JP2000204734A - 簡易雪かき機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】屋根に積もった雪の雪かきを屋根の上に登らず
に地上から行う。 【解決手段】 平板と筒複数個とロープ及び留め金によ
って図１の器具を作り、（３）のロープを引っ張り
（４）の複数個の筒の最下部の筒を上にあげると（４）
の複数個の筒は一本の棒となり屋根の上に上がる。次に
（３）のロープを持った手の力を緩めると（１）の平板
は屋根の雪の上に落ちるので、（２）と（３）のロープ
を引っ張ると、屋根の上の雪が（１）の平板にのって平
板と共に地上に落ちることになる。この動作を繰り返す
ことにより、屋根の雪かきが屋根の上に登らずに地上か
らできることになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、雪が屋根に積ると
雪下ろしをせねばならないが、屋根の上に登らずに、地
上から雪下ろしができるようにするための道具である。

【０００２】

【従来の技術】従来、家屋の屋根に積もった雪は、人間
がスコップを持って屋根の上に登って、一かき一かきス
コップに雪を乗せては地上に放り投げて雪下ろしを行っ
ていた。

【０００３】雪かきに使用するスコップの改良や、地上
から屋根の上の雪かきを行うために屋根に器具を取り付
けて地上から操作する方法等が考えられてもいる。

【０００４】しかし、これらの方法は雪の積もった屋根
の上に登って行う肉体労働であり、危険性を伴うし、過
激な労働でもあり、女子供には不向きな作業である。
又、屋根の上に器具を取り付けるにしても、結局は屋根
の上に登らなければならなかった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の考案者
は、雪の積もった屋根の上に登らずに屋根の雪を下ろす
方法を考えれば雪かきの危険性はほとんどなくなると考
えた。

【０００６】

【課題を解決するための手段】屋根の上に登らずに屋根
の雪かきをするためには、まず地上から屋根の上に雪か
き用のスコップを運び上げ、次にそのスコップで雪を屋
根からかきおろさねばならない。

【０００７】屋根の上までスコップをはこぶには長い棒
を用意し、その棒の先にスコップをつければよい。しか
し、真っ直ぐに伸びた棒であれば、地上から屋根の上に
伸ばすと屋根の庇が邪魔になって、屋根の上に積もった
雪にスコップが届かない。

【０００８】長い棒を途中で曲げることができれば、屋
根の上の雪はかけるが、機械をつかって重くなったので
は、女子供に不敵となる。

【０００９】そこで本発明の考案者は、長い棒を一本の
棒にせず、中心部分が空間になった短い棒を何本も寄せ
集めてその空間にロープを通すことによって一本の長い
棒とし、棒の空間に通したローブの張りを緩めることに
よって、長い棒を簡単に曲げることができると考えた。

【００１０】中心部分が空間になった棒、即ち筒をロー
プで繋いで一本の棒にしたその先には、スコップの代わ
りに、横長の平板を取り付ければ、スコップよりも効率
的に屋根の雪をかき落とすことができる。

【００１１】平板の両端の上下に穴をあけてロープを通
し、このロープを引っ張ることにより、一人でなく複数
の人間の力で、しかも地上から屋根の上の雪かきを安全
にすることができ、女子供にも雪かきが容易な仕事とな
る。勿論、筒に通したロープを引っ張ることによっても
雪をかくことはできる。

【００１２】雪が凍って平板が雪の中に食い込まず、雪
をかきおとせない時は、例えば平板の両端から少し離れ
た所に穴を一か所ずつあけておき、金属製の板の重しを
この穴にボルトとナットでつければ、雪が凍っていても
重量によって、雪の中に、平板が食い込むので雪をかき
おとすことができる。重しは金属板でなくても、土を入
れた袋等何でもよく、又、取り付け方法もボルト、ナッ
トに限らずどんな方法でもよい。

【００１３】なお、ロープを筒に通すのに、筒よりやや
長めで細めの棒を用意して、ロープをまとめて通せば簡
単に素早く筒を通せる。パンツのゴムひも通しの要領で
ある。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明を
詳細に説明する。図１は、本発明の雪かき機である。図
１の（１）は平板でありこの部分で雪をかく。材質はな
んでもよいが軽いほうが雪かきの作業が楽である。
（２）、（３）はロープであり（１）の平板をこのロー
プで引っ張って雪をかく。（４）は中央部が空間になっ
た棒、即ち筒であり（３）のロープが通ればよいのであ
って外形の断面が三角形であろうが、四角形であろう
が、円形であろうがどんな形でもよい。（５）は（１）
の平板と（４）の筒を（３）のロープで結合する留め金
であり、ネジ込み式でもうめ込み式でもよいし単に金属
製の細い棒でもよい。要は（３）のロープをくくり付け
るだけで（１）と（４）を一体化できるものであればど
んなものでもよい。（６）は重しであって屋根の雪が凍
ってしまって平板（１）の重さだけでは雪の中に（１）
が食い込まず雪かきができないときに利用する。（７）
はボルトであり（８）はナットであり（１）の平板に
（６）の重しを取り付けるのに用いるものである。よっ
て（６）の重しは金属製でも木製でも布製でも、布袋に
入れた砂でも、水でも氷でも何でもよいのであって、そ
の取り付け方法もボルトとナットに限らず紐でもテープ
でもマジックテープでもなんでもよい。

【００１５】次に本発明の使用方法であるが、図２のよ
うに、図１（３）のロープをいっぱいに引っ張り図１
（４）の複数個の筒の最下部を上に押し上げると、複数
個の筒は一本の棒となり、図１（１）の平板は図２のよ
うに上方に持ち上げられる。上方に上がった平板を雪の
積もった屋根の上に向ける。

【００１６】平板を屋根の上の目標の雪のあたりに持っ
て行き、そこで図１（３）のロープを持った手の力を緩
めると自然と図１（１）の平板は、屋根の雪の上に落ち
て、図３で示したようになる。後は、図１の（２）と
（３）のロープを下に引っ張れば図１の（１）の平板に
当たっている雪が平板と共に地上に落下する。この動作
を何回も繰り返せば屋根の雪かきができることになる。
それも屋根の上に登らずに地上から雪かきができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】雪かき機

【図２】雪かき機の使用方法

【図３】雪かき機の使用方法

【符号の説明】

（１） ；平板 （２） ；ロープ （３） ；ロープ （４） ；筒 （５） ；留め金 （６） ；金属板（重し） （７） ；金属板（重し）をとめるボルト （８） ；金属板（重し）をとめるナット （９） ；ロープを通す穴 （１０）；ロープを通す穴 （１１）；金属板（重し）を取り付けるための穴 （１２）；（１）と（３）と（４）を（５）で一体化す
るための穴 （１３）；金属板（重し）を取り付けるための穴 （１４）；ロープを通す穴 （１５）；ロープを通す穴

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】平板と筒複数個とロープと留め金からなる
   雪かき機。