JP2000190401A - 吸収性着用物品の包装袋への印刷方法及び印刷を施された包装袋 - Google Patents

吸収性着用物品の包装袋への印刷方法及び印刷を施された包装袋

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美雪 斎坂
Shuichiro Ogawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収性着用物品の包装袋表面に図柄模様等の
印刷を、任意の位置に任意の形状で施す手段を提供す
る。 【解決手段】 吸収性着用物品の包装体表面に印刷模様
を施すのに際し、印刷模様の少なくとも一部分をインク
ジェット印刷により施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、吸収性着用物品
を包装する包装袋へ印刷模様を施す印刷方法と、該印刷
方法によって印刷された吸収性着用物品の包装袋に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、吸収性着用物品(以下、略して
吸収性物品とも記す)としては、乳幼児用の使いすてお
むつ、成人の失禁者用、或いは要介護者用の使いすてお
むつが考案され、広く用いられている。
【0003】これら吸収性物品の購入は主に、吸収性物
品の使用者が乳幼児の場合は保育者やその家族、成人失
禁者の場合は本人やその家族、要介護者の場合には介護
人やその家族等、使用者や使用者の身近な人が行ってい
るが、これらの購入者は、吸収性物品の形態、着用者の
体型によるサイズ分け、排泄物量による吸収量別等、多
種多様の製品が存在する中から、これら物品の販売単位
である包装袋の表面に印刷された印刷模様により使用者
に適した着用物品であるかどうかの判断を行っている。
【0004】上記吸収性物品の形態としては、少なくと
も股下部位に配置して使用するパッド型の吸収性物品、
着用者の腰回りを包み込むように着用して使用するため
の装着固定用の留め具を具えたテープ型吸収性着用物
品、また予めパンツ型に形成されている吸収性着用物品
や、着用者の体の下に敷いて使用するシーツ型等、様々
な形態のものが考案されている。
【0005】上記着用者の少なくとも股下部位に配置し
て使用されるパッド型の吸収性物品の場合には、少量
用、中量用、普通用、夜用(多量)等、排泄物の吸収量
での分類が行われている。また上記着用者の腰回りを包
み込むように着用して使用する吸収性物品のサイズとし
ては、着用者の体型を大まかにSS、S、M、L、LL
サイズ等に分類した既製サイズのものが市販されてい
る。尚、一般に着用者の体型と排泄物の量は比例してい
る傾向にあるので、着用者の体型によるサイズ分類の場
合には、排泄物の吸収量も考慮し、サイズの大きいもの
ほど吸収量が大きくしてある。
【0006】これらの吸収性着用物品は着用者の体型や
排泄物の量に応じてサイズや形態が異なったものを用い
る必要性があり、一見して判別可能なサイズ表示や形態
表示、更には購入者が好み好感を持たれるような図柄模
様を設けることは、購入時の選択方法や簡便性を考える
と必要な機能であると思われる。特に乳幼児用の物品に
おいては、サイズ表示や形態表示等の包装袋内部に包装
された製品の情報以外に、包装体表面に乳幼児の顔や乳
幼児が好むようなイラストが印刷模様として施され、フ
ァンシーなイメージを作り出している。
【0007】このために従来は、吸収性着用物品用包装
袋の表面に印刷された印刷模様から内部に包装された製
品内容が判断可能となるように、製品商標名、製品サイ
ズ、製品入り枚数、製品規格の表示、製品の取り扱い
方、製品紹介(アピール)等の製品に関する情報をはじ
め、購入者や着用者が好感のもてる印刷模様を、予め包
装袋の特定の位置に配置させることが広く行われてい
る。
【0008】しかしながら、図柄模様等の印刷は、吸収
性着用物品の袋詰めを行う包装工程より前の工程におい
て、包装袋材料に対して予め図柄模様を印刷することに
よってなされており、これらの材料に対する印刷手段
は、一般にフレキソ印刷、グラビア印刷等を施すことよ
って行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 従来から行われてい
るフレキソ印刷やグラビア印刷は、製版された印刷ロー
ルによって吸収性着用物品の包装袋を構成する材料に対
して行われるので、限られた種類の図柄模様が一定の間
隔で連続したものとならざるを得ない。即ち、印刷ロー
ルの外径寸法に限度があるので、所定の部材の材料に連
続的に印刷出来る図柄模様の種類はせいぜい4〜5種類
が限度である。しかも、一般に包装袋表面に印刷された
製品情報としての印刷模様は、購入者が着用者の使用目
的に合った製品の選定判断を行うための重要な機能(手
段)となるため、1製品に対して印刷図柄は1つに統一
されている。そのため、出荷用のケース単位の中に入れ
ることの出来る吸収性着用物品の包装袋に施す図柄模様
の種類もこれにより制限されている。
【0010】特に、乳幼児用の着用物品においては、包
装袋の表面に印刷された印刷模様も、購入時の関心事の
1つであるが、これらの吸収性着用物品は日常消耗品で
あるので、購入者は使用者の家族といった身内等に限ら
れており、いつでも同じ印刷模様では飽きがきて関心を
示さなくなる。仮に、同一の製品であっても、包装袋の
印刷模様の少なくとも1部分に異なる印刷模様が施され
ていれば、その印刷模様に興味を示すようになり楽しみ
も付与される。
【0011】また、吸収性着用物品の袋詰めを行う包装
工程においては、一般に、印刷済みのロール状に巻き取
られた包装袋の材料を供給装置から連続的に巻き戻して
供給し、所定長さに断裁して吸収性着用物品を包装する
ため、該印刷済みの包装袋材料のロールを使い終わるま
では、種類の異なる吸収性着用物品に対しては、たとえ
寸法上包装可能であったとしても、同一の包装袋材料の
ロールを使用することが出来ない。したがって、包装袋
材料のロールを1本使い切る前に、品種変え(異なる種
類の吸収性着用物品の製造に切り替えること)を実施す
る場合には、ロール状の包装袋材料を取り替える必要が
生じ、効率的な製造が出来なくなる。
【0012】本発明は、上記のような問題を解決するも
のであり、吸収性着用物品の包装袋表面に施す印刷模様
の種類を増やすこと、吸収性着用物品の包装工程におい
て、吸収性着用物品の包装袋表面の所定位置(特定の位
置)に容易に印刷模様を印刷出来るようにすること、従
来印刷していなかった判別記号や模様等を印刷するこ
と、更に、製造途中の品種やサイズの変更に伴って印刷
模様を容易に変更出来るようにすること等を実現し、購
入者の購入時の簡便性と視覚的満足度を高めることのみ
ならず、生産効率の向上も目的とするものである。本発
明者等は、吸収性着用物品の包装工程において、必要な
印刷模様をインクジェット印刷によって施すことにより
上記目的が達成出来ることを見出して本発明を完成する
に至った。
【0013】
【課題を解決するため手段】 本発明の第1は、吸収性
着用物品を包装する包装袋の表面に印刷模様を施す印刷
方法であって、該包装袋の表面に施される印刷模様の少
なくとも一部分を、インクジェット印刷によって施すこ
とを特徴とする吸収性着用物品の包装袋への印刷方法で
ある。尚、本発明の印刷模様は、図柄模様、写真、記
号、文字等の印刷内容全般を意味するものである。
【0014】本発明の第2は、インクジェット印刷を、
包装袋材料を連続的に巻き戻しながら吸収性着用物品を
袋詰めしていく包装工程、あるいは包装後の工程におい
て、該包装袋材料の所定位置に施すことを特徴とする第
1の発明に記載の吸収性着用物品の包装袋への印刷方法
である。
【0015】本発明の第3は、順次流れて来る前記包装
袋材料に対して、1包装袋毎に、あるいは複数袋毎に印
刷模様を変更して、インクジェット印刷することを特徴
とする第1の発明または第2の発明に記載の吸収性着用
物品の包装袋への印刷方法である。
【0016】本発明の第4は、表面に印刷模様を施され
た吸収性着用物品の包装袋であって、該印刷模様の少な
くとも一部分が、インクジェット印刷によって施されて
いることを特徴とする吸収性着用物品の包装袋である。
【0017】
【発明の実施の形態】 本発明の吸収性着用物品の包装
袋によれば、包装袋表面に認識可能な印刷模様がインク
ジェット印刷によって施されており、インクジェット印
刷は従来のグラビア印刷やフレキソ印刷等のように製版
された印刷ロールを必要としないため、製品商標名、製
品サイズ、製品入り枚数、製品規格の表示、製品の取り
扱い方(使用方法)、製品紹介(アピール)等の製品に
関する情報をはじめ、購入者や着用者の嗜好に応じた図
柄模様等を、吸収性着用物品を形成する材料に対して原
理的には無限のパターンで印刷し、購入時の簡便性を高
めることが可能となる。つまり、グラビア印刷やフレキ
ソ印刷においては、製版された印刷ロールを使用し、印
刷ロールの外径寸法に限度があるので、図柄模様の種類
を増やそうとしても、所定の材料に連続的に印刷出来る
図柄模様の種類はせいぜい4〜5種類であるが、インク
ジェット印刷においては、図柄模様を一回毎に容易に変
更出来るので図柄模様の種類を大幅に増やすことが可能
になるのである。
【0018】この際、インクジェット印刷を、吸収性着
用物品の包装袋材料を巻き戻しながら袋詰めをする包装
工程において、あるいは包装後の工程において、包装材
料の目的とする部位に対して施せば、吸収性着用物品の
包装袋における所定の部位に印刷模様を配置させること
が容易となり、更に、この所定の位置は任意に設定する
ことが可能となる。
【0019】また、インクジェット印刷を吸収性着用物
品を袋詰めする包装工程において施すことにより、印刷
ヘッドを印刷を必要とする材料が流れる際の必要な位置
に配置し、必要な任意の間隔で印刷することによって材
料の任意の位置に任意の印刷模様を施すことが可能とな
る。更にこのことにより、予め印刷された材料を巻き戻
して組み立てをする場合と異なり、印刷模様や印刷位置
の変更が容易となり、吸収性着用物品の品種替え等によ
り必要とする印刷模様が変わっても、包装材料の適用が
限定されることがない。
【0020】更に、吸収性物品を包装袋に収納した包装
体を出荷用の1ケース中に複数収納するが、出荷用の1
ケース中に収納する包装体は、自動生産工程において
は、連続して生産された複数の包装体である。したがっ
て、出荷用の1ケース中に入れる包装体の印刷模様の種
類を増やすためには、連続して生産される包装体の印刷
模様を1個毎に、あるいは数個毎に変更する必要がある
が、インクジェット印刷によって印刷すれば、このよう
な変更が容易となる。また、インクジェト印刷を吸収性
着用物品の包装後の工程において施す場合も、包装工程
において施す場合と同様に、印刷模様や印刷位置の変更
が容易となり、印刷済みの包装材料の適用も限定される
ことがないという効果が期待出来る。
【0021】更に、インクの色が異なる複数個の印刷ヘ
ッドを包装工程の材料の流れ方向に沿って配置し異なる
色の印刷模様を印刷したり、複数個の印刷ヘッドを材料
の流れ方向に垂直な方向に沿って配置することにより、
広範囲での印刷も可能となるものである。例えば、多色
印刷に関して、上流に配置したヘッドで猫の図柄の外郭
を印刷し、次のヘッドで猫の図柄の口の部分を赤インク
で印刷する等の印刷方法が可能である。
【0022】このように、インクジェット印刷は、吸収
性着用物品の包装工程あるいは包装後の工程において、
包装袋材料に対して必要な部位に必要な図柄模様を印刷
することで、その効果をより大きく発揮できるが、これ
は、インクジェット印刷がグラビア印刷やフレキソ印刷
と異なり、製版された印刷ロールを必要としないので、
吸収性着用物品の包装工程や包装後の工程において容易
に印刷を実施出来るという特性を有するからである。ま
た、図柄模様の種類を増やすだけが目的であるような場
合には、従来方法のように、包装袋材料に対してインク
ジェット印刷で予め印刷を施しておき、包装工程では通
常の包装を行うこともできるが、本発明の目的を効果的
に実施するためには、包装工程あるいは包装後の工程に
おいて印刷を施すオンライン印刷方式とすることが最も
良い方法である。
【0023】また、印刷模様の内の一部に共通部分が存
在する場合においては、共通部分を従来のグラビア印刷
やフレキソ印刷などで印刷しておき、個々に異なる印刷
模様に関してのみ包装材料の所定の位置に対してインク
ジェット印刷を施すことも可能である。
【0024】次に、本発明における吸収性着用物品の包
装工程において、オンラインて゛インクジェット印刷を
施し、吸収性着用物品の包装袋を製造する具体的方法の
一例を以下に述べる。包装工程において、ロール状に巻
き取られた吸収性着用物品の包装袋を構成する材料を巻
き戻し、これらの被印刷材料に対し、巻き戻し後の材料
上に設置した印刷ヘッドによって必要な印刷模様を施
し、完成された吸収性着用物品の包装体の所定の位置に
所定の印刷模様が配置されるようにする。
【0025】次いで、印刷模様をインクジェット印刷に
より施された連続包装袋材料を、個々の物品とするため
に所定長さで裁断して袋を開口させた状態で保持し、吸
収性着用物品を折り畳んだ状態の広い面同士を重ね合わ
せて所定枚数並べたものを1列とし、1列もしくは複数
列並列したものをその広い面に圧力を加えて圧縮保持し
た状態で挿入し、挿入口をシール固定することで包装体
が形成される。これらの工程はオンライン印刷の実施の
有無にかかわらず、通常の包装材料が配置される位置に
合わせて行われることであって、通常の技術により特に
問題なく実施可能である。
【0026】本発明は、多種多様な形態で提供される吸
収性着用物品用の包装袋において、包装袋の表面に印刷
模様をインクジェット印刷によって施すものであり、印
刷を施される吸収性着用物品の包装材料に関しては、イ
ンクジェット印刷が可能な材料であり、かつ外部から認
識可能となるような印刷材料の構成が必要である。例え
ば、ポリエチレンフィルムを用いた場合においては、ポ
リエチレンフィルムの包装袋の外面に印刷を施すことが
一般的であるが、ポリエチレンフィルムとして半透明な
ものを用いると、半透明のポリエチレンフィルムを外袋
とする2重包装として内袋に印刷を施すことも可能であ
る。また、場合によつては、ポリエチレンフィルムの内
面に印刷することも出来る。
【0027】包装袋の形状としては、2重以上の複数包
装や、2個以上の個々の包装袋を内袋とし、さらに外側
から外袋で包装することで1個の包装単位とすることも
可能である。この場合、内袋には印刷を施さず外袋のみ
に印刷模様の印刷を施す方法や、内袋、外袋共に印刷模
様を施す方法、内袋にのみ印刷模様の印刷を施す方法等
あらゆる組み合わせが考えられる。このように複数包装
を行う場合には、外袋の材料の少なくとも一部を透明も
しくは半透明といった透視可能な素材とすることで、内
袋に施された印刷模様(情報)を有効なものとすること
が可能である。
【0028】この場合においてはこれらの被印刷材料は
複数となり、特に半透明の複数の被印刷材料に印刷模様
を施して重ね合せる場合等には、完成された際に、相互
に所定の位置に印刷模様が配置されることが重要である
が、本発明の印刷方法においては、基準となるカッター
ロータ(連続体の包装袋材料を断裁するカッターのロー
タ)等の位相に合わせて印刷を開始することにより、そ
れぞれの被印刷材料に対して、任意に印刷する位置を設
定できるので、重なり合う包装材料相互間の印刷位置も
容易に設定することができる。
【0029】また、本発明の吸収性着用物品の包装袋に
おいて、インクジェット印刷に用いるインクとしては、
特に限定されるものではないが、印刷を施す対象となる
材料によっての選択も必要である。材料として多く用い
られるポリエチレンフィルムに対しては、顔料若しくは
染料を液体中に分散させたものであれば、使用可能であ
り、水中若しくは溶剤中に分散させたもの、また、常温
では固体であっても、加熱時に液体となるようなワック
ス中に分散させたホットメルト型のインクの選択も可能
である。
【0030】
【実施例】 以下に図面を参照して本発明を詳細に説明
する。図1は、本発明の吸収性着用物品の包装袋1を示
す斜視図である。図1において、吸収性着用物品の包装
袋1は、吸収性着用物品3を折り畳んだ状態の広い面同
士を重ね合わせて所定枚数並べたものを1列として、1
列あるいは複数列並列したものをその広い面に圧力を加
えて圧縮し、これを包装することで形成されている。該
形成された包装袋の表面に、印刷模様2がインクジェッ
ト印刷によって施されている。
【0031】図2は図1で示した包装袋1の、着用物品
を包装(袋詰め)をする前の包装袋の正面図である。
【0032】図3は、吸収性着用物品の包装工程におい
て、包装袋1を構成する包装袋材料に対して、オンライ
ン印刷を行うための設備の原理を示した工程図である。
包装袋材料5は、図2に示した包装袋が連続して連なっ
た形態でロール状に巻き取られたものが包装工程に搬入
され、包装工程ではこのロール状の包装袋材料が巻き戻
されて供給される。さらに、包装袋材料5を搬送する回
転ロール間にインクジェット印刷の印刷ヘッドが配置さ
れ、包装袋材料5は吸収性着用物品を包装する前にカッ
ターロータによって所定長さに断裁されるが、このカッ
ターロータ等を基準とする位相の信号(図示せず)と、回
転ロールの回転数から検出した速度信号が制御装置に入
力され、これらの信号により制御装置が印刷指令信号を
発し、包装袋材料の所定位置に所定の印刷模様2を付与
することができる。また、印刷ヘッドの後方に乾燥装置
を設けて乾燥を行ってもよく、乾燥を速めて未乾燥のイ
ンクによる汚れ防止に効果的である。
【0033】また、1包装袋毎に、あるいは複数の包装
袋毎に印刷模様を変更する場合には、制御装置に複数の
印刷模様を記憶させておき、その印刷順序を指定すれば
よく、このような技術は従来から実施されているインク
ジェット印刷装置の技術を用いることにより可能であ
る。
【0034】図4は本発明の吸収性着用物品の包装袋1
において、包装袋材料に対して包装工程において、オン
ライン印刷を行うための設備の原理を示した図3の平面
図であり、包装材料5を搬送する回転ロールから検出し
た速度信号により制御装置が印刷指令信号を発し、所定
の位置に所定の印刷模様2を印刷するが、必要に応じ
て、印刷の位置は任意に変更可能であり、印刷模様2も
任意に変更して設定出来ることを示している。つまり、
印刷位置、印刷模様、濃度を任意に選ぶことが可能であ
る。
【0035】図5は、図1に示した吸収性着用物品の包
装袋1と包装形態が異なる別の実施例を示したもので、
吸収性着用物品3は複数の包装袋によって包装されてい
る。包装袋が包装単位を小さくした内袋1b、複数の内
袋をひとまとめにした外袋1aのように2重以上の包装
袋1からなっている。図5の印刷模様2はインクジェッ
ト印刷によって施されており、内袋1b表面の前面Aと
側面Cにネコとネズミの印刷模様2が施され、外袋1a
表面の前面Aにもゾウの印刷模様2が施されていること
が観察される。この場合、印刷模様2は、包装袋1の前
面A、裏面B、側面C、上面D、下面E、把手部面Fの
いずれに施されていてもよく、内袋1bと外袋1aのい
ずれの側に施されていてもよい。また、両方の面に位置
をずらしてそれぞれ別の印刷模様2が施されていてもよ
い。更に、内袋1bと外袋1aにそれぞれ異なる色の印
刷模様2を施し重ね合せて一つの図柄とすることによ
り、多色印刷の図柄とすることも出来る。
【0036】図6は、図1及び図5に示した吸収性着用
物品の包装袋とは包装形状が異なる実施例を示したもの
で、包装袋の把手4が別部材から形成されている。
【0037】
【発明の効果】 本発明の印刷方法によれば、吸収性着
用物品の包装袋表面に印刷模様をインクジェット印刷に
よって施すが、インクジェット印刷は従来のグラビア印
刷やフレキソ印刷等のように製版された印刷ロールを必
要としないため、製品商標名、製品サイズ、製品の使用
法、着用者の嗜好に応じた図柄模様等を吸収性着用物品
の包装袋材料に対して、任意にあらゆるパターンで印刷
することが可能となる。従って、本発明の印刷方法によ
り、出荷用の1ケース中に入れる(吸収性着用物品の)
包装袋の図柄模様の種類を増やすことが可能となると共
に、多種多様な吸収性着用物品の包装袋が得られ、使用
者の、使用時の簡便性、視覚的満足等による快適性を高
めることが可能となる。したがって、使用者本人やその
家族といった購入者が、飽きのこない、常に興味を示す
ような印刷模様を容易に施すことが可能になる。また、
個人名やメッセージ等の文字印刷から、ファンシーな図
柄模様や子供の写真等の印刷模様を施すことも可能とな
るので、オリジナリティを付与することで使用者やその
家族以外の人の出産時のお祝いの品やプレゼント等とし
ての購入も可能となる。
【0038】また、インクジェット印刷を吸収性着用物
品の袋詰めを行う包装工程あるいは包装後の工程におい
て目的とする包装袋材料に対して施すことにより、包装
袋の任意の部位に印刷模様を配置させることが可能とな
るため、例えば、立方体の包装袋の正面、裏面、側面
(左右)、上面、下面、さらには包装袋の把手部など、
包装袋のあらゆる表面上への印刷模様を施すことが容易
となる。
【0039】また、包装工程あるいは包装後の工程にお
いて包装袋材料にインクジェト印刷することにより、印
刷済みのロール状に巻き取られた包装袋材料を供給装置
から巻き戻して供給しながら包装する場合と異なり、ロ
ール状の包装袋材料を使い切る前に品種替え等が必要な
場合にも対応が容易となり、必要とする印刷模様によっ
て材料の適用が限定されることがない。
【0040】更に、透明または半透明の包装袋材料で外
包装を行なう2重包装の場合には、内袋と外袋のそれぞ
れの所定位置にインクジェット印刷して、相互の印刷模
様を組み合わせて、関連ある模様とすることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収性着用物品の包装袋の斜視図。
【図2】図1で示した包装袋の吸収性着用物品を内包す
る前の包装袋の正面図
【図3】本発明の印刷方法を実施する設備の原理を示し
た工程図。
【図4】本発明の印刷方法を実施する設備の原理を示し
た平面図。
【図5】図1とは異なる例を示す、本発明の吸収性着用
物品の包装袋の斜視図。
【図6】図1及び図5とは異なる例を示す、本発明の吸
収性着用物品の包装袋の斜視図。
【符号の説明】 1:吸収性着用物品の包装袋 1a:2重包装の包装袋の外袋 1b:2重包装の包装袋の内袋 2:印刷模様 3:吸収性着用物品 4:把手 5.包装袋材料 6.印刷ヘッド 7.制御装置 A:前面 B:裏面 C:側面 D:上面 E:下面 F:把手部面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収性着用物品を包装する包装袋の表面
    に印刷模様を施す印刷方法であって、 該包装袋の表面に施される印刷模様の少なくとも一部分
    をインクジェット印刷によって施すことを特徴とする吸
    収性着用物品の包装袋への印刷方法。
  2. 【請求項2】 包装袋材料を連続的に巻き戻しながら吸
    収性着用物品を袋詰めしていく包装工程、あるいは包装
    後の工程において、インクジェット印刷を該包装袋材料
    の所定位置に施すことを特徴とする請求項1に記載の吸
    収性着用物品の包装袋への印刷方法。
  3. 【請求項3】 順次流れて来る前記包装袋材料に対し
    て、1包装袋毎に、あるいは複数袋毎に印刷模様を変更
    して、インクジェット印刷することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の吸収性着用物品の包装袋への
    印刷方法。
  4. 【請求項4】 表面に印刷模様を施された吸収性着用物
    品の包装袋であって、該印刷模様の少なくとも一部分
    が、インクジェット印刷によって施されていることを特
    徴とする吸収性着用物品の包装袋。
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