JP2000202827A - 多軸コアドリル装置 - Google Patents

多軸コアドリル装置

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JP2000202827A
JP2000202827A JP11010383A JP1038399A JP2000202827A JP 2000202827 A JP2000202827 A JP 2000202827A JP 11010383 A JP11010383 A JP 11010383A JP 1038399 A JP1038399 A JP 1038399A JP 2000202827 A JP2000202827 A JP 2000202827A
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JP
Japan
Prior art keywords
core
slit
drill
guide mechanism
drills
Prior art date
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Pending
Application number
JP11010383A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Miyoshi
和則 三好
Koji Suzuki
康志 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JP2000202827A publication Critical patent/JP2000202827A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート構造物にスリットを形成するた
めの連続した孔を短時間で且つ低コストであけること。 【解決手段】 コアドリル2A〜2Cが所定の間隔をあ
けて一直線状に整列して設けられているドリル本体2に
コアドリル2A〜2Cを回転駆動するための駆動機構3
を設け、ドリル本体2に、鉄筋コンクリート壁に対する
前進・後退を案内するための第1案内機構4と、第1案
内機構4を鉄筋コンクリート壁と平行にコアドリル2A
〜2Cの直線状配列方向Xに沿って案内するための第2
案内機構5とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンクリー
ト構造物の耐震補強工事のためのスリットを壁等に施工
する場合に好適な、多軸コアドリル装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近耐震補強工事の需要が多くなってき
ているが、この種の工事にあっては壁にスリットをあけ
る施工が必要となる。従来では、既設の壁にスリットを
あける場合、壁にあけるべきスリットの両サイドに該当
するところにコンクリートカッターで切り筋を入れ、そ
の間を手作業でハツリ取り、鉄筋を切断して所要のスリ
ットを形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のスリット形成方法は、スリットの両サイドにするため
の筋をコンクリートカッターで入れその間をハツリ取り
鉄筋を切断するという多数の工程を必要とし、且つ人力
による作業が多いので時間、費用の点で効率が非常に悪
いものであった。
【0004】本発明の目的は、したがって、コンクリー
ト構造物にスリットを形成するのに必要な、連続した孔
を短時間で且つ低コストであけるのに好適な、多軸コア
ドリル装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、コンクリート構造物に複数の孔を
一直線状にあけるための多軸コアドリル装置であって、
複数本のコアドリルが所定の間隔をあけて一直線状に整
列して設けられているドリル本体と、前記コアドリルを
回転駆動するため前記ドリル本体に設けられた駆動機構
と、前記ドリル本体の前記コンクリート構造物に対する
前進・後退を案内するための第1案内機構と、該第1案
内機構を前記コンクリート構造物と平行に前記コアドリ
ルの配列方向に沿って案内するための第2案内機構とを
備えて成る多軸コアドリル装置が提案される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0007】図1は、本発明による多軸コアドリル装置
の実施の形態の一例を示す斜視図である。コアドリル装
置1は、コンクリート構造物である既設の鉄筋コンクリ
ート壁にスリットを形成するのに必要な連続した複数の
孔を一直線状にあけるために用いられる装置であり、複
数本の細径のコアドリル2A、2B、2Cが所定の間隔
をあけて一直線状に整列して設けられているドリル本体
2と、これらのコアドリル2A〜2Cを同時に回転駆動
するためドリル本体2に設けられた駆動機構3とを備え
ている。
【0008】駆動機構3は、駆動用電動モータ31と、
駆動用電動モータ31の回転出力をコアドリル2A〜2
Cに伝達するためドリル本体2内に収納されている減速
歯車機構32とから成り、駆動用電動モータ31の電源
をオンとすることによりコアドリル2A〜2Cを同時に
所定方向に回転させることができる。なお、コアドリル
の数は3つに限らず2つ以上の適宜の数とすることがで
きる。
【0009】コアドリル装置1は、さらに、被加工体で
ある鉄筋コンクリート壁に対するドリル本体2の前進・
後退を案内するための第1案内機構4と、第1案内機構
4を鉄筋コンクリート壁と平行にコアドリル2A〜2C
の直線状配列方向Xに沿って案内するための第2案内機
構5とを備えている。第2案内機構の案内レール51は
鉄筋コンクリート壁(図示せず)に適宜の手段で固定さ
れる。
【0010】次に、コアドリル装置1を用いて鉄筋コン
クリート壁にスリットを形成する方法について図2を参
照して説明する。
【0011】コアドリル2A〜2Cが鉄筋コンクリート
壁へのスリット形成位置に対応するよう第2案内機構5
をコンクリート躯体に固定する。この状態で、第2案内
機構5を調節し、コアドリル2A〜2CがスリットSの
加工用予定中心線L上の所要位置にくるようドリル本体
2の位置決めを行う。しかる後、駆動機構3によりコア
ドリル2A〜2Cを回転させた状態で第1案内機構4に
よりドリル本体2をコンクリート壁に向けて前進させる
ことによりコアドリル2A〜2Cにより孔あけを行う。
【0012】図3の(A)はこれにより鉄筋コンクリー
ト壁にあけられた独立している3つの孔H1〜H3を示
している。
【0013】次に、ドリル本体2を第1案内機構4によ
って後退させた後、第2案内機構5によってドリル本体
2を加工用予定中心線Lに沿って下方にずらし、コアド
リル2A〜2Cが図3の(A)の点P1〜P3にそれぞ
れ対向するように位置調節を行う。そして、再びドリル
本体2を前進させることによりコアドリル2A〜2Cに
より鉄筋コンクリート壁に孔あけを行うことにより、新
たな3つの孔H4〜H6があけられる。
【0014】この状態を示したのが図3の(B)であ
り、本実施の形態では、上記した2回の孔あけによって
孔H1〜H6が連続し、所要のスリットSの形状に近い
孔あけが完了している。
【0015】しかる後、図3の(B)の状態からハツリ
取り、鉄筋の切断を行うことにより、従来に比べてより
簡単にスリットSを形成することができる。
【0016】上記実施の形態では、2回の孔あけで各孔
を連続させるようにしたが、形成すべきスリットの長さ
が長い場合、又はコアドリルの径が小さい場合には、ド
リル本体2のずらし量を適宜に定めることにより3回以
上の孔あけによりスリット形成のための連続孔(図3の
(C)の状態)を得るようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、コンクリ
ート構造物にスリットを形成する場合、このスリットの
形成のための連続した孔を極めて簡単且つ正確にあける
ことができるので、コンクリート構造物にスリットをあ
ける作業の時間短縮が可能となると共に、工費の削減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多軸コアドリル装置の実施の形態
の一例を示す斜視図。
【図2】図1に示したコアドリル装置の使用方法を説明
するための説明図。
【図3】図1に示したコアドリル装置を用いて鉄筋コン
クリート壁にスリットを形成する方法について説明する
ための図。
【符号の説明】
1 コアドリル装置 2 ドリル本体 2A〜2C コアドリル 3 駆動機構 4 第1案内機構 5 第2案内機構 H1〜H6 孔 S スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物に複数の孔を一直線
    状にあけるための多軸コアドリル装置であって、 複数本のコアドリルが所定の間隔をあけて一直線状に整
    列して設けられているドリル本体と、 前記コアドリルを回転駆動するため前記ドリル本体に設
    けられた駆動機構と、 前記ドリル本体の前記コンクリート構造物に対する前進
    ・後退を案内するための第1案内機構と、 該第1案内機構を前記コンクリート構造物と平行に前記
    コアドリルの配列方向に沿って案内するための第2案内
    機構とを備えて成ることを特徴とする多軸コアドリル装
    置。
JP11010383A 1999-01-19 1999-01-19 多軸コアドリル装置 Pending JP2000202827A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013039718A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Ohbayashi Corp コンクリート等の構造物の表面剥離方法及び表面剥離装置
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JP2016216920A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 鉄建建設株式会社 連続コアドリル工法
JP2019011596A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 久保工業株式会社 スリットの形成方法
JP2019039273A (ja) * 2017-08-29 2019-03-14 久保工業株式会社 スリットの形成方法

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