JP2000207757A - 光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置 - Google Patents

光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置

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JP2000207757A
JP2000207757A JP11142300A JP14230099A JP2000207757A JP 2000207757 A JP2000207757 A JP 2000207757A JP 11142300 A JP11142300 A JP 11142300A JP 14230099 A JP14230099 A JP 14230099A JP 2000207757 A JP2000207757 A JP 2000207757A
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driving
objective lens
track
coil
driving coil
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悟一 赤沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズ駆動装置の薄型化を図ることであ
る。 【解決手段】 表面が十字状に四分割した領域に分けら
れてフォーカシング方向とトラッキング方向とを含む面
に対して垂直でかつ隣り合う領域と反対方向に着磁され
て所定の厚みを持ったヨーク25に固定されて形成され
た駆動用磁石26と、この駆動用磁石26の表面近傍の
フォーカス方向の着磁境界線の両側に位置して各々トラ
ッキング方向の着磁境界線を跨いで二つ設けられたフォ
ーカス駆動用コイルと、前記駆動用磁石の表面近傍のト
ラッキング方向の着磁境界線の両側に位置して各々フォ
ーカシング方向の着磁境界線を跨いで二つ設けられたト
ラック駆動用コイルとよりなる駆動用モータ29を対物
レンズ13の両側または片側に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物レンズをフォ
ーカス方向とトラッキング方向とに移動させる駆動用モ
ータを備えた光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の光ディスクドライブの対物レン
ズ駆動装置、すなわち、アクチュエータの従来の第一の
例を図15に基づいて説明する。まず、対物レンズ1を
保持する対物レンズ保持部材2が固定部材3から引き出
された四本のワイヤばね4により弾性的に支持されてい
る。前記対物レンズ保持部材2の周りには、互いに直交
する方向にフォーカスコイル5とトラックコイル6とが
巻回されている。前記ワイヤばね4は、基板7から引き
出されるとともに先端及び基端の半田付け部8によりそ
れぞれフォーカスコイル5とトラックコイル6とに電気
的に接続されて導線としての機能を有している。そし
て、前記対物レンズ保持部材2を挟んでヨーク9により
支持された磁石10が互いに磁極を対向させて配設され
ている。なお、符号11は立ち上げプリズムであり、符
号12は光軸である。
【0003】このような構成において、フォーカスコイ
ル5とトラックコイル6とに制御電流を与えることによ
り、対物レンズ保持部材2が移動して対物レンズ1をフ
ォーカス方向(Z方向)及びトラッキング方向(Y方
向)に移動させることができる。
【0004】つぎに、図16に基づいて従来の第二のア
クチュエータの例を説明する。図15について説明した
部分と同一部分は同一符号を用い、その説明も省略する
が、ヨーク9に固定された二組の磁石10を対物レンズ
保持部材2の外側に配設するとともにフォーカスコイル
5とトラックコイル6とを挟むように内側にさらに各磁
石10に対向するヨーク9を配設して閉磁路を形成した
ものである。この場合にも、フォーカスコイル5とトラ
ックコイル6とに制御電流を与えることにより、対物レ
ンズ保持部材2が移動して対物レンズ1をフォーカス方
向(Z方向)及びトラッキング方向(Y方向)に移動さ
せることができる。
【0005】さらに、従来の第三の例としては、特に図
示しないが、特開平9−180207号公報に記載され
たものがある。これは、対物レンズを保持する対物レン
ズ保持部材に対物レンズと一体に可動する偏光ミラーを
取り付けたものであり、これにより、トラッキング移動
させた時の光束の光軸ズレが発生しないようにしている
ものである。
【0006】第一及び第二の従来例の場合、フォーカス
コイル5とトラックコイル6との存在により図15
(b)に示すように、立ち上げプリズム11を対物レン
ズ保持部材2の下方に位置させなければならず、全体を
薄く形成することができないという問題を有する。
【0007】また、特開平9−180207号公報に記
載された対物レンズ保持部材に対物レンズと一体に可動
する偏光ミラーを取り付けた構造に第二の従来例のよう
な閉磁路を形成する駆動用モータを適用して図17に示
す構造を採用することも考えられるが、この場合には、
図18に示すようにフォーカスコイルの駆動力の中心と
可動部の重心とのズレから生じるトルクによるチルトが
大きいという問題が生じてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第一及び第二の従来例
の場合、フォーカスコイル5とトラックコイル6との存
在により図15(b)に示すように、立ち上げプリズム
11を対物レンズ保持部材2の下方に位置させなければ
ならず、全体を薄く形成することができないという問題
を有する。
【0009】また、特開平9−180207号公報に記
載された対物レンズ保持部材に対物レンズと一体に可動
する偏光ミラーを取り付けた構造に第二の従来例のよう
な閉磁路を形成する駆動用モータを適用して図17に示
す構造を採用することも考えられるが、この場合には、
図18に示すようにフォーカスコイルの駆動力の中心と
可動部の重心とのズレから生じるトルクによるチルトが
大きいという問題が生じてしまう。
【0010】ノートパソコン対応ドライブなど、薄型の
ドライブの必要性から対物レンズ駆動装置をフォーカシ
ング方向に薄くすることが望まれており、前述の従来例
においてはこの要望に応えているものであるが、これら
の従来例において、トラック駆動力は、フォーカシング
方向に電流が流れる部分で発生しているために、十分な
駆動力を得ることができないという別の問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
表面が十字状に四分割した領域に分けられてフォーカシ
ング方向とトラッキング方向とを含む面に対して垂直で
かつ隣り合う領域と反対方向に着磁されて所定の厚みを
持ったヨークに固定されて形成された駆動用磁石と、こ
の駆動用磁石の表面近傍のフォーカス方向の着磁境界線
の両側に位置して各々トラッキング方向の着磁境界線を
跨いで二つ設けられたフォーカス駆動用コイルと、前記
駆動用磁石の表面近傍のトラッキング方向の着磁境界線
の両側に位置して各々フォーカシング方向の着磁境界線
を跨いで二つ設けられたトラック駆動用コイルとよりな
る駆動用モータを対物レンズの両側または片側に設けた
ものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、フォーカス駆動用コイルとトラック駆動用
コイルとを挟んで互いに二つの駆動用磁石を近接状態で
対向させて閉磁路の磁気回路を形成したものである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、二つのトラック駆動用コイルに対し
て独立的に給電することにより対物レンズをディスク記
録面に対して傾斜させ、ディスク記録面に対する光スポ
ットの傾斜量を調整するようにしたものである。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、二つのフォーカス駆動用コイルに対
して独立的に給電することにより対物レンズをディスク
記録面に対して傾斜させ、ディスク記録面に対する光ス
ポットの傾斜量を調整するようにしたものである。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、フォーカス駆動用コイルとトラック
駆動用コイルとを両者の位置関係を保持した状態で一枚
の基板に積層固定したものである。
【0016】請求項6記載の発明は、表面が十字状に四
分割した領域に分けられてフォーカシング方向とトラッ
キング方向とを含む面に対して垂直でかつ隣り合う領域
と反対方向に多極着磁されて所定の厚みを持ったヨーク
に固定されて形成された駆動用磁石と、この駆動用磁石
の表面近傍のトラッキング方向の着磁境界線の両側に位
置して各々フォーカシング方向の着磁境界線を跨いで設
けられた第一のトラック駆動用コイルと第二のトラック
駆動用コイルと、これらの第一のトラック駆動用コイル
と第二のトラック駆動用コイルとのそれぞれのトラッキ
ング方向の両側に位置して前記第一のトラック駆動用コ
イルと第二のトラック駆動用コイルとに隣接する側のフ
ォーカシング方向に電流が流れる部分は前記駆動用磁石
の表面近傍に配置されるとともに前記第一のトラック駆
動用コイルと第二のトラック駆動用コイルとに隣接しな
い側のフォーカシング方向に電流が流れる部分は前記駆
動用磁石の表面近傍から離れて配置されている複数個の
第三のトラック駆動用コイルとからなる駆動用モータを
具備するものである。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項6記載の光
ディスクドライブの対物レンズ駆動装置において、表面
が十字状に四分割した領域に分けられてフォーカシング
方向とトラッキング方向とを含む面に対して垂直でかつ
隣り合う領域と反対方向に多極着磁されて所定の厚みを
持ったヨークに固定されて形成された第一の駆動用磁石
と、ヨーク又はこのヨークに固定されている第二の駆動
用磁石とを備え、前記第一の駆動用磁石に対向して前記
トラック駆動用コイルを挟んで前記ヨーク又はこのヨー
クに固定されている第二の駆動用磁石を近接して配置し
て閉磁路の磁気回路を形成するようにした。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置のトラッ
ク駆動用コイルは、対物レンズを含む可動部の重心を通
りフォーカシング方向とトラッキング方向とに垂直な平
面に対して対称であるようにした。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項6、7又は
8記載の光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置にけ
るトラック駆動コイルは、基板に積層されているもので
ある。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項6、7、
8又は9記載の光ディスクドライブの対物レンズ駆動装
置におけるフォーカシング方向とトラッキング方向とを
含む一つの面における駆動用磁石は、二つの二極磁石又
は一極磁石を組み合わせたものである。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項6、7、
8、9又は10記載の光ディスクドライブの対物レンズ
駆動装置において、第一のトラック駆動用コイルと第二
のトラック駆動用コイルとに独立的に給電することによ
り対物レンズ保持体をディスク記録面に対して傾斜さ
せ、ディスク面に対する光スポットの傾斜量を調整する
ようにした。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。まず、対物レンズ13を
保持する対物レンズ保持部材14がステム15から引き
出された四本のワイヤばね16により弾性的に支持され
ている。前記対物レンズ保持部材14は、内部を一方が
開放された空間部17とされ、この空間部17の一側の
支壁18には、開口19が形成されてこの開口19部分
に前記対物レンズ13が固定されている。また、前記対
物レンズ保持部材14の前記空間部17の両側には、基
板として作用する側壁20が形成され、これらの側壁2
0の外側面には、それぞれ駆動コイル組立21が積層固
定されている。これらの駆動コイル組立21の詳細構造
については後述する。ついで、前記対物レンズ保持部材
14の前記空間部17の一側面には、光軸22を通すた
めの切欠(図示せず)が形成されており、その切欠に対
面させて前記空間部17の内部に可動偏光ミラー23が
設けられている。そして、前記ワイヤばね16は、特開
平8−221776号公報に開示されているように、光
束が入射する側の対物レンズ13から遠い方のものをタ
ンジェンシャル方向にオフセットさせて光束を遮らない
ように配慮されている。また、前記空間部17内に位置
させて前記可動偏光ミラー23で反射された光軸22を
前記対物レンズ13に導く立ち上げプリズム24が配設
されている。
【0023】ついで、対物レンズ保持部材14のワイヤ
ばね16の軸方向両側には適当な空隙を空けた状態で前
記駆動コイル組立21のそれぞれに対向させてヨーク2
5及び駆動用磁石26が設けられている。これらの駆動
用磁石26は、図15に示すように、十字状の着磁境界
線a,bを境に四分割されて着磁されており、その着磁
方向は、フォーカシング方向とトラッキング方向とを含
む面に対して垂直で、かつ、隣り合う領域と反対方向に
着磁されているものである。そして、前記駆動コイル組
立21は、二個ずつのフォーカス駆動用コイル27とト
ラック駆動用コイル28とよりなるものであり、前記フ
ォーカス駆動用コイル27は、前記駆動用磁石26のフ
ォーカス方向の着磁境界線aの両側に二つ設けられ、各
々トラッキング方向の着磁境界線bを跨いで前記対物レ
ンズ保持部材14に装着されている。一方、前記トラッ
ク駆動用コイル28は、前記駆動用磁石26のトラッキ
ング方向の着磁境界線bの両側に二つ設けられ、各々フ
ォーカシング方向の着磁境界線aを跨いで前記対物レン
ズ保持部材14に装着されている。このようにして、フ
ォーカス駆動用コイル27、トラック駆動用コイル28
及び駆動用磁石26により、駆動用モータ29が形成さ
れている。なお、符号30はメディアである。
【0024】このような構成において、フォーカス駆動
用コイル27又はトラック駆動用コイル28に通電する
ことにより、駆動用磁石26との間で駆動力が発生し、
対物レンズ保持部材14を移動させ、対物レンズ13を
フォーカス方向又はトラッキング方向に移動させる。ま
た、二つのフォーカス駆動用コイル27に対して独立的
に給電することにより対物レンズ13をメディア30の
ディスク記録面に対して傾斜させ、ディスク記録面に対
する光スポットの傾斜量を調整することもできる。さら
にまた、二つのトラック駆動用コイル28に対して独立
的に給電することにより対物レンズ13をメディア30
のディスク記録面に対して傾斜させ、ディスク記録面に
対する光スポットの傾斜量を調整することもできる。な
お、これらの場合には、フォーカス駆動用コイル27又
はトラック駆動用コイル28への導線がさらに多数本必
要となるが、ワイヤばね16を複数の心線を有するもの
としたり、あるいは、ワイヤばね16の本数を追加した
りして電気的接続を行なうようにする。
【0025】また、可動偏光ミラー23と立ち上げプリ
ズム24とが対物レンズ保持部材14の空間部17の内
部に配設されているため、全体の厚さをきわめて薄くす
ることができ、フォーカス駆動用コイル27又はトラッ
ク駆動用コイル28が大きなスペースを占有していたと
しても小型化・薄型化を行なうことができる。
【0026】本発明の第二の実施の形態を図3及び図4
に基づいて説明する。図1及び図2で説明した部分と同
一部分は同一符号を用い説明も省略する。本実施の形態
は、対物レンズ保持部材14をさらに大きく形成し、空
間部17のそれぞれの外側に各々独立した空室31を形
成したものである。そして、これらの空室31の外側壁
となる側壁20には、駆動コイル組立21が埋め込まれ
ている。これらの駆動コイル組立21の外側には、それ
ぞれヨーク25に支持された駆動用磁石26が対向配置
されているものであるが、前記駆動コイル組立21を跨
ぐようにして前記空室31内には、前記ヨーク25及び
前記駆動用磁石26と同様な第二のヨーク32及び第二
の駆動用磁石33がそれぞれ設けられている。なお、こ
の場合にも、これらの駆動用磁石33は、図4に示すよ
うに、十字状の着磁境界線a,bを境に四分割されて着
磁されており、その着磁方向は、フォーカシング方向と
トラッキング方向とを含む面に対して垂直で、かつ、隣
り合う領域と反対方向に着磁されているものである。そ
して、フォーカス駆動用コイル27とトラック駆動用コ
イル28とは二個ずつからなっているものであり、前記
フォーカス駆動用コイル27は、前記駆動用磁石33の
フォーカス方向の着磁境界線aの両側に二つ設けられ、
各々トラッキング方向の着磁境界線bを跨いで前記対物
レンズ保持部材14に装着されている。一方、前記トラ
ック駆動用コイル28は、前記駆動用磁石33のトラッ
キング方向の着磁境界線bの両側に二つ設けられ、各々
フォーカシング方向の着磁境界線aを跨いで前記対物レ
ンズ保持部材14に装着されている。このようにして、
フォーカス駆動用コイル27、トラック駆動用コイル2
8及び駆動用磁石26及び駆動用磁石33により、それ
それ駆動用モータ29が形成されている。
【0027】このような構成において、ヨーク25及び
駆動用磁石26と第二のヨーク32及び第二の駆動用磁
石33とにより、閉磁路の磁気回路が形成されるため、
これにより、磁束密度を大きくとることができ、かつ、
磁束密度の分布をより均一にすることができる。なお、
実施に当たっては、駆動コイル組立21を挟む駆動用磁
石26、33のいズレか一方を省略し、片側はヨーク2
5又は32しか存在しないようにしても良いものであ
る。
【0028】次に、図5に基づいて本発明の第三の実施
の形態を説明する。本実施の形態は、軽量化により高加
速度に対応できるようにしたものであり、前述の第二の
実施の形態の構造に対して、片側のみに駆動用モータ2
9を設けたものである。すなわち、可動自由端側の駆動
用モータ29を省略したものであり、対物レンズ保持部
材14の対物レンズ13の保持部より先端部分をカット
したものである。従って、対物レンズ保持部材14の先
端部分は開放状態にあるため、対物レンズ13への光軸
22は、先端側から立ち上げプリズム24を経て直接的
に与えられるようにしてある。また、ワイヤばね16も
前述のように、タンジェンシャル方向にオフセットする
必要はなく、同一位置で支持結合させることができる。
【0029】本発明の第四の実施の形態を図6乃至図1
0に基づいて説明する。まず、対物レンズ34を保持す
る対物レンズ保持部材35がステム36から引き出され
た四本のワイヤばね37により弾性的に支持されてい
る。前記対物レンズ保持部材35は、内部を一方が開放
された空間部38とされ、この空間部38の一側の支壁
39には、開口40が形成されてこの開口40部分に前
記対物レンズ34が固定されている。また、前記対物レ
ンズ保持部材35の前記空間部38の両側には、基板と
して作用する側壁41が形成され、これらの側壁41の
外側面には、それぞれ駆動コイル組立42が積層固定さ
れている。これらの駆動コイル組立42の詳細構造につ
いては後述する。ついで、前記対物レンズ保持部材35
の前記空間部38の一側面には、光軸43を通すための
切欠(図示せず)が形成されており、その切欠に対面さ
せて前記空間部38の内部に可動偏光ミラー44が設け
られている。そして、前記ワイヤばね37は、特開平8
−221776号公報に開示されているように、光束が
入射する側の対物レンズ34から遠い方のものをタンジ
ェンシャル方向にオフセットさせて光束を遮らないよう
に配慮されている。また、前記空間部38内に位置させ
て前記可動偏光ミラー44で反射された光軸43を前記
対物レンズ34に導く立ち上げプリズム45が配設され
ている。
【0030】ついで、対物レンズ保持部材35のワイヤ
ばね37の軸方向両側には適当な空隙を空けた状態で前
記駆動コイル組立42のそれぞれに対向させてヨーク4
6及び駆動用磁石47が設けられている。これらの駆動
用磁石47は、図6(c)及び図7に示すように、十字
状の着磁境界線a,bを境に四分割されて着磁されてお
り、その着磁方向は、フォーカシング方向とトラッキン
グ方向とを含む面に対して垂直で、かつ、隣り合う領域
と反対方向に着磁されているものである。そして、前記
駆動コイル組立42は、二個ずつのフォーカス駆動用コ
イル48とトラック駆動用コイル49とよりなるもので
あり、前記フォーカス駆動用コイル48は、前記駆動用
磁石47のフォーカス方向の着磁境界線aの両側に二つ
設けられ、各々トラッキング方向の着磁境界線bを跨い
で前記対物レンズ保持部材35に装着されている。一
方、前記トラック駆動用コイル49は、第一のトラック
駆動用コイル50と第二のトラック駆動用コイル51と
第三のトラック駆動用コイル52とよりなるものであ
り、第一のトラック駆動用コイル50と第二のトラック
駆動用コイル51とは前記駆動用磁石47のトラック方
向の着磁境界線bの両側に設けられ、各々フォーカシン
グ方向の着磁境界線aを跨いで前記対物レンズ保持部材
35に装着されている。
【0031】ついで、前記第三のトラック駆動用コイル
52は、4個設けられているものであり、前記第一のト
ラック駆動用コイル50と第二のトラック駆動用コイル
51とのトラッキング方向両側に二個ずつ配置されてい
る。この時、第一のトラック駆動用コイル50と第二の
トラック駆動用コイル51とに隣設し、フォーカシング
方向に電流が流れる部分は、前記駆動用磁石47の表面
近傍に位置し、第一のトラック駆動用コイル50と第二
のトラック駆動用コイル51とに隣設しない側で、フォ
ーカシング方向に電流が流れる部分は、前記駆動用磁石
47の表面近傍から離れるように固定されている。すな
わち、四個のトラック駆動用コイル52を略四角形とし
たとき、第一のトラック駆動用コイル50と第二のトラ
ック駆動用コイル51とに隣接する辺に駆動用磁石47
による磁束が貫くようにしてトラッキング駆動力が発生
するようにし、この辺に対して反対の辺には、磁束が貫
かないように配置しておく。
【0032】このようにして、フォーカス駆動用コイル
48、トラック駆動用コイル49及び駆動用磁石47に
より、駆動用モータ53が形成されている。なお、符号
54はメディアである。
【0033】このような構成において、フォーカス駆動
用コイル48又はトラック駆動用コイル49に通電する
ことにより、駆動用磁石47との間で駆動力が発生し、
対物レンズ保持部材35を移動させ、対物レンズ34を
フォーカシング方向又はトラッキング方向に移動させ
る。また、二つのフォーカス駆動用コイル48に対して
独立的に給電することにより対物レンズ34をメディア
54のディスク記録面に対して傾斜させ、ディスク記録
面に対する光スポットの傾斜量を調整することもでき
る。さらにまた、第一及び第二のトラック駆動用コイル
50、51と第三のトラック駆動用コイル52に対して
独立的に給電することにより対物レンズ34をメディア
54のディスク記録面に対して傾斜させ、ディスク記録
面に対する光スポットの傾斜量を調整することもでき
る。なお、これらの場合には、フォーカス駆動用コイル
48又はトラック駆動用コイル49への導線がさらに多
数本必要となるが、ワイヤばね37を複数の心線を有す
るものとしたり、あるいは、ワイヤばね37の本数を追
加したりして電気的接続を行なうようにする。
【0034】また、可動偏光ミラー44と立ち上げプリ
ズム45とが対物レンズ保持部材35の空間部38の内
部に配設されているため、全体の厚さをきわめて薄くす
ることができ、フォーカス駆動用コイル48又はトラッ
ク駆動用コイル49が大きなスペースを占有していたと
しても小型化・薄型化を行なうことができる。
【0035】特に、第一及び第二のトラック駆動用コイ
ル50、51と第三のトラック駆動用コイル52とより
なるトラック駆動用コイル49の構成により、電流の方
向がフォーカシング方向であってもトラッキング方向へ
の大きな駆動力を得ることができる。すなわち、四極磁
石よりなる駆動用磁石47の一極部分について考える
と、大きなトラッキング駆動力を発生するためには、フ
ォーカシング方向に電流が流れる部分の領域を増加させ
ることが望ましい。しかしながら、この領域の増加は、
コイルの幅によって制限されてしまう。この時、前述の
ように、第三のトラック駆動用コイル52を追加するこ
とにより、同じ磁石の高さであっても有効面積を増加さ
せることができる。全体としてトラック駆動用コイル4
9がトラッキング方向に幅広くなってしまうが、この幅
方向のスペースは、従来使用していないスペースである
ので、あまり悪影響はないものである。
【0036】なお、フォーカス駆動用コイル48及びト
ラック駆動用コイル49は、基板として作用する対物レ
ンズ保持部材35の側壁41に積層固定されているた
め、コイルの数が多くてもそれらを正確に位置決めする
ことができ、さらに、組み付け性を向上させることがで
きる。
【0037】さらに、駆動用磁石47を構成するに当た
っては、図8に示すように四極に着磁することは技術的
に難しい問題を抱えている。この点を解決するには、図
9に示すように、一極の磁石55を四個組み合わせる
か、図10に示すように、二極の磁石56を二個組み合
わせることにより磁気回路を構成することが可能であ
る。
【0038】次に、本発明の第五の実施の態様を図11
及び図12に基づいて説明する。図6乃至図10で説明
した部分と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。
本実施の態様は、対物レンズ保持部材35をさらに大き
く形成し、空間部38のそれぞれの外側に各々独立した
空室57を形成したものである。そして、これらの空室
57の外側壁となる側壁41には、駆動コイル組立42
が埋め込まれている。これらの駆動コイル組立42の外
側には、それぞれヨーク46に支持された駆動用磁石4
7が対向配置されているものであるが、前記駆動コイル
組立42を跨ぐようにして前記空室57内には、前記ヨ
ーク46及び前記駆動用磁石47と同様な第二のヨーク
58及び第二の駆動用磁石59がそれぞれ設けられてい
る。なお、この場合にも、これらの駆動用磁石59は、
図7に示すように、十字状の着磁境界線a,bを境に四
分割されて着磁されており、その着磁方向は、フォーカ
シング方向とトラッキング方向とを含む面に対して垂直
で、かつ、隣り合う領域と反対方向に着磁されているも
のである。そして、フォーカス駆動用コイル48とトラ
ック駆動用コイル49とは、前述の第一の実施の態様と
同様に配置されているものである。このようにして、フ
ォーカス駆動用コイル48、トラック駆動用コイル49
及び駆動用磁石47及び駆動用磁石59により、それそ
れ駆動用モータ53が形成されている。
【0039】このような構成において、ヨーク46及び
駆動用磁石47と第二のヨーク58及び第二の駆動用磁
石59とにより、閉磁路の磁気回路が形成されるため、
これにより、磁束密度を大きくとることができ、かつ、
磁束密度の分布をより均一にすることができる。なお、
実施に当たっては、駆動コイル組立42を挟む駆動用磁
石47、59のいズレか一方を省略し、片側はヨーク4
6又は58しか存在しないようにしても良いものであ
る。
【0040】また、図13(a)に示すように、フォー
カス駆動用コイル48をトラック駆動用コイル49の両
側に配置し、その中心に可動部の重心が位置するように
構成することによって、フォーカシング駆動力の中心と
トラッキング駆動力の中心との両方を可動部の重心に一
致させることができる。従って、回転系の剛体モード
(ピッチング、ヨーイング)を抑えることができる。図
13(b)に示すように、トラック駆動用コイル49を
フォーカス駆動用コイル48の両側に配置しても同様な
機能を得ることができる。
【0041】次に、図14に基づいて第六の実施の態様
を説明する。本実施の態様は、軽量化により高加速度に
対応できるようにしたものであり、前述の第五の実施の
態様の構造に対して、片側のみに駆動用モータ53を設
けたものである。すなわち、可動自由端側の駆動用モー
タ53を省略したものであり、対物レンズ保持部材35
の対物レンズ34の保持部より先端部分をカットしたも
のである。従って、対物レンズ保持部材35の先端部分
は開放状態にあるため、対物レンズ34への光軸43
は、先端側から立ち上げプリズム45を経て直接的に与
えられるようにしてある。また、ワイヤばね37も第一
の実施の形態のように、タンジェンシャル方向にオフセ
ットする必要はなく、同一位置で支持結合させることが
できる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、表面が十字状に
四分割した領域に分けられてフォーカシング方向とトラ
ッキング方向とを含む面に対して垂直でかつ隣り合う領
域と反対方向に着磁されて所定の厚みを持ったヨークに
固定されて形成された駆動用磁石と、この駆動用磁石の
表面近傍のフォーカス方向の着磁境界線の両側に位置し
て各々トラッキング方向の着磁境界線を跨いで二つ設け
られたフォーカス駆動用コイルと、前記駆動用磁石の表
面近傍のトラッキング方向の着磁境界線の両側に位置し
て各々フォーカシング方向の着磁境界線を跨いで二つ設
けられたトラック駆動用コイルとよりなる駆動用モータ
を対物レンズの両側または片側に設けたので、フォーカ
ス駆動用コイルとトラック駆動用コイルとの組み合わせ
を薄型に形成することができ、これにより、駆動用モー
タを平たい形状とすることができ、しかも、可動偏光ミ
ラーや立ち上げプリズムを対物レンズ保持部材の厚さ内
に配設することもできるため、光束をトラッキングの方
向から入射させることもでき、さらに、フォーカス駆動
用コイルが駆動用磁石の周りを囲む構造とする必要がな
いため、フォーカス駆動用コイルの駆動力の中心と可動
部の重心とのズレを小さくすることができ、チルトしに
くくすることができる等の効果を有する。
【0043】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、フォーカス駆動用コイルとトラック駆動用
コイルとを挟んで互いに二つの駆動用磁石を近接状態で
対向させて閉磁路の磁気回路を形成したので、磁束密度
を大きくすることができ、また、磁束密度分布をより均
一にすることができるという効果を有する。
【0044】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、二つのトラック駆動用コイルに対し
て独立的に給電することにより対物レンズをディスク記
録面に対して傾斜させ、ディスク記録面に対する光スポ
ットの傾斜量を調整するようにしたので、メディアのデ
ィスク記録面に対する対物レンズの光軸の傾きの補正が
容易であるという効果を有する。
【0045】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、二つのフォーカス駆動用コイルに対
して独立的に給電することにより対物レンズをディスク
記録面に対して傾斜させ、ディスク記録面に対する光ス
ポットの傾斜量を調整するようにしたので、メディアの
ディスク記録面に対する対物レンズの光軸の傾きの補正
が容易であるという効果を有する。
【0046】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、フォーカス駆動用コイルとトラック
駆動用コイルとを両者の位置関係を保持した状態で一枚
の基板に積層固定したので、駆動用モータを形成するフ
ォーカス駆動用コイルとトラック駆動用コイルとを精度
良く一体化することができ、また、より簡単に組み立て
ることができるという効果を有する。
【0047】請求項6記載の発明は、表面が十字状に四
分割した領域に分けられてフォーカシング方向とトラッ
キング方向とを含む面に対して垂直でかつ隣り合う領域
と反対方向に多極着磁されて所定の厚みを持ったヨーク
に固定されて形成された駆動用磁石と、この駆動用磁石
の表面近傍のトラッキング方向の着磁境界線の両側に位
置して各々フォーカシング方向の着磁境界線を跨いで設
けられた第一のトラック駆動用コイルと第二のトラック
駆動用コイルと、これらの第一のトラック駆動用コイル
と第二のトラック駆動用コイルとのそれぞれのトラッキ
ング方向の両側に位置して前記第一のトラック駆動用コ
イルと第二のトラック駆動用コイルとに隣接する側のフ
ォーカシング方向に電流が流れる部分は前記駆動用磁石
の表面近傍に配置されるとともに前記第一のトラック駆
動用コイルと第二のトラック駆動用コイルとに隣接しな
い側のフォーカシング方向に電流が流れる部分は前記駆
動用磁石の表面近傍から離れて配置されている複数個の
第三のトラック駆動用コイルとからなる駆動用モータを
具備するようにしたので、薄型の光ディスクピックアッ
プを構成するに際して、トラック駆動用コイルをトラッ
キング方向に並べて配置することで強いトラッキング方
向への駆動力を得ることができ、全体形状としてフォカ
シング方向に小さい対物レンズ駆動装置を得ることがで
きるという効果を有する。
【0048】請求項7記載の発明は、請求項6記載の光
ディスクドライブの対物レンズ駆動装置において、表面
が十字状に四分割した領域に分けられてフォーカシング
方向とトラッキング方向とを含む面に対して垂直でかつ
隣り合う領域と反対方向に多極着磁されて所定の厚みを
持ったヨークに固定されて形成された第一の駆動用磁石
と、ヨーク又はこのヨークに固定されている第二の駆動
用磁石とを備え、前記第一の駆動用磁石に対向して前記
トラック駆動用コイルを挟んで前記ヨーク又はこのヨー
クに固定されている第二の駆動用磁石を近接して配置し
て閉磁路の磁気回路を形成するようにしたので、磁束密
度を大きくすることができ、また、磁束密度分布を均一
にすることができるという効果を有する。
【0049】請求項8記載の発明は、請求項6又は7記
載の光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置における
トラック駆動用コイルは、対物レンズを含む可動部の重
心を通りフォーカシング方向とトラッキング方向とに垂
直な平面に対して対称であるようにしたので、可動部の
重心と推力中心とのズレによって誘起される回転剛体モ
ードの共振(ピッチング又はヨーイング)を小さくする
ことができるという効果を有する。
【0050】請求項9記載の発明は、請求項6、7又は
8記載の光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置にけ
るトラック駆動コイルは、基板に積層されているもので
あるので、各々のコイルの位置関係を保持し、また、組
み付け性を容易にすることができるという効果を有す
る。
【0051】請求項10記載の発明は、請求項6、7、
8又は9記載の光ディスクドライブの対物レンズ駆動装
置におけるフォーカシング方向とトラッキング方向とを
含む一つの面における駆動用磁石は、二つの二極磁石又
は一極磁石を組み合わせたので、着磁困難な問題点を簡
単に解消することができるという効果を有する。
【0052】請求項11記載の発明は、請求項6、7、
8、9又は10記載の光ディスクドライブの対物レンズ
駆動装置において、第一のトラック駆動用コイルと第二
のトラック駆動用コイルとに独立的に給電することによ
り対物レンズ保持体をディスク記録面に対して傾斜さ
せ、ディスク面に対する光スポットの傾斜量を調整する
ようにしたので、ディスクの記録面に対して、対物レン
ズの光軸の傾きを容易に補正することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すもので、
(a)は平面図、(b)は縦断側面図である。
【図2】その駆動用モータの分解斜視図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態を示すもので、
(a)は平面図、(b)は縦断側面図である。
【図4】その駆動用モータの分解斜視図である。
【図5】本発明の第三の実施の形態を示すもので、
(a)は平面図、(b)は縦断側面図である。
【図6】本発明の第四の実施の形態を示すもので、
(a)は平面図、(b)は縦断側面図、(c)は駆動用
モータの正面図、(d)はその平面図、(e)その側面
図である。
【図7】図6(c)に示す駆動用モータを拡大した正面
図である。
【図8】その駆動用モータの分解斜視図である。
【図9】駆動用モータの変形例を示す分解斜視図であ
る。
【図10】駆動用モータの他の変形例を示す分解斜視図
である。
【図11】本発明の第五の実施の形態を示すもので、
(a)は平面図、(b)は縦断側面図である。
【図12】駆動コイル組立の分解斜視図である。
【図13】その駆動用モータの分解斜視図で、(a)は
トラック駆動用コイルの両側にフォーカス駆動用コイル
を配置した分解斜視図、(b)はフォーカス駆動用コイ
ルの両側にトラック駆動用コイルを配置した分解斜視図
である。
【図14】本発明の第六の実施の形態を示すもので、
(a)は平面図、(b)は縦断側面図である。
【図15】第一の従来例を示すもので、(a)は平面
図、(b)は縦断側面図である。
【図16】第二の従来例を示す斜視図である。
【図17】第二の従来例を適用した状態の平面図であ
る。
【図18】フォーカス駆動用コイルの中心の可動部中心
とのズレに基づくチルトの原因を示す正面図である。
【符号の説明】
13 対物レンズ 25 ヨーク 26 駆動用磁石 27 フォーカス駆動用コイル 28 トラック駆動用コイル 29 駆動用モータ 34 対物レンズ 46 ヨーク 47 駆動用磁石 48 フォーカス駆動用コイル 49 トラック駆動用コイル 50 第一のトラック駆動用コイル 51 第二のトラック駆動用コイル 52 第三のトラック駆動用コイル 53 駆動用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA02 AA13 BA01 BB02 BF02 BF03 DC03 EA02 EB18 EC05 EC10 ED05 ED08 EF09 FA29 FB20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が十字状に四分割した領域に分けら
    れてフォーカシング方向とトラッキング方向とを含む面
    に対して垂直でかつ隣り合う領域と反対方向に着磁され
    て所定の厚みを持ったヨークに固定されて形成された駆
    動用磁石と、この駆動用磁石の表面近傍のフォーカス方
    向の着磁境界線の両側に位置して各々トラッキング方向
    の着磁境界線を跨いで二つ設けられたフォーカス駆動用
    コイルと、前記駆動用磁石の表面近傍のトラッキング方
    向の着磁境界線の両側に位置して各々フォーカシング方
    向の着磁境界線を跨いで二つ設けられたトラック駆動用
    コイルとよりなる駆動用モータを対物レンズの両側また
    は片側に設けたことを特徴とする光ディスクドライブの
    対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 フォーカス駆動用コイルとトラック駆動
    用コイルとを挟んで互いに二つの駆動用磁石を近接状態
    で対向させて閉磁路の磁気回路を形成したことを特徴と
    する請求項1記載の光ディスクドライブの対物レンズ駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 二つのトラック駆動用コイルに対して独
    立的に給電することにより対物レンズをディスク記録面
    に対して傾斜させ、ディスク記録面に対する光スポット
    の傾斜量を調整するようにしたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の光ディスクドライブの対物レンズ駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 二つのフォーカス駆動用コイルに対して
    独立的に給電することにより対物レンズをディスク記録
    面に対して傾斜させ、ディスク記録面に対する光スポッ
    トの傾斜量を調整するようにしたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の光ディスクドライブの対物レンズ駆動
    装置。
  5. 【請求項5】 フォーカス駆動用コイルとトラック駆動
    用コイルとを両者の位置関係を保持した状態で一枚の基
    板に積層固定したことを特徴とする請求項1又は2記載
    の光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】 表面が十字状に四分割した領域に分けら
    れてフォーカシング方向とトラッキング方向とを含む面
    に対して垂直でかつ隣り合う領域と反対方向に多極着磁
    されて所定の厚みを持ったヨークに固定されて形成され
    た駆動用磁石と、この駆動用磁石の表面近傍のトラッキ
    ング方向の着磁境界線の両側に位置して各々フォーカシ
    ング方向の着磁境界線を跨いで設けられた第一のトラッ
    ク駆動用コイルと第二のトラック駆動用コイルと、これ
    らの第一のトラック駆動用コイルと第二のトラック駆動
    用コイルとのそれぞれのトラッキング方向の両側に位置
    して前記第一のトラック駆動用コイルと第二のトラック
    駆動用コイルとに隣接する側のフォーカシング方向に電
    流が流れる部分は前記駆動用磁石の表面近傍に配置され
    るとともに前記第一のトラック駆動用コイルと第二のト
    ラック駆動用コイルとに隣接しない側のフォーカシング
    方向に電流が流れる部分は前記駆動用磁石の表面近傍か
    ら離れて配置されている複数個の第三のトラック駆動用
    コイルとからなる駆動用モータを具備することを特徴と
    する光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置。
  7. 【請求項7】 表面が十字状に四分割した領域に分けら
    れてフォーカシング方向とトラッキング方向とを含む面
    に対して垂直でかつ隣り合う領域と反対方向に多極着磁
    されて所定の厚みを持ったヨークに固定されて形成され
    た第一の駆動用磁石と、ヨーク又はこのヨークに固定さ
    れている第二の駆動用磁石とを備え、前記第一の駆動用
    磁石に対向して前記トラック駆動用コイルを挟んで前記
    ヨーク又はこのヨークに固定されている第二の駆動用磁
    石を近接して配置して閉磁路の磁気回路を形成するよう
    にしたことを特徴とする請求項6記載の光ディスクドラ
    イブの対物レンズ駆動装置。
  8. 【請求項8】 トラック駆動用コイルは、対物レンズを
    含む可動部の重心を通りフォーカシング方向とトラッキ
    ング方向とに垂直な平面に対して対称であることを特徴
    とする請求項6又は7記載の光ディスクドライブの対物
    レンズ駆動装置。
  9. 【請求項9】 トラック駆動コイルは、基板に積層され
    ていることを特徴とする請求項6、7又は8記載の光デ
    ィスクドライブの対物レンズ駆動装置。
  10. 【請求項10】 フォーカシング方向とトラッキング方
    向とを含む一つの面における駆動用磁石は、二つの二極
    磁石又は一極磁石を組み合わせたものであることを特徴
    とする請求項6、7、8又は9記載の光ディスクドライ
    ブの対物レンズ駆動装置。
  11. 【請求項11】 第一のトラック駆動用コイルと第二の
    トラック駆動用コイルとに独立的に給電することにより
    対物レンズ保持体をディスク記録面に対して傾斜させ、
    ディスク面に対する光スポットの傾斜量を調整するよう
    にしたことを特徴とする請求項6、7、8、9又は10
    記載の光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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