JP2000205428A - ピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造 - Google Patents

ピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピエゾアクチュエータの接続部分における部
品点数の削減、ピエゾスタックの放熱効率の向上、さら
には温度特性や耐久性の向上を可能とするピエゾ方式の
流量調整弁駆動部構造を提供する。 【解決手段】 固定箇所9bと変位出力箇所9aを有す
るダイアフラム9を長手方向一端側1Aに設けると共
に、この一端側にフランジ1aを設けたピエゾアクチュ
エータ1と、このピエゾアクチュエータ1をそのフラン
ジ1aに係合して弁本体2に取り付ける袋ナット3と、
弁本体2の弁体操作部2aの中心軸に同芯円状に立設す
る状態で固定される円筒状部分4aを有しこの円筒状部
分4aの外周に前記袋ナットに螺合可能な雄ネジ4bを
形成する袋ナット受け具4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピエゾ方式の流量調
整弁駆動部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、流量調整弁の駆動部に積層さ
れたピエゾ素子からなるピエゾスタックを用いて電力を
直接的に弁体の操作量に変換する方法が用いられてい
る。図4は従来のピエゾ駆動方式の流量調整弁11の構
成を示す断面図である。
【0003】図4において、12はピエゾアクチュエー
タであり、その一端側12Aがルビー球Bを介して弁体
操作部13に当接している。14はピエゾアクチュエー
タ12の他端12Bに固定される袋ナット、14aはこ
の袋ナット14の位置決めをする止めナット、15は流
量調整弁11の弁本体16に固定的に立設するほゞ筒状
の固定筒である。
【0004】上記構成の流量調整弁11は、前記ピエゾ
アクチュエータ12を固定筒15に挿入するように前記
袋ナット14を固定筒15に螺合接続し、ピエゾアクチ
ュエータ12が弁体操作部13を押圧操作するちょうど
良い位置において位置決めナット14aで締め付け固定
した状態で、ピエゾアクチュエータ12に電圧をかけて
膨張させることにより弁体操作部13を閉方向に駆動操
作することができる。
【0005】また、前記ピエゾアクチュエータ12は湿
気を嫌うので、その内部のピエゾスタック17は例えば
ドライ窒素を封入したブッシュ18の中に挿入され、外
気と遮断されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
流量調整弁11の構成ではピエゾアクチュエータ12の
変位量の出力がピエゾアクチュエータ12の両端12
A,12Bの距離の変動によってなされている。それゆ
えに、流量調整弁11に使用する場合には、固定筒15
のような固定用の筒状部材を必ず設ける必要があった。
【0007】このため、流量調整弁11の操作量を変え
るためにピエゾスタック17の長さを変更した場合に
は、同時に固定筒15の長さを変更する必要があった。
すなわち、ピエゾアクチュエータ12の長さのバリエー
ションと同数の長さのバリエーションが存在する固定筒
15を用意する必要があった。つまり、従来の構成では
ピエゾアクチュエータ12の取り付けのために、多くの
部品と手間を必要とするという問題があった。
【0008】また、上記従来の構成では固定筒15でピ
エゾアクチュエータ12を覆っているので、ピエゾアク
チュエータ12を冷却するために周囲に冷却ファンを設
けたとしても、固定筒15内のピエゾアクチュエータ1
2を効果的に冷却することは困難であり、高温で使用す
る場合に放熱性が悪くならざるを得ないという問題もあ
った。
【0009】さらに、上述した従来の構成では、ピエゾ
アクチュエータ12の全体の伸びにより流量調整を行っ
ているために、ピエゾアクチュエータ12の温度膨張に
よる操作量の変化と、固定筒15等の熱膨張による変化
が適合しないことがあった。特に、無負荷の状態と、力
が加わった状態とでは膨張率に変化が生じ、上述した従
来の構成で温度膨張による操作量の変化の少ない構成と
するためには、固定筒15の材質選択が極めて困難であ
った。
【0010】本発明はこのような実情を考慮に入れてな
されたものであって、ピエゾアクチュエータの接続部分
における部品点数の削減、ピエゾスタックの放熱効率の
向上、さらには温度特性や耐久性の向上を可能とするピ
エゾ方式の流量調整弁駆動部構造を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のピエ
ゾ方式の流量調整弁駆動部構造は、固定箇所と変位出力
箇所を有するダイアフラムを長手方向一端側に設けると
共に、この一端側にフランジを設けたピエゾアクチュエ
ータと、このピエゾアクチュエータをそのフランジに係
合して弁本体に取り付ける袋ナットと、弁本体の弁体操
作部の中心軸に同芯円状に立設する状態で固定される円
筒状部分を有しこの円筒状部分の外周に前記袋ナットに
螺合可能な雄ネジを形成する袋ナット受け具とからなる
ことを特徴としている。
【0012】すなわち、固定箇所と変位出力箇所を同じ
一端側に位置するピエゾアクチュエータを使用すること
により、このピエゾアクチュエータの固定のための構造
を可及的に簡略化することができる。また、弁本体にピ
エゾアクチュエータを接続した状態で従来のようにピエ
ゾアクチュエータを覆う部材がないので、空冷などによ
り冷却する場合、ピエゾアクチュエータがその他の部材
に覆われずに開放されていることからピエゾスタックの
放熱効果が期待できる。
【0013】また、ピエゾアクチュエータの長さに依存
する部材がないので、その操作量を自在に変更可能であ
り、それだけ部品点数を少なくすると共に、その取り付
け作業も簡便になる。さらに、ピエゾアクチュエータ単
体で熱膨張の影響がなくなるように調整することによ
り、このピエゾアクチュエータを流量調整弁の駆動部に
取り付けた状態でも、温度による熱膨張の影響を受ける
ことが少なくなる。すなわち、温度による流量調整開度
の影響が少ないので、流量調整弁の精度を簡単に向上す
ることができる。
【0014】前記袋ナット受け具に挿入された状態で袋
ナット受け具に螺合連結される雌ネジと、前記アクチュ
エータのフランジに係合する袋ナットの受けとを形成
し、この袋ナット受けを前記弁体操作部に連設すると共
に、前記雌ねじに固定されるピエゾアクチュエータの支
持部を形成する操作反転機構を設けた場合にはピエゾア
クチュエータによる操作方向を容易に反転させることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1,2は本発明のピエゾ方式の
流量調整弁駆動部構造の一例を示しており、図1は縦断
面図、図2は分解斜視図である。図1において、1はピ
エゾアクチュエータ、2は弁本体、3はピエゾアクチュ
エータ1を取付ける袋ナット、4は袋ナット受け具、5
はこの袋ナット受け具4に取り付けられて弁体の操作方
向を反転させる操作反転機構である。
【0016】前記ピエゾアクチュエータ1は、電圧を印
加した状態で膨張変形するピエゾ素子を複数枚積層して
なるピエゾスタック6と、このピエゾスタック6の上端
部を固定する蓋部材7と、この蓋部材7に固定される筒
状の金属ケース8と、金属ケース8の下端部に外周部9
a、ピエゾスタック6の下端部に中心部9bが取り付け
られたダイアフラム9とからなり、かつ、その一端部
(下端部)1Aに外向きのフランジ1aを形成してい
る。そして、前記蓋部材7,金属ケース8,ダイアフラ
ム9は気密に取り付けられて、内部に例えばドライ窒素
を封入している。
【0017】なお、本例におけるピエゾアクチュエータ
1は固定箇所が中心部9bであり、変位出力箇所が外周
部9aであり、両部9a,9bはピエゾアクチュエータ
1の長手方向一端側1Aに形成されている。
【0018】前記弁本体2はオリフィス一体型の弁ブロ
ック2aと、その弁ブロック2aのオリフィスの上面に
取り付けられたダイアフラム2bとを有しており、この
ダイアフラム2bに弁体操作部2cが一体成形されてい
る。そして、弁ブロック2aに形成されたオリフィスと
ダイアフラム2bによって弁を構成する。また、前記弁
体操作部2cは例えばコイルばね2dによって開弁方向
に力が加えられている。
【0019】前記袋ナット3は前記ピエゾアクチュエー
タ1の金属ケース8の外径よりやゝ大きな内径を有し、
前記フランジ1aに係合するように構成されている。そ
して、袋ナット受け具4は前記弁ブロック2aの上面に
固定的に取り付けられて、弁体操作部2cの中心軸に同
芯円状に立設する円筒状部分4aを有しており、この円
筒状部分4aの外周に後述の雌ネジ51aおよび後述の
図3に示す袋ナット3’に螺合可能な雄ネジ4bを形成
している。
【0020】前記操作反転機構5は大きく分けて第1弁
体操作反転具50と、第2弁体操作反転具51と、両弁
体操作反転具50,51の間に挿入される弾性体52
と、第1弁体操作反転具50の上方に取り付けられるピ
エゾアクチュエータ1の受け具53とからなる。
【0021】第1弁体操作反転具50は、前記袋ナット
受け具4の円筒状部分4a内部に上下摺動自在に挿入さ
れて前記弁体操作部2cを操作する底面50aと、この
底面50aの外周部から立設する例えば4本の支柱状の
ガイド50bと、このガイド50bの延長線上に形成さ
れて外周部にネジ溝50dを有する袋ナット受け50c
とを有している。すなわち、袋ナット受け50cは前記
弁体操作部2cに連設するように設けられる。なお、本
例では前記ガイド50bを底面50aの周囲から上方に
突設された4本の支柱としているが、本発明はこれに限
られるものではなく、例えば円筒形状などにしてもよ
い。また、袋ナット受け50cの数も問わない。
【0022】第2弁体操作反転具51は、前記円筒状部
分4aの外周に設けた雄ネジ4bに螺合する雌ネジ51
aと、前記袋ナット受け50cを挿通可能な貫通孔51
cを形成した固定天板51bと、この固定天板51bの
中心部に(前記弁体操作部2cと同軸状に)立設したピ
エゾアクチュエータ1の支持部51dとからなる。すな
わち、ピエゾアクチュエータ1の支持部51dは前記雌
ネジ51aに固定している。また、前記雌ネジ51aの
螺合位置は調節したのちに位置決めナット51eを締め
つけることにより固定可能である。
【0023】弾性体52は例えばコイルばね52aと、
このコイルばね52aのバネ受け52bとからなり、前
記固定天板51bと底面50aとの間に挿入される。な
お、コイルバネ52aの弾性力は、コイルバネ2dの弾
性力よりも強く、この流量調整弁は常時(非通電状態
で)閉じた状態に保持される。
【0024】受け具53は前記第1弁体操作反転具50
の上端に係合し、その中心部に前記支持具51dを挿通
可能とする貫通孔53aを形成すると共に、ピエゾアク
チュエータ1の一端側1Aの外周部に当接する受け部5
3bを有している。
【0025】したがって、第1弁体操作反転具50の底
面50a上に弾性体52を挿入して、第2弁体操作反転
具51の貫通孔51cに第1弁体操作反転具50の袋ナ
ット受け50cを貫通し、この袋ナット受け50cの上
部に受け具53を取り付けた状態で、ピエゾアクチュエ
ータ1を袋ナット3によって袋ナット受け50cに螺合
接続する。次いで、第2弁体操作反転具51の雌ネジ5
1aを前記雄ネジ4bに螺合することにより、ピエゾア
クチュエータ1を弁本体2に取り付けることができる。
【0026】なお、前記ピエゾアクチュエータ1の固定
箇所9bと支持具51dとの間、バネ受け52bと、底
面50aとの間、底面50aと弁体操作部2cとの間に
はルビーからなる球Bを挟んでいる。すなわち、それぞ
れの中心にルビーの球Bを介在させることにより、その
中心の位置ズレを可及的に小さくしている。また、第2
弁体操作反転具51の雌ネジ51aは第1弁体操作反転
具50の底面50aが球Bを介して弁体操作部2cに接
触し、所定の変位を持つように調整した後に固定され
る。
【0027】上述のように取り付けられたピエゾアクチ
ュエータ1は操作反転機構5を介して弁本体2に取り付
けられているので、この流量調整弁を非通電状態で閉じ
ている。そして、ピエゾスタック6に電圧を印加する
と、ピエゾスタック6の変位(伸び)に従って蓋部材
7、金属ケース8を上方に変位し、これに伴ってダイア
フラム9の変位出力箇所9aが上方に変位する。また、
同時に袋ナット3、第1弁体操作反転具50、受け具5
3が上方に変位し、弁体操作部2cが上方に移動するこ
とにより、流量調整弁が開状態となる。つまり、ピエゾ
アクチュエータ1の伸びに伴って流量調整弁を開く制御
をすることができ、電圧を印加した状態で開放するノー
マルクローズタイプの流量調整弁とすることができる。
【0028】また、上記構成のピエゾアクチュエータ1
はその一端側1Aにおいてのみ固定されるので、ピエゾ
アクチュエータ1の長さに全く関係なく、同じ袋ナット
3を用いて固定することができる。したがって、ピエゾ
アクチュエータ1の長さを変えて操作量を変更する場合
にも、取付け作業が簡略化できるだけでなく、従来のよ
うにピエゾアクチュエータ1の長さに合わせた複数の部
材15を用意する必要がなく、それだけ製造コストを引
き下げることができる。
【0029】加えて、本発明のようにピエゾアクチュエ
ータ1をその一端側1Aにおいて固定することにより、
ピエゾアクチュエータ1に対して不必要なカバーとなる
部材(従来例の固定筒15のような部材)をなくすこと
ができる。すなわち、ピエゾアクチュエータ1を冷却す
る場合に、冷却効率を向上することができ、強制冷却に
より50〜100℃程度の温度低下を可能とする。
【0030】また、上述したピエゾアクチュエータ1は
ピエゾスタック6の熱膨張係数と金属ケース8の熱膨張
係数を合わせることにより、ピエゾアクチュエータ1単
体で熱膨張の影響がなくなるように調整することが可能
である。つまり、熱膨張の影響がなくなるように調整さ
れたピエゾアクチュエータ1を流量調整弁の駆動部に取
り付けることにより、温度による流量調整開度への影響
が無くなるようにすることができ、流量調整弁の精度を
簡単に向上することができる。
【0031】図3は本発明の別の例を示している。図3
を図2と共に参照しながらその構成および動作を説明す
る。なお、上述の説明で用いた符号と同じ符号を付した
部材は同一の部材であるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0032】図2において、3’は円筒状部分4aに螺
合可能な袋ナット、10は金属ケース8の外径より少し
大きい内径で、円筒状部分4aの内径より少し小さい外
径を有するスペーサであり、51eは前記袋ナット3’
の位置決めナットである。本例のピエゾ方式の流量調整
弁駆動部構造は、図1に示したピエゾ方式の流量調整弁
駆動部構造から操作反転機構5を取り外し、その代わり
にスペーサ10を挿入したものである。
【0033】すなわち、図3に示すように、スペーサ1
0を金属ケース8に挿通させることにより、このスペー
サ10をピエゾアクチュエータ1のフランジ1aに係合
させることができる。そして、このスペーサ10に対し
て袋ナット3’を係合させた状態で袋ナット3’を前記
雄ネジ4aに螺合することにより、ピエゾアクチュエー
タ1を弁本体2に固定することができる。
【0034】本例のピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造
においては、ピエゾアクチュエータ1の一端側1Aの外
周部9aが固定箇所であり、中心部9bは変位出力箇所
である。そして、変位出力箇所9bがルビーの球Bを介
して弁体操作部2cを操作する。なお、本例においても
雄ネジ4aに対する袋ナット3’の螺合位置により、弁
体操作部2cに対するピエゾアクチュエータ1の操作位
置を調節することができる。また、位置決めナット51
eを用いて調節した位置を固定することも可能である。
【0035】本例のピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造
によれば、弁体操作部2cはコイルバネ2dにより上方
に引き上げられて、流量調整弁は非通電状態で開放(ノ
ーマルクローズ)されている。そして、ピエゾスタック
6に電圧を印加すると、変位出力箇所9bが下方に変位
し、前記流量調整弁を閉操作することができる。
【0036】すなわち、本発明のピエゾ方式の流量調整
弁駆動部構造を用いることにより、ノーマルオープンタ
イプの流量調整弁とノーマルクローズタイプの流量調整
弁の両方において、共通のピエゾアクチュエータ1、弁
本体2、弁体操作部2c、ダイアフラム2b、袋ナット
受け具4、位置決めナット51eを用いることができ
る。さらに、ピエゾアクチュエータ1の長さにも全く関
係なく同様の方法で取付け可能である。つまり、あらゆ
るタイプのピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造に共通の
部品を用いることにより、生産コストの削減および取換
え作業など各種作業の簡略化を達成することができる。
【0037】加えて、ピエゾアクチュエータ1の冷却効
率が向上する点についても、図1に示した例と同様の効
果を得ることができる。また、温度補償を行ったピエゾ
アクチュエータ1を組付けることにより、熱による流量
調整弁に対する影響を除去して精度を向上することも可
能である。
【0038】なお、上述の例では、袋ナット3を雄ねじ
4bに螺合した状態で、ピエゾアクチュエータ1の取り
付けの深さを調節するためにスペーサ10を設けている
が、袋ナット3や雄ねじ4bの深さによっては、スペー
サ10を無くすことも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、固
定箇所と変位出力箇所を同じ一端側に位置するピエゾア
クチュエータを使用することにより、固定のための構造
を可及的に簡略化することができると共に、ピエゾアク
チュエータがその他の部材に覆われずに開放されている
のでピエゾスタックの放熱効果が期待できる。また、ピ
エゾアクチュエータの長さに関係なく共通の部材で固定
できるので部品点数が少なくなる。さらに、ピエゾアク
チュエータが単体で熱膨張の影響がなくなるように調整
されたものを用いることにより、流量調整弁の精度を簡
単に向上することができる。
【0040】また、前記袋ナット受け具と袋ナットとの
間に操作反転機構を設けた場合にはピエゾアクチュエー
タによる操作方向を容易に反転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造の
要部を示す縦断面図である。
【図2】前記ピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造の分解
斜視図である。
【図3】ピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造の別の例を
示す縦断面図である。
【図4】従来のピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造の構
成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…ピエゾアクチュエータ、1a…フランジ、1A…一
端側、2…弁本体、2a…弁体操作部、3…袋ナット、
4…袋ナット受け具、4a…円筒状部分、4b…雄ネ
ジ、5…操作反転機構、50c…袋ナット受け、51a
…雌ネジ、51d…支持部、9…ダイアフラム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定箇所と変位出力箇所を有するダイア
    フラムを長手方向一端側に設けると共に、この一端側に
    フランジを設けたピエゾアクチュエータと、このピエゾ
    アクチュエータをそのフランジに係合して弁本体に取り
    付ける袋ナットと、弁本体の弁体操作部の中心軸に同芯
    円状に立設する状態で固定される円筒状部分を有しこの
    円筒状部分の外周に前記袋ナットに螺合可能な雄ネジを
    形成する袋ナット受け具とからなることを特徴とするピ
    エゾ方式の流量調整弁駆動部構造。
  2. 【請求項2】 前記袋ナット受け具に挿入された状態で
    袋ナット受け具に螺合連結される雌ネジと、前記アクチ
    ュエータのフランジに係合する袋ナットの受けとを形成
    し、この袋ナット受けを前記弁体操作部に連設すると共
    に、前記雌ねじに固定されるピエゾアクチュエータの支
    持部を形成する操作反転機構を設けた請求項1に記載の
    ピエゾ方式の流量調整弁駆動部構造。
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