JP2000208333A - 変圧器の接続部構造 - Google Patents
変圧器の接続部構造Info
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- JP2000208333A JP2000208333A JP11010199A JP1019999A JP2000208333A JP 2000208333 A JP2000208333 A JP 2000208333A JP 11010199 A JP11010199 A JP 11010199A JP 1019999 A JP1019999 A JP 1019999A JP 2000208333 A JP2000208333 A JP 2000208333A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機器の据付スペースの縮小化を図り、製作コ
ストの低減が可能な変圧器の接続部構造を得る。 【解決手段】 油入変圧器31の入・出力用端子37と
避雷器42およびケーブルヘッド46とを電気的に接続
する接続室40を備えた変圧器の接続部構造において、
接続室40内に電気絶縁油52を封入するとともに油入
変圧器31と接続室40との間を油−油型の絶縁スペー
サ36で区画する。
ストの低減が可能な変圧器の接続部構造を得る。 【解決手段】 油入変圧器31の入・出力用端子37と
避雷器42およびケーブルヘッド46とを電気的に接続
する接続室40を備えた変圧器の接続部構造において、
接続室40内に電気絶縁油52を封入するとともに油入
変圧器31と接続室40との間を油−油型の絶縁スペー
サ36で区画する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機器の据付面積
を縮小し、コスト低減が可能な変圧器の接続部構造に関
するものである。
を縮小し、コスト低減が可能な変圧器の接続部構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電力用変圧器、例えば、500KV発電
所用変圧器の高電圧出力側を、変圧器の側面に水平に取
付けられた油−ガス型のブッシングを使用して接続室に
取り出し、接続室内でケーブルヘッドに接続し、このケ
ーブルヘッドを経由して発電所敷地内の開閉所に送電す
る構造が採用されている。
所用変圧器の高電圧出力側を、変圧器の側面に水平に取
付けられた油−ガス型のブッシングを使用して接続室に
取り出し、接続室内でケーブルヘッドに接続し、このケ
ーブルヘッドを経由して発電所敷地内の開閉所に送電す
る構造が採用されている。
【0003】また、雷サージや開閉サージなどの過電圧
サージから、変圧器を絶縁的に保護するために、避雷器
を保護協調の有利性から変圧器の近傍に配置する構造が
採用されている。図7は、従来の変圧器の接続部構造を
断面で示す正面図で、油−ガス型ブッシングの端子にケ
ーブルヘッドとガス絶縁タンク形の避雷器とを同一接続
室で接続したものである。
サージから、変圧器を絶縁的に保護するために、避雷器
を保護協調の有利性から変圧器の近傍に配置する構造が
採用されている。図7は、従来の変圧器の接続部構造を
断面で示す正面図で、油−ガス型ブッシングの端子にケ
ーブルヘッドとガス絶縁タンク形の避雷器とを同一接続
室で接続したものである。
【0004】図7において、1は変圧器、2は変圧器の
側壁、3は変圧器1に封入された電気絶縁油、4は碍子
形の油−ガス型ブッシング、5は油−ガス型ブッシング
4の油側端子、6は油側端子5を囲む電界集中緩和用シ
ールド、7は油−ガス型ブッシング4のガス側端子、8
はガス側端子7を囲む電界集中緩和用シールドである。
側壁、3は変圧器1に封入された電気絶縁油、4は碍子
形の油−ガス型ブッシング、5は油−ガス型ブッシング
4の油側端子、6は油側端子5を囲む電界集中緩和用シ
ールド、7は油−ガス型ブッシング4のガス側端子、8
はガス側端子7を囲む電界集中緩和用シールドである。
【0005】9は一端が図示しない変圧器1の内部巻線
と接続され、他端が油側端子5と接続されたリード線、
10はケーブルヘッド、11はヘーブルヘッド10の接
続端子、12は接続端子11を囲む電界集中緩和用シー
ルド、13はケーブルヘッド10と図示しない開閉所機
器とを接続する電力ケーブル、14は油−ガス型ブッシ
ング4の直下に配置され、電圧/電流非線形特性を有す
る酸化亜鉛素子を収納したガス絶縁タンク形の避雷器で
ある。
と接続され、他端が油側端子5と接続されたリード線、
10はケーブルヘッド、11はヘーブルヘッド10の接
続端子、12は接続端子11を囲む電界集中緩和用シー
ルド、13はケーブルヘッド10と図示しない開閉所機
器とを接続する電力ケーブル、14は油−ガス型ブッシ
ング4の直下に配置され、電圧/電流非線形特性を有す
る酸化亜鉛素子を収納したガス絶縁タンク形の避雷器で
ある。
【0006】15は円形の断面を有しF字状に形成され
た圧力容器からなる接続室で、変圧器1の1相の油−ガ
ス型ブッシング4の一部とケーブルヘッド10とを、そ
れぞれ1相ごとに収納している。16は避雷器14を収
納する避雷器容器、17は避雷器容器16と接続室15
とを区画するとともに、避雷器14を収納容器15に装
着するガス−ガス型の絶縁スペーサである。
た圧力容器からなる接続室で、変圧器1の1相の油−ガ
ス型ブッシング4の一部とケーブルヘッド10とを、そ
れぞれ1相ごとに収納している。16は避雷器14を収
納する避雷器容器、17は避雷器容器16と接続室15
とを区画するとともに、避雷器14を収納容器15に装
着するガス−ガス型の絶縁スペーサである。
【0007】18は油−ガス型ブッシング4のガス側端
子7とケーブルヘッド10の接続端子11とを接続する
アルミニウム導体管、19は油−ガス型ブッシング4の
ガス側端子7とガス−ガス型の絶縁スペーサ17を介し
て避雷器14とを接続するアルミニウム導体管、20は
ケーブルヘッド10を支持する架台、21は接続室15
内に所定の圧力で封入されたSF6ガス、22は避雷器
容器16内に所定の圧力で封入されたSF6ガス、Lは
変圧器1の側壁2から接続室15の外端までの寸法であ
る。
子7とケーブルヘッド10の接続端子11とを接続する
アルミニウム導体管、19は油−ガス型ブッシング4の
ガス側端子7とガス−ガス型の絶縁スペーサ17を介し
て避雷器14とを接続するアルミニウム導体管、20は
ケーブルヘッド10を支持する架台、21は接続室15
内に所定の圧力で封入されたSF6ガス、22は避雷器
容器16内に所定の圧力で封入されたSF6ガス、Lは
変圧器1の側壁2から接続室15の外端までの寸法であ
る。
【0008】上記のように構成された従来の変圧器の接
続構造は、図7に示すように、SF 6ガス21が封入さ
れた接続室15内で、油−ガス型ブッシング4のガス側
端子7にアルミニウム導体管18を介してケーブルヘッ
ド10に水平に接続し、油−ガス型ブッシング4のガス
側端子7の直下にかつ垂直にアルミニウム導体管19、
およびガス−ガス型の絶縁スペーサ17を介して避雷器
14を配置することによって、変圧器1の出力を電力ケ
ーブル13に導くとともに、雷サージや開閉サージなど
の過電圧サージから変圧器1を絶縁的に保護するように
されている。
続構造は、図7に示すように、SF 6ガス21が封入さ
れた接続室15内で、油−ガス型ブッシング4のガス側
端子7にアルミニウム導体管18を介してケーブルヘッ
ド10に水平に接続し、油−ガス型ブッシング4のガス
側端子7の直下にかつ垂直にアルミニウム導体管19、
およびガス−ガス型の絶縁スペーサ17を介して避雷器
14を配置することによって、変圧器1の出力を電力ケ
ーブル13に導くとともに、雷サージや開閉サージなど
の過電圧サージから変圧器1を絶縁的に保護するように
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の変圧器の接続構
造は、以上のように接続室15内がガス雰囲気であるあ
るために、変圧器1と接続室15との間に、長大な碍子
形の油−ガス型ブッシング4を使用しているので、変圧
器1の側壁2から接続室15の外端までの寸法Lが長く
なり、全体の機器据付スペースが大きくなるので、機器
費用や基礎施工に係わる費用が増大するという問題点が
あった。
造は、以上のように接続室15内がガス雰囲気であるあ
るために、変圧器1と接続室15との間に、長大な碍子
形の油−ガス型ブッシング4を使用しているので、変圧
器1の側壁2から接続室15の外端までの寸法Lが長く
なり、全体の機器据付スペースが大きくなるので、機器
費用や基礎施工に係わる費用が増大するという問題点が
あった。
【0010】また、油−ガス型ブッシング4のガス側端
子7とケーブルヘッド側端子11とをアルミニウム導体
管18で、また、油−ガス型ブッシング4のガス側端子
7とガス−ガス型の絶縁スペーサ17を介して避雷器1
4とをアルミニウム導体管19で接続しているので、各
アルミニウム導体管18,19のそれぞれの接続部は、
精度の高い機械加工面を必要とするとともに、各取り合
い精度を厳しく管理しなければならないので、製作コス
トが大きくなるという問題点があった。
子7とケーブルヘッド側端子11とをアルミニウム導体
管18で、また、油−ガス型ブッシング4のガス側端子
7とガス−ガス型の絶縁スペーサ17を介して避雷器1
4とをアルミニウム導体管19で接続しているので、各
アルミニウム導体管18,19のそれぞれの接続部は、
精度の高い機械加工面を必要とするとともに、各取り合
い精度を厳しく管理しなければならないので、製作コス
トが大きくなるという問題点があった。
【0011】また、接続室15内には絶縁媒体としてS
F6ガス21が封入され、絶縁耐力を確保するために
0.3〜0.6MPaの圧力ガスが必要とされるので、
接続室15は相応の耐圧強度が必要であるため、製作コ
ストが大きくなるという問題点があった。
F6ガス21が封入され、絶縁耐力を確保するために
0.3〜0.6MPaの圧力ガスが必要とされるので、
接続室15は相応の耐圧強度が必要であるため、製作コ
ストが大きくなるという問題点があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので,機器の据付け面積の縮小化を図
り、製作コストの低減が可能な変圧器の接続部構造を得
ることを目的とする。また、変圧器と接続室間を油−油
型絶縁スペーサで区画して接続室内に電気絶縁油を封入
可能な変圧器の接続部構造を得ることを目的とする。ま
た、接続室内の接続導体の接続部加工精度を緩和し、取
り合い精度の緩和を可能にした変圧器の接続部構造を得
ることを目的とする。
ためになされたもので,機器の据付け面積の縮小化を図
り、製作コストの低減が可能な変圧器の接続部構造を得
ることを目的とする。また、変圧器と接続室間を油−油
型絶縁スペーサで区画して接続室内に電気絶縁油を封入
可能な変圧器の接続部構造を得ることを目的とする。ま
た、接続室内の接続導体の接続部加工精度を緩和し、取
り合い精度の緩和を可能にした変圧器の接続部構造を得
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる変圧器の接続部構造は、油入変圧器の入・出力用端
子と避雷器およびケーブルヘッドとを電気的に接続する
接続室を備えた変圧器の接続部構造において、接続室内
に電気絶縁油を封入するとともに油入変圧器と接続室と
の間を油−油型の絶縁スペーサで区画したものである。
わる変圧器の接続部構造は、油入変圧器の入・出力用端
子と避雷器およびケーブルヘッドとを電気的に接続する
接続室を備えた変圧器の接続部構造において、接続室内
に電気絶縁油を封入するとともに油入変圧器と接続室と
の間を油−油型の絶縁スペーサで区画したものである。
【0014】また、この発明の請求項2に係わる変圧器
の接続部構造は、請求項1において、接続室を油入変圧
器の入・出力用端子の引き出し方向と交わる方向に折曲
したL字状に形成し、避雷器またはケーブルヘッドのい
ずれか一方を接続室の他端側に配置したものである。
の接続部構造は、請求項1において、接続室を油入変圧
器の入・出力用端子の引き出し方向と交わる方向に折曲
したL字状に形成し、避雷器またはケーブルヘッドのい
ずれか一方を接続室の他端側に配置したものである。
【0015】また、この発明の請求項3に係わる変圧器
の接続部構造は、請求項1において、避雷器をケーブル
ヘッドの上部に配置したものである。
の接続部構造は、請求項1において、避雷器をケーブル
ヘッドの上部に配置したものである。
【0016】また、この発明の請求項4に係わる変圧器
の接続部構造は、請求項1ないし3において、変圧器の
入・出力用端子と避雷器およびケーブルヘッドとは、そ
れぞれ可とう導体で接続されたものである。
の接続部構造は、請求項1ないし3において、変圧器の
入・出力用端子と避雷器およびケーブルヘッドとは、そ
れぞれ可とう導体で接続されたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図1及び図2はそれ
ぞれこの発明の実施の形態1に係わる変圧器の接続部構
造を示す図であり、図1は断面で示す正面図、図2はそ
の上面図である。
実施の形態を図について説明する。図1及び図2はそれ
ぞれこの発明の実施の形態1に係わる変圧器の接続部構
造を示す図であり、図1は断面で示す正面図、図2はそ
の上面図である。
【0018】各図において、31は変圧器、32は変圧
器の側壁、33は側壁32に形成された接続管、34は
変圧器31に封入された電気絶縁油、35は図示しない
変圧器巻線のリード線、36は接続管33に固着された
油−油型の絶縁スペーサ、37は絶縁スペーサ36で支
持されリード線35と接続された入・出力用端子で、一
方に変圧器側電界集中緩和用シールド38が配置され、
他方には接続室側電界集中緩和用シールド39が配置さ
れている。40は一端が絶縁スペーサ36を介して接続
管33と連結された圧力容器で形成された接続室で、断
面が円形でF字型に形成されている。
器の側壁、33は側壁32に形成された接続管、34は
変圧器31に封入された電気絶縁油、35は図示しない
変圧器巻線のリード線、36は接続管33に固着された
油−油型の絶縁スペーサ、37は絶縁スペーサ36で支
持されリード線35と接続された入・出力用端子で、一
方に変圧器側電界集中緩和用シールド38が配置され、
他方には接続室側電界集中緩和用シールド39が配置さ
れている。40は一端が絶縁スペーサ36を介して接続
管33と連結された圧力容器で形成された接続室で、断
面が円形でF字型に形成されている。
【0019】41は接続室40の一方に接続された避雷
器容器、42は避雷器容器41内に配置された避雷器
で、電圧/電流非線形特性を有する酸化亜鉛素子で形成
されている。43は接続室40と避雷器容器41とを区
画する油−ガス型の絶縁スペーサ、44は絶縁スペーサ
43で支持され避雷器42と接続された避雷器端子、4
5は接続室40の他方と連結された架台、46は架台4
5に取り付けられたケーブルヘッド、47はケーブルヘ
ッド接続端子、48はケーブルヘッド電界集中緩和用シ
ールド、49はケーブルヘッド46と図示しない開閉所
機器とを接続する電力ケーブルである。
器容器、42は避雷器容器41内に配置された避雷器
で、電圧/電流非線形特性を有する酸化亜鉛素子で形成
されている。43は接続室40と避雷器容器41とを区
画する油−ガス型の絶縁スペーサ、44は絶縁スペーサ
43で支持され避雷器42と接続された避雷器端子、4
5は接続室40の他方と連結された架台、46は架台4
5に取り付けられたケーブルヘッド、47はケーブルヘ
ッド接続端子、48はケーブルヘッド電界集中緩和用シ
ールド、49はケーブルヘッド46と図示しない開閉所
機器とを接続する電力ケーブルである。
【0020】50は入・出力用端子37と避雷器端子4
4とを接続する可とう導体で、絶縁紙等の絶縁部材が巻
回されている。51は入・出力用端子37とケーブルヘ
ッド接続端子47とを接続する可とう導体で、絶縁紙等
の絶縁部材が巻回されている。52は接続室40内に封
入された電気絶縁油、53は避雷器容器41内に封入さ
れたSF6ガスである。なお、Lは変圧器31の側壁3
2から接続室40の外端までの寸法である。
4とを接続する可とう導体で、絶縁紙等の絶縁部材が巻
回されている。51は入・出力用端子37とケーブルヘ
ッド接続端子47とを接続する可とう導体で、絶縁紙等
の絶縁部材が巻回されている。52は接続室40内に封
入された電気絶縁油、53は避雷器容器41内に封入さ
れたSF6ガスである。なお、Lは変圧器31の側壁3
2から接続室40の外端までの寸法である。
【0021】以上のように実施の形態1によれば、変圧
器31と接続室40とを入・出力用端子37を有する油
−油型絶縁スペーサ36で区画し、接続室40内で入・
出力用端子37と避雷器端子44およびケーブルヘッド
接続端子47とを、それぞれ絶縁が施された可とう導体
50,51で接続し、接続室40内に電気絶縁油52を
封入した構成としたので、変圧器側壁32から接続室4
0外端までの寸法Lを短くすることができるため、全体
の機器据付スペースの縮小を図ることができ、機器費用
や基礎施工に係わる費用の縮減が可能となり、接続室4
0内での各端子37,44,47間の取り合い寸法精度
が緩和され、作業の容易化を図ることが可能となる。
器31と接続室40とを入・出力用端子37を有する油
−油型絶縁スペーサ36で区画し、接続室40内で入・
出力用端子37と避雷器端子44およびケーブルヘッド
接続端子47とを、それぞれ絶縁が施された可とう導体
50,51で接続し、接続室40内に電気絶縁油52を
封入した構成としたので、変圧器側壁32から接続室4
0外端までの寸法Lを短くすることができるため、全体
の機器据付スペースの縮小を図ることができ、機器費用
や基礎施工に係わる費用の縮減が可能となり、接続室4
0内での各端子37,44,47間の取り合い寸法精度
が緩和され、作業の容易化を図ることが可能となる。
【0022】また、接続室40内は0.1MPaの耐圧
強度でよくなり、接続室40の耐圧強度を低く設定する
ことができるので、製作コストの低減を可能にするとと
もに、比熱はSF6ガスに比べて電気絶縁油52の方が
大きいので、可とう導体50,51はそれぞれは断面積
の小さい導体を用いることができ、製作コストの低減を
図ることが可能となる。さらにまた、SF6ガスの使用
量を縮減するので、地球環境に配慮することが可能とな
る。
強度でよくなり、接続室40の耐圧強度を低く設定する
ことができるので、製作コストの低減を可能にするとと
もに、比熱はSF6ガスに比べて電気絶縁油52の方が
大きいので、可とう導体50,51はそれぞれは断面積
の小さい導体を用いることができ、製作コストの低減を
図ることが可能となる。さらにまた、SF6ガスの使用
量を縮減するので、地球環境に配慮することが可能とな
る。
【0023】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2に係わる変圧器の接続部構造を示す上面図であ
る。実施の形態1においては、変圧器31とケーブルヘ
ッド46との間に避雷器42を配置したが、図3に示す
ように、変圧器31と避雷器42との間にケーブルヘッ
ド46を配置しても、実施の形態1と同様の効果を得る
ことが可能である。
形態2に係わる変圧器の接続部構造を示す上面図であ
る。実施の形態1においては、変圧器31とケーブルヘ
ッド46との間に避雷器42を配置したが、図3に示す
ように、変圧器31と避雷器42との間にケーブルヘッ
ド46を配置しても、実施の形態1と同様の効果を得る
ことが可能である。
【0024】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3に係わる変圧器の接続部構造を示す上面図であ
る。図において、実施の形態1とは、接続室56、可と
う導体57.58が異なるのみで、その他は実施の形態
1で示したものと全く同様のため詳細な説明は省略す
る。
形態3に係わる変圧器の接続部構造を示す上面図であ
る。図において、実施の形態1とは、接続室56、可と
う導体57.58が異なるのみで、その他は実施の形態
1で示したものと全く同様のため詳細な説明は省略す
る。
【0025】56は一端が変圧器31の接続管33と油
−油型絶縁スペーサ36を介して連結された圧力容器よ
りなる接続室で、他端は変圧器31の入・出力用端子3
7の引き出し方向と交わる方向に折曲したL字状に形成
されている。そして、この接続室56の入・出力端子3
7の引き出し方向に避雷器42を配置し、接続室56の
他端側にヘーブルヘッド46を配置し、入・出力端子3
7と避雷器42およびケーブルヘッド46との間は、そ
れぞれ絶縁紙等の絶縁部材が巻回された可とう導体5
7,58で接続されている。
−油型絶縁スペーサ36を介して連結された圧力容器よ
りなる接続室で、他端は変圧器31の入・出力用端子3
7の引き出し方向と交わる方向に折曲したL字状に形成
されている。そして、この接続室56の入・出力端子3
7の引き出し方向に避雷器42を配置し、接続室56の
他端側にヘーブルヘッド46を配置し、入・出力端子3
7と避雷器42およびケーブルヘッド46との間は、そ
れぞれ絶縁紙等の絶縁部材が巻回された可とう導体5
7,58で接続されている。
【0026】以上のように実施の形態3によれば、接続
室56を変圧器31の入・出力端子37の引き出し方向
と交わる方向に折曲したL字状に構成したので、実施の
形態1と同様の効果を得ることは勿論、変圧器31の側
壁32と避雷器42およびケーブルヘッド47の外端と
の距離Lをさらに縮小することが可能となる。
室56を変圧器31の入・出力端子37の引き出し方向
と交わる方向に折曲したL字状に構成したので、実施の
形態1と同様の効果を得ることは勿論、変圧器31の側
壁32と避雷器42およびケーブルヘッド47の外端と
の距離Lをさらに縮小することが可能となる。
【0027】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4に係わる変圧器の接続部構造を示す上面図である。
実施の形態3においては、避雷器42を変圧器31の入
・出力端子37の引き出し方向に配置したが、図5に示
すように、ケーブルヘッド46を入・出力端子37の引
き出し方向に配置しても、実施の形態3と同様の効果を
得ることが可能である。
態4に係わる変圧器の接続部構造を示す上面図である。
実施の形態3においては、避雷器42を変圧器31の入
・出力端子37の引き出し方向に配置したが、図5に示
すように、ケーブルヘッド46を入・出力端子37の引
き出し方向に配置しても、実施の形態3と同様の効果を
得ることが可能である。
【0028】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5に係わる変圧器の接続部構造を示す正面図である。
図において、実施の形態1とは、接続室61、可とう導
体62,63のみが異なり、その他は実施の形態1のも
のと同様のため詳細な説明は省略する。
態5に係わる変圧器の接続部構造を示す正面図である。
図において、実施の形態1とは、接続室61、可とう導
体62,63のみが異なり、その他は実施の形態1のも
のと同様のため詳細な説明は省略する。
【0029】61は一端が変圧器31の接続管33と油
−油型絶縁スペーサ36を介して連結された圧力容器よ
りなる接続室で、ケーブルヘッド46の上に避雷器42
を配置可能に形成されている。そして、変圧器31の入
・出力端子37と避雷器42およびケーブルヘッド46
間は、それぞれ絶縁部材が巻回された可とう導体62,
63で接続されている。
−油型絶縁スペーサ36を介して連結された圧力容器よ
りなる接続室で、ケーブルヘッド46の上に避雷器42
を配置可能に形成されている。そして、変圧器31の入
・出力端子37と避雷器42およびケーブルヘッド46
間は、それぞれ絶縁部材が巻回された可とう導体62,
63で接続されている。
【0030】以上のように実施の形態5によれば、接続
室61をケーブルヘッド46の上に避雷器42を配置す
るように構成したので、実施の形態1と同様の効果を得
ることは勿論、据え付け面積をさらに縮小することが可
能となる。
室61をケーブルヘッド46の上に避雷器42を配置す
るように構成したので、実施の形態1と同様の効果を得
ることは勿論、据え付け面積をさらに縮小することが可
能となる。
【0031】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、油入変圧
器の入・出力用端子と避雷器およびケーブルヘッドとを
電気的に接続する接続室を備えた変圧器の接続部構造に
おいて、接続室内に電気絶縁油を封入するとともに油入
変圧器と接続室との間を油−油型の絶縁スペーサで区画
した構成としたので、機器据付けスペースの縮小化を可
能にするとともに、製作コストの低減も可能な変圧器の
接続部構造を提供することができる。
器の入・出力用端子と避雷器およびケーブルヘッドとを
電気的に接続する接続室を備えた変圧器の接続部構造に
おいて、接続室内に電気絶縁油を封入するとともに油入
変圧器と接続室との間を油−油型の絶縁スペーサで区画
した構成としたので、機器据付けスペースの縮小化を可
能にするとともに、製作コストの低減も可能な変圧器の
接続部構造を提供することができる。
【0032】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、接続室を油入変圧器の入−出力端子の引
き出し方向と交わる方向に折曲したL字状に形成し、避
雷器またはケーブルヘッドのいずれか一方を接続室の他
端側に配置した構成としたので、据付け面積をさらに縮
小することが可能な変圧器の接続部構造を提供すること
ができる。
項1において、接続室を油入変圧器の入−出力端子の引
き出し方向と交わる方向に折曲したL字状に形成し、避
雷器またはケーブルヘッドのいずれか一方を接続室の他
端側に配置した構成としたので、据付け面積をさらに縮
小することが可能な変圧器の接続部構造を提供すること
ができる。
【0033】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1において、避雷器をケーブルヘッドの上部に配置し
た構成としたので、据付け面積をさらに縮小することが
可能な変圧器の接続部構造を提供することができる。
項1において、避雷器をケーブルヘッドの上部に配置し
た構成としたので、据付け面積をさらに縮小することが
可能な変圧器の接続部構造を提供することができる。
【0034】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1ないし3のいずれかにおいて、変圧器の入・出力用
端子と避雷器およびケーブルヘッドとは、それぞれ可と
う導体で接続された構成としたので、製作コストをさら
に縮減することが可能な変圧器の接続部構造を提供する
ことができる。
項1ないし3のいずれかにおいて、変圧器の入・出力用
端子と避雷器およびケーブルヘッドとは、それぞれ可と
う導体で接続された構成としたので、製作コストをさら
に縮減することが可能な変圧器の接続部構造を提供する
ことができる。
【図1】 この発明の実施の形態1に係わる変圧器の接
続部構造を断面で示す正面図である。
続部構造を断面で示す正面図である。
【図2】 図1の上面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係わる変圧器の接
続部構造を示す上面図である。
続部構造を示す上面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係わる変圧器の接
続部構造を示す上面図である。
続部構造を示す上面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係わる変圧器の接
続部構造を示す上面図である。
続部構造を示す上面図である。
【図6】 この発明の実施の形態5に係わる変圧器の接
続部構造を示す正面図である。
続部構造を示す正面図である。
【図7】 従来の変圧器の接続部構造を断面で示す正面
図である。
図である。
31 油入変圧器、36 油−油型の絶縁スペーサ、3
7 入・出力用端子、40 接続室、42 避雷器、4
6 ケーブルヘッド、52 電気絶縁油。
7 入・出力用端子、40 接続室、42 避雷器、4
6 ケーブルヘッド、52 電気絶縁油。
Claims (4)
- 【請求項1】 油入変圧器の入・出力用端子と避雷器お
よびケーブルヘッドとを電気的に接続する接続室を備え
た変圧器の接続部構造において、上記接続室内に電気絶
縁油を封入するとともに上記油入変圧器と上記接続室と
の間を油−油型の絶縁スペーサで区画したことを特徴と
する変圧器の接続部構造。 - 【請求項2】 接続室を油入変圧器の入・出力用端子の
引き出し方向と交わる方向に折曲したL字状に形成し、
避雷器またはケーブルヘッドのいずれか一方を上記接続
室の他端側に配置したことを特徴とす請求項1記載の変
圧器の接続部構造。 - 【請求項3】 避雷器をケーブルヘッドの上部に配置し
たことを特徴とする請求項1記載の変圧器の接続部構
造。 - 【請求項4】 変圧器の入・出力用端子と避雷器および
ケーブルヘッドとは、それぞれ可とう導体で接続されて
いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
載の変圧器の接続部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11010199A JP2000208333A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 変圧器の接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11010199A JP2000208333A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 変圧器の接続部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000208333A true JP2000208333A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11743620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11010199A Pending JP2000208333A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 変圧器の接続部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000208333A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107768109A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-03-06 | 山东电工电气集团新能科技有限公司 | 一种带有新型引接线的工厂化预制变压器及其制作方法 |
CN110676030A (zh) * | 2019-10-16 | 2020-01-10 | 温德乙 | 一种油浸式串联电抗器的引线装置 |
-
1999
- 1999-01-19 JP JP11010199A patent/JP2000208333A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107768109A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-03-06 | 山东电工电气集团新能科技有限公司 | 一种带有新型引接线的工厂化预制变压器及其制作方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040127 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |