JP2000193503A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP2000193503A
JP2000193503A JP10373196A JP37319698A JP2000193503A JP 2000193503 A JP2000193503 A JP 2000193503A JP 10373196 A JP10373196 A JP 10373196A JP 37319698 A JP37319698 A JP 37319698A JP 2000193503 A JP2000193503 A JP 2000193503A
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vortex
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pipe
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Koichi Tashiro
耕一 田代
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2組の超音波センサを有して構造の簡略化を
図ることができる流量計を提供する。 【解決手段】 管2に形成した一対の孔21には、ステ
ンレス等の金属材料または樹脂材料製の有底円筒状のセ
ンサホルダ4が挿入し、一対のセンサホルダ4に、4つ
の超音波素子24からなる第1、第2の超音波センサ7
A,7Bを設けた。管2に設けた一対のセンサホルダ4
に、カルマン渦を介して超音波の送・受信を行う2組、
計4個の超音波素子24を設けており、センサホルダ4
及びセンサホルダ4取付用の孔21を4つ必要とした従
来技術に比して、センサホルダ4及びセンサホルダ4取
付用の孔21が各2つで済むことになり、簡易な構造に
なると共に、部品数が減ること等に伴い組付性ひいては
生産性の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流量を計測
する流量計に係り、特に超音波センサを用いた流量計に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の流量計として超音波渦流量計を例
に説明する。超音波渦流量計は、一般に渦発生体の後方
に発生するカルマン渦中に超音波を伝搬させ、超音波が
カルマン渦から受ける位相変調を、位相比較器(復調
器)が検出して、流速(流量)に比例するカルマン渦の
発生周波数を求め、流量を計測するようにしている。そ
して、このような超音波渦流量計では、被測定流体が流
れる管と、該管内に設けられて下流側にカルマン渦を発
生させる渦発生体と、前記カルマン渦発生領域を間にし
て前記管に設けられた一対の容器と、該一対の容器に設
けられて前記カルマン渦を介して超音波の送・受信を行
う一対の超音波素子(以下、超音波センサという。)
と、を備えたものがある。
【0003】ここで、上述したように超音波の位相変調
を位相比較器が検出しカルマン渦の発生周波数を求める
方法では、被測定流体の温度変化等の外的要因によって
流体中の超音波の音速変化により位相が大きく変化した
場合でも位相比較器の位相復調範囲を越えないようにす
る必要がある。
【0004】このような対策を施した従来技術の他の例
として、図6に示すものがある。図6に示す超音波渦流
量計1は、被測定流体が流れる管2と、管2内に設けら
れて下流側にカルマン渦を発生させる渦発生体3と、カ
ルマン渦発生領域を間にして対向して前記管2に設けら
れる4個のセンサホルダ4と、4個のセンサホルダ4の
底面部(振動板部)5に載置されカルマン渦を介した超
音波の送信または受信を行う円板状の圧電素子6とを備
えている。図6上側の2個の圧電素子6が送信器、図6
下側の圧電素子6が受信器として用いられている。図6
左上、右下の圧電素子6及び図6右上、左下の圧電素子
6がそれぞれ対をなして超音波センサ(以下、それぞ
れ、第1、第2の超音波センサという。)7A,7Bを
構成している。
【0005】第1、第2の超音波センサ7A,7Bの送
信器には発振器8が接続されており、送信器を駆動して
超音波を送信させるようにしている。第1、第2の超音
波センサ7A,7Bの受信器には増幅器9を介して位相
比較器10が接続されており、第1、第2の超音波セン
サ7A,7Bの受信器からの受信超音波信号を位相比較
してカルマン渦に同期した渦信号を出力する。位相比較
器10には、フィルタ回路11を介して演算回路12が
接続されており、渦信号を流量に相当する周波数のパル
ス信号にし、このパルス信号を出力端子13を介して図
示しない外部回路(表示部、プリント部等)に入力す
る。この超音波渦流量計1では、第1、第2の超音波セ
ンサ7A,7Bを、その各超音波伝搬路がカルマン渦発
生領域で交差するように配置し(いわゆるクロスセンシ
ング)第1、第2の超音波センサ7A,7Bの受信器か
らの受信超音波信号を互いに位相比較することにより、
位相比較器10に入力される受信超音波信号の位相差が
位相比較器10の位相復調範囲を越えない(温度変化等
の外的要因により発生する音速変化の影響をキャンセル
する)ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
従来技術の超音波渦流量計1では、第1、第2の超音波
センサ7A,7Bを有していること等により、上述した
一つの超音波センサを備えたタイプの従来技術に比し
て、構造が複雑化しており、その簡略化を図ることが望
まれていた。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、2組の超音波センサを有して構造の簡略化を図るこ
とができる流量計を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被測定流体が流れる流路を有する管と、前記流路を間に
して相対向するように前記管に配設される一対の容器
と、該一対の容器のうちの一方に収納される2つの超音
波送信器と、他方の容器に収納される前記各超音波送信
器と対をなす2つの超音波受信器と、を備えたことを特
徴とする。請求項2記載の発明は、被測定流体が流れる
流路を有する管と、前記流路を間にして相対向するよう
に前記管に配設される一対の容器と、該一対の容器のう
ちの一方に収納される第1の超音波送信器及び第2の超
音波受信器と、他方の容器に収納され前記第1の超音波
送信器と対をなす第1の超音波受信器及び前記第2の超
音波受信器と対をなす第2の超音波送信器と、を備えた
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の超
音波渦流量計1を図1ないし図5に基づいて説明する。
図1ないし図3において、超音波渦流量計1は、被測定
流体が流れる管2と、この管2に形成された流路に直交
するように設けられ下流側にカルマン渦を発生させる渦
発生体3とを有している。渦発生体3は管2に一体成形
により形成されている。なお、渦発生体3は管2と別体
で構成してもよい。管2は、筒状の管本体14と、管本
体14の両端部に形成されたフランジ15とからなり、
フランジ15には、図示しない取付用ボルト等の取付部
材が挿入される孔16が形成されている。
【0009】図2及び図5に示すように、管2に形成さ
れた流路17の両開口部は円形で、中央部側になるに従
い口径が絞り込まれている(以下、当該部分を絞り込み
流路18という)。流路17におけるこの両絞り込み流
路18に連接する部分(両絞り込み流路18の間の部
分)は、その断面が変形楕円形状〔渦発生体3の形成部
分(渦発生体3の立上り部分、図1上側、下側)が直線
状で、図1左右側が円弧状〕となっており、流路17の
両開口部に比して流路面積が小さくなっている(以下、
当該部分を変形楕円状流路19といい、この変形楕円状
流路19の断面が直線状の部分を平坦部20とい
う。)。この平坦部20の幅寸法(図1左右方向の寸
法、図2紙面表裏方向の寸法)は所定値に設定されてい
る。前記渦発生体3はこの変形楕円状流路19の平坦部
20に立上り形成されている。
【0010】前記カルマン渦発生領域に臨む管2の平坦
部20を形成した部分には、図3に示すように変形楕円
状流路19に連通する一対の円形の孔21が形成されて
いる。一対の孔21は平坦部20の幅寸法nに比して内
径(m)が大きい値に設定されており、両値の差分値に
相当する長さの部分が前記平坦部20を形成した部分に
残されており、当該部分(以下、ホルダ載置部という)
22に後述するセンサホルダ4(容器)が載置されるよ
うになっている。
【0011】前記一対の孔21には、ステンレス等の金
属材料または樹脂材料製の有底円筒状のセンサホルダ4
が挿入され、その底部(振動板部5)をカルマン渦発生
領域に臨ませてホルダ載置部22に載置されている。セ
ンサホルダ4は図示しないねじ等の固定手段により管2
に固定されている。センサホルダ4の振動板部5の中央
部分の下面部は、図2に示すように前記平坦部20と面
一状態になっている。センサホルダ4の周壁部23と管
2との間には図示しないシール部材が介装されており、
流体の漏れを防止するようにしている。
【0012】センサホルダ4の周壁部23には後述する
超音波素子24に接続したPTFE線やウレタン線等の
リード線25を挿通するパイプ26が取り付けられてい
る。センサホルダ4の開口部には蓋27が挿入され溶接
またはねじ込み等によりセンサホルダ4内を密閉させた
状態で固定されている。センサホルダ4の振動板部5の
中央部には図3に示すようにスリット28(凹溝)が形
成されている。センサホルダ4の振動板部5にはスリッ
ト28を間にして、図4に示すようにアクリル等の樹脂
材料からなる断面が略三角形状(頂角が角度φ1 )の一
対のくさび29が頂角を周壁部23側にしてシリコン接
着剤やエポキシ樹脂等の音響接合剤30を用いて固定さ
れている。
【0013】一対のくさび29の上面部には、前記超音
波素子24が音響接合剤30を用いて固定されている。
超音波素子24は、所定の大きさの円板状(所定の厚さ
で所定の直径)をなし、かつ圧電素子または磁歪素子等
から構成されており超音波の送・受信機能を有してい
る。
【0014】図1上側の2個の超音波素子24にはリー
ド線25を介して発振器8が接続されていて送信器とし
て用いられる。図1上側の2個の超音波素子24(以
下、適宜、送信器24a,24bという)から放射され
た超音波がカルマン渦を介して図1下側の2個の超音波
素子24に受信されるようになっており、本実施の形態
では図1下側の2個の超音波素子24が受信器として用
いられている。以下、図1下側の2個の超音波素子24
を、適宜、受信器24c,24dという。また、本実施
の形態では、図1左上、右下の超音波素子24及び図1
右上、左下の超音波素子24がそれぞれ対をなして超音
波センサ(以下、それぞれ、第1、第2の超音波センサ
7A,7Bという。)を構成している。第1、第2の超
音波センサ7A,7Bにより2つの超音波伝搬路(PA
SSライン)Dが形成されることになる。そして、この
2つの超音波伝搬路Dはカルマン渦発生領域で直交する
ようになっている。
【0015】第1、第2の超音波センサ7A,7Bの受
信器24c,24dには増幅器9を介して位相比較器1
0が接続されており、第1、第2の超音波センサ7A,
7Bの受信器24c,24dからの受信超音波信号を位
相比較してカルマン渦に同期した渦信号を出力する。位
相比較器10には、フィルタ回路11を介して演算回路
12が接続されており、渦信号を流量に相当する周波数
のパルス信号にし、このパルス信号を出力端子13を介
して図示しない外部回路(表示部、プリント部等)に入
力する。
【0016】前記第1、第2の超音波センサ7A,7B
の送信器24a,24bは、発振器8からの駆動信号に
より厚みたて方向に振動して(厚みたて振動して)、超
音波を発生する。この超音波は図4及び次式(1)で示
されるスネルの法則に従って、くさび29、振動板部5
に伝達され、振動板部5から流体中に発射される。
【0017】 C1 /sin φ1 =C2 /sin φ2 =C1 /sin θ … … (1) 但し、C1 :くさび29中の音速、C2 :センサホルダ
4中の音速、C:流路17を流れる流体中の音速、φ
2 :センサホルダ4における屈折角度、θ:管2におけ
る屈折角度
【0018】第1の超音波センサ7Aの送信器24aか
らの超音波は、カルマン渦で変調されて、その後、スネ
ルの法則に従って、第1の超音波センサ7Aの受信器2
4cに受信される。また、第2の超音波センサ7Bの送
信器24bからの超音波は、カルマン渦で変調されて、
その後、スネルの法則に従って、第2の超音波センサ7
Bの受信器24dに受信される。
【0019】上述したように構成した超音波渦流量計1
では、第1、第2の超音波センサ7A,7Bの送信器2
4a,24bからの超音波がカルマン渦により変調され
て第1、第2の超音波センサ7A,7Bの受信器24
c,24dに受信される。そして、位相比較器10は、
第1、第2の超音波センサ7A,7Bの受信器24c,
24dが受信した両受信超音波信号に対して位相比較を
行いカルマン渦に同期した渦信号を出力する。この際、
第1、第2の超音波センサ7A,7Bの各超音波伝搬路
D,Dがカルマン渦発生領域で交差するように配置され
て(クロスセンシング)おり、第1、第2の超音波セン
サ7A,7Bの受信器24c,24dに受信される超音
波は反対方向に変調される。このため、上記両受信超音
波信号の位相比較信号から求められた渦信号では、温度
変化に伴う音速変調量の影響は相殺されてなくなってし
まう(すなわち、音速変化の影響がキャンセルされる)
一方、カルマン渦による変調量を2倍にして取り出せ、
その分、低流量時の計測感度を向上させることができ
る。
【0020】また、上述したように構成した超音波渦流
量計1では、管2に設けた2個(一対)のセンサホルダ
4に、第1、第2の超音波センサ7A,7B(4個の超
音波素子24)を設けており、センサホルダ4及びセン
サホルダ4取付用の孔を4つ必要とした図6の従来技術
に比して、センサホルダ4及びセンサホルダ4取付用の
孔21が2つで済むことになり、簡易な構造になると共
に、部品数が減ること等に伴い組付性ひいては生産性の
向上を図ることができる。
【0021】上述したようにセンサホルダ4の振動板部
5の中央部分の下面部は、前記平坦部20と面一状態に
なっており、センサホルダ4の振動板部5が流路17内
に出っ張ってはいない。このため、センサホルダ4を流
路17に臨ませて設けているものの、センサホルダ4が
流体の流れに乱れを生じさせるようなことがなく、流体
は滑らかに安定して流れることになる。また、渦発生体
3を変形楕円状流路19の平坦部20から立ち上げて形
成し渦発生体3を形成した部分が平坦になっているの
で、当該部分で2次元的な安定したカルマン渦を発生す
ることができる。仮に、当該部分が平坦でなく湾曲した
形状であれば、馬蹄状の3次元的な巻き込み状の渦が発
生することがあるが、本実施の形態では上述したように
渦発生体3を立上り形成した部分を平坦としたことによ
り、前記馬蹄状の3次元的な巻き込み状の渦を発生させ
ることがない。
【0022】渦発生体3を設けた変形楕円状流路19
は、流路17の開口部に比して絞り込まれていて流路面
積が小さくなっており、当該変形楕円状流路19(計測
部分)において流体の流速が速くなるので、低流速域で
の計測感度を向上させることができる。
【0023】さらに、センサホルダ4を2つとし、2つ
のセンサホルダ4に第1、第2の超音波センサ7A,7
B(2個の超音波素子24)を収納しているので、図6
の従来技術に比してセンサホルダ4全体の配置スペース
が少なくて済む。このため、口径が小さい管2であって
も第1、第2の超音波センサ7A,7Bを収納する2つ
のセンサホルダ4を設置することが可能になり、口径が
小さい管2を用いて小流量の計測を適切かつ容易に行う
ことができる。
【0024】すなわち、4つのセンサホルダ4を備えて
いるタイプの従来技術の超音波渦流量計1(図6)にお
いて、管2の口径を小さくした場合、例えば図7に示す
ようにセンサホルダ4同士の寸法干渉(符号Kで示す部
分)が生じ、4つのセンサホルダ4ひいては2組の超音
波センサ7A,7Bを取り付けられないことが起こり得
る。この場合、センサホルダ4の直径を小さくし寸法干
渉を発生させないようにすることが考えられるが、この
方策では、センサホルダ4に収納される超音波素子24
(圧電素子6)の直径を小さくしなければならず、これ
に伴い良好な振動特性(単一な厚みたて振動)を得るこ
とができなくなる。これは超音波素子24の直径を小さ
くすることにより、単一な厚みたて振動を得る(例えば
共振点付近にこの共振点と誤認されるスプリアス共振点
を発生させないようにする)ために、超音波素子24の
厚さは直径に比して十分小さい〔一般にアスペスト比
(直径/厚さ)を3倍以上とする〕ことが必要とされる
からである。
【0025】また、このように超音波素子24の直径を
小さくした場合には、超音波素子24への電極取り付け
やリード線25処理(接続等)等の製作上の問題や材料
定数が変動し安定した振動特性を持たせることができな
くなるという問題が新たに惹起することになり、上記方
策(センサホルダ4の直径を小さく)は適切な改善策に
なり得ないものであった。図7中、31は押えばね、3
2は押え部材である。
【0026】さらに、2個(一対)のセンサホルダ4
に、第1、第2の超音波センサ7A,7B(4個の超音
波素子24)を設けており、4個のセンサホルダ4を設
けた従来技術に比して管2にセンサホルダ4を余裕を持
って配置することが可能になり、センサホルダ4ひいて
は超音波素子24として形状の小さいものを選択する必
要がなく、汎用品(従来品)を流用でき、これにより良
好な振動特性の維持を図ることができると共に、汎用品
の流用に伴い装置の低廉化を図ることができる。
【0027】なお、本実施の形態では、くさび29を設
けた場合を例にしたが、これに代えて、センサホルダ4
の振動板部5を前記くさび29に沿うように底上げする
ようにしてもよい。上記実施の形態では、第1、第2の
超音波センサ7A,7Bの受信器24c,24dの両受
信超音波信号を位相比較する場合を例にしたが、これに
代えて、第1の超音波センサ7Aの送・受信器24a,
24cの信号に対する位相比較、または第2の超音波セ
ンサ7Bの送・受信器24b,24dの信号に対する位
相比較を行う超音波渦流量計1に本発明を適用してもよ
い。上記実施の形態では、センサホルダ4が円筒状であ
る場合を例にしたが、これに代えて多角形筒状としても
よい。
【0028】上記実施の形態ではセンサホルダ4の振動
板部5にスリット28を設けており、第1、第2の超音
波センサ7A,7Bの各超音波が干渉することが抑制さ
れることになる。
【0029】なお、本実施の形態では、センサホルダ
4,4を渦発生体3の上下方向に設けるようホルダ載置
部を設けることで、渦発生体3と管2との接続部が鋭角
となるのを避け馬蹄渦の影響を受け難くしているが、こ
れに限らずセンサホルダ4,4を渦発生体3の左右方向
に設けるようにしても4個のセンサホルダ4を設けた従
来技術に比して管2にセンサホルダ4を余裕を持って配
置することが可能になり、センサホルダ4ひいては超音
波素子24として形状の小さいものを選択する必要がな
く、汎用品(従来品)を流用でき、これにより良好な振
動特性の維持を図ることができると共に、汎用品の流用
に伴い装置の低廉化を図ることができる。
【0030】なお、本実施の形態では、超音波渦流量計
にセンサホルダ4を設けた例を説明したが、これに限ら
ず、超音波流量計や超音波センサを用いた相関式流量計
にセンサホルダ4を設けてもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、2組の超音波セ
ンサのうち一方の送信器と他方の送信器が収納される第
1の容器と、2組の超音波センサのうち一方の受信器と
他方の受信器とが収納される第2の容器とが相対向して
設けられているので、容器及びこの容器取付用の孔を4
つ必要とした従来技術に比して、2組の超音波センサを
有した状態で、容器及びこの容器取付用の孔が各2つで
済むことになり、簡易な構造になると共に、部品数が減
ることに伴い組付性ひいては生産性の向上を図ることが
できる。また、一方の送信器と他方の送信器とを第1の
容器に収納し、一方の受信器と他方の受信器とを第2の
容器に収納することで、一方の超音波センサと他方の超
音波センサの超音波伝播方向が略同方向となるので互い
の超音波が打ち消し合うことで音圧が低下することを防
止できる。
【0032】請求項2記載の発明は、2組の超音波セン
サのうち一方の送信器と他方の受信器とが収納される第
1の容器と、2組の超音波センサのうち一方の受信器と
他方の送信器とが収納される第2の容器とが相対向して
設けられているので、容器及びこの容器取付用の孔を4
つ必要とした従来技術に比して、2組の超音波センサを
有した状態で、容器及びこの容器取付用の孔が各2つで
済むことになり、簡易な構造になると共に、部品数が減
ることに伴い組付性ひいては生産性の向上を図ることが
できる。また、一方の送信器と他方の受信器とを第1の
容器に収納し、一方の受信器と他方の送信器とを第2の
容器に収納することで、一方の超音波センサと他方の超
音波センサの超音波伝播方向が相対向方向となるので2
種類の超音波を分離して受信することができる。各超音
波の周波数が異なるなど超音波の分離が容易な超音波セ
ンサを用いるとき等には請求項1のように構成し、音圧
の高い超音波センサを用いるとき等には請求項2のよう
に構成することが考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の流量計(超音波渦流量
計)を模式的に示す図である。
【図2】図1の管2及び超音波センサを示す断面図であ
る。
【図3】図1の流量計の超音波伝搬路を模式的に示す断
面図である。
【図4】図1の流量計の超音波の伝搬状態を模式的に示
す断面図である。
【図5】図1の流量計の管を示す側面図である。
【図6】流量計の従来の一例を模式的に示すブロック図
である。
【図7】図6の管の口径を小さくした場合の問題点を模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 超音波渦流量計 2 管 3 渦発生体 4 センサホルダ(容器) 7A,7B 第1、第2の超音波センサ 24 超音波素子 24a,24c 第1の超音波センサ7Aの送・受信器 24b,24d 第2の超音波センサ7Bの送・受信器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定流体が流れる流路を有する管と、 前記流路を間にして相対向するように前記管に配設され
    る一対の容器と、 該一対の容器のうちの一方に収納される2つの超音波送
    信器と、他方の容器に収納される前記各超音波送信器と
    対をなす2つの超音波受信器と、を備えたことを特徴と
    する流量計。
  2. 【請求項2】 被測定流体が流れる流路を有する管と、 前記流路を間にして相対向するように前記管に配設され
    る一対の容器と、 該一対の容器のうちの一方に収納される第1の超音波送
    信器及び第2の超音波受信器と、他方の容器に収納され
    前記第1の超音波送信器と対をなす第1の超音波受信器
    及び前記第2の超音波受信器と対をなす第2の超音波送
    信器と、を備えたことを特徴とする流量計。
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