JP2000197649A - ウサギ固定装置 - Google Patents

ウサギ固定装置

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JP2000197649A
JP2000197649A JP11000123A JP12399A JP2000197649A JP 2000197649 A JP2000197649 A JP 2000197649A JP 11000123 A JP11000123 A JP 11000123A JP 12399 A JP12399 A JP 12399A JP 2000197649 A JP2000197649 A JP 2000197649A
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JP
Japan
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fixing
rabbit
head
supporting
neck
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JP11000123A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Nakamura
仁志 中村
Satoru Takaichi
哲 高市
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 麻酔をかけることなく動物実験用のウサギを
固定し、脚部に手技治療を施すための固定装置を提供す
る。 【解決手段】 ウサギの首を固定する首固定部と、胴を
固定する胴固定部と、脚部を固定する脚固定部と、頭部
を支える頭支持部を持つことを特徴とするウサギ固定装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウサギを使った動
物実験を実施する際に用いるウサギの固定装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウサギを用いて動物実験を行う場
合、採血・手術などを行う際にウサギを固定する装置が
用いられてきた。かかる装置としては、ウサギを台に載
せ頭部だけを固定するものや、ウサギをケースに入れ首
部だけを固定する構造になっているものがあり、基本構
造としては首部だけを固定するものが多い。
【0003】例えば、北島式固定具は、まな板状木製台
の前方に支柱を立て、支柱から木製台中央方向に向かっ
て頭部固定用金具を配置した装置である。また東大式固
定器は、北島式固定器の側面に開胸用金具を取り付けた
ものである。いずれの固定具も側面は開放されており、
一般的にウサギに麻酔をかけ不動状態として取り扱う場
合に用いるものである。
【0004】また、ウサギ用採血箱は、ウサギを覆う箱
の先端に、ウサギの耳部または頭部を出すための穴があ
いたものであり、穴から出た耳から採血をし易い構造に
なっている。さらに、採血箱内部後方にはスリットが入
っており、ウサギの成長に合わせてスリット位置を変更
できる構造になっているものもある。
【0005】更に押田式ウサギ固定具は、筒型の固定具
で二重構造になっている。筒の片端は開放、もう一方は
閉塞されており上部に穴が開いている。そして開放端か
らウサギを挿入し閉塞端上部の穴から頭部を出し、内側
の筒をスライドさせることにより首部が固定されるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のウサギ固定装置
を用いて、ウサギに無麻酔状態、或いは不完全麻酔の状
態で首部だけを固定し、頭部以外に手技を加えたい場
合、途中でウサギが動き、手技を加えることが難しいと
いう問題が生じる。
【0007】特に、脚部に手技を加えたり治療したりす
る場合、従来のウサギ固定装置では脚部を固定する構造
のものが無く、そのため、やむを得ず適量の麻酔をか
け、ウサギを不動状態にして手技を加える必要があっ
た。
【0008】しかし、多くの動物実験では麻酔をかける
ことが実験結果に影響することが多々あり、できる限り
麻酔をかけること無く実験を実施したい願望がある。
【0009】個々のウサギの成長・体格や麻酔に対する
耐性の違いに応じて適量の麻酔を行うことが難しく、必
要以上の麻酔によってウサギが死んでしまったり、麻酔
量が少なく手技の途中でウサギが動き出してしまったり
することもあり、さらに、多くのウサギを使って動物実
験を行う場合、麻酔するための薬品代も高価になるなど
の問題点もある。
【0010】さらに、脚部を固定し胴部を固定しなかっ
た場合、ウサギが強く蹴った時に股関節が脱臼する可能
性があるという問題点もあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる課題
について鋭意検討した結果、以下のウサギ固定装置を見
出した。すなわち、本発明はウサギを固定する装置であ
って、ウサギの首を固定する首固定部と、胴を固定する
胴固定部と、脚部を固定する脚固定部と、頭部を支える
頭支持部を持つことを特徴とするウサギ固定装置を提供
するものである。
【0012】特に、かかる胴固定部が、胴を腹部から支
える腹支持部と、胴を背・脇部から支える背・脇支持部
からなり、該腹支持部の高さが9cm以上、15cm以
下の部材から構成されることを特徴とし、またかかる腹
支持部がウサギの頭尾方向に移動可能であり、該背・脇
支持部は着脱可能な伸縮性部材で構成されることを特徴
とするウサギ固定装置を提供するものである。
【0013】また、かかる脚固定部が、大腿部を固定す
る大腿部固定手段、脛部を固定する脛固定手段、及び後
足部を固定する後足固定手段を備えることを特徴とする
ウサギ固定装置を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のウサギ固定装置は、ウサ
ギを固定する装置であって、ウサギの首を固定する首固
定部と、胴を固定する胴固定部と、脚部を固定する脚固
定部と、頭部を支える頭支持部を持つことを特徴とす
る。
【0015】上記首固定部は、半円状の穴にウサギの首
をセットし、上部から押さえて止めることにより、首部
を固定することができる。
【0016】また上記胴固定部は、胴を腹部から支える
腹支持部と、胴を背・脇部から支える背・脇支持部から
なる。腹支持部はウサギの胴を上部に浮かせて支持する
ためのものであり、使用する動物の週令、大きさによっ
て適用する部材の高さは異なるが、5〜20cmの高さ
のものが用いられ、好ましくは9〜15cmの高さを備
え、これによって脚部が垂れ、脚部の固定が容易にな
る。また、腹支持部はウサギの頭尾方向に移動可能であ
り、ウサギの成長や固体差による体格の変化に対応でき
るようにすることが出来る。また、背・脇支持部は着脱
可能な柔軟性のある材料でできており、ウサギが強く蹴
っても股関節を脱臼しないように胴を背・脇部から押さ
える役目をする。
【0017】また、脚固定部は、大腿部を固定する大腿
部固定手段、脛部を固定する脛固定手段、後足部を固定
する後足固定手段を持ち、腹支持部でウサギを浮かせる
ことにより垂れた脚部の大腿部・頚部・後足部を固定す
ることにより、ウサギの脚部の運動を制限し、全体を不
動状態にすることができる。
【0018】さらに上記頭支持部は着脱可能とし、首固
定部でウサギの首部を固定する際に頭支持部で頭部を打
たないように取ることもできる。また頭支持部は、首固
定部による首部固定が完了後、首固定部でウサギの首が
絞まり窒息死しないように頭部をささえるための役割を
するものであり、首固定部下部に着脱可能に設けられ
る。
【0019】
【実施例】本発明を好適な実施例を用いて更に詳細に説
明する。本実施例によるウサギ固定装置の上面図を図1
に、正面図を図2に、側面図を図3に示す。
【0020】首固定部1には直径6cm程度の穴があ
り、ウサギの首を穴にセットして固定する。ウサギの首
をセットしやすいように穴の開いた板を上部と下部に分
離し、下部の板の半円状の穴にウサギの首をセットした
後、半円の穴の開いた上部の板をはめ込むことによって
首を固定する。
【0021】本実施例では上部の板をスライドさせた後
固定具で固定するが、上部の板の片側側面に取り付けた
蝶番で上下に動かせるようにし、ウサギをセットした後
上部の板を降ろして蝶番と反対側の側面を固定するな
ど、他の方法による首固定方法を用いることも可能であ
る。
【0022】胴固定部は、胴を腹部から支える腹支持部
2aと、胴を背・脇部から支える背・脇支持部からな
る。腹支持部は幅12cm×長さ16cm×高さ12c
mの直方体であり、ウサギ固定装置本体のほぼ中央上を
頭尾方向に移動可能とする。
【0023】本実施例では本体にボス用穴2cを複数開
け、腹支持部に取り付けたボスを穴に差し替えることに
より頭尾方向に移動可能としているが、スライド式にす
るなど他の方法で移動可能としても良い。
【0024】また背・脇支持部は、幅8cm×長さ80
cmの伸縮性のあるバンド状のものであり、端部はマジ
ックテープ等で固定可能とする。そして固定装置本体と
体長の頭部から2/3当たりの背・脇を巻くようにして
腹支持部2aに押さえる。これにより、ウサギが強く脚
を蹴った場合でも、股関節の脱臼を起こさないようにす
ることができる。
【0025】脚固定部は、脚固定部本体となる幅6cm
×長さ16cm×高さ12cmの直方体に、大腿部を固
定する大腿部固定手段3a、脛部を固定する脛固定手段
3b、後足部を固定する後足固定手段3cをつけたもの
である。脚固定部は、ウサギ固定装置本体後方上を頭尾
方向に移動可能とする。
【0026】本実施例では本体にボス用穴2cを複数開
け、胴固定部に取り付けたボスを穴に差し替えることに
より頭尾方向に移動可能としているが、スライド式にす
るなど他の方法で移動可能としても良い。
【0027】大腿部固定手段3a、脛固定手段3b、後
足固定手段3cは、片側の脚だけに付けても充分ウサギ
を不動状態にすることができるが、手技の必要上、両側
の脚につけてもよい。
【0028】大腿部固定手段3aは、脚固定部本体側面
の上方尻尾側に頭尾方向に幅1cm×長さ20cmのマ
ジックテープを取り付け、ウサギ大腿部を巻き込むよう
縛り固定する。
【0029】脛固定手段3bは、脚固定部本体側面の上
方尻尾側に縦方向に幅1cm×長さ15cmのマジック
テープを取り付け、ウサギ脛部を巻き込むよう縛り固定
する。 後足固定手段3cは、脚固定部本体側面の下方
尻尾側に頭尾方向に幅1cm×長さ15cmのマジック
テープを取り付け、ウサギ後足部を巻き込むよう縛り固
定する。
【0030】なお、本実施例では各部固定手段はマジッ
クテープで縛るが、金属リングを用いるなど他の固定手
段を用いても良い。
【0031】頭支持部4は、首固定部にある首を固定す
るための穴の最下部から前面に6cm突き出す形状をし
ている。頭支持部4は取り外し可能とし、首固定時など
頭支持部4があるとウサギが怪我をする可能性のある場
合などは取り外して使用する。
【0032】本ウサギ固定装置の材質は、ウサギに危害
を与えないものであれば何でも良く、好適には木材、樹
脂などが考えられる。また、加工時に角の面取りをし、
ウサギの脱着時に怪我をしないようにする。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ウサギの首・胴・大腿
部・頚部・足部を固定することにより、麻酔をすること
なく体全体を不動状態にして手技を加えることができ、
ウサギの体への影響を最小限に抑えた実験を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるウサギ固定装置の実施例における
上面図。
【図2】本発明によるウサギ固定装置の実施例における
正面図。
【図3】本発明によるウサギ固定装置の実施例における
側面図。
【符号の説明】
1.首固定部 2a.腹支持部 2b.背脇支持部 2c.ボス用穴 3.脚固定部 3a.大腿部固定手段 3b.脛固定手段 3c.後足固定手段 4.頭支持部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウサギを固定する装置であって、ウサギ
    の首を固定する首固定部と、胴を固定する胴固定部と、
    脚部を固定する脚固定部と、頭部を支える頭支持部を持
    つことを特徴とするウサギ固定装置。
  2. 【請求項2】 該胴固定部が、胴を腹部から支える腹支
    持部と、胴を背・脇部から支える背・脇支持部からな
    り、該腹支持部の高さが9〜15cmの部材から構成さ
    れることを特徴とする、請求項1記載のウサギ固定装
    置。
  3. 【請求項3】 該腹支持部がウサギの頭尾方向に移動可
    能であり、該背・脇支持部は着脱可能な伸縮性部材で構
    成されることを特徴とする請求項2記載のウサギ固定装
    置。
  4. 【請求項4】 該脚固定部が、大腿部を固定する大腿部
    固定手段、脛部を固定する脛固定手段、及び後足部を固
    定する後足固定手段を備えることを特徴とする請求項1
    〜3に記載のウサギ固定装置。
  5. 【請求項5】 該頭支持部は、該首固定手段に着脱可能
    に取付け可能であることを特徴とする請求項1〜4に記
    載のウサギ固定装置。
JP11000123A 1999-01-04 1999-01-04 ウサギ固定装置 Pending JP2000197649A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100916509B1 (ko) 2007-10-17 2009-09-08 전북대학교산학협력단 실험용 설치류 고정장치
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