JP2000201102A5 - - Google Patents
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【特許請求の範囲】
【請求項1】 遠隔の送信機の複数のアンテナのそれぞれからの複数個の信号経路のそれぞれに沿った複数個の入力信号、及び予定の値を持つ少なくとも1つの既知の信号を受取るように結合されていて、前記複数個の入力信号及び少なくとも1つの既知の信号に応答して、夫々の信号経路に対応する複数個の推定信号を発生する推定回路と、
前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号を受取るように結合されていて、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第1の記号推定値を発生すると共に、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第2の記号推定値を発生する補正回路
とを含む回路。
【請求項2】 請求項1記載の回路に於て、前記複数個の入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号を含む回路。
【請求項3】 請求項2記載の回路に於て、前記複数個の入力信号が送信フレームで受信する広帯域符号分割多元接続信号であり、前記複数個の入力信号を前記フレームの時間スロットから受取る回路。
【請求項4】 請求項1,2,3のいずれかに記載の回路に於て、更に、複数個の信号経路に沿った遠隔の送信機からの複数個のビット信号を受取るように結合された入力回路を含み、前記入力回路は複数個の入力信号を発生し、各々の入力信号が少なくとも2つの信号に対応している回路。
【請求項5】 請求項1,2,3のいずれか記載の回路に於て、更に、前記第1の信号推定値を含む複数個の第1の記号推定値及び前記第2の記号推定値を含む複数個の第2の記号推定値を受取るように結合された組合せ回路を含み、前記組合せ回路は、前記複数個の第1の記号推定値に応答して少なくとも1つの第1の記号信号を発生すると共に前記複数個の第2の記号推定値に応答して少なくとも1つの第2の記号信号を発生する回路。
【請求項6】 請求項5記載の回路に於て、前記推定回路、前記補正回路及び前記組合せ回路が1つの集積回路上に形成されている回路。
【請求項7】 請求項5記載の回路に於て、前記第1及び第2の記号信号の各々の全経路ダイバーシティが少なくとも送信アンテナの数の2倍である回路。
【請求項8】 請求項5記載の回路に於て、前記複数個の入力信号が4つの入力信号を含み、前記4つの入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号信号を含み、前記少なくとも1つの既知の信号が2つの既知のパイロット記号信号を含む回路。
【請求項9】 請求項1記載の回路に於て、前記複数個の推定信号の各々がレーリー・フェージング・パラメータ推定値である回路。
【請求項10】 請求項1,2,3,6,7,8のいずれかに記載の回路に於て、前記複数個の入力信号の内の第1の入力信号が第1のアンテナから送信され、前記複数個の入力信号の内の第2の入力信号が第2のアンテナから送信される回路。
【請求項11】 請求項10記載の回路に於て、前記第1及び第2の入力信号の各々が広帯域符号分割多元接続信号である回路。
【請求項12】 通信回路で信号を処理する方法に於て、
遠隔の送信機の第一アンテナからの第一の複数の予定信号をそれぞれの信号経路に沿って予定の時間の間に受信し、
前記遠隔の送信機の第二アンテナからの第二の複数の予定信号をそれぞれの信号経路に沿って前記予定の時間の間に受信し、
前記予定信号に応答して、信号経路の各経路に対応する推定信号を発生し、
各記号推定信号が少なくとも2つの推定信号に相当する、複数の記号推定信号を発生する、
工程を含む方法。
【請求項13】 請求項12記載の通信回路で信号を処理する方法に於て、推定信号を発生する工程が、前記信号経路に対応するレーリー・フェージング・パラメータ推定信号を発生する方法。
【請求項14】 請求項13記載の通信回路で信号を処理する方法に於て、各予定信号はそれぞれの時間スロット内のパイロット記号である方法。
【請求項15】 請求項12記載の通信回路で信号を処理する方法に於て、
更に、前記外部の源からの複数個の入力信号を受信し、
夫々の前記少なくとも2つの推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して、複数個の記号推定信号を発生する
工程を含む方法。
【請求項16】 請求項12記載の通信回路で信号を処理する方法に於て、更に、
前記複数個の記号推定信号から、異なる経路に対応する記号推定信号を組合せ、
前記組合わせる工程に応答して、記号信号を発生する
工程を含む方法。
【請求項17】 遠隔の送信機の第一の遠隔アンテナからの夫々複数個の信号経路に沿った第一の複数個の入力信号と、前記遠隔の送信機の第二の遠隔アンテナからの夫々複数個の信号経路に沿った第二の複数個の入力信号を受信するように構成された移動アンテナと、
前記移動アンテナからの前記複数個の入力信号及び予定の値を持つ少なくとも1つの既知の信号を受信するように結合されていて、前記複数個の入力信号及び前記少なくとも1つの既知の信号に応答して、前記各遠隔アンテナからの夫々の信号経路に対応する複数個の推定信号を発生する推定回路と、
前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号を受取るように結合されていて、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第1の記号推定値を発生すると共に、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第2の記号推定値を発生する補正回路
とを含む移動通信装置。
【請求項18】 請求項17記載の移動通信装置に於て、前記複数個の入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号を含む移動通信装置。
【請求項19】 請求項18記載の移動通信装置に於て、前記複数個の入力信号が送信フレームで受信する広帯域符号分割多元接続信号であり、前記複数個の入力信号を前記フレームの時間スロットから受信する移動通信装置。
【請求項20】 請求項17記載の移動通信装置に於て、更に、複数個の信号経路に沿った前記第一および第二の遠隔アンテナからの複数個の信号を受取るように結合されていて、前記複数個の入力信号を発生する入力回路を含み、各々の入力信号が少なくとも2つの信号に対応している移動通信装置。
【請求項21】 請求項19記載の移動通信装置に於て、更に、前記第1の記号推定値を含む複数個の第1の記号推定値及び前記第2の記号推定値を含む複数個の第2の記号推定値を受取るように結合された組合せ回路を含み、前記補正回路は前記複数個の第1の記号推定値に応答して少なくとも1つの第1の記号信号を発生すると共に、前記複数個の第2の記号推定値に応答して少なくとも1つの第2の記号信号を発生する移動通信装置。
【請求項22】 請求項21記載の移動通信装置に於て、前記入力回路、前記推定回路及び前記補正回路が1つの集積回路上に形成されている移動通信装置。
【請求項23】 請求項21記載の移動通信装置に於て、前記第1及び第2の記号信号の各々の全経路ダイバーシティが少なくとも送信アンテナの数の2倍である移動通信装置。
【請求項24】 請求項21記載の移動通信装置に於て、前記複数個の入力信号が4つの入力信号を含み、前記4つの入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号信号を含み、前記少なくとも1つの既知の信号が2つの既知のパイロット記号信号を含む移動通信装置。
【請求項25】 請求項17記載の移動通信装置に於て、前記複数個の推定信号の各々がレーリー・フェージング・パラメータ推定値である移動通信装置。
【請求項26】 請求項17記載の移動通信装置に於て、前記複数個の入力信号の内の第1の入力信号が第1のアンテナから送信され、前記複数個の入力信号の内の第2の入力信号が第2のアンテナから送信される移動通信装置。
【請求項27】 請求項26記載の移動通信装置に於て、前記第1及び第2の複数の入力信号の各々が広帯域符号分割多元接続信号である移動通信装置。
【請求項28】 WCDMAシステムのための受信機回路であって、
複数個の経路に沿った外部の源からの複数個の入力信号及び予定の値を持つ少なくとも1つの既知の信号を受取るように結合されていて、前記複数個の入力信号及び少なくとも1つの既知の信号に応答して、夫々の信号経路に対応する複数個の推定信号を発生する推定回路と、
前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号を受取るように結合されていて、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第1の記号推定値を発生すると共に、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第2の記号推定値を発生する補正回路と、
前記第1の信号推定値を含む複数個の第1の記号推定値及び前記第2の記号推定値を含む複数個の第2の記号推定値を受取るように結合され、前記複数個の第1の記号推定値に応答して少なくとも1つの第1の記号信号を発生すると共に前記複数個の第2の記号推定値に応答して少なくとも1つの第2の記号信号を発生する組合せ回路、
とを含む受信機回路。
【請求項29】 請求項28記載の受信機回路に於て、前記複数個の入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号を含む受信機回路。
【請求項30】 請求項29記載の受信機回路に於て、前記複数個の入力信号が送信フレームの形で受信する広帯域符号分割多元接続信号であり、前記複数個の入力信号を前記フレームの時間スロットから受取る受信機回路。
【請求項31】 請求項28,29,30のいずれかに記載の受信機回路に於て、更に、複数個の信号経路に沿った外部の源からの複数個のビット信号を受取るように結合された入力回路を含み、前記入力回路は複数個の入力信号を発生し、各々の入力信号が少なくとも2つの信号に対応している受信機回路。
【請求項32】 請求項28,29,30のいずれかに記載の受信機回路に於て、前記複数個の推定信号の各々がレーリー・フェージング・パラメータ推定値である回路。
【請求項33】 WCDMA通信回路で信号を処理する方法であって、
複数個の信号経路に沿った外部の源からの予定の信号の複数個の群を予定の時間の間に受信し、前記複数個の群の内の各々の群は時間的に別の群から等間隔であり、
各々の群及び少なくとも1つの既知の信号に応答して、前記複数個の信号経路の各々の経路に対応する少なくとも2つの推定信号を発生し、
前記少なくとも2つの推定信号と複数の前記予定の信号に応答して、複数の推定信号を発生し、
前記複数の推定信号から異なる経路に対応する記号推定信号を組合せ、
前記組合せ工程に応答して、記号信号を発生する
工程を含む方法。
【請求項34】 請求項33記載の方法に於て、少なくとも2つの推定信号を発生する工程が、前記複数個の信号経路の内の各々の経路に対応する少なくとも2つのレーリー・フェージング・パラメータ推定信号を発生する方法。
【請求項35】 請求項33または34に記載の方法に於て、各々の群が夫々の時間スロット内のパイロット記号の群であり、前記等間隔であることが、別の時間スロット内で隔たっていることを含む方法。
【請求項36】 請求項33または34に記載の方法に於て、更に、
前記外部の源からの複数個の入力信号を受信し、
夫々の前記少なくとも2つの推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して、複数個の記号推定信号を発生する
工程を含む方法。
【請求項37】 移動通信システムであって、
複数個の信号経路に沿った外部の源からの複数個の入力信号を受信するように配置された移動アンテナと、
請求項28,29,30のいずれかに記載の受信機回路
とを含む、移動通信システム。
【請求項1】 遠隔の送信機の複数のアンテナのそれぞれからの複数個の信号経路のそれぞれに沿った複数個の入力信号、及び予定の値を持つ少なくとも1つの既知の信号を受取るように結合されていて、前記複数個の入力信号及び少なくとも1つの既知の信号に応答して、夫々の信号経路に対応する複数個の推定信号を発生する推定回路と、
前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号を受取るように結合されていて、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第1の記号推定値を発生すると共に、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第2の記号推定値を発生する補正回路
とを含む回路。
【請求項2】 請求項1記載の回路に於て、前記複数個の入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号を含む回路。
【請求項3】 請求項2記載の回路に於て、前記複数個の入力信号が送信フレームで受信する広帯域符号分割多元接続信号であり、前記複数個の入力信号を前記フレームの時間スロットから受取る回路。
【請求項4】 請求項1,2,3のいずれかに記載の回路に於て、更に、複数個の信号経路に沿った遠隔の送信機からの複数個のビット信号を受取るように結合された入力回路を含み、前記入力回路は複数個の入力信号を発生し、各々の入力信号が少なくとも2つの信号に対応している回路。
【請求項5】 請求項1,2,3のいずれか記載の回路に於て、更に、前記第1の信号推定値を含む複数個の第1の記号推定値及び前記第2の記号推定値を含む複数個の第2の記号推定値を受取るように結合された組合せ回路を含み、前記組合せ回路は、前記複数個の第1の記号推定値に応答して少なくとも1つの第1の記号信号を発生すると共に前記複数個の第2の記号推定値に応答して少なくとも1つの第2の記号信号を発生する回路。
【請求項6】 請求項5記載の回路に於て、前記推定回路、前記補正回路及び前記組合せ回路が1つの集積回路上に形成されている回路。
【請求項7】 請求項5記載の回路に於て、前記第1及び第2の記号信号の各々の全経路ダイバーシティが少なくとも送信アンテナの数の2倍である回路。
【請求項8】 請求項5記載の回路に於て、前記複数個の入力信号が4つの入力信号を含み、前記4つの入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号信号を含み、前記少なくとも1つの既知の信号が2つの既知のパイロット記号信号を含む回路。
【請求項9】 請求項1記載の回路に於て、前記複数個の推定信号の各々がレーリー・フェージング・パラメータ推定値である回路。
【請求項10】 請求項1,2,3,6,7,8のいずれかに記載の回路に於て、前記複数個の入力信号の内の第1の入力信号が第1のアンテナから送信され、前記複数個の入力信号の内の第2の入力信号が第2のアンテナから送信される回路。
【請求項11】 請求項10記載の回路に於て、前記第1及び第2の入力信号の各々が広帯域符号分割多元接続信号である回路。
【請求項12】 通信回路で信号を処理する方法に於て、
遠隔の送信機の第一アンテナからの第一の複数の予定信号をそれぞれの信号経路に沿って予定の時間の間に受信し、
前記遠隔の送信機の第二アンテナからの第二の複数の予定信号をそれぞれの信号経路に沿って前記予定の時間の間に受信し、
前記予定信号に応答して、信号経路の各経路に対応する推定信号を発生し、
各記号推定信号が少なくとも2つの推定信号に相当する、複数の記号推定信号を発生する、
工程を含む方法。
【請求項13】 請求項12記載の通信回路で信号を処理する方法に於て、推定信号を発生する工程が、前記信号経路に対応するレーリー・フェージング・パラメータ推定信号を発生する方法。
【請求項14】 請求項13記載の通信回路で信号を処理する方法に於て、各予定信号はそれぞれの時間スロット内のパイロット記号である方法。
【請求項15】 請求項12記載の通信回路で信号を処理する方法に於て、
更に、前記外部の源からの複数個の入力信号を受信し、
夫々の前記少なくとも2つの推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して、複数個の記号推定信号を発生する
工程を含む方法。
【請求項16】 請求項12記載の通信回路で信号を処理する方法に於て、更に、
前記複数個の記号推定信号から、異なる経路に対応する記号推定信号を組合せ、
前記組合わせる工程に応答して、記号信号を発生する
工程を含む方法。
【請求項17】 遠隔の送信機の第一の遠隔アンテナからの夫々複数個の信号経路に沿った第一の複数個の入力信号と、前記遠隔の送信機の第二の遠隔アンテナからの夫々複数個の信号経路に沿った第二の複数個の入力信号を受信するように構成された移動アンテナと、
前記移動アンテナからの前記複数個の入力信号及び予定の値を持つ少なくとも1つの既知の信号を受信するように結合されていて、前記複数個の入力信号及び前記少なくとも1つの既知の信号に応答して、前記各遠隔アンテナからの夫々の信号経路に対応する複数個の推定信号を発生する推定回路と、
前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号を受取るように結合されていて、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第1の記号推定値を発生すると共に、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第2の記号推定値を発生する補正回路
とを含む移動通信装置。
【請求項18】 請求項17記載の移動通信装置に於て、前記複数個の入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号を含む移動通信装置。
【請求項19】 請求項18記載の移動通信装置に於て、前記複数個の入力信号が送信フレームで受信する広帯域符号分割多元接続信号であり、前記複数個の入力信号を前記フレームの時間スロットから受信する移動通信装置。
【請求項20】 請求項17記載の移動通信装置に於て、更に、複数個の信号経路に沿った前記第一および第二の遠隔アンテナからの複数個の信号を受取るように結合されていて、前記複数個の入力信号を発生する入力回路を含み、各々の入力信号が少なくとも2つの信号に対応している移動通信装置。
【請求項21】 請求項19記載の移動通信装置に於て、更に、前記第1の記号推定値を含む複数個の第1の記号推定値及び前記第2の記号推定値を含む複数個の第2の記号推定値を受取るように結合された組合せ回路を含み、前記補正回路は前記複数個の第1の記号推定値に応答して少なくとも1つの第1の記号信号を発生すると共に、前記複数個の第2の記号推定値に応答して少なくとも1つの第2の記号信号を発生する移動通信装置。
【請求項22】 請求項21記載の移動通信装置に於て、前記入力回路、前記推定回路及び前記補正回路が1つの集積回路上に形成されている移動通信装置。
【請求項23】 請求項21記載の移動通信装置に於て、前記第1及び第2の記号信号の各々の全経路ダイバーシティが少なくとも送信アンテナの数の2倍である移動通信装置。
【請求項24】 請求項21記載の移動通信装置に於て、前記複数個の入力信号が4つの入力信号を含み、前記4つの入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号信号を含み、前記少なくとも1つの既知の信号が2つの既知のパイロット記号信号を含む移動通信装置。
【請求項25】 請求項17記載の移動通信装置に於て、前記複数個の推定信号の各々がレーリー・フェージング・パラメータ推定値である移動通信装置。
【請求項26】 請求項17記載の移動通信装置に於て、前記複数個の入力信号の内の第1の入力信号が第1のアンテナから送信され、前記複数個の入力信号の内の第2の入力信号が第2のアンテナから送信される移動通信装置。
【請求項27】 請求項26記載の移動通信装置に於て、前記第1及び第2の複数の入力信号の各々が広帯域符号分割多元接続信号である移動通信装置。
【請求項28】 WCDMAシステムのための受信機回路であって、
複数個の経路に沿った外部の源からの複数個の入力信号及び予定の値を持つ少なくとも1つの既知の信号を受取るように結合されていて、前記複数個の入力信号及び少なくとも1つの既知の信号に応答して、夫々の信号経路に対応する複数個の推定信号を発生する推定回路と、
前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号を受取るように結合されていて、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第1の記号推定値を発生すると共に、前記複数個の推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して第2の記号推定値を発生する補正回路と、
前記第1の信号推定値を含む複数個の第1の記号推定値及び前記第2の記号推定値を含む複数個の第2の記号推定値を受取るように結合され、前記複数個の第1の記号推定値に応答して少なくとも1つの第1の記号信号を発生すると共に前記複数個の第2の記号推定値に応答して少なくとも1つの第2の記号信号を発生する組合せ回路、
とを含む受信機回路。
【請求項29】 請求項28記載の受信機回路に於て、前記複数個の入力信号の各々が少なくとも1つのパイロット記号を含む受信機回路。
【請求項30】 請求項29記載の受信機回路に於て、前記複数個の入力信号が送信フレームの形で受信する広帯域符号分割多元接続信号であり、前記複数個の入力信号を前記フレームの時間スロットから受取る受信機回路。
【請求項31】 請求項28,29,30のいずれかに記載の受信機回路に於て、更に、複数個の信号経路に沿った外部の源からの複数個のビット信号を受取るように結合された入力回路を含み、前記入力回路は複数個の入力信号を発生し、各々の入力信号が少なくとも2つの信号に対応している受信機回路。
【請求項32】 請求項28,29,30のいずれかに記載の受信機回路に於て、前記複数個の推定信号の各々がレーリー・フェージング・パラメータ推定値である回路。
【請求項33】 WCDMA通信回路で信号を処理する方法であって、
複数個の信号経路に沿った外部の源からの予定の信号の複数個の群を予定の時間の間に受信し、前記複数個の群の内の各々の群は時間的に別の群から等間隔であり、
各々の群及び少なくとも1つの既知の信号に応答して、前記複数個の信号経路の各々の経路に対応する少なくとも2つの推定信号を発生し、
前記少なくとも2つの推定信号と複数の前記予定の信号に応答して、複数の推定信号を発生し、
前記複数の推定信号から異なる経路に対応する記号推定信号を組合せ、
前記組合せ工程に応答して、記号信号を発生する
工程を含む方法。
【請求項34】 請求項33記載の方法に於て、少なくとも2つの推定信号を発生する工程が、前記複数個の信号経路の内の各々の経路に対応する少なくとも2つのレーリー・フェージング・パラメータ推定信号を発生する方法。
【請求項35】 請求項33または34に記載の方法に於て、各々の群が夫々の時間スロット内のパイロット記号の群であり、前記等間隔であることが、別の時間スロット内で隔たっていることを含む方法。
【請求項36】 請求項33または34に記載の方法に於て、更に、
前記外部の源からの複数個の入力信号を受信し、
夫々の前記少なくとも2つの推定信号及び前記複数個の入力信号に応答して、複数個の記号推定信号を発生する
工程を含む方法。
【請求項37】 移動通信システムであって、
複数個の信号経路に沿った外部の源からの複数個の入力信号を受信するように配置された移動アンテナと、
請求項28,29,30のいずれかに記載の受信機回路
とを含む、移動通信システム。
【0003】
1998年4月22日に出願され、ここで引用によってその説明に代える仮米国特許出願番号60/082、671に記載されている次世代の広帯域符号分割多元接続(WCDMA)通信方式に対する新しい基準が絶えず出てきている。こういうWCDMA方式は、パイロット記号の助けを借りたチャンネル推定方式を伴うコヒーレント通信方式である。こういうパイロット記号が、範囲内のあらゆる受信機に対し、予定の時間フレームで直交位相シフト・キーイング(QPSK)の既知データとして送信される。こういうフレームは不連続送信(DTX)モードで伝搬し得る。音声トラヒックでは、ユーザが話すときにユーザ・データの送信が行われるが、ユーザが沈黙しているときはデータ記号の送信は行われない。同様に、パケット・データは、パケットを送る用意が出来ているときだけ、ユーザ・データを送信する。フレームが、夫々0.625ミリ秒の16個の等しい時間スロットに分けられる。更に各時間スロットが等しい記号時間に分けられる。例えば32 KSPSのデータ速度では、各々の時間スロットは20個の記号時間を持つ。各フレームがパイロット記号と共に、送信電力制御(TPC)記号及び速度情報(RI)記号のような他の制御記号を含んでいる。こういう制御記号は、データ・ビットと識別する為に、チップの名前でも知られている多重ビットを含んでいる。従って、チップ送信時間(Tc)は、記号時間速度(T)を記号内にあるチップの数(N)で除した値に等しい。
従来の研究では、多重送信アンテナが、狭帯域通信方式に対する送信ダイバーシティを増加することにより、受信を改善することが出来ることが判っている。その論文「チャンネル推定を用いない送信ダイバーシティの新検出方式」という論文で、タロク(Tarokh)他は、TDMA方式に対するこのような送信ダイバーシティ方式を説明している。同じ考えが、アラムチ(Alamouti)の論文「無線通信の為の簡単な送信機ダイバーシティ方式」にも記載されている。しかし、タロク他及びアラムチは、WCDMA通信方式に対するこのような送信ダイバーシティ方式を教示していない。
他の研究は、WCDMA方式に対する直交送信ダイバーシティ(OTD)及び時間切換え時間ダイバーシティ(TSTD)のような開放ループ送信ダイバーシティ方式を研究している。OTD及びTSTD方式は性能が同様である。何れも多重送信アンテナを使って、特に低いドップラー速度で、そしてレーク受信機に対する経路が不十分であるときに、フェージングに対するあるダイバーシティを持たせる。しかし、OTD及びTSTD方式は共に開放ループ方式で可能な余剰経路ダイバーシティを利用していない。例えば、図5のOTD符号器回路が導線500の記号S1、S2を受取り、夫々第1(ANT1)及び第2(ANT2)のアンテナによって送信する為に、導線504及び506にOTD符号器502からの出力信号を発生する。これらのアンテナは、多重経路(508,510)に沿って遠隔の移動アンテナ512へそれぞれの信号を送信する。 拡散解除器(despreader)入力回路(図4A)が送信された信号を導線400において受取り、それらの信号をチャンネル直交符号Cmによって拡散解除(逆拡散)する。拡散解除器回路が、回路406において夫々の記号時間に互って受信チップ信号を加算し、第1と第2の出力信号
を導線412と408上にそれぞれ発生する。下の数式にそれぞれあるように図6の位相補正回路の導線620及び622に出力信号
【外1】
が印加される。
【数1】
【数2】
1998年4月22日に出願され、ここで引用によってその説明に代える仮米国特許出願番号60/082、671に記載されている次世代の広帯域符号分割多元接続(WCDMA)通信方式に対する新しい基準が絶えず出てきている。こういうWCDMA方式は、パイロット記号の助けを借りたチャンネル推定方式を伴うコヒーレント通信方式である。こういうパイロット記号が、範囲内のあらゆる受信機に対し、予定の時間フレームで直交位相シフト・キーイング(QPSK)の既知データとして送信される。こういうフレームは不連続送信(DTX)モードで伝搬し得る。音声トラヒックでは、ユーザが話すときにユーザ・データの送信が行われるが、ユーザが沈黙しているときはデータ記号の送信は行われない。同様に、パケット・データは、パケットを送る用意が出来ているときだけ、ユーザ・データを送信する。フレームが、夫々0.625ミリ秒の16個の等しい時間スロットに分けられる。更に各時間スロットが等しい記号時間に分けられる。例えば32 KSPSのデータ速度では、各々の時間スロットは20個の記号時間を持つ。各フレームがパイロット記号と共に、送信電力制御(TPC)記号及び速度情報(RI)記号のような他の制御記号を含んでいる。こういう制御記号は、データ・ビットと識別する為に、チップの名前でも知られている多重ビットを含んでいる。従って、チップ送信時間(Tc)は、記号時間速度(T)を記号内にあるチップの数(N)で除した値に等しい。
従来の研究では、多重送信アンテナが、狭帯域通信方式に対する送信ダイバーシティを増加することにより、受信を改善することが出来ることが判っている。その論文「チャンネル推定を用いない送信ダイバーシティの新検出方式」という論文で、タロク(Tarokh)他は、TDMA方式に対するこのような送信ダイバーシティ方式を説明している。同じ考えが、アラムチ(Alamouti)の論文「無線通信の為の簡単な送信機ダイバーシティ方式」にも記載されている。しかし、タロク他及びアラムチは、WCDMA通信方式に対するこのような送信ダイバーシティ方式を教示していない。
他の研究は、WCDMA方式に対する直交送信ダイバーシティ(OTD)及び時間切換え時間ダイバーシティ(TSTD)のような開放ループ送信ダイバーシティ方式を研究している。OTD及びTSTD方式は性能が同様である。何れも多重送信アンテナを使って、特に低いドップラー速度で、そしてレーク受信機に対する経路が不十分であるときに、フェージングに対するあるダイバーシティを持たせる。しかし、OTD及びTSTD方式は共に開放ループ方式で可能な余剰経路ダイバーシティを利用していない。例えば、図5のOTD符号器回路が導線500の記号S1、S2を受取り、夫々第1(ANT1)及び第2(ANT2)のアンテナによって送信する為に、導線504及び506にOTD符号器502からの出力信号を発生する。これらのアンテナは、多重経路(508,510)に沿って遠隔の移動アンテナ512へそれぞれの信号を送信する。 拡散解除器(despreader)入力回路(図4A)が送信された信号を導線400において受取り、それらの信号をチャンネル直交符号Cmによって拡散解除(逆拡散)する。拡散解除器回路が、回路406において夫々の記号時間に互って受信チップ信号を加算し、第1と第2の出力信号
を導線412と408上にそれぞれ発生する。下の数式にそれぞれあるように図6の位相補正回路の導線620及び622に出力信号
【外1】
が印加される。
【数1】
【数2】
【0004】
図6のOTD位相補正回路が、L個の多重信号経路の内のj番目に対応する出力信号
【外2】
を受取る。加算回路600と602が、それぞれの導線604と606経由で、それぞれの和を乗算回路608と610へ印加する。乗算回路608と610は、それらの和と導線612と614におけるチャネル推定値とをそれぞれ掛け合わせる。レーク組合せ回路が、夫々下の数式に示すように、ソフト出力すなわち導線616及び618における記号S1、S2 からの信号推定値
【外3】
を発生する。
【数3】
【数4】
数式3及び数式4は、OTD方法が、各々の経路jに対して単独チャンネル推定値を発生することを示す。TSTD方式に対する同様な解析により、同じ結果が得られる。従って、OTD及びTSTD方法は、Lの経路ダイバーシティに制限される。この経路ダイバーシティの制限は、これから詳しく説明するように、開放ループ方式に可能な余剰経路ダイバーシティを利用することが出来ない。
図6のOTD位相補正回路が、L個の多重信号経路の内のj番目に対応する出力信号
【外2】
を受取る。加算回路600と602が、それぞれの導線604と606経由で、それぞれの和を乗算回路608と610へ印加する。乗算回路608と610は、それらの和と導線612と614におけるチャネル推定値とをそれぞれ掛け合わせる。レーク組合せ回路が、夫々下の数式に示すように、ソフト出力すなわち導線616及び618における記号S1、S2 からの信号推定値
【外3】
を発生する。
【数3】
【数4】
数式3及び数式4は、OTD方法が、各々の経路jに対して単独チャンネル推定値を発生することを示す。TSTD方式に対する同様な解析により、同じ結果が得られる。従って、OTD及びTSTD方法は、Lの経路ダイバーシティに制限される。この経路ダイバーシティの制限は、これから詳しく説明するように、開放ループ方式に可能な余剰経路ダイバーシティを利用することが出来ない。
【0006】
【実施例】
図1には、この発明の空間時間通過ダイバーシティ(STTD)を用いた典型的な送信機の簡略ブロック図が示されている。送信機回路が夫々導線100、102、104、106にパイロット記号、TPC記号、RI記号、及びデータ記号を受取る。導線106におけるデータ記号は、最適にはチャンネル符号器108で符号化され、インターリーバ110でインターリーブされ、STTD符号器118に印加される。各々の記号が、後で詳しく説明するように、夫々のSTTD符号器112、114、116、118によって符号化される。各々のSTTD符号器が2つの出力信号を発生し、それが多重化回路120に印加される。多重化回路120が、フレームの夫々の記号時間に各々の符号化記号を発生する。こうして各フレームの記号の直列シーケンスが夫々の掛算器回路124及び126に同時に印加される。導線122におけるチャンネル直交符号Cmに各々の記号を乗じて、選定された受信機に対する独特の信号を発生する。その後、STTD符号化フレームが送信の為にアンテナ128及び130に印加される。
【実施例】
図1には、この発明の空間時間通過ダイバーシティ(STTD)を用いた典型的な送信機の簡略ブロック図が示されている。送信機回路が夫々導線100、102、104、106にパイロット記号、TPC記号、RI記号、及びデータ記号を受取る。導線106におけるデータ記号は、最適にはチャンネル符号器108で符号化され、インターリーバ110でインターリーブされ、STTD符号器118に印加される。各々の記号が、後で詳しく説明するように、夫々のSTTD符号器112、114、116、118によって符号化される。各々のSTTD符号器が2つの出力信号を発生し、それが多重化回路120に印加される。多重化回路120が、フレームの夫々の記号時間に各々の符号化記号を発生する。こうして各フレームの記号の直列シーケンスが夫々の掛算器回路124及び126に同時に印加される。導線122におけるチャンネル直交符号Cmに各々の記号を乗じて、選定された受信機に対する独特の信号を発生する。その後、STTD符号化フレームが送信の為にアンテナ128及び130に印加される。
【0007】
図2には、パイロット記号の符号化の為に、図1の送信機と共に使うことが出来るこの発明のSTTD符号器に於ける信号の流れを示すブロック図が示されている。パイロット記号は、後で詳しく説明するように、チャンネル推定及びその他の機能の為に使うことが出来る予定の制御信号である。STTD符号器112の動作を表1を参照して説明する。STTD符号器が、フレームの16個の時間スロットの各々で、導線100に記号時間Tではパイロット記号11、記号時間2Tではパイロット記号S1、記号時間3Tではパイロット記号11、そして記号時間4Tではパイロット記号S2を受取る。好ましくは32 KSPSのデータ速度を持つこの発明の第1の実施例では、STTD符号器が、表1の16個の時間スロットの各々に対し、夫々導線204及び206に対応する2つのアンテナの各々に対する4つのパイロット符号から成るシーケンスを発生する。STTD符号器が、導線204の第1のアンテナに対し、夫々記号時間T−4Tに、パイロット記号B1、S1、B2及びS2を発生する。同時にSTTD符号器は、第2のアンテナに対する導線206に、夫々記号時間T−4Tにパイロット記号
【外4】
を発生する。各々の記号は、実数及び虚数成分を表す2ビットを含む。星印は複素数共役操作又は虚数部分の符号の変化を示す。従って、導線204の第1のアンテナに対する最初の時間スロットのパイロット記号の値は11、11、11、11である。導線206の第2のアンテナに対応するパイロット記号は11、01、00、10である。
こういう記号のビット信号が夫々の経路208及び210に沿って直列に送信される。この後、夫々の記号の各々のビット信号が、j番目の経路に対応する送信時間τjの後、遠隔移動アンテナ212で受信される。こういう信号が拡散解除器入力回路(図4A)に伝搬し、そこで回路406によって夫々の記号時間に互て加算されて、出力信号
【外5】
を発生する。これらの出力信号は、前に述べたように、4つのパイロット記号時間スロット及びL個の多重経路の内のj番目に対応する。これらの出力信号が遅延回路410によって遅延させられて、同時の出力信号を発生する。
これらの同時の出力信号
が、チャンネル推定回路422(図4B)に対する入力信号として導線414,416,418,420経由で印加される。チャンネル推定回路422は、フレームのi番目の時間スロットに対応する既知の記号信号S1,i及びS2,iをもそれぞれ導線424,426から受取る。従って、経路に特有の入力信号が、特定の時間スロットに対する対応する既知のパイロット記号と共にチャンネル推定回路に印加され、夫々の時間スロットに対し、別々のレーリー・フェージング・チャンネル推定値を導線428及び430に発生する。
【表1】
図2には、パイロット記号の符号化の為に、図1の送信機と共に使うことが出来るこの発明のSTTD符号器に於ける信号の流れを示すブロック図が示されている。パイロット記号は、後で詳しく説明するように、チャンネル推定及びその他の機能の為に使うことが出来る予定の制御信号である。STTD符号器112の動作を表1を参照して説明する。STTD符号器が、フレームの16個の時間スロットの各々で、導線100に記号時間Tではパイロット記号11、記号時間2Tではパイロット記号S1、記号時間3Tではパイロット記号11、そして記号時間4Tではパイロット記号S2を受取る。好ましくは32 KSPSのデータ速度を持つこの発明の第1の実施例では、STTD符号器が、表1の16個の時間スロットの各々に対し、夫々導線204及び206に対応する2つのアンテナの各々に対する4つのパイロット符号から成るシーケンスを発生する。STTD符号器が、導線204の第1のアンテナに対し、夫々記号時間T−4Tに、パイロット記号B1、S1、B2及びS2を発生する。同時にSTTD符号器は、第2のアンテナに対する導線206に、夫々記号時間T−4Tにパイロット記号
【外4】
を発生する。各々の記号は、実数及び虚数成分を表す2ビットを含む。星印は複素数共役操作又は虚数部分の符号の変化を示す。従って、導線204の第1のアンテナに対する最初の時間スロットのパイロット記号の値は11、11、11、11である。導線206の第2のアンテナに対応するパイロット記号は11、01、00、10である。
こういう記号のビット信号が夫々の経路208及び210に沿って直列に送信される。この後、夫々の記号の各々のビット信号が、j番目の経路に対応する送信時間τjの後、遠隔移動アンテナ212で受信される。こういう信号が拡散解除器入力回路(図4A)に伝搬し、そこで回路406によって夫々の記号時間に互て加算されて、出力信号
【外5】
を発生する。これらの出力信号は、前に述べたように、4つのパイロット記号時間スロット及びL個の多重経路の内のj番目に対応する。これらの出力信号が遅延回路410によって遅延させられて、同時の出力信号を発生する。
これらの同時の出力信号
が、チャンネル推定回路422(図4B)に対する入力信号として導線414,416,418,420経由で印加される。チャンネル推定回路422は、フレームのi番目の時間スロットに対応する既知の記号信号S1,i及びS2,iをもそれぞれ導線424,426から受取る。従って、経路に特有の入力信号が、特定の時間スロットに対する対応する既知のパイロット記号と共にチャンネル推定回路に印加され、夫々の時間スロットに対し、別々のレーリー・フェージング・チャンネル推定値を導線428及び430に発生する。
【表1】
【0008】
各々の時間スロットに対するパイロット記号に対応する入力信号が数式5乃至数式8に示されている。簡単の為に雑音項は省いてある。受信信号
【外6】
が、すべての時間スロットに対し、記号時間Tで一定の値(11、11)を持つパイロット記号(B1、B1)によって発生される。従って、受信信号は、第1及び第2のアンテナに対応する夫々のレーリー・フェージング・パラメータの和に等しい。同様に、受信信号
【外7】
がすべての時間スロットに対し記号時間3Tで一定の値(11、00)を持つパイロット記号(B2、−B2)によって発生される。記号時間2T及び4Tに対応する受信信号
【外8】
は表1に示すように、夫々値
【外9】
を持っている。従って、第1及び第2のアンテナに対応するレーリー・フェージング・パラメータに対するチャンネル推定値は、数式9及び数式10に示すように、入力信号から容易に決定される。
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【数10】
図3には、遠隔移動受信機に使うことが出来るこの発明の位相補正回路350の回路図が示されている。この位相補正回路は、チャンネル推定値に使われるパイロット記号と同じ時間スロット内にある記号時間に対応して、線324及び326から入力信号、例えば
【外10】
を受取る。位相補正回路は、導線302に第1のアンテナに対応するレーリー・フェージング・パラメータのチャンネル推定値の共役複素数
【外11】
を乗算回路300および301において受取り、
導線306から第2のアンテナに対応する別のレーリー・フェージング・パラメータのチャンネル推定値
【外12】
を乗算回路312および334において受取る。入力信号の共役複素数が、夫々回路308及び330によって導線310及び332に発生される。これらの入力信号及びその共役複素数にレーリー・フェージング・パラメータ推定信号を乗じ、それらの積を導線304と336経由で加算回路316へ印加し、また導線314と328経由で加算回路320へ印加する。それらの積は図示されるように加算されて、次の数式に示すように、夫々の出力導線318及び322において特有の記号推定値を発生する。
【数11】
【数12】
この後、こういう経路に特有の記号推定値がレーク組合せ回路に印加されて、個別の経路に特有な記号推定値を加算し、こうして次の数式13及び数式14に示すように、正味のソフト記号又はパイロット記号信号を発生する。
【数13】
【数14】
こういうソフト記号又は推定値が、経路ダイバーシティL及び送信ダイバーシティ2を作る。この為、STTD方式の全ダイバーシティは2Lである。このようにダイバーシティを高めたことは、ビット誤り率を小さくするのに非常に有利である。
各々の時間スロットに対するパイロット記号に対応する入力信号が数式5乃至数式8に示されている。簡単の為に雑音項は省いてある。受信信号
【外6】
が、すべての時間スロットに対し、記号時間Tで一定の値(11、11)を持つパイロット記号(B1、B1)によって発生される。従って、受信信号は、第1及び第2のアンテナに対応する夫々のレーリー・フェージング・パラメータの和に等しい。同様に、受信信号
【外7】
がすべての時間スロットに対し記号時間3Tで一定の値(11、00)を持つパイロット記号(B2、−B2)によって発生される。記号時間2T及び4Tに対応する受信信号
【外8】
は表1に示すように、夫々値
【外9】
を持っている。従って、第1及び第2のアンテナに対応するレーリー・フェージング・パラメータに対するチャンネル推定値は、数式9及び数式10に示すように、入力信号から容易に決定される。
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【数10】
図3には、遠隔移動受信機に使うことが出来るこの発明の位相補正回路350の回路図が示されている。この位相補正回路は、チャンネル推定値に使われるパイロット記号と同じ時間スロット内にある記号時間に対応して、線324及び326から入力信号、例えば
【外10】
を受取る。位相補正回路は、導線302に第1のアンテナに対応するレーリー・フェージング・パラメータのチャンネル推定値の共役複素数
【外11】
を乗算回路300および301において受取り、
導線306から第2のアンテナに対応する別のレーリー・フェージング・パラメータのチャンネル推定値
【外12】
を乗算回路312および334において受取る。入力信号の共役複素数が、夫々回路308及び330によって導線310及び332に発生される。これらの入力信号及びその共役複素数にレーリー・フェージング・パラメータ推定信号を乗じ、それらの積を導線304と336経由で加算回路316へ印加し、また導線314と328経由で加算回路320へ印加する。それらの積は図示されるように加算されて、次の数式に示すように、夫々の出力導線318及び322において特有の記号推定値を発生する。
【数11】
【数12】
この後、こういう経路に特有の記号推定値がレーク組合せ回路に印加されて、個別の経路に特有な記号推定値を加算し、こうして次の数式13及び数式14に示すように、正味のソフト記号又はパイロット記号信号を発生する。
【数13】
【数14】
こういうソフト記号又は推定値が、経路ダイバーシティL及び送信ダイバーシティ2を作る。この為、STTD方式の全ダイバーシティは2Lである。このようにダイバーシティを高めたことは、ビット誤り率を小さくするのに非常に有利である。
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