JP2000209632A - 無線通信端末装置 - Google Patents

無線通信端末装置

Info

Publication number
JP2000209632A
JP2000209632A JP11007331A JP733199A JP2000209632A JP 2000209632 A JP2000209632 A JP 2000209632A JP 11007331 A JP11007331 A JP 11007331A JP 733199 A JP733199 A JP 733199A JP 2000209632 A JP2000209632 A JP 2000209632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
group
distance
communication terminal
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11007331A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Fujimoto
仁志 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11007331A priority Critical patent/JP2000209632A/ja
Publication of JP2000209632A publication Critical patent/JP2000209632A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信端末が位置する場所における最適な
基地局を選択し、必要十分な位置登録又はハンドオーバ
動作を行う無線通信端末装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 上記複数の基地局信号の受信レベルを、
当該基地局信号を送信した基地局までの距離に変換する
受信レベル・距離変換手段と、上記変換された距離に基
づいて、距離に対する基地局の存在数を示す基地局の距
離分布情報を上記基地局群毎に求める基地局群別距離統
計処理手段と、上記基地局群毎の基地局の距離分布情報
に基づいて、上記基地局群の群領域の境界との距離を算
出する進入距離算出処理手段と、上記群領域の境界との
距離に基づいて、基地局群を選択する基地局群選択手段
と、選択された基地局群に属する複数の基地局から基地
局を選択する基地局選択手段とを備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の基地局で形
成される基地局群を制御の単位とする無線通信システム
における無線通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の基地局と端末との間で通信を行う
無線通信システムにおいて、端末側の基地局選択処理
は、従来、例えば、特開平8−88877号公報「移動
通信における移動機の基地局選択方式」や、特開平8−
154264号公報「無線通信装置」に開示されるもの
がある。これらは、無線通信システムにおける端末側の
基地局選択処理に、基地局から受信した受信信号の受信
レベルの時系列的な変化を用いたもので、個々の基地局
から受信した基地局信号の受信レベルを測定し、基地局
毎の受信レベルの変化量に基づいて基地局選択時の重み
付けを行うものである。
【0003】図12は従来技術の無線通信端末装置の基
地局選択機能を実現する部分のみを表す概略ブロック図
である。図12において、10はアンテナ、11は無線
信号の送受信を行うRF部(Radio Frequency部:無線
周波数処理部)である。12は上記RF部11で受信し
た基地局信号の受信レベルを検出する受信レベル検出部
である。13は上記受信レベル検出部12で検出された
受信レベルと対応づけて上記基地局信号を基地局情報記
憶部(メモリ)19に格納するとともに、端末の制御を
行うMPU(Micro Processing Unit:超小型演算処理
装置)である。18は上記基地局情報記憶部19に記憶
された受信レベルの時系列変化に基づいて複数の基地局
から基地局を選択する基地局選択部である。
【0004】動作について説明する。基地局から送信さ
れた基地局信号をアンテナ10とRF部11により受信
すると、受信レベル検出部12が上記基地局信号の受信
レベルを検出し、MPU13が測定毎に基地局情報記憶
部19に格納する。その後、基地局選択部18が、上記
基地局情報記憶部19に記憶された過去に受信した基地
局信号の受信レベルを読み出し、該受信レベルの時系列
変化に基づいて複数の基地局から通信する基地局を選択
する。
【0005】以上のように、従来の無線端末装置では、
個々の基地局の基地局信号の受信レベル又は該受信レベ
ルの変化量に基づいて基地局選択を行うものであり、基
地局を単独で扱い、個々の基地局の基地局信号の受信レ
ベルのみの比較、又は、直前に選択していた基地局群に
属する基地局に重み付けして基地局選択を行うものであ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線端末装置では、複数の基地局で形成される基地局群
を位置登録、呼出し等の制御の単位として運用するよう
な無線通信システムにおいては、最適な基地局を選択す
ることができないという問題があった。
【0007】例えば、従来の無線端末装置では、直前に
選択していた基地局群と異なる基地局群に属する基地局
が、たまたま1台だけ近傍にあった場合、又は、周囲の
電波状態により、他の基地局に比べて強い受信レベルを
示した場合には、その基地局の属する基地局群に対して
位置登録又はハンドオーバ動作を起動してしまう。
【0008】ところが、実際には前の基地局群領域の中
におり、わずかな移動により、再び前の基地局群に属す
る基地局のいずれかが最も強い受信レベルを示した場合
には、再度、位置登録又はハンドオーバ動作を起動して
しまうため、位置登録及びハンドオーバ動作が頻発し、
不要なトラフィックが発生してしまう。
【0009】本発明は、このような現状に鑑みて、無線
通信端末が位置する場所における最適な基地局を選択す
ることができ、必要十分な位置登録又はハンドオーバ動
作を行うことが可能な無線通信端末装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無線通信端
末装置は、複数の基地局で形成される基地局群を制御の
単位とし、この単位の上記基地局群が複数設置された無
線通信システムの無線通信端末装置であって、複数の上
記基地局から送信されたそれぞれの基地局信号を受信す
る無線信号受信手段と、上記無線信号受信手段で受信し
た上記複数の基地局信号の受信レベルを検出する受信レ
ベル検出手段と、上記受信レベル検出手段で検出された
上記複数の基地局信号の受信レベルを、当該基地局信号
を送信した基地局までの距離に変換する受信レベル・距
離変換手段と、上記受信レベル・距離変換手段で変換さ
れた距離に基づいて、距離に対する基地局の存在数を示
す基地局の距離分布情報を上記基地局群毎に求める基地
局群別距離統計処理手段と、上記基地局群別距離統計処
理手段で求められた上記基地局群毎の基地局の距離分布
情報に基づいて、上記基地局群に属する複数の基地局が
受け持つ予め定められた群領域の境界との距離を上記基
地局群毎に算出する進入距離算出処理手段と、上記進入
距離算出処理手段で算出された上記群領域の境界との距
離に基づいて、複数の基地局群から基地局群を選択する
基地局群選択手段と、上記基地局群選択手段で選択され
た基地局群に属する複数の基地局から、上記受信した基
地局信号に基づいて基地局を選択する基地局選択手段と
を備えるものである。
【0011】次の発明に係る無線通信端末装置は、上記
基地局群選択手段は、上記複数の基地局群から上記群領
域の境界内へ進入した進入距離の最も大きい基地局群を
選択するように構成され、上記基地局選択手段は、上記
複数の基地局から受信レベルの最も大きい基地局を待ち
受ける対象の基地局として選択するように構成されるも
のである。
【0012】次の発明に係る無線通信端末装置は、上記
基地局群選択手段は、上記複数の基地局群から上記群領
域の境界内へ進入した進入距離の最も大きい基地局群を
選択するように構成され、上記基地局選択手段は、上記
複数の基地局から受信レベルの最も大きい基地局を位置
登録を行う対象の基地局として選択するように構成され
るものである。
【0013】次の発明に係る無線通信端末装置は、上記
基地局群選択手段は、上記進入距離算出処理手段で算出
された上記群領域の境界との距離の時系列的な変化に基
づいて基地局群を選択するように構成されるものであ
る。
【0014】次の発明に係る無線通信端末装置は、上記
無線信号受信手段は、上記基地局と通信中に、別の上記
基地局から送信された基地局信号も受信するように構成
され、上記基地局選択手段は、上記複数の基地局からハ
ンドオーバを行う対象の基地局を選択するように構成さ
れるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本実施の形
態1について説明する。本実施の形態1は、複数の基地
局で形成される基地局群を位置登録、呼出し等の制御の
単位として運用する無線通信システムにおいて、上記基
地局と無線通信する端末が、上記基地局群に属する複数
の基地局が受け持つ予め定められた群領域内へ進入した
進入距離に基づいて基地局選択処理を行うものである。
【0016】まず、本実施の形態1の動作原理について
図面を用いて説明する。図1は、円形の群領域の外側に
端末がある場合における基地局と端末の距離関係を示す
概念図である。
【0017】図1において、複数の基地局で形成される
基地局群に属する基地局が存在する領域を群領域1とす
る。この例では、群領域1は円形として構成されてい
る。上記群領域1を形成する基地局と無線通信する端末
2が存在する地点を地点A、群領域1の中心を地点C、
群領域1の半径をr、地点Aと地点Cの距離をcとす
る。
【0018】まず、地点Aにある端末2から、距離x離
れた位置に群領域1に属する基地局が存在する確率を求
める。ここでは、地点Aが群領域1の外側に存在する場
合の例である。
【0019】n台の基地局で基地局群を形成し、この基
地局群に属する基地局が群領域1内に一様に分布するな
らば、距離xからx+dxの間に基地局が存在する確率
は、群領域1内で距離xからx+dxに相当する面積に
比例する。
【0020】群領域1の境界線上における地点Aからの
距離がxである点を地点Bとする。地点Bはx>c−r
かつx<c+rの範囲で、地点Aと地点Cを結ぶ線をは
さんで対称な位置に2箇所存在するが、ここでは片側だ
けを考える。
【0021】地点Aと地点Cを結ぶ線分と、地点Aと地
点Bを結ぶ線分とが挟む角度をθ(ラジアン)とする
と、群領域1内で距離xからx+dxに相当する面積d
Sは(式1)で近似できる。
【0022】
【数1】
【0023】2次の微小値を無視すると、(式2)とな
る。
【0024】
【数2】
【0025】従って、距離xからx+dxの間に基地局
が存在する確率p(x)は(式3)で表せる。
【0026】
【数3】
【0027】ここでθは公式(式4)より算出できる。
【数4】
【0028】図2は(式3)でn=1、r=1、c=1.
5とした場合のp(x)をプロットした、距離と単位面
積当たりの基地局存在確率の関係を表す特性図である。
すなわち、円形の群領域の外側に端末がある場合におい
て、端末からの距離と単位面積当たりの基地局存在確率
との関係を表す特性図である。
【0029】図3は、円形の群領域の内側に端末がある
場合における基地局と端末の距離関係を示す概念図であ
る。すなわち、図1では群領域1の外側にあった地点A
が、群領域の内側(つまり、c<rの条件を満たす。)
に有る場合を表している。x≦r−cの範囲では、地点
Bは存在せず、式中θ=πとみなせる。従って、存在確
率p(x)は(式5)で表される。θは前述の(式4)
より導出される。
【0030】
【数5】
【0031】図4は(式5)でn=1、r=1、c=0.
5とした場合のp(x)をプロットした、距離と単位面
積当たりの基地局存在確率の関係を表す特性図である。
すなわち、円形の群領域の内側に端末がある場合におい
て、端末からの距離と単位面積当たりの基地局存在確率
との関係を表す特性図である。
【0032】また、図5は、端末2が地点Aにある場
合、(式5)でn=1、r=1、c=0とした場合のp
(x)を示した、距離と単位面積当たりの基地局存在確
率の関係を表す特性図である。図4および図5を図2と
比較すると、端末2が群領域1に入り込んだ距離に相当
する部分の基地局の分布に特徴があることが分かる。
【0033】次に、群領域が方形である場合について説
明する。ここでは、簡略化のため正方形である領域を例
にとる。図6は、正方形の群領域の外側に端末がある場
合における基地局と端末の距離関係を示す概念図であ
る。3は正方形の群領域である。端末2が存在する地点
を地点A、群領域3の重心を地点C、群領域3の1辺を
2l、地点Aと地点Cの距離をcとする。
【0034】群領域3の境界線上における地点Aからの
距離がxである点を地点Bとする。地点Aと地点Cを結
ぶ線分と、地点Aと地点Bを結ぶ線分とが挟む角度をθ
(ラジアン)とすると、地点Bは(式6)の範囲で存在
する。
【0035】
【数6】
【0036】上記(式6)の範囲において、(式7)の
範囲ではcos(θ)=(c−l)/xからθ値を算出
できる。
【0037】
【数7】
【0038】また、上記(式6)の範囲において、(式
8)の範囲ではsin(θ)=l+xからθ値を算出で
きる。
【0039】
【数8】
【0040】また、上記(式6)の範囲において、(式
9)の範囲では、地点Bの他に群領域3の境界上に地点
Aから距離xとなる地点Dが存在する。地点Aと地点C
を結ぶ線分と、地点Aと地点Bを結ぶ線分とが挟む角度
をα(ラジアン)とし、地点Aと地点Cを結ぶ線分と、
地点Aと地点Dを結ぶ線分とが挟む角度をβ(ラジア
ン)すると、θ=α−βと表せる。αとβはそれぞれs
in(α)=l+x、cos(β)=(l+c)/xか
ら算出できる。
【0041】
【数9】
【0042】そして、以上のように求められたθ値よ
り、(式10)によって基地局存在確率が求められる。
【0043】
【数10】
【0044】なお、(式11)の範囲ではp(x)=0
となる。
【0045】
【数11】
【0046】図7は(式10)でn=1、l=1、c=
1.5とした場合のp(x)をプロットした、距離と単
位面積当たりの基地局存在確率の関係を表す特性図であ
る。すなわち、正方形の群領域3の外側に端末2がある
場合において、端末2からの距離と単位面積当たりの基
地局存在確率との関係を表す特性図である。
【0047】図8は、正方形の群領域の内側に端末があ
る場合における基地局と端末の距離関係を示す概念図で
ある。すなわち、地点Aが正方形の群領域3の内側にあ
る場合の例である。xの増加に伴い群領域3の境界線上
における地点Aからの距離がxである地点Bの他に地点
D、地点Eが出現する。このとき、地点Aと地点Dを結
ぶ線分と、地点Aと地点Eを結ぶ線分とが挟む角度をα
(ラジアン)とし、地点Aと地点Bを結ぶ線分と、地点
Aと地点Cを結ぶ線分とが挟む角度をβ(ラジアン)と
すると、θはθ=β−αで表される。
【0048】下記の(式12)の範囲ではθ=πからθ
値を算出できる。
【0049】
【数12】
【0050】また、(式13)の範囲ではcos(θ)
=−cos(π−θ)=−(l−c)/x=(c−l)
/xからθ値を算出できる。
【0051】
【数13】
【0052】また、(式14)の範囲では、cos
(β)=(c−l)/x及びcos(α/2)=l/x
から求まるα値とβ値から、θ=β−αでθ値を算出で
きる。
【0053】
【数14】
【0054】また、(式15)の範囲では、sin
(θ)=l/xからθ値を算出できる。
【0055】
【数15】
【0056】さらにまた、(式16)の範囲では、図6
の説明と同様に、θ=α−βとなり、αとβはそれぞれ
sin(α)=l+x、cos(β)=(l+c)/x
で求められる。
【0057】
【数16】
【0058】そして、以上のように求められたθ値を
(式17)に代入することで、単位面積当たりの基地局
存在確率が求められる。
【0059】
【数17】
【0060】なお、(式18)の範囲ではp(x)=0
となる。
【0061】
【数18】
【0062】図9は(式17)でn=1、l=1、c=
0.5とした場合のp(x)をプロットした、距離と単
位面積当たりの基地局存在確率の関係を表す特性図であ
る。すなわち、正方形の群領域の内側に端末がある場合
において、端末からの距離と単位面積当たりの基地局存
在確率との関係を表す特性図である。
【0063】地点Aが群領域3の外側にある場合の図7
と、内側にある場合の図9を比較すると、端末からの距
離と単位面積当たりの基地局存在確率との関係におい
て、地点Aと領域の境界との距離よりも近い基地局の分
布に特徴がみられることがわかる。前述の円形の群領域
1においても同様の特徴が認められる。ここでは説明を
省略するが、方形の群領域の対角線上に地点Aがある場
合を始め、多くの場合に同様の特徴が存在している。
【0064】つまり、ある基地局群の群領域の内側にあ
り、その境界との最短距離を進入距離と定義すると、群
領域の形状に係わらず、端末からの距離と単位面積当た
りの基地局存在確率との関係において、進入距離より近
傍の基地局の存在確率は同じ特性を示す。しかも、その
増分は極大値を示す。したがって、このような端末から
の距離と基地局存在確率との関係における性質を利用す
ることによって、距離に対する基地局の存在数を示す基
地局の距離分布から、任意の群領域の境界との距離を求
めることができる。本実施の形態1の無線通信端末装置
は、以上のような動作原理に基づいて、基地局の距離分
布から、任意の群領域の境界との距離を求め、群領域の
境界内へ進入した進入距離に基づいて基地局選択を行
う。
【0065】図10は実施の形態1の無線通信端末装置
で基地局選択機能を実現する部分のみを表す概略ブロッ
ク図である。10はアンテナ、11は無線信号の送受信
を行うRF部である。なお、ここでは、上記アンテナ1
0とRF部11で複数の上記基地局から送信されたそれ
ぞれの基地局信号を受信する無線信号受信手段を構成す
る。12は上記RF部11で受信した基地局信号の電力
のレベルを示す受信レベルを検出する受信レベル検出
部、13は各部の制御を行うMPUである。
【0066】14は上記受信レベル検出部12で検出さ
れた各基地局信号の受信レベルを当該基地局と自局(無
線通信端末)との間の距離に変換する受信レベル・距離
変換処理部である。15は上記受信レベル・距離変換処
理部14で変換された距離に基づいて、自局からの距離
に対する基地局の存在数を示す基地局の距離分布情報を
上記基地局群毎に統計処理により求める基地局群別距離
統計処理部である。
【0067】16は上記基地局群別距離統計処理部15
で求められた上記基地局群毎の基地局の距離分布情報に
基づいて、上記基地局群に属する複数の基地局が受け持
つ予め定められた群領域の境界との距離を上記基地局群
毎に算出する進入距離算出処理部である。17は上記進
入距離算出処理部16で算出された上記群領域の境界と
の距離に基づいて、複数の基地局群から基地局群を選択
する基地局群選択部であり、ここでは、上記複数の基地
局群から上記群領域の境界内へ進入した進入距離の最も
大きい基地局群を1つ選択するものである。18は上記
基地局群選択部17で選択された基地局群に属する複数
の基地局から上記受信した基地局信号に基づいて基地局
を選択する基地局選択部であり、ここでは、受信レベル
の最も大きい基地局を1つ選択するものである。19
は、上記受信した基地局信号を記憶する基地局情報記憶
部(メモリ)であり、ここでは、上記受信レベル・距離
変換処理部14で変換された距離とともに記憶する。
【0068】なお、上記受信レベル・距離変換処理部1
4、基地局群別距離統計処理部15、進入距離算出処理
部16、基地局群選択部17及び基地局選択部18は、
上記MPU13の内部にある。
【0069】また、本実施の形態1において、上記群領
域は、例えばPHS(Personal Handy-phone System)
における一斉呼出しエリアに相当する。したがって、上
記無線通信端末は、異なる群領域(一斉呼び出しエリ
ア)に移動する度に、位置登録動作を行い、無線通信シ
ステムに自局の現在位置を登録する必要がある。
【0070】動作について説明する。複数の基地局から
送信された基地局信号をアンテナ10とRF部11によ
り受信すると、受信レベル検出部12が上記基地局信号
の受信レベルを検出する。MPU13が上記基地局信号
と受信レベルを取り込むと、受信レベル・距離変換処理
部14が、上記受信レベル検出部12で検出された各基
地局信号の受信レベルを、当該基地局と自局との間の距
離に変換し、この距離、上記受信レベルとともに上記基
地局信号を基地局情報記憶部19に記憶する。
【0071】上記基地局信号には、該信号を送信した基
地局を示す基地局識別情報、及び、該基地局が属する基
地局群を示す基地局群識別情報が含まれており、これら
の情報により、上記基地局信号を受信した無線通信端末
は、送信した基地局及び該基地局が属する基地局群を識
別することができる。
【0072】受信レベルと距離との変換式は、基地局出
力、アンテナ利得、周囲の伝搬環境等のパラメータによ
って決定される。パラメータが全て規定できれば、絶対
値として算出できるが、通常の無線通信システムにおい
ては、ある程度の近似又は実験的統計量として扱われ
る。
【0073】なお、本実施の形態1では、絶対的な距離
ではなく、基地局の距離分布の増分を利用するので、受
信レベル・距離変換処理部14での厳密な絶対距離の計
算は不要である。変換式の一例として、長区間中央値の
距離関数として一般に知られている「奥村カーブ」を表
す簡易な式として(式19)を示す。PRは受信レベル、
比例定数γ、dは距離である。mは自由空間においては
m=2であるが、実験的に求められた値として、市街地
における2GHz程度の電波伝搬にはm=3〜4の値と
なることが報告されている。
【0074】
【数19】
【0075】次に、基地局群別距離統計処理部15は、
上記基地局情報記憶部19に記憶されていた基地局信号
を読み出し、上記受信レベル・距離変換処理部14で変
換された距離に基づいて基地局群毎に集計し、自局から
の距離に対する基地局の存在数を示す基地局の距離分布
情報を求める。具体的には、基地局信号に含まれる基地
局群識別情報に基づいて、基地局群毎に該基地局群に属
する全ての基地局を一定距離間隔毎にカウントし、その
カウント値から、自局からの距離に対する基地局信号を
受信できた基地局の存在数を示す距離分布曲線を導出す
る。
【0076】次に、進入距離算出処理部16は、上記基
地局群別距離統計処理部15で求められた基地局群毎の
基地局の距離分布情報に基づいて、上記基地局群に属す
る複数の基地局が受け持つ予め定められた群領域の境界
との距離を基地局群毎に算出する。例えば、上記進入距
離算出処理部16は、上記基地局群別距離統計処理部1
5で求められた基地局の距離分布の増分、すなわち、基
地局の距離分布の特性曲線の傾きに基づいて群領域の境
界との距離を算出する。また、例えば、上記進入距離算
出処理部16は、あらかじめ記憶しておいた端末からの
距離と基地局存在確率との関係を示す特性曲線と、上記
基地局群別距離統計処理部15で求められた基地局の距
離分布情報とを比較して、群領域の境界との距離を算出
する。
【0077】次に、基地局群選択部17は、上記進入距
離算出処理部16で算出された上記群領域の境界との距
離に基づいて、複数の基地局群から該基地局群の群領域
の境界内へ進入した進入距離の最も大きい基地局群を1
つ選択する。そして、基地局選択部18は、上記基地局
選択部17で選択された上記基地局群に属する複数の基
地局から受信レベルの最も大きい基地局を1つ選択す
る。
【0078】また、このとき上記基地局群選択部17
で、複数の基地局群から該基地局群の群領域の領域内へ
進入した進入距離が最も大きい基地局群として、進入距
離が等しい、又は、ほぼ等しい複数の基地局群が存在す
る場合は、該複数基地局群を選択する。そして、上記基
地局選択部18は、上記基地局群選択部17で複数の基
地局群が選択された場合には、該複数基地局群のいずれ
かに属する複数の基地局から受信レベルの最も大きい基
地局を1つ選択する。
【0079】これを受けて、MPU13は、上記基地局
選択部18によって選択された基地局の属する基地局群
が直前まで選択していた基地局群と異なる場合にのみ、
図示しない位置登録処理部を制御し、上記基地局選択部
18によって選択された基地局に対して位置登録動作を
行い、無線通信システムに自局の現在位置を登録する。
また、上記MPU13は、上記基地局選択部19によっ
て選択された基地局を待ち受け基地局とし、該基地局に
対する待ち受け処理を制御する。
【0080】このように、基地局単独の受信レベルに依
らず、上記進入距離算出部17で算出された各群領域へ
の進入距離に基づいて基地局群を選択し、該選択された
基地局群が直前まで選択していた基地局群と異なる場合
にのみ、位置登録動作を起動することにより、不要なト
ラフィックの発生を防止することができる。
【0081】さらに、上記進入距離算出処理部16は、
算出した上記群領域の境界との距離を基地局情報記憶部
19に記憶させ、基地局群選択部17が、上記基地局情
報記憶部19に記憶されていた上記群領域の境界との距
離を基地局群毎に集計し、上記群領域への進入距離の時
系列的な変化に基づいて基地局群を選択するようにす
る。これにより、自局がそれぞれの基地局群に対してど
のような動きをしているのかを元に次に選択すべき基地
局群を決定することができ、より適切に基地局を選択す
ることができる。
【0082】以上のように、本実施の形態1の無線通信
端末によれば、自局からの距離に対する基地局の存在数
を示す基地局の距離分布情報に基づいて、基地局群毎に
当該基地局群が形成する群領域の境界との距離を算出
し、上記群領域の境界内へ進入した進入距離の最も大き
い基地局群を選択することにより、基地局単独の受信レ
ベルに基づいて基地局群を選択するものではないため、
無線通信端末が位置する場所における最適な基地局を選
択することができる無線通信端末装置を得ることができ
る。
【0083】また、進入距離に基づいて選択された基地
局群に属する複数の基地局から、受信レベルの最も大き
い基地局を待ち受け基地局として選択することにより、
無線通信端末が位置する場所における最適な待ち受け対
象の基地局を選択することができる。
【0084】また、進入距離に基づいて選択された基地
局群に属する複数の基地局から、受信レベルの最も大き
い基地局を位置登録動作を行う基地局として選択するこ
とにより、無線通信端末が位置する場所における最適な
位置登録対象の基地局を選択することができる。
【0085】また、群領域への進入距離に基づいて新た
に選択された基地局群が直前まで選択していた基地局群
と異なる場合にのみ、上記新たに選択された基地局群に
属する複数の基地局から選択された受信レベルの最も大
きい基地局に対して位置登録動作を行うことにより、必
要十分な位置登録動作を行うことが可能な無線通信端末
装置を得ることができる。
【0086】また、算出した群領域の境界との距離を記
憶し、記憶されていた上記群領域の境界との距離を基地
局群毎に集計し、上記群領域への進入距離の時系列的な
変化に基づいて基地局群を選択することにより、自局が
それぞれの基地局群に対してどのような動きをしている
のかを元に次に選択すべき基地局群を決定することがで
き、より適切に基地局を選択することができる無線通信
端末装置を得ることができる。
【0087】実施の形態2.以上の実施の形態1は、群
領域への進入距離に基づいて待ち受け時の基地局選択を
行う場合の実施の形態であるが、次に基地局との通信中
に基地局選択を行う場合の実施の形態を示す。
【0088】図11は実施の形態2の無線通信端末装置
で、基地局選択機能を実現する部分のみを表す概略ブロ
ック図である。実施の形態1と重複する部分については
同一符号を付して、詳細な説明は省略する。20はRF
部11で通信中も周囲基地局から送信される基地局信号
を受信する通信中受信部である。ここでは、上記アンテ
ナ10、上記RF部11及び上記通信中受信部20で無
線信号受信手段を構成する。
【0089】動作について説明する。基地局を経由して
別の無線通信端末と通話又はデータ通信の通信中に、通
信中受信部20は、周囲の基地局から送信された基地局
信号を受信する。受信レベル検出部12が上記基地局信
号の受信レベルを検出し、MPU13が上記基地局信号
と受信レベルを取り込むと、前述の実施の形態1と同様
に、進入距離算出処理部16が通信中における基地局群
毎の群領域の境界との距離を算出する。また、基地局群
選択部17が、上記算出された距離の時系列的な変化に
基づいて自局がそれぞれの基地局群に対してどのような
動きをしているのかを元に基地局群を選択し、基地局選
択部18が、上記基地局群選択部17で選択された上記
基地局群に属する複数の基地局から受信レベルの最も大
きい基地局を選択する。
【0090】そして、MPU13は、図示しないハンド
オーバ処理部を制御し、上記基地局選択部18によって
選択された基地局に対してハンドオーバを行う。
【0091】このように、通信中に得られた基地局群毎
の群領域の境界との距離を群領域境界での、ハンドオー
バ起動の契機とすることによって、すなわち、通信中の
基地局に対して十分な受信レベルがある場合でも、新た
に選択された群領域に深く進入しているような場合に
は、強制的にハンドオーバを起動することによって、そ
れ以降の通信品質をより良い状態に保つことができる。
【0092】以上のように、本実施の形態2の無線通信
端末によれば、自局からの距離に対する基地局の存在数
を示す基地局の距離分布情報に基づいて、基地局群毎に
当該基地局群が形成する群領域の境界との距離を算出
し、当該距離の時系列的な変化に基づいて自局がそれぞ
れの基地局群に対してどのような動きをしているのかを
元に基地局群を選択し、この基地局群に属する複数の基
地局からハンドオーバを起動すべき基地局を選択するこ
とにより、通信品質をより良い状態に保つことができる
無線通信端末装置を得ることができる。
【0093】
【発明の効果】以上のように、本発明の無線通信端末装
置によれば、複数の上記基地局から送信されたそれぞれ
の基地局信号を受信する無線信号受信手段と、上記無線
信号受信手段で受信した上記複数の基地局信号の受信レ
ベルを検出する受信レベル検出手段と、上記受信レベル
検出手段で検出された上記複数の基地局信号の受信レベ
ルを、当該基地局信号を送信した基地局までの距離に変
換する受信レベル・距離変換手段と、上記受信レベル・
距離変換手段で変換された距離に基づいて、距離に対す
る基地局の存在数を示す基地局の距離分布情報を上記基
地局群毎に求める基地局群別距離統計処理手段と、上記
基地局群別距離統計処理手段で求められた上記基地局群
毎の基地局の距離分布情報に基づいて、上記基地局群に
属する複数の基地局が受け持つ予め定められた群領域の
境界との距離を上記基地局群毎に算出する進入距離算出
処理手段と、上記進入距離算出処理手段で算出された上
記群領域の境界との距離に基づいて、複数の基地局群か
ら基地局群を選択する基地局群選択手段と、上記基地局
群選択手段で選択された基地局群に属する複数の基地局
から、上記受信した基地局信号に基づいて基地局を選択
する基地局選択手段とを備えることにより、基地局単独
の受信レベルに基づいて基地局群を選択するものではな
いため、無線通信端末が位置する場所における最適な基
地局を選択することができる無線通信端末装置を得るこ
とができる。
【0094】また、次の発明の無線通信端末装置によれ
ば、上記基地局群選択手段は、上記複数の基地局群から
上記群領域の境界内へ進入した進入距離の最も大きい基
地局群を選択するように構成され、上記基地局選択手段
は、上記複数の基地局から受信レベルの最も大きい基地
局を待ち受ける対象の基地局として選択するように構成
されることにより、無線通信端末が位置する場所におけ
る最適な待ち受け対象の基地局を選択することができる
無線通信端末装置を得ることができる。
【0095】また、次の発明の無線通信端末装置によれ
ば、上記基地局群選択手段は、上記複数の基地局群から
上記群領域の境界内へ進入した進入距離の最も大きい基
地局群を選択するように構成され、上記基地局選択手段
は、上記複数の基地局から受信レベルの最も大きい基地
局を位置登録を行う対象の基地局として選択するように
構成されることにより、無線通信端末が位置する場所に
おける最適な位置登録対象の基地局を選択することがで
きる無線通信端末装置を得ることができる。
【0096】また、次の発明の無線通信端末装置によれ
ば、上記基地局群選択手段は、上記進入距離算出処理手
段で算出された上記群領域の境界との距離の時系列的な
変化に基づいて基地局群を選択するように構成されるこ
とにより、それぞれの基地局群に対してどのような動き
をしているのかを元に次に選択すべき基地局群を決定す
ることができ、より適切に基地局を選択することができ
る無線通信端末装置を得ることができる。
【0097】また、次の発明の無線通信端末装置によれ
ば、上記無線信号受信手段は、上記基地局と通信中に、
別の上記基地局から送信された基地局信号も受信するよ
うに構成され、上記基地局選択手段は、上記複数の基地
局からハンドオーバを行う対象の基地局を選択するよう
に構成されることにより、通信品質をより良い状態に保
つことができる無線通信端末装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 円形の群領域における、領域外に端末がある
場合の、基地局と端末の距離関係を示す概念図である。
【図2】 円形の群領域において、領域外に端末がある
場合の、基地局と端末の距離と基地局の存在確率との関
係を示す特性図である。
【図3】 円形の群領域における、領域内に端末がある
場合の、基地局と端末の距離関係を示す概念図である。
【図4】 円形の群領域において、領域内に端末がある
場合の、基地局と端末の距離と基地局の存在確率との関
係を示す特性図である。
【図5】 円形の群領域において、群領域中心に端末が
ある場合の、基地局と端末の距離と基地局の存在確率と
の関係を示す特性図である。
【図6】 正方形の群領域における、領域外に端末があ
る場合の、基地局と端末の距離関係を示す概念図であ
る。
【図7】 正方形の群領域において、領域外に端末があ
る場合の、基地局と端末の距離と基地局の存在確率との
関係を示す特性図である。
【図8】 正方形の群領域における、領域内に端末があ
る場合の、基地局と端末の距離関係を示す概念図であ
る。
【図9】 正方形の群領域において、領域内に端末があ
る場合の、基地局と端末の距離と基地局の存在確率との
関係を示す特性図である。
【図10】 実施の形態1における無線通信端末装置の
概略ブロック図である。
【図11】 実施の形態2における無線通信端末装置の
概略ブロック図である。
【図12】 従来技術の無線通信端末装置の概略ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 円形の基地局群領域 2 無線通信端
末装置 3 正方形の基地局群領域 10 アンテナ 11 RF部 12 受信レベル
検出部 13 MPU 14 受信レベル
・距離変換処理部 15 基地局群別距離統計処理部 16 進入距離算
出処理部 17 基地局群選択部 18 基地局選択
部 19 基地局情報記憶部 20 通信中受信

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基地局で形成される基地局群を制
    御の単位とし、この単位の上記基地局群が複数設置され
    た無線通信システムの無線通信端末装置において、複数
    の上記基地局から送信されたそれぞれの基地局信号を受
    信する無線信号受信手段と、上記無線信号受信手段で受
    信した上記複数の基地局信号の受信レベルを検出する受
    信レベル検出手段と、上記受信レベル検出手段で検出さ
    れた上記複数の基地局信号の受信レベルを、当該基地局
    信号を送信した基地局までの距離に変換する受信レベル
    ・距離変換手段と、上記受信レベル・距離変換手段で変
    換された距離に基づいて、距離に対する基地局の存在数
    を示す基地局の距離分布情報を上記基地局群毎に求める
    基地局群別距離統計処理手段と、上記基地局群別距離統
    計処理手段で求められた上記基地局群毎の基地局の距離
    分布情報に基づいて、上記基地局群に属する複数の基地
    局が受け持つ予め定められた群領域の境界との距離を上
    記基地局群毎に算出する進入距離算出処理手段と、上記
    進入距離算出処理手段で算出された上記群領域の境界と
    の距離に基づいて、複数の基地局群から基地局群を選択
    する基地局群選択手段と、上記基地局群選択手段で選択
    された基地局群に属する複数の基地局から、上記受信し
    た基地局信号に基づいて基地局を選択する基地局選択手
    段とを備えることを特徴とする無線通信端末装置。
  2. 【請求項2】 上記基地局群選択手段は、上記複数の基
    地局群から上記群領域の境界内へ進入した進入距離の最
    も大きい基地局群を選択するように構成され、上記基地
    局選択手段は、上記複数の基地局から受信レベルの最も
    大きい基地局を待ち受ける対象の基地局として選択する
    ように構成されることを特徴とする請求項1に記載の無
    線通信端末装置。
  3. 【請求項3】 上記基地局群選択手段は、上記複数の基
    地局群から上記群領域の境界内へ進入した進入距離の最
    も大きい基地局群を選択するように構成され、上記基地
    局選択手段は、上記複数の基地局から受信レベルの最も
    大きい基地局を位置登録を行う対象の基地局として選択
    するように構成されることを特徴とする請求項1に記載
    の無線通信端末装置。
  4. 【請求項4】 上記基地局群選択手段は、上記進入距離
    算出処理手段で算出された上記群領域の境界との距離の
    時系列的な変化に基づいて基地局群を選択するように構
    成されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信端
    末装置。
  5. 【請求項5】 上記無線信号受信手段は、上記基地局と
    通信中に、別の上記基地局から送信された基地局信号も
    受信するように構成され、上記基地局選択手段は、上記
    複数の基地局からハンドオーバを行う対象の基地局を選
    択するように構成されることを特徴とする請求項4に記
    載の無線通信端末装置。
JP11007331A 1999-01-14 1999-01-14 無線通信端末装置 Pending JP2000209632A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11007331A JP2000209632A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 無線通信端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11007331A JP2000209632A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 無線通信端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000209632A true JP2000209632A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11662985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11007331A Pending JP2000209632A (ja) 1999-01-14 1999-01-14 無線通信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000209632A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004056509A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Ntt Docomo Inc 移動局、移動通信システム、及びハンドオーバ制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004056509A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Ntt Docomo Inc 移動局、移動通信システム、及びハンドオーバ制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10375509B2 (en) System and method for positioning
US8326363B2 (en) Portable terminal, base station, and method of specifying position of portable terminal
KR101014523B1 (ko) 무선 통신 시스템의 효율적인 선택 및 포착을 위한 방법 및 장치
JP4352180B2 (ja) 無線通信ハンドオーバ処理方法、携帯型電子装置、無線通信ハンドオーバシステム
US7979025B2 (en) Method and apparatus for handover in a wireless communication device between wireless domains
US20160219408A1 (en) Wi-fi scan scheduling and power adaptation for low-power indoor location
JP4822987B2 (ja) 携帯無線端末
TWI441530B (zh) 執行由無線寬頻(全球互通微波存取)服務至無線區域網路服務交遞之方法及使用其之終端裝置
US7327707B2 (en) Ping-pong avoidance load balancing techniques and structures for wireless communication
EP1315390A1 (en) Method and apparatus for adaptive location registration in a mobile communication system
WO2011134518A1 (en) Location based radio access system selection
JP2007251654A (ja) 無線lan移動局、無線lanシステム、ハンドオーバ制御方法及びハンドオーバ制御プログラム
JP2001136558A (ja) Cdma移動通信システムと通信制御方法
US20050037754A1 (en) Wireless local area network detection
CN107820303B (zh) 移动终端无线局域网扫描方法和装置、计算机设备
WO2018145477A1 (zh) 一种网络接入方法及终端
CN107306441A (zh) 发送蓝牙广播帧的方法、装置及无线接入点
CN108811045B (zh) WiFi信道扫描方法、装置、移动终端以及存储介质
JP2003152621A (ja) 無線通信装置および電子機器
JP4319676B2 (ja) 無線通信端末及び無線通信方法
JP2003061158A (ja) セルラ電話装置及びそれに用いるセルサーチ方法
JP2001285911A (ja) 無線電話装置
US20240172053A1 (en) Reducing Unnecessary Roam Scan Behavior
JP2000209632A (ja) 無線通信端末装置
JP6251337B1 (ja) 携帯端末、制御方法及び制御プログラム