JP2000203754A - 帯状シ―ト搬送用の案内ロ―ラ - Google Patents

帯状シ―ト搬送用の案内ロ―ラ

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JP2000203754A
JP2000203754A JP11045256A JP4525699A JP2000203754A JP 2000203754 A JP2000203754 A JP 2000203754A JP 11045256 A JP11045256 A JP 11045256A JP 4525699 A JP4525699 A JP 4525699A JP 2000203754 A JP2000203754 A JP 2000203754A
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JP
Japan
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rubber
antibacterial agent
guide roller
belt
outer peripheral
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JP11045256A
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English (en)
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Akira Kataoka
▲晧▼ 片岡
Takeshi Kataoka
雄 片岡
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Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取機や巻出機等における帯状シートの衛生
上の安全性を向上させることができる帯状シート搬送用
の案内ローラを提供する。 【解決手段】 無機系の抗菌剤を混ぜたゴムで胴部2の
外周面6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルムや紙等の帯状シートの巻取機や巻出機等で用いる帯
状シート搬送用の案内ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の案内ローラは、普通、走行
する帯状シートを支えるための円筒状の胴部と、胴部の
両端から突き出た状態で設けた支持軸とからなる。そし
て、この支持軸を帯状シート幅方向における両側に設け
た機枠に取り付けることにより、前記機枠間に帯状シー
トの幅方向に平行に掛け渡した状態で設ける。この案内
ローラの胴部は、支持軸を中心に回転可能であり、その
外周面が適度の硬さで適度の摩擦係数となるように、鋼
管等からなる円筒状の芯部材の外周にゴムを被覆して円
筒状に形成する。
【0003】巻取機や巻出機では、帯状シートが所定の
経路を走行するようにするために、上述の案内ローラを
必要な箇所にそれぞれ配置し、帯状シートを各案内ロー
ラの胴部に掛けて走行させる。つまり案内ローラの胴部
外周面は、走行する帯状シート表面に直接的に接触す
る。
【0004】ところで、巻取機や巻出機で取り扱う帯状
シートは最終的に包装シートや袋に加工形成して包装等
に用いることが多い。このような帯状シートは清潔であ
ることが要求されるため、帯状シート表面と接触する案
内ローラ外周面も清潔でなければならない。そこで巻取
機や巻出機では、案内ロール外周面の清掃を定期的に行
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近ではO
157による食中毒等が問題となり、特に食品の包装に
使用する帯状シートは更に高度の清潔性が要求されるよ
うになっている。
【0006】しかし、幅の広い原反を扱うスリッターリ
ワインダーのような巻取機や巻出機では、案内ローラは
重量が大きく、それが両側の機枠に挟まれた狭い空間に
装着してあるので取り外しが困難である。そのため、案
内ローラ外周面の清掃を行うには、作業者が機内に入
り、各案内ローラの外周面を、アルコール等を浸した布
を用いて拭く作業が必要である。この清掃作業は、狭く
て作業性の悪い場所で無理な姿勢で行わなければならな
いため、多くの時間と労力を要し、巻取機や巻出機の稼
働率を低下させるので、頻繁には行えない。そして従来
の案内ローラの外周面は抗菌性を有していない。それゆ
え従来の案内ローラでは、その外周面が清掃直後は清潔
であっても、次の清掃作業までの期間に、その外周面に
細菌が付着して増殖する恐れがあり、したがって帯状シ
ートの清潔性を高度に維持するには不充分である。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み巻取機や巻出
機等における帯状シートの衛生上の安全性を向上させる
ことができる帯状シート搬送用の案内ローラを提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る帯状シート
搬送用の案内ローラは、無機系の抗菌剤を混ぜたゴム又
は合成樹脂で胴部の外周面を形成したことを特徴とす
る。無機系の抗菌剤をゴム又は樹脂に混ぜることによ
り、抗菌作用が極めて長期にわたり持続する胴部の外周
面を比較的容易に得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の帯状シート搬送用の案内
ローラでは、無機系の抗菌剤を混ぜたゴム又は合成樹脂
で胴部の外周面を形成する。抗菌剤を節約するために、
前記外周面は、芯部材のまわりに設けたゴムの中間層の
上に、無機系の抗菌剤を混ぜたゴムの外層を設け、その
外層の外周を研削することにより形成するとよい。ま
た、胴部に円周方向の多数の溝を有する帯状シート搬送
用の案内ローラでは、切断時に生じる帯状シートの切断
粉などが溝の中に付着し、その部分で細菌が増殖する可
能性が大きくなる。そこで、溝の中で細菌が増殖するの
を防ぐために、無機系の抗菌剤を混ぜた合成樹脂を、前
記胴部の外周部、前記溝の側面及び底面に塗工する。ま
た、前記溝を、無機系の抗菌剤を混ぜた合成樹脂からな
る外筒部材の外周に形成し、前記外筒部材を芯部材の外
周に装着したものでもよい。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は帯状シート搬送用の案内ローラの第1
実施例に係る縦断面図である。シート搬送用の案内ロー
ラ1は、胴部2とその両端の支持軸3とからなり、胴部
2は、円筒状の芯部材4の外周に被覆した外層5を有す
る。この外層5は無機系の抗菌剤を混ぜたゴムできてお
り、胴部2の外周面6は、外層5の外周を円筒状に研削
することにより形成する。
【0011】外層5におけるゴムは、具体的にはニトリ
ルゴム、ネオプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ス
チレンゴム、シリコンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、
パイパロンゴム、ウレタンゴムから選択する。また外層
5における抗菌剤は、平均粒径が約0.6から2ミクロ
ンの銀ゼオライト系の抗菌剤であり、ゴムの中にその重
量の1ないし5パーセント程度の割合で加える。銀ゼオ
ライト系抗菌剤と原料ゴムとは予めよく混練しておき、
抗菌剤を外層5の中にほぼ一様に分散させる。またゴム
の加硫時等の温度は摂氏800度を越えないようにす
る。この実施例によれば、抗菌性が高くかつ衛生上の安
全性が高い案内ローラが得られる。なお、必要に応じ、
無機系の抗菌剤としてリン酸ジルコニウム銀系抗菌剤、
銀錯体系抗菌剤、抗菌ガラス等の銀や銀化合物を無機質
多孔体で担持した銀系抗菌剤を用いることができる。
【0012】図2は本発明の第2実施例に係る帯状シー
ト搬送用の案内ローラの縦断面図である。この実施例の
場合、胴部2の外周面6は、芯部材4のまわりに被覆し
たゴムの中間層7の上に、第1実施例と同様の無機系の
抗菌剤を混ぜたゴムの外層5を設け、その外層5の外周
を研削することにより形成する。
【0013】図3に胴部の一部分を示した案内ローラ1
0は、帯状シートを長手方向に切断するスリッターの溝
付ローラとして用いるもので、図示のように、胴部2
に、刃物8の刃先を受け入れるための円周方向の溝11
を多数有しており、胴部2の各外周部2a、各溝11の
側面11a及び底面11bには、それぞれ平均粒径が7
ミクロン程度の銀錯体系抗菌剤を約2パーセント(重量
比)混ぜたウレタン樹脂12が20ミクロン程度の厚み
で塗工してある。塗工する、抗菌剤を添加した樹脂は、
上述のウレタン樹脂に限らず、抗菌成分が表面に分散し
て存在するものであれば。例えばUV硬化塗料(エステ
ル系溶媒)に無機系の抗菌剤を1〜2パーセント程度加
えたものであってもよい。この実施例によれば、従来、
その清潔性を保つには、外周が平坦な案内ローラに比べ
短い周期で清掃が必要であった溝付ローラにおいても、
その清掃作業の周期を長くすることができるので、スリ
ッター付き巻取機等の稼働率の向上を図ることができ
る。
【0014】図4に胴部の一部を示した案内ローラ10
は、複数個の外筒部材13を芯部材4の外周に嵌め、図
示しない公知の手段で芯部材4に取り外し可能に固定し
て胴部2を構成してある。そして図3に示す実施例と同
様に外筒部材13に形成した円周方向の溝11を多数有
する。外筒部材13は、無機系の抗菌剤を混ぜた合成樹
脂からなる。この合成樹脂は、ナイロン樹脂、ポリエチ
レン樹脂、フェノール樹脂等公知の樹脂から選ぶ。この
実施例によれば、溝や外周面の加工が容易であり、溝の
幅やピッチが異なる複数種類の外筒部材13を準備して
おき、外筒部材を必要なものに交換することにより、胴
部の溝の幅やピッチを変えることが可能になる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、案内ローラの外周面は
抗菌作用を有しているので、それに細菌が付着したとし
てもその増殖が抑えられる。そのため、巻取機や巻出機
等において案内ローラを清掃した後も、その外周面を長
期にわたり充分清潔に保つことができる。したがって、
案内ローラで増殖した細菌が帯状シートに付着して帯状
シートが不衛生になるのを防ぐことができ、帯状シート
の衛生上の安全性を大幅に向上させることができる。ま
た案内ローラの清掃を行う周期を長くすることができる
ので、巻取機等における稼働率の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る帯状シート搬送用の
案内ローラの縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る帯状シート搬送用の
案内ローラの縦断面図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る帯状シート搬送用の
案内ローラの一部分を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第4実施例に係る帯状シート搬送用の
案内ローラの一部分を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 案内ローラ 2 胴部 3 支持軸 4 芯部材 5 外層 6 外周面 7 中間層 10 案内ローラ 11 溝 12 抗菌剤を混ぜた樹脂 13 外筒部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機系の抗菌剤を混ぜたゴム又は合成樹
    脂で胴部の外周面を形成したことを特徴とする帯状シー
    ト搬送用の案内ローラ。
  2. 【請求項2】 前記外周面は、芯部材のまわりに設けた
    ゴムの中間層の上に、無機系の抗菌剤を混ぜたゴムの外
    層を設け、その外層の外周を研削することにより形成す
    る請求項1記載の帯状シート用の案内ローラ。
  3. 【請求項3】 胴部に円周方向の多数の溝を有する帯状
    シート搬送用の案内ローラであって、無機系の抗菌剤を
    混ぜた合成樹脂を前記胴部の外周部、前記溝の側面及び
    底面に塗工したことを特徴とする帯状シート搬送用の案
    内ローラ。
  4. 【請求項4】 胴部に円周方向の多数の溝を有する帯状
    シート搬送用の案内ローラであって、前記溝を、無機系
    の抗菌剤を混ぜた合成樹脂からなる外筒部材の外周に形
    成し、前記外筒部材を芯部材の外周に装着したことを特
    徴する帯状シート搬送用の案内ローラ。
JP11045256A 1999-01-14 1999-01-14 帯状シ―ト搬送用の案内ロ―ラ Pending JP2000203754A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020040726A (ko) * 2002-05-03 2002-05-30 안경옥 창호용 항균롤러의 제조방법
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KR20190106647A (ko) * 2018-03-09 2019-09-18 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 도공 장치 및 도공 방법
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