JP2000191781A - 液晶配向剤および液晶配向膜の製造方法 - Google Patents

液晶配向剤および液晶配向膜の製造方法

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JP2000191781A
JP2000191781A JP36732898A JP36732898A JP2000191781A JP 2000191781 A JP2000191781 A JP 2000191781A JP 36732898 A JP36732898 A JP 36732898A JP 36732898 A JP36732898 A JP 36732898A JP 2000191781 A JP2000191781 A JP 2000191781A
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liquid crystal
dianhydride
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polyamic acid
bis
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JP36732898A
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English (en)
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Hiroaki Tokuhisa
博昭 徳久
Tsutomu Shimokawa
努 下川
Nobuo Bessho
信夫 別所
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Original Assignee
JSR Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラビング処理によって液晶分子の配向能が確
実に付与され、優れた液晶配向性を有する液晶配向膜を
与え、またこの液晶配向膜を備えた液晶表示素子におい
て、高プレチルト角の安定性に優れ、表示不良を生じさ
せない液晶表示素子を与える液晶配向剤を提供するこ
と。 【解決手段】 〔a〕ポリアミック酸およびポリイミド
から選ばれる少なくとも1種の重合体と、〔b〕下記式
(i): 【化1】 ここで、Rは水素原子またはn価の脂肪族炭化水素基で
ありそしてnは1以上の整数である。但しRが水素原子
のときはnは1である、で示される化合物とを含有する
液晶配向膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶配向剤に関す
る。さらに詳しくは、液晶配向性が良好でかつ高プレチ
ルト角を安定に保つことのできる液晶配向膜を形成する
ことのできる液晶配向剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透明導電膜を介して液晶配向膜が
表面に形成されている2枚の基板の間に、正の誘電異方
性を有するネマチック型液晶の層を形成してサンドイッ
チ構造のセルとし、上記液晶分子の長軸が一方の基板か
ら他方の基板に向かって連続的に90度捻れるようにし
たTN(Twisted Nematic)型液晶セルを有するTN型
液晶表示素子が知られている。このTN型液晶表示素子
などの液晶表示素子における液晶の配向は、通常、ラビ
ング処理により液晶分子の配向能が付与された液晶配向
膜により実現される。ここに、液晶表示素子を構成する
液晶配向膜の材料としては、従来より、ポリイミド、ポ
リアミドおよびポリエステルなどの樹脂が知られてい
る。特にポリイミドは、耐熱性、液晶との親和性、機械
的強度などに優れているため多くの液晶表示素子に使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られているポリアミック酸やそれを脱水閉環して得られ
る構造を有するポリイミドを含有する液晶配向膜を用い
た液晶表示素子などにおいて、プレチルト角の低下によ
りドメインが発生するため、表示不良が起こるという問
題がある。このため、高プレチルト角を安定に保つ液晶
表示素子を与えることのできる液晶配向剤の開発が望ま
れている。本発明は、以上のような事情に鑑みてなされ
たものであって、本発明の第1の目的は、ラビング処理
によって液晶分子の配向能が確実に付与され、優れた液
晶配向性を有する液晶配向膜を与える液晶配向剤を提供
することにある。本発明の第2の目的は、形成される液
晶配向膜を備えた液晶表示素子において、高プレチルト
角の安定性に優れ、表示不良を生じさせない液晶表示素
子を与える液晶配向剤を提供することにある。本発明の
さらの他の目的および利点は、以下の説明から明らかに
なろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、第1に、〔a〕ポリアミック
酸およびポリイミドから選ばれる少なくとも1種の重合
体と、〔b〕下記式(i):
【0005】
【化2】 ここで、Rは水素原子またはn価の脂肪族炭化水素基で
ありそしてnは1以上の整数である、但しRが水素原子
のときはnは1である、
【0006】で示される化合物(以下、「化合物
(i)」ともいう)とを含有することを特徴とする液晶
配向膜によって達成される。また、本発明によれば、本
発明の上記目的および利点は、第2に、上記式(i)で
示される化合物を溶液全体に対して0.1重量%以上含
有する本発明の液晶配向剤を基板に塗布し、乾燥させて
被膜を形成することを特徴とする液晶配向膜の製造方法
によって達成される。以下、本発明を詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】<(a−1)ポリアミック酸>本
発明の液晶配向剤を構成するポリアミック酸は、テトラ
カルボン酸二無水物とジアミン化合物とを反応させるこ
とにより調製することができる。
【0008】かかるポリアミック酸の合成反応に用いら
れるテトラカルボン酸二無水物としては、例えばブタン
テトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロブタ
ンテトラカルボン酸二無水物、1,2−ジメチル−1,
2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、
1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカ
ルボン酸二無水物、1,3−ジクロロ−1,2,3,4−シ
クロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−
テトラメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカル
ボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラ
カルボン酸二無水物、1,2,4,5−シクロヘキサンテ
トラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジシクロ
ヘキシルテトラカルボン酸二無水物、2,3,5−トリカ
ルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、3,5,6−トリ
カルボキシノルボルナン−2−酢酸二無水物、2,3,
4,5−テトラヒドロフランテトラカルボン酸二無水
物、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5(テト
ラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト
[1,2−c]−フラン−1,3−ジオン、1,3,3a,
4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−メチル−5(テトラヒ
ドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,
2−c]−フラン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,
9b−ヘキサヒドロ−5−エチル−5(テトラヒドロ−
2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−
c]−フラン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b
−ヘキサヒドロ−7−メチル−5(テトラヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]
−フラン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘ
キサヒドロ−7−エチル−5(テトラヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フ
ラン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサ
ヒドロ−8−メチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン
−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒド
ロ−8−エチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,
3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−
5,8−ジメチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,
3−ジオン、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラ
ル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸二無水物、ビシクロ[2,2,2]−オクト−7
−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、下
記式(I)および(II)で示される化合物などの脂肪族
および脂環式テトラカルボン酸二無水物;
【0009】
【化3】 (式中、R1およびR4は、芳香環を有する2価の有機基
を示し、R2およびR3は、水素原子またはアルキル基を
示し、複数存在するR2およびR3は、それぞれ同一でも
異なっていてもよい。)
【0010】ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,
4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,
3’,4,4’−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二
無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルエーテルテトラ
カルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジメチルジフ
ェニルシランテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,
4’−テトラフェニルシランテトラカルボン酸二無水
物、1,2,3,4−フランテトラカルボン酸二無水物、
4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフ
ェニルスルフィド二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジ
カルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物、
4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフ
ェニルプロパン二無水物、3,3’,4,4’−パーフル
オロイソプロピリデンジフタル酸二無水物、3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビス
(フタル酸)フェニルホスフィンオキサイド二無水物、
p−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)二無水
物、m−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)二
無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)−4,4’−ジ
フェニルエーテル二無水物、ビス(トリフェニルフタル
酸)−4,4’−ジフェニルメタン二無水物、エチレン
グリコール−ビス(アンヒドロトリメリテート)、プロ
ピレングリコール−ビス(アンヒドロトリメリテー
ト)、1,4−ブタンジオール−ビス(アンヒドロトリ
メリテート)、1,6−ヘキサンジオール−ビス(アン
ヒドロトリメリテート)、1,8−オクタンジオール−
ビス(アンヒドロトリメリテート)、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン−ビス(アンヒドロト
リメリテート)、下記式(1)〜(4)で表される化合
物などの芳香族テトラカルボン酸二無水物を挙げること
ができる。これらは1種単独でまたは2種以上組み合わ
せて用いられる。
【0011】
【化4】
【0012】これらのうち、ブタンテトラカルボン酸二
無水物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸
二無水物、1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタ
ンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペ
ンタンテトラカルボン酸二無水物、2,3,5−トリカル
ボキシシクロペンチル酢酸二無水物、5−(2,5−ジ
オキソテトラヒドロフラル)−3−メチル−3−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸二無水物、1,3,3a,
4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]
フラン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキ
サヒドロ−8−メチル−5−(テトラヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フラ
ン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒ
ドロ−5,8−ジメチル−5−(テトラヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フラ
ン−1,3−ジオン、ビシクロ[2,2,2]−オクト−
7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、
ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−
ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、1,4,
5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、上記式
(I)で示される化合物のうち下記式(5)〜(7)で
示される化合物および上記式(II)で示される化合物の
うち下記式(8)で示される化合物が、良好な液晶配向
性を発現させることができる観点から好ましく、特に好
ましいものとして、1,2,3,4−シクロブタンテトラ
カルボン酸二無水物、1,3−ジメチル−1,2,3,4−
シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、2,3,5−ト
リカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、1,3,3
a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−
2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−
c]フラン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−
ヘキサヒドロ−8−メチル−5−(テトラヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]
フラン−1,3−ジオン、ピロメリット酸二無水物およ
び下記式(7)で示される化合物を挙げることができ
る。
【0013】
【化5】
【0014】ポリアミック酸の合成反応に用いられるジ
アミン化合物としては、例えばp−フェニレンジアミ
ン、m−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフ
ェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルエタン、
4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジ
アミノジフェニルスルホン、3,3’−ジメチル−4,
4’−ジアミノビフェニル、4,4’−ジアミノベンズ
アニリド、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,
5−ジアミノナフタレン、3,3−ジメチル−4,4’−
ジアミノビフェニル、5ーアミノー1ー(4’ーアミノ
フェニル)ー1,3,3ートリメチルインダン、6ーアミ
ノー1ー(4’ーアミノフェニル)ー1,3,3ートリメ
チルインダン、3,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、3,4’−ジア
ミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノ
ン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−
ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、
2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]スルホン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)
ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)−10−ヒド
ロアントラセン、2,7−ジアミノフルオレン、9,9−
ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、4,4’−メ
チレン−ビス(2−クロロアニリン)、2,2’,5,
5’−テトラクロロ−4,4’−ジアミノビフェニル、
2,2’−ジクロロ−4,4’−ジアミノ−5,5’−ジ
メトキシビフェニル、3,3’−ジメトキシ−4,4’−
ジアミノビフェニル、1,4.4’−(p−フェニレンイ
ソプロピリデン)ビスアニリン、4,4’−(m−フェ
ニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、2,2’−ビ
ス[4−(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェノ
キシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、4,4’−
ジアミノ−2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ビフ
ェニル、4,4’−ビス[(4−アミノ−2−トリフル
オロメチル)フェノキシ]−オクタフルオロビフェニル
などの芳香族ジアミン;
【0015】1,1−メタキシリレンジアミン、1,3−
プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチ
レンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレン
ジアミン、4,4−ジアミノヘプタメチレンジアミン、
1,4−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミ
ン、テトラヒドロジシクロペンタジエニレンジアミン、
ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダニレンジメチレン
ジアミン、トリシクロ[6,2,1,02.7]−ウンデシレ
ンジメチルジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロ
ヘキシルアミン)などの脂肪族および脂環式ジアミン;
【0016】下記式(III)で示されるモノ置換フェニ
レンジアミン類;下記式(IV)で示されるジアミノオル
ガノシロキサン;
【0017】
【化6】 (式中、R5は、−O−、−COO−、−OCO−、−
NHCO−、−CONH−および−CO−から選ばれる
2価の有機基を示し、R6は、炭素数4以上のアルキル
基、ステロイド骨格、ハロゲン原子またはトリフルオロ
メチル基を有する1価の有機基を示す。)
【0018】
【化7】 (式中、R7は炭素数1〜12の炭化水素基を示し、複
数存在するR7は、それぞれ同一でも異なっていてもよ
く、pは1〜3の整数であり、qは1〜20の整数であ
る。)
【0019】下記式(9)〜(13)で示される化合物
などを挙げることができる。これらのジアミン化合物
は、単独でまたは2種以上組み合わせて用いることがで
きる。
【0020】
【化8】 (式中、yは2〜12の整数であり、zは1〜5の整数
である。)
【0021】これらのうち、p−フェニレンジアミン、
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルスルフィド、1,5−ジアミノナフタレ
ン、2,7−ジアミノフルオレン、4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、2,2−ビス[4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]プロパン、9,9−ビス(4−ア
ミノフェニル)フルオレン 、2,2−ビス[4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン、4,4’−(p−フェニレンジイソプロピ
リデン)ビスアニリン、4,4’−(m−フェニレンジ
イソプロピリデン)ビスアニリン、1,4−シクロヘキ
サンジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシ
ルアミン)、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベ
ンゼン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフ
ェニル、上記式(9)〜(13)で示される化合物、上
記式(III) で示される化合物のうち下記式(14)〜
(19)で示される化合物、1−デカノキシ−2,4−
ジアミノベンゼン、1−ヘキサデカノキシ−2,4−ジ
アミノベンゼンなどの長鎖アルコキシル基を有するジア
ミノベンゼンなどが好ましい。これらのジアミンは市販
品をそのまま使用しても、再還元して使用してもよい。
【0022】
【化9】
【0023】ポリアミック酸の合成反応に供されるテト
ラカルボン酸二無水物とジアミン化合物との使用割合
は、ジアミン化合物に含まれるアミノ基1当量に対し
て、テトラカルボン酸二無水物に含まれる酸無水物基が
0.2〜2当量となる割合が好ましく、さらに好ましく
は0.3〜1.4当量となる割合である。テトラカルボン
酸二無水物に含まれる酸無水物基の割合が0.2当量未
満の場合および2当量を超える場合のいずれにおいて
も、得られる重合体の分子量が小さくなりすぎ、液晶配
向剤の塗布性が劣るものとなる場合がある。
【0024】本発明における液晶配向剤を構成するポリ
アミック酸は、テトラカルボン酸二無水物とジアミン化
合物との反応により合成される。ポリアミック酸の合成
反応は、有機溶媒中で、通常、0〜150℃、好ましく
は0〜100℃の温度条件下で行われる。反応温度が0
℃以下であると化合物の溶剤に対する溶解性が劣る場合
があり、150℃を超えると得られる重合体の分子量が
低下する場合がある。
【0025】ポリアミック酸の合成に用いられる有機溶
媒としては、テトラカルボン酸二無水物、ジアミン化合
物および反応で生成するポリアミック酸を溶解し得るも
のであれば特に制限はなく、例えばγ−ブチロラクト
ン、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチル
スルホキシド、テトラメチル尿素、ヘキサメチルホスホ
リルトリアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノンなどの非プロトン系極性溶媒;m−クレゾール、キ
シレノール、フェノール、ハロゲン化フェノールなどの
フェノール系溶媒を挙げることができる。
【0026】有機溶媒の使用量(A)は、反応原料であ
るテトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物との総量
(B)が反応溶液の全量(A+B)に対して0.1〜3
0重量%になるような量であることが好ましい。
【0027】なお、上記有機溶媒には、ポリアミック酸
の貧溶媒であるアルコール類、ケトン類、エステル類、
エーテル類、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類など
を、生成するポリアミック酸が析出しない範囲で併用す
ることができる。かかる貧溶媒の具体例としては、例え
ばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピル
アルコール、シクロヘキサノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
トリエチレングリコール、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸
メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、シュウ酸ジエチル、
マロン酸ジエチル、ジエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリ
コールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールメチルエーテルアセテート、プ
ロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコ
ールエチルエーテル、プレピレングリコールジメチルエ
ーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリ
コールエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテ
ル、エチレングリコールエチルエーテルアセテート、4
−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン、2−ヒド
ロキシプロピオン酸エチル、乳酸エチル、乳酸メチル、
乳酸ブチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチ
ル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−
メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン
酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−メチ
ル−3−メトキシブタノール、3−エチル−3−メトキ
シブタノール、2−メチル−2−メトキシブタノール、
2−エチル−2−メトキシブタノール、3−メチル−3
−エトキシブタノール、3−エチル−3−エトキシブタ
ノール、2−メチル−2−エトキシブタノール、2−エ
チル−2−エトキシブタノール、テトラヒドロフラン、
ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,4−ジク
ロロブタン、トリクロロエタン、クロルベンゼン、o−
ジクロルベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどを挙げることができ
る。これらは1種単独でまたは2種以上組み合わせて用
いることができる。
【0028】以上の合成反応によって、ポリアミック酸
を溶解してなる重合体溶液が得られる。そして、この重
合体溶液を大量の貧溶媒中に注いで析出物を得、この析
出物を減圧下乾燥することによりポリアミック酸を得る
ことができる。また、このポリアミック酸を再び有機溶
媒に溶解させ、次いで貧溶媒で析出する工程を1回また
は数回行うことにより、ポリアミック酸の精製を行うこ
とができる。
【0029】<(a−2)ポリイミド>本発明の液晶配
向剤を構成するポリイミドは、下記方法(1)〜(3)
により調製することができる。ポリイミドは、通常、ポ
リイミドおよび/またはポリイソイミドであり、ポリイ
ミドがより好ましい。また、ポリアミック酸の繰り返し
単位の一部が脱水閉環された、いわゆるイミド化率が1
00%でない重合体も本発明でのポリイミドに含まれ、
本発明の液晶配向剤に好適に用いられる。ここで言う
「イミド化率」とは、重合体全体の繰り返し単位におけ
る、イミド環を有する繰り返し単位の割合をパーセント
で表したものである。
【0030】方法(1):ポリアミック酸を加熱して脱
水閉環する方法。 この方法における反応温度は、通常、60〜200℃と
され、好ましくは100〜170℃とされる。反応温度
が60℃未満ではイミド化反応が十分に進行せず、反応
温度が200℃を超えると得られるポリイミドの分子量
が小さくなることがある。
【0031】方法(2):ポリアミック酸を有機溶媒に
溶解し、この溶液中に脱水剤およびイミド化触媒を添加
し、必要に応じて加熱する方法。 この方法において、脱水剤としては、例えば無水酢酸、
無水プロピオン酸、無水トリフルオロ酢酸などの酸無水
物を用いることができる。脱水剤の使用量は、ポリアミ
ック酸の繰り返し単位1モルに対して1.6〜20モル
とするのが好ましい。また、イミド化触媒としては、例
えばピリジン、コリジン、ルチジン、トリエチルアミン
などの3級アミンを用いることができるが、これらに限
定されるものではない。イミド化触媒の使用量は、使用
する脱水剤1モルに対して0.5〜10モルとするのが
好ましい。なお、イミド化反応に用いられる有機溶媒と
しては、ポリアミック酸の合成に用いられるものとして
例示した有機溶媒を挙げることができる。そして、イミ
ド化反応の反応温度は、通常、0〜180℃、好ましく
は60〜150℃とされる。
【0032】方法(3):テトラカルボン酸二無水物と
ジイソシアネート化合物とを混合し、縮合させる方法。 この方法に使用されるジイソシアネート化合物の具体例
としては、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪
族ジイソシアネート化合物;シクロヘキサンジイソシア
ネートなどの脂環式ジイソシアネート化合物;ジフェニ
ルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルエ
ーテル−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルスル
ホン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルスルフ
ィド−4,4’−ジイソシアネート、1,2−ジフェニル
エタン−p,p’−ジイソシアネート、2,2−ジフェニ
ルプロパン−p,p’−ジイソシアネート、2,2−ジフ
ェニル−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン
−p,p’−ジイソシアネート、2,2−ジフェニルブタ
ン−p,p’−ジイソシアネート、ジフェニルジクロロ
メタン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェニルフル
オロメタン−4,4’−ジイソシアネート、ベンゾフェ
ノン−4,4’−ジイソシアネート、N−フェニル安息
香酸アミド−4,4’−ジイソシアネートなどの芳香族
ジイソシアネート化合物を挙げることができる。これら
は単独でまたは2種以上組合せて用いることができる。
なお、この方法には特に触媒は必要とされず、反応温度
は、通常、50〜200℃、好ましくは100〜160
℃である。このようにして得られる重合体溶液に対し、
ポリアミック酸の精製方法と同様の操作を行うことによ
り、ポリイミドを精製することができる。
【0033】<ポリアミック酸およびポリイミドの固有
粘度>以上のようにして得られるポリアミック酸および
ポリイミドの固有粘度(30℃、N−メチル−2−ピロ
リドン中で測定。以下において同じ。)は、通常0.0
5〜10dl/g、好ましくは0.05〜5dl/gで
ある。
【0034】<末端修飾型の重合体>本発明の液晶配向
剤を構成するポリアミック酸および/またはポリイミド
は、末端修飾型の重合体であってもよい。この末端修飾
型の重合体は、分子量が調節され、本発明の効果を損う
ことなく、液晶配向剤の塗布特性などを改善することが
できる。末端修飾型の重合体は、ポリアミック酸を合成
する際に、酸無水物、モノアミン化合物、またはモノイ
ソシアネート化合物を反応系に添加することにより合成
することができる。
【0035】末端修飾型の重合体を得るためポリアミッ
ク酸を合成する際の反応系に添加される酸無水物として
は、例えば無水マレイン酸、無水フタル酸、無水イタコ
ン酸、n−デシルサクシニック酸無水物、n−ドデシル
サクシニック酸無水物、n−テトラデシルサクシニック
酸無水物、n−ヘキサデシルサクシニック酸無水物など
を挙げることができる。また、反応系に添加されるモノ
アミンとしては、例えばアニリン、シクロヘキシルアミ
ン、n−ブチルアミン、n−ペンチルアミン、n−ヘキ
シルアミン、n−ヘプチルアミン、n−オクチルアミ
ン、n−ノニルアミン、n−デシルアミン、n−ウンデ
シルアミン、n−ドデシルアミン、n−トリデシルアミ
ン、n−テトラデシルアミン、n−ペンタデシルアミ
ン、n−ヘキサデシルアミン、n−ヘプタデシルアミ
ン、n−オクタデシルアミン、n−エイコシルアミンな
どのアルキルアミン類;3−アミノプロピルメチルジエ
トキシシラン、3−[N−アリル−N−(2−アミノエ
チル)]アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2
−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、N−[(3−トリメトキシシリル)プロピ
ル]ジエチレントリアミンなどを挙げることができる。
また、モノイソシアネート化合物としては、例えばフェ
ニルイソシアネート、ナフチルイソシアネートなどを挙
げることができる。
【0036】<化合物(i)>本発明の液晶配向剤は、
上記式(i)で示される化合物を含有することにより、
高プレチルト角を発現し、且つその安定性に優れた液晶
配向膜を形成することができる。この結果、当該液晶配
向膜を用いて得られる液晶表示素子は、表示不良の発生
しない、優れた表示性能を有するものとなる。
【0037】上記式(i)中、Rは水素原子またはn価
の脂肪族炭化水素基であり、そしてnは1以上の整数で
ある。但し、Rが水素原子のときnは1である。n価の
脂肪族炭化水素基は例えばn=1のときアルキル基であ
り、n=2のときアルキレン基等々である。脂肪族炭化
水素基は炭素数1〜20のものが好ましい。またnは1
〜5が好ましい。化合物(i)の具体例としては、水、
メタノール、エタノール、ブタンジオール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン等が好ま
しいものとして挙げられる。これらの化合物は、単独で
または2種以上組み合わせて用いることができる。
【0038】<液晶配向剤>本発明の液晶配向剤は、ポ
リアミック酸および/またはポリイミドからなる〔a〕
成分と、上記化合物(i)から選ばれる〔b〕成分とが
有機溶媒中に溶解含有されて構成される。
【0039】本発明の液晶配向剤における〔a〕成分の
含有割合(重合体濃度)は、粘性、揮発性などを考慮し
て選択されるが、溶液全体に対して好ましくは0.1〜
20重量%の範囲、更に好ましくは0.5〜10重量%
とされる。この濃度が0.1重量%未満である場合に
は、塗膜(被膜)の膜厚が過小となって良好な液晶配向
膜を得ることが非常に困難となり、一方、この濃度が2
0重量%を超える場合には、塗膜の膜厚が過大となって
良好な液晶配向膜を得難く、また、液晶配向剤の粘性が
増大して塗布特性が劣るものとなる場合がある。なお、
本発明における〔a〕成分は、ポリアミック酸およびポ
リイミドから選ばれる2種以上の重合体のブレンド物で
あってもよく、複数のポリアミック酸ブロックおよび/
またはポリイミドブロックを有するブロック共重合体で
あってもよい。本発明の液晶配向剤における〔b〕成分
の含有割合としては、溶液全体に対して通常0.01〜
1重量%とされ、好ましくは0.1〜0.3重量%とされ
る。0.01重量%未満ではプレチルト角の安定性の効
果が十分に現れない場合があり、1重量%を超えると、
〔b〕成分が、配向膜中に多く残留し、表示素子の表示
特性が劣るものとなる場合がある。なお、〔a〕成分お
よび〔b〕成分を溶解させる有機溶媒としては、これら
を溶解できるものであれば特に制限されるものではな
く、例えば、ポリアミック酸の合成に用いられるものと
して例示した溶媒を挙げることができる。また、ポリア
ミック酸の合成反応の際に併用することができるものと
して例示した貧溶媒も適宜選択して併用することができ
る。
【0040】本発明の液晶配向剤には、基板に対する密
着性を向上させることを目的として、エポキシ基含有化
合物が含有されていてもよい。かかるエポキシ基含有化
合物としては、例えばエチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、トリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロ
ピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチル
グリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジ
オールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジル
エーテル、2,2−ジブロモネオペンチルグリコールジ
グリシジルエーテル、1,3,5,6−テトラグリシジル
−2,4−ヘキサンジオール、N,N,N’,N’,−テト
ラグリシジル−m−キシレンジアミン、1,3−ビス
(N,N−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサ
ン、N,N,N’,N’,−テトラグリシジル−4、4’−
ジアミノジフェニルメタン、3―(NーアリルーNーグ
リシジル)アミノプロピルトリメトキシシラン、3−
(N,N−ジグリシジル)アミノプロピルトリメトキシ
シランなどを挙げることができる。これらのうち、分子
内に、三級窒素原子を有する化合物が好ましく、これら
エポキシ基含有化合物の配合割合は、〔a〕成分100
重量部に対して、通常、40重量部以下、好ましくは
0.1〜30重量部である。
【0041】<液晶配向膜の製造方法>本発明の液晶配
向膜の製造方法は、〔b〕成分を溶液全体に対して0.
1重量%以上含有する本発明の液晶配向剤を基板に塗布
し、乾燥させて被膜を形成することを特徴とし、具体的
には、例えば次の方法によることができる。 (1)パターニングされた透明導電膜が設けられている
基板の一面に、本発明の液晶配向剤を例えばロールコー
ター法、スピンナー法、印刷法などの方法によって塗布
し、次いで、塗布面を加熱乾燥することにより被膜を形
成する。ここに、基板としては、例えばフロートガラ
ス、ソーダガラスなどのガラス;ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルス
ルホン、ポリカーボネートなどのプラスチックからなる
透明基板を用いることができる。また、基板の一面に設
けられる透明導電膜としては、酸化スズ(SnO2)か
らなるNESA膜(米国PPG社登録商標)、酸化イン
ジウム−酸化スズ(In23−SnO2)からなるIT
O膜などを用いることができる。これらの透明導電膜の
パターニングには、フォト・エッチング法や予めマスク
を用いる方法が用いられる。液晶配向剤の塗布に際して
は、基板表面および透明導電膜と液晶配向剤の被膜との
接着性をさらに良好にするために、基板の該表面に、官
能性シラン含有化合物、官能性チタン含有化合物などを
予め塗布することもできる。また加熱温度は80〜25
0℃とされ、好ましくは120〜200℃とされる。形
成される被膜の膜厚は、通常0.001〜1μmであ
り、好ましくは0.005〜0.5μmである。なお、ポ
リアミック酸を含有する本発明の液晶配向剤は、塗布後
に有機溶媒を除去することによって液晶配向膜となる被
膜を形成するが、さらに加熱することによって脱水閉環
を進行させ、一部イミド化または完全にイミド化された
被膜とすることもできる。
【0042】(2)液晶配向剤によって形成された被膜
表面を、例えばナイロン、レーヨン、コットンなどの繊
維からなる布を巻き付けたロールで一定方向に擦るラビ
ング処理を行う。これにより、液晶分子の配向能が被膜
に付与されて液晶配向膜となる。また、ラビング処理に
よる方法以外に、樹脂膜表面に偏光紫外線、イオンビー
ム、電子ビーム等を照射して配向能を付与する方法や、
一軸延伸法、ラングミュア・ブロジェット法などで被膜
を得る方法などにより、液晶配向膜を形成することもで
きる。なお、ラビング処理時に発生する微粉体(異物)
を除去して表面を清浄な状態とするために、形成された
液晶配向膜をイソプロピルアルコールなどによって洗浄
することが好ましい。また、形成された液晶配向膜の表
面に紫外線、イオンビーム、電子ビーム等を部分的に照
射することによりプレチルト角を変化させる処理(例え
ば特開平6−222366号公報、特開平6−2819
37号公報、特開平7−168187号公報、特開平8
−234207号公報参照)、形成された液晶配向膜の
表面にレジスト膜を部分的に形成し、先行のラビング処
理とは異なる方向にラビング処理を行った後、前記レジ
スト膜を除去して、液晶配向膜の配向能を変化させるよ
うな処理(例えば特開平5−107544号公報参照)
を行うことによって、作製される液晶表示素子の視野角
特性を改善することもできる。
【0043】<液晶表示素子>本発明の液晶配向剤およ
び/または液晶配向膜の製造方法を用いて得られる液晶
表示素子は、上記液晶配向膜の製造の後、例えば次の方
法によって得られる。 (3)上記のようにして液晶配向膜が形成された基板を
2枚作製し、それぞれの液晶配向膜における配向処理方
向、すなわちラビング方向が直交または逆平行となるよ
うに、2枚の基板を、間隙(セルギャップ)を介して対
向配置し、2枚の基板の周辺部をシール剤を用いて貼り
合わせ、基板表面およびシール剤により区画されたセル
ギャップ内に液晶を注入充填し、注入孔を封止して液晶
セルを構成する。そして、液晶セルの外表面、すなわ
ち、液晶セルを構成するそれぞれの基板の他面側に、偏
光板を、その偏光方向が当該基板の一面に形成された液
晶配向膜のラビング方向と一致または直交するように貼
り合わせることにより、液晶表示素子が得られる。
【0044】ここに、シール剤としては、例えば硬化剤
およびスペーサーとしての酸化アルミニウム球を含有す
るエポキシ樹脂などを用いることができる。液晶として
は、ネマティック型液晶およびスメクティック型液晶を
挙げることができ、その中でもネマティック型液晶が好
ましく、例えばシッフベース系液晶、アゾキシ系液晶、
ビフェニル系液晶、フェニルシクロヘキサン系液晶、エ
ステル系液晶、ターフェニル系液晶、ビフェニルシクロ
ヘキサン系液晶、ピリミジン系液晶、ジオキサン系液
晶、ビシクロオクタン系液晶、キュバン系液晶などを用
いることができる。また、これらの液晶に、例えばコレ
スチルクロライド、コレステリルノナエート、コレステ
リルカーボネートなどのコレステリック型液晶や商品名
「C−15」「CB−15」(メルク社製)として販売
されているようなカイラル剤などを添加して使用するこ
ともできる。さらに、p−デシロキシベンジリデン−p
−アミノ−2−メチルブチルシンナメートなどの強誘電
性液晶も使用することができる。また、液晶セルの外表
面に貼り合わされる偏光板としては、ポリビニルアルコ
ールを延伸配向させながら、ヨウ素を吸収させたH膜と
称される偏光膜を酢酸セルロース保護膜で挟んだ偏光板
またはH膜そのものからなる偏光板を挙げることができ
る。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるも
のではない。なお、以下の実施例および比較例において
調製された液晶配向剤の評価項目および評価方法を下記
に示す。 [液晶の配向性]液晶表示素子に電圧をオン・オフさせ
た時の液晶セル中の異常ドメインの有無を顕微鏡で観察
し、異常ドメインのない場合を「良好」と判断した。 [液晶表示素子のプレチルト角]「T.J.Schef
fer,et.al.,J.Appl.Phys.,v
ol.19,2013(1980)」に記載の方法に準
拠し、He−Neレーザー光を用いる結晶回転法により
測定した。
【0046】合成例1 1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラ
ヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト
[1,2−c]フラン−1,3−ジオン34.7g、p−
フェニレンジアミン10.41g、1−ヘキサデカノキ
シ−2,4−ジアミノベンゼン3.84gおよび3−アミ
ノプロピルメチルジエトキシシラン1.05gをN−メ
チル−2−ピロリドン200gに溶解させ、この溶液を
20℃で24時間反応させた。次いで、得られた反応溶
液を大過剰のアセトンに注いで反応生成物を沈殿させ
た。得られた重合体50.0gをγ−ブチロラクトン4
50gに溶解させ、ピリジン5.0gおよび無水酢酸1
0.8gを添加して50℃で3時間脱水閉環させた。次
いで、反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うこと
により、対数粘度(η1n)0.72dl/g、イミド
化率90%の可溶性ポリイミド(A)47.0gを得
た。
【0047】合成例2 1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−メチル−
5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニ
ル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン14
6.48g、p−フェニレンジアミン46.56gおよび
上記式(15)で表わされる化合物6.96gをN−メ
チル−2−ピロリドン800gに溶解させ、この溶液を
20℃で26時間反応させた。次いで、得られた反応溶
液を大過剰のアセトンに注いで反応生成物を沈殿させ
た。得られた重合体30.0gをγ−ブチロラクトン1
50gに溶解させ、ピリジン11gおよび無水酢酸14
gを添加して60℃で2時間脱水閉環させた。次いで、
反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うことによ
り、対数粘度(η1n)0.76dl/g、イミド化率
90%の可溶性ポリイミド(B)28.3gを得た。
【0048】合成例3 合成に用いる原料を、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサ
ヒドロ−8−メチル−5−(テトラヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フラン
−1,3−ジオン132.31g、4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン11.92g、p−フェニレンジアミン
30.35gおよび上記式(18)で表わされる化合物
25.4gに変更する以外は合成例2と同様に反応を行
い、対数粘度(η1n)0.73dl/g、イミド化率
94%の可溶性ポリイミド(C)25.3gを得た。
【0049】ピロメリット酸二無水物19.97g、4,
4’−ジアミノジフェニルメタン17.59gおよび上
記式(15)で表わされる化合物2.44gをN−メチ
ル−2−ピロリドン160gに溶解させ、この溶液を2
0℃で6時間反応させた。次いで、得られた反応溶液を
大過剰のアセトンに注いで反応生成物を沈殿させて反応
生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うことにより、対
数粘度(η1n)1.4dl/gのポリアミック酸
(D)37.0gを得た。
【0050】合成例5 ピロメリット酸二無水物64.14g、1,2,3,4−シ
クロブタンテトラカルボン酸二無水物134.56gお
よび4,4’−ジアミノジフェニルメタン198.27g
をN−メチル−2−ピロリドン1600gに溶解させ、
この溶液を20℃で6時間反応させた。次いで、得られ
た反応溶液を大過剰のアセトンに注いで反応生成物を沈
殿させて反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行うこ
とにより、対数粘度(η1n)1.8dl/gのポリア
ミック酸(E)400.3gを得た。
【0051】合成例6 2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物
224.2g、p−フェニレンジアミン102.1gおよ
び上記式(15)で表わされる化合物4.97gをN−
メチル−2−ピロリドン2000gに溶解させ、この溶
液を60℃で10時間反応させた。次いで、得られた反
応溶液を大過剰のアセトンに注いで反応生成物を沈殿さ
せた。得られた重合体30.0gをN−メチル−2−ピ
ロリドン200gに溶解させ、ピリジン26gおよび無
水酢酸28gを添加して110℃で4時間脱水閉環させ
た。次いで反応生成物の沈殿・分離・洗浄・乾燥を行う
ことにより、対数粘度(η1n)1.7dl/g、イミ
ド化率=95%のポリイミド(G)28.3gを得た。
【0052】合成例7 2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物
224.17gをビス[4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル]スルフォン432.5gをγ−ブチロラクト
ン6000gに溶解させ、この溶液を60℃で6時間反
応させた。次いで、得られた反応溶液を大過剰のアセト
ンに注いで反応生成物を沈殿させて反応生成物の沈殿・
分離・洗浄・乾燥を行うことにより、対数粘度(η1
n)1.5dl/gのポリアミック酸(H)650gを
得た。
【0053】実施例1 〔a〕成分として合成例1で得られた可溶性ポリイミド
(A)100gと、〔b〕成分としてグリセリン2.5
gとを、γ−ブチロラクトンに溶解させて固形分濃度4
重量%の溶液とし、40℃で24時間反応させた。この
溶液を孔径1μmのフィルターで濾過し、液晶配向剤を
調製した。上記液晶配向剤を、液晶配向膜塗布用印刷機
を用いてITO膜からなる透明電極付きガラス基板の透
明電極面に塗布し、180℃のホットプレート上で10
分間乾燥し、乾燥平均膜厚500オングストロームの被
膜を形成した。この被膜にレーヨン製の布を巻き付けた
ロールを有するラビングマシーンにより、ロールの回転
数400rpm、ステージの移動速度3cm/秒、毛足
押し込み長さ0.4mmでラビング処理を行った。上記
配向膜塗布基板を、イソプロピルアルコール中に1分間
浸漬した後、双方の基板を100℃のホットプレート上
で5分間乾燥した。次に、一対のラビング処理された液
晶挟持基板の液晶配向膜を有するそれぞれの外縁に、直
径5.5μmの酸化アルミニウム球入りエポキシ樹脂接
着剤をスクリーン印刷塗布した後、一対の液晶挟持基板
を液晶配向膜面が相対するように、しかもラビング方向
が直行するように重ね合わせて圧着し、接着剤を硬化さ
せた。次いで、液晶注入口より一対の基板間に、ネマテ
ィック型液晶(メルク社製、MLC−5081)を充填
した後、アクリル系光硬化接着剤で液晶注入口を封鎖
し、基板の外側の両面に偏光板を、偏光板の偏光方向が
それぞれの基板の液晶配向膜のラビング方向と一致する
ように張り合わせ、液晶表示素子を作製した。得られた
液晶表示素子の液晶の配向性、プレチルト角について評
価を行った。液晶の配向性は良好で、プレチルト角は4
°であった。次に、被膜形成時の乾燥温度を150〜2
30℃、ラビング時の毛足押し込み長さを0.2〜0.6
mmに変更した場合のプレチルト角を評価し、その変動
幅を求めたところ、プレチルト角の変動幅は1°で、プ
レチルト各安定性は良好であった。これらの結果を表1
に示す。
【0054】実施例2〜10、比較例1〜3 表1に示す処方に従い、合成例1〜7で得られた重合体
および化合物(i)を用いた液晶配向剤を調整し、実施
例1と同様の方法で、液晶表示素子を作製。得られた液
晶表示素子の配向性、プレチルト角、プレチルト角変動
幅を評価した。これらの結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】本発明の液晶配向剤によれば、液晶表示
素子とした場合、高いプレチルト角の安定性に優れた表
示素子を作成することが出来る。このため、配向不良が
ない液晶表示素子を得ることが出来る。本発明の液晶配
向剤を用いて形成した液晶配向膜を有する液晶表示素子
は、TN型およびSTN型液晶表示素子に好適に使用で
きる以外に、使用する液晶を選択することにより、SH
(Super Homeotropic)型、IPS(In-Plane Switch
ing)型、強誘電性および反強誘電性の液晶表示素子な
どにも好適に使用することができる。さらに、本発明の
液晶配向剤を用いて形成した液晶配向膜を有する液晶表
示素子は、種々の装置に有効に使用でき、例えば卓上計
算機、腕時計、置時計、係数表示板、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピューター、液晶テレビなどの表示
装置に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別所 信夫 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HB08Y HB09Y HB10Y HB13Y HC06 JB03 KA05 KA08 KA14 KA15 MA02 MA06 MA10 MA13 MB01 MB07 MB12 MB14 4F071 AA08 AA60 AB17 AC05 AH16 BA02 BB02 BB13 BC01 BC08 4J002 CM041 DE026 EC036 EC046 EC056 FD200 GP00 4J043 PA02 PA19 PC015 PC016 PC135 PC136 PC145 PC146 QB15 QB26 RA06 RA35 SA06 SB01 TA22 TB01 UA022 UA032 UA042 UA061 UA062 UA081 UA121 UA122 UA131 UA132 UA141 UA142 UA151 UA152 UA182 UA232 UA241 UA261 UA262 UA632 UA672 UA761 UA762 UB011 UB021 UB022 UB061 UB062 UB121 UB122 UB132 UB151 UB152 UB172 UB221 UB281 UB282 UB301 UB302 UB312 UB351 UB392 UB401 UB402 WA09 WA16 XA16 XA17 XA19 YA06 YA08 ZA51 ZA60 ZB23 ZB60

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 〔a〕ポリアミック酸およびポリイミド
    から選ばれる少なくとも1種の重合体と、〔b〕下記式
    (i): 【化1】 ここで、Rは水素原子またはn価の脂肪族炭化水素基で
    ありそしてnは1以上の整数である、但しRが水素原子
    のときはnは1である、で示される化合物とを含有する
    ことを特徴とする液晶配向剤。
  2. 【請求項2】 上記式(i)で示される化合物を溶液全
    体に対して0.1重量%以上含有する請求項1記載の液
    晶配向剤を基板に塗布し、乾燥させて被膜を形成するこ
    とを特徴とする液晶配向膜の製造方法。
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