JP2000200279A

JP2000200279A - 情報検索装置

Info

Publication number: JP2000200279A
Application number: JP10377488A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Nozaki; 貴弘野崎
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1998-12-28
Filing date: 1998-12-28
Publication date: 2000-07-18

Abstract

(57)【要約】【課題】簡単な処理を施すだけで所望の検索対象情報
を容易に取り出すことができる情報検索装置を提供す
る。【解決手段】検索条件を指示して合致する情報を検索
する情報検索装置において、検索される各検索対象情報
を記憶しておくデータ記憶部１と、上記各検索対象情報
の検索履歴情報を記憶しておく検索履歴記憶部２と、上
記検索履歴記憶部２に検索履歴情報を書き込む検索履歴
記録部３と、検索条件に従って検索対象情報を検索する
検索部４とを備え、検索部４が、検索条件に合致した検
索対象情報を抽出し、抽出された上記検索対象情報また
はその検索対象情報に付加されたインデックス情報を上
記検索履歴記憶部２に記憶された検索履歴情報に基づい
て整列させる構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は多数の文書など検索
対象情報群の中から所望の検索対象情報を検索する情報
検索装置に係わり、特に、所望の検索対象情報を容易に
見つけることができる情報検索装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】所望の文書などを検索する情報検索装置
では、一つまたは複数のキーワードを指定してそのキー
ワードを含んでいる文書を検索したり、登録日や登録者
や文書の種類などをインデックス情報として文書に付加
し、検索時にインデックス情報を指定して合致する文書
を検索したりする。しかし、文書など検索対象情報の全
体（データベース）の量・規模が大きくなると、検索条
件に合致する検索対象情報が多くなってしまい、所望の
検索対象情報を見つけるのが困難になる。このような困
難を解決するには、検索条件に合致した検索対象情報を
自動的にランク付けすればよいが、その一つの方法とし
て、自動抄録文を作成し、キーワードが自動抄録文中に
あれば、その検索対象情報のランクを高くする方法があ
る。なお、自動抄録作成方法としては、特開平6-348696
号公報に示された自動識別方法のように、強調を示す語
や句を含む文を識別・抽出して抄録を作成する方法があ
る。また、入力文の内容に合致する検索対象情報を検索
する従来技術として、検索対象情報中に出現する単語の
単語頻度と入力文に含まれる単語集合との適合度に基づ
いて合致した検索対象情報をランク付けする技術があ
る。特開平9-153066号公報に示された文書検索装置は、
上記のような適合度に基づいて合致した検索対象情報を
ランク付けする技術を提供する一つであり、単語頻度の
一致性だけでなく、構文的機能単位の一致性も考慮して
合致した検索対象情報のランク付けをしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9-153066号公報などに示された上記の従来技術では、処
理が複雑になるという問題がある。本発明の課題は、上
記のような従来技術の問題を解決し、簡単な処理で所望
の検索対象情報を容易に取り出すことができる情報検索
装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項１記載の発明では、検索条件を指示して合
致する情報を検索する情報検索装置において、検索され
る各検索対象情報の検索履歴情報を記憶しておく検索履
歴記憶手段と、上記検索履歴記憶手段に検索履歴情報を
書き込む検索履歴記録手段と、検索条件に従って上記検
索対象情報を検索する情報検索手段と、上記検索条件に
合致して上記情報検索手段により抽出された検索対象情
報またはその検索対象情報に付加されたインデックス情
報を上記検索履歴記憶手段に記憶された検索履歴情報に
基づいて整列させる検索結果整列手段とを備えた。ま
た、請求項２記載の発明では、請求項１の情報検索装置
において、上記検索結果整列手段は、検索履歴情報の一
つとして、検索にヒットしたことを示す情報、閲覧した
ことを示す情報、印刷したことを示す情報、データ修正
したことを示す情報のうちの少なくとも一つを備え、上
記情報の書き込み頻度の多い検索対象情報またはその検
索対象情報に付加されたインデックス情報の整列順を引
き上げるように構成した。また、請求項３記載の発明で
は、請求項１または請求項２記載の発明において、上記
検索結果整列手段は、各キーワードに対応付けて関連す
る他のキーワードを記憶しておくシソーラス記憶手段を
備え、検索条件として指示されたキーワードを検索履歴
情報の一つとして書き込むように検索履歴記録手段を構
成し、検索条件としてキーワードが指示されたとき、上
記キーワードに対応付けられた関連キーワードを上記シ
ソーラス記憶手段から取得し、上記情報検索手段により
抽出された各検索対象情報の検索履歴情報中に上記キー
ワードまたはその関連キーワードが書き込まれているか
否かを判定し、上記キーワードまたはその関連キーワー
ドが検索履歴情報中に書き込まれている検索対象情報ま
たはその検索対象情報に付加されたインデックス情報に
ついて整列順を引き上げるように構成した。また、請求
項４記載の発明では、請求項３記載の発明において、閲
覧したことを示す情報、および指示されたキーワードま
たはその関連キーワードが検索履歴情報として書き込ま
れている検索対象情報またはその検索対象情報に付加さ
れたインデックス情報の整列順を引き上げるように検索
結果整列手段を構成した。また、請求項５記載の発明で
は、請求項１、請求項２または請求項３記載の発明にお
いて、上記検索結果整列手段は、検索履歴情報の記憶状
況を監視して各検索対象情報の参照頻度が低下している
か否かを判定する参照頻度判定手段を備え、上記参照頻
度判定手段により参照頻度が低下していると判定された
検索対象情報またはその検索対象情報に付加されたイン
デックス情報について整列順を引き下げるように構成し
た。

【０００５】上記のような手段にしたので、請求項１記
載の発明では、検索条件に従って検索され、合致して抽
出された検索対象情報またはその検索対象情報に付加さ
れたインデックス情報は、上記検索対象情報の検索履歴
情報に基づいて並べられる。請求項２記載の発明では、
請求項１記載の発明において、検索履歴情報の一つとし
ての、検索にヒットしたことを示す情報、閲覧したこと
を示す情報、印刷したことを示す情報、データ修正した
ことを示す情報などの書き込み頻度の多い検索対象情報
またはその検索対象情報に付加されたインデックス情報
は、整列順を引き上げられる。請求項３記載の発明で
は、請求項１または請求項２記載の発明において、検索
条件として指定されたキーワードまたはその関連キーワ
ードが検索履歴情報として書き込まれている検索対象情
報またはその検索対象情報に付加されたインデックス情
報は、整列順を引き上げられる。請求項４記載の発明で
は、請求項３記載の発明において、閲覧したことを示す
情報、および指示されたキーワードまたはその関連キー
ワードが検索履歴情報として書き込まれている検索対象
情報またはその検索対象情報に付加されたインデックス
情報は、整列順を引き上げられる。請求項５記載の発明
では、請求項１乃至請求項４記載の発明において、参照
頻度が低下していると判定された検索対象情報またはそ
の検索対象情報に付加されたインデックス情報は、整列
順を引き下げられる。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図１は本発明の第１の実施形態
を示す情報検索装置の構成ブロック図である。図示した
ように、本実施形態の情報検索装置は、検索される検索
対象情報を記憶しておくデータ記憶部１、上記検索対象
情報の検索履歴情報を記憶しておく検索履歴記憶部２、
上記検索履歴記憶部（検索履歴記憶手段）２に検索履歴
を書き込む検索履歴記録部（検索履歴記録手段）３、検
索条件に従って上記データ記憶部１内の検索対象情報を
検索する検索部（情報検索手段）４、キーボードやマウ
スや表示手段などを有して、検索、閲覧、印刷、データ
修正などの検索対象情報に対する操作の指示や、検索対
象情報などを入力することができる入出力部５、上記入
出力部５から入力された検索対象情報などを取得してそ
れらをデータ記憶部１に書き込むデータ入出力制御部６
などを備えている。なお、上記検索履歴記録部３、検索
部４およびデータ入出力制御部６は、プログラムを内蔵
したＲＯＭ、上記プログラムに従って動作するＣＰＵお
よびＲＡＭなどを共有する。また、検索部４は検索条件
に合致して抽出された検索対象情報を示すインデックス
情報を整列させる検索結果整列手段としても動作する。

【０００７】図２に、本発明の第１の実施形態の動作フ
ローを示す。以下、図２などに従って、本実施形態の動
作を説明する。但し、図２に示したフローの動作に先立
って、検索履歴記憶部２には、図３に示すような検索履
歴情報が書き込まれる。なお、この動作フローは、検索
対象情報が例えば文書の場合である。また、検索対象情
報をデータ記憶部１に記憶する際、データ入出力制御部
６は、図４に示すようなインデックステーブルにインデ
ックス情報も書き込む。図３において、ファイル番号と
は、データ入出力制御部６が検索対象情報をファイルと
してデータ記憶部１に記憶させた際に、ファイル管理手
段により上記検索対象情報に付与したものである。ま
た、図３のテーブルにおけるフィールド（欄）名「閲
覧」「印刷」「修正」は、検索対象情報に施された操作
であり、それぞれ、当該検索対象情報が閲覧された（テ
ーブル中の１表示）か否（テーブル中の０表示）か、印
刷された（テーブル中の１表示）か否（テーブル中の０
表示）か、当該検索対象情報内の内容が修正された（テ
ーブル中の１表示）か否（テーブル中の０表示）かを示
している。つまり、検索が行われ、合致した検索対象情
報があると、そのファイル番号が検索部４から検索履歴
記録部３に与えられ、これにより、検索履歴記録部３は
与えられたファイル番号を検索履歴記憶部２内のテーブ
ルに書き込み、そのときの日時を時計回路（図示してい
ない）から取得し、上記ファイル番号に対応付けて上記
テーブルの参照日時フィールドに書き込む。さらに、上
記ファイル番号の検索対象情報に対する閲覧操作或いは
印刷操作などが入出力部５により行われると、検索履歴
記録部３はそれを認知して「閲覧」フィールドに１を書
き込むか、「印刷」フィールドに１を書き込む。なお、
図４におけるインデックス情報としてのファイル名や登
録者は登録時（検索対象情報記憶時）に、登録者が入力
し、それらを取得したデータ入出力制御部６がインデッ
クステーブルに書き込む。また、データ入出力制御部６
はそのときの日時を時計回路から取得し、登録日時フィ
ールドに書き込む。

【０００８】以下、図２などに従って、検索時の動作を
説明する。まず、利用者が入出力部５により、検索条件
を伴った検索指示を入力する（ステップＳ１）。例え
ば、登録者名とキーワードを入力するのである。そうす
ると、検索部４は、上記検索条件を取得し、上記の入力
例の場合、まずインデックステーブルを検索して合致す
る登録者名を有するインデックス情報のファイル番号を
取得する。そして、合致するインデックス情報が複数あ
るならば、最初のファイル番号をファイル管理手段に与
えて、上記ファイル番号の検索対象情報をデータ記憶部
１からＲＡＭへ読み出し、上記検索対象情報の全文検索
を行い、上記検索対象情報が指定のキーワードを含んで
いるか否かを判定する（ステップＳ２）。こうして、上
記キーワードを含んでいる検索対象情報が見つかると、
そのファイル番号をＲＡＭ内の所定領域に書き込む（ス
テップＳ３）。なお、登録者名の合致する検索対象情報
が複数あった場合はそれぞれについて上記の動作をくり
返す。続いて、検索部４は図３に示すようなテーブルを
有する検索履歴記憶部２から上記所定領域に書き込まれ
ている例えば複数のファイル番号のそれぞれに対応付け
られた検索履歴情報を読み出す（ステップＳ４）。そし
て、上記検索履歴情報に基づいて上記ファイル番号のそ
れぞれの検索対象情報の重みを計算する（ステップＳ
５）。つまり、検索部４は上記のそれぞれのファイル番
号が検索履歴情報中にあるか否かを判定し、あれば、フ
ァイル番号毎に検索ヒット回数、閲覧回数、印刷回数、
修正回数を求める。さらに、それぞれの重みを、例え
ば、検索ヒットが１、閲覧が２、印刷が３、データ修正
が４として、上記各回数に上記重みを乗じ、それぞれの
検索対象情報の重みを求めるのである（図５参照）。こ
うして、検索部４は上記検索対象情報に付加されたイン
デックス情報を求めた重み順に整列させ、図６に示すよ
うに表示させる（ステップＳ６）。なお、上記におい
て、検索ヒット回数と閲覧回数だけを整列順（重み）に
反映させてもよい。

【０００９】頻繁に閲覧されたり印刷されたりする検索
対象情報は当該検索時にも所望されている確率が高いの
で、上記のような順番で各インデックス情報を表示すれ
ば、そのときの利用者の所望する検索対象情報に付加さ
れたインデックス情報が上位に整列される確率が高くな
り、上位側から見ていけば、利用者は、より早く所望の
検索対象情報を見つけることができる。なお、上記実施
形態のように、インデックス情報を有する文書のような
場合は、表示された複数のインデックス情報中の一つを
マウスなどで指示して対応する検索対象情報を開くこと
になるが、検索対象情報が文書などに比べて少ないデー
タ量の場合は、検索対象情報が直接整列され、表示され
るので、その場合は、利用者は、整列された検索対象情
報を整列順に見ていくだけでよい。

【００１０】図７は、本発明の第２の実施形態を示す情
報検索装置の構成ブロック図である。図７に示したよう
に、本実施形態の情報検索装置は、第１の実施形態の構
成に加え、各キーワードに対応付けて関連する他のキー
ワードを記憶しておくシソーラス記憶部（シソーラス記
憶手段）７を備えている。図８に上記シソーラス記憶部
７のデータ構成を示す。また、検索履歴記憶部３には、
検索条件として指示されたキーワードを検索履歴情報の
一つとして図９に示すように書き込んでおく。上記のよ
うな構成において、本実施形態の情報検索装置では、検
索条件の一つとしてキーワードを指示させ、検索条件に
合致する検索対象情報を抽出したとき、検索部４がシソ
ーラス記憶部７を参照して上記キーワードに対応付けら
れた関連キーワードを取得する。さらに、検索部４は抽
出された上記検索対象情報の検索履歴情報を参照し、上
記検索履歴情報のそれぞれのなかに上記キーワードまた
はその関連キーワードが含まれているか否かを判定す
る。そして、上記キーワード、または、その関連キーワ
ードの含まれている検索履歴情報があると、上記検索対
象情報に付加されたインデックス情報を表示する際に、
上記キーワードまたはその関連キーワードの含まれてい
る検索履歴情報のインデックス情報の整列位置を引き上
げる。

【００１１】図10に、キーワードまたはその関連キーワ
ードの含まれている検索履歴情報のインデックス情報の
整列位置を引き上げる一例を示す。この例では、キーワ
ードまたはその関連キーワードを検索履歴情報として有
する検索対象情報に重み４を与え、検索ヒット回数１回
当たりの重みを１、閲覧回数１回当たりの重みを２とし
て重みを計算している。この結果、インデックス情報の
整列順は図11(a) のようになり、検索ヒット回数と閲覧
回数のみの重みで整列順を決めた図11(b) と比較する
と、ファイル番号00550163およびファイル番号02541256
の検索対象情報に付加されたインデックス情報の整列順
が引き上げられている。こうして、本実施形態によれ
ば、キーワードまたは関連キーワードの含まれている検
索履歴情報のインデックス情報の整列位置が引き上げら
れるので、過去においても同じ関連のキーワードで検索
されたものの整列位置が上がり、同じ関連でないキーワ
ードで検索されたと思われるものは整列位置が下がり、
したがって、そのときの利用者の所望する検索対象情報
に付加されたインデックス情報が上位に整列されている
確率が高くなり、上位側から見ていけば、利用者は、よ
り早く所望の検索対象情報を見つけることができる。な
お、上記において、キーワードまたは関連キーワードの
含まれている検索履歴情報のインデックス情報につい
て、整列位置を単に引き上げるのではなく、さらに、閲
覧も行われている場合に、そのインデックス情報の整列
位置を引き上げるようにすることも可能である。このよ
うな構成では、指定されたキーワード、または、その関
連キーワードがそのテーマキーワードである検索対象情
報に付加されたインデックス情報が整列位置を引き上げ
られ、テーマキーワードをキーワードとして指定してい
る利用者の所望するインデックス情報が、上位に位置す
る確率はさらに高くなる。

【００１２】本発明の第３の実施形態では、第１または
第２の実施形態に示した検索履歴記録部３、または、検
索部４内に参照頻度判定手段を備え、各検索対象情報の
参照頻度を判定する。例えば、上記参照頻度判定手段
は、月始めに検索履歴記憶部２を参照して最近の２ヶ月
の参照回数N2と、それに先行する２ヶ月の参照回数N1を
各検索対象情報毎に求め、各検索対象情報毎に、上記の
二つの参照回数の比N2／N1を求め、上記比が所定値以下
である検索対象情報について、参照頻度が低下している
検索対象情報と判定し、そのファイル番号を、検索履歴
記憶部２の所定領域に書き込み、参照頻度が低下してい
る検索対象情報のファイル番号として、前回に書き込ん
だ内容を更新する。そして、本実施形態では、参照頻度
が低下している検索対象情報に付加されたインデックス
情報の整列位置を引き下げる。

【００１３】図12に、参照頻度の低下しているインデッ
クス情報の整列位置を引き下げる一例を示す。この例で
は、参照頻度が低下していると判定されて記憶されてい
るファイル番号の検索対象情報に重み（−４）を与え、
検索ヒット回数１回当たりの重みを１、閲覧回数１回当
たりの重みを２として重みを計算している。この結果、
インデックス情報の整列順は、図13のようになり、検索
ヒット回数と閲覧回数の重みのみにより整列順を決めた
図11(b) に比較すると、ファイル番号01230198の検索対
象情報に付加されたインデックス情報の整列順が引き上
げられている。なお、所定期間を経過した検索履歴情報
を検索履歴記憶部２から消去することによっても同様の
効果が得られる。その効果が得られる理由は、参照頻度
が低下している検索対象情報については、最近の検索ヒ
ット回数や閲覧回数などが少ないため、そのような検索
対象情報の重みが低下するからである。一般に、ある利
用者の検索対象情報の参照傾向は多数の利用者の最近の
参照傾向と一致する確率が高いので、上記のような実施
形態によれば、そのときの利用者の所望する検索対象情
報に付加されたインデックス情報が上位に整列されてい
る確率が高くなり、上位側から見ていけば、利用者は、
より早く所望の検索対象情報を見つけることができる。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項１記載の発明では、検索条件に従って検索され、
合致して抽出された検索対象情報、または、その検索対
象情報に付加されたインデックス情報が上記検索対象情
報の検索履歴情報に基づいて並べられるので、検索履歴
情報を記録するという簡単な処理を施すだけで所望の検
索対象情報を容易に取り出すことができる。また、請求
項２記載の発明では、請求項１記載の発明において、検
索履歴情報の一つとしての、検索にヒットしたことを示
す情報、閲覧したことを示す情報、印刷したことを示す
情報、データ修正したことを示す情報などの書き込み頻
度の多い検索対象情報、または、その検索対象情報に付
加されたインデックス情報が整列順を引き上げられる
が、頻繁に閲覧されたり印刷されたりする検索対象情報
は、当該検索時にも所望されている確率が高いことか
ら、上記のような順番で各検索対象情報、または、その
検索対象情報に付加されたインデックス情報を表示する
ことにより、そのときの利用者の所望する検索対象情
報、または、その検索対象情報に付加されたインデック
ス情報が上位に整列されている確率が高くなり、上位側
から見ていけば、利用者は、より早く所望の検索対象情
報を見つけることができる。

【００１５】また、請求項３記載の発明では、請求項１
または請求項２記載の発明において、検索条件として指
定されたキーワード、または、その関連キーワードが検
索履歴情報として書き込まれている検索対象情報、また
は、その検索対象情報に付加されたインデックス情報が
整列順を引き上げられるので、過去において同じ関連の
キーワードで検索されたものの整列位置が上がり、同じ
関連でないキーワードで検索されたものは整列位置が下
がり、したがって、その時の利用者の所望する検索対象
情報、または、その検索対象情報に付加されたインデッ
クス情報が上位に整列されている確率が高くなり、上位
側から見ていけば、利用者は、さらに早く所望の検索対
象情報を見つけることができる。また、請求項４記載の
発明では、請求項３記載の発明において、閲覧したこと
を示す情報、および指示されたキーワード、または、そ
の関連キーワードが検索履歴情報として書き込まれてい
る検索対象情報、または、その検索対象情報に付加され
たインデックス情報が整列順を引き上げられるので、指
定されたキーワード、または、その関連キーワードがそ
のテーマキーワードであるような検索対象情報、また
は、その検索対象情報に付加されたインデックス情報が
整列位置を引き上げられ、したがって、そのときの利用
者の所望する検索対象情報、または、その検索対象情報
に付加されたインデックス情報が上位に整列されている
確率がさらに高くなり、上位側から見ていけば、利用者
は、さらに早く所望の検索対象情報を見つけることがで
きる。また、請求項５記載の発明では、請求項１乃至請
求項４記載の発明において、参照頻度が低下していると
判定された検索対象情報、または、その検索対象情報に
付加されたインデックス情報が整列順を引き下げられる
ので、ある利用者の検索対象情報の参照傾向は、多数の
利用者の最近の参照傾向と一致する確率が高いという理
由から、そのときの利用者の所望する検索対象情報、ま
たは、その検索対象情報に付加されたインデックス情報
が上位に整列されている確率が高くなり、上位側から見
ていけば、利用者は、さらに早く所望の検索対象情報を
見つけることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態を示す情報検索装置の
構成ブロック図である。

【図２】本発明の第１の実施形態を示す情報検索装置の
動作フロー図である。

【図３】本発明の第１の実施形態を示す情報検索装置の
データ構成図である。

【図４】本発明の第１の実施形態を示す情報検索装置の
他のデータ構成図である。

【図５】本発明の第１の実施形態を示す情報検索装置の
他のデータ構成図である。

【図６】本発明の第１の実施形態を示す情報検索装置の
表示図である。

【図７】本発明の第２の実施形態を示す情報検索装置の
構成ブロック図である。

【図８】本発明の第２の実施形態を示す情報検索装置の
データ構成図である。

【図９】本発明の第２の実施形態を示す情報検索装置の
他のデータ構成図である。

【図10】本発明の第２の実施形態を示す情報検索装置の
他のデータ構成図である。

【図11】（ａ）（ｂ）は本発明の第２の実施形態を示す
情報検索装置の表示図である。

【図12】本発明の第３の実施形態を示す情報検索装置の
データ構成図である。

【図13】本発明の第３の実施形態を示す情報検索装置の
表示図である。

【符号の説明】

１データ記憶部、２検索履歴記憶部、３検索履歴
記録部、４検索部、５入出力部、６データ入出力制
御部、７シソーラス記憶部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】検索条件を指示して合致する情報を検索
する情報検索装置において、検索される各検索対象情報
の検索履歴情報を記憶しておく検索履歴記憶手段と、上
記検索履歴記憶手段に検索履歴情報を書き込む検索履歴
記録手段と、検索条件に従って上記検索対象情報を検索
する情報検索手段と、上記検索条件に合致して上記情報
検索手段により抽出された検索対象情報またはその検索
対象情報に付加されたインデックス情報を上記検索履歴
記憶手段に記憶された検索履歴情報に基づいて整列させ
る検索結果整列手段とを備えたことを特徴とする情報検
索装置。
【請求項２】請求項１の情報検索装置において、上記
検索結果整列手段は、検索履歴情報の一つとして、検索
にヒットしたことを示す情報、閲覧したことを示す情
報、印刷したことを示す情報、データ修正したことを示
す情報のうちの少なくとも一つを備え、上記情報の書き
込み頻度の多い検索対象情報またはその検索対象情報に
付加されたインデックス情報の整列順を引き上げるよう
に構成したことを特徴とする情報検索装置。
【請求項３】請求項１または請求項２の情報検索装置
において、上記検索結果整列手段は、各キーワードに対
応付けて関連する他のキーワードを記憶しておくシソー
ラス記憶手段を備え、検索条件として指示されたキーワ
ードを検索履歴情報の一つとして書き込むように検索履
歴記録手段を構成し、検索条件としてキーワードが指示
されたとき、上記キーワードに対応付けられた関連キー
ワードを上記シソーラス記憶手段から取得し、上記情報
検索手段により抽出された各検索対象情報の検索履歴情
報中に上記キーワードまたはその関連キーワードが書き
込まれているか否かを判定し、上記キーワードまたはそ
の関連キーワードが検索履歴情報中に書き込まれている
検索対象情報またはその検索対象情報に付加されたイン
デックス情報について整列順を引き上げるように構成し
たことを特徴とする情報検索装置。
【請求項４】請求項３の情報検索装置において、閲覧
したことを示す情報、および指示されたキーワードまた
はその関連キーワードが検索履歴情報として書き込まれ
ている検索対象情報またはその検索対象情報に付加され
たインデックス情報の整列順を引き上げるように検索結
果整列手段を構成したことを特徴とする情報検索装置。
【請求項５】請求項１、請求項２または請求項３の情
報検索装置において、上記検索結果整列手段は、検索履
歴情報の記憶状況を監視して各検索対象情報の参照頻度
が低下しているか否かを判定する参照頻度判定手段を備
え、上記参照頻度判定手段により参照頻度が低下してい
ると判定された検索対象情報またはその検索対象情報に
付加されたインデックス情報について整列順を引き下げ
るように構成したことを特徴とする情報検索装置。