JP2000203590A - ラップフィルムケ―ス - Google Patents
ラップフィルムケ―スInfo
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- JP2000203590A JP2000203590A JP11043631A JP4363199A JP2000203590A JP 2000203590 A JP2000203590 A JP 2000203590A JP 11043631 A JP11043631 A JP 11043631A JP 4363199 A JP4363199 A JP 4363199A JP 2000203590 A JP2000203590 A JP 2000203590A
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- lid
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- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
て,繰返し何回でも使えるケースにし,ラップフィルム
は詰め替えて使う。ラップフィルムを引き出す過程で,
はく離帯電を起こし,切り離した途端に自己貼着をした
り,巻き戻ったりしたが,これらを解消させ,また,少
量でも容易に切り離せるようにした食品包装用ラップフ
ィルムケースに関するものである。 【解決手段】 硬質で耐水性材料を使い,ヒンジを介し
て開閉可能なふたとケースを組み合わせた容器におい
て,ラップフィルム引出口の近傍に,摩擦帯電発生材を
装備し,更に逆U字形押圧具の付いたふたを閉じると,
ケースに突設したノコ歯状刃と咬合するようにしたこと
を特徴とする。
Description
プフィルムのケースに関する。
歯付き紙箱に入れられていた。
を使おうとする時,先端部をつかんで引き出し,紙箱に
付属のノコ歯で切り離していたが,切り離した途端に自
己貼着を起こしてまつわりついて広がらず,きれいにラ
ッピングできないことがしばしばあった。また,引き出
そうとしたとき,先端部がいつの間にか巻き戻っていた
りして,それを探し出すのに苦労することがあった。
離帯電と言う静電気のイタズラによるものであり,今ま
でにこの防止策はなされていなかった。また,小皿とか
小口のビンに使うため少量だけ切り離したくても,付属
のノコ歯での切断は困難であり不経済であった。つまり
指先でつかんで引き裂くようにして切り離すので,どう
しても必要量以上につかまざるを得なかったためであ
る。この外に従来の使い捨てノコ歯付き紙箱には,もっ
と大きな欠点があった。それは紙箱を作るために,大切
な森林を伐採して原料にしていることであり,使い終っ
たらゴミとしてポイポイ捨てられていることである。今
や環境を破壊するゴミの問題は深刻な状況にあり,金で
解決できるものでなく,処理能力が限界に達していてど
うしようもない事態に直面していると言うことである。
りある天然資源を大切にするとともに,増え続けるゴミ
を少しでも減らす心掛けが大切であり義務とも思う。そ
こでゴミを減らすのに最も効果的なのは,何と言っても
ゴミとなる元を断つことである。
題に鑑みなされたものであり,ゴミとなる使い捨てノコ
歯付き紙箱の製造と使用をやめて,繰返し何回でも使用
できるケースにすることであり,ラップフィルムは詰め
替えて使うことを提案するものである。そして巻き戻り
もせず,切り離しても自己貼着しにくいようにするとと
もに,少量でも容易に切り離せるようにして,経済的に
も優れたラップフィルムケースを提供することを目的と
している。
に,本発明のラップフィルムケースは,従来の紙箱と言
う既成概念を払拭し,硬質で耐水性の材料で形成するも
のとし,ヒンジ3を介して開閉可能なふた2とケース1
を組み合わせて箱状の容器とし,ラップフィルム引出口
Pの近傍に摩擦帯電発生材8を装備する。そしてケース
1の側壁より任意の間隔をあけた位置にノコ歯状刃7を
突設し,ふた2の先端部には,表面が光沢で断面が逆U
字形押圧具5を備えて,ふた2を閉じるとノコ歯状刃7
と咬合するようにしたものである。
ィルムケースの使い方は,最初にラップフィルムロール
9’を入れてから引き出すが,引き出す過程で,初めは
はく離帯電を起こしたラップフィルム9が,摩擦帯電発
生材8に接触しながら引き出される結果,はく離帯電が
打ち消され,摩擦帯電に切り替わる。切るときは,ふた
2を指先で押して閉じればよいが,このときラップフィ
ルム9は,逆U字形押圧具5に架橋状態に貼り着き,張
力が掛っているので,ノコ歯状刃7が当たって咬合する
と同時に切断される。したがって引き裂くのではないか
ら,狭い幅にでも容易に切り離すことができる。
りつき)と巻き戻り現象は,密着して捲回されているラ
ップフィルム9が電気的に安定している状態にあると
き,突然はがされると起こるはく離帯電と言う静電気に
よるものであるが,これを短時間で消去するには,これ
と反対の現象を呈する摩擦帯電を起こさせることであ
る。摩擦帯電を起こしたラップフィルム9同志は,しば
らくの間,反発し合って自己貼着をしないばかりか,他
の物体に対して吸引作用が働く性質があり,食器類に近
づけると,手を掛けずとも自分で勝手に貼りついて行
き,好都合に作用するのでラッピングしやすくなるなど
付加価値を一層高める結果となっている。
異なる材質であれば何でもよいが,帯電列の順位の格差
が大きければ大きいほどその効果も大きい。また,形態
は柔かい植毛状をしたものが好ましく,取り付けるに際
しては,ラップフィルム9を引き出す過程で自然に発生
する位置がよい。そして幅全体の表面をムラなく均等に
摩擦しながら引き出せるのが理想であり,その点従来の
紙箱のように,つかむと簡単に変形するような腰の弱い
ものに付けても効果は期待できない。
あることを必要条件とし,更に繰返し何回でも使うため
には洗浄も考慮する必要があり,耐水性であることも付
加することとなった。したがって材料としては,軽くて
じん性があり,半永久的に使えてリサイクルに適した例
えば,合成樹脂とか地球環境に優しい生分解性プラスチ
ック等が好ましい。
初に材質であるが,ケース1,ふた2,ヒンジ3,ガー
ド4,逆U字形押圧具5,ストッパー6は硬質で軽くて
強じんで,屈曲を繰返しても疲労しにくい合成樹脂など
を使い,あらかじめ用意したノコ歯状刃7を埋込んで,
一体で射出成形する。ノコ歯状刃7は長期間の使用に耐
え得るステンレスなどで作るとよい。また,摩擦帯電発
生材8は,柔軟で復元力のある綿毛のような密度の高い
植毛状をしていて,ラップフィルム9以外の材質のもの
を選定し,接着剤等で貼り付けてもよい。
てふた2を閉じた略正面図であり,その断面は図2に示
すとおりである。この図は,普段使われていないときの
状態であり,ロック機構(図示せず)でロックされてい
る。図2でも分かるように,ラップフィルム9は摩擦帯
電発生材8の上面を覆っていて,それをふた2が押し付
けているから,その摩擦力で簡単に巻き戻りするような
ことはない。
ップフィルムロール9’を入れて更に若干の余裕ある長
さがあればよく,また,手指の保護をするためのガード
4と,逆U字形押圧具5,ノコ歯状刃7もそれと同等の
長さがあればよい。
は,容器内の空間で機能を果たせるので,ケース1,ふ
た2の内法寸法未満で,ラップフィルム9の幅と同等か
やや長目がよい。ストッパー6はラップフィルム9を引
き出し中に,ラップフィルムロール9’がころがり出ぬ
ようにするために設けたものであるが,射出成形時に一
体化できないときは,あとから接着剤等で貼着しても同
様の機能は得られる。
て,ヒンジ3の弾性復元力でふた2が開き,ラップフィ
ルムロール9’からはがされたラップフィルム9が摩擦
帯電発生材8の表面でこすられながら引き出されている
状態を示したもので,こうして摩擦帯電を起こしたラッ
プフィルム9は,手元に引き出されるのである。
様を示したものであり,ケース1の下面とふた2の上面
に手指を当ててつかんで切る。手指の力を抜くと再び図
3のような形態に戻り,ロック(図示せず)を掛けると
図2の形態となる。ラップフィルムロール9’の詰め替
えは,ふた2をもう少し開かせ,ストッパー6も逆方向
にそり返してから押し込めばよい。手指の力を抜くと,
素材のもつ弾性復元力で図3に示す元の形態に戻る。
ているので,以下に記載されるような効果を奏する。 (1) 美しい緑の森林資源を大切にすることができ
る。使い捨てノコ歯付き紙箱の原料は再生紙であろう
が,この製造と使用をやめることにより,間接的に森林
の伐採が減らせて,緑の育成と保護が期待できる。 (2) 今や環境を破壊するゴミの問題は深刻であり,
ゴミを減らせる。概略試算であるが,全国4300万世
帯で月1本使用したら,年間で5億本を超える。これを
2トン積じんあい車に換算したら7万台分に相当するゴ
ミが減る。 (3) 消費者は出費が減り,面倒なゴミ捨てから解放
される。使い終ったらすぐ捨てる紙箱は買わずに済むの
で出費が減るし,分別ゴミのため,金属ノコ歯の取り外
しのわずらわしさから解放され,ゴミ処理費も減る。 (4) ラッピング作業が非常に楽になる。摩擦帯電し
たラップフィルムは,反発し合って自己貼着しにくくな
ると同時に,他の物体に対して吸引作用が働き,食器類
に近づけると貼り付いて行き,非常にラッピングしやす
くなる。 (5) 少量でも切り離すことができるので,無駄がな
く経済的である。従来は引き裂くように切り離すため,
必要量以上に引き出さねばならなかったが,逆U字形押
圧具に張力が掛って架橋状態に貼り付いているところに
刃が当たるようにしたので,少量でも簡単に切断できる
ようになり経済的である。 (6) 巻き戻りを解消した。使用しないときは,ラッ
プフィルムの先端部が確実にふたで押し付けられている
構造にしたので,巻き戻りの心配はなくなった。
す断面拡大側面図
断面拡大側面図
前の断面拡大側面図
Claims (2)
- 【請求項1】 硬質で耐水性材料を使用し,ヒンジ
(3)を介して開閉可能なふた(2)を有するケース
(1)において,ラップフィルム引出口(P)の近傍
に,摩擦帯電発生材(8)を装備したことを特徴とする
ラップフィルムケース。 - 【請求項2】 ケース(1)のラップフィルム引出口
(P)近くの側壁に,任意の間隔をあけてノコ歯状刃
(7)を突設し,該ノコ歯状刃(7)と咬合する表面が
光沢で断面が逆U字形押圧具(5)を,ふた(2)の先
端部に設けた請求項1のラップフィルムケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04363199A JP4468505B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | ラップフィルムケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04363199A JP4468505B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | ラップフィルムケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000203590A true JP2000203590A (ja) | 2000-07-25 |
JP4468505B2 JP4468505B2 (ja) | 2010-05-26 |
Family
ID=12669219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04363199A Expired - Fee Related JP4468505B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | ラップフィルムケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4468505B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011213355A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Toyo Aluminum Ekco Products Kk | 巻回物収容ケース |
KR101502685B1 (ko) * | 2013-06-05 | 2015-03-16 | 문경춘 | 롤 필름 수납용기 |
-
1999
- 1999-01-13 JP JP04363199A patent/JP4468505B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011213355A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Toyo Aluminum Ekco Products Kk | 巻回物収容ケース |
KR101502685B1 (ko) * | 2013-06-05 | 2015-03-16 | 문경춘 | 롤 필름 수납용기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4468505B2 (ja) | 2010-05-26 |
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