JP2000206012A - ガスサンプリング装置 - Google Patents

ガスサンプリング装置

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JP2000206012A
JP2000206012A JP11004162A JP416299A JP2000206012A JP 2000206012 A JP2000206012 A JP 2000206012A JP 11004162 A JP11004162 A JP 11004162A JP 416299 A JP416299 A JP 416299A JP 2000206012 A JP2000206012 A JP 2000206012A
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JP
Japan
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drain
water level
dust filter
separator
gas
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JP11004162A
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English (en)
Inventor
Yoshimi Matsuura
良視 松浦
Takuji Ikuta
卓司 生田
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダストフィルタを交換することなくその目詰
まりを除去できるようにして、ダスト除去の作業負担を
軽減させる。 【解決手段】 ダストフィルタ5を経たサンプルガスを
取り込むドレンセパレータ1と、ドレンセパレータ1内
のサンプルガスを吸引して分析計3に送出するポンプ2
とを備え、ドレンセパレータ1内で生成されたドレン
を、下端が水封されたドレン管6を通して下方のドレン
ポット4に導くように構成し、ドレン管6内の水位が所
定高さに上昇したことを検出する光センサ10と、ダス
トフィルタ5の目詰まりを吹き飛ばすエアーポンプ17
とを設け、光センサ10が検出作動するとエアーポンプ
17が作動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスサンプリング
装置に係り、詳しくは、ドレンセパレータの上流側に配
置されるダストフィルタの目詰まり防止機能を確実に発
揮できるようにして、サンプルガスの分析作動を良好に
維持し得るようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ボイラー排ガスの分析に使用す
るガス分析計は、煙道からサンプリングされたサンプル
ガスを分析し、ガス中のSOx量やNOx量等を測定す
る。煙道の排ガスは燃焼によって生じた水分や排ガス粒
子等の塵埃を多量に含んでおり、それら水分や塵埃が分
析計に入ると、サンプルガスラインを詰まらせたり、検
出器の指示異常を引き起こす原因になったりするので、
サンプルガスは除塵並びに除湿された状態としてから分
析計に供給するようにしている。
【0003】従来のガスサンプリング装置としては、図
6に示すように、採取されたサンプルガスを先ずダスト
フィルタ5を通して除塵し、かつ、次に除湿手段である
ドレンセパレータ1を通して除湿してから分析計3に供
給するようにしている。この場合、サンプルガスを分析
計3に確実に送り込むために、ドレンセパレータ1と分
析計3との間にポンプ2を介装し、その吸い込み負圧で
ダストフィルタ5とドレンセパレータ1とをサンプルガ
スが円滑に通過できるようにしてある。
【0004】ダストフィルタ5は時間が経つに連れて目
詰まりしてくるので、そうなるとドレセパレータ1内部
の圧力が下がり、ドレンセパレータ1下端に垂下状態で
接続されたドレン管6の水位が上昇する。故に、従来で
は作業者がドレン管6の水位を目視チェックし、所定高
さに水位が上昇したことをもってダストフィルタ5の交
換時期であることを認識するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の目視によるドレ
ン管チェック手段では、万全を期すべく一定周期で点検
を行うものとしても、サンプルガス中のダスト量が急激
に増えることが生じるとフィルタ交換時期が遅れ、分析
計に水が入って欠測原因となる等、測定トラブルを招く
おそれがあった。又、ドレン管の目視チェックを行うに
は、ガスサンプリング装置の設置場所に出向いて行かね
ばならないという煩わしさもあった。
【0006】本発明は、ダストフィルタの交換時期をそ
の設置場所に出向く必要なく、かつ、的確に知り得るよ
うにして、ダストフィルタの所期以上の目詰まりを確実
に防止できるようにすることを目的とする。又、ダスト
フィルタを交換することなくその目詰まりを除去できる
ようにして、ダスト除去の作業負担を軽減させることも
目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、ガ
スサンプリング装置において、ダストフィルタと、ダス
トフィルタを経た状態で容器内に取り込まれるサンプル
ガスを容器の内外温度差で冷やして除湿するドレンセパ
レータと、ドレンセパレータ内のサンプルガスを吸引し
て送出するポンプとを備え、ドレンセパレータ内で生成
されたドレンを、下端が水封されたドレン管を通してド
レンセパレータの下方に配置されたドレンポットに導く
ように構成するとともに、ドレン管内の水位が所定高さ
に上昇したことを検出する水位検出手段と、水位検出手
段が検出作動したことを知らしめる認知手段とを設けて
あることを特徴とする。
【0008】第2発明は、ガスサンプリング装置におい
て、ダストフィルタと、ダストフィルタを経た状態で容
器内に取り込まれるサンプルガスを容器の内外温度差で
冷やして除湿するドレンセパレータと、ドレンセパレー
タ内のサンプルガスを吸引して送出するポンプとを備
え、ドレンセパレータ内で生成されたドレンを、下端が
水封されたドレン管を通してドレンセパレータの下方に
配置されたドレンポットに導くように構成し、ドレン管
内の水位が所定高さに上昇したことを検出する水位検出
手段と、ダストフィルタの目詰まりを除去又は軽減可能
な詰まり解除手段とを設け、水位検出手段が検出作動す
ると詰まり解除手段が作動するように構成してあること
を特徴とする。
【0009】第3発明は、第2発明において、詰まり解
除手段を、ダストフィルタにおけるサンプルガスの流路
に、ドレンセパレータ側からパージガスの送り込み可能
なパージ機構を設けて構成してあることを特徴とする。
【0010】第4発明は、ガスサンプリング装置におい
て、ダストフィルタと、ダストフィルタを経た状態で容
器内に取り込まれるサンプルガスを容器の内外温度差で
冷やして除湿するドレンセパレータと、ドレンセパレー
タ内のサンプルガスを吸引して送出するポンプとを備
え、ドレンセパレータ内で生成されたドレンを、下端が
水封されたドレン管を通してドレンセパレータの下方に
配置されたドレンポットに導くように構成し、ドレン管
内の水位の単位時間当たりの上昇量を検出可能な水位変
動検出手段と、その水位変動検出手段による検出情報を
表示する表示手段とを備えてあることを特徴とする。
【0011】〔作用〕請求項1の構成によれば、ドレン
管内の水位が所定高さに上昇したことを検出する水位検
出手段と、水位検出手段が検出作動したことを知らしめ
る認知手段とを設けたので、設置場所に出向いてのドレ
ン管の目視チェックを不要としながら、ダストフィルタ
の目詰まり具合を知ることができるようになる。例え
ば、ガスサンプリング装置から離れて位置する制御室に
居ながら、警報ブザーやランプ点灯等の認知手段によっ
てダストフィルタの交換時期であることを知ることがで
きる。
【0012】請求項2の構成によれば、ドレン管内の水
位が所定高さに上昇したことを検出する水位検出手段の
検出作動によって、ダストフィルタの目詰まりを除去又
は軽減可能な詰まり解除手段が作動するので、自動的に
ダストフィルタの目詰まりが防止でき、良好にフィルタ
作動する状態を人手を要することなく維持することが可
能になる。
【0013】この手段は、ダストフィルタを交換するの
ではなく、目詰まりが生じないように制御するものであ
るから、フィルタの着脱操作が不要でその労力負担が解
消されるとともに、フィルタ交換に要する時間も不要で
あり、装置としての再開が素早く行える点で有利であ
る。又、サンプルガス中のダスト量が急増するようなこ
とがあれば、それに対応して詰まり解除手段が早期に作
動するので、従来のように対策が遅れて欠測を招く不都
合も生じない。
【0014】請求項3の構成によれば、ダストフィルタ
におけるサンプルガスの流路に、ドレンセパレータ側か
らパージガスの送り込み可能なパージ機構を設けて詰ま
り解除手段を構成するものである。つまり、通常のサン
プルガスの流れ方向と反対向きにパージガスを送る、所
謂ブローバック(逆吹き)を行うことにより、フィルタ
のガス吸い込み側面等に付着したダストを吹き飛ばして
除去させるのである。この手段では、例えばブラシでフ
ィルタ表面を掃くといった手段に比べて、フィルタを損
傷させることなく短時間で効率良くダスト除去が行え、
分析作動状態への復帰が素早くおこなえる点で有利であ
る。
【0015】請求項4の構成によれば、ドレン管内の水
位の単位時間当たりの変動量を検出可能な水位変動検出
手段と、それによる検出情報の表示手段とを備えたの
で、詳しくは実施形態の項で説明するが、設置場所に
出向いてのドレン管の目視チェックを不要としながら、
ダストフィルタの目詰まり具合を知ること、あと何時
間(何分)でフィルタを交換しなければならないかとい
う、ダストフィルタが目詰まりするまでの時間を予測す
ること、サンプルガスの密度や流量によって分析計の
応答時間が把握できること、ガス分析計の応答状態か
ら採取点の状態を的確に補正し得ること、が可能にな
る。
【0016】〔効果〕請求項1に記載のガスサンプリン
グ装置では、ドレン管の水位を検出してそのことを知ら
せることが自動化できたので、ドレン管の目視チェック
が不要な分、労力負担を軽減しながら、フィルタ交換時
期を逸したり忘れたりすることによる測定不良の防止効
果の確実性が増し、装置の信頼性を向上することができ
た。
【0017】請求項2及び3に記載のガスサンプリング
装置では、ドレン管の水位検出に基づくダストフィルタ
の目詰まり除去作動を自動化し得たので、ドレン管の目
視チェック、及びフィルタ交換作業が解消されて大幅に
労力負担を軽減しながら、ダストフィルタの目詰まりを
解消して長期に亘って良好な分析作動が維持でき、装置
としての信頼性並びにメンテナンス性を向上させること
ができた。
【0018】請求項3に記載のガスサンプリング装置で
は、ブローバックによってダストを吹き飛ばすようにす
ることにより、ダストフィルタの機能を損なうことな
く、かつ、効率良く目詰まりが解消でき、装置として良
好な信頼性を維持しながら作動効率を向上することがで
きる利点がある。
【0019】請求項4に記載のガスサンプリング装置で
は、ドレン管内水位の単位時間当たりの変動量を検出し
て表示させる工夫により、フィルタ交換時期の的確な把
握や、後何時間でフィルタ交換時期になるかという予測
が行えるとともに、ガス分析計の応答速度の把握、並び
にガス分析計の応答補正による採取点の状態の時間的ズ
レを補正しうることが可能になり、分析作業の迅速化、
信頼性を向上させることができた。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に第1実施形態によるガス
サンプリング装置を示す。ガスサンプリング装置は、ド
レンセパレータ1と、ポンプ2と、分析計3と、ドレン
ポット4等を備えて構成されるガス分析部A、ガス分析
部Aのサンプルガス供給方向で上流側に配置されるダス
トフィルタ5、及び制御部Bから構成されている。この
ガスサンプリング装置は、ボイラーの煙道排ガスの分析
に使用され、煙道から排ガスをサンプリングし、その採
取されたサンプルガスを除塵及び除湿処理した後に分析
計3に供給するものである。
【0021】ドレンセパレータ1は、下端にドレン管6
が接続された塩化ビニル又はガラス製の容器7に、サン
プルガスを取り入れる入口管8と、除湿後のサンプルガ
スを取り出す出口管9とを挿入した状態で接続して構成
されている。ドレン管6の下方には、ドレンセパレータ
1で生成したドレンを貯留するドレンポット4が配置し
てあり、ドレン管6の下端開口が水封状態となるよう
に、そのドレン管6の下端はポット底近くの高さに位置
させてある。又、ドレンポット4には、貯留量を決める
出口管4aが形成してある。
【0022】ポンプ2は、ドレンセパレータ1の出口管
9内のサンプルガスを吸引して分析計3に送り込むもの
であり、容器7が大気圧よりも低い負圧状態とすること
で、ダストフィルタ5からサンプルガスを入口管8から
吸い込めるようになっている。分析計3は、除塵及び除
湿された状態で送り込まれてくるサンプルガスの成分を
分析する公知のものである。
【0023】ドレンセパレータ1は、容器7の内外温度
差によって容器7内に取り込まれたサンプルガスを冷や
し、凝縮や結露させて除湿するものである。ダストフィ
ルタ5は、煙道から採取されたサンプルガス中のゴミ、
埃等のダストを除去するものであり、フィルタ5aは、
濾過紙やオイルを染み込ませたスポンジ体等の一般的な
構造のものである。
【0024】制御部Bは、ドレン管6内の水位が所定高
さに上昇したことを検出する水位検出手段10と、制御
装置11と、分析計3の分析結果等を表示する表示部1
2と警報ブザー(認知手段の一例)13から構成されて
いる。水位検出手段10は、ドレン管6内水位がh3 の
高さに上昇すると作動して制御装置11に信号出力する
ものであり、非接触型の光センサ等で構成する。そし
て、その水位検出手段10からの信号が出ると警報ブザ
ー13が警報音をアラーム出力するように構成されてい
る。
【0025】以上の構成によるガスサンプリング装置の
作用を説明する。採取されたサンプルガスを先ずダスト
フィルタ5を通してダストを除去し、次いでその除塵さ
れたサンプルガスをドレンセパレータ1に流入して除湿
してから、その一連のサンプルガスの流れはポンプ2の
作用によって行われる。ドレセパレータ1で生成されえ
たドレンはドレン管6内を流下してドレンポット4に回
収されるが、ドレン管6の下端はドレンポット4に貯留
したドレンによって水封されているので、陽気7内の気
圧が下がると、その分ドレン管6内の水位が上昇する。
【0026】故に、ダストフィルタ5のフィルタ5aが
目詰まりして、吸い込みが悪くなるに従ってポンプ2の
下流側である容器7内の気圧が下がり、その下がり具合
はドレン管6内の水位上昇量によって判断することが可
能である。そこで、水位検出手段10がドレン管6内の
水位が限界高さh3 まで上昇たことを、警報ブザー13
で作業者に知らしめ、フィルタ5aの交換時期になった
ことを認知させるように制御部Bが機能するのである。
【0027】次に、第2実施形態によるガスサンプリン
グ装置を説明する。図2に示すように、第2実施形態の
ガスサンプリング装置は、単一の光センサ10に代え
て、高さh3 よりも低いh2 位置に配置した上側光セン
サ10aと、それよりも低いh1 位置に配置した下側光
センサ10bとの2個のセンサで水位検出手段10を構
成し、かつ、警報ブザー13を省く以外は、基本的に第
1実施形態のガスサンプリング装置と同じである。
【0028】請求項4に言う表示手段である表示部12
は、下側の第2光センサ10bの検出作動により、ドレ
ン管6内の水位が高さh1 になったことを表示ランプ等
で表示するとともに、同様に、上側の第1光センサ10
aの検出作動でドレン管6内の水位が高さh2 になった
ことも表示する。
【0029】加えて、これら両光センサ10a,10b
の一方の検出作動から他方が検出作動するまでに要した
検出時間を計測できるようになっており、それによって
ドレン管6内の水位の単位時間当たりの変動量を検出可
能な水位変動検出手段14を制御装置11に備えてあ
る。そして、その水位変動検出手段14による検出情報
である前記検出時間も表示部12で表示するようにして
ある。
【0030】つまり、図3に示すように、両光センサ1
0a,10bの上下間隔と、前述した限界高さh3 と第
1光センサの高さh2 との上下間隔とが制御装置11に
記憶されているので、測定された前記検出時間に基づい
て、第1光センサ10aの検出作動からフィルタ交換時
期までの猶予時間(t3 −t2 )が後どれ位かを予測し
て表示部12に表示するようになっている。すなわち、
猶予時間t3 −t2 は、t3 −t2 =(t2 −t1 /h
2 −h1 )×(h3 −h2 )で求められるのであり、
「10時間」といった具合に表示する。このように、フ
ィルタ5aの交換時期を予め知ることで、メンテナンス
のスケジューリングにも役立つ。
【0031】ところで、ダストフィルタ5での目詰まり
が進行するに連れて、ドレンセパレータ1に供給される
サンプルガスの単位時間当たりの量が少なくなり、分析
計3への単位時間当たりのガス供給量も減って行く。従
って、サンプルガスの分析応答時間も次第に長くなるの
で、水位検出手段10a,10bの検出状況からその時
のガス分析計3の応答速度を的確に知ることができるよ
うになる。
【0032】例えば、第2光センサ10bが検出作動し
た時点では応答速度T90=1分と表示され、第1光セン
サ10aが検出作動した時点では応答速度T90=1.5
分と表示されるとともに、前述した猶予時間の算出機能
により、その後は時間の経過(1時間毎に更新する等)
に従って応答速度を長くして表示する予測表示が行え
る。これにより分析装置の計測精度の要因の1つである
応答速度を把握することが可能となる。
【0033】又、目詰まりによるガス密度(=単位時間
当たりの流量)の変動が認識できることにより、ガス分
析計3での応答補正も可能になる。すなわち、計測開始
に伴うNOx等の分析グラフがS字等の曲線を描いて変
動する場合に、その変動具合におけるダストフィルタ5
での目詰まりに起因する部分を補正して、目詰まりが無
い正規の検出グラフの状態を求めることができるのであ
る。
【0034】例えば、図5に示すように、ドレン管6内
の水位がh1 のときの応答曲線の立ち上がりが破線bで
ある場合でも、水位がh2 のときの応答曲線の立ち上が
りが実線aである場合でも、その時の水位状態から目詰
まりの無い正規の応答グラフは仮想線のcになると推測
して補正することが可能になるのである。
【0035】次に、第3実施形態によるガスサンプリン
グ装置を説明する。図4に示すように、第3実施形態の
ガスサンプリング装置は、概略、ダストフィルタ5と、
ガスサンプリング装置Aと、除塵制御部Cとから構成さ
れている。ガスサンプリング装置Aは、ドレン管6内の
水位が所定高さh4 に上昇したことを検出する水位検出
手段10を装備した以外は第1実施形態のものと同じで
あり、ダストフィルタ5も第1実施形態のものと同じで
ある。
【0036】除塵制御部Cは、ダストフィルタ5とドレ
ンセパレータ1との接続路である入口管8を断続自在な
第1開閉弁16と、この第1開閉弁16とダストフィル
タ5との間の接続路部分15に強制的にパージガスを送
り込むエアーポンプ(パージ機構の一例)17と、この
エアーポンプ17の吐出側流路18を断続自在な第2開
閉弁19と、制御装置11と、表示部12とを備えて構
成されている。
【0037】つまり、通常のガス分析作動時は、第1開
閉弁16が開き、かつ、第2開閉弁19は閉じとなるよ
うに各弁16,19の操作部16a,19aが制御され
ており、ダストフィルタ5を経たサンプルガスは全てド
レンセパレータ1に送られる。そして、フィルタ5aが
目詰まりしてドレン管6内の水位が上昇して高さh4に
なったことを水位検出手段10が出力すると、それによ
って第1開閉弁16を閉じ、かつ、第2開閉弁19を開
くとともにエアーポンプ17を駆動させる状態を一定時
間持続してから、元の状態に戻すように制御される。
【0038】一時的に、ダストフィルタ5に通常とは反
対向きの流れのパージガスを送ること、すなわちブロー
バックすることにより、フィルタ5に付着したダストを
吹き飛ばして清掃できるので、その後は良好なサンプル
ガスの流れが戻り、ドレン管6内の水位も下がる。この
ように自動的にフィルタ5aの目詰まりを解消するよう
にすれば、フィルタ交換時期を長く取れて経済的である
とともに、従来のように常に目視する必要のない自動化
が図れるようになる。
【0039】本構造では、エアーポンプ17がダストフ
ィルタ5の目詰まりを除去又は軽減可能な詰まり解除手
段Dを構成している。又、高さh4 の位置よりも下側に
も水位検出手段10を配置し、上側の水位センサ10が
作動してから下側の水位検出手段10が検出作動しなく
なるまでの間、前述したブローバック状態を維持させる
ように制御しても良い。
【0040】〔別実施形態〕水位変動検出手段14は、
ドレン管6内の水位の昇降変動を所定の範囲で無段階に
検出できる単一のセンサで構成するとか、光センサ10
を上下に3つ以上配置して構成しても良く、要するに、
ドレン管内の水位の単位時間当たりの変動量を検出でき
るものであれば良い。又、認知手段13は、警報ブザー
の他、表示ランプや作業者が身に付けた受信装置を振動
させる等、水位検出手段10が検出作動したことを知ら
しめるものであれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態によるガスサンプリング装置の構
造を示す系統図
【図2】第2実施形態によるガスサンプリング装置の構
造を示す系統図
【図3】フィルタ交換時期の予測グラフを示す図
【図4】第3実施形態によるガスサンプリング装置の構
造を示す系統図
【図5】分析計の応答速度グラフを示す図
【図6】従来のガスサンプリング装置を示す系統図
【符号の説明】
1 ドレンセパレータ 2 ポンプ 4 ドレンポット 5 ダストフィルタ 6 ドレン管 7 容器 10 水位検出手段 12 表示手段 13 認知手段 14 水位変動検出手段 17 パージ機構 D 詰まり解除手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダストフィルタと、該ダストフィルタを
    経た状態で容器内に取り込まれるサンプルガスを前記容
    器の内外温度差で冷やして除湿するドレンセパレータ
    と、該ドレンセパレータ内のサンプルガスを吸引して送
    出するポンプとを備え、前記ドレンセパレータ内で生成
    されたドレンを、下端が水封されたドレン管を通して該
    ドレンセパレータの下方に配置されたドレンポットに導
    くように構成するとともに、 前記ドレン管内の水位が所定高さに上昇したことを検出
    する水位検出手段と、該水位検出手段が検出作動したこ
    とを知らしめる認知手段とを設けてあるガスサンプリン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 ダストフィルタと、該ダストフィルタを
    経た状態で容器内に取り込まれるサンプルガスを前記容
    器の内外温度差で冷やして除湿するドレンセパレータ
    と、該ドレンセパレータ内のサンプルガスを吸引して送
    出するポンプとを備え、前記ドレンセパレータ内で生成
    されたドレンを、下端が水封されたドレン管を通して該
    ドレンセパレータの下方に配置されたドレンポットに導
    くように構成し、 前記ドレン管内の水位が所定高さに上昇したことを検出
    する水位検出手段と、前記ダストフィルタの目詰まりを
    除去又は軽減可能な詰まり解除手段とを設け、前記水位
    検出手段が検出作動すると前記詰まり解除手段が作動す
    るように構成してあるガスサンプリング装置。
  3. 【請求項3】 前記詰まり解除手段は、前記ダストフィ
    ルタにおけるサンプルガスの流路に、ドレンセパレータ
    側からパージガスの送り込み可能なパージ機構を設けて
    構成されている請求項2に記載のガスサンプリング装
    置。
  4. 【請求項4】 ダストフィルタと、該ダストフィルタを
    経た状態で容器内に取り込まれるサンプルガスを前記容
    器の内外温度差で冷やして除湿するドレンセパレータ
    と、該ドレンセパレータ内のサンプルガスを吸引して送
    出するポンプとを備え、前記ドレンセパレータ内で生成
    されたドレンを、下端が水封されたドレン管を通して該
    ドレンセパレータの下方に配置されたドレンポットに導
    くように構成し、 前記ドレン管内の水位の単位時間当たりの変動量を検出
    可能な水位変動検出手段と、その水位変動検出手段によ
    る検出情報を表示する表示手段とを備えてあるガスサン
    プリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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