JP2000195225A - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JP2000195225A
JP2000195225A JP10374211A JP37421198A JP2000195225A JP 2000195225 A JP2000195225 A JP 2000195225A JP 10374211 A JP10374211 A JP 10374211A JP 37421198 A JP37421198 A JP 37421198A JP 2000195225 A JP2000195225 A JP 2000195225A
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正孝 島田
Nobuki Kumamoto
信樹 隈元
Masaru Kogure
勝 小暮
Nobushige Fukuoka
宣重 福岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 関連情報の表示作業や文字の判読が容易な情
報記録装置を提供すること。 【解決手段】 入力された文字情報を文字データに変換
する信号処理装置31と、この信号処理装置31で変換
された文字データを文字に表示する液晶表示装置12
と、この液晶表示装置12が外部に露出して設けられ、
信号を記録する記録媒体および信号処理装置を収納した
記録用カセット11とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像信号や音声
信号などを記録する情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号や音声信号などを記録する情報
記録装置は、これまで、放送用あるいは一般家庭用など
に広く利用されている。たとえば、テレビや映画などの
映像信号を記録する情報記録装置としてVTRカセット
テープが利用されている。また、音楽などの音声信号を
記録する情報記録装置として音声カセットテープが利用
されている。
【0003】これらの情報記録装置は、映像信号や音声
信号などを記録した場合、通常、記録した内容を示すタ
イトルや記録した年月日、記録時間、記録媒体の残り時
間、記録した回数、記録した者など、記録内容に関連す
る情報が目に見えるようにして保管される。たとえば、
これらの関連情報をラベルに文字で記入し、記録媒体で
あるカセットテープ本体やカセットテープ本体を保護す
るケースなどにラベルを貼りつけている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報記録装置
は、記録内容に関連する情報を表示する場合、上記した
ように、関連情報をラベルに文字で記入し、そのラベル
をカセットテープ本体やケースに張り付けている。この
ため、関連情報をラベルに記入する作業、あるいは、カ
セットテープ本体やケースにラベルを張り付ける作業な
どがあり、煩雑になっている。また、すでに表示されて
いる関連情報を変更する場合は、関連情報の書き替え作
業やラベルの張り替え作業などが必要となる。
【0005】また、関連情報をラベルに文字で表示した
場合、カセットテープ本体などに対し文字の上下が一義
的に決定される。したがって、ラベルを張り付けた後
に、カセットテープ本体やケースの配置を縦方向から横
方向に変更し、あるいは、横方向から縦方向に変更した
場合、文字の上下が横向きになったり、逆さまになった
りして、判読が困難になる。
【0006】この発明は、上記した欠点を解決するもの
で、関連情報の表示作業や文字の判読が容易な情報記録
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録装置
は、入力された文字情報を文字データに変換する信号処
理装置と、この信号処理装置で変換された前記文字デー
タを文字に表示する液晶表示装置と、この液晶表示装置
が外部に露出して設けられ、信号を記録する記録媒体お
よび前記信号処理装置を収納した記録用カセットとを具
備している。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態について図1
を参照して説明する。符号11は、映像信号や音声信号
を記録するための記録用カセットで、半導体記録装置な
どの記録媒体が内部に収納されている。その形状は直方
体で、外側は長方形状の6つの壁から構成されている。
また、記録用カセット11は、ほこりやごみなどが外部
から入らないように、全体が密閉された構造になってい
る。
【0009】記録用カセット11の外部に露出した壁
面、たとえば背面に液晶表示装置12が設けられてい
る。液晶表示装置12は、文字などを表示する表示部分
が階層的に複数の層で構成され、文字を表示する層が切
り替えられる構造になっている。そして、これらの表示
部分を利用して、記録内容に関連する情報、たとえば、
タイトルや記録した年月日、記録した時間、記録媒体の
残り時間、記録した回数、記録した者などが表示され
る。図1では、表示部分のたとえば最上層に表示された
タイトル13および記録した年月日14が示されてい
る。
【0010】また、記録用カセット11の内部には、集
積度の高い半導体を利用した半導体記録装置の他に、液
晶表示装置12に関連情報を表示するための電気回路な
どが収納されている。
【0011】記録用カセット11の壁面の一部に光を透
過する入力窓15が設けられている。そして、外部から
供給される信号は、光信号として入力窓15を通り、記
録用カセット11内部の電気回路に入力する構成になっ
ている。
【0012】また、記録用カセット11背面の図の右端
に2つのスイッチSW1、SW2が設けられている。一
方のスイッチSW1は、階層的に設けられた液晶表示装
置12の表示部分のうち、文字を表示させる層を切り替
える場合に使用される。もう一方のスイッチSW2は、
夜間などにバックライトを点灯する場合に使用される。
【0013】次に、記録用カセット11の液晶表示装置
12に、タイトル13や記録年月日14など関連情報を
表示する構成について図2を参照して説明する。
【0014】符号21は情報入力装置で、情報入力装置
21の一部に開口22が設けられている。この開口22
部分に記録用カセット11が図1の矢印Y方向に挿入さ
れセットされる。情報入力装置21には、タイトル13
や記録年月日14など関連情報を表示する文字や数字な
どの文字情報を入力するための入力装置、たとえばキー
ボード装置23が設けられている。
【0015】上記した構成において、キーボード装置2
3から、タイトル13や記録年月日14などを表示する
ための文字情報が入力される。入力された文字情報は、
情報入力装置21内に設けられた入力インタフェース
(図示せず)を経て、たとえば光信号に変換され、記録
用カセット11の入力窓15を通して、記録用カセット
11内の電気回路に入力される。
【0016】ここで、記録用カセット11の液晶表示装
置12に関連情報を表示する動作について図3を参照し
て説明する。図3は、図1や図2に対応する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は一部省略する。
【0017】まず、キーボード装置23から、液晶表示
装置12に表示するタイトル13や記録年月日14など
の文字情報が入力される。入力された文字情報は、情報
入力装置21に設けられた入力インタフェース24を経
て、記録用カセット11内の信号処理装置31、たとえ
ば中央処理装置(CPU)に入力する。信号処理装置3
1に入力した文字情報は処理され、文字データに変換さ
れる。
【0018】その後、信号処理装置31は、変換した文
字データをメモリー32に書き込む。同時に、液晶駆動
回路33を制御し、タイトル13や記録年月日14など
の文字を液晶表示装置12に表示させる。
【0019】上記した構成において、複数の水平センサ
ー34a〜34nがコンパレータ35を介して信号処理
装置31に接続されている。複数の水平センサー34a
〜34nは記録用カセット11内に収納され、記録用カ
セット11が、図1のようにその長手方向が水平に位置
する横置きであるか、あるいは、図4のようにその長手
方向が垂直に位置する縦置きであるかなど、記録用カセ
ット11の配置の向きを検出している。図4では、図1
に対応する部分に同一の符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0020】たとえば水平センサー34a〜34nは、
図5の直線Pに示すように、基準方向に対する角度(横
軸)と出力(縦軸)とが比例する関係になっている。水
平センサー34a〜34nの出力はコンパレータ35に
入力され、基準値Tと比較される。この比較で、出力が
基準値Tよりも大きい場合は、記録用カセットの配置は
基準方向に対してたとえば直角、出力が基準値Tよりも
小さい場合は基準方向に対してたとえば平行と判定す
る。このようにして、記録用カセット11の置かれた向
き、たとえば横置きであるか、縦置きであるかが常に検
出されている。そして、この検出結果は中央処理装置3
1に送られる。
【0021】中央処理装置31は、記録用カセット11
が横置きから縦置きに変った場合、あるいは、逆に、縦
置きから横置きに変った場合、液晶駆動回路33を制御
する。これにより、液晶表示装置12に表示される文字
の向きを変え、記録用カセット11の上下と文字の上下
とが一致するようにする。
【0022】なお、水平センサーが1個であると、記録
用カセット11が置かれた向きによって、記録用カセッ
ト11の向きを検出できない場合がある。そのため、複
数の水平センサーを、それぞれの基準方向が相違するよ
うに設け、記録用カセット11がどのような向きに配置
されても、いずれかの水平センサーが正常に作動し、記
録用カセット11の向きや、その向きの変更を検出でき
るようにしている。
【0023】また、液晶表示装置12にすでに表示され
ている文字を変更する場合は、キーボード装置23から
変更する文字情報が入力される。このとき、信号処理装
置31は、入力された文字情報とメモリー32に記録さ
れている文字データとを比較する。そして、両者が相違
する場合、メモリー32の記録内容を、入力された文字
情報に対応した最新の文字データに変更する。同時に、
液晶駆動回路33を駆動し、液晶表示装置12に最新の
文字を表示する。
【0024】また、中央処理装置31にスイッチSW1
が接続されている。液晶表示装置12の表示部分が階層
的に構成されているため、文字を実際に表示する層をス
イッチSW1で切り替えできるようになっている。たと
えば、スイッチSW1の操作で中央処理装置31の動作
を制御し、表示部分の最上層の文字を表示させ、あるい
は、2番目以下の層の文字を表示させる構成になってい
る。
【0025】また、液晶駆動回路33に接続されたスイ
ッチSW2は夜間用のバックライトの点灯に使用され
る。バックライトを点灯させれば、液晶表示装置12に
表示された文字を夜間でも読み取ることができる。
【0026】なお、記録用カセット11内には、中央処
理装置31やメモリー32などの電気回路を動作させる
ためのバッテリ36が配置される。バッテリ36には、
小型なリチウムバッテリが適している。しかし、充電タ
イプのバッテリを使用し、情報入力装置21から電源を
供給する構成にすることもできる。
【0027】上記した構成によれば、キーボード装置な
どを利用して文字情報を入力し、記録用カセットの液晶
表示装置に関連情報を表示できる。このため、ラベルに
文字を記入したり、ラベルを張り付けたりする作業が不
要となり、関連情報の表示が容易になる。また、液晶表
示装置に文字が一度表示されても、記録用カセットの向
きが変った場合、記録用カセットの上下と文字の上下と
が一致するように自動的に変更される。このため、関連
情報の文字の判読が容易になる。また、カセット内部に
CPUのような信号処理装置が設けられている。このた
め、必要な情報を即座に表示できる。
【0028】なお、上記の実施形態では、情報入力装置
にキーボード装置が設けられている。しかし、キーボー
ド装置は独立して構成することもできる。また、半導体
記録装置など記録媒体を収納した記録用カセットに液晶
表示装置を設けている。しかし、記録用カセットを収納
し保護するケース部分に液晶表示装置を設ける構成にす
ることもできる。
【0029】また、記録媒体として半導体記録装置を用
いているが、テープ状の記録媒体を用いることもでき
る。
【0030】
【発明の効果】この発明によれば、関連情報の表示およ
び文字などの判読が容易な情報記録装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を説明するための概略の構
造図である。
【図2】この発明の実施形態を説明するための概略の構
造図である。
【図3】この発明の実施形態を説明するための回路構成
図である。
【図4】この発明の実施形態を説明するための概略の構
造図である。
【図5】この発明の動作を説明するための特性図であ
る。
【符号の説明】
11…記録用カセット 12…液晶表示装置 13…関連情報のタイトル 14…関連情報の記録年月日 15…記録用カセットに設けられた入力窓 21…情報入力装置 22…情報入力装置の開口 23…キーボード装置 31…信号処理装置 32…メモリー 33…液晶駆動回路 34a〜34n…水平センサー 35…コンパレータ 36…バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小暮 勝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 (72)発明者 福岡 宣重 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された文字情報を文字データに変換
    する信号処理装置と、この信号処理装置で変換された前
    記文字データを文字に表示する液晶表示装置と、この液
    晶表示装置が外部に露出して設けられ、信号を記録する
    記録媒体および前記信号処理装置を収納した記録用カセ
    ットとを具備した情報記録装置。
  2. 【請求項2】 信号処理装置で変換された文字データを
    記憶する記憶装置が設けられた請求項1記載の情報記録
    装置。
  3. 【請求項3】 記録用カセットが配置された向きを検出
    する水平センサーが設けられた請求項1記載の情報記録
    装置。
  4. 【請求項4】 水平センサーが複数設けられた請求項3
    記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】 記録用カセットの形状が6個の壁面をも
    つ直方体で、前記記録用カセットの下方に位置する壁面
    が変った場合に、液晶表示装置に表示する文字の向きを
    変更する機能が設けられた請求項1記載の情報記録装
    置。
  6. 【請求項6】 記録用カセットの形状が6個の壁面をも
    つ直方体で、前記記録用カセットの下方に位置する壁面
    が変った場合に、前記記録用カセットの上下と文字の上
    下とが一致するように、液晶表示装置に表示する文字の
    向きを変更する機能が設けられた請求項1記載の情報記
    録装置。
  7. 【請求項7】 水平センサーの出力側に接続され、か
    つ、前記水平センサーの出力が入力され、記録用カセッ
    トの上下の向きが前記水平センサーの基準方向に対し平
    行か、直角かを判定するコンパレータが設けられた請求
    項3または請求項4記載の情報記録装置。
  8. 【請求項8】 信号処理装置に文字情報を入力する入力
    装置が設けられた請求項1記載の情報記録装置。
  9. 【請求項9】 記録用カセットが密閉された容器で構成
    され、前記容器の一部に光を透過する入力窓が設けられ
    た請求項1記載の情報記録装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体が半導体記録装置である請求
    項1記載の情報記録装置。
  11. 【請求項11】 入力された文字情報を文字データに変
    換する信号処理装置と、この信号処理装置で変換された
    前記文字データを文字に表示する液晶表示装置と、信号
    を記録する記録媒体を収納した記録用カセットと、前記
    液晶表示装置が外部に露出して設けられ、前記記録用カ
    セットを収納するケースとを具備した情報記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328872A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Hitachi Ltd 情報記録媒体収納システム及び収納ケース

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328872A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Hitachi Ltd 情報記録媒体収納システム及び収納ケース
US7852740B2 (en) 2006-06-08 2010-12-14 Hitachi, Ltd. Information recording medium storing system and storing case

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