JP2000209966A - 栽培容器用補水部品、栽培容器用補水槽および栽培容器用自動灌水底蓋 - Google Patents

栽培容器用補水部品、栽培容器用補水槽および栽培容器用自動灌水底蓋

Info

Publication number
JP2000209966A
JP2000209966A JP34817499A JP34817499A JP2000209966A JP 2000209966 A JP2000209966 A JP 2000209966A JP 34817499 A JP34817499 A JP 34817499A JP 34817499 A JP34817499 A JP 34817499A JP 2000209966 A JP2000209966 A JP 2000209966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
container
cultivation container
cultivation
culture container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34817499A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Inoguchi
口 耕 三 猪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAN CREATE KK
Sun Create Co Ltd
Original Assignee
SAN CREATE KK
Sun Create Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAN CREATE KK, Sun Create Co Ltd filed Critical SAN CREATE KK
Priority to JP34817499A priority Critical patent/JP2000209966A/ja
Publication of JP2000209966A publication Critical patent/JP2000209966A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物栽培容器の用土を利用した毛細管現象に
ての底面灌水方式において、適切な灌水と用土内に酸素
(大気)を導入して植物の根腐れの防止を目的とし、更
に補給容器を空ペットボトルや空き瓶、空容器等を利用
して節水を目指しながら留守時や多忙な植物愛好家に簡
単な構成で低価格で自動的に灌水を行う栽培容器用補水
部品と栽培容器用補水槽と栽培容器用自動灌水底蓋とを
提供する。 【解決手段】 自動灌水栽培容器用の補水部品であって
補給容器の補給口を装着する筒状の保持部及びこの保持
部の側壁に内外を連通する開口部を形成し大気開放と給
水を交互に行う栽培容器用補水部品と、栽培容器が載置
または装着される栽培容器用補水槽であって前記補水部
品が一体的に設けられた栽培容器用補水槽と、栽培容器
用の底蓋に1又は複数の大気導入孔と下方に突出した1
又は複数の灌水口を形成した栽培容器用自動灌水底蓋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物栽培容器等へ
の補給容器を用いた自動灌水において、植物の吸収量や
季節や当日の乾燥に対応した適切な補水を行う栽培容器
用補水部品および栽培容器用補水槽と、植物栽培容器の
底部よりの灌水において、植物栽培容器内の用土を利用
した毛細管現象にての灌水(水やり)と同時に、植物の
根に最も必要な用土内への酸素補給と節水を可能にした
栽培容器用自動灌水底蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】自動灌水植物栽培容器の補水用部品や自
動灌水底蓋において、植物を育てる場合の最も大切なこ
とは、適切な灌水と、根は酸素呼吸をしているので用土
内への酸素補給が不可欠である。適切な灌水とは、植物
の吸収と自然蒸発に対応した必要量の灌水である。そこ
で、植物の種類や栽培容器の大きさや季節に対応出来る
ものが望ましい。そして、従来の鉢底よりの灌水におい
ては、用土内への酸素補給が出来ず、絶えず灌水される
ため窒息し根腐れを起こし、根腐れによってできた傷か
ら、立ち結れ病の病原菌のフィトフトラー菌の感染によ
る機会が増したり根の傷害で枯れ死する原因となってい
た。
【0003】そこで、側壁と鉢底を有する植木鉢におい
て、該植木鉢の鉢底の内面から或る高さ位置に植木鉢内
部からの流入口を有する排水孔を、該鉢底又は該側壁に
設け、該植木鉢内部の該排水孔の該流入口より低い位置
の部分を、灌水時に自然に水が溜まる貯水部とした植木
鉢(実開平5―67243号公報参照)や、植物生育用
装置は植木鉢及び植木鉢用の受け皿からなり、植木鉢の
底板には底部開孔が形成され、植木鉢の周壁には底板か
ら約1/4の高さ位置に一列等間隔の複数の側部開孔が
形成される装置が提案されている。この装置は、植物生
育時に、植木鉢の側部開孔形成位置よりも低い位置まで
受け皿に貯水された状態で使用される植物生育用装置
(実開平5−29355号公報参照)がある。
【0004】更に、従来シクラメン等に使用されてい
る、植木鉢の下部に補水槽を一体的に設けたものでは、
該補水槽の上部に植木鉢を設け、水抜き穴より給水紐等
による間接的毛細管現象にての灌水を行っているもの
や、鉢受け等の貯水体と、この貯水体の液面に非接触状
態におかれる鉢と、一端側が鉢の底面側から鉢土内に設
けられ他端側が上記貯水体内に設けられる柔軟牲を有す
る給水紐とが備えられ、給水紐の上記一端側には保形牲
を有する補強材が設けられている鉢の給水構造(実開平
3−117449号公報参照)がある。
【0005】一方、植木鉢に自動的に灌水出来るように
した自動灌水装置としては、液界面の高さまで水を供給
される水槽を設け、開閉自在の密封蓋を施した給水タン
クを該液界面より高い位置に設置し、細管の下端を水槽
内の液界面の高さまで挿入し、該細管の上端を給水タン
クの底に連結した自動給水式プランター装置(実開昭5
3−77857号公報参照)がある。
【0006】更に、栽培容器の外側に培養液及び空気の
供給口を設け、この栽培容器の内部の底部に、縦断面及
び横断面とも適宜な形状の垂下部を持ち、この垂下部を
含む全体に小孔または細溝をあけた中子を嵌合し、前記
栽培器の培養液及び空気供給口の下端は、中子の底面よ
りは下方になるようにして、水位を一定に保つ夕ンクを
結合せしめた自動清浄栽培容器(実公昭40−4117
号公報参照)がある。
【0007】次に、貯水槽に吸気管と送水管を設け、貯
水槽の下部には蒸発皿や仕切り板を設けた補助給水皿と
給水皿が連結管とで連結された構成とした園芸用自動給
水器(特開昭62−171625号公報参照)がある。
【0008】そして、瓶の開口部が水盤或いは貯水溝の
所定の水位上に露出した際、瓶の開口部より瓶内に通気
せしめることによって、瓶内の水を水盤又は温室等に設
けた貯水溝に自動的に注下補給し、その水位が瓶の開口
部に達し、開口部の開口縁部が水没状態になった際に開
口部よりの通気が絶たれ瓶内よりの水の補給は停止され
る構成とした瓶および自動給水ならびに加湿装置(特開
昭58−187122号公報参照)等が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な自動給水栽培容器の底部よりの灌水(以下、底面灌水
という。)方式にあっては、植物の栽培に必要な条件と
して、季節や気温や乾燥度に対応した適切な灌水が出来
るか、又、用土内へいかに酸素補給をすることが出来る
かに問題点があった。
【0010】そして、大気開放手段をもった環状(36
0度)の細管や吸気管や瓶では、水槽内の水位が低下し
たとき、この細管や吸気管や瓶の水面(液面)の接触面
は360度であり、この360度で表面張力を起こす。
同時に、この表面張力を起こしている接触面に360度
の大気圧が加わるので、この接触面は破壊されやすくな
り表面張力の長さは短くなる。これは水位低下の長さが
短くなるということであり、鉢底と水面間の長さも同様
に短くなる。これによって鉢底に大気層が出来にくくな
り、このため、用土内への酸素補給が困難となる問題点
があった。
【0011】そして、従来の底面灌水においての目的
は、ただ単に灌水することを目的としているため用土内
への酸素補給もなされず、植物の根が窒息を起こすとい
う問題点があった。
【0012】更に、紐等を用いた間接的毛細管現象にあ
っては、紐等が腐敗脱落した場合には灌水の目的を達せ
ず、又用土内への酸素補給が全くなされず、又、灌水量
も常に一定のため、植物の種類や乾燥度に対応出来ない
問題点があった。
【0013】本発明は、植物栽培容器の用土を利用した
毛細管現象にての底面灌水方式において、適切な灌水と
用土内に酸素(大気)を導入し植物の根腐れを防止する
ことを目的としており、更に補給容器を空ペットボトル
や空き瓶、空容器等を利用し、節水を目指しながら留守
時や多忙な植物愛好家に簡単な構成で低価格で自動的に
灌水を行うことが出来る栽培容器用補水部品、栽培容器
用補水槽および栽培容器用自動灌水底蓋を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の栽培容器用補水部品は、補給容器の補給
口を装着する筒状の保持部と、この保持部の側壁に内外
を連通する開口部とを形成し、大気開放と給水を交互に
行うことが出来る構成とした。このような構成により、
栽培容器用補水部品にあっては、補水槽内の補給容器設
置部に該栽培容器用補水部品を取り付け、若しくは形成
したとき、該栽培容器用補水部品には筒状の保持部が形
成されているが、該筒状の保持部に内外を連通した開口
部を形成していることによって、給水された補給容器を
該筒状の保持部に装着すると、該開口部より補給容器内
は大気開放され、該開口部より補水槽内へ給水される。
そして、補水槽内の水位が該開口部の上部位置になると
止まる作用を有する。該筒状の保持部内の水は水位低下
に伴って次第に上下に分離しながら互いに表面張力を起
こすが(餅を上下に引っ張ると伸びるようなさま)、開
口部の幅が狭ければ狭いほど表面張力の長さは長くな
る。これは、筒状の中であることと、又、狭い幅の開口
部を設けたことによって、前述したように360度の接
触面に大気圧が作用することとは異なり、大気圧の作用
も少なくなるので水位低下の長さも長くなる。これは、
植物栽培容器を補水槽内に戴置若しくは一体的に設けた
とき、底蓋と水面との間の大気層の長さも長くなる作用
を有する。なお、本明細書中において、「栽培容器用補
水部品」とは大気開放と給水を自動的に行うことを目的
としたものであり、この目的を達するものであればその
形状、大きさ等は問わないものである。更に本明細書中
の「栽培容器用補水部品」は、補水槽内のみに設けるこ
とに限定されるのではなく、また補水槽内に設ける手段
は一体化若しくは溶着、融着、接着、螺合、嵌合等に限
定されるものではない。また更に、本明細書中の「装
着」とは、補給容器の補給口部と保持部とを給水目的を
なすように取り付けることで、螺着、嵌合、挿着に限定
されるものではない。そして、本明細書中において、
「筒状」とは横断面が円筒状、四角筒状、多角筒状等の
形状と、これ等の一部を切り欠いた形状も含み大きさも
問うものでない。又「開口部」とは、筒状の保持部に形
成した補給容器内への大気開放と、補給容器内から補水
槽内への給水を目的とした大気の入り口と給水の出口を
兼用した口部であり、その目的を達するものであれば形
状や大きさは問わない。
【0015】請求項2の栽培容器用補水部品は、上記請
求項1に記載の栽培容器用補水部品において、補給容器
の補給口を保持する筒状の前記保持部には前記補給容器
の補給口を螺着可能なねじ部若しくは嵌合可能な嵌合部
若しくは挿着可能な挿着部を形成し、この保持部の側壁
には内外を連通する開口部を形成した構成とした。この
ような構成により補給容器の補給口を装着する筒状の保
持部の構成や螺着可能なねじ部を形成した筒状の保持部
の構成や、更に嵌合可能な嵌合手段を設けた筒状の保持
部の構成や、挿着可能な挿着部の構成にあっては、前記
作用と同様な作用を有する。
【0016】請求項3の栽培容器用補水槽は、栽培容器
が載置または装着される貯水可能な栽培容器用補水槽で
あって、請求項1乃至2に記載の栽培容器用補水部品が
一体的に設けられた構成とした。このような構成によ
り、栽培容器用補水部品における補給容器の補給口を装
着する筒状の保持部の構成や螺着可能なねじ部を形成し
た筒状の保持部の構成や、更に嵌合可能な嵌合手段を設
けた筒状の保持部の構成や、挿着可能な挿着部の構成に
あっては、栽培容器用補水槽に請求項1乃至2と同様の
作用を得ることが出来、さらに簡単な構成で、自動的に
栽培容器へ補水を行うことが出来る。
【0017】請求項4の栽培容器用自動灌水底蓋は、栽
培容器用の底蓋に1又は複数の大気導入孔と、下方に突
出した1又は複数の灌水口を形成した構成とした。この
ような構成により、栽培容器用自動灌水底蓋を栽培容器
に設けると、底蓋に大気導入孔と、下方に突出した灌水
口を形成したことによって、該栽培容器の脚部全周を補
水槽内の水中に没することによって、灌水口より用土を
利用した毛細管現象にての灌水によって補水槽内の水位
は低下するが、このとき底蓋と水面との間に大気層が出
来る。この大気層は、脚部全周が水中にあるため水中か
ら大気は入らず、栽培容器の表土上より大気導入され、
用土内への酸素補給がなされる作用を得ることが出来
る。なお、本明細書中において、「大気導入孔」や「灌
水口」や「底蓋」はその目的を果たすものであれば形状
や大きさ等は問わないものである。
【0018】請求項5の栽培容器用自動灌水底蓋は、上
記請求項4に記載の栽培容器用自動灌水底蓋において、
前記底蓋の外周には密接可能な密接部を設けた構成とし
た。このような構成によって、栽培容器用自動灌水底蓋
を栽培容器内へ密接状態を保つように設けることによっ
て請求項4と同様な作用を得ることが出来る。なお、本
明細書中において、「密接部」とは装着や嵌合や螺合や
挿着や嵌入やその他の手段にて栽培容器と該底蓋を密接
状態に保つ目的を果たすものであればその形状や大きさ
等は問わないものである。
【0019】請求項6の自動灌水底蓋は、上記請求項4
に記載の栽培容器用自動灌水底蓋において、前記底蓋の
外周には側壁部を形成した構成とした。このような構成
により、栽培容器用自動灌水底蓋の外周に側壁部を形成
したことで、該側壁部が水中に没していることによっ
て、灌水口内の用土を利用した毛細管現象にての灌水に
より、補水槽内の水位低下にともない、大気導入孔より
底蓋と水面間に大気層が出来る。そして、用土内へ酸素
補給がなされる作用を得ることが出来る。
【0020】なお、本明細書中の「側壁部」とは、底蓋
の受け台をも兼用し、底蓋に形成された大気導入孔より
用土内への酸素補給作用を行う目的であり、この目的を
達成するものであれば形状や長さや大きさを限定される
ものでない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例を
示す栽培容器用補水部品の正面図、図2は図1の栽培容
器用補水部品の正断面図、図3は第1実施例を示す栽培
容器用補水部品の保持部上部までを開口部とした正面図
である。図4は第2実施例を示す栽培容器用補水部品に
螺着可能なねじ部を形成した正断面図、図5は第2実施
例を示す図4の栽培容器用補水部品の保持部上部までを
開口部とした正面図である。図6(a)は図5の栽培容
器用補水部品を補水槽に設けた上面図、図6(b)は図
6(a)の要部拡大図である。図7は図4の栽培容器用
補水部品を一体的に設けた本発明の第3実施例を示す栽
培容器用補水槽の上面図である。図8は第2実施例を示
す栽培容器用補水部品の正断面図、図9は第2実施例を
示す栽培容器用補水部品の保持部上部までを開口部とし
た正面図である。図10、図11、図12は第2実施例
に各種支持部を設けた正面図である。図13は第4実施
例を示す栽培容器用自動灌水底蓋の正断面図である。図
14は栽培容器用自動灌水底蓋に密接部を設けた第5実
施例を示す正断面図、図15は同実施例を示す栽培容器
用自動灌水底蓋を植物栽培容器に装着した正断面図であ
る。図16は第6実施例を示す栽培容器用自動灌水底蓋
の正断面図、図17は栽培容器、補給容器、第2実施例
の栽培容器用補水部品と第4実施例の栽培容器用自動灌
水底蓋の組み合わせを示す参考図である。
【0022】図1、2に示す本発明の第1実施例を示す
栽培容器用補水部品1は、図17に示す補給容器19の
補給口8を装着する筒状の保持部3を有し、この保持部
3の側壁には内外を連通する切り欠き状の開口部2を形
成している。
【0023】図2は、図1に示す本発明の第1実施例の
栽培容器用補水部品の正断面図である。
【0024】図3は、図1の本発明の第2実施例で、保
持部上部までを開口部2とした栽培容器用補水部品の正
面図であり、図17のように補給容器を保持部に装着し
たとき、保持部3内に水又は液体が入っていることで、
保持部内の補給口停止位置4より上部の開口部2を除い
た保持部内と補給容器との接触部分はシール現象を起こ
し密閉状態となる。以下、図5、図9に記載の保持部上
部までを開口部としているものも同様な作用を生ずる。
【0025】図4は、本発明の第2実施例を示す栽培容
器用補水部品1で、補給容器の補給口を保持する筒状の
保持部3を形成し、この筒状の保持部には補給容器の補
給口を螺着可能なねじ部7を内周面に形成し、更に、こ
の筒状の保持部3には内外を連通する切り欠き状の開口
部2を形成しているものである。図4では、保持部の内
周面の補給容器停止位置4迄にねじ部7を形成している
が、内周面全周にねじ部を形成しても本実施例、後述す
る実施例と同様な作用、効果を有する。
【0026】図5は、本発明の第2実施例で、図4に示
す補水部品の保持部上部までを開口部2とした正面図で
ある。
【0027】図6(a)は、図5に示す栽培容器用補水
部品1を補水槽27の補給容器設置部28(図17参
照)内底部に設けた構成の上面図である。図6(b)
は、図6の(a)の要部拡大図である。この構成は、本
実施例のみならず他の実施例の栽培容器用補水部品にも
適用されるものである。
【0028】図7は本発明の第3実施例の栽培容器用補
水槽で、図4の栽培容器用補水部品1が補給容器設置部
28の内底部に一体的に設けられた構成の栽培容器用補
水槽27aの平面図である。
【0029】図8は、本発明の第2実施例の栽培容器用
補水部品で、補給容器の補給口を保持する筒状の保持部
3内周面には、補給容器の下端外周部の突起部に嵌合し
得る嵌合可能な円環状の嵌合溝9を形成し、この嵌合溝
に到達する突起部を挿入可能な挿入溝10を形成し、こ
の保持部の側壁には内外を連通する開口部2を形成した
正断面図である。嵌合はこの嵌合形態に限定されるもの
でない。
【0030】図9は、本発明の第2実施例で、図8に示
す栽培容器用補水部品の保持部上部までを開口部2とし
た正面図である。
【0031】図10は、本発明の第2実施例の栽培容器
用補水部品の嵌挿支持部11に代えて(図1参照)、補
水槽の補給容器設置部28(図17参照)内底部に設け
られた嵌入受け部に嵌入可能な嵌入支持部12を設けて
いる参考図である。この構成は、他の実施例の栽培容器
用補水部品にも適用されるものである。
【0032】図11は、本発明の第2実施例を示す栽培
容器用補水部品に、補水槽の補給容器設置部28(図1
7参照)内底部に設けられた挿入溝に挿入可能な挿入支
持部13を設けている参考図である。この構成は、他の
実施例の栽培容器用補水部品にも適用されるものであ
る。
【0033】図12は、本発明の第2実施例を示す栽培
容器用補水部品の下部に、補水槽の補給容器設置部28
(図17参照)内底部に設けられた螺合部に螺合可能な
ねじ部14を形成している参考図である。この構成は、
他の実施例の栽培容器用補水部品にも適用されるもので
ある。
【0034】図13は、本発明の第4実施例を示す栽培
容器用自動灌水底蓋22で、図17に示す栽培容器15
本体内に装着する底蓋16に小孔の複数の大気導入孔1
7と、用土を用いた毛細管現象にての自動灌水を行う下
方に突出した灌水口18を形成している正断面図であ
る。本発明の栽培容器用自動灌水底蓋の灌水口よりの自
動灌水方法は、栽培容器内の用土を利用した毛細管現象
で説明しているが、灌水口内のみ保湿材若しくは保湿剤
を用土の代わりに用いてもよく、また、灌水口そのもの
を保湿材を用いても良い。
【0035】図14は、本発明の第5実施例を示す栽培
容器用自動灌水底蓋22の底蓋16の外周に密接部20
を設けている正断面図である。
【0036】図15は、図14に示す本発明の第5実施
例の栽培容器用自動灌水底蓋22を栽培容器15に装着
した正断面図である。自動灌水を行う目的の栽培容器1
5は、補水槽27と給水部24とを設けているが、この
栽培容器の内周面に、栽培容器用自動灌水底蓋22の略
円形の底蓋16の外周に形成されている密接可能な密接
部20を装着し得る密接受け部23を形成している。そ
して密接可能な密接部20を形成した自動灌水底蓋22
には、下方に突出した綱目状に孔を形成した筒状の灌水
口18と小孔の複数の大気導入孔17を一体形成し、該
自動灌水底蓋22を上記の栽培容器15に装着する。給
水部24から給水した水は自動灌水底蓋22の下部の補
水槽27内に流入し、底蓋に形成した灌水口18より用
土を利用した毛細管現象によつて用土上方へ灌水される
と同時に、底蓋16と水面間の水位が低下する。このと
き底蓋16の密接部20と栽培容器15の密接受け部2
3及び給水部24にも同様な密接部を設けることによっ
て、栽培容器15と自動灌水底蓋22を密着した状態で
装着するが、僅かの隙間があっても栽培容器や給水部、
底蓋との密接受け部23と密接部20の装着部分は、灌
水口より灌水された水がシール効果を起こして密閉状態
となる。灌水口18と給水部の先端25は水中にあるた
め水位低下にともない、表土上の大気が用土内へ進入
し、そして大気導入孔17を通過し、底蓋16と水面の
間に大気層が出来る。この作用によって、用土内に酸素
補給がなされる。
【0037】図16は、本発明の第6実施例を示す栽培
容器用自動灌水底蓋22は、栽培容器本体内に装着する
底蓋16に小孔の複数の大気導入孔17と、用土を利用
した毛細管現象にての自動灌水を行う下方に突出した灌
水口18と、底蓋16の外周に下方に延設した側壁21
を形成した正断面図である。作用は、第4実施例、第5
実施例と同様の作用を生ずる。
【0038】図17は、本発明の第2実施例の栽培容器
用補水部品と第4実施例の栽培容器用自動灌水底蓋、栽
培容器、補給容器を組み合わせた参考図である。有底の
補水槽27内には、栽培容器15と補給容器設置部28
とを有し、該栽培容器の内底部に、底蓋16に小孔の複
数の大気導入孔17を形成し、更に下方に突出した網目
状に孔を形成した筒状の灌水口18を形成した自動灌水
底蓋22を装着している。そして、補給容器設置部28
には補給容器19の補給口8を装着する栽培容器用補水
部品の筒状の保持部3を設け、この筒状の保持部には補
給口8を螺着可能なねじ部7を形成し、この保持部の側
壁には内外を連通する開口部2を形成している。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。請
求項1の栽培容器用補水部品によれば、補給容器の補給
口部を装着保持する筒状の保持部と、この筒状の保持部
の側壁には内外を連通する開口部を形成し、大気開放と
給水を交互に行うことによって、有底の補水槽内にこの
栽培容器用補水部品を設け、栽培容器を戴置若しくは一
体的に設けたとき、該保持部に使用済のペットボトルや
瓶、補給容器等の利用が出来、資源の再利用に貢献する
事が出来、又、留守時や多忙時の水やり(灌水)を自動
的に行うことが出来、更に大気開放時に補給容器内へ新
鮮な酸素補給を得る事が出来る。そして、水位低下に伴
って底蓋と水面間に大気層をつくりだすことで、用土内
への酸素補給を行うことが出来るので植物の根の窒息を
防ぐことにより、根腐れ防止効果を有す。また、開口部
の幅が狭ければ狭いほど大気圧の作用も少なく表面張力
の長さは長くなり、よって、水位低下の長さも長くなり
底蓋と水面との間の大気層の長さも長くなる。これによ
って、用土内への酸素補給量も多くなる。更に、補給容
器の補給口を装着をする筒状の保持部の構成にあって
は、補給容器の補給口にねじの有る無しに係わらず多様
な容器を装着する効果を有し、植物の吸収量や季節やそ
の日の乾燥度に対応した自動灌水を行うことで、節水効
果や留守時の水やり効果も奏する。
【0040】請求項2の栽培容器用補水部品によれば、
請求項1に記載の栽培容器用補水部品において、前記保
持部に前記補給容器の補給口を螺着可能なねじ部若しく
は嵌合可能な嵌合部若しくは挿着可能な挿着部を形成し
たことによって、ペットボトルや瓶、空容器等を安定し
た状態で取り付けることが出来る効果と、請求項1と同
様な効果を有する。
【0041】請求項3の栽培容器用補水槽によれば、請
求項1乃至2に記載の栽培容器用補水部品が、栽培容器
が載置または装着される貯水可能な栽培容器用補水槽本
体に一体的に設けられたことによって、前記請求項1乃
至2と同様の作用、効果を奏し、更に、簡単な構成であ
るので、多様な自動灌水用栽培容器を低コストで製造出
来る効果を奏する。
【0042】請求項4の栽培容器用自動灌水底蓋によれ
ば、栽培容器の底蓋に1又は複数の大気導入孔と、下方
に突出した1又は複数の灌水口を形成したことによっ
て、灌水口内よりの用土を利用した毛細管現象によって
用土上方へ灌水されると同時に、底蓋と水面間の水位低
下に伴い、表土上の大気が用土内へ進入し、そして大気
導入孔を通過し、底蓋と水面間に大気層が出来る。この
作用によって、用土内に酸素補給がなされ、植物の根の
窒息を防ぐ効果を有する。そして、植物の吸収量や季節
やその日の乾燥度に対応した自動灌水を行うことで、節
水効果や留守時の水やり効果も有する。更に、大気導入
孔を形成したことによって、不必要な孔が減少し用土の
落下も防止される。また、灌水口を形成したことによっ
て、間接的毛細管現象と異なり紐等の腐敗脱落がなくな
り、植物栽培容器本体の大きさや植物の種類によって灌
水口の数の増加や大きさによる灌水量の調整が出来、適
量の灌水が出来る効果を有する。
【0043】請求項5の栽培容器用自動灌水底蓋によれ
ば、請求項4に記載の栽培容器用自動灌水底蓋におい
て、前記底蓋の外周に密接可能な密接部を形成している
ことによって、灌水口より灌水された水が密接部と密接
受け部の装着部分を容易にシール効果を起こすことが出
来ることで、前記請求項4と同様の作用、効果を奏す
る。
【0044】請求項6の栽培容器用自動灌水底蓋によれ
ば、請求項4に記載の栽培容器用自動灌水底蓋におい
て、前記底蓋の外周に側壁部を形成したことによって、
補水槽内の水中に側壁部全周が没するため容易に底蓋と
水面間に大気層をつくりだすことが出来、用土内への酸
素補給を行う効果を奏し、前記請求項4と同様の作用、
効果を奏し、更に、簡単な構成であるので、多様な自動
灌水用栽培容器を低コストで製造出来る効果を奏する。
【0045】さらに上記各例においては、保持部の開口
部の作用を水で説明しているが、水のみに限定されるも
のではなく、あらゆる液体に適用することができ、同様
の作用効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す栽培容器用補水部品
の正面図である。
【図2】図1の栽培容器用補水部品の正断面図である。
【図3】第1実施例の栽培容器用補水部品の保持部上部
までを開口部とした正面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す栽培容器用補水部品
の正断面図である。
【図5】図4の栽培容器用補水部品の保持部上部までを
開口部とした本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図6】(a)図5の栽培容器用補水部品を補水槽に設
けた参考図である。 (b)(a)の要部拡大図である。
【図7】図4の栽培容器用補水部品を一体的に設けた本
発明の第3実施例を示す栽培容器用補水槽の上面図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例を示す栽培容器用補水部品
の正断面図である。
【図9】図8の栽培容器用補水部品の保持部上部までを
開口部とした本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図10】本発明の第2実施例に嵌入支持部を設けた参
考図である。
【図11】本発明の第2実施例に挿入支持部を設けた参
考図である。
【図12】本発明の第2実施例にねじ部を設けた参考図
である。
【図13】本発明の第4実施例を示す栽培容器用自動灌
水底蓋の正断面図である。
【図14】本発明の第5実施例を示す栽培容器用自動灌
水底蓋に密接部を設けた正断面図である。
【図15】図14の栽培容器用自動灌水底蓋を植物栽培
容器に装着した正断面図である。
【図16】本発明の第6実施例を示す栽培容器用自動灌
水底蓋の正断面図である。
【図17】植物栽培容器、補給容器に、本発明の第2実
施例の栽培容器用補水部品と第4実施例の栽培容器用自
動灌水底蓋を組み合わせた図である。
【符号の説明】
1.栽培容器用補水部品 2.開口部
3.保持部 4.補給口停止位置 7.ねじ部
8.補給口 9.嵌合溝 10.挿入溝
11.嵌挿支持部 12.嵌入支持部 13.挿入支持部 14.螺合可能なねじ部 15.栽培容器
16.底蓋 17.大気導入孔 18.灌水口
19.補給容器 20.密接部 21.脚部 22.栽培容器用自動灌水底蓋 23.密接受け部
24.給水部 25.給水部の先端 27.補水槽 27a.栽培容器用補水槽 28.補給容器設置部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動灌水栽培容器用の補水部品であっ
    て、補給容器の補給口を装着する筒状の保持部と、この
    保持部の側壁に内外を連通する開口部とを形成した、大
    気開放と給水を交互に行うことを特徴とする栽培容器用
    補水部品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の栽培容器用補水部品に
    おいて、前記保持部には前記補給容器の補給口を螺着可
    能なねじ部若しくは嵌合可能な嵌合部若しくは挿着可能
    な挿着部を形成したことを特徴とする栽培容器用補水部
    品。
  3. 【請求項3】 栽培容器が載置または装着される貯水可
    能な栽培容器用補水槽であって、請求項1乃至2に記載
    の栽培容器用補水部品が一体的に設けられたことを特徴
    とする栽培容器用補水槽。
  4. 【請求項4】 栽培容器用の底蓋に1又は複数の大気導
    入孔と、下方に突出した1又は複数の灌水口を形成した
    ことを特徴とする栽培容器用自動灌水底蓋。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の栽培容器用自動灌水底
    蓋において、前記底蓋の外周には密接可能な密接部を設
    けていることを特徴とする栽培容器用自動灌水底蓋。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の栽培容器用自動灌水底
    蓋において、前記底蓋の外周には側壁部を形成したこと
    を特徴とする栽培容器用自動灌水底蓋。
JP34817499A 1999-01-01 1999-12-07 栽培容器用補水部品、栽培容器用補水槽および栽培容器用自動灌水底蓋 Withdrawn JP2000209966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34817499A JP2000209966A (ja) 1999-01-01 1999-12-07 栽培容器用補水部品、栽培容器用補水槽および栽培容器用自動灌水底蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34817499A JP2000209966A (ja) 1999-01-01 1999-12-07 栽培容器用補水部品、栽培容器用補水槽および栽培容器用自動灌水底蓋

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29274298A Division JP4003103B2 (ja) 1998-09-08 1998-09-08 自動灌水植物栽培容器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000200159A Division JP2001045893A (ja) 2000-01-01 2000-05-30 給水部品を設けた補水容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000209966A true JP2000209966A (ja) 2000-08-02

Family

ID=18395253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34817499A Withdrawn JP2000209966A (ja) 1999-01-01 1999-12-07 栽培容器用補水部品、栽培容器用補水槽および栽培容器用自動灌水底蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000209966A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172288A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Yamazaki Kyoiku System Kk 養液栽培ユニット
WO2015050470A1 (ru) * 2013-10-01 2015-04-09 Владимир Николаевич ИГНАТЬЕВ Поддон для автоматического увлажнения почвы комнатных растений
KR200477376Y1 (ko) * 2013-07-08 2015-07-08 한국도시농업 주식회사 무동력 자동 관수 화분

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172288A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Yamazaki Kyoiku System Kk 養液栽培ユニット
KR200477376Y1 (ko) * 2013-07-08 2015-07-08 한국도시농업 주식회사 무동력 자동 관수 화분
WO2015050470A1 (ru) * 2013-10-01 2015-04-09 Владимир Николаевич ИГНАТЬЕВ Поддон для автоматического увлажнения почвы комнатных растений

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5502924A (en) Planter assembly having automatic water-feeding and drying intervals
US9060472B2 (en) Plant container
KR101892977B1 (ko) 수증기를 이용한 화분
JP4898161B2 (ja) 植木鉢
JP2010068735A (ja) 自動給水プランター
JP2000209966A (ja) 栽培容器用補水部品、栽培容器用補水槽および栽培容器用自動灌水底蓋
CN2234692Y (zh) 自动吸水式植物栽培盆
JP4003103B2 (ja) 自動灌水植物栽培容器
JP2001045873A (ja) 植物育成装置
JP2995653B2 (ja) 栽培容器用補水槽及び栽培容器用補給容器
JP4166869B2 (ja) 給水装置およびそれが装着された植木鉢
JP2005040009A (ja) 底面給水式植物栽培容器
JP2001045893A (ja) 給水部品を設けた補水容器
JP3055579U (ja) 自然給水植木鉢
WO2014042286A1 (ja) 自動底面灌水装置
KR200429390Y1 (ko) 가정용 수경재배 장치
CN103733901B (zh) 自动排液的空中垂挂栽培系统
CN214801431U (zh) 盆栽供水装置
KR100518814B1 (ko) 화분
JP2004283023A (ja) 自動給水連結植木鉢
KR200278197Y1 (ko) 식물재배용 화분용기
JPH10150867A (ja) 花壇の自動給水装置
CN210959597U (zh) 一种自动吸水养护盆栽装置
JPH0410757Y2 (ja)
JP3183868B2 (ja) 植物栽培容器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110