JP2000187156A - カップリングレンズおよび光ピックアップ - Google Patents

カップリングレンズおよび光ピックアップ

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JP2000187156A
JP2000187156A JP11128782A JP12878299A JP2000187156A JP 2000187156 A JP2000187156 A JP 2000187156A JP 11128782 A JP11128782 A JP 11128782A JP 12878299 A JP12878299 A JP 12878299A JP 2000187156 A JP2000187156 A JP 2000187156A
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lens
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coupling
optical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位置調整にレンズセルを必要とせず、正確な位
置調整の可能なカップリングレンズを実現する。 【解決手段】半導体レーザからの発散性の光束をカップ
リングするカップリングレンズ10は、入射側面と射出
側面に挾まれた周面部に、位置調整用の孔10aが1以
上、有効光束を遮蔽しない深さに設けられたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカップリングレン
ズおよび光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、半導体レーザから放射され
る光束は発散性であるので、一般に、半導体レーザから
の光束を、光学系に適合した光束形態(平行光束や弱い
発散性または弱い集束性の光束)に変換するためにカッ
プリングレンズが使用される。半導体レーザを光源とす
る光学装置、例えば光ピックアップや、光走査装置で
は、半導体レーザからの光束は極めて微小な光スポット
に集光されるので、光学系は高度に精密に設計されてお
り、設計通りの光学性能を実現するには、個々の光学系
を位置精度よく配備する必要があり、特に、半導体レー
ザからの光束をカップリングするカップリングレンズの
光軸方向の位置は極めて高精度に調整される必要があ
る。一般に、レンズの位置調整を行うには、調整用の孔
を設けたレンズセルにレンズを取付け、レンズセルをホ
ルダに保持させ、ホルダに対してレンズセルを位置調整
することにより行っている。このようなレンズ位置調整
は、レンズセルを用いることによる光源近傍の光学部材
の大型化、コストアップを招来する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、位置調整
にレンズセルを必要としない、カップリングレンズの実
現を課題とする。この発明はまた、上記カップリングレ
ンズを用いることにより、光ピックアップの小型化・低
コスト化を図ることを別の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のカップリング
レンズは「半導体レーザからの発散性の光束をカップリ
ングするカップリングレンズ」である。このカップリン
グレンズは、光ピックアップや、光走査装置に好適に利
用できる。この発明のカップリングレンズは「入射側面
と射出側面に挾まれた周面部に、位置調整用の孔が1以
上、有効光束を遮蔽しない深さに設けられた」ことを特
徴とする(請求項1)。この請求項1記載のカップリン
グレンズにおいて、位置調整用の孔は「長孔」であるこ
とができ(請求項2)、この場合、長孔の長手方向を
「光軸に平行な方向」としてもよいし(請求項3)、
「光軸に直交する方向」としてもよい(請求項4)。長
孔の長手方向が「光軸に直交する方向」であるとは、上
記長手方向が、光軸に直交する平面とレンズ周面との交
線に平行な方向であることをいう。上記請求項1〜4の
任意の1に記載のカップリングレンズにおいては、位置
調整用の孔を複数個とし、これら複数個の孔を「光軸を
対称軸として軸対称」に形成することができる(請求項
5)。
【0005】請求項6記載のカップリングレンズは、半
導体レーザからの発散性の光束をカップリングするカッ
プリングレンズであって、入射側面と射出側面に挾まれ
た周面部に、位置調整用の溝が、有効光束を遮蔽しない
深さで、上記周面部を1周して設けられたことを特徴と
する。上記請求項1〜6の任意の1に記載のカップリン
グレンズにおいて、レンズの肉厚を「レンズの有効径と
略等しいか、あるいはレンズの有効径よりも大きくす
る」ことができる(請求項7)。上記請求項1〜7の任
意の1に記載のカップリングレンズは、その製造方法に
関しては種々の方法が可能であるが、特に「型により成
形(モールド成形や射出成形)」することにより製造で
きる(請求項8)。このようにすると、位置調整用の孔
や溝を一体に成形できるので、レンズ製造が容易であ
る。上記請求項1〜8の任意の1に記載のカップリング
レンズの光学作用は、光軸対称であることもできるし
(請求項9)、「光軸に直交するとともに互いに直交す
る2方向に異なる焦点距離を有する」ような光学作用と
することもできる(請求項10)。上記請求項9記載の
カップリングレンズにおいて、レンズの光軸対称な光学
作用をコリメート作用とすることができる(請求項1
1)。また、上記請求項10記載のカップリングレンズ
において、互いに直交する2方向の異なる焦点距離を
「半導体レーザからの発散性の光束が、光束断面形状が
円形に近い平行光束に変換される」ように設定すること
ができる(請求項12)。上記カップリングレンズは
「単体レンズ」である。しかし、このような単体レンズ
は、請求項8記載のカップリングレンズのように、型に
より成形して製造する場合を除けば、必ずしも単レンズ
である必要は無く、複数のレンズを貼り合わせにより
「単レンズ」として構成することもできるのである。従
って、入射側面と射出側面との間に、1以上の接合面が
存在して良く、接合される各レンズ成分の光学材料を異
ならせることができることはいうまでもない。
【0006】請求項13記載のカップリングレンズは、
半導体レーザからの発散性の光束をカップリングするカ
ップリングレンズであって、光軸対称レンズ部分と、ア
ナモフィックレンズ部分との2つのレンズ部分により構
成される。「光軸対称レンズ部分」は、光軸対称な光学
作用を持つレンズ部分である。「アナモフィックレンズ
部分」は、光軸に直交するとともに互いに直交する2方
向に異なる光学作用を持つレンズ部分である。そして、
これら光軸対称レンズ部分とアナモフィックレンズ部分
とにより、カップリングレンズとしてのアナモフィック
な光学作用が実現される。光軸対称レンズ部分には、そ
の(入射側面と射出側面とで挾まれた)周面に、光軸方
向の位置調整用の1以上の孔、もしくは光軸方向の位置
調整用の溝が、有効光束を遮蔽しない深さで設けられ
る。また、アナモフィックレンズ部分には、その(入射
側面と射出側面とで挾まれた)周面に、光軸回りの位置
を調整するための1以上の孔が、有効光束を遮蔽しない
深さで設けられる。この場合における光軸対称レンズ部
分および/またはアナモフィックレンズ部分を、モール
ド成形や射出成形のような「型による成形」で製造する
こともできるし、複数のレンズ成分の貼り合わせによる
接合レンズとして構成することもできる。この発明の光
ピックアップは、半導体レーザからの発散性の光束をカ
ップリングレンズによりカップリングし、対物レンズに
より光記録媒体の記録面に集光し、情報の記録・再生・
消去の1以上を行う光ピックアップにおいて、請求項1
〜13の任意の1に記載のカップリングレンズを用いる
ことを特徴とする(請求項14)。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の光ピックアッ
プの実施の1形態を模式的に示している。光源である半
導体レーザ101からの発散性の光束は、カップリング
レンズ102により以後の光学系に適合した光束形態と
され、偏光ビームスプリッタ103と1/4波長板10
4を透過し、偏向プリズム105により光路を屈曲され
て対物レンズ106に入射し、対物レンズ106の作用
により集束光束となり、CD(コンパクトディスク)や
DVD(デジタルビデオディスク)等の光記録媒体10
7に入射し、光記録媒体107の基板を透過して記録面
上に光スポットとして集光する。光記録媒体107は光
スポットによりトラック上を走査され、情報を記録さ
れ、あるいは再生され、あるいは情報の消去を行われ
る。記録面により反射された光束は「戻り光束」とな
り、対物レンズ106を透過し、偏向プリズム105に
より反射され、1/4波長板104を透過する。この段
階で光束は1/4波長板104を往復2回透過したこと
になり、偏光面が当初の方向から90度旋回する。従っ
て、偏光ビームスプリッタ103に入射した戻り光束
は、偏光ビームスプリッタ103により反射される。こ
の反射光束はアナモフィックな集光レンズ108により
非点収差を与えられた集光光束となり、受光部109に
入射する。受光部109は受光面が4分割されており、
各受光面から得られる受光信号に基づき、情報信号(情
報の再生を行うとき)やサーボ信号(非点収差法による
フォーカシング信号、プッシュプル法等によるトラッキ
ング信号)が得られる。このサーボ信号に基づき、フォ
ーカシング、トラッキング等が実行される。光源の光量
に余裕があるときには、偏向ビームスプリッタに代えて
通常のビームスプリッタを用いることができ、その場合
には、1/4波長板は不要である。即ち、図1に示す光
ピックアップは、半導体レーザ101からの発散性の光
束をカップリングレンズ102によりカップリングし、
対物レンズ106により光記録媒体107の記録面に集
光し、情報の記録・再生・消去の1以上を行う光ピック
アップである。勿論、この発明の光ピックアップは、図
1以外の構成も可能であるし、フォーカシング信号やト
ラッキング信号を得る方式も、公知の適宜のものを利用
することができる。さて、カップリングレンズ102
は、半導体レーザ101からの発散性の光束を以後の光
学系にカップリングするために、上記発散性の光束を
「以後の光学系に適した光束形態」に変換するものであ
り、所望のカップリング機能を発揮させるためには、極
めて高精度の位置調整を必要とする。この高精度の位置
調整を容易に実行するため、光ピックアップのカップリ
ングレンズ102として、請求項1〜13の任意の1に
記載のカップリングレンズが用いられる(請求項1
4)。
【0008】以下、カップリングレンズの実施の形態を
説明する。図2に、カップリングレンズの実施の3形態
を示す。図2(a),(b),(c)に示す3種のカッ
プリングレンズ10,11,12は、何れも、半導体レ
ーザからの発散性の光束をカップリングするカップリン
グレンズであって、入射側面と射出側面に挾まれた周面
部に、位置調整用の孔が1以上、有効光束を遮蔽しない
深さに設けられている(請求項1)。即ち、図2(a)
に示すカップリングレンズ10は、周面部に位置調整用
の孔10aが設けられている。(b)に示すカップリン
グレンズ11の周面には、位置調整用の2つの孔11
a,11bが設けられ、(c)に示すカップリングレン
ズ12には、位置調整用の4つの孔12a,12b,1
2c,12dが設けられている。これらの孔10a,1
1a,11b,12a,12b,12c,12dは、カ
ップリングレンズ10,11,12の周面に直接に孔と
して形成されているので、この孔が、カップリングレン
ズを透過する有効光束周辺部を遮光しないように、各孔
の深さは「有効光束を遮蔽しない深さ」でなければなら
ない。また、図2(b),(c)に示されたカップリン
グレンズ11,12は、位置調整用の複数の孔を有する
が、これら複数の孔は「光軸を対称軸として軸対称」に
形成されている(請求項5)。このように、位置調整用
の複数の孔を光軸を対称軸として軸対称に配置すること
には、以下の如き技術的意義がある。即ち、位置調整用
の孔による応力は、カップリング作用を受ける光束の波
面劣化の原因となるが、位置調整用の孔の配置が光軸に
対して軸対称になっていれば、波面の劣化は光軸回りに
対称に分散・軽減され、大きな波面劣化が発生するのを
抑制することができる。
【0009】図3に、カップリングレンズの実施の他の
3形態を示す。図3(a),(b),(c)に示す3種
のカップリングレンズ13,14,15は、何れも、半
導体レーザからの発散性の光束をカップリングするカッ
プリングレンズであって、入射側面と射出側面に挾まれ
た周面部に、位置調整用の孔が1以上、有効光束を遮蔽
しない深さに設けられている(請求項1)。図3(a)
に示すカップリングレンズ10は、周面部に位置調整用
の孔13aが設けられている。(b)に示すカップリン
グレンズ14の周面には、位置調整用の孔14aが設け
られ、(c)に示すカップリングレンズ15には、位置
調整用の孔15aが設けられている。これらの孔13
a,14a,15aが、カップリングレンズを透過する
有効光束周辺部を遮光しないように、各孔の深さは「有
効光束を遮蔽しない深さ」に設定されていることはいう
までもない。図3(a),(b),(c)に示す位置調
整用の孔13a,14a,15aは何れも「長孔」であ
る(請求項2)。長孔14a,15aは、長手方向が光
軸に平行な方向であり(請求項3)、長孔13aは、長
手方向が、光軸に直交する方向である(請求項4)。長
孔の長手方向の端部は、長孔13a,14aのように、
長手方向に交わる平面状でもよいし、長孔15aのよう
に「丸められて」いてもよい。
【0010】図4に示す実施の2形態において、カップ
リングレンズ16には、位置調整用の孔として、光軸に
直交する方向に長い2つの長孔16a,16bが形成さ
れ、カップリングレンズ17には、位置調整用の孔17
a,17b,17c,17dが形成されている。長孔1
6a,16b、孔17a,17b,17c,17dは
「光軸を対称軸として軸対称」に形成されており(請求
項5)、図2のカップリングレンズ12,13のように
「大きな波面劣化の発生を抑制する」ことができる。な
お、位置調整用の孔を複数個、光軸対称に設ける場合、
孔の数は、上に例示した偶数個(2個、4個)に限ら
ず、奇数個でもよい。図5に示す実施の形態において、
カップリングレンズ18には、入射側面と射出側面に挾
まれた周面部に、位置調整用の溝18aが、有効光束を
遮蔽しない深さで、上記周面部を1周して設けられてい
る(請求項6)。このように、位置調整用の溝18a
が、レンズ周面部を1周するようにすると、上述の「波
面劣化の抑制」の効果をさらに高めることができる。
【0011】上に例示した如き、カップリングレンズ
は、レンズ本体に位置調整用の孔や溝が形成されるの
で、その製造方法としては、モールドや射出成形のよう
に「型により成形」する方法が適している(請求項
8)。しかし、型による成形においては、冷却の過程
で、位置調整用の孔や溝の存在により、レンズ内に応力
の不均一が発生しやすく、このような応力の不均一が原
因となって、前述の「波面収差の劣化」が起こる虞れが
あるが、このような波面収差の劣化は、上述の如く、複
数の孔を光軸対称に配置したり、位置調整用の溝を、周
面を1周するように形成することで、抑制・軽減するこ
とができる。また、位置調整用の孔や溝の形成し易さ、
位置調整時におけるレンズの安定性を良さを考慮する
と、カップリングレンズは、上に例示したもののよう
に、レンズの肉厚が、レンズの有効径と略等しか、ある
いはレンズの有効径よりも大きいいことが好ましい(請
求項7)。
【0012】図6〜図8に即して、位置調整用の孔によ
るカップリングレンズの位置調整の方法を説明する。な
お、図6〜図8には、カップリングレンズとして位置調
整用の孔が1つのものを例示するが、位置調整用の孔が
複数個あるものでも調整方法は同様である。図6〜図8
においてカップリングレンズは、いずれも図示されない
保持部に保持された状態を示している。図6に示すカッ
プリングレンズ10は、図2(a)に示したのと同様の
ものであり、この例では光学作用が光軸対称なものであ
る。従って、位置調整は光軸方向の位置調整である。カ
ップリングレンズ10は、図示されないハウジングの保
持部(光軸方向を長手方向とする断面V字状の溝)にセ
ットされている。この状態で、調整ピン50の先端部を
孔10aに差し込み、調整ピン50を光軸方向へ変位さ
せる。すると、カップリングレンズ10は保持部の2面
の溝壁に当接して光軸方向を保ちつつ光軸方向へ変位す
る。この変位を利用して光軸方向の位置調整を行う。も
し、カップリングレンズ10がアナモフィックなレンズ
で、光軸回りの位置調整をも行う必要がある場合には、
調整ピン50を光軸直交方向へ変位させ、カップリング
レンズ10を光軸の回りに回転させて調整を行えばよ
い。
【0013】図6に示すカップリングレンズ13は、図
3(a)に示したのと同様のものであって、周面部に位
置調整用の長孔13aが、長手方向を光軸直交方向にし
て形成されている。この例においては、カップリングレ
ンズ13の光学作用は光軸対称であって、位置調整は光
軸方向に行われる。カップリングレンズ13は上記と同
様のハウジングの保持部に保持され、光軸方向を保った
まま、光軸方向に変位可能である。位置調整には調整具
60を用いる。調整具60は先端部に偏心ピン61を有
する。偏心ピン61を長孔13aに差し込み、調整具6
0を揺動させると、カップリングレンズ13を光軸方向
へ前後に変位させることができるので、これを利用して
光軸方向の位置調整を行うことができる。勿論、長孔1
3aに図6に示すような調整ピンを差し込み、光軸方向
あるいは光軸回りの位置調整を行う用にすることも可能
である。なお、図5に示すカップリングレンズ18の場
合にも、図7に示すのと同様の方法で光軸方向の位置調
整が可能であることは容易に理解されるであろう。図8
に示すカップリングレンズ15は、図3(c)に示した
のと同様のものであって、周面部に位置調整用の長孔1
5aが、長手方向を光軸方向にして形成されている。こ
の例においては、カップリングレンズ13の光学作用は
光軸対称でなく、位置調整は光軸回りに行われる。カッ
プリングレンズ15は上記と同様のハウジングの保持部
に保持され、光軸方向を保ったまま、光軸回りに回転可
能である。位置調整には調整具60を用いる。偏心ピン
61を長孔15aに差し込み、調整具60を揺動させる
と、カップリングレンズ15を光軸回りに揺動的に変位
させることができるので、これを利用して光軸まわりの
位置調整を行うことができる。勿論、長孔13aに図6
に示すような調整ピンを差し込み、光軸方向あるいは光
軸回りの位置調整を行う用にすることも可能である。ア
ナモフィックなカップリングレンズでは、光軸方向と光
軸回りでの位置調整が必要となるから、このような場合
に、長孔13aと長孔15aのように、光軸方向に長い
長孔と、光軸直交方向に長い長孔と、あるいは、光軸方
向に長い長孔もしくは孔と、周面を1周する溝とを、同
一のカップリングレンズに形成してもよい。孔や長孔に
近傍の応力に起因する波面収差の劣化を防ぐ観点から
は、孔や長孔の数を複数にし、これらを光軸対称に配置
することが好ましい。
【0014】図9に示すカップリングレンズは、半導体
レーザからの発散性の光束をカップリングするカップリ
ングレンズであって、光軸対称な光学作用を持つ光軸対
称レンズ部分21と、光軸に直交するとともに互いに直
交する2方向に異なる光学作用を持つアナモフィックレ
ンズ部分20とにより構成され、光軸対称レンズ部分2
1とアナモフィックレンズ部分20とにより、アナモフ
ィックな光学作用を実現するように構成されている。光
軸対称レンズ部分21には、その周面に、光軸方向の位
置調整用の溝21aが有効光束を遮蔽しない深さで設け
られ、アナモフィックレンズ部分20には、その周面
に、光軸回りの位置を調整するための1以上の孔20a
(この例では1個であるが複数個でもよい)が、有効光
束を遮蔽しない深さで設けられている。調整具60Bの
偏心ピン61Bを溝21aに差し込み、調整具60Bの
揺動により、光軸対称レンズ部分21の光軸方向の位置
調整を行い、調整具60Aの偏心ピン61Aを溝21a
に差し込み、調整具60Aの揺動により、光軸対称レン
ズ部分21の光軸回りの位置調整を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、具体的な実施例を2例挙げる。 実施例1 実施例1のカップリングレンズは、光学作用が「光軸対
称なコリメート作用」であるものである(請求項9,1
1)。このカップリングレンズは、有効径:5mm、レ
ンズ外径:6mmであり、肉厚:6.5mmのものであ
る。即ち、肉厚がレンズの有効径と略等しい(請求項
7)。各面は「共軸非球面」であり、光軸方向をz軸、
光軸に直交する方向(レンズ半径方向)をy方向とし
て、近軸曲率半径をR、円錐定数をK、高次の非球面係
数をA4,A6,A8,A10,...として周知の共軸非
球面の式: z=(y2/R)/[1+√{1−(1+K)(y/R)2}] A44+A66+A88+A1010+.... で表される。レンズデータは以下の通りである。
【0016】 波長:635nmの光に対する屈折率:N=1.587007 中心肉厚:6.5mm 第1面(光記録媒体側面) 第2面(光源側面) R(mm) 5.741668 152.586074 K -0.139211 0.0 A4 -0.127712E-3 0.959577E-3 A6 0.587450E-6 0.466988E-4 A8 -0.532542E-6 -0.267950E-4 A10 0.371734E-7 0.573234E-5 上において、例えば「E−6」は「10~6」を意味す
る。このカップリングレンズに平行光束を入射させた場
合の画角(単位:度):0,0.33,0.67,1.
00に対する波面収差は以下の通りであり、性能良好で
ある。 画角(度) 波面収差(波長:λ=635nm) 0.00 0.000 0.33 0.002 0.67 0.008 1.00 0.018 このカップリングレンズを射出成形により形成し、位置
調整用の溝を幅:1.5mm、深さ:1.5mmに形成
し、図1の如き光ピックアップのカップリングレンズ1
02として用い、図9に示す調整具60Bにより光軸方
向の位置調整を行い、極めて容易に精度良く位置調整を
行うことができ、設計通りのコリメート作用を実現で
き、性能良好な光ピックアップを実現できた。図10
に、実施例1のカップリングレンズによるコリメート作
用を示す。符号70がカップリングレンズ、符号80は
半導体レーザの発光部、符号90は半導体レーザのパッ
ケージのカバーガラスを示す。
【0017】実施例2 実施例2のカップリングレンズは、光学作用が「コリメ
ート作用とビーム成形作用」であるものである(請求項
10,11)。即ち、このカップリングレンズは、光軸
に直交し、且つ、互いに直交するx方向とy方向に異な
る焦点距離を有し、x方向の焦点距離:fx=12.5
mm、y方向の焦点距離:fy=30mmであり、半導
体レーザからの発散性の光束をコリメートして平行光束
にするとともに、光束の断面形状を略円形に「ビーム整
形」する(請求項12)。ビーム整形倍率:fy/fx
=2.4倍である。このカップリングレンズは、有効
径:5mm、レンズ外径:6mmであり、肉厚:10.
279495mmである。即ち、肉厚がレンズの有効径
に比して大きい(請求項7)。各面は「非球面」であ
り、光軸方向をz軸、光軸に直交し、互いに直交する2
方向をX,Y方向とするとき、XZ面内の近軸曲率をR
X 、YZ面内の近軸曲率をRY 、XZ面内の円錐定数を
X、YZ面内の円錐定数をKY、円錐形状からの4次,
6次,8次,10次の変形変数の回転対称成分を、それ
ぞれAR,BR,CR,DR、同非回転対称成分をA
P,BP,CP,DPとして、次式: Z=(RX2+RY2)/[1+√{1-(1+KX)RX 22-(1+
Y)RY 22}]+AR[(1-AP)X2+(1+AP)Y2]2+BR[(1-BP)X2+
(1+BP)Y2]3+CR[(1-CP)X2+(1+CP)Y2]4+DR[(1-DP)X2+(1+D
P)Y2]5 で表される。レンズデータ(上記「近軸曲率」に関して
は、その逆数(1/RX,1/RY)の「近軸曲率半径」を与え
る)は以下の通りである。
【0018】波長:635nmの光に対する屈折率:N
=1.580892 中心肉厚:10.279495mm 第1面(光記録媒体側面) 第2面(光源側面) 1/RX(mm) 33.82404 -8.21352 1/RY 5.99308 3.337742 KX -36.356613 4.021175 KY 0.344573 0.610610 AR -0.188306E-6 0.127409E-4 BR 0.466281E-10 0.192821E-4 CR -0.696344E-7 0.104807E-8 DR 0.494229E-7 0.251497E-8 AP 0.432827E+2 0.974379E+1 BP -0.543389E+2 -0.562520E+0 CP 0.110217E+1 0.435243E+1 DP 0.100758E+0 -0.159287E+1 画角(単位:度):0,0.5,1.00(入射瞳径:
4.0mm)に対する波面収差は以下の通りである。 画角(度) 波面収差(波長:λ=635nm) X方向 Y方向 0.00 0.011 0.011 0.5 0.022 0.008 1.00 0.041 0.043 図1に示す光ピックアップのカップリングレンズ102
として、このレンズを用い、対物レンズとして両面が共
軸非球面(前述の共軸非球面の式で表される)で、以下
のデータを有するものとを組み合わせた。 波長:635nmの光に対する屈折率:N=1.726
592 中心肉厚:1.5mm 第1面(光源側面) 第2面(光記録媒体側面) R(mm) 2.04808 124.76465 K -1.035674 -10310.38073 A4 0.800204E-2 0.283724E-2 A6 0.545642E-4 -0.164780E-2 A8 0.312394E-3 0.724141E-3 A10 -0.242959E-3 -0.162198E-3 A12 0.868334E-4 A14 -0.121603E-4 この対物レンズによる集束光束を、基板厚さ:0.6m
mのDVDの記録面に集光させたときの、XZ断面を図
11に、YZ断面を図12に示す。符号71がカップリ
ングレンズ、符号73は対物レンズ、符号75はDVD
の基板を示している。波長:λ=635nmの光源に対
し、記録面上の光スポットにおける波面収差は軸上で
0.003λであり、回折限界の光スポットを得るには
十分な波面収差である。このカップリングレンズを射出
成形により形成し、位置調整用の溝を幅:1.5mm、
深さ:1.5mmで周面を1周するように形成し、ま
た、図3(b)に示す如き光軸方向に長い長孔14a
を、幅:1.5mm、深さ:1.5mmに形成し、図9
に示す調整具60Bにより光軸方向の位置調整を行い、
調整具60Aにより光軸回りの位置調整を行い、極めて
容易に精度良く位置調整を行うことができ、設計通りの
コリメート作用・ビーム整形作用を実現でき、性能良好
な光ピックアップを実現できた。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規なカップリングレンズと光ピックアップを実現で
きる。この発明のカップリングレンズは、レンズ周面に
位置調整用の孔もしくは溝を有するので、レンズセルを
用いること無く、光軸方向および/または光軸回りの位
置調整を極めて容易且つ確実に実現でき、半導体レーザ
に対する設計上のカップリング作用を実現することがで
きる。この発明の光ピックアップは上記カップリングレ
ンズを用いることにより、設計上の良好な光学特性を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ピックアップの実施の1形態を説
明するための図である。
【図2】この発明のカップリングレンズの実施の形態を
3例示す図である。
【図3】この発明のカップリングレンズの実施の別形態
を3例示す図である。
【図4】この発明のカップリングレンズの実施の他の形
態を2例示す図である。
【図5】この発明のカップリングレンズの実施の他の形
態を示す図である。
【図6】図2(a)に示すカップリングレンズの光軸方
向の位置調整方法を説明する図である。
【図7】図3(a)に示すカップリングレンズの光軸方
向の位置調整方法を説明する図である。
【図8】図3(c)に示すカップリングレンズの光軸回
りの位置調整方法を説明する図である。
【図9】請求項13記載のカップリングレンズと、その
位置調整方法を説明するための図である。
【図10】実施例1のカップリングレンズのレンズ作用
を示す図である。
【図11】実施例2のカップリングレンズのXZ面内の
レンズ作用を説明するための図である。
【図12】実施例2のカップリングレンズのYZ面内の
レンズ作用を説明するための図である。
【符号の説明】
10 カップリングレンズ 10a 位置調整用の孔

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザからの発散性の光束をカップ
    リングするカップリングレンズにおいて、 入射側面と射出側面に挾まれた周面部に、位置調整用の
    孔が1以上、有効光束を遮蔽しない深さに設けられたこ
    とを特徴とするカップリングレンズ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカップリングレンズにおい
    て、 位置調整用の孔が長孔であることを特徴とするカップリ
    ングレンズ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のカップリングレンズにおい
    て、 位置調整用の長孔の長手方向が光軸に平行な方向である
    ことを特徴とするカップリングレンズ。
  4. 【請求項4】請求項2記載のカップリングレンズにおい
    て、 位置調整用の長孔の長手方向が、光軸に直交する方向で
    あることを特徴とするカップリングレンズ。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の任意の1に記載のカップリ
    ングレンズにおいて、 位置調整用の孔が複数個あり、これら複数個の孔が光軸
    を対称軸として軸対称に形成されていることを特徴とす
    るカップリングレンズ。
  6. 【請求項6】半導体レーザからの発散性の光束をカップ
    リングするカップリングレンズにおいて、 入射側面と射出側面に挾まれた周面部に、位置調整用の
    溝が、有効光束を遮蔽しない深さで、上記周面部を1周
    して設けられたことを特徴とするカップリングレンズ。
  7. 【請求項7】請求項1〜6の任意の1に記載のカップリ
    ングレンズにおいて、 肉厚が、レンズの有効径と略等しいか、上記有効径より
    大なることを特徴とするカップリングレンズ。
  8. 【請求項8】請求項1〜9の任意の1に記載のカップリ
    ングレンズにおいて、 型により成形されることを特徴とするカップリングレン
    ズ。
  9. 【請求項9】請求項1〜8の任意の1に記載のカップリ
    ングレンズにおいて、 光学作用が光軸対称であることを特徴とするカップリン
    グレンズ。
  10. 【請求項10】請求項1〜8の任意の1に記載のカップ
    リングレンズにおいて、 光軸に直交するとともに互いに直交する2方向に異なる
    焦点距離を有することを特徴とするカップリングレン
    ズ。
  11. 【請求項11】請求項9記載のカップリングレンズにお
    いて、 レンズの光学作用がコリメート作用であることを特徴と
    するカップリングレンズ。
  12. 【請求項12】請求項10記載のカップリングレンズに
    おいて、 互いに直交する2方向の異なる焦点距離を、半導体レー
    ザからの発散性の光束が、光束断面形状が円形に近い平
    行光束に変換されるように設定されたことを特徴とする
    カップリングレンズ。
  13. 【請求項13】半導体レーザからの発散性の光束をカッ
    プリングするカップリングレンズにおいて、 光軸対称な光学作用を持つ光軸対称レンズ部分と、光軸
    に直交するとともに互いに直交する2方向に異なる光学
    作用を持つアナモフィックレンズ部分とにより構成さ
    れ、 上記光軸対称レンズ部分とアナモフィックレンズ部分と
    により、アナモフィックな光学作用を実現するように構
    成され、 上記光軸対称レンズ部分には、その周面に、光軸方向の
    位置調整用の1以上の孔、もしくは光軸方向の位置調整
    用の溝が、有効光束を遮蔽しない深さで設けられ、 上記アナモフィックレンズ部分には、その周面に、光軸
    回りの位置を調整するための1以上の孔が、有効光束を
    遮蔽しない深さで設けられていることを特徴とするカッ
    プリングレンズ。
  14. 【請求項14】半導体レーザからの発散性の光束をカッ
    プリングレンズによりカップリングし、対物レンズによ
    り光記録媒体の記録面に集光し、情報の記録・再生・消
    去の1以上を行う光ピックアップにおいて、 請求項1〜13の任意の1に記載のカップリングレンズ
    を用いることを特徴とする光ピックアップ。
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JP2007200489A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Konica Minolta Opto Inc 光ピックアップ装置

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