくり、これによって該一次繊維をアテニュエーショ
    ンして該一次繊維から極細繊維を形成する工程であっ
    て、該エアーカーテンを形成する空気は該空気リングか
    ら出て行くある速度を有しており、そのエアーカーテン
    形成空気の速度と繊維化オリフィスを通過する溶融ガラ
    スの速度との比は約400000対1乃至約12000
    00対1である工程を包含する製造方法。
  2. 【請求項2】 形成された微小直径ガラス繊維が約2.
    5ミクロンまたはそれ以下の平均直径を有している請求
    項1記載の微小直径ガラス繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】 形成された微小直径ガラス繊維が約1.
    4ミクロンの平均直径およびBauer-McNett試験法によっ
    て測定して約1.0ミリメータまたはそれ以上の平均長
    さを有している請求項1記載の微小直径ガラス繊維の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記溶融ガラスが150ng/cm2/ hrより
    大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成する
    ための組成を有している請求項1記載の微小直径ガラス
    繊維の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記溶融ガラスが300ng/cm2/ hrより
    大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成する
    ための組成を有している請求項1記載の微小直径ガラス
    繊維の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記溶融ガラスが400ng/cm2/ hrより
    大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成する
    ための組成を有している請求項1記載の微小直径ガラス
    繊維の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記溶融ガラスが約850乃至約165
    0ポイズの粘度を有している請求項1記載の微小直径ガ
    ラス繊維の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記繊維化回転盤の周縁壁の外側面の速
    度と前記繊維化オリフィスを通過する溶融ガラスの速度
    との比が約25000対1乃至約35000対1であ
    り;前記繊維化される溶融ガラス0.454kg(1ポ
    ンドの換算値)あたり前記高温燃焼ガス形成に消費され
    る燃料のBTU含量と前記繊維化される溶融ガラス0.
    454kg(1ポンドの換算値)のBTU含量との比が
    約14対1乃至約25対1であり;前記エアーカーテン
    形成空気の速度と繊維化オリフィスを通過する溶融ガラ
    スの速度との比が約600000対1乃至約10000
    00対1である、請求項7記載の微小直径ガラス繊維の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 形成された微小直径ガラス繊維が約2.
    5ミクロンまたはそれ以下の平均直径を有している請求
    項8記載の微小直径ガラス繊維の製造方法。
  10. 【請求項10】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    1.4ミクロンの平均直径およびBauer-McNett試験法に
    よって測定して約1.0ミリメータまたはそれ以上の平
    均長さを有している請求項8記載の微小直径ガラス繊維
    の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記溶融ガラスが150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項8記載の微小直径ガラ
    ス繊維の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記溶融ガラスが約1150乃至約1
    350ポイズの粘度を有している請求項1記載の微小直
    径ガラス繊維の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記繊維化回転盤の周縁壁の外側面の
    速度と前記繊維化オリフィスを通過する溶融ガラスの速
    度との比が約25000対1乃至約35000対1であ
    り;前記繊維化される溶融ガラス0.454kg(1ポ
    ンドの換算値)あたり前記高温燃焼ガス形成に消費され
    る燃料のBTU含量と該繊維化される溶融ガラス0.4
    54kg(1ポンドの換算値)のBTU含量との比が約
    14対1乃至25対約1であり;前記エアーカーテン形
    成空気の速度と繊維化オリフィスを通過する溶融ガラス
    の速度との比が約600000対1乃至約100000
    0対1である、請求項12記載の微小直径ガラス繊維の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 前記微小直径ガラス繊維が約2.5ミ
    クロンまたはそれ以下の平均直径を有している請求項1
    3記載の微小直径ガラス繊維の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記微小直径ガラス繊維が約1.4ミ
    クロンの平均直径ならびにBauer-McNett試験法によって
    測定して約1.0ミリメータまたはそれ以上の平均長さ
    を有している請求項13記載の微小直径ガラス繊維の製
    造方法。
  16. 【請求項16】 前記溶融ガラスが150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項13記載の微小直径ガ
    ラス繊維の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記繊維化回転盤の周縁壁の外側面の
    速度と前記繊維化オリフィスを通過する溶融ガラスの速
    度との比が約28000対1乃至約32000対1であ
    る請求項13記載の微小直径ガラス繊維の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記繊維化される溶融ガラス0.45
    4kg(1ポンドの換算値)あたり前記高温燃焼ガス形
    成に消費される燃料のBTU含量と該繊維化される溶融
    ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)のBTU含
    量との比が約21対1乃至約23対1である請求項13
    記載の微小直径ガラス繊維の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記エアーカーテンの速度と繊維化オ
    リフィスを通過する溶融ガラスの速度との比が約750
    000対1乃至約850000対1である請求項13記
    載の微小直径ガラス繊維の製造方法。
  20. 【請求項20】 微小直径ガラス繊維の製造方法であっ
    て、 複数の繊維化オリフィスを有する環状周縁壁をもつ繊維
    化回転盤内に溶融ガラスを導入する工程であって、該繊
    維化回転盤の周縁壁は繊維化オリフィスが貫通している
    外側表面を有しており、該複数の繊維化オリフィスは約
    0.58mm( 0.023インチの換算値)またはそれ以
    上の直径を有しかつ該オリフィスを通る溶融ガラスの通
    路のために約40乃至約70cm2 の有効開口面積を有し
    ており、溶融ガラスは該繊維化回転盤内部において保持
    されるべき繊維化温度に約850乃至約1650ポイズ
    の粘度を有する工程;該回転盤内の溶融ガラスを繊維化
    温度に保持する工程;該繊維化回転盤をその繊維化回転
    盤の周縁壁の外側面にある速度を持たせるとともに該繊
    維化オリフィスから一次ガラス繊維を出させるような速
    度で回転させる工程;該繊維化オリフィスを通過する溶
    融ガラスに約5乃至約13cm/分の速度を持たせる工
    程;該繊維化回転盤の周縁壁の外側面の速度と該繊維化
    オリフィスを通過する溶融ガラスの速度との比を約25
    000対1乃至約35000対1とする工程;上記の繊
    維化オリフィスから出る一次ガラス繊維にアテニュエー
    ションバーナーからの高温燃焼ガスのカーテンを向ける
    工程であって、繊維化される溶融ガラス0.454kg
    (1ポンドの換算値)あたり該高温燃焼ガス形成に消費
    される燃料のBTU含量と該繊維化される溶融ガラス
    0.454kg(1ポンドの換算値)のBTU含量との
    比は約14対1乃至約25対1である工程;空気リング
    から空気を噴射することによって繊維化回転盤の外部に
    エア−カーテンを形成して該繊維化回転盤の外周面を下
    向きに通過する空気を吹き込むとともに該アテニュエー
    ションバーナーから出る高温燃焼ガスを使用して高温高
    速加熱空気と燃焼ガスとのカーテンをつくり、これによ
    って該一次繊維をアテニュエーションして該一次繊維か
    ら極細繊維を形成する工程であって、該エアーカーテン
    を形成する空気は該空気リングから出て行くある速度を
    有しており、そのエアーカーテン形成空気の速度と繊維
    化オリフィスを通過する溶融ガラスの速度との比は約6
    00000対1乃至約1000000対1である工程を
    包含する製造方法。
  21. 【請求項21】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    2.5ミクロンまたはそれ以下の平均直径を有している
    請求項20記載の微小直径ガラス繊維の製造方法。
  22. 【請求項22】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    1.4ミクロンの平均直径およびBauer-McNett試験法に
    よって測定して約1.0ミリメータまたはそれ以上の平
    均長さを有している請求項20記載の微小直径ガラス繊
    維の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記溶融ガラスが150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項20記載の微小直径ガ
    ラス繊維の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記溶融ガラスが300ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項20記載の微小直径ガ
    ラス繊維の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記溶融ガラスが400ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項20記載の微小直径ガ
    ラス繊維の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記溶融ガラスが約1150乃至約1
    350ポイズの粘度を有しており;前記繊維化回転盤の
    周縁壁の外側面の速度と前記繊維化オリフィスを通過す
    る溶融ガラスの速度との比が約28000対1乃至約3
    2000対1であり;前記繊維化される溶融ガラス0.
    454kg(1ポンドの換算値)あたり前記高温燃焼ガ
    ス形成に消費される燃料のBTU含量と該繊維化される
    溶融ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)のBT
    U含量との比が約21対1乃至約23対1であり;かつ
    前記エアーカーテン形成空気の速度と繊維化オリフィス
    を通過する溶融ガラスの速度との比が約750000対
    1乃至約850000対1である、請求項20記載の微
    小直径ガラス繊維の製造方法。
  27. 【請求項27】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    2.5ミクロンまたはそれ以下の平均直径を有している
    請求項26記載の微小直径ガラス繊維の製造方法。
  28. 【請求項28】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    1.4ミクロンの平均直径およびBauer-McNett試験法に
    よって測定して約1.0ミリメータまたはそれ以上の平
    均長さを有している請求項26記載の微小直径ガラス繊
    維の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記溶融ガラスが150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項26記載の微小直径ガ
    ラス繊維の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記溶融ガラスが実質的に Si O2 66 − 69.7モルパーセント Al23 0 − 2.2モルパーセント RO 7 − 18モルパーセント R2 O 9 − 20モルパーセント B23 0 − 7.1モルパーセント の組成分よりなる請求項29記載の微小直径ガラス繊維
    の製造方法。
  31. 【請求項31】 微小直径ガラス繊維のガラス繊維マッ
    トの製造方法であって、 複数の繊維化オリフィスを有する環状周縁壁をもつ繊維
    化回転盤内に溶融ガラスを導入する工程であって、該繊
    維化回転盤の周縁壁は繊維化オリフィスが貫通している
    外側表面を有しており、該複数の繊維化オリフィスは約
    0.58mm( 0.023インチの換算値)またはそれ以
    上の直径を有しかつ該オリフィスを通る溶融ガラスの通
    路のために約20乃至約80cm2 の有効開口面積を有し
    ており、溶融ガラスは該繊維化回転盤内部において保持
    されるべき繊維化温度において約250乃至約2000
    ポイズの粘度を有する工程;該回転盤内の溶融ガラスを
    繊維化温度に保持する工程;該繊維化回転盤をその繊維
    化回転盤の周縁壁の外側面にある速度を持たせとともに
    該繊維化オリフィスから一次ガラス繊維を出させるよう
    な速度で回転させる工程であって、該繊維化オリフィス
    を通過する溶融ガラスに約3乃至約15cm/分の速度を
    持たせる工程;該繊維化回転盤の周縁壁の外側面の速度
    と該繊維化オリフィスを通過する溶融ガラスの速度との
    比を約20000対1乃至約40000対1とする工
    程;上記の繊維化オリフィスから出る一次ガラス繊維に
    高温燃焼ガスのカーテンを向ける工程であって、繊維化
    される溶融ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)
    あたり該高温燃焼ガス形成に消費される燃料のBTU含
    量と該繊維化される溶融ガラス0.454kg(1ポン
    ドの換算値)のBTU含量との比は約10対1乃至約3
    0対1である工程;空気リングから空気を噴射すること
    によって繊維化回転盤の外部にエア−カーテンを形成し
    て該繊維化回転盤の外周面を下向きに通過する空気を吹
    き込むとともにアテニュエーションバーナーから出る高
    温燃焼ガスを使用して高温高速加熱空気と燃焼ガスとの
    カーテンをつくり、これによって該一次繊維をアテニュ
    エーションして該一次ガラス繊維から微小直径ガラス繊
    維を形成する工程であって、該エアーカーテンを形成す
    る空気は該空気リングから出て行くある速度を有してお
    り、そのエアーカーテン形成空気の速度と繊維化オリフ
    ィスを通過する溶融ガラスの速度との比は約40000
    0対1乃至約1200000対1である工程;及び上記
    の微小直径ガラス繊維からランダムに配向し、からみ合
    ったガラス繊維のマットを形成する工程を包含する製造
    方法。
  32. 【請求項32】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    2.5ミクロンまたはそれ以下の平均直径を有している
    請求項31記載の微小直径ガラス繊維のガラス繊維マッ
    トの製造方法。
  33. 【請求項33】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    1.4ミクロンの平均直径およびBauer-McNett試験法に
    よって測定して約1.0ミリメータまたはそれ以上の平
    均長さを有している請求項31記載の微小直径ガラス繊
    維のガラス繊維マットの製造方法。
  34. 【請求項34】 前記溶融ガラスが150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項31記載の微小直径ガ
    ラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  35. 【請求項35】 前記溶融ガラスが300ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項31記載の微小直径ガ
    ラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  36. 【請求項36】 前記溶融ガラスが400ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項31記載の微小直径ガ
    ラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  37. 【請求項37】 前記ガラス繊維マットがエアーレイド
    法によってつくられる請求項31記載の微小直径ガラス
    繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  38. 【請求項38】 前記ガラス繊維マットがウエット−レ
    イド法によってつくられる請求項31記載の微小直径ガ
    ラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  39. 【請求項39】 前記溶融ガラスが約850乃至約16
    50ポイズの粘度を有しており;前記繊維化回転盤の周
    縁壁の外側面の速度と前記繊維化オリフィスを通過する
    溶融ガラスの速度との比が約25000対1乃至約35
    000対1であり;前記繊維化される溶融ガラス0.4
    54kg(1ポンドの換算値)あたり前記高温燃焼ガス
    形成に消費される燃料のBTU含量と該繊維化される溶
    融ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)のBTU
    含量との比が約14対1乃至25対1であり;かつ前記
    エアーカーテン形成空気の速度と繊維化オリフィスを通
    過する溶融ガラスの速度との比が約600000対1乃
    至約1000000対1である、請求項31記載の微小
    直径ガラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  40. 【請求項40】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    2.5ミクロンまたはそれ以下の平均直径を有している
    請求項39記載の微小直径ガラス繊維のガラス繊維マッ
    トの製造方法。
  41. 【請求項41】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    1.4ミクロンの平均直径およびBauer-McNett試験法に
    よって測定して約1.0ミリメータまたはそれ以上の平
    均長さを有している請求項39記載の微小直径ガラス繊
    維のガラス繊維マットの製造方法。
  42. 【請求項42】 前記溶融ガラスが150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項39記載の微小直径ガ
    ラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  43. 【請求項43】 前記ガラス繊維マットがエアーレイド
    法によってつくられる請求項39記載の微小直径ガラス
    繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  44. 【請求項44】 前記ガラス繊維マットがウエット−レ
    イド法によってつくられる請求項39記載の微小直径ガ
    ラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  45. 【請求項45】 前記溶融ガラスが約1150乃至約1
    350ポイズの粘度を有しており;前記繊維化回転盤の
    周縁壁の外側面の速度と前記繊維化オリフィスを通過す
    る溶融ガラスの速度に対する比が約28000対1乃至
    約32000対1であり;前記繊維化される溶融ガラス
    0.454kg(1ポンドの換算値)あたり前記高温燃
    焼ガス形成に消費される燃料のBTU含量と該繊維化さ
    れる溶融ガラス0.454kg(1ポンドの換算値)の
    BTU含量との比が約21対1乃至約23対1であり;
    かつ前記エアーカーテン形成空気の速度と繊維化オリフ
    ィスを通過する溶融ガラスの速度との比が約75000
    0対1乃至約850000対1である、請求項31記載
    の微小直径ガラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  46. 【請求項46】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    2.5ミクロンまたはそれ以下の平均直径を有している
    請求項45記載の微小直径ガラス繊維のガラス繊維マッ
    トの製造方法。
  47. 【請求項47】 形成された微小直径ガラス繊維が約
    1.4ミクロンの平均直径およびBauer-McNett試験法に
    よって測定して約1.0ミリメータまたはそれ以上の平
    均長さを有している請求項45記載の微小直径ガラス繊
    維のガラス繊維マットの製造方法。
  48. 【請求項48】 前記ガラス繊維マットがエアーレイド
    法によってつくられる請求項45記載の微小直径ガラス
    繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  49. 【請求項49】 前記ガラス繊維マットがウエット−レ
    イド法によってつくられる請求項45記載の微小直径ガ
    ラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  50. 【請求項50】 前記溶融ガラスが150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有しているガラス繊維を形成す
    るための組成を有している請求項45記載の微小直径ガ
    ラス繊維のガラス繊維マットの製造方法。
  51. 【請求項51】 該溶融ガラスが実質的に Si O2 66 − 69.7モルパーセント Al23 0 − 2.2モルパーセント RO 7 − 18モルパーセント R2 O 9 − 20モルパーセント B23 0 − 7.1モルパーセント の組成分よりなる請求項50記載の微小直径ガラス繊維
    ガラス繊維マットの製造方法。
  52. 【請求項52】 回転繊維化法によって製造され、高温
    高速加熱空気と燃焼ガスとのカーテンによってアテニュ
    エーションされた、単峰形繊維直径分布を有するランダ
    ムに配向しからみ合っているガラス繊維の繊維マットを
    含む繊維状材料において、該単峰形直径分布のガラス繊
    維は平均直径が2.8ミクロン以下でかつBower-McNett
    試験法によって測定された平均長さが少なくとも1.0
    mmであり、該繊維マットは約50乃至約450g/m2の重
    量を有している繊維状材料。
  53. 【請求項53】 前記繊維マットはエアーレイドされた
    ものである請求項52記載の繊維状材料。
  54. 【請求項54】 前記繊維マットは結合剤を含んでいな
    い請求項52記載の繊維状材料。
  55. 【請求項55】 前記繊維状材料が濾過材料であり、前
    記の回転繊維化法で製造されたガラス繊維は平均直径が
    約2.5ミクロン以下である単峰形繊維分布を有してい
    る請求項52記載の繊維状材料。
  56. 【請求項56】 前記ガラス繊維が150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有している請求項52記載の繊
    維状材料。
  57. 【請求項57】 前記ガラス繊維が300ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有している請求項52記載の繊
    維状材料。
  58. 【請求項58】 前記ガラス繊維が400ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有している請求項52記載の繊
    維状材料。
  59. 【請求項59】 前記ガラス繊維の組成が実質的に Si O2 66 − 69.7モルパーセント Al23 0 − 2.2モルパーセント RO 7 − 18モルパーセント R2 O 9 − 20モルパーセント B23 0 − 7.1モルパーセント の組成分よりなる請求項58記載の繊維状材料。
  60. 【請求項60】 前記繊維状材料が濾過材料であり、前
    記の回転繊維化により製造されたガラス繊維は平均直径
    が約2.5ミクロン以下である単峰形繊維分布を有して
    おり、前記繊維マットは約75乃至約150g/m2の重量
    を有している請求項52記載の繊維状材料。
  61. 【請求項61】 前記繊維マットはエアーレイド(air-
    laid) されたものである請求項60記載の繊維状材料。
  62. 【請求項62】 前記ガラス繊維が150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有している請求項60記載の繊
    維状材料。
  63. 【請求項63】 前記ガラス繊維が300ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有している請求項60記載の繊
    維状材料。
  64. 【請求項64】 前記ガラス繊維が400ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有している請求項60記載の繊
    維状材料。
  65. 【請求項65】 前記ガラス繊維の組成が実質的に Si O2 66 − 69.7モルパーセント Al23 0 − 2.2モルパーセント RO 7 − 18モルパーセント R2 O 9 − 20モルパーセント B23 0 − 7.1モルパーセント の組成分よりなる請求項64記載の繊維状材料。
  66. 【請求項66】 前記繊維マットが弾力性のある電池セ
    パレータ材料を形成するエアーレイドマットであり、そ
    のエアーレイド繊維マットは、該エアーレイド繊維マッ
    トが設置されている電池の電極板の主平面と接触する第
    1及び第2の主平面を有しており、かつ、電池の使用寿
    命中に該電極板が膨張、収縮する時、該エアーレイド繊
    維マットの主平面に垂直な方向に圧縮、膨張を繰り返し
    ながら該セパレータ材料が電極板との接触を維持できる
    弾性を有している請求項52記載の繊維状材料。
  67. 【請求項67】 前記の回転繊維化法により製造された
    繊維の単峰形繊維分布は約1.4ミクロンの平均直径を
    有しており、前記エアーレイド繊維マットは約75乃至
    約150g/m2の重量を有している請求項66記載の繊維
    状材料。
  68. 【請求項68】 前記エアーレイド繊維マットは結合剤
    を含んでいない請求項67記載の繊維状材料。
  69. 【請求項69】 前記エアーレイド繊維マットはより高
    度にからみ合った繊維の表面層を有している請求項67
    記載の繊維状材料。
  70. 【請求項70】 前記ガラス繊維が150ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有している請求項67記載の繊
    維状材料。
  71. 【請求項71】 前記ガラス繊維が300ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有している請求項67記載の繊
    維状材料。
  72. 【請求項72】 前記ガラス繊維が400ng/cm2/ hrよ
    り大きい生物分解速度を有している請求項67記載の繊
    維状材料。
  73. 【請求項73】 前記ガラス繊維の組成が実質的に Si O2 66 − 69.7モルパーセント Al23 0 − 2.2モルパーセント RO 7 − 18モルパーセント R2 O 9 − 20モルパーセント B23 0 − 7.1モルパーセント の組成分よりなる請求項72記載の繊維状材料。
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