JP2003152621A - 無線通信装置および電子機器 - Google Patents

無線通信装置および電子機器

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JP2003152621A
JP2003152621A JP2001346701A JP2001346701A JP2003152621A JP 2003152621 A JP2003152621 A JP 2003152621A JP 2001346701 A JP2001346701 A JP 2001346701A JP 2001346701 A JP2001346701 A JP 2001346701A JP 2003152621 A JP2003152621 A JP 2003152621A
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Shunsuke Koyama
俊介 小山
Hideo Fukuchi
英雄 福地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自装置の周辺にある通信可能な通信装置をユ
ーザに対して示すことができ、さらに、その通信装置の
位置する方向をユーザに対して示すことのできる無線通
信装置および電子機器を提供する。 【解決手段】 電子機器に内蔵された無線通信装置10
は、筐体の外形に沿って分散配置されたアンテナ11−
1〜11−4にて周辺の電子機器(通信装置)からの電
波を受信する。次いで、無線通信装置10は、アンテナ
11−1〜11−4のうち、電波強度が最も大きいアン
テナを特定し、この特定したアンテナの指向方向を電波
の到来方向と特定する。そして、無線通信装置10は、
表示部50に電子機器を表すアイコンを電波の到来方向
に対応させて表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線にて他の通信
装置と通信を行う無線通信装置および電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、普及化した携帯電話やPHS(Pe
rsonal Handyphone System)などの移動機を用いた移動
体通信が更に便利なものとなるように、ユーザが屋外で
も移動機を用いてインターネットやLAN(Local Area
Network)などの各種ネットワーク資源にアクセスでき
るようにするサービスの実験が始められている。具体的
には、Bluetooth(登録商標)や無線LANなどの近距
離通信に準拠した無線アクセスポイントが喫茶店やホテ
ルロビー、バーガーショップ、駅、街頭といった人の集
まる場所に設置される一方で、移動機には、これらの無
線アクセスポイントと近距離通信を行う通信装置が設け
られる。このサービスによれば、ユーザに対して高速
(高品質)で低コストのインターネット接続が提供され
るから、ユーザは、屋外に居てもグローバルな情報を入
手することができる。また、このサービスにより、ユー
ザに対してLAN接続も提供されるから、このLANを
介してローカルな情報を配信することもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動機
が無線アクセスポイントのサービスエリアの縁に位置す
る場合、無線アクセスポイントからの電波の受信強度が
低いためにビット誤り率が増加して通信品質が低下した
り、無線アクセスポイントとの通信が途切れてしまうと
いったことが起こり得る。この場合、ユーザは、電波の
受信強度を高めるべくサービスエリアの中心に向かって
移動しなければならない。
【0004】Bluetoothや無線LANなどによれば、無
線アクセスポイントのサービスエリアの広さは、半径1
00m程度に及ぶため、ユーザがこのサービスエリアの
縁にいる場合、ユーザが無線アクセスポイントの設置箇
所を見つけることは、困難である。このため、ユーザ
は、サービスエリアの中心方向(すなわち、無線アクセ
スポイントの設置場所)が分からずに闇雲に移動するし
かなく、これは、ユーザにとって煩雑であり、効率的で
ない、といった問題がある。
【0005】本発明は、上述した事情を鑑みてなされた
ものであり、自装置の周辺にある通信可能な通信装置を
ユーザに対して示すことができ、さらに、その通信装置
の位置する方向をユーザに対して示すことのできる無線
通信装置および電子機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、通信相手となり得る通信装置の識別情報
と、この通信装置を表示するための装置表示情報とを対
応付けて記憶する記憶手段と、周囲にある通信装置から
の電波であり、この通信装置の識別情報を含む電波を受
信する受信手段と、前記受信手段により受信された電波
の電波強度を測定する電波強度測定手段と、前記電波強
度測定手段の測定結果から電波の到来方向を特定する方
向特定手段と、受信された電波に含まれる識別情報に対
応した装置表示情報を、特定された到来方向に対応させ
て表示する表示手段とを備える無線通信装置を提供す
る。この無線通信装置によれば、表示手段には、電波の
到来方向に対応して装置表示情報が表示される。従っ
て、ユーザは、通信装置がどの方向にあるのかを容易に
知ることができる。
【0007】ここで、上述の無線通信装置は、応答要求
を無線にて報知する手段であり、この応答要求を報知す
べき報知エリアの広さに応じて送信出力を調整する報知
手段と、前記通信装置が応答したときの前記送信出力の
大きさから、自装置から当該通信装置までの距離を特定
する距離特定手段とを具備し、前記表示手段は、前記方
向特定手段により特定された到来方向と、前記距離特定
手段により特定された距離とに対応させて、電波に含ま
れる識別情報に対応した装置表示情報を表示することが
望ましい。この無線通信装置によれば、表示手段には、
到来方向特定手段により特定された通信装置からの電波
の到来方向と、通信装置までの距離とに対応して、装置
表示情報が表示される。従って、ユーザは、表示手段に
表示された内容を見れば、通信装置の位置を容易に知る
ことができる。
【0008】また、上記目的を達成するために、本発明
は、通信相手となり得る通信装置の識別情報と、この通
信装置を表示するための表示情報とを対応付けて記憶す
る記憶手段と、周囲にある複数の通信装置からの電波で
あり、発信元である通信装置の識別情報を含む電波を受
信する受信手段と、前記受信手段により受信された各電
波の電波強度を測定する電波強度測定手段と、前記電波
強度測定手段の測定結果から各電波の到来方向を特定す
る方向特定手段と、前記電波強度測定手段の測定結果か
ら各電波の電波強度の大小に応じて、自装置と電波の発
信元である通信装置間の相対的距離を特定する距離特定
手段と、前記方向特定手段により特定された各電波の到
来方向と、前記距離特定手段により特定された、自装置
と通信装置間の相対的距離に対応させて、各電波に含ま
れる識別情報に対応した装置表示情報を表示する表示手
段とを備える無線通信装置を提供する。この無線通信装
置によれば、表示手段には、到来方向特定手段により特
定された通信装置からの電波の到来方向と、通信装置間
の相対的距離とに対応して、装置表示情報が表示され
る。従って、ユーザは、表示手段に表示された内容を見
れば、周囲のどの辺りに通信装置が位置するのかを容易
に知ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。以下の実施形態では、Blueto
othに準拠した無線通信装置に本発明を適用した場合を
例示する。
【0010】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実
施形態に係る電子機器の通信の態様を示す図である。図
1に示すように、電子機器には、PDA(Personal Dig
ital Assistants:個人情報端末)1や、プリンタ2、
スキャナ3、モデム4、マウス5、ノート型パーソナル
コンピュータ6、デスクトップ型パーソナルコンピュー
タ7などがある。これらの電子機器1〜7には、無線通
信装置10が内蔵されており、これらの機器1〜7は、
互いに無線通信を行う。
【0011】次いで、これらの電子機器の構成について
PDA1を例にして説明する。図2は、PDA1の構成
を示す概略図である。同図に示されるように、PDA1
は、例えば液晶表示装置を備える表示部50と、多数の
操作ボタンからなる操作部52とを備えている。このP
DA1は、上述したように、他の電子機器と無線通信を
行うが、その無線通信のためのアンテナは、PDA1に
内設された回路基板54の上にパターン形成されてい
る。
【0012】図3は、回路基板54の構成を示す概略図
である。同図に示すように、矩形の回路基板54には、
各辺に1つずつ、合計4つのアンテナ11−1〜11−
4が実装されている。さらに詳述すると、アンテナ11
−1〜11−4は、いずれも2分の1波長ダイポールア
ンテナであり、アンテナ11−1〜11−4のアンテナ
エレメントの夫々は、自アンテナが設けられる回路基板
外周の辺と平行に形成されている。これにより、アンテ
ナ11−1〜11−4の夫々の指向方向と、対応する辺
の延長方向とが直交するようになっている。さらに、ア
ンテナ11−1は、給電線12−1を介して図示せぬ回
路素子に接続されている。また、アンテナ11−2〜1
1−4の夫々についても同様に、給電線を介して図示せ
ぬ回路素子に接続されている。
【0013】このような構成において、PDA1に到来
する電波は、回路基板54の各辺に実装されたアンテナ
11−1〜11−4のうち、電波の到来方向に指向性を
有するアンテナにて受信される。なお、回路基板54に
実装されるアンテナとして、その指向方向が回路基板5
4の各辺に垂直な方向となるように実装されるものであ
れば任意のものを用いて良く、例えばチップアンテナな
どを用いても良い。
【0014】図4は、電子機器に内蔵された無線通信装
置10の電気的構成を示すブロック図である。同図に示
されるように、無線通信装置10は、制御部21を備え
ている。制御部21は、CPU(Central Processing U
nit)などの制御手段と、ROM(Read Only Memory)
やRAM(Random Access Memory)などの記憶手段とを
備え、無線通信装置10の各部の動作を制御する。制御
部21の記憶手段は、制御手段により実行されるファー
ムウェアを記憶するものであり、また、制御手段のワー
クエリアとしても用いられる。
【0015】記憶部23は、例えば磁気ディスクやEE
PROM(Electrically ErasableProgrammable ROM)
などの書き換え可能な記憶手段を備えている。この記憶
部23には、デバイス情報ファイルDIFが格納されて
いる。図6は、デバイス情報ファイルDIFを示す概念
図である。同図に示すように、1件のレコードは、デバ
イスカテゴリとデバイスコードを含んでいる。デバイス
カテゴリは、通信相手となり得る電子機器の種類を示す
ものである。このデバイスカテゴリには、例えばプリン
タ、モデム、スキャナなどの電子機器の種類を示す名称
が登録されている。デバイスコードは、電子機器の種類
ごとに割り当てられた情報であり、本実施形態において
は、電子機器の種類毎に異なる番号が割り当てられてい
る。この他にも、記憶部23には、通信相手となり得る
電子機器毎に、これらの電子機器を表すアイコンデータ
が記憶されている。
【0016】また、図4に示すように、無線通信装置1
0は、アンテナ切替部13と、送受信切替部15と、受
信部17と、送信部19とを備えている。アンテナ切替
部13は、アンテナスイッチ130−1〜130−4を
備えている。アンテナスイッチ130−1の一端は、ア
ンテナ11−1の入出力端と接続される一方、その他端
は、共有信号線に接続されている。アンテナスイッチ1
30−1は、制御部21からのアンテナ制御信号T1の
論理レベルがHレベルである間、オンとなり、アンテナ
11−1と共有信号線が電気的に接続される。また、ア
ンテナスイッチ130−2は、その一端がアンテナ11
−2の入出力端に接続される一方、その他端が共有信号
線に接続されており、制御部21からのアンテナ制御信
号T2の論理レベルがHレベルである間、オンとなる。
アンテナスイッチ130−3、130−4も同様の構成
になっている。
【0017】送受信切替部15は、スイッチ150a、
150bを備えている。スイッチ150aの一端は、各
アンテナスイッチ130−1〜130−4の一端が共有
接続された共有信号線に接続される一方で、その他端
は、受信部17の入力端に接続されている。このスイッ
チ150aは、制御部21からの切替制御信号Caの論
理レベルがHレベルである間、オンとなり、共有信号線
と受信部17の入力端とが電気的に接続される。この構
成において、スイッチ150aがオンになると、アンテ
ナスイッチ130−1〜130−4のうち、オンとなっ
ているアンテナスイッチに対応するアンテナにて受信さ
れた信号が受信RF信号として受信部17に入力され
る。
【0018】また、スイッチ150bの一端は、共有信
号線に接続される一方で、その他端は、送信部19の出
力端に接続されている。スイッチ150bは、制御部2
1からの切替制御信号Cbの論理レベルがHレベルであ
る間、オンとなり、共有信号線と送信部19の出力端と
が電気的に接続される。この構成により、スイッチ15
0bがオンになると、送信部19からの送信RF信号
は、アンテナスイッチ130−1〜130−4のうち、
オンとなっているアンテナスイッチを介して、このアン
テナスイッチに接続されたアンテナに出力される。
【0019】図5は、受信部17と送信部19の電気的
構成を示すブロック図である。低雑音アンプ172は、
スイッチ150aを介してアンテナ11−1〜11−4
から受信RF信号を受け取り、RSSI(RF Signal St
rength Indicator)回路180からのAGC(Automatic
Gain Control)信号により設定される増幅率で受信RF
信号を増幅し、周波数変換器174に出力する。なお、
RSSI回路180とAGC信号については、後述す
る。
【0020】周波数変換器174は、低雑音アンプ17
2から受信RF信号を受け取り、この受信RF信号の周
波数を中間周波数に変換し、IF信号としてチャネル選
択フィルタ176に出力する。さらに説明すると、周波
数変換器174には、送信部19が備える局部発振器1
94からの出力信号が入力されている。この出力信号の
周波数は、受信RF信号の周波数に近い周波数となって
おり、周波数変換器174は、低雑音アンプ172から
受け取った受信RF信号の周波数と、局部発振器194
から受け取った出力信号の周波数との差周波演算を行っ
て受信RF信号の周波数を周波数変換し、IF信号とし
てチャネル選択フィルタ176に出力する。
【0021】チャネル選択フィルタ176は、周波数変
換器174から受け取ったIF信号から、フィルタ係数
によって定める周波数帯外の信号成分を取り除き、IF
アンプ178に出力する。IFアンプ178は、周波数
変換器174から受け取ったIF信号を一定の増幅率で
増幅し、RSSI回路180とリミッタ182に出力す
る。
【0022】RSSI回路180は、IFアンプ178
から受け取ったIF信号の振幅値、すなわち、受信信号
レベルを検出し、この検出結果をRSSI信号として制
御部21に出力する。また、RSSI回路180は、I
Fアンプ178から出力されるIF信号の信号レベル
(信号振幅値)を一定にすべく、受信信号レベルの検出
結果から低雑音アンプ172の信号増幅率を決定し、こ
の信号増幅率を指示するAGC信号を低雑音アンプ17
2に出力する。
【0023】リミッタ182は、IFアンプ178から
IF信号を受け取ると、ノイズ成分を除去すべく、信号
レベルが閾値以下となる信号成分をIF信号から除去
し、Rxデータ復調回路184に出力する。Rxデータ
復調回路184は、リミッタ182からIF信号を受け
取ると、このIF信号から受信データ信号であるRxデ
ータ信号を復調し、制御部21に出力する。制御部21
は、Rxデータ復調回路184からRxデータ信号を受
け取り、このRxデータ信号から電波の発信元である電
子機器のデバイスコードや、この電子機器に割り当てら
れた名前(以下、「デバイスネーム」という)などを抽
出する。
【0024】一方、送信部19は、制御部21から送信
データ信号であるTxデータ信号を受け取り、このTx
データ信号を低域通過フィルタ192を介して局部発振
器194に出力する。局部発振器194は、低域通過フ
ィルタ192を通過し、波形整形されたTxデータ信号
により所定の変調(たとえば周波数変調)をかけられた
後、送信出力アンプ196に入力される。送信出力アン
プ196はRF信号を増幅して送受信切替部15に出力
する。ここで、送信出力アンプ196の信号増幅率は、
制御部21により制御されている。具体的には、制御部
21は、制御すべき信号増幅率に応じた電圧レベルの信
号を送信出力アンプ196に出力する。送信出力アンプ
196は、制御部21から入力される信号の電圧レベル
に応じた信号増幅率にて送信RF信号を増幅し、送受信
切替部15に出力する。
【0025】さて、本実施形態の無線通信装置10は、
自装置に到来する電波の到来方向と、この電波の発信元
である電子機器の種類を特定し、特定した各種情報を表
示部50に表示させる。図7は、制御部21が行う処理
手順を示すフローチャートである。先ず、無線通信装置
10の制御部21は、自装置の周辺の電子機器に対して
応答要求を報知するための処理を行う(ステップS
1)。すなわち、制御部21は、切替制御信号Cbの論
理レベルをHレベルにして、スイッチ150bをオンに
する一方、切替制御信号Caの論理レベルをLレベルに
して、スイッチ150aをオフにするとともに、アンテ
ナ制御信号T1〜T4の論理レベルをHレベルにして、
各アンテナスイッチ130−1〜130−4をオンにす
る。これにより、応答要求を含む送信RF信号は、送信
部19からスイッチ150bとアンテナスイッチ130
−1〜130−4を介してアンテナ11−1〜11−4
に出力され、これらのアンテナ11−1〜11−4から
自装置の周囲に向けて放出される。
【0026】次いで、制御部21は、応答要求に応答し
た電子機器からの応答電波を受信するための処理を行う
(ステップS2)。すなわち、制御部21は、アンテナ
11−1〜11−4にて受信されたRF信号を受信部1
7に入力すべく切替制御信号Caの論理レベルをHレベ
ルにして送受信切替部15のスイッチ150aをオンに
する一方で、切替制御信号Cbの論理レベルをLレベル
にしてスイッチ150bをオフにする。
【0027】次いで、制御部21は、アンテナ切替部1
3の各アンテナスイッチ130−1〜130−4に対し
て、アンテナ制御信号T1〜T4の各々を排他的にHレ
ベル(すなわち、いずれか1つのアンテナ制御信号がH
レベルの時、他の3つのアンテナ制御信号がLレベル)と
なるように出力して、アンテナ11−1〜11−4の夫
々に、電子機器からの電波を受信させる。より具体的に
説明すると、図9に示すように、制御部21は、期間W
1において、アンテナ制御信号T1をHレベルとし、ま
た、その他のアンテナ制御信号T2〜T4をLレベルと
する。これにより、アンテナスイッチ130−1のみが
オンとなるから、アンテナ11−1からの受信RF信号
が受信部17に供給される。そして、受信部17のRS
SI回路180は、受信RF信号の受信強度を示すRS
SI信号A1を生成し、制御部21に出力する。
【0028】また、制御部21は、次の期間W2におい
て、アンテナ制御信号T1〜T4のうち、アンテナ制御
信号T2のみをHレベルとして、アンテナスイッチ13
0−2だけをオンとする。これにより、アンテナ11−
2にて受信された受信RF信号に対応するRSSI信号
A2が制御部21に出力される。以下同様に、期間W3
においては、アンテナ11−3にて受信された受信RF
信号に対応するRSSI信号A3が制御部21に出力さ
れ、期間W4においては、アンテナ11−4にて受信さ
れた受信RF信号に対応するRSSI信号A4が制御部
21に出力される。また同時に、受信部17は、アンテ
ナ11−1〜11−4からの受信RF信号からRxデー
タ信号を復調し、制御部21に出力する。
【0029】次いで、制御部21は、受信部17からR
xデータ信号を受け取ると、電波の発信元である通信装
置のデバイスコードとデバイスネームをRxデータ信号
から抽出する(ステップS3)。そして、制御部21
は、RAMなどに、RSSI回路180から受け取った
RSSI信号A1〜A4と、デバイスコードと、デバイ
スネームが対応付けられた受信デバイステーブルRDT
(図10参照)を格納する(ステップS4)。
【0030】次に、制御部21は、電波の到来方向特定
処理を行う(ステップS5)。具体的に説明すると、図
8に示すように、先ず、制御部21は、受信デバイステ
ーブルRDTから先頭レコードを取り出す(ステップU
1)。次いで、制御部21は、取り出したレコードに記
録されているRSSI信号A1〜A4の値のうち、値が
大きい順に上から2つを特定する(ステップU2)。こ
こで、最大値をとるRSSI信号AをRSSI信号Am
axとし、2番目に値の大きいRSSI信号AをRSS
I信号Asecdとする。なお、ここでは、「100」
までの数値を用いてRSSI信号Aの比較上の値を表し
ている。
【0031】そして、制御部21は、ステップU2にお
いて特定したRSSI信号AmaxとRSSI信号As
ecdの値の差が閾値以下(例えば、値の差が「5」以
下)であるかを判断する(ステップU3)。この判断結
果が「NO」であれば、主に1つのアンテナ11により
電波が受信されたと見なせるから、制御部21は、RS
SI信号Amaxに対応するアンテナの指向方向を電波
の到来方向として特定する(ステップU4)。一方、ス
テップU3における判別結果が「YES」であれば、制
御部21は、RSSI信号Amaxに対応するアンテナ
の指向方向と、RSSI信号Asecdに対応するアン
テナの指向方向との中間の方向を電波の到来方向として
特定する(ステップU5)。
【0032】例えば、図10に示すように、デバイスコ
ード「10」に対応するRSSI信号A1〜A4のうち
最大値をとるのは、RSSI信号A2であり、その値
は、「89」である。また、次に大きいのは、「85」
の値を示すRSSI信号A3であり、RSSI信号A2
とRSSI信号A3は、互いに近い値となっている。従
って、このデバイスコード「10」の電子機器が放出し
た電波の到来方向は、RSSI信号A2に対応するアン
テナ11−2の指向方向と、RSSI信号A3に対応す
るアンテナ11−3の指向方向との中間の方向であると
特定される。
【0033】次いで、制御部21は、処理したレコード
が受信デバイステーブルRDTの最終レコードであるか
を判断する(ステップU6)。この判断結果が「NO」
であれば、制御部21は、次のレコードに登録されてい
る電子機器について、電波の到来方向を特定すべく、次
のレコードを受信デバイステーブルRDTから取り出し
(ステップU7)、ステップU2に戻る。また、ステッ
プU6における判断結果が「YES」であれば、電波の
到来方向特定処理を終了する。
【0034】さて、電波の到来方向特定処理が終了する
と、制御部21は、応答があった電子機器間の相対的な
遠近を特定する(ステップS6)。具体的には、電子機
器が自装置の近くに位置するほど、この電子機器からの
電波を受信したときに得られるRSSI信号Aが大きく
なる。そこで、制御部21は、受信デバイステーブルR
DTに登録されたレコード毎にRSSI信号A1〜A4
の平均値Aveを算出する。次いで、制御部21は、平
均値Aveの最大値を用いて他の平均値を正規化した値
(以下、「正規化値Nml」と称する)を算出する。こ
れにより、自装置からみて電子機器間の相対的な遠近が
特定される。すなわち、正規化値が「1」である電子機
器が自装置に最も近くに位置し、正規化値が小さくなる
ほど、その電子機器は、自装置から離れた所に位置す
る。
【0035】次いで、制御部21は、ステップS5にお
いて特定した電波の到来方向と、ステップS6において
特定した電子機器間の相対的な遠近に応じた表示を表示
部50に行わせる(ステップS7)。より具体的には、
図11に示すように、表示部50には、応答のあった電
子機器のアイコンが円座標上に表示される。この円座標
におけるアイコンの表示位置は、対応する電子機器の正
規化値に従っている。すなわち、円座表上には、「1」
が中心に近く、「0」が円周上になるように目盛りが付
されており、電子機器の正規化値が「1」であれば、円
座標上に設けられた目盛り「1」に対応する位置にこの
電子機器のアイコンが表示される。
【0036】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、無線通信装置10は、通信相手となり得る電子機器
からの電波が到来する方向に、この電子機器に対応する
アイコンを表示部50に表示させる。また、RSSI信
号A1〜A4の値の大きさに応じた表示、すなわち、電
子機器までの遠近に応じた表示がなされる。従って、ユ
ーザは、この表示から電子機器が位置する方向と距離の
目安を得ることができる。
【0037】なお、本実施形態において、ユーザが報知
エリアのエリア範囲を指定できるように、本実施形態を
変形しても良い。より具体的に説明すると、図12に示
すように、制御部21は、ユーザに報知エリア範囲を選
択させるためのエリア選択メニュー500を表示部50
に表示させる。次いで、制御部21は、ユーザが報知エ
リア範囲を選択したことを検知すると、この選択された
報知エリア範囲に応じて送信出力アンプ196の増幅率
を制御し、応答要求を含む電波の送信出力を変更する。
例えば、制御部21は、ユーザが報知エリア範囲として
最大の100mを選択したことを検知すると、送信出力
アンプ196に出力する信号の電圧レベルを制御して、
送信出力アンプ196の出力を最大(例えば20dB
m)に制御する。一方、制御部21は、ユーザが報知エ
リア範囲として最小の10mを選択したことを検知する
と、送信出力アンプ196に出力する信号の電圧レベル
を制御して、送信出力アンプ196の出力を最小(高々
0dBm程度)にする。この構成によれば、ユーザは、
自装置から所望の範囲内に存在する通信相手となり得る
通信装置を把握することができる。
【0038】<第2実施形態>上述した第1実施形態に
おいては、自装置から電子機器までの大まかな遠近が特
定された。しかしながら、この遠近は、電子機器間の距
離を相対的に表したにすぎず、自装置から電子機器まで
の実際の距離を示すものではない。したがって、電子機
器が自装置から遠くに位置しても、その電子機器につい
てのRSSI信号A1〜A4の平均値が応答のあった電
子機器の中で最も大きければ、この電子機器が自装置の
近くに位置するかの如く表示されるといった不具合が生
じる。そこで、本実施形態に係る無線通信装置10は、
この不具合を解消すべく、自装置から通信装置までの距
離をより正確に特定する。
【0039】具体的には、無線通信装置10は、応答要
求を報知する際の送信出力を数段階(本実施形態では、
「10」段階とする)に調整して、報知エリアのエリア
範囲を変更し、夫々のエリア範囲に対応して受信デバイ
ステーブルを生成している。図13は、本実施形態の無
線通信装置10の処理手順を示すフローチャートであ
る。同図に示すように、先ず、無線通信装置10の制御
部21は、段階パラメータFを「1」に初期化する(ス
テップP1)。次いで、制御部21は、段階パラメータ
Fに応じて送信出力アンプ196の増幅率を決定し、こ
の決定した増幅率に対応する電圧レベルの信号を送信出
力アンプ196に出力する(ステップP2)。具体的に
は、制御部21は、送信出力アンプ196の設定可能な
増幅率範囲を10段階に分け、段階パラメータFが示す
値と同じ段階の増幅率に対応する電圧レベルの信号を送
信出力アンプ196に出力する。なお、段階「1」が、
最大増幅率に相当するものとする。
【0040】次に、制御部21は、自装置周辺の電子機
器に対して応答要求を報知するための処理を行う(ステ
ップP3)。この処理において、送信出力アンプ196
の出力(増幅率)に応じた広さのエリア内に、応答要求
が報知される。なお、このステップP3およびステップ
P4〜P6における処理は、第1実施形態で説明したス
テップS1〜S4における処理と同様のため、詳細な説
明を省略する。
【0041】次いで、制御部21は、段階パラメータF
が「10」より大であるかを判断する(ステップP
7)。この判断結果が「NO」であれば、制御部21
は、次の段階の送信出力にて応答要求を送信すべく、段
階パラメータFを「1」だけインクリメントし(ステッ
プP8)、処理手順をステップP2に戻す。これによ
り、報知エリアのエリア範囲が段階的に狭められ、図1
4に示すように、各段階の報知エリア範囲に応じて受信
デバイステーブルRDT(1)〜RDT(10)が生成
される。
【0042】さて、ステップP7における判断結果が
「YES」であれば、制御部21は、生成した各受信デ
バイステーブルRDTを対比することで、応答のあった
電子機器までの距離を特定する(ステップP9)。より
具体的に説明すると、報知エリア範囲が段階的に狭めら
れると、自装置から遠くに位置する電子機器からの応答
がなくなる。そこで、制御部21は、(m−1)段階目
の報知エリア範囲に対応して生成された受信デバイステ
ーブルRDT(m−1)に登録されている電子機器のう
ち、m段階目の報知エリア範囲に対応して生成された受
信デバイステーブルRDT(m)に登録されていない通
信装置を特定する。これにより、この特定された通信装
置が自装置から(m−1)段階目に対応する報知エリア
範囲だけ離れた位置にあることが特定される。次に、制
御部21は、電波の到来方向特定処理を行う(ステップ
P10)。このステップP10における処理は、第1実
施形態で説明したステップS5における処理に対応する
ため、その説明を省略する。
【0043】そして、制御部21は、ステップP9にお
いて特定した電子機器までの距離と、ステップP10に
おいて特定した電波の到来方向に応じた表示を表示部5
0に行わせる(ステップP11)。具体的には、図15
に示すように、表示部50には、応答のあった電子機器
のアイコンが円座標上に表示される。円座表上には、円
周が最大報知エリアの半径(同図に、「100M」で示
す)に相当するように目盛られた目盛りが付されてお
り、各電子機器のアイコンは、特定された距離に対応す
る目盛りに応じた位置に表示される。
【0044】以上説明したように、第2実施形態によれ
ば、通信相手となり得る電子機器までの距離をより正確
に特定することができる。このように、電子機器までの
距離が正確に特定されるから、ユーザは、電子機器が自
装置からどの程度の距離にあるのかを容易に把握するこ
とができる。また、ユーザが所望する種類の電子機器が
2台表示された場合に、ユーザは、どちらの電子機器の
ある方向に移動するかを、夫々の電子機器までの距離を
参考にして決定することができる。なお、本実施形態で
は、応答要求を報知する際の送信出力は「10」段階に
分けて調整されたが、この送信出力が何段階に分けられ
るかは任意である。また、本実施形態では、無線通信装
置10は、送信出力をその最大値から最小値にかけて段
階的に減少させたが、送信出力をその最小値から最大値
にかけて段階的に増加させるようにしても良い。
【0045】<各実施形態の変形例>以上説明した各実
施形態は、本発明の一態様を示すものであり、本発明の
範囲内で任意に変形可能である。以下、各種の変形例を
説明する。
【0046】<変形例1>上述した各実施形態におい
て、電子機器の構成として、操作ボタンが設けられた構
成を例示したが、タッチパネルが用いられた構成として
も良い。
【0047】<変形例2>上述した各実施形態におい
て、無線通信装置10は、応答要求に対して応答した全
ての電子機器を表示部50に表示させたが、ユーザが希
望する種類の電子機器のみが表示部50に表示されるよ
うに、各実施形態を変形しても良い。具体的には、図1
6に示すように、制御部21は、表示部50に、ユーザ
に電子機器の種類を選択させるための選択メニュー50
1を表示させる。制御部21は、ユーザによって選択さ
れた電子機器の種類を取得すると、その種類に対応する
デバイスカテゴリを特定する。そして、制御部21は、
図7または図13に示す処理手順を実行して受信デバイ
ステーブルRDTを生成し、この受信デバイステーブル
RDTに登録されたデバイスコードのうち、このデバイ
スカテゴリに対応するデバイスコードについてのみ表示
部50に表示させる。このように、ユーザが調べる電子
機器の種類を選べるようになっているため、ユーザは、
所望の電子機器がどこにあるのかを迅速に知ることがで
きる。例えば、屋外において、ユーザが無線アクセスポ
イントの場所を知りたい場合に、ユーザは、無線アクセ
スポイントを選択するだけで、迅速にその場所を知るこ
とができる。
【0048】<変形例3>上述した各実施形態におい
て、図17および図18に示すように、ユーザが表示部
50に表示された電子機器を登録できるようにし、後
に、ユーザが表示部50に表示されたメニュー(以下、
「お気に入りメニュー502」と称する)などから登録
した電子機器を選ぶだけで、この電子機器の位置が表示
部50に表示されるようにしても良い。より具体的に説
明すると、ユーザは、操作部52などを操作して、表示
部50に表示された電子機器を登録するための操作を行
う。制御部21は、かかる操作を検知すると、ユーザが
登録を所望する電子機器のデバイスカテゴリやデバイス
ネームを記憶部23に記憶させる。次いで、制御部21
は、このデバイスネームをお気に入りメニュー502
に、このデバイスネームを登録すべく、このお気に入り
メニュー502に対応したデータベースにデバイスネー
ムを登録する。
【0049】制御部21は、ユーザがお気に入りメニュ
ー502から電子機器を選択したことを検出すると、図
7または図13に示すフローチャートに従って周辺の電
子機器までの距離と、これらの電子機器からの電波の到
来方向を特定する。そして、制御部21は、応答のあっ
た電子機器の中から記憶部23に記憶されている電子機
器に関する情報と一致する電子機器を特定し、特定され
た電子機器についてのみ表示部50に表示する。この構
成によれば、ユーザは、使用頻度の高い電子機器を予め
無線通信装置10に登録しておけば、その登録された電
子機器が周辺にあるか否かを迅速に調べることができ
る。
【0050】<変形例4>上述した各実施形態におい
て、自装置が移動したり、通信相手となり得る電子機器
が移動したような場合、図19に示すように、その移動
方向が矢印などで表示されるように各実施形態を変形し
ても良い。また、制御部21は、電子機器の移動に合わ
せてアイコンが表示画面上で移動するように、表示部5
0に表示させても良い。具体的には、制御部21は、図
7または図13に示す処理手順を数回繰り返して実行
し、夫々の繰り返し段において得られる電子機器の位置
をRAMなどに格納する。そして、制御部21は、格納
された電子機器の各位置を矢印などで結ぶように表示部
50に表示させる。
【0051】<変形例5>上述した各実施形態におい
て、制御部21は、自装置から電子機器までの距離に応
じて、表示部50の中心から離れた位置に電子機器のア
イコンを表示させるようにしたが、自装置から電子機器
までの距離に応じて表示するアイコンの大きさを変えて
も良い。すなわち、図20に示すように、自装置と電子
機器との距離が大きくなるに従い、制御部21は、小さ
いアイコンを表示部50に表示させる。同図には、プリ
ンタ(デバイスコード「10」)よりもノート型パソコ
ン(デバイスコード「5」)が自装置よりも遠くに位置
する場合が示されている。
【0052】<変形例6>上述した各実施形態におい
て、アンテナ11−1〜11−4が電子機器に内設され
た回路基板54の外周に沿って等間隔に設けられたが、
これに限らない。すなわち、図21に示すように、回路
基板54の3辺だけにアンテナ11−1〜11−3が設
けられるように変形しても良い。さらに説明すると、ユ
ーザがこの電子機器を使用する場合に、図中下方を自身
に向けて使用すると、このユーザが電波の遮蔽物となっ
て図中下方から到来する電波の強度が弱くなる。従っ
て、電子機器が使用される態様を予め考慮し、ユーザに
よって到来電波が遮蔽されてしまう方向(図中矢印Dで
示す)に実装するアンテナを省略しても良い。これによ
り、電子機器の製造コストが削減される。
【0053】<変形例7>上述した各実施形態におい
て、表示部50にはアイコンが表示されたが、これに限
らない。すなわち、表示部50に表示される情報は、ユ
ーザが電子機器の種類を特定できるものであれば良く、
例えば、電子機器の名称(デバイスネーム)が表示され
るようにしても良い。
【0054】<変形例8>上述した各実施形態におい
て、応答要求に応答した電子機器からの電波受信の結果
として得られるRSSI信号Aの精度をより高めるべ
く、この受信処理(図7中ステップS2および図13中
ステップP2)が複数回繰り返されるように、各実施形
態を変形しても良い。さらに、無線通信装置10は、R
SSI回路180からのRSSI信号Aの値が小さく、
受信処理を複数回繰り返しても、RSSI信号Aの平均
値が十分大きな値とならないような場合に、電子機器か
らの電波の受信状態が好ましくないことを示す表示(例
えば、電子機器を表すアイコン表示を薄くしたり、点滅
させたりするなど)を行っても良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自装置の周辺にある通信可能な通信装置をユーザに対し
て示すことができ、さらに、その通信装置の位置する方
向をユーザに対して示すことのできる無線通信装置およ
び電子機器が提供される。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る無線通信システムの
構成を示す概略図である。
【図2】 同電子機器の構成を示す概略図である。
【図3】 同電子機器に内設された回路基板の構成を示
す概略図である。
【図4】 同無線通信装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図5】 同無線通信装置の送受信部の電気的構成を示
すブロック図である。
【図6】 同デバイス情報ファイルの構成を示す概略図
である。
【図7】 同制御部の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図8】 同制御部が実行する電波の到来方向特定処理
手順を示すフローチャートである。
【図9】 同アンテナ制御信号とともに、RSSI信号
を示すタイミングチャートである。
【図10】 同受信デバイステーブルを示す概略図であ
る。
【図11】 同表示の態様を示す図である。
【図12】 第1実施形態の変形例に係る表示の態様を
示す図である。
【図13】 本発明の第2実施形態に係る制御部の処理
手順を示すフローチャートである。
【図14】 同受信デバイステーブルを示す概略図であ
る。
【図15】 同表示の態様を示す図である。
【図16】 各実施形態の第2の変形例に係る表示の態
様を示す図である。
【図17】 同第3の変形例に係る表示の態様を示す図
である。
【図18】 同第3の変形例に係る表示の態様を示す図
である。
【図19】 同第4の変形例に係る表示の態様を示す図
である。
【図20】 同第5の変形例に係る表示の態様を示す図
である。
【図21】 同第6の変形例に係る回路基板の構成を示
す図である。
【符号の説明】
1…PDA、10…無線通信装置、11、11−1〜1
1−4…アンテナ、17…受信部、19…送信部、21
…制御部、23…記憶部、50…表示部、172…低雑
音アンプ、180…RSSI回路、196…送信出力ア
ンプ、DIF…デバイス情報ファイル、RDT…受信デ
バイステーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J021 AA03 AA04 AB03 DB05 EA04 FA29 FA30 FA31 GA02 HA05 JA01 JA10 5K011 DA26 EA03 GA06 HA02 HA06 5K067 BB21 DD17 DD44 EE02 EE12 FF03 FF16 FF23 HH22 HH23 JJ54 KK02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手となり得る通信装置の識別情報
    と、この通信装置を表示するための装置表示情報とを対
    応付けて記憶する記憶手段と、 周囲にある通信装置からの電波であり、この通信装置の
    識別情報を含む電波を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された電波の電波強度を測定す
    る電波強度測定手段と、 前記電波強度測定手段の測定結果から電波の到来方向を
    特定する方向特定手段と、 受信された電波に含まれる識別情報に対応した装置表示
    情報を、特定された到来方向に対応させて表示する表示
    手段とを具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 応答要求を無線にて報知する手段であ
    り、この応答要求を報知すべき報知エリアの広さに応じ
    て送信出力を調整する報知手段と、 前記通信装置が応答したときの前記送信出力の大きさか
    ら、自装置から当該通信装置までの距離を特定する距離
    特定手段とを具備し、 前記表示手段は、前記方向特定手段により特定された到
    来方向と、前記距離特定手段により特定された距離とに
    対応させて、電波に含まれる識別情報に対応した装置表
    示情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の無
    線通信装置。
  3. 【請求項3】 通信相手となり得る通信装置の識別情報
    と、この通信装置を表示するための表示情報とを対応付
    けて記憶する記憶手段と、 周囲にある複数の通信装置からの電波であり、発信元で
    ある通信装置の識別情報を含む電波を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信された各電波の電波強度を測定
    する電波強度測定手段と、 前記電波強度測定手段の測定結果から各電波の到来方向
    を特定する方向特定手段と、 前記電波強度測定手段の測定結果から各電波の電波強度
    の大小に応じて、自装置と電波の発信元である通信装置
    間の相対的距離を特定する距離特定手段と、 前記方向特定手段により特定された各電波の到来方向
    と、前記距離特定手段により特定された、自装置と通信
    装置間の相対的距離に対応させて、各電波に含まれる識
    別情報に対応した装置表示情報を表示する表示手段とを
    具備することを特徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、周囲にある通信装置か
    らの電波を受信するアンテナであり、指向性を有する複
    数のアンテナを備えることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記方向特定手段は、前記複数のアンテ
    ナのうち、受信した電波の電波強度が最も大きいアンテ
    ナを特定し、この特定されたアンテナの指向方向を電波
    の到来方向と特定することを特徴とする請求項4に記載
    の無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記方向特定手段は、前記複数のアンテ
    ナのうち、受信した電波の電波強度が大きい2つのアン
    テナを特定し、これら2つのアンテナの指向方向の間の
    方向を電波の到来方向と特定することを特徴とする請求
    項4に記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、 前記距離特定手段による特定結果に応じて、自装置から
    遠い位置にあると特定された通信装置に対応する装置表
    示情報を表示領域の中央から離れた位置に表示すること
    を特徴とする請求項2または3に記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、 前記距離特定手段による特定結果に応じて、自装置から
    遠い位置にあると特定された通信装置に対応する装置表
    示情報を小さく表示することを特徴とする請求項2また
    は3に記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の無線
    通信装置を備えることを特徴とする電子機器。
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