JP2000197095A - 移動体通信システム及び方法 - Google Patents

移動体通信システム及び方法

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JP2000197095A
JP2000197095A JP10372961A JP37296198A JP2000197095A JP 2000197095 A JP2000197095 A JP 2000197095A JP 10372961 A JP10372961 A JP 10372961A JP 37296198 A JP37296198 A JP 37296198A JP 2000197095 A JP2000197095 A JP 2000197095A
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error correction
correction decoding
signal
reliability
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JP10372961A
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Daisuke Yamada
大輔 山田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局の制御局がセル間DHO後の基地
局を正確に決定することができる。 【解決手段】 複数の基地局100において、移動局か
らの受信信号の誤り訂正復号を行い、この誤り訂正復号
結果を制御局200へ出力すると共に、受信信号の信頼
度をTPC信号で検出し、この信頼度が適正であれば、
誤り訂正復号を行わない受信信号(軟判定データ)を制
御局200へ出力し、制御局200において、複数の基
地局100からの誤り訂正復号結果のうち誤り無しを示
す基地局100を選択すると共に、複数の基地局100
からの誤り訂正復号結果が全て誤り有りを示す場合は、
上記の誤り訂正復号を行わない受信信号の誤り訂正復号
を行い、この誤り訂正復号が行われた受信信号の送出基
地局100を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code D
ivision Multiple Access)方式におけるセル間DHO
(Diversity Hand-Over)を行う際の移動体通信システム
に関し、特に基地局の制御局がセル間DHO後の基地局
を正確に決定することができる移動体通信システム及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信サービスエリアを複数のセル
に分割して構成される後述のCDMA方式を適用した移
動体通信システムにおいては、現在接続中の基地局又は
移動局の受信品質が劣化した場合に、周辺セルの基地局
とセル間DHO(後述する)を行い、受信品質を向上さ
せる手法が採られている。
【0003】但し、CDMA方式とは、伝送情報に拡散
コードを掛け合わせてフレーム単位で伝送し、受信側で
同一の拡散コードを受信信号に掛け合わせることによっ
て元の伝送情報を取り出す方式である。
【0004】またDHOとは、移動局があるセル内の基
地局と通信中に他のセルの基地局に移動した場合に、移
動前と移動後の双方の基地局と通信を行うことである。
【0005】次に、従来のセル間DHOに伴う移動体通
信システムについて図4を参照して説明する。
【0006】図4は、CDMA方式を適用した移動体通
信システムの構成を示すブロック図である。
【0007】図4において、制御局200に第1及び第
2基地局402,403が有線接続されており、第1及
び第2基地局402,403は各々が、電波で第1及び
第2セル404,405を形成している。
【0008】ここで、移動局406が、第1セル404
と第2セル405のほぼ中間に沿って移動しているもの
とする。
【0009】このとき、各セル404,405を管理す
る各基地局402,403は、セル間ハンドオーバ状態
となって移動局406と接続が行なわれ、この接続によ
って得られた移動局406からの情報信号及び制御信号
を制御局200へ送信する。
【0010】制御局200は、各基地局402,403
からの制御信号に基づいてハンドオーバ後の基地局40
2又は403を決定し、所定の情報信号を得るようにし
ている。
【0011】図5に第1及び第2基地局402,403
から制御局200へ送信される制御信号BS1,BS2
とDHO後の情報信号の一例を示す。
【0012】この図5に示すように、制御局200にお
いて、各基地局402,403からの制御信号BS1,
BS2中のデータ誤りをチェックするCRC(Cyclic Re
dundancy Check)信号に基づいてセル間DHOを行う。
【0013】例えば、フレーム番号FRN#1やFRN
#2のように、何れかの基地局402のCRCがOKで
あり、もう一方の基地局403のCRCがNG(No Goo
d)である場合には、制御局200は、DHO後の基地局
402を一義的に決定することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、例えば図5に示すフレーム番号FRN
#3及び#9のように、双方の基地局402,403の
CRCが共にNGである場合は、制御局200がDHO
後の基地局を正確に決定できない、言い換えれば、制御
局200が制御信号中のデータ誤りをチェックするCR
C信号に基づいてセル間DHOを行なったとしても、D
HO後の基地局402又は403を正確に決定できない
という問題がある。
【0015】また、制御局200がDHO後の基地局4
02又は403を正確に決定するために、従来から例え
ば受信レベル、フレームエラー率、ビットエラー率等の
情報を用いる方法が実施されており、例えば受信レベル
を用いる方法においては、受信レベルが高い基地局(例
えば402)をDHO後の基地局402として選択する
ことが実施されている。
【0016】しかし、受信レベルが低い場合でも正確に
情報信号が得られる場合があるので、必ずしもDHO後
の基地局402を正確に選択することができないという
問題がある。
【0017】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、基地局の制御局がセル間DHO後の基地局を正確
に決定することができる移動体通信システム及び方法を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の基地局
装置で、移動局装置からの受信信号の誤り訂正復号を行
って基地局制御装置へ出力すると共に、受信信号の信頼
度を検出し、この信頼度が適正であれば誤り訂正復号を
行わない受信信号を基地局制御装置へ出力し、基地局制
御装置で、複数の基地局装置からの誤り訂正復号結果の
うち誤り無しを示す基地局装置を選択すると共に、誤り
訂正復号結果が全て誤り有りを示す場合は、誤り訂正復
号を行わない受信信号の誤り訂正復号を行い、この誤り
訂正復号が行われた受信信号の送出基地局装置を選択す
ることによって、適正なセル間DHOを行うことができ
るようにした。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、移動局装
置からの受信信号の誤り訂正復号を行い、この誤り訂正
復号結果を出力すると共に、前記受信信号の信頼度を検
出し、この信頼度が適正であれば前記誤り訂正復号を行
わない受信信号を出力する複数の基地局装置と、この複
数の基地局装置からの前記誤り訂正復号結果のうち誤り
無しを示す基地局装置を選択すると共に、前記複数の基
地局装置からの誤り訂正復号結果が全て誤り有りを示す
場合は、前記誤り訂正復号を行わない受信信号の誤り訂
正復号を行い、この誤り訂正復号が行われた受信信号の
送出基地局装置を選択する基地局制御装置と、を具備す
る構成を採る。
【0020】この構成によれば、セル間DHO後の基地
局装置を正確に決定でき、基地局制御装置は、セル間D
HO後の情報信号の取得を従来方式よりも正確に得るこ
とができる。
【0021】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、信頼度は、受信信号のレベルが適正か否かを示すも
のである構成を採る。
【0022】この構成によれば、複数の基地局装置の誤
り訂正復号結果が全て誤り有りを示す場合でも、受信レ
ベルが適正な基地局装置が選択されることによって、セ
ル間DHO後の基地局装置を正確に決定することができ
る。
【0023】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、信頼度は、移動局装置への送信電力の制御を行うT
PC信号の検出結果が前記送信電力を下げることを示す
場合に適正とされるものである構成を採る。
【0024】この構成によれば、複数の基地局装置の誤
り訂正復号結果が全て誤り有りを示す場合でも、TPC
信号が送信電力を下げることを示している基地局装置、
つまり受信レベルが適正な基地局装置、が選択されるこ
とによって、セル間DHO後の基地局装置を正確に決定
することができる。
【0025】本発明の第4の態様は、第1の態様におい
て、信頼度は、受信信号における無線フレーム単位の受
信品質が所定のしきい値を超えた場合に適正とされるも
のである構成を採る。
【0026】この構成によれば、複数の基地局装置の誤
り訂正復号結果が全て誤り有りを示す場合でも、受信品
質の適正な基地局装置が選択されることによって、セル
間DHO後の基地局装置を正確に決定することができ
る。
【0027】本発明の第5の態様は、第1の態様乃至第
4の態様いずれかにおいて、基地局装置は、通信サービ
スエリアが複数のセルに分割された内の1つのセルに1
つ配置される構成を採る。
【0028】この構成によれば、通信サービスエリアが
複数のセルに分割された内の1つのセルに基地局装置が
1つ配置される通信方式においても、第1の態様乃至第
4の態様いずれかと同様の作用効果を得ることができ
る。
【0029】本発明の第6の態様は、複数の基地局装置
で、移動局装置からの受信信号の誤り訂正復号を行って
基地局制御装置へ出力すると共に、前記受信信号の信頼
度を検出し、この信頼度が適正であれば前記誤り訂正復
号を行わない受信信号を前記基地局制御装置へ出力し、
前記基地局制御装置で、前記複数の基地局装置からの誤
り訂正復号結果のうち誤り無しを示す基地局装置を選択
すると共に、前記誤り訂正復号結果が全て誤り有りを示
す場合は、前記誤り訂正復号を行わない受信信号の誤り
訂正復号を行い、この誤り訂正復号が行われた受信信号
の送出基地局装置を選択するようにした。
【0030】この方法によれば、セル間DHO後の基地
局装置を正確に決定でき、基地局制御装置は、セル間D
HO後の情報信号の取得を従来方式よりも正確に得るこ
とができる。
【0031】本発明の第7の態様は、第6の態様におい
て、信頼度は、移動局装置への送信電力の制御を行うT
PC信号の検出結果が前記送信電力を下げることを示す
場合に適正とされるものであるようにした。
【0032】この方法によれば、複数の基地局装置の誤
り訂正復号結果が全て誤り有りを示す場合でも、TPC
信号が送信電力を下げることを示している基地局装置、
つまり受信レベルが適正な基地局装置、が選択されるこ
とによって、セル間DHO後の基地局装置を正確に決定
することができる。
【0033】本発明の第8の態様は、第6の態様におい
て、信頼度は、受信信号における無線フレーム単位の受
信品質が所定のしきい値を超えた場合に適正とされるも
のであるようにした。
【0034】この方法によれば、複数の基地局装置の誤
り訂正復号結果が全て誤り有りを示す場合でも、受信品
質の適正な基地局装置が選択されることによって、セル
間DHO後の基地局装置を正確に決定することができ
る。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0036】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る移動体通信システムの基地局の構成を示す
ブロック図であり、図2は、上記実施の形態1に係る移
動体通信システムの制御局の構成を示すブロック図であ
る。
【0037】この本発明のCDMA方式を適用した移動
体通信システムは、従来例の説明で参照した図4に示す
ように、通信サービスエリアが複数のセルに分割され、
この分割された1つのセルに1つの基地局が配置され、
この配置された基地局を制御するための制御局を備えて
構成されており、現在接続中の基地局又は移動局の受信
品質が劣化した場合に、周辺セルの基地局とセル間DH
Oを行って受信品質を向上させるものである。
【0038】図1に示す実施の形態1の基地局100
は、インタフェース回路101と、送信データ変換回路
102と、変調回路103と、拡散回路104と、送信
回路105と、送信アンテナ106と、受信アンテナ1
07と、受信回路108と、逆拡散回路109と、復調
回路110と、受信データ変換回路111と、送信電力
制御回路112と、信頼度検出回路113と、タイミン
グ制御回路114とを備えて構成されている。
【0039】インタフェース回路101は、図2に示す
制御局200との間で音声やデータの受け渡しを行うも
のである。
【0040】送信データ変換回路102は、インタフェ
ース回路101を介して入力された信号をフレームに構
成し、このフレーム信号に対してCRC符号化及び誤り
訂正符号化を行い、この送信データを変調回路103へ
出力するものである。
【0041】変調回路103は、送信データを変調して
拡散回路104へ出力するものである。
【0042】拡散回路104は、変調された信号に対し
て符号拡散処理を行って送信回路105へ出力するもの
である。
【0043】送信回路105は、符号拡散された送信信
号を送信アンテナ106を介して移動局(図4参照)へ
出力するものである。
【0044】受信回路108は、受信アンテナ107を
介して受信された移動局からの受信信号をベースバンド
信号に変換し、このベースバンド信号を逆拡散回路10
9へ出力するものである。
【0045】逆拡散回路109は、ベースバンド信号に
対して相関検出による逆拡散処理を行って復調回路11
0へ出力するものである。
【0046】復調回路110は、逆拡散された受信デー
タを復調して受信データ変換回路111及び送信電力制
御回路112へ出力するものである。
【0047】受信データ変換回路111は、復調された
受信データに対してCRC検出による誤り訂正復号を行
ってインタフェース回路101へ出力するものである。
【0048】送信電力制御回路112は、復調回路11
0で復調された受信データから得られる受信レベル等に
基づいて送信電力及び後述するTPC(Transmit Power
Control)を決定し、これによって送信回路105の送信
電力を制御し、また、TPC信号を、送信データ変換回
路102及び信頼度検出回路113へ出力するものであ
る。
【0049】TPC信号は、通常1ビットで表され、
「0」ならば、クローズドループの送信電力制御におけ
る送信電力を下げることを指示し、「1」ならば、クロ
ーズドループの送信電力制御における送信電力を上げる
ことを指示するものである。つまり、クローズドループ
の送信電力制御においてTPC信号が連続して「0」で
あれば、十分な受信レベルが保たれていることを意味す
る。
【0050】信頼度検出回路113は、TPC信号にお
けるビット内容を検出してインタフェース回路101へ
出力するものであり、TPC信号が「0」である場合
は、インタフェース回路101に、後述する軟判定デー
タを制御局200へ出力する許可を行う信号(以降、許
可信号と呼ぶ)を出力し、TPC信号が「1」である場
合は、その許可信号を出力しない。
【0051】軟判定データとは、0/1の2値データで
ある硬判定データに対して、0.8及び0.9等の多値
データをいう。ここでは、受信データ変換回路111で
CRCが行われずスルーで通過したデータが該当する。
【0052】タイミング制御回路114は、基地局装置
の全タイミング及びシーケンスの制御を行うものであ
る。
【0053】図2に示す制御局200は、CRC比較回
路201と、復号回路202と、情報選択回路203と
を備えて構成されており、上記図1の構成を備えた第1
及び第2基地局のインタフェース回路101から送られ
てきた信号を、情報信号及び制御信号に分離し、この分
離した信号を、それぞれCRC比較回路201及び情報
選択回路203へ出力するようになっている。
【0054】CRC比較回路201は、第1及び第2基
地局から送られてきたCRCの評価結果、即ちOK又は
NGを比較し、このCRC評価結果を復号回路202及
び情報選択回路203へ出力するものである。
【0055】復号回路202は、CRC評価結果が双方
ともNGであることを示す場合、第1及び第2基地局か
ら送られてきた軟判定データを用い、誤り訂正復号(ビ
タビ復号、TURBO復号等)及びCRC判定を行って
情報選択回路203へ出力するものである。
【0056】情報選択回路203は、CRC比較回路2
01からのCRC評価結果が一方のCRC信号がOKで
他方がNGを示す場合、CRC信号がOKである情報信
号を出力する基地局を選択し、制御局は選択された基地
局から情報信号を得るようにする。一方、CRC信号が
両方ともNGの場合には、CRC評価結果に基づく基地
局選択を止め、復号回路202の判定結果に応じて基地
局を選択するものである。
【0057】このような構成において、基地局100に
おいて、送信側では、まずインタフェース回路101で
制御局200からの音声又はデータが抽出され、このデ
ータが送信データ変換回路102へ出力される。
【0058】送信データ変換回路102では、入力され
た信号にパイロット信号、TPC信号及び制御信号等が
付加されてフレームが構成され、このフレーム信号に対
してCRCの符号化及び誤り訂正符号化が行われ、変調
回路103へ出力される。
【0059】変調回路103では、CRC符号化が行わ
れたデータが各種変調方式により変調され、この変調信
号が逆拡散回路109で符号拡散処理され、この処理さ
れた送信信号が送信回路105で所望のキャリア周波数
に変換されて送信アンテナ106から移動局へ送信され
る。
【0060】一方、受信側では、受信アンテナ107で
受信された信号が、受信回路108でベースバンド信号
に変換された後、逆拡散回路109で逆拡散処理され、
この処理により得られた受信データが、復調回路110
で各種検波方式によって復調され、受信データ変換回路
111及び送信電力制御回路112へ出力される。
【0061】受信データ変換回路111では、復調され
た受信データが制御信号と音声信号又はデータとに分離
され、CRCの検出が行われる。分離された音声信号又
はデータと、CRC信号は、インタフェース回路101
へ出力され、信頼度検出回路113からの信頼度情報と
ともに制御局200へ伝送される。
【0062】送信電力制御回路112では、復調回路1
10で復調された受信データから得られる受信レベル等
に基づいて送信電力及びTPCが決定され、これによっ
て送信回路105の送信電力が制御され、また、TPC
信号が、送信データ変換回路102及び信頼度検出回路
113へ出力される。
【0063】信頼度検出回路113では、送信電力制御
回路112からのTPC信号が「0」である場合に、
0.8及び0.9等の多値データである軟判定データの
出力を許可する信号が、インタフェース回路101へ出
力される。なお、0や1のデータは硬判定データと呼ば
れる。
【0064】TPC信号が「1」である場合は、インタ
フェース回路101に軟判定データの出力を許可する信
号は出力されない。
【0065】このようなTPC信号は、基地局100と
移動局間のデータのやりとりの信頼度を示すものとして
用いられる。
【0066】ここでは基地局100の動作として説明し
たが、他の基地局も同様の動作を行っており、各基地局
からの信号が図2に示す制御局200へ送信される。
【0067】即ち、インタフェース回路101から送ら
れてきた第1及び第2基地局からの信号が、制御局20
0で情報信号及び制御信号に分けられ、それぞれCRC
比較回路201及び情報選択回路203に入力される。
【0068】CRC比較回路21では、双方の基地局か
ら送られてきたCRCの評価結果(OK又はNG)が情
報選択回路203及び復調回路110へ出力される。
【0069】ここで、一方のCRC信号がOKで、他方
のCRC信号がNGの場合は、情報選択回路203が、
CRC信号がOKである情報信号を出力する基地局を選
択し、制御局200は、その選択された基地局から情報
信号を得るように動作する。
【0070】一方、CRC信号が両方ともNGの場合
は、復号回路202が、第1及び第2基地局から送られ
てきた軟判定データを用い、誤り訂正復号及びCRC判
定を行って情報選択回路203へ出力する。
【0071】情報選択回路203は、CRC信号の評価
結果に基づく基地局の選択を止め、復号回路202の判
定結果に応じて基地局を選択する。
【0072】このように、実施の形態1の移動体通信シ
ステムによれば、複数の基地局100において、移動局
からの受信信号の誤り訂正復号を行い、この誤り訂正復
号結果を制御局200へ出力すると共に、受信信号の信
頼度をTPC信号で検出し、この信頼度が適正であれ
ば、誤り訂正復号を行わない受信信号(軟判定データ)
を制御局200へ出力し、制御局200において、複数
の基地局100からの誤り訂正復号結果のうち誤り無し
を示す基地局100を選択すると共に、複数の基地局1
00からの誤り訂正復号結果が全て誤り有りを示す場合
は、上記の誤り訂正復号を行わない受信信号の誤り訂正
復号を行い、この誤り訂正復号が行われた受信信号の送
出基地局100を選択するように構成した。
【0073】これによって、セル間DHO後の基地局1
00を正確に決定でき、制御局200は、セル間DHO
後の情報信号の取得を従来方式よりも正確に得ることが
できる。
【0074】なお、軟判定データを制御局200に送信
するために基地局100と制御局200間のトラフィッ
クが増加するが、常に送信するのではなくTPC信号に
従うので、その増加は少ない。言い換えれば、制御局2
00への伝送量を極端に増加させることはなくセル間ハ
ンドオーバの性能向上を図ることができる。
【0075】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2に係る移動体通信システムの基地局の構成を示す
ブロック図である。
【0076】但し、この図3に示す実施の形態2におい
て図1の実施の形態1の各部に対応する部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0077】図2に示す実施の形態2の基地局300
が、実施の形態1の基地局100と異なる点は、信頼度
検出回路113に代え、受信品質検出回路301を設け
たことにある。
【0078】受信品質検出回路301は、復調回路11
0からの受信信号の受信品質(BER等)を測定するも
のであり、受信品質が予め定められたしきい値を越えた
場合に、インタフェース回路101に軟判定データの出
力の許可信号を出力し、しきい値を超えない場合に許可
信号を出力しないようにするものである。
【0079】このような構成においても、実施の形態1
で説明したと同様に、双方の基地局300から得られる
CRC信号が共にNGの場合は、制御局200が、軟判
定データをもとに誤り訂正復号を行うことで、DHO後
の基地局を正確に決定することができる。
【0080】このように、実施の形態2の移動体通信シ
ステムによれば、複数の基地局300において、移動局
からの受信信号の誤り訂正復号を行い、この誤り訂正復
号結果を制御局200へ出力すると共に、受信信号の信
頼度となる受信品質がしきい値を越えた適正値を示す場
合に、誤り訂正復号を行わない受信信号(軟判定デー
タ)を制御局200へ出力し、制御局200において、
複数の基地局300からの誤り訂正復号結果のうち誤り
無しを示す基地局300を選択すると共に、複数の基地
局300からの誤り訂正復号結果が全て誤り有りを示す
場合は、上記の誤り訂正復号を行わない受信信号の誤り
訂正復号を行い、この誤り訂正復号が行われた受信信号
の送出基地局300を選択するように構成した。
【0081】これによって、実施の形態1と同様に、セ
ル間DHO後の基地局300を正確に決定でき、制御局
200は、セル間DHO後の情報信号の取得を従来方式
よりも正確に得ることができ、また、制御局200への
伝送量を極端に増加させることはなくセル間ハンドオー
バの性能向上を図ることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基地局の制御局がセル間DHO後の基地局を正確に決定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る移動体通信システ
ムの基地局の構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態1に係る移動体通信システムの
制御局の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2に係る移動体通信システ
ムの基地局の構成を示すブロック図
【図4】CDMA方式を適用した移動体通信システムの
構成を示す図
【図5】従来の移動体通信システムにおける基地局から
制御局へ送信される制御信号及びDHO後の情報信号の
一例を示すフレーム構成図
【符号の説明】
100,300 基地局 200 制御局 111 受信データ変換回路 112 送信電力制御回路 113 信頼度検出回路 201 CRC比較回路 202 復号回路 203 情報選択回路 301 受信品質検出回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局装置からの受信信号の誤り訂正復
    号を行い、この誤り訂正復号結果を出力すると共に、前
    記受信信号の信頼度を検出し、この信頼度が適正であれ
    ば前記誤り訂正復号を行わない受信信号を出力する複数
    の基地局装置と、この複数の基地局装置からの前記誤り
    訂正復号結果のうち誤り無しを示す基地局装置を選択す
    ると共に、前記複数の基地局装置からの誤り訂正復号結
    果が全て誤り有りを示す場合は、前記誤り訂正復号を行
    わない受信信号の誤り訂正復号を行い、この誤り訂正復
    号が行われた受信信号の送出基地局装置を選択する基地
    局制御装置と、を具備することを特徴とする移動体通信
    システム。
  2. 【請求項2】 信頼度は、受信信号のレベルが適正か否
    かを示すものであることを特徴とする請求項1記載の移
    動体通信システム。
  3. 【請求項3】 信頼度は、移動局装置への送信電力の制
    御を行うTPC信号の検出結果が前記送信電力を下げる
    ことを示す場合に適正とされるものであることを特徴と
    する請求項1記載の移動体通信システム。
  4. 【請求項4】 信頼度は、受信信号における無線フレー
    ム単位の受信品質が所定のしきい値を超えた場合に適正
    とされるものであることを特徴とする請求項1記載の移
    動体通信システム。
  5. 【請求項5】 基地局装置は、通信サービスエリアが複
    数のセルに分割された内の1つのセルに1つ配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載
    の移動体通信システム。
  6. 【請求項6】 複数の基地局装置で、移動局装置からの
    受信信号の誤り訂正復号結果に加え、前記受信信号の信
    頼度が適正である場合には前記誤り訂正復号を行わない
    受信信号も併せて前記基地局制御装置へ出力し、前記基
    地局制御装置で、前記複数の基地局装置からの誤り訂正
    復号結果のうち誤り無しを示す基地局装置を選択すると
    共に、前記誤り訂正復号結果が全て誤り有りを示す場合
    は、前記誤り訂正復号が行われなかった受信信号の誤り
    訂正復号を行い、この誤り訂正復号が行われた受信信号
    の送出基地局装置を選択することを特徴とする移動体通
    信方法。
  7. 【請求項7】 信頼度は、移動局装置への送信電力の制
    御を行うTPC信号の検出結果が前記送信電力を下げる
    ことを示す場合に適正とされるものであることを特徴と
    する請求項6記載の移動体通信方法。
  8. 【請求項8】 信頼度は、受信信号における無線フレー
    ム単位の受信品質が所定のしきい値を超えた場合に適正
    とされるものであることを特徴とする請求項6記載の移
    動体通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020083927A (ko) * 2001-04-26 2002-11-04 가부시키가이샤 히다치 고쿠사이 덴키 복수의 기지국을 구비한 무선시스템
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