JP2000207154A - 画像処理システム - Google Patents
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- JP2000207154A JP2000207154A JP1132499A JP1132499A JP2000207154A JP 2000207154 A JP2000207154 A JP 2000207154A JP 1132499 A JP1132499 A JP 1132499A JP 1132499 A JP1132499 A JP 1132499A JP 2000207154 A JP2000207154 A JP 2000207154A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷システム等の画像処理システムにおい
て、送信側装置及び受信側装置の処理負担を合理的に調
整する。 【解決手段】 送信側装置100の処理部90と受信側
装置101の処理部92は同等の処理機能を持った処理
層B103,107を有する。処理層Aは描画命令を第
1中間形式の描画命令に変換する。そして、文字列に相
当する第1中間形式の描画命令のみが通信部104に送
られる。処理層Bは第1中間形式の描画命令を第2中間
形式に変換する。受信側装置101においては、文字列
の描画命令が処理層Bに送られ、それ以外の処理層Cに
送られる。送信側装置100における描画命令の処理レ
ベルを切替可能である。
て、送信側装置及び受信側装置の処理負担を合理的に調
整する。 【解決手段】 送信側装置100の処理部90と受信側
装置101の処理部92は同等の処理機能を持った処理
層B103,107を有する。処理層Aは描画命令を第
1中間形式の描画命令に変換する。そして、文字列に相
当する第1中間形式の描画命令のみが通信部104に送
られる。処理層Bは第1中間形式の描画命令を第2中間
形式に変換する。受信側装置101においては、文字列
の描画命令が処理層Bに送られ、それ以外の処理層Cに
送られる。送信側装置100における描画命令の処理レ
ベルを切替可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理システムに
関し、特に、送信側装置及び受信側装置における処理分
担を切り換え可能な印刷システムに関する。
関し、特に、送信側装置及び受信側装置における処理分
担を切り換え可能な印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】画像処理システムの1つで
ある印刷システムにおいては、ワークステーションなど
のクライアント(送信側装置)がネットワークを介して
プリントサーバー(受信側装置)に接続され、クライア
ントから送信された描画命令(印刷データ)がプリント
サーバーで解析処理される。一般に、クライアントにお
いて、描画命令は、PostScript(商標)などのページ記
述言語(PDL)で記述され、そのようなデータがプリ
ントサーバーで解釈されて、最終的にラスターイメージ
が生成される。そのデータはイメージ出力装置(IO
T)としてのプリンタに送られ、印刷用紙上にイメージ
が描画印刷される。ここで、ページ記述言語によって印
刷データを記述するのは、記憶・送信するデータ量を削
減し、また、出力デバイスの種類に依存せずに描画内容
の記述を行えるようにするためである。
ある印刷システムにおいては、ワークステーションなど
のクライアント(送信側装置)がネットワークを介して
プリントサーバー(受信側装置)に接続され、クライア
ントから送信された描画命令(印刷データ)がプリント
サーバーで解析処理される。一般に、クライアントにお
いて、描画命令は、PostScript(商標)などのページ記
述言語(PDL)で記述され、そのようなデータがプリ
ントサーバーで解釈されて、最終的にラスターイメージ
が生成される。そのデータはイメージ出力装置(IO
T)としてのプリンタに送られ、印刷用紙上にイメージ
が描画印刷される。ここで、ページ記述言語によって印
刷データを記述するのは、記憶・送信するデータ量を削
減し、また、出力デバイスの種類に依存せずに描画内容
の記述を行えるようにするためである。
【0003】しかしながら、大容量メモリの低価格化、
CPUの処理能力の飛躍的向上、ネットワークの高速
化、などを背景として、すべての描画命令を一律にペー
ジ記述言語で記述して、プリンタに転送することによる
問題が顕在化し始めている。例えば、ページ記述言語で
記述された描画命令をプリンタ(プリントサーバー)に
送信しても、そのデバイスにおける描画命令の処理速度
が遅ければ、印刷システム全体の処理速度がプリンタの
処理速度に支配されてしまう。つまり、クライアント側
のデータ処理及びネットワークの伝送能力にまだ余裕が
あっても、それを有効利用できず、プリンタに負荷が集
中してしまうという問題が生じる。
CPUの処理能力の飛躍的向上、ネットワークの高速
化、などを背景として、すべての描画命令を一律にペー
ジ記述言語で記述して、プリンタに転送することによる
問題が顕在化し始めている。例えば、ページ記述言語で
記述された描画命令をプリンタ(プリントサーバー)に
送信しても、そのデバイスにおける描画命令の処理速度
が遅ければ、印刷システム全体の処理速度がプリンタの
処理速度に支配されてしまう。つまり、クライアント側
のデータ処理及びネットワークの伝送能力にまだ余裕が
あっても、それを有効利用できず、プリンタに負荷が集
中してしまうという問題が生じる。
【0004】以上のように、ページ記述言語によるデー
タ送信にはメリットもあるが、それを一律に適用する
と、状況によっては却ってシステム全体の処理速度が低
下する場合がある。
タ送信にはメリットもあるが、それを一律に適用する
と、状況によっては却ってシステム全体の処理速度が低
下する場合がある。
【0005】ところで、特開平9−325867号公報
には従来の印刷システムが開示されている。このシステ
ムでは、プリンタがページ記述言語のデータ及びラスタ
ー画像の両方を受入可能になっており、ラスター画像の
場合の処理時間とページ記述言語を利用した場合の処理
時間とを比較して、プリンタ負荷の観点から、クライア
ント側における送信時のデータ形式が選択されている。
には従来の印刷システムが開示されている。このシステ
ムでは、プリンタがページ記述言語のデータ及びラスタ
ー画像の両方を受入可能になっており、ラスター画像の
場合の処理時間とページ記述言語を利用した場合の処理
時間とを比較して、プリンタ負荷の観点から、クライア
ント側における送信時のデータ形式が選択されている。
【0006】しかしながら、上記従来システムでは、ク
ライアント及びプリンタが高速動作可能で、その一方、
ネットワークの伝送速度が比較的低速であるような場
合、クライアント側でいかにラスター画像を高速で生成
しても、それをネットワーク上で高速送信できず、結果
として、システム全体の処理能力が低下してしまう。す
なわち、クライアント、ネットワーク、プリンタの三者
の能力に応じて全体として効率的な負荷分散を図る必要
がある。
ライアント及びプリンタが高速動作可能で、その一方、
ネットワークの伝送速度が比較的低速であるような場
合、クライアント側でいかにラスター画像を高速で生成
しても、それをネットワーク上で高速送信できず、結果
として、システム全体の処理能力が低下してしまう。す
なわち、クライアント、ネットワーク、プリンタの三者
の能力に応じて全体として効率的な負荷分散を図る必要
がある。
【0007】一般に、ページ記述言語で記述された描画
命令から最終的に印刷可能なラスター画像までに至る一
連の処理には複数の処理段階が含まれ、各段階で生成さ
れる中間形式のデータの容量は最終段階に近づくにつれ
て増大する。よって、上記のようにページ記述言語によ
るデータ及びラスターデータの内から二者択一によって
送信データ形式を選択するのでは、各種の事情に応じた
柔軟な対応は期待できない。
命令から最終的に印刷可能なラスター画像までに至る一
連の処理には複数の処理段階が含まれ、各段階で生成さ
れる中間形式のデータの容量は最終段階に近づくにつれ
て増大する。よって、上記のようにページ記述言語によ
るデータ及びラスターデータの内から二者択一によって
送信データ形式を選択するのでは、各種の事情に応じた
柔軟な対応は期待できない。
【0008】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、送信側装置及び受信側装置の
処理負担を適切かつ合理的に調整できるようにすること
にある。
ものであり、その目的は、送信側装置及び受信側装置の
処理負担を適切かつ合理的に調整できるようにすること
にある。
【0009】本発明の他の目的は、オリジナルのコード
(ベクトル)形式と最終的なラスター形式の中間形式に
よる印刷データの送信を可能とし、これによって伝送さ
れるデータ量の柔軟な調整を可能にすることにある。
(ベクトル)形式と最終的なラスター形式の中間形式に
よる印刷データの送信を可能とし、これによって伝送さ
れるデータ量の柔軟な調整を可能にすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、描画命令を送信する送信側装置
と、前記描画命令を受信して画像を出力する受信側装置
と、を含むシステムにおいて、前記送信側装置は、前記
描画命令を段階的に処理可能な処理部であって、少なく
とも1つの中間形式を含む複数の出力形式をもった送信
側処理部と、前記送信側処理部で処理された描画命令を
送信する送信部と、を含み、前記受信側装置は、前記送
信側装置から送信された描画命令を受信する受信部と、
前記受信された描画命令を段階的に処理可能な処理部で
あって、前記受信された描画命令の処理レベルに応じて
当該描画命令を処理する受信側処理部と、を含み、前記
送信側処理部及び前記受信側処理部はともに同等のデー
タ処理機能をもった少なくとも1つの処理層を有し、前
記送信側処理部における描画命令の処理レベルを切り換
える手段が設けられたことを特徴とする。
るために、本発明は、描画命令を送信する送信側装置
と、前記描画命令を受信して画像を出力する受信側装置
と、を含むシステムにおいて、前記送信側装置は、前記
描画命令を段階的に処理可能な処理部であって、少なく
とも1つの中間形式を含む複数の出力形式をもった送信
側処理部と、前記送信側処理部で処理された描画命令を
送信する送信部と、を含み、前記受信側装置は、前記送
信側装置から送信された描画命令を受信する受信部と、
前記受信された描画命令を段階的に処理可能な処理部で
あって、前記受信された描画命令の処理レベルに応じて
当該描画命令を処理する受信側処理部と、を含み、前記
送信側処理部及び前記受信側処理部はともに同等のデー
タ処理機能をもった少なくとも1つの処理層を有し、前
記送信側処理部における描画命令の処理レベルを切り換
える手段が設けられたことを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、送信側装置の送信側処
理部及び受信側装置の受信側処理部の双方に同等のデー
タ処理機能をもった処理層が設けられており、送信側装
置及び受信側装置の間におけるデータ伝送形式を適宜選
択して、合理的なシステム運用が可能となる。特に、中
間形式での印刷データの伝送が可能であるため、送信側
装置、受信側装置及びネットワークの負荷の調整などを
合理的に行うことが可能となる。複数の中間形式の中か
ら描画命令の伝送形式を選択できるように構成すれば、
よりきめ細やかな負荷調整を行える。
理部及び受信側装置の受信側処理部の双方に同等のデー
タ処理機能をもった処理層が設けられており、送信側装
置及び受信側装置の間におけるデータ伝送形式を適宜選
択して、合理的なシステム運用が可能となる。特に、中
間形式での印刷データの伝送が可能であるため、送信側
装置、受信側装置及びネットワークの負荷の調整などを
合理的に行うことが可能となる。複数の中間形式の中か
ら描画命令の伝送形式を選択できるように構成すれば、
よりきめ細やかな負荷調整を行える。
【0012】処理レベルを切り換える手段としては、各
種の実現方法が考えられる。当該手段を送信側装置及び
受信側装置のいずれか一方に配置してもよく、また、送
信側装置における処理層がその機能を具備していてもよ
い。
種の実現方法が考えられる。当該手段を送信側装置及び
受信側装置のいずれか一方に配置してもよく、また、送
信側装置における処理層がその機能を具備していてもよ
い。
【0013】以上のように、本発明によれば、送信側装
置及び受信側装置の間には、印刷データの処理上、機能
的な重複性(代替性、共通性)があり、そのような構成
を前提として、データ伝送の形式が選択され、これによ
って能率的なシステム運用が達成される。特に、本発明
は、印刷システムに適用されるのが望ましい。
置及び受信側装置の間には、印刷データの処理上、機能
的な重複性(代替性、共通性)があり、そのような構成
を前提として、データ伝送の形式が選択され、これによ
って能率的なシステム運用が達成される。特に、本発明
は、印刷システムに適用されるのが望ましい。
【0014】なお、選択可能な出力形式の中に、オリジ
ナルのデータ形式(例えばコード形式)及び最終のデー
タ形式(例えばラスター形式)を加えてもよい。また、
両装置間における処理層は、互いに完全に同一の処理層
であってもよいが、少なくとも印刷データ処理面で互い
に同一の機能をもった処理層であればよい。すなわち、
例えば、送信側処理部における処理層に、当該処理層で
処理された描画命令の出力先の判定・切換機能を付加し
てもよい。
ナルのデータ形式(例えばコード形式)及び最終のデー
タ形式(例えばラスター形式)を加えてもよい。また、
両装置間における処理層は、互いに完全に同一の処理層
であってもよいが、少なくとも印刷データ処理面で互い
に同一の機能をもった処理層であればよい。すなわち、
例えば、送信側処理部における処理層に、当該処理層で
処理された描画命令の出力先の判定・切換機能を付加し
てもよい。
【0015】望ましくは、前記送信側処理部は階層的関
係を有する複数の送信側処理層で構成され、前記受信側
処理部は階層的関係を有する複数の受信側処理層で構成
され、2番目から最下位までの送信側処理層と最上位か
ら最下位−1番目の受信側処理層とがそれぞれ対応す
る。
係を有する複数の送信側処理層で構成され、前記受信側
処理部は階層的関係を有する複数の受信側処理層で構成
され、2番目から最下位までの送信側処理層と最上位か
ら最下位−1番目の受信側処理層とがそれぞれ対応す
る。
【0016】この構成では、送信側最上位層及び受信側
最下位層を除いて、両装置間において、同様の機能をも
った処理層が重複して設けられ、例えば、送信側装置か
ら途中段階のレベルまで処理された描画命令が伝送さ
れ、受信側装置において当該描画命令に対して次の処理
レベルからの処理がなされる。
最下位層を除いて、両装置間において、同様の機能をも
った処理層が重複して設けられ、例えば、送信側装置か
ら途中段階のレベルまで処理された描画命令が伝送さ
れ、受信側装置において当該描画命令に対して次の処理
レベルからの処理がなされる。
【0017】また、望ましくは、前記送信側処理部は、
ページ記述言語で記述された描画命令を第1中間形式の
データに処理する第1送信側処理層と、前記第1中間形
式の描画命令を第2中間形式のデータに処理する第2送
信側処理層と、を含み、前記受信側処理部は、前記第1
中間形式の描画命令を第2中間形式の描画命令に処理す
る第1受信側処理層と、前記第2中間形式の描画命令を
ラスターデータに処理する第2受信側処理層と、を含
む。
ページ記述言語で記述された描画命令を第1中間形式の
データに処理する第1送信側処理層と、前記第1中間形
式の描画命令を第2中間形式のデータに処理する第2送
信側処理層と、を含み、前記受信側処理部は、前記第1
中間形式の描画命令を第2中間形式の描画命令に処理す
る第1受信側処理層と、前記第2中間形式の描画命令を
ラスターデータに処理する第2受信側処理層と、を含
む。
【0018】また、望ましくは、描画オブジェクトの種
類に従って描画命令の処理レベルを切り換える手段を含
む。かかる手段は、必要に応じてその機能が各処理層に
分散され、あるいは、集中管理する管理部として構成さ
れる。
類に従って描画命令の処理レベルを切り換える手段を含
む。かかる手段は、必要に応じてその機能が各処理層に
分散され、あるいは、集中管理する管理部として構成さ
れる。
【0019】上記構成によれば、1つの印刷データ(フ
ァイル)内に複数のオブジェクトの描画命令(あるいは
描画定義)が含まれている場合において、各オブジェク
トごとに送信側装置で処理を打ち切る工程を決定でき
る。例えば、受信側装置の負荷軽減を優先させて、文字
列については第1中間形式での描画命令の伝送を行い、
それ以外のオブジェクト(図形など)についてはそれよ
りも低レベルの第2中間形式での描画命令の伝送が行わ
れるようにしてもよい。
ァイル)内に複数のオブジェクトの描画命令(あるいは
描画定義)が含まれている場合において、各オブジェク
トごとに送信側装置で処理を打ち切る工程を決定でき
る。例えば、受信側装置の負荷軽減を優先させて、文字
列については第1中間形式での描画命令の伝送を行い、
それ以外のオブジェクト(図形など)についてはそれよ
りも低レベルの第2中間形式での描画命令の伝送が行わ
れるようにしてもよい。
【0020】また、望ましくは、前記送信側装置、前記
受信側装置及び両者間のネットワークの少なくとも1つ
の負荷に従って前記送信側装置における描画命令の処理
レベルを切り換える手段を含む。この場合、各装置及び
ネットワークの能力、ステータスなどを検出する手段を
設けるのが望ましい。当該手段は、送信側装置及び受信
側装置のいずれに設けてもよく、また、ネットワーク上
の第三の装置に設けてもよい。いずれにしても、決定結
果は各装置に通知される。ユーザー指定によってその決
定を行わせてもよい。
受信側装置及び両者間のネットワークの少なくとも1つ
の負荷に従って前記送信側装置における描画命令の処理
レベルを切り換える手段を含む。この場合、各装置及び
ネットワークの能力、ステータスなどを検出する手段を
設けるのが望ましい。当該手段は、送信側装置及び受信
側装置のいずれに設けてもよく、また、ネットワーク上
の第三の装置に設けてもよい。いずれにしても、決定結
果は各装置に通知される。ユーザー指定によってその決
定を行わせてもよい。
【0021】また、望ましくは、前記送信側装置は、前
記送信側装置から前記受信側装置へ送信される描画命令
に、当該描画命令の処理レベルを表す識別子を付加する
手段を含み、前記受信側装置は、前記受信された描画命
令の処理レベルを前記識別子に従って判定する手段を含
む。
記送信側装置から前記受信側装置へ送信される描画命令
に、当該描画命令の処理レベルを表す識別子を付加する
手段を含み、前記受信側装置は、前記受信された描画命
令の処理レベルを前記識別子に従って判定する手段を含
む。
【0022】この構成によれば、識別子によって各伝送
単位の振り分けを管理できる。もちろん、処理レベルを
表す情報を印刷データとは別に伝送してもよい。
単位の振り分けを管理できる。もちろん、処理レベルを
表す情報を印刷データとは別に伝送してもよい。
【0023】(2)上記目的を達成するために、本発明
は、ネットワークに接続され、段階的なデータ処理機能
を有する送信側装置と、前記ネットワークに接続され、
前記送信側装置と部分的に重複した段階的なデータ処理
機能を有する受信側装置と、所定条件に従って、前記送
信側装置及び前記受信側装置の両者のデータ処理分担を
切り換える手段と、を含むことを特徴とする。
は、ネットワークに接続され、段階的なデータ処理機能
を有する送信側装置と、前記ネットワークに接続され、
前記送信側装置と部分的に重複した段階的なデータ処理
機能を有する受信側装置と、所定条件に従って、前記送
信側装置及び前記受信側装置の両者のデータ処理分担を
切り換える手段と、を含むことを特徴とする。
【0024】上記構成によれば、送信側装置及び受信側
装置における描画命令の処理分担を自在に設定できる。
特に、状況に応じて、一連の処理工程の中で所望の工程
で処理を打ち切って、その時点での中間的描画命令を伝
送することができる利点がある。
装置における描画命令の処理分担を自在に設定できる。
特に、状況に応じて、一連の処理工程の中で所望の工程
で処理を打ち切って、その時点での中間的描画命令を伝
送することができる利点がある。
【0025】(3)上記目的を達成するために、本発明
は、ネットワークに接続され、段階的なデータ処理機能
を有する送信側装置と、前記ネットワークに接続され、
前記送信側装置と部分的に重複した段階的なデータ処理
機能を有する受信側装置と、前記ネットワークに接続さ
れ、前記送信側装置及び前記受信側装置と部分的に重複
した段階的なデータ処理機能を有する中間処理装置と、
所定条件に従って、前記送信側装置、前記受信側装置及
び前記中間処理装置のデータ処理分担を切り換える手段
と、を含むことを特徴とする。
は、ネットワークに接続され、段階的なデータ処理機能
を有する送信側装置と、前記ネットワークに接続され、
前記送信側装置と部分的に重複した段階的なデータ処理
機能を有する受信側装置と、前記ネットワークに接続さ
れ、前記送信側装置及び前記受信側装置と部分的に重複
した段階的なデータ処理機能を有する中間処理装置と、
所定条件に従って、前記送信側装置、前記受信側装置及
び前記中間処理装置のデータ処理分担を切り換える手段
と、を含むことを特徴とする。
【0026】上記構成によれば、更に中間処理装置によ
り負荷吸収を考慮に入れて、システム全体として負荷分
散を図ることができる。
り負荷吸収を考慮に入れて、システム全体として負荷分
散を図ることができる。
【0027】(4)上記目的を達成するために、本発明
は、コード形式の印刷データを、コード形式とラスター
形式の間の中間形式で送信可能な送信側装置と、前記送
信側装置からの描画命令を受信して処理しラスターデー
タを出力する装置であって、前記受信した描画命令をそ
の処理レベルに従って処理する受信側装置と、を含むこ
とを特徴とする。
は、コード形式の印刷データを、コード形式とラスター
形式の間の中間形式で送信可能な送信側装置と、前記送
信側装置からの描画命令を受信して処理しラスターデー
タを出力する装置であって、前記受信した描画命令をそ
の処理レベルに従って処理する受信側装置と、を含むこ
とを特徴とする。
【0028】上記構成によれば、従来伝送できなかった
中間形式での印刷データ伝送が可能となり、負荷の合理
的な分配などを図ることができる。
中間形式での印刷データ伝送が可能となり、負荷の合理
的な分配などを図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【0030】図1は、本発明に係る画像処理システムと
しての印刷システムの好適な実施形態を示す概念図であ
る。このシステムは、図示されるように、クライアント
装置に相当する送信側装置100と、プリントサーバー
に相当する受信側装置101と、それらを相互に接続す
るネットワークとしての伝送路105と、で構成されて
いる。ここで、送信側装置100において、外部又は内
部のソフトウエアから、PostScript言語によって記述さ
れた描画命令が与えられる。受信側装置101には、イ
メージ出力装置としてのプリンタ109が接続されてい
る。もちろん、プリンタ109は図示のようにローカル
接続されていてもよいし、ネットワークを介してリモー
ト接続されていてもよい。
しての印刷システムの好適な実施形態を示す概念図であ
る。このシステムは、図示されるように、クライアント
装置に相当する送信側装置100と、プリントサーバー
に相当する受信側装置101と、それらを相互に接続す
るネットワークとしての伝送路105と、で構成されて
いる。ここで、送信側装置100において、外部又は内
部のソフトウエアから、PostScript言語によって記述さ
れた描画命令が与えられる。受信側装置101には、イ
メージ出力装置としてのプリンタ109が接続されてい
る。もちろん、プリンタ109は図示のようにローカル
接続されていてもよいし、ネットワークを介してリモー
ト接続されていてもよい。
【0031】送信側装置100は、描画命令を高レベル
(高次)から低レベル(低次)へ段階的に処理する処理
部90を有し、その処理部90は、本実施形態において
処理層A102及び処理層B103で構成される。ま
た、送信側装置100は、処理層A102及び処理層B
103で処理された所望レベルの描画命令を送信する通
信部104を有する。通信部104は、各レベルの描画
命令を伝送形式に変換するエンコーダを有する。
(高次)から低レベル(低次)へ段階的に処理する処理
部90を有し、その処理部90は、本実施形態において
処理層A102及び処理層B103で構成される。ま
た、送信側装置100は、処理層A102及び処理層B
103で処理された所望レベルの描画命令を送信する通
信部104を有する。通信部104は、各レベルの描画
命令を伝送形式に変換するエンコーダを有する。
【0032】受信側装置101は、伝送された描画命令
を受信する通信部106を有する。その通信部106
は、受信された描画命令をもとの形式に戻すデコーダを
有する。通信部106は、後述のように、各描画命令を
その処理レベル(処理水準)に応じて後段の複数の処理
層へ振り分ける機能を有している。受信側装置101
は、受信された描画命令を、それが経た処理レベルに応
じて、高次から低次へ段階的に処理する処理部92を有
する。その処理部92は、本実施形態において処理層B
107及び処理層C108で構成される。
を受信する通信部106を有する。その通信部106
は、受信された描画命令をもとの形式に戻すデコーダを
有する。通信部106は、後述のように、各描画命令を
その処理レベル(処理水準)に応じて後段の複数の処理
層へ振り分ける機能を有している。受信側装置101
は、受信された描画命令を、それが経た処理レベルに応
じて、高次から低次へ段階的に処理する処理部92を有
する。その処理部92は、本実施形態において処理層B
107及び処理層C108で構成される。
【0033】ここで、処理層B103と処理層B107
は、描画命令に対する同じ処理機能を有している。但
し、処理層B103は、その出力先をその性質に応じて
切り換える機能を有しており、その点が両処理層間での
相違である。処理層Aから処理層Cまでの一連の工程に
より、コード形式の描画命令が最終的にラスターイメー
ジに変換され、それがプリンタ109へ出力される。
は、描画命令に対する同じ処理機能を有している。但
し、処理層B103は、その出力先をその性質に応じて
切り換える機能を有しており、その点が両処理層間での
相違である。処理層Aから処理層Cまでの一連の工程に
より、コード形式の描画命令が最終的にラスターイメー
ジに変換され、それがプリンタ109へ出力される。
【0034】各処理層は実質的にソフトウエアとして構
成され、それらについて更に詳述する。処理層A102
は、ページ記述言語によって記述された描画命令(描画
指示)を受け取り、それをページ記述言語の文法に沿っ
て解釈し、また所定の処理を実行する。その場合、実際
に図形を描画すべき命令以外のすべて命令が処理対象と
なる。本実施形態では、ページ記述言語としてPostScri
ptが利用されているが、この言語の場合、処理層A10
2において、グラフィック状態の設定復旧、自動変数の
ための領域確保、開放、変数に対する代入、演算、条件
分岐や繰り返し、手続き呼び出しなどの処理が実行され
る。
成され、それらについて更に詳述する。処理層A102
は、ページ記述言語によって記述された描画命令(描画
指示)を受け取り、それをページ記述言語の文法に沿っ
て解釈し、また所定の処理を実行する。その場合、実際
に図形を描画すべき命令以外のすべて命令が処理対象と
なる。本実施形態では、ページ記述言語としてPostScri
ptが利用されているが、この言語の場合、処理層A10
2において、グラフィック状態の設定復旧、自動変数の
ための領域確保、開放、変数に対する代入、演算、条件
分岐や繰り返し、手続き呼び出しなどの処理が実行され
る。
【0035】すなわち、処理層A102は、描画命令の
解析の後、各描画命令がどんな種類の命令であるかを判
定し、その判定結果に基づいて、処理後の描画命令を送
信側装置100の処理層B103に転送するか、あるい
は通信部104に対して直接転送するかのいずれかを選
択する。PostScript言語の場合、描画命令の種類として
は、ビットマップ画像の描画、閉領域の塗りつぶし、文
字列の印字、の三種類に大きく分類される。この例で
は、処理層A102は、描画命令の種類が文字列の描画
に関する場合に限り、処理後の中間形式の描画命令を通
信部104に送信し、それ以外の命令については、送信
側装置100の処理層B103に前記中間形式の描画命
令を転送している。
解析の後、各描画命令がどんな種類の命令であるかを判
定し、その判定結果に基づいて、処理後の描画命令を送
信側装置100の処理層B103に転送するか、あるい
は通信部104に対して直接転送するかのいずれかを選
択する。PostScript言語の場合、描画命令の種類として
は、ビットマップ画像の描画、閉領域の塗りつぶし、文
字列の印字、の三種類に大きく分類される。この例で
は、処理層A102は、描画命令の種類が文字列の描画
に関する場合に限り、処理後の中間形式の描画命令を通
信部104に送信し、それ以外の命令については、送信
側装置100の処理層B103に前記中間形式の描画命
令を転送している。
【0036】送信側装置100における処理層B103
は、処理層A102から送られてくる中間形式(第1中
間形式)の描画命令を受け取り、それを更に低水準形式
(第2中間形式)に変換する。その形式は、受信側装置
101の処理層C108が受付可能なものである。この
処理層B103には、曲線によって囲まれた閉領域の塗
り潰し、曲線そのものの描画文字の印字などの描画指示
が送られる。処理層B103では、これらによって規定
されている塗り潰し領域を矩形や台形などの簡単な図形
に分割し、それらの領域の塗り潰し命令の列を生成す
る。曲線などの境界を持つような領域については、その
曲線に対して任意の解像度まで折れ線近似などを施した
後にその直線化した境界線に沿って矩形又は台形を当て
はめる近似処理が行われる。
は、処理層A102から送られてくる中間形式(第1中
間形式)の描画命令を受け取り、それを更に低水準形式
(第2中間形式)に変換する。その形式は、受信側装置
101の処理層C108が受付可能なものである。この
処理層B103には、曲線によって囲まれた閉領域の塗
り潰し、曲線そのものの描画文字の印字などの描画指示
が送られる。処理層B103では、これらによって規定
されている塗り潰し領域を矩形や台形などの簡単な図形
に分割し、それらの領域の塗り潰し命令の列を生成す
る。曲線などの境界を持つような領域については、その
曲線に対して任意の解像度まで折れ線近似などを施した
後にその直線化した境界線に沿って矩形又は台形を当て
はめる近似処理が行われる。
【0037】送信側装置100の通信部104は、上述
のように、処理層A102と処理層B103で処理され
た描画命令を受け取り、これらを伝送経路上に送信する
ために適した形式のデータ列に変換し、受信側装置10
1に対して、変換したデータ列を送信する。
のように、処理層A102と処理層B103で処理され
た描画命令を受け取り、これらを伝送経路上に送信する
ために適した形式のデータ列に変換し、受信側装置10
1に対して、変換したデータ列を送信する。
【0038】受信側装置101の通信部106は、送信
されてきたデータ列を受信し、変換前のコマンド列を復
元する。そして、その復元されたコマンド列の種類に従
って各コマンド列を処理層B107または処理層C10
8に転送する。受信側装置101に属する処理層B10
7は、送信側の処理層B103とデータ処理上同等の機
能をもっており、送信側装置100の処理層A102に
よって振り分けられた描画命令の内、受信側装置101
にそのまま送信されたものの処理を行い、送信側装置1
00にある処理層B103が出力する画像コマンド列と
同じ形式で、処理された描画命令を出力する。
されてきたデータ列を受信し、変換前のコマンド列を復
元する。そして、その復元されたコマンド列の種類に従
って各コマンド列を処理層B107または処理層C10
8に転送する。受信側装置101に属する処理層B10
7は、送信側の処理層B103とデータ処理上同等の機
能をもっており、送信側装置100の処理層A102に
よって振り分けられた描画命令の内、受信側装置101
にそのまま送信されたものの処理を行い、送信側装置1
00にある処理層B103が出力する画像コマンド列と
同じ形式で、処理された描画命令を出力する。
【0039】処理層C108は、送信側装置100の処
理層B103あるいは受信側装置101の処理層B10
7で生成された低水準描画命令(第2中間形式の描画命
令)を受け取り、描画命令に対応するイメージを生成す
る。生成されたイメージはページ単位でプリンタ109
や表示器へ転送される。もちろん、そのイメージをネッ
トワークを介して外部の装置へ出力することもできる。
理層B103あるいは受信側装置101の処理層B10
7で生成された低水準描画命令(第2中間形式の描画命
令)を受け取り、描画命令に対応するイメージを生成す
る。生成されたイメージはページ単位でプリンタ109
や表示器へ転送される。もちろん、そのイメージをネッ
トワークを介して外部の装置へ出力することもできる。
【0040】なお、PostScript言語による描画命令の処
理において、文字列の処理を行うに当たって必要なフォ
ントディスクは、送信側装置100、受信側装置101
の双方に内蔵されていてもよいし、どちらかに内蔵され
ているだけであってもよい。また、文字フォントディス
クはその形態が磁気ディスクや光磁気ディスクに限られ
たものではなく、半導体による不揮発性の記憶素子によ
るものでもよいし、揮発性の記憶素子でかつシステムの
初期化動作時に外部からフォントデータを読み込む機構
を備えたものであってもよい。
理において、文字列の処理を行うに当たって必要なフォ
ントディスクは、送信側装置100、受信側装置101
の双方に内蔵されていてもよいし、どちらかに内蔵され
ているだけであってもよい。また、文字フォントディス
クはその形態が磁気ディスクや光磁気ディスクに限られ
たものではなく、半導体による不揮発性の記憶素子によ
るものでもよいし、揮発性の記憶素子でかつシステムの
初期化動作時に外部からフォントデータを読み込む機構
を備えたものであってもよい。
【0041】また、上記の例では、ページ記述言語とし
てPostScriptを採用しているが、後段で説明するよう
に、図形の形状の定義とその形状の描画指示という描画
指示方式を採用している記述言語であるならばどのよう
なものでもよい。また、このような描画指示の方法をと
るものであればページ記述言語でなくてもよく、電子計
算機の表示画面を構成するために使用される指示方法の
系列であってもよい。また、処理層A102の入力が、
図示されていない前段の描画指示作成装置と直接接続さ
れ、描画指示が手続き呼び出しのような本装置に対する
直接操作に相当するものであってもよい。処理層A10
2が複数のページ記述言語を解釈機能を有していてもよ
く、この処理層Aにおいて、外部から入力される描画命
令のコマンドの解析を行う部分とコマンドの実行を行う
部分とがそれぞれ独立した装置になっている構成を有し
ていてもよい。更に、それらの装置が並列に実行する構
成であってもよい。また、この場合、コマンドの解析を
行う部分が複数あってもよく、その解析部が並列に実行
するような構成であってもよい。
てPostScriptを採用しているが、後段で説明するよう
に、図形の形状の定義とその形状の描画指示という描画
指示方式を採用している記述言語であるならばどのよう
なものでもよい。また、このような描画指示の方法をと
るものであればページ記述言語でなくてもよく、電子計
算機の表示画面を構成するために使用される指示方法の
系列であってもよい。また、処理層A102の入力が、
図示されていない前段の描画指示作成装置と直接接続さ
れ、描画指示が手続き呼び出しのような本装置に対する
直接操作に相当するものであってもよい。処理層A10
2が複数のページ記述言語を解釈機能を有していてもよ
く、この処理層Aにおいて、外部から入力される描画命
令のコマンドの解析を行う部分とコマンドの実行を行う
部分とがそれぞれ独立した装置になっている構成を有し
ていてもよい。更に、それらの装置が並列に実行する構
成であってもよい。また、この場合、コマンドの解析を
行う部分が複数あってもよく、その解析部が並列に実行
するような構成であってもよい。
【0042】本実施形態では、描画命令の種類に従っ
て、処理層A102で処理された中間形式の描画命令の
転送先が固定的に決定されているが、そのような振り分
けの戦略を自動的に又はマニュアルで変更できるように
するのが望ましい。その場合には、振り分け条件の追
加、取消などの操作をいずれかの装置又は外部装置から
指定できるように構成するのが望ましい。また、送信側
装置100、受信側装置101及び伝送路105の性能
及び現状負荷を検出して、その検出結果に基づいて、処
理の振り分けを自動的に切り換えるようにするのが望ま
しい。更に、そのような切り換えが、一つのページ記述
言語のファイル単位で行われてもよいが、そのファイル
の処理中に適宜変更されるようなものであってもよい。
そして、その場合に、複数の切り換え条件が予め用意さ
れ、それらの条件を適応的に選択するように構成しても
よい。また、その場合に、各条件選択の基準値ないし尺
度が何らかの指標に応じて順次変化していくものであっ
てもよい。
て、処理層A102で処理された中間形式の描画命令の
転送先が固定的に決定されているが、そのような振り分
けの戦略を自動的に又はマニュアルで変更できるように
するのが望ましい。その場合には、振り分け条件の追
加、取消などの操作をいずれかの装置又は外部装置から
指定できるように構成するのが望ましい。また、送信側
装置100、受信側装置101及び伝送路105の性能
及び現状負荷を検出して、その検出結果に基づいて、処
理の振り分けを自動的に切り換えるようにするのが望ま
しい。更に、そのような切り換えが、一つのページ記述
言語のファイル単位で行われてもよいが、そのファイル
の処理中に適宜変更されるようなものであってもよい。
そして、その場合に、複数の切り換え条件が予め用意さ
れ、それらの条件を適応的に選択するように構成しても
よい。また、その場合に、各条件選択の基準値ないし尺
度が何らかの指標に応じて順次変化していくものであっ
てもよい。
【0043】いずれにしても、本発明に係るシステムに
よれば、段階的な描画処理を送信側及び受信側の両者で
実現できる構成を前提として、各種の事情に応じて、送
信側での処理の打ち切り段階を選択できる。これによ
り、各装置及びネットワークの能力を最大限活用して、
効率的なシステム運用が可能となる。特に、従来システ
ムでは実現されていなかった中間段階での描画命令の伝
送が可能とされているため、負荷調整をより柔軟に行え
る利点がある。
よれば、段階的な描画処理を送信側及び受信側の両者で
実現できる構成を前提として、各種の事情に応じて、送
信側での処理の打ち切り段階を選択できる。これによ
り、各装置及びネットワークの能力を最大限活用して、
効率的なシステム運用が可能となる。特に、従来システ
ムでは実現されていなかった中間段階での描画命令の伝
送が可能とされているため、負荷調整をより柔軟に行え
る利点がある。
【0044】図2は、送信側装置100の処理層A10
2に入力されるPostScript言語で記述された図形描画命
令を含むファイルの一例を示している。符合201はこ
れから描画しようとしている図形の形状を定義している
記述部分を示し、ここでは、左下隅の座標が(100,
100)で、右隅上の座標が(350,350)の一辺
が250の正方形の形状が定義されている。ここで注意
する必要があるのは、符合201の記述部分のみでは、
実際に図形の描画は行われないことである。PostScript
言語においては、この形状の内部を塗り潰す、あるいは
この形状の軌跡を所定の太さの線で描くなどの複数の描
画様態があり、その種類の指定は描画命令の種類によっ
て決定される。符合201の部分では、単に対象となる
図形の形状を定義しているだけであり、実際の描画命令
は含まれていない。符合202は、定義された図形を描
画するに当たっての色を指定する命令であり、ここでは
赤が指定されている。
2に入力されるPostScript言語で記述された図形描画命
令を含むファイルの一例を示している。符合201はこ
れから描画しようとしている図形の形状を定義している
記述部分を示し、ここでは、左下隅の座標が(100,
100)で、右隅上の座標が(350,350)の一辺
が250の正方形の形状が定義されている。ここで注意
する必要があるのは、符合201の記述部分のみでは、
実際に図形の描画は行われないことである。PostScript
言語においては、この形状の内部を塗り潰す、あるいは
この形状の軌跡を所定の太さの線で描くなどの複数の描
画様態があり、その種類の指定は描画命令の種類によっ
て決定される。符合201の部分では、単に対象となる
図形の形状を定義しているだけであり、実際の描画命令
は含まれていない。符合202は、定義された図形を描
画するに当たっての色を指定する命令であり、ここでは
赤が指定されている。
【0045】符合203の部分が実際の描画行為を引き
起こす命令であり、この命令は、今まで定義されてきた
図形の内部を直前に指示された色を用いて塗り潰すとい
うものである。処理層A102は、この描画命令203
によって、この命令の種類を判別することができる。Po
stScript言語においては、各描画命令を判別することに
より、この命令が塗りつぶしであるか、ビットマップの
描画であるか、文字列の印字であるかどうかを容易に判
別可能である。
起こす命令であり、この命令は、今まで定義されてきた
図形の内部を直前に指示された色を用いて塗り潰すとい
うものである。処理層A102は、この描画命令203
によって、この命令の種類を判別することができる。Po
stScript言語においては、各描画命令を判別することに
より、この命令が塗りつぶしであるか、ビットマップの
描画であるか、文字列の印字であるかどうかを容易に判
別可能である。
【0046】符合204で示す部分は、符合201と同
様に、次の図形についての定義が記述されている部分で
あり、ここでは、中心の座標が(350,350)で半
径150の真円が定義されている。符合205で示す部
分は、前述の符合202の部分と同様に、描画の際に用
いる色の指定に相当しており、ここでは青が指定されて
いる。符合206の部分は、前述の203と同じく、図
形内部の塗り潰し命令であり、ここでは、その前に定義
されている円の内部を青色で塗りつぶす処理が指示され
ている。符合207は、アルファベットの「M」をHelv
eticaという名前のフォントを使用し150ポイントで
左下角の座標(250,0)の位置に緑色で描画する指
示である。
様に、次の図形についての定義が記述されている部分で
あり、ここでは、中心の座標が(350,350)で半
径150の真円が定義されている。符合205で示す部
分は、前述の符合202の部分と同様に、描画の際に用
いる色の指定に相当しており、ここでは青が指定されて
いる。符合206の部分は、前述の203と同じく、図
形内部の塗り潰し命令であり、ここでは、その前に定義
されている円の内部を青色で塗りつぶす処理が指示され
ている。符合207は、アルファベットの「M」をHelv
eticaという名前のフォントを使用し150ポイントで
左下角の座標(250,0)の位置に緑色で描画する指
示である。
【0047】符合208で示す部分は、今まで描かれた
図形までをこのページの内容として紙ないしその他の出
力媒体へ出力する命令である。この命令によって図形の
書き込まれた画像データが後段の装置に転送されると、
今までの画像データが消去され、空白の状態から次のペ
ージの内容が書き込まれていく。
図形までをこのページの内容として紙ないしその他の出
力媒体へ出力する命令である。この命令によって図形の
書き込まれた画像データが後段の装置に転送されると、
今までの画像データが消去され、空白の状態から次のペ
ージの内容が書き込まれていく。
【0048】このようにPostScript言語による図形記述
においては、書き込むべき図形についての定義・色の指
定などの描画処理におけるオプションの指示と、描画の
種類の指定と、描画処理の実行指示と、が含まれる。こ
の実行指示に処理系が遭遇した時点で、その描画指示の
実行に必要なデータおよびオプション指示の内容がデフ
ォルト値を含めて全て確定している。
においては、書き込むべき図形についての定義・色の指
定などの描画処理におけるオプションの指示と、描画の
種類の指定と、描画処理の実行指示と、が含まれる。こ
の実行指示に処理系が遭遇した時点で、その描画指示の
実行に必要なデータおよびオプション指示の内容がデフ
ォルト値を含めて全て確定している。
【0049】したがって、上記ポストスクリプト言語に
よる図形記述の場合、符合201から符合203までの
記述によって確定した図形描画処理と、符合204から
符合206の記述によって確定した図形描画処理と、符
合207の記述は、それぞれ独立した描画指示として処
理層A102で仕分け処理される。
よる図形記述の場合、符合201から符合203までの
記述によって確定した図形描画処理と、符合204から
符合206の記述によって確定した図形描画処理と、符
合207の記述は、それぞれ独立した描画指示として処
理層A102で仕分け処理される。
【0050】図3は、図2の記述を実行した結果、描画
されるべきイメージを示している。そのイメージは、図
2の記述によって指定された内部を塗り潰された三つの
オブジェクトを含み、図形301が図2の符合201か
ら符合203までの図形記述によって描かれる図形であ
り、図形302が図2の符合204から符合206まで
の記述に対応した図形、また図形303が図2の符合2
07の記述に対応した図形である。
されるべきイメージを示している。そのイメージは、図
2の記述によって指定された内部を塗り潰された三つの
オブジェクトを含み、図形301が図2の符合201か
ら符合203までの図形記述によって描かれる図形であ
り、図形302が図2の符合204から符合206まで
の記述に対応した図形、また図形303が図2の符合2
07の記述に対応した図形である。
【0051】このように、各図形の描画処理に重なり合
った領域に対する処理以外を除いて各図形間の描画処理
が独立して処理できるような図形記述方式のすべてに対
して本発明を適用可能である。そのような例としてはIn
terpress言語による図形記述や、ビットマップディスプ
レイに対して図形描画を容易にするためのサブルーチン
ライブラリ(MicroSoft WindowsによるGDI関数ライ
ブラリ、およびAppleComputer社製MacOSのQuickDraw関
数)の呼び出し系列などがある。なお、それらの各固有
名称は商標である。
った領域に対する処理以外を除いて各図形間の描画処理
が独立して処理できるような図形記述方式のすべてに対
して本発明を適用可能である。そのような例としてはIn
terpress言語による図形記述や、ビットマップディスプ
レイに対して図形描画を容易にするためのサブルーチン
ライブラリ(MicroSoft WindowsによるGDI関数ライ
ブラリ、およびAppleComputer社製MacOSのQuickDraw関
数)の呼び出し系列などがある。なお、それらの各固有
名称は商標である。
【0052】図4は、図2に示した描画命令を処理層A
102で処理した結果を例示するものである。この処理
結果は、上記のように、処理層B103または通信部1
04に転送される。この描画命令の内容は、図2の符合
201から符合203までの描画命令の記述を処理した
結果に相当している。
102で処理した結果を例示するものである。この処理
結果は、上記のように、処理層B103または通信部1
04に転送される。この描画命令の内容は、図2の符合
201から符合203までの描画命令の記述を処理した
結果に相当している。
【0053】符合401は、この命令データが処理層A
から出力されたことを示す識別子を示している。この識
別子は、後述の識別子501(図5参照)と同様、通信
部104及び通信部106が各描画命令がどの処理層か
ら出力されてきたものであるか、換言すれば、伝送され
る描画命令のデータ形式のレベルを表すものである。特
に、通信部106においては、受信された描画命令の振
り分け時に参照される。もちろん、通信部106におい
て、各描画命令の振り分けを行える限りにおいて、識別
子に相当する情報は描画命令とは別体に伝送してもよ
い。
から出力されたことを示す識別子を示している。この識
別子は、後述の識別子501(図5参照)と同様、通信
部104及び通信部106が各描画命令がどの処理層か
ら出力されてきたものであるか、換言すれば、伝送され
る描画命令のデータ形式のレベルを表すものである。特
に、通信部106においては、受信された描画命令の振
り分け時に参照される。もちろん、通信部106におい
て、各描画命令の振り分けを行える限りにおいて、識別
子に相当する情報は描画命令とは別体に伝送してもよ
い。
【0054】符合402はこの描画命令が描画する図形
の定義を表現している要素の数を表している。符合40
3が示す5個の要素は、この描画命令が描画する図形の
定義を構成している。この定義の要素数は符合402の
データを参照することによって特定できる。この例では
直線のみからなる図形となっているが、これらの図形定
義の中に曲線の線分が含まれていることは当然ありう
る。また、この例では、図形定義の表現方法としてPost
Scriptによる表現方法と酷似した方法を用いているが、
そのような図形の定義の情報が充分な精度をもって取得
できる限りにおいて、図形についての表現方法としては
各種のものを採用しうる。
の定義を表現している要素の数を表している。符合40
3が示す5個の要素は、この描画命令が描画する図形の
定義を構成している。この定義の要素数は符合402の
データを参照することによって特定できる。この例では
直線のみからなる図形となっているが、これらの図形定
義の中に曲線の線分が含まれていることは当然ありう
る。また、この例では、図形定義の表現方法としてPost
Scriptによる表現方法と酷似した方法を用いているが、
そのような図形の定義の情報が充分な精度をもって取得
できる限りにおいて、図形についての表現方法としては
各種のものを採用しうる。
【0055】符合404は、この描画命令の描画様態に
関する指定を表している。この例では、定義された図形
領域の内部を巻き線規則によって塗り潰す描画が指定さ
れている。この他には、塗り潰しの際に巻き線規則では
なく、偶奇規則を用いる塗り潰し、定義された図形の軌
跡の線を描画する命令等がある。またそれ以外の命令で
あってもよい。文字列の印字の命令などをこの出力デー
タの一変形として実現してもよい。その時には、図形定
義の代わりに印字すべき文字列や印字位置などの情報が
含まれることになる。
関する指定を表している。この例では、定義された図形
領域の内部を巻き線規則によって塗り潰す描画が指定さ
れている。この他には、塗り潰しの際に巻き線規則では
なく、偶奇規則を用いる塗り潰し、定義された図形の軌
跡の線を描画する命令等がある。またそれ以外の命令で
あってもよい。文字列の印字の命令などをこの出力デー
タの一変形として実現してもよい。その時には、図形定
義の代わりに印字すべき文字列や印字位置などの情報が
含まれることになる。
【0056】符合405は、この塗り潰しの際に使用す
る色についての指定を表している。このような描画指示
についてのオプション情報としては、その他に、塗り潰
しの際のスクリーン情報等が含まれる。また描画様態の
指定が図形のアウトラインを線分で描画するというもの
である場合には、描画する際の線分の太さ、色、先端の
形状、角の形状などが指定される。これらいずれの場合
においても、またいずれの変形例の場合においても、こ
の出力情報には、描画処理の態様についての指定とその
処理を行うに際して必要となる付加情報のすべてが含ま
れ、その実現方法としては、各種のものを採用可能であ
る。
る色についての指定を表している。このような描画指示
についてのオプション情報としては、その他に、塗り潰
しの際のスクリーン情報等が含まれる。また描画様態の
指定が図形のアウトラインを線分で描画するというもの
である場合には、描画する際の線分の太さ、色、先端の
形状、角の形状などが指定される。これらいずれの場合
においても、またいずれの変形例の場合においても、こ
の出力情報には、描画処理の態様についての指定とその
処理を行うに際して必要となる付加情報のすべてが含ま
れ、その実現方法としては、各種のものを採用可能であ
る。
【0057】図5は、送信側装置100の処理層B10
3及び受信側装置101の処理層B107から出力され
る描画命令の一例を示す図である。本実施形態では、処
理層C108では、描画するイメージの解像度を実現す
るのに十分な小ささの長方形の描画命令を受け取り、各
長方形を塗りつぶすという処理を行っている。すなわ
ち、第2中間形式の描画命令からラスターイメージを生
成している。
3及び受信側装置101の処理層B107から出力され
る描画命令の一例を示す図である。本実施形態では、処
理層C108では、描画するイメージの解像度を実現す
るのに十分な小ささの長方形の描画命令を受け取り、各
長方形を塗りつぶすという処理を行っている。すなわ
ち、第2中間形式の描画命令からラスターイメージを生
成している。
【0058】図5は、図4で示された高水準命令(第1
中間形式の描画命令)を処理した結果として発生した低
水準描画命令(第2中間形式の描画命令)の例を示して
いる。この例では、処理層B103が図4に表現された
250単位四方の正方形領域を、x軸の辺の長さ25
0、y軸の辺の長さが10の長方形25個分に分割した
ものとしている。各描画命令は、この命令が処理層Bか
ら出力されたことを識別するための識別子501と、こ
の命令の内容を表現するデータと、で構成されている。
符合502は描画指示を示ししており、左下の点が(1
00,100)で右上の点が(350,110)で確定
する長方形の領域を塗り潰す指示に相当している。符合
503は、この塗り潰しに使用される色(R=1.0,
G=0.0,B=0.0)の指定が書かれている部分を
示している。
中間形式の描画命令)を処理した結果として発生した低
水準描画命令(第2中間形式の描画命令)の例を示して
いる。この例では、処理層B103が図4に表現された
250単位四方の正方形領域を、x軸の辺の長さ25
0、y軸の辺の長さが10の長方形25個分に分割した
ものとしている。各描画命令は、この命令が処理層Bか
ら出力されたことを識別するための識別子501と、こ
の命令の内容を表現するデータと、で構成されている。
符合502は描画指示を示ししており、左下の点が(1
00,100)で右上の点が(350,110)で確定
する長方形の領域を塗り潰す指示に相当している。符合
503は、この塗り潰しに使用される色(R=1.0,
G=0.0,B=0.0)の指定が書かれている部分を
示している。
【0059】この描画命令の場合、処理層B103、1
07の入力としての一つの描画命令を受け、その出力と
して25個の描画命令が生成され、それらが処理層C1
08で処理されることになる。この描画命令は描画対象
が長方形であるが、描画図形が円の場合には描画領域の
解像度に比例して分割された長方形の数が増大する。本
実施形態のシステムでは、このような処理を行う処理層
Bが送信側及び受信側の双方にあり、系全体の処理速度
にとって有利になるように、それらを選択可能である。
すなわち、伝送するデータのレベル(水準)を切り換え
ることが可能であり、その限りにおいて、様々な態様を
取りうる。
07の入力としての一つの描画命令を受け、その出力と
して25個の描画命令が生成され、それらが処理層C1
08で処理されることになる。この描画命令は描画対象
が長方形であるが、描画図形が円の場合には描画領域の
解像度に比例して分割された長方形の数が増大する。本
実施形態のシステムでは、このような処理を行う処理層
Bが送信側及び受信側の双方にあり、系全体の処理速度
にとって有利になるように、それらを選択可能である。
すなわち、伝送するデータのレベル(水準)を切り換え
ることが可能であり、その限りにおいて、様々な態様を
取りうる。
【0060】図6は、処理層A102における処理の手
順を表す流れ図である。この例では、PostScript言語に
よる図形表現を解析する処理系を前提としているが、そ
の際には、各描画命令ごとに図4で示したような出力形
式のデータが作成され、その描画命令が通信部104か
または処理層B103のどちらかに送られる。
順を表す流れ図である。この例では、PostScript言語に
よる図形表現を解析する処理系を前提としているが、そ
の際には、各描画命令ごとに図4で示したような出力形
式のデータが作成され、その描画命令が通信部104か
または処理層B103のどちらかに送られる。
【0061】まず、図6のS601の描画処理のスター
ト時点で、PostScript言語が規定しているグラフィック
状態の初期化が行われる。その値は描画の状況によって
変化し、各ページの一番最初であるならば、全ての値は
言語仕様で定められているグラフィック状態のみが指定
された値にリセットされる。
ト時点で、PostScript言語が規定しているグラフィック
状態の初期化が行われる。その値は描画の状況によって
変化し、各ページの一番最初であるならば、全ての値は
言語仕様で定められているグラフィック状態のみが指定
された値にリセットされる。
【0062】処理層A102では、上記初期化処理の終
了後、PostScript言語プログラムの字句解析処理603
が行われる。この時点で、読み込むべき字句が無い場合
には、該当する判断処理S602によって処理層A10
2の処理が終了する。S603において、PostScript言
語の場合は一つの字句が直ちに一つの処理の実行を示
し、S604で、その実行内容が描画命令なのかその他
の命令なのかの判断がされる。すなわち、S604で
は、描画命令か否かの判断が行われ、もし描画命令以外
の命令であればS605で命令の実行処理を行い、後続
の解析するべき字句がある限り、S603で次の字句解
析処理を行う。S604の判断処理によって描画命令と
判断された実効命令は、S606において、図4で説明
した形式の描画命令のデータ構造に変換される。この
時、このデータ構造の構成処理は、該当する描画命令の
他に、前記グラフィック状態の現状値の情報を取得しつ
つ行われる。
了後、PostScript言語プログラムの字句解析処理603
が行われる。この時点で、読み込むべき字句が無い場合
には、該当する判断処理S602によって処理層A10
2の処理が終了する。S603において、PostScript言
語の場合は一つの字句が直ちに一つの処理の実行を示
し、S604で、その実行内容が描画命令なのかその他
の命令なのかの判断がされる。すなわち、S604で
は、描画命令か否かの判断が行われ、もし描画命令以外
の命令であればS605で命令の実行処理を行い、後続
の解析するべき字句がある限り、S603で次の字句解
析処理を行う。S604の判断処理によって描画命令と
判断された実効命令は、S606において、図4で説明
した形式の描画命令のデータ構造に変換される。この
時、このデータ構造の構成処理は、該当する描画命令の
他に、前記グラフィック状態の現状値の情報を取得しつ
つ行われる。
【0063】S607では、描画命令の種類を元に作成
されたデータ構造をどこに送るかが決定される。この例
では、描画命令が文字列処理以外である場合、当該描画
命令が送信装置側の処理層B103に転送され、一方、
文字列描画処理命令の場合には当該描画命令が通信部1
04に出力される。S608及びS609では、それぞ
れの送信処理が実行される。いずれの場合においても、
送信処理の終了後にはS601に戻り、次の描画命令の
ためのグラフィック状態の初期化の処理以降の各処理が
実行される。
されたデータ構造をどこに送るかが決定される。この例
では、描画命令が文字列処理以外である場合、当該描画
命令が送信装置側の処理層B103に転送され、一方、
文字列描画処理命令の場合には当該描画命令が通信部1
04に出力される。S608及びS609では、それぞ
れの送信処理が実行される。いずれの場合においても、
送信処理の終了後にはS601に戻り、次の描画命令の
ためのグラフィック状態の初期化の処理以降の各処理が
実行される。
【0064】ところで、上記の実施形態では、全体とし
て処理層が三層に分割されていたが、更にその分割数を
増大させてもよい。一般に、処理層をN層に分割し、対
応する処理層を上位から0,1...N−1とすると処
理層0は、送信側装置のみにあり、処理層N−1は受信
側装置のみにあることになる。そして、中間の処理層1
から処理層N−2は送信側装置と受信側装置の双方が持
つ構成となる。各処理層iでは、対応する処理が終了し
た後、上記の実施形態の場合と同様に、描画命令のデー
タ構造を作成するが、その送り先として上記実施形態と
同様に、通信部へ送るか次段の処理層i+1へ送付する
かの二通りが選択できるような構成となる。この場合、
生成したデータ構造をどちらへ送付するかを判断する機
構は、送信側の最終段の処理層N−2以外に設けられ
る。受信側の通信部は、受信された描画命令を解析し、
この描画命令をその処理レベルに応じた処理層に対して
転送する。
て処理層が三層に分割されていたが、更にその分割数を
増大させてもよい。一般に、処理層をN層に分割し、対
応する処理層を上位から0,1...N−1とすると処
理層0は、送信側装置のみにあり、処理層N−1は受信
側装置のみにあることになる。そして、中間の処理層1
から処理層N−2は送信側装置と受信側装置の双方が持
つ構成となる。各処理層iでは、対応する処理が終了し
た後、上記の実施形態の場合と同様に、描画命令のデー
タ構造を作成するが、その送り先として上記実施形態と
同様に、通信部へ送るか次段の処理層i+1へ送付する
かの二通りが選択できるような構成となる。この場合、
生成したデータ構造をどちらへ送付するかを判断する機
構は、送信側の最終段の処理層N−2以外に設けられ
る。受信側の通信部は、受信された描画命令を解析し、
この描画命令をその処理レベルに応じた処理層に対して
転送する。
【0065】このような変形を施した結果、処理段階の
分割が3の場合と比較して、システム全体の性能の最適
化自由度がより高まり、どの段階の処理をどちらで行う
かの切替えの戦略として、より適した方法を採用するこ
とが可能となる。
分割が3の場合と比較して、システム全体の性能の最適
化自由度がより高まり、どの段階の処理をどちらで行う
かの切替えの戦略として、より適した方法を採用するこ
とが可能となる。
【0066】また、上記の実施形態では、送信側装置の
処理部において、各処理層が処理済みの描画命令の送付
先を判断し、すなわち出力先を切り換える機能を有して
いたが、それには限られない。例えば、図7に示すよう
に、送信側装置100及び受信側装置101のそれぞれ
に装置の制御を行うコントローラ110、112を設
け、その内のいずれかが送信側装置における描画命令の
処理の打ち切りレベルを判定するとともに、コントロー
ラ110によって、送信側装置100における処理層1
02Aの出力先の切り換えを行わせてもよい。もちろ
ん、これ以外にも実現方法としては各種のものがあり、
例えば、その切り換え制御を外部装置に行わせてもよ
い。この変形例の構成によれば、処理層A102Aに切
り換え処理を負担させなくてもよく、当該処理層の構成
をシンプルにできる。特に、処理層の階層が多数になっ
た場合に有利である。
処理部において、各処理層が処理済みの描画命令の送付
先を判断し、すなわち出力先を切り換える機能を有して
いたが、それには限られない。例えば、図7に示すよう
に、送信側装置100及び受信側装置101のそれぞれ
に装置の制御を行うコントローラ110、112を設
け、その内のいずれかが送信側装置における描画命令の
処理の打ち切りレベルを判定するとともに、コントロー
ラ110によって、送信側装置100における処理層1
02Aの出力先の切り換えを行わせてもよい。もちろ
ん、これ以外にも実現方法としては各種のものがあり、
例えば、その切り換え制御を外部装置に行わせてもよ
い。この変形例の構成によれば、処理層A102Aに切
り換え処理を負担させなくてもよく、当該処理層の構成
をシンプルにできる。特に、処理層の階層が多数になっ
た場合に有利である。
【0067】また、変形例として、図8に示すように、
受信側装置100と送信側装置101の間に、処理層1
からN−1まで(処理層B〜D)を装備する中間処理装
置120を挿入する構成も考えられる。この中間処理装
置120は送信側装置100から送られてくる描画命令
を通信部122で受信し、任意の処理レベルまでの処理
を指定された戦略によって実行し、後続の処理を受信側
装置101に委ねるという機能を有する。すなわち、図
8に示す例では、中間処理装置120が送信側装置10
0及び受信側装置101と同様の1又は複数の処理層を
具備し、代替的処理が可能になっている。ちなみに、中
間処理装置120は受信側装置100と送信側装置10
1の間に可能な限り複数台設置することができる。
受信側装置100と送信側装置101の間に、処理層1
からN−1まで(処理層B〜D)を装備する中間処理装
置120を挿入する構成も考えられる。この中間処理装
置120は送信側装置100から送られてくる描画命令
を通信部122で受信し、任意の処理レベルまでの処理
を指定された戦略によって実行し、後続の処理を受信側
装置101に委ねるという機能を有する。すなわち、図
8に示す例では、中間処理装置120が送信側装置10
0及び受信側装置101と同様の1又は複数の処理層を
具備し、代替的処理が可能になっている。ちなみに、中
間処理装置120は受信側装置100と送信側装置10
1の間に可能な限り複数台設置することができる。
【0068】このような構成によれば、上記実施形態の
場合に比べて、システム全体の性能を最適化するための
自由度がより高まり、どの段階の処理をどちらで行うか
の切替えの戦略として、より適した方法を採用すること
が可能となる。さらに、システム全体の処理の並列度が
高まり、システム全体の処理効果が高まるという効果を
得られる。また、この構成では、従来のパイプライン並
列処理装置と比較して各処理装置の処理分担を自由に調
整することができるため、システム全体の負荷のバラン
スをいつでも柔軟に調整することができる。
場合に比べて、システム全体の性能を最適化するための
自由度がより高まり、どの段階の処理をどちらで行うか
の切替えの戦略として、より適した方法を採用すること
が可能となる。さらに、システム全体の処理の並列度が
高まり、システム全体の処理効果が高まるという効果を
得られる。また、この構成では、従来のパイプライン並
列処理装置と比較して各処理装置の処理分担を自由に調
整することができるため、システム全体の負荷のバラン
スをいつでも柔軟に調整することができる。
【0069】なお、本発明は、印刷システムの他、他の
画像処理システムにおいても同様に適用可能である。
画像処理システムにおいても同様に適用可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信側装置及び受信側装置の処理負担を適切かつ合理的
に調整できる。また、本発明によれば、オリジナルのコ
ード(ベクトル)形式と最終的なラスター形式の中間形
式による印刷データの送信が可能となり、これによって
伝送されるデータ量の柔軟な調整が可能となる。
送信側装置及び受信側装置の処理負担を適切かつ合理的
に調整できる。また、本発明によれば、オリジナルのコ
ード(ベクトル)形式と最終的なラスター形式の中間形
式による印刷データの送信が可能となり、これによって
伝送されるデータ量の柔軟な調整が可能となる。
【図1】 本発明に係る印刷システムの好適な実施形態
を示す概念図である。
を示す概念図である。
【図2】 描画命令からなるファイルの内容を示す図で
ある。
ある。
【図3】 描画されるイメージの関係を示す図である。
【図4】 第1中間形式の描画命令を示す図である。
【図5】 第2中間形式の描画命令を示す図である。
【図6】 処理層Aの動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図7】 変形例の構成を示す図である。
【図8】 変形例の構成を示す図である。
90 送信側処理部、92 受信側処理部、100 送
信側装置、101 受信側装置、102 処理層A、1
03 処理層B、104 通信部、105 伝送路、1
06 通信部、107 処理層B、108 処理層C。
信側装置、101 受信側装置、102 処理層A、1
03 処理層B、104 通信部、105 伝送路、1
06 通信部、107 処理層B、108 処理層C。
Claims (9)
- 【請求項1】 描画命令を送信する送信側装置と、前記
描画命令を受信して画像を出力する受信側装置と、を含
むシステムにおいて、 前記送信側装置は、 前記描画命令を段階的に処理可能な処理部であって、少
なくとも1つの中間形式を含む複数の出力形式をもった
送信側処理部と、 前記送信側処理部で処理された描画命令を送信する送信
部と、 を含み、 前記受信側装置は、 前記送信側装置から送信された描画命令を受信する受信
部と、 前記受信された描画命令を段階的に処理可能な処理部で
あって、前記受信された描画命令の処理レベルに応じて
当該描画命令を処理する受信側処理部と、 を含み、 前記送信側処理部及び前記受信側処理部はともに同等の
データ処理機能をもった少なくとも1つの処理層を有
し、 前記送信側処理部における描画命令の処理レベルを切り
換える手段が設けられたことを特徴とする画像処理シス
テム。 - 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記送信側処理部は階層的関係を有する複数の送信側処
理層で構成され、 前記受信側処理部は階層的関係を有する複数の受信側処
理層で構成され、 2番目から最下位までの送信側処理層と最上位から最下
位−1番目の受信側処理層とがそれぞれ対応することを
特徴とする画像処理システム。 - 【請求項3】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記送信側処理部は、 ページ記述言語で記述された描画命令を第1中間形式の
描画命令に処理する第1送信側処理層と、 前記第1中間形式の描画命令を第2中間形式の描画命令
に処理する第2送信側処理層と、 を含み、 前記受信側処理部は、 前記第1中間形式の描画命令を第2中間形式の描画命令
に処理する第1受信側処理層と、 前記第2中間形式の描画命令をラスターデータに処理す
る第2受信側処理層と、 を含むことを特徴とする画像処理システム。 - 【請求項4】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記処理レベルを切り換える手段は、描画オブジェクト
の種類に従って描画命令の処理レベルを切り換えること
を特徴とする画像処理システム。 - 【請求項5】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記処理レベルを切り換える手段は、前記送信側装置、
前記受信側装置及び両者間のネットワークの少なくとも
1つの負荷に従って、描画命令の処理レベルを切り換え
ることを特徴とする画像処理システム。 - 【請求項6】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記送信側装置は、前記送信側装置から前記受信側装置
へ送信される描画命令に、当該描画命令の処理レベルを
表す識別子を付加する手段を含み、 前記受信側装置は、前記受信された描画命令の処理レベ
ルを前記識別子に従って判定する手段を含むことを特徴
とする画像処理システム。 - 【請求項7】 ネットワークに接続され、段階的なデー
タ処理機能を有する送信側装置と、 前記ネットワークに接続され、前記送信側装置と部分的
に重複した段階的なデータ処理機能を有する受信側装置
と、 所定条件に従って、前記送信側装置及び前記受信側装置
の両者のデータ処理分担を切り換える手段と、 を含むことを特徴とする画像処理システム。 - 【請求項8】 ネットワークに接続され、段階的なデー
タ処理機能を有する送信側装置と、 前記ネットワークに接続され、前記送信側装置と部分的
に重複した段階的なデータ処理機能を有する受信側装置
と、 前記ネットワークに接続され、前記送信側装置及び前記
受信側装置と部分的に重複した段階的なデータ処理機能
を有する中間処理装置と、 所定条件に従って、前記送信側装置、前記受信側装置及
び前記中間処理装置のデータ処理分担を切り換える手段
と、 を含むことを特徴とする画像処理システム。 - 【請求項9】 コード形式の描画命令を、コード形式と
ラスター形式の間の中間形式で送信可能な送信側装置
と、 前記送信側装置からの描画命令を受信して処理しラスタ
ーイメージを出力する装置であって、前記中間形式での
描画命令の受け入れ処理が可能な受信側装置と、 を含むことを特徴とする画像処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1132499A JP2000207154A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 画像処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1132499A JP2000207154A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 画像処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000207154A true JP2000207154A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11774857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1132499A Pending JP2000207154A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 画像処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000207154A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006218772A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像形成装置、描画命令情報生成方法、描画命令情報生成プログラム、描画命令情報生成プログラムを記録した記録媒体 |
JP2006218771A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像形成装置、描画命令生成方法、描画命令生成プログラム、描画命令生成プログラムを記録した記録媒体 |
JP2008117379A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-05-22 | Toshiba Corp | エンコードされたラスタ文書を生成するシステム、方法およびコンピュータプログラム |
JP2016162238A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 株式会社リコー | 画像処理システム、処理実行制御装置、画像形成出力制御装置、画像処理システムの制御プログラム、画像処理システムの制御方法 |
JP2016177787A (ja) * | 2016-02-22 | 2016-10-06 | 株式会社リコー | 画像形成出力制御装置、画像形成出力制御装置の制御プログラム、画像形成出力制御装置の制御方法、画像処理システム |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP1132499A patent/JP2000207154A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006218772A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像形成装置、描画命令情報生成方法、描画命令情報生成プログラム、描画命令情報生成プログラムを記録した記録媒体 |
JP2006218771A (ja) * | 2005-02-10 | 2006-08-24 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、画像形成装置、描画命令生成方法、描画命令生成プログラム、描画命令生成プログラムを記録した記録媒体 |
JP4630081B2 (ja) * | 2005-02-10 | 2011-02-09 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画像形成装置、描画命令生成方法、描画命令生成プログラム、描画命令生成プログラムを記録した記録媒体 |
JP4630082B2 (ja) * | 2005-02-10 | 2011-02-09 | 株式会社リコー | 画像処理装置、画像形成装置、描画命令情報生成方法、描画命令情報生成プログラム、描画命令情報生成プログラムを記録した記録媒体 |
JP2008117379A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-05-22 | Toshiba Corp | エンコードされたラスタ文書を生成するシステム、方法およびコンピュータプログラム |
JP2016162238A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 株式会社リコー | 画像処理システム、処理実行制御装置、画像形成出力制御装置、画像処理システムの制御プログラム、画像処理システムの制御方法 |
JP2016177787A (ja) * | 2016-02-22 | 2016-10-06 | 株式会社リコー | 画像形成出力制御装置、画像形成出力制御装置の制御プログラム、画像形成出力制御装置の制御方法、画像処理システム |
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