JP2000201272A - 電子透かし埋め込み装置および方法、記録媒体 - Google Patents
電子透かし埋め込み装置および方法、記録媒体Info
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- JP2000201272A JP2000201272A JP11002557A JP255799A JP2000201272A JP 2000201272 A JP2000201272 A JP 2000201272A JP 11002557 A JP11002557 A JP 11002557A JP 255799 A JP255799 A JP 255799A JP 2000201272 A JP2000201272 A JP 2000201272A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 著作者自身が容易かつ安価に電子透かし入り
著作物を作成できるようにするとともに、第三者がその
著作物を容易に偽造できないようにする。 【解決手段】 著作者の本人照合情報を電子透かし情報
として取り込む手段および、本人照合情報を入力して電
子透かし埋め込みを指示する手段としての本人照合情報
抽出部105と、電子透かし情報を著作物データに埋め
込む電子透かし埋め込み部106と設け、著作者の本人
照合情報を電子透かし情報として取り込み、その取り込
んだ電子透かし情報を著作者の指示に基づいて著作物デ
ータに埋め込めるようにすることにより、第三者のサー
ビス事業者等に依頼することなく、著作者が自らの指示
のもとで容易かつ安価に電子透かし入り著作物を作成で
きるようにするとともに、第三者が入手し難い本人照合
情報を電子透かしとすることで、電子透かし入り著作物
を第三者が容易に偽造できないようにする。
著作物を作成できるようにするとともに、第三者がその
著作物を容易に偽造できないようにする。 【解決手段】 著作者の本人照合情報を電子透かし情報
として取り込む手段および、本人照合情報を入力して電
子透かし埋め込みを指示する手段としての本人照合情報
抽出部105と、電子透かし情報を著作物データに埋め
込む電子透かし埋め込み部106と設け、著作者の本人
照合情報を電子透かし情報として取り込み、その取り込
んだ電子透かし情報を著作者の指示に基づいて著作物デ
ータに埋め込めるようにすることにより、第三者のサー
ビス事業者等に依頼することなく、著作者が自らの指示
のもとで容易かつ安価に電子透かし入り著作物を作成で
きるようにするとともに、第三者が入手し難い本人照合
情報を電子透かしとすることで、電子透かし入り著作物
を第三者が容易に偽造できないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子透かし埋め込み
装置および方法、記録媒体に関するものであり、特に、
画像データや音声データ等に電子透かしを入れてこれら
データの著作権を保護するシステムに用いて好適なもの
である。
装置および方法、記録媒体に関するものであり、特に、
画像データや音声データ等に電子透かしを入れてこれら
データの著作権を保護するシステムに用いて好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データや音声データ等の著作
権を保護するために、データ中に電子透かしを埋め込ん
で管理するシステムが提案されている。この電子透かし
を用いたシステムでは、図9に示すように、著作者5
は、著作物2と、著作者を識別する氏名や、ID等のコ
ード情報、社章等の画像情報、あるいは暗証番号等の鍵
情報から成る著作権情報3とを、埋め込みサーバ6を管
理するサービス事業者に預託して電子透かし入り著作物
4の作成を依頼し、その対価を支払っていた。
権を保護するために、データ中に電子透かしを埋め込ん
で管理するシステムが提案されている。この電子透かし
を用いたシステムでは、図9に示すように、著作者5
は、著作物2と、著作者を識別する氏名や、ID等のコ
ード情報、社章等の画像情報、あるいは暗証番号等の鍵
情報から成る著作権情報3とを、埋め込みサーバ6を管
理するサービス事業者に預託して電子透かし入り著作物
4の作成を依頼し、その対価を支払っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のシス
テムにおいては、埋め込みサーバ6を管理するサービス
事業者自体が電子透かしの埋め込み作業を担っており、
また、著作者5から与えられる著作権情報3が容易にコ
ピー可能な形式であるため、サービス事業者自体が電子
透かし入り著作物4を不正にコピーし、これを第三者に
流して著作権を侵害する可能性があるという問題があっ
た。
テムにおいては、埋め込みサーバ6を管理するサービス
事業者自体が電子透かしの埋め込み作業を担っており、
また、著作者5から与えられる著作権情報3が容易にコ
ピー可能な形式であるため、サービス事業者自体が電子
透かし入り著作物4を不正にコピーし、これを第三者に
流して著作権を侵害する可能性があるという問題があっ
た。
【0004】また、電子透かし入り著作物4を作成する
ために、著作者5がサービス事業者に依頼する手間をか
けたり、サービス事業者に対価を支払わなければならな
いという問題もあった。これは、著作者が本来的に有す
る著作権を保護するために多大な労力とコストとを要す
ることとなり、著作者にとって負担が大きなものとなっ
ていた。
ために、著作者5がサービス事業者に依頼する手間をか
けたり、サービス事業者に対価を支払わなければならな
いという問題もあった。これは、著作者が本来的に有す
る著作権を保護するために多大な労力とコストとを要す
ることとなり、著作者にとって負担が大きなものとなっ
ていた。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、著作者自身が容易に、かつ安価
に電子透かし入り著作物を作成できるようにするととも
に、著作者以外の第三者がその著作物を容易に偽造でき
ないようにすることを目的としている。
に成されたものであり、著作者自身が容易に、かつ安価
に電子透かし入り著作物を作成できるようにするととも
に、著作者以外の第三者がその著作物を容易に偽造でき
ないようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本出願に係る請求項1の発明は、著作者の本人照合
情報を電子透かし情報として取り込む本人照合情報抽出
手段と、著作者より電子透かし埋め込みを指示する指示
手段と、上記取り込んだ電子透かし情報を著作物データ
に埋め込む電子透かし埋め込み手段と、上記各手段を制
御して電子透かし埋め込み動作を制御する制御手段とを
有することを特徴とする。このように構成した本発明に
よれば、著作者の本人照合情報を電子透かし情報として
取り込み、その取り込んだ電子透かし情報を著作者の指
示に基づいて著作物データに埋め込むことができる。
に、本出願に係る請求項1の発明は、著作者の本人照合
情報を電子透かし情報として取り込む本人照合情報抽出
手段と、著作者より電子透かし埋め込みを指示する指示
手段と、上記取り込んだ電子透かし情報を著作物データ
に埋め込む電子透かし埋め込み手段と、上記各手段を制
御して電子透かし埋め込み動作を制御する制御手段とを
有することを特徴とする。このように構成した本発明に
よれば、著作者の本人照合情報を電子透かし情報として
取り込み、その取り込んだ電子透かし情報を著作者の指
示に基づいて著作物データに埋め込むことができる。
【0007】また、本出願に係る請求項2の発明は、上
記指示手段は本人照合手段を含み、上記制御手段は本人
照合が確認できた場合のみ電子透かし埋め込みを実施す
るように制御することを特徴とする。このように構成し
た本発明によれば、著作者の本人照合が確認できた場合
のみ電子透かし情報を著作物データに埋め込むことがで
きる。
記指示手段は本人照合手段を含み、上記制御手段は本人
照合が確認できた場合のみ電子透かし埋め込みを実施す
るように制御することを特徴とする。このように構成し
た本発明によれば、著作者の本人照合が確認できた場合
のみ電子透かし情報を著作物データに埋め込むことがで
きる。
【0008】また、本出願に係る請求項3の発明は、上
記本人照合情報抽出手段が手書きサイン情報を取り込む
手段から成ることを特徴とする。このように構成した本
発明によれば、著作者の手書きサイン情報を電子透かし
として埋め込むことができる。
記本人照合情報抽出手段が手書きサイン情報を取り込む
手段から成ることを特徴とする。このように構成した本
発明によれば、著作者の手書きサイン情報を電子透かし
として埋め込むことができる。
【0009】また、本出願に係る請求項4の発明は、上
記本人照合情報抽出手段が話者音声の特徴抽出情報を取
り込む手段から成ることを特徴とする。このように構成
した本発明によれば、著作者の話者音声の特徴抽出情報
を電子透かしとして埋め込むことができる。
記本人照合情報抽出手段が話者音声の特徴抽出情報を取
り込む手段から成ることを特徴とする。このように構成
した本発明によれば、著作者の話者音声の特徴抽出情報
を電子透かしとして埋め込むことができる。
【0010】また、本出願に係る請求項5の発明は、上
記本人照合情報抽出手段が指紋情報を取り込む手段から
成ることを特徴とする。このように構成した本発明によ
れば、著作者の指紋情報を電子透かしとして埋め込むこ
とができる。
記本人照合情報抽出手段が指紋情報を取り込む手段から
成ることを特徴とする。このように構成した本発明によ
れば、著作者の指紋情報を電子透かしとして埋め込むこ
とができる。
【0011】また、本出願に係る請求項6の発明は、上
記本人照合情報抽出手段が虹彩情報を取り込む手段から
成ることを特徴とする。このように構成した本発明によ
れば、著作者の虹彩情報を電子透かしとして埋め込むこ
とができる。
記本人照合情報抽出手段が虹彩情報を取り込む手段から
成ることを特徴とする。このように構成した本発明によ
れば、著作者の虹彩情報を電子透かしとして埋め込むこ
とができる。
【0012】また、本出願に係る請求項7の発明は、請
求項1に記載の各手段を1つの携帯情報端末として構成
したことを特徴とする。このように構成した本発明によ
れば、安価に購入が可能で簡単に使用することが可能な
携帯情報端末を用いて、著作者自身が電子透かし埋め込
みを操作することができる。
求項1に記載の各手段を1つの携帯情報端末として構成
したことを特徴とする。このように構成した本発明によ
れば、安価に購入が可能で簡単に使用することが可能な
携帯情報端末を用いて、著作者自身が電子透かし埋め込
みを操作することができる。
【0013】また、本出願に係る請求項8〜13の発明
は、上記請求項1〜6の発明による各手段の動作手順を
実行する電子透かし埋め込み方法である。また、本出願
に係る請求項14および15の発明は、請求項1および
2に記載の各手段としてコンピュータを機能させるため
のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ
読み取り可能な記録媒体である。
は、上記請求項1〜6の発明による各手段の動作手順を
実行する電子透かし埋め込み方法である。また、本出願
に係る請求項14および15の発明は、請求項1および
2に記載の各手段としてコンピュータを機能させるため
のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ
読み取り可能な記録媒体である。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明による電子透かし埋め込み装置の一実施形態に係る電
子透かし埋め込み端末の構成を示すブロック図であり、
図2は、上記電子透かし埋め込み端末を用いた電子透か
し埋め込みシステムの全体構成を示す図である。まず、
図2を用いて本実施形態の電子透かし埋め込みシステム
を説明する。
明による電子透かし埋め込み装置の一実施形態に係る電
子透かし埋め込み端末の構成を示すブロック図であり、
図2は、上記電子透かし埋め込み端末を用いた電子透か
し埋め込みシステムの全体構成を示す図である。まず、
図2を用いて本実施形態の電子透かし埋め込みシステム
を説明する。
【0015】図2において、5は著作者、1は著作者5
が通常の携帯情報端末として使用可能な電子透かし埋め
込み端末、2は文書データ、画像データ、音声データ等
の著作物、6はサイン等の個人認証が可能な本人照合情
報、4は当該サイン等の本人照合情報6を著作物2中に
電子透かしとして埋め込んで生成した電子透かし入り著
作物である。
が通常の携帯情報端末として使用可能な電子透かし埋め
込み端末、2は文書データ、画像データ、音声データ等
の著作物、6はサイン等の個人認証が可能な本人照合情
報、4は当該サイン等の本人照合情報6を著作物2中に
電子透かしとして埋め込んで生成した電子透かし入り著
作物である。
【0016】次に、図1を用いて電子透かし埋め込み端
末1の構成を説明する。図1において、101はCP
U、102は透かし情報、認証情報、その他各種制御デ
ータおよびユーザデータを蓄積するRAM、103は当
該電子透かし埋め込み端末1の制御プログラムを格納す
るROMである。104はデータ送受信部であり、著作
物2の原データあるいは電子透かし入り著作物4のデー
タを、当該データを送受信すべき他の端末あるいは記憶
媒体との間で無線や有線あるいは各種蓄積メディアを介
して送受信する。
末1の構成を説明する。図1において、101はCP
U、102は透かし情報、認証情報、その他各種制御デ
ータおよびユーザデータを蓄積するRAM、103は当
該電子透かし埋め込み端末1の制御プログラムを格納す
るROMである。104はデータ送受信部であり、著作
物2の原データあるいは電子透かし入り著作物4のデー
タを、当該データを送受信すべき他の端末あるいは記憶
媒体との間で無線や有線あるいは各種蓄積メディアを介
して送受信する。
【0017】また、105は本人照合情報6を抽出する
本人照合情報抽出部、106は電子透かし埋め込み部で
あり、データ送受信部104より受信した著作物原デー
タ2に対して、上記抽出した本人照合情報6を電子透か
し情報として埋め込み、電子透かし入り著作物データ4
を作成する。107は本人照合を含む個人認証を行う認
証部である。
本人照合情報抽出部、106は電子透かし埋め込み部で
あり、データ送受信部104より受信した著作物原デー
タ2に対して、上記抽出した本人照合情報6を電子透か
し情報として埋め込み、電子透かし入り著作物データ4
を作成する。107は本人照合を含む個人認証を行う認
証部である。
【0018】上記CPU101は、ROM103内の制
御プログラムに基づいて、RAM102、ROM10
3、データ送受信部104、本人照合情報抽出部10
5、電子透かし埋め込み部106、認証部107、およ
びその他電子透かし埋め込み端末1全体の制御を行う。
御プログラムに基づいて、RAM102、ROM10
3、データ送受信部104、本人照合情報抽出部10
5、電子透かし埋め込み部106、認証部107、およ
びその他電子透かし埋め込み端末1全体の制御を行う。
【0019】図3は、上記図1の構成において、本人照
合情報として手書きサイン情報を利用し、本人照合情報
抽出部105を液晶等の表示部108と、タッチパネル
等のペン入力検知部109とから構成したものである。
この図3の構成では、表示部108およびペン入力検知
部109をCPU101が制御することにより、当該表
示部108に入力されペン入力検知部109より検知さ
れる手書きサイン情報を、本人照合情報および電子透か
し情報として活用する。
合情報として手書きサイン情報を利用し、本人照合情報
抽出部105を液晶等の表示部108と、タッチパネル
等のペン入力検知部109とから構成したものである。
この図3の構成では、表示部108およびペン入力検知
部109をCPU101が制御することにより、当該表
示部108に入力されペン入力検知部109より検知さ
れる手書きサイン情報を、本人照合情報および電子透か
し情報として活用する。
【0020】図4は、電子透かし埋め込み部106の内
部構成を示す図である。ここでは、画像情報や音声情報
よりなる著作物データを周波数変換し、その特定の周波
数成分に透かし情報を埋め込む場合の構成を示してい
る。図4において、201は入力される著作物原データ
204を周波数成分に変換する周波数変換器、202は
周波数成分に変換された著作物原データの所定の周波数
成分に透かし情報205を埋め込む加算器、203は透
かし情報205が埋め込まれた周波数成分のデータを元
の空間領域の電子透かし入り著作物データ206に変換
出力する周波数逆変換器である。
部構成を示す図である。ここでは、画像情報や音声情報
よりなる著作物データを周波数変換し、その特定の周波
数成分に透かし情報を埋め込む場合の構成を示してい
る。図4において、201は入力される著作物原データ
204を周波数成分に変換する周波数変換器、202は
周波数成分に変換された著作物原データの所定の周波数
成分に透かし情報205を埋め込む加算器、203は透
かし情報205が埋め込まれた周波数成分のデータを元
の空間領域の電子透かし入り著作物データ206に変換
出力する周波数逆変換器である。
【0021】次に、図5のフローチャートに従って、本
実施形態の本人照合情報6である手書きサイン情報を電
子透かしとして著作物データ2に埋め込み、電子透かし
入り著作物データ4を作成し、これを第三者に配布する
際の動作を説明する。本実施形態においては、著作者5
が自己の所有する電子透かし埋め込み端末1内のRAM
102に対して、電子透かし情報として用いる手書きサ
イン情報を予め登録する。そして、電子透かし入り著作
物データ4の作成時には、手書きサインが入力される
と、RAM102内の手書きサインを用いて認証部10
7により本人認証が確認され、その後に電子透かし埋め
込みが可能となるものとする。
実施形態の本人照合情報6である手書きサイン情報を電
子透かしとして著作物データ2に埋め込み、電子透かし
入り著作物データ4を作成し、これを第三者に配布する
際の動作を説明する。本実施形態においては、著作者5
が自己の所有する電子透かし埋め込み端末1内のRAM
102に対して、電子透かし情報として用いる手書きサ
イン情報を予め登録する。そして、電子透かし入り著作
物データ4の作成時には、手書きサインが入力される
と、RAM102内の手書きサインを用いて認証部10
7により本人認証が確認され、その後に電子透かし埋め
込みが可能となるものとする。
【0022】図5において、まずステップS101で、
著作者5より電子透かし埋め込みの要求があると、電子
透かし埋め込み端末1のCPU101は、ステップS1
02で、本人照合情報6である手書きサインデータがR
AM102の所定のアドレスに登録済みであるかどうか
をチェックする。登録済みでない場合は、ステップS1
03で、表示部108によりユーザである著作書5に対
して手書きサインの入力要求を行う。
著作者5より電子透かし埋め込みの要求があると、電子
透かし埋め込み端末1のCPU101は、ステップS1
02で、本人照合情報6である手書きサインデータがR
AM102の所定のアドレスに登録済みであるかどうか
をチェックする。登録済みでない場合は、ステップS1
03で、表示部108によりユーザである著作書5に対
して手書きサインの入力要求を行う。
【0023】そして、ステップS104で著作者5から
の手書きサイン入力をペン入力検知部109により検知
し、ステップS105で当該入力された手書きサインデ
ータが本人照合データとして登録するのに適当であると
判断すると、ステップS106でRAM102の所定の
アドレスに当該入力された手書きサインデータを認証情
報として登録する。さらに、表示部108により手書き
サインの登録完了表示を行い、ステップS107に進
む。
の手書きサイン入力をペン入力検知部109により検知
し、ステップS105で当該入力された手書きサインデ
ータが本人照合データとして登録するのに適当であると
判断すると、ステップS106でRAM102の所定の
アドレスに当該入力された手書きサインデータを認証情
報として登録する。さらに、表示部108により手書き
サインの登録完了表示を行い、ステップS107に進
む。
【0024】一方、上記ステップS102で手書きサイ
ンが登録済みであると判断した場合は、上記ステップS
103〜S106の処理は行わずにステップS107に
ジャンプする。ステップS107では、表示部108に
よりユーザである著作者5に対して手書きサインの入力
要求を行う。これに対して、ステップS108で著作者
5からの手書きサイン入力をペン入力検知部109によ
り検知すると、ステップS109で当該入力された手書
きサインデータを上記RAM102の所定のアドレスに
格納された認証情報と照合する。
ンが登録済みであると判断した場合は、上記ステップS
103〜S106の処理は行わずにステップS107に
ジャンプする。ステップS107では、表示部108に
よりユーザである著作者5に対して手書きサインの入力
要求を行う。これに対して、ステップS108で著作者
5からの手書きサイン入力をペン入力検知部109によ
り検知すると、ステップS109で当該入力された手書
きサインデータを上記RAM102の所定のアドレスに
格納された認証情報と照合する。
【0025】上記ステップS109で認証されなかった
場合は処理を終了し、認証された場合は、ステップS1
10に進み、データ送受信部104より受信した著作物
データ2を電子透かし埋め込み部106に入力する。そ
して、ステップS111で、電子透かし埋め込み部10
6において、当該入力した著作物データ2中に手書きサ
インデータを電子透かしとして埋め込む処理を行い、ス
テップS112で表示部108により電子透かし入り著
作物データ4の作成完了を表示する。
場合は処理を終了し、認証された場合は、ステップS1
10に進み、データ送受信部104より受信した著作物
データ2を電子透かし埋め込み部106に入力する。そ
して、ステップS111で、電子透かし埋め込み部10
6において、当該入力した著作物データ2中に手書きサ
インデータを電子透かしとして埋め込む処理を行い、ス
テップS112で表示部108により電子透かし入り著
作物データ4の作成完了を表示する。
【0026】すなわち、まず、著作物データ2を周波数
変換器201で周波数成分に変換する。また、RAM1
02に格納された登録手書きサインデータを、不図示の
前処理部で透かし情報として適当なデータに加工する。
そして、加算器202において、上記加工した透かし情
報を著作物データ2の特定の周波数成分に埋め込み、そ
の結果を周波数逆変換器203で空間領域のデータに逆
変換し、電子透かし入り著作物データ4として出力す
る。
変換器201で周波数成分に変換する。また、RAM1
02に格納された登録手書きサインデータを、不図示の
前処理部で透かし情報として適当なデータに加工する。
そして、加算器202において、上記加工した透かし情
報を著作物データ2の特定の周波数成分に埋め込み、そ
の結果を周波数逆変換器203で空間領域のデータに逆
変換し、電子透かし入り著作物データ4として出力す
る。
【0027】その後、ステップS113で、当該生成さ
れた電子透かし入り著作物データ4の第三者への送信要
求が著作者5よりあると、ステップS114で、データ
送受信部104より当該電子透かし入り著作物データ4
を送信する。
れた電子透かし入り著作物データ4の第三者への送信要
求が著作者5よりあると、ステップS114で、データ
送受信部104より当該電子透かし入り著作物データ4
を送信する。
【0028】以上説明したように、本実施形態において
は、電子透かし埋め込み端末1に、著作者の本人照合情
報を電子透かし情報として取り込む手段と、著作物デー
タを送受信する手段と、著作者より電子透かし埋め込み
を指示する手段と、上記取り込んだ電子透かし情報を著
作物データに埋め込む手段と、上記各手段を制御して電
子透かし埋め込み動作を制御する手段とを設けることに
より、通常は携帯情報端末として使用可能な電子透かし
埋め込み端末を用いて、著作者自身が容易かつ安価に電
子透かし入り著作物を作成することができ、大変便利で
経済的である。しかも、本人照合情報は、本人以外の第
三者が入手することは難しいので、当該本人照合情報を
電子透かしとして埋め込むことで、電子透かし入り著作
物を容易に偽造することはできなくなり、著作権保護の
点での安全性を非常に高くすることができる。
は、電子透かし埋め込み端末1に、著作者の本人照合情
報を電子透かし情報として取り込む手段と、著作物デー
タを送受信する手段と、著作者より電子透かし埋め込み
を指示する手段と、上記取り込んだ電子透かし情報を著
作物データに埋め込む手段と、上記各手段を制御して電
子透かし埋め込み動作を制御する手段とを設けることに
より、通常は携帯情報端末として使用可能な電子透かし
埋め込み端末を用いて、著作者自身が容易かつ安価に電
子透かし入り著作物を作成することができ、大変便利で
経済的である。しかも、本人照合情報は、本人以外の第
三者が入手することは難しいので、当該本人照合情報を
電子透かしとして埋め込むことで、電子透かし入り著作
物を容易に偽造することはできなくなり、著作権保護の
点での安全性を非常に高くすることができる。
【0029】また、本実施形態においては、本人照合情
報として著作者の手書きサインデータを用いることによ
り、本人照合情報の抽出を簡易にすることができる。ま
た、電子透かし埋め込み端末1により電子透かしの埋め
込みを実施する際の所有者認証(本人照合)を行う際
に、電子透かし情報として用いるものと同一の本人照合
情報を利用することができるので、これらを別々に用意
しなくても済み、大変効率的であるという大きなメリッ
トを有する。
報として著作者の手書きサインデータを用いることによ
り、本人照合情報の抽出を簡易にすることができる。ま
た、電子透かし埋め込み端末1により電子透かしの埋め
込みを実施する際の所有者認証(本人照合)を行う際
に、電子透かし情報として用いるものと同一の本人照合
情報を利用することができるので、これらを別々に用意
しなくても済み、大変効率的であるという大きなメリッ
トを有する。
【0030】なお、本実施形態においては、電子透かし
埋め込み部106の内部構成は、著作物データを周波数
変換した後に透かし情報を埋め込み、それを周波数逆変
換する構成とした。しかし、透かしデータの埋め込み部
の構成は、このような実施形態の構成に限らない。例え
ば、著作物データの標本値に透かしデータを埋め込む構
成や、他の構成であっても構わないということは言うま
でもない。
埋め込み部106の内部構成は、著作物データを周波数
変換した後に透かし情報を埋め込み、それを周波数逆変
換する構成とした。しかし、透かしデータの埋め込み部
の構成は、このような実施形態の構成に限らない。例え
ば、著作物データの標本値に透かしデータを埋め込む構
成や、他の構成であっても構わないということは言うま
でもない。
【0031】また、本実施形態においては、手書きサイ
ン情報の取り込み手段はペン入力検知部109から成る
ものとしたが、サインを筆記する腕および五指の動きを
検出することによりサイン情報を取り込む等、他の構成
や方法であっても構わないことは言うまでもない。
ン情報の取り込み手段はペン入力検知部109から成る
ものとしたが、サインを筆記する腕および五指の動きを
検出することによりサイン情報を取り込む等、他の構成
や方法であっても構わないことは言うまでもない。
【0032】(第2の実施形態)上記第1の実施形態で
は、本人照合情報として手書きサインデータを用いた例
について説明したが、本発明の第2の実施形態では、本
人照合情報として話者音声の特徴抽出データを用いる。
は、本人照合情報として手書きサインデータを用いた例
について説明したが、本発明の第2の実施形態では、本
人照合情報として話者音声の特徴抽出データを用いる。
【0033】図6は、第2の実施形態による電子透かし
埋め込み端末1の構成を示したブロック図である。本実
施形態は、図1の本人照合情報抽出部105を、マイク
110、オーディオ部111および話者認識部113か
ら構成したものである。さらに、図6では、音声認識部
112も加えた構成となっている。
埋め込み端末1の構成を示したブロック図である。本実
施形態は、図1の本人照合情報抽出部105を、マイク
110、オーディオ部111および話者認識部113か
ら構成したものである。さらに、図6では、音声認識部
112も加えた構成となっている。
【0034】本実施形態の動作は、本人照合情報の登
録、抽出動作の部分がその本人照合情報の種類により異
なるのみで、基本的な動作フローは第1の実施形態と全
く同様である。すなわち、マイク110より入力された
著作者5の音声をオーディオ部111で処理し、話者認
識部113を介して所定の特徴データを抽出する。そし
て、この抽出した特徴データをRAM102の所定のア
ドレスに認証情報として予め登録しておく。
録、抽出動作の部分がその本人照合情報の種類により異
なるのみで、基本的な動作フローは第1の実施形態と全
く同様である。すなわち、マイク110より入力された
著作者5の音声をオーディオ部111で処理し、話者認
識部113を介して所定の特徴データを抽出する。そし
て、この抽出した特徴データをRAM102の所定のア
ドレスに認証情報として予め登録しておく。
【0035】その後、電子透かし入り著作物データ4の
作成時には、マイク110より音声が入力されると、R
AM102内の認証情報を用いて認証部107により本
人認証が行われる。ここで、認証が確認された場合に、
その話者音声の特徴データを電子透かしとして著作物デ
ータに埋め込むことにより、電子透かし入り著作物デー
タ4を作成する。
作成時には、マイク110より音声が入力されると、R
AM102内の認証情報を用いて認証部107により本
人認証が行われる。ここで、認証が確認された場合に、
その話者音声の特徴データを電子透かしとして著作物デ
ータに埋め込むことにより、電子透かし入り著作物デー
タ4を作成する。
【0036】本実施形態のように、話者音声の特徴抽出
データを本人照合情報として用いることにより、本人照
合情報抽出部105の構成は、マイク110の他は物理
的な機構を必要としないことなる。これにより、表示部
108やペン入力検知部109を用いていた第1の実施
形態に比べて、電子透かし埋め込み端末1を小型化、軽
量化することができる。
データを本人照合情報として用いることにより、本人照
合情報抽出部105の構成は、マイク110の他は物理
的な機構を必要としないことなる。これにより、表示部
108やペン入力検知部109を用いていた第1の実施
形態に比べて、電子透かし埋め込み端末1を小型化、軽
量化することができる。
【0037】(第3の実施形態)上記第1の実施形態で
は、本人照合情報として手書きサインデータを用いた例
について説明したが、本発明の第3の実施形態では、本
人照合情報として指紋データを用いる。
は、本人照合情報として手書きサインデータを用いた例
について説明したが、本発明の第3の実施形態では、本
人照合情報として指紋データを用いる。
【0038】図7は、第3の実施形態による電子透かし
埋め込み端末1の構成を示したブロック図である。本実
施形態は、図1の本人照合情報抽出部105を、指紋入
力部114および指紋認識部115から構成したもので
ある。本実施形態の動作は、本人照合情報の登録、抽出
動作の部分がその本人照合情報の種類により異なるのみ
で、基本的な動作フローは第1の実施形態と全く同様で
ある。
埋め込み端末1の構成を示したブロック図である。本実
施形態は、図1の本人照合情報抽出部105を、指紋入
力部114および指紋認識部115から構成したもので
ある。本実施形態の動作は、本人照合情報の登録、抽出
動作の部分がその本人照合情報の種類により異なるのみ
で、基本的な動作フローは第1の実施形態と全く同様で
ある。
【0039】すなわち、指紋入力部114より入力され
た著作者5の指紋データを指紋認識部115を介してR
AM102の所定のアドレスに認証情報として予め登録
しておく。その後、電子透かし入り著作物データ4の作
成時には、指紋入力部114より指紋が入力されると、
RAM102内の認証情報を用いて認証部107により
本人認証が行われる。ここで、認証が確認された場合
に、その指紋データを電子透かしとして著作物データに
埋め込むことにより、電子透かし入り著作物データ4を
作成する。
た著作者5の指紋データを指紋認識部115を介してR
AM102の所定のアドレスに認証情報として予め登録
しておく。その後、電子透かし入り著作物データ4の作
成時には、指紋入力部114より指紋が入力されると、
RAM102内の認証情報を用いて認証部107により
本人認証が行われる。ここで、認証が確認された場合
に、その指紋データを電子透かしとして著作物データに
埋め込むことにより、電子透かし入り著作物データ4を
作成する。
【0040】本実施形態のように、指紋情報を本人照合
情報として用いることにより、電子透かし埋め込み端末
1の本体を支持する際に指紋を取り込むように構成すれ
ば、本人照合情報の取り込みを著作者が特別意識するこ
となく実施することができ、非常に便利である。
情報として用いることにより、電子透かし埋め込み端末
1の本体を支持する際に指紋を取り込むように構成すれ
ば、本人照合情報の取り込みを著作者が特別意識するこ
となく実施することができ、非常に便利である。
【0041】(第4の実施形態)上記第1の実施形態で
は、本人照合情報として手書きサインデータを用いた例
について説明したが、本発明の第4の実施形態では、本
人照合情報として眼球の虹彩データを用いる。
は、本人照合情報として手書きサインデータを用いた例
について説明したが、本発明の第4の実施形態では、本
人照合情報として眼球の虹彩データを用いる。
【0042】図8は、第4の実施形態による電子透かし
埋め込み端末1の構成を示したブロック図である。本実
施形態は、図1の本人照合情報抽出部105を、虹彩入
力部116および虹彩認識部117から構成したもので
ある。本実施形態の動作は、本人照合情報の登録、抽出
動作の部分がその本人照合情報の種類により異なるのみ
で、基本的な動作フローは第1の実施形態と全く同様で
ある。
埋め込み端末1の構成を示したブロック図である。本実
施形態は、図1の本人照合情報抽出部105を、虹彩入
力部116および虹彩認識部117から構成したもので
ある。本実施形態の動作は、本人照合情報の登録、抽出
動作の部分がその本人照合情報の種類により異なるのみ
で、基本的な動作フローは第1の実施形態と全く同様で
ある。
【0043】すなわち、虹彩入力部116より入力され
た著作者5の虹彩データを虹彩認識部117を介してR
AM102の所定のアドレスに認証情報として予め登録
しておく。その後、電子透かし入り著作物データ4の作
成時には、虹彩入力部116より虹彩が入力されると、
RAM102内の認証情報を用いて認証部107により
本人認証が行われる。ここで、認証が確認された場合
に、その虹彩データを電子透かしとして著作物データに
埋め込むことにより、電子透かし入り著作物データ4を
作成する。
た著作者5の虹彩データを虹彩認識部117を介してR
AM102の所定のアドレスに認証情報として予め登録
しておく。その後、電子透かし入り著作物データ4の作
成時には、虹彩入力部116より虹彩が入力されると、
RAM102内の認証情報を用いて認証部107により
本人認証が行われる。ここで、認証が確認された場合
に、その虹彩データを電子透かしとして著作物データに
埋め込むことにより、電子透かし入り著作物データ4を
作成する。
【0044】本実施形態のように、虹彩情報を本人照合
情報として用いることにより、電子透かし埋め込み端末
1の表示部108を見る際の瞳の虹彩情報を取り込むよ
うに構成すれば、本人照合情報の取り込みを著作者が特
別意識することなく実施することができ、非常に便利で
ある。
情報として用いることにより、電子透かし埋め込み端末
1の表示部108を見る際の瞳の虹彩情報を取り込むよ
うに構成すれば、本人照合情報の取り込みを著作者が特
別意識することなく実施することができ、非常に便利で
ある。
【0045】(本発明の他の実施形態)なお、以上の実
施形態では電子透かし埋め込み装置を携帯情報端末とし
て実現した場合について説明したが、デスクトップ型の
パーソナルコンピュータなど様々な形態のコンピュータ
により実現しても良い。また、本発明は、複数の機器
(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、
リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用し
ても1つの機器(例えば、上述の携帯情報端末やスタン
ドアロン型のコンピュータ等)からなる装置に適用して
も良い。
施形態では電子透かし埋め込み装置を携帯情報端末とし
て実現した場合について説明したが、デスクトップ型の
パーソナルコンピュータなど様々な形態のコンピュータ
により実現しても良い。また、本発明は、複数の機器
(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、
リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用し
ても1つの機器(例えば、上述の携帯情報端末やスタン
ドアロン型のコンピュータ等)からなる装置に適用して
も良い。
【0046】また、上述した実施形態の機能を実現する
べく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウ
ェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるい
は装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納
されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させ
ることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれ
る。
べく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウ
ェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるい
は装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納
されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させ
ることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれ
る。
【0047】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0048】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0049】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような効果が得られる。すなわち、請求項1、
8、14の発明によれば、埋め込みサーバを管理する第
三者のサービス事業者等に依頼することなく、著作者が
自らの指示のもとで容易かつ安価に電子透かし入り著作
物を作成することができ、大変便利で、経済的である。
しかも、電子透かし情報として用いる本人照合情報は、
著作者本人以外の第三者は入手し難いので、当該本人照
合情報を電子透かしとする電子透かし入り著作物を第三
者が容易に偽造することはできなくなり、著作権保護の
点で大変安全性が高いという大きな利点も得られる。
以下のような効果が得られる。すなわち、請求項1、
8、14の発明によれば、埋め込みサーバを管理する第
三者のサービス事業者等に依頼することなく、著作者が
自らの指示のもとで容易かつ安価に電子透かし入り著作
物を作成することができ、大変便利で、経済的である。
しかも、電子透かし情報として用いる本人照合情報は、
著作者本人以外の第三者は入手し難いので、当該本人照
合情報を電子透かしとする電子透かし入り著作物を第三
者が容易に偽造することはできなくなり、著作権保護の
点で大変安全性が高いという大きな利点も得られる。
【0051】また、請求項2、9、15の発明によれ
ば、本人照合情報を用いて本人照合が確認できた場合の
み電子透かし埋め込みを実施するように制御するように
したので、著作者の本人照合が確認できた場合にのみ電
子透かし情報を著作物データに埋め込むことができ、電
子透かし埋め込み過程における不正を防止してシステム
の信頼性を向上させることができる。しかも、電子透か
し埋め込みを実施する際の所有者認証(本人照合)を行
う際に、電子透かし情報として用いるものと同一の本人
照合情報を利用することができ、大変効率的であるとい
う大きな利点も有する。
ば、本人照合情報を用いて本人照合が確認できた場合の
み電子透かし埋め込みを実施するように制御するように
したので、著作者の本人照合が確認できた場合にのみ電
子透かし情報を著作物データに埋め込むことができ、電
子透かし埋め込み過程における不正を防止してシステム
の信頼性を向上させることができる。しかも、電子透か
し埋め込みを実施する際の所有者認証(本人照合)を行
う際に、電子透かし情報として用いるものと同一の本人
照合情報を利用することができ、大変効率的であるとい
う大きな利点も有する。
【0052】また、請求項3、10の発明によれば、本
人照合情報として手書きサイン情報を用いたので、本人
照合情報の抽出を簡易することができるとともに、既に
サイン情報による本人照合情報の認証システムの実績も
あり、信頼度が高いという利点がある。
人照合情報として手書きサイン情報を用いたので、本人
照合情報の抽出を簡易することができるとともに、既に
サイン情報による本人照合情報の認証システムの実績も
あり、信頼度が高いという利点がある。
【0053】また、請求項4、11の発明によれば、本
人照合情報として話者音声の特徴抽出情報を用いたの
で、本人照合情報を抽出する部分の構成として、マイク
等の音声入力機構の他は物理的な機構を必要としないこ
ととなり、電子透かし埋め込み装置を小型化、軽量化す
ることができるという利点を有する。
人照合情報として話者音声の特徴抽出情報を用いたの
で、本人照合情報を抽出する部分の構成として、マイク
等の音声入力機構の他は物理的な機構を必要としないこ
ととなり、電子透かし埋め込み装置を小型化、軽量化す
ることができるという利点を有する。
【0054】また、請求項5、12の発明によれば、本
人照合情報として指紋情報を用いたので、電子透かし埋
め込み装置本体を支持する際に著作者の指紋を取り込む
ように構成すれば、本人照合情報の取り込みを著作者が
特別意識することなく実施でき、大変便利であるという
利点がある。
人照合情報として指紋情報を用いたので、電子透かし埋
め込み装置本体を支持する際に著作者の指紋を取り込む
ように構成すれば、本人照合情報の取り込みを著作者が
特別意識することなく実施でき、大変便利であるという
利点がある。
【0055】また、請求項6、13の発明によれば、本
人照合情報として虹彩情報を用いたので、電子透かし埋
め込み装置本体の表示を見る際に著作者の瞳の虹彩情報
を取り込むように構成すれば、本人照合情報の取り込み
を著作者が特別意識することなく実施でき、大変便利で
あるという利点がある。
人照合情報として虹彩情報を用いたので、電子透かし埋
め込み装置本体の表示を見る際に著作者の瞳の虹彩情報
を取り込むように構成すれば、本人照合情報の取り込み
を著作者が特別意識することなく実施でき、大変便利で
あるという利点がある。
【0056】また、請求項7の発明によれば、請求項1
に記載の各手段を1つの携帯情報端末として構成したの
で、通常は携帯情報端末として使用可能な電子透かし埋
め込み端末を用いて、著作者自身が容易かつ安価に電子
透かし入り著作物を作成することができ、大変便利で、
経済的である。
に記載の各手段を1つの携帯情報端末として構成したの
で、通常は携帯情報端末として使用可能な電子透かし埋
め込み端末を用いて、著作者自身が容易かつ安価に電子
透かし入り著作物を作成することができ、大変便利で、
経済的である。
【図1】本発明による電子透かし埋め込み装置の一実施
形態に係る電子透かし埋め込み端末の構成を示すブロッ
ク図である。
形態に係る電子透かし埋め込み端末の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本実施形態の電子透かし埋め込み端末を用いた
電子透かし埋め込みシステムの全体構成を示す図であ
る。
電子透かし埋め込みシステムの全体構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る電子透かし埋め
込み端末の構成を示すブロック図である。
込み端末の構成を示すブロック図である。
【図4】電子透かし埋め込み部の構成例を示すブロック
図である。
図である。
【図5】本発明の第1の実施形態による電子透かし埋め
込み動作を示すフローチャートである。
込み動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る電子透かし埋め
込み端末の構成を示すブロック図である。
込み端末の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る電子透かし埋め
込み端末の構成を示すブロック図である。
込み端末の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る電子透かし埋め
込み端末の構成を示すブロック図である。
込み端末の構成を示すブロック図である。
【図9】従来例のシステム構成を示す概念図である。
1 電子透かし埋め込み端末 2 著作物 4 電子透かし入り著作物 5 著作者 6 本人照合情報 101 CPU 102 RAM 103 ROM 104 データ送受信部 105 本人照合情報抽出部 106 電子透かし埋め込み部 107 認証部 108 表示部 109 ペン入力検知部 110 マイク 111 オーディオ部 112 音声認識部 113 話者認識部 114 指紋入力部 115 指紋認識部 116 虹彩入力部 117 虹彩認識部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B043 AA09 BA02 BA04 BA06 BA07 FA01 FA07 5B057 AA20 CE08 5C076 AA12 AA14 5J104 AA07 AA14 KA01 KA17 KA18 KA19 PA14 9A001 CC05 EE02 HH15 HH23 JJ71 KK31 LL03
Claims (15)
- 【請求項1】 著作者の本人照合情報を電子透かし情報
として取り込む本人照合情報抽出手段と、 著作者より電子透かし埋め込みを指示する指示手段と、 上記取り込んだ電子透かし情報を著作物データに埋め込
む電子透かし埋め込み手段と、 上記各手段を制御して電子透かし埋め込み動作を制御す
る制御手段とを有することを特徴とする電子透かし埋め
込み装置。 - 【請求項2】 上記指示手段は本人照合手段を含み、上
記制御手段は本人照合が確認できた場合のみ電子透かし
埋め込みを実施するように制御することを特徴とする請
求項1に記載の電子透かし埋め込み装置。 - 【請求項3】 上記本人照合情報抽出手段は、手書きサ
イン情報を取り込む手段から成ることを特徴とする請求
項1または2に記載の電子透かし埋め込み装置。 - 【請求項4】 上記本人照合情報抽出手段は、話者音声
の特徴抽出情報を取り込む手段から成ることを特徴とす
る請求項1または2に記載の電子透かし埋め込み装置。 - 【請求項5】 上記本人照合情報抽出手段は、指紋情報
を取り込む手段から成ることを特徴とする請求項1また
は2に記載の電子透かし埋め込み装置。 - 【請求項6】 上記本人照合情報抽出手段は、虹彩情報
を取り込む手段から成ることを特徴とする請求項1また
は2に記載の電子透かし埋め込み装置。 - 【請求項7】 上記請求項1に記載の各手段を1つの携
帯情報端末として構成したことを特徴とする電子透かし
埋め込み装置。 - 【請求項8】 著作者の本人照合情報を電子透かし情報
として取り込む工程と、 著作者より電子透かし埋め込みを指示する工程と、 著作物データを入力して当該著作物データに上記取り込
んだ電子透かし情報を埋め込む工程とを有することを特
徴とする電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項9】 上記著作者より電子透かし埋め込みを指
示する工程は、本人照合工程を含み、本人照合が確認で
きた場合のみ上記電子透かし情報を埋め込む工程に移行
するように制御することを特徴とする請求項8に記載の
電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項10】 上記本人照合情報を取り込む工程は、
手書きサイン情報を取り込む工程から成ることを特徴と
する請求項8または9に記載の電子透かし埋め込み方
法。 - 【請求項11】 上記本人照合情報を取り込む工程は、
話者音声の特徴抽出情報を取り込む工程から成ることを
特徴とする請求項8または9に記載の電子透かし埋め込
み方法。 - 【請求項12】 上記本人照合情報を取り込む工程は、
指紋情報を取り込む工程から成ることを特徴とする請求
項8または9に記載の電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項13】 上記本人照合情報を取り込む工程は、
虹彩情報を取り込む工程から成ることを特徴とする請求
項8または9に記載の電子透かし埋め込み方法。 - 【請求項14】 著作者の本人照合情報を電子透かし情
報として取り込む本人照合情報抽出手段と、 著作者より電子透かし埋め込みを指示する指示手段と、 上記取り込んだ電子透かし情報を著作物データに埋め込
む電子透かし埋め込み手段と、 上記各手段を制御して電子透かし埋め込み動作を制御す
る制御手段としてコンピュータを機能させるためのプロ
グラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取
り可能な記録媒体。 - 【請求項15】 上記指示手段は本人照合手段を含み、
上記制御手段は本人照合が確認できた場合のみ電子透か
し埋め込みを実施するように制御するためのプログラム
を記録したことを特徴とする請求項14に記載のコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002557A JP2000201272A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 電子透かし埋め込み装置および方法、記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002557A JP2000201272A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 電子透かし埋め込み装置および方法、記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000201272A true JP2000201272A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11532689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11002557A Pending JP2000201272A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 電子透かし埋め込み装置および方法、記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000201272A (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2002041364A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-08 | Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd | 情報提供システムおよび透かし情報組込方法 |
WO2005027502A1 (ja) * | 2003-09-12 | 2005-03-24 | 5 Digistar Inc. | コンテンツ管理システム |
WO2005052859A1 (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 眼画像入力装置および認証装置ならびに画像処理方法 |
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JP2017523743A (ja) * | 2014-05-26 | 2017-08-17 | ラズロ・326・エルエルシー | 暗号化された電子賭博チケット |
WO2023181871A1 (ja) * | 2022-03-22 | 2023-09-28 | ソニーグループ株式会社 | 情報処理装置および方法、並びに、情報処理システム |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP11002557A patent/JP2000201272A/ja active Pending
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