JP2000186923A - 形状認識装置及び作業処理装置 - Google Patents

形状認識装置及び作業処理装置

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JP2000186923A
JP2000186923A JP10364495A JP36449598A JP2000186923A JP 2000186923 A JP2000186923 A JP 2000186923A JP 10364495 A JP10364495 A JP 10364495A JP 36449598 A JP36449598 A JP 36449598A JP 2000186923 A JP2000186923 A JP 2000186923A
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steel material
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shape
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imaging
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JP10364495A
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Ryuzo Yamada
龍三 山田
Naoyuki Makino
直幸 牧野
Tsutomu Kojima
勉 小島
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触で、鋼材等の材料の形状を正確に認識
して作業を行うことができる形状認識装置及び作業処理
装置を提供すること。 【解決手段】 鋼材1は、トランスファー3上に載置さ
れて搬送され、トランスファー3に沿って、形状認識装
置5及び印字装置7が配置されている。形状認識装置5
は、鋼材1の3次元形状を認識する装置であり、鋼材1
を異なる3方向から撮像するために、第1〜第3撮像装
置11〜13を備えている。また、鋼材1にはハロゲン
光が照射され、第1〜第3撮像装置11〜13には、鋼
材1から発生する光を遮るフィルタが配置されている。
第1撮像装置11は、鋼材1の端面(A端面)1aを撮
像し、第2撮像装置12は、鋼材1の1つの側面1b
(B側面)側から鋼材1の先端部近傍を撮像し、第3撮
像装置13は、鋼材1のB側面1bと隣合う側面1c
(C側面)の先端部近傍を撮像する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば熱間鋼材等
の材料に、バリ取り、ロボットのハンドリング、マーク
ング等の各種の作業を行う場合に、材料の形状を認識し
て作業を行う形状認識装置及び作業処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば熱間鋼材の端部に、バ
リ取り、ロボットのハンドリング、マーキング(印字)
などの処理を行う場合には、搬送ライン或はオフライン
の定位置に鋼材を停止させて処理を行っていた。
【0003】例えば、バリ取りを行う場合には、定位置
に停止させた鋼材に対して、バリ取り装置によりグライ
ンダーを駆動してバリ取りを行っていた。この場合に
は、バリ取り装置の先端に接触式のセンサ等を設け、こ
のセンサ等により鋼材との距離を測って、正確にバリ取
りの処理を行っていた。
【0004】また、例えば、鋼材の種類等を識別するた
めに、鋼材の端面にマーキングを行う場合には、マーキ
ング装置と鋼材との距離を接触式のセンサを用いて測定
し、マーキングに適切な位置までマーキング装置を移動
させる技術が提案されている(特許第2626506号
参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した方
法において、接触式のセンサを使用する場合には、鋼材
に直接にセンサが接触するので、センサが破損し易いと
いう問題があった。この対策として、非接触式のセンサ
を用いる方法が研究されているが、実用に耐えるものが
開発されていないのが現状である。
【0006】本発明は前記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、非接触で、鋼材等の材料の
形状を正確に認識して作業を行うことができる形状認識
装置及び作業処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】(1)
前記目的を達成するための請求項1の発明は、作業対象
である材料の3次元形状を認識する形状認識装置であっ
て、前記材料の3次元形状を認識可能な3方向から該材
料を撮像する第1撮像装置、第2撮像装置、及び第3撮
像装置を備え、前記第1〜第3撮像装置により撮像され
た画像情報に基づいて、前記材料の3次元形状を認識す
ることを特徴とする形状認識装置を要旨とする。
【0008】本発明では、材料の3次元形状を認識する
ために、材料を3方向から撮像する。この場合、各撮像
する方向に対応して第1〜第3撮像装置が配置されてい
るので、これらの各撮像装置により撮像した各画像情報
に基づいて材料の3次元形状を認識する。
【0009】この3方向としては、材料の3次元方向を
認識できればよく、例えばXYZ方向が挙げられるが、
これに限らず、XYZ方向からずれていてもよい。例え
ば、ZYX方向から撮像すると、ある方向にて隣の材料
が多く写ってしまうような場合には、隣の材料があまり
写らない様に、適宜、撮像の方向を変更することが望ま
しい。
【0010】(2)請求項2の発明は、前記3方向が、
XYZ方向であることを特徴とする前記請求項1に記載
の形状認識装置を要旨とする。本発明は、撮像する方向
を例示したものである。ここでは、XYZの直交する3
軸の方向から撮像するので、材料の3次元形状を正確に
認識することが可能である。
【0011】(3)請求項3の発明は、前記材料が四角
柱であり、前記各撮像装置により、前記材料の一方の端
面、1つの側面、該側面に隣り合う側面を各々撮像する
ことを特徴とする前記請求項1又は2に記載の形状認識
装置を要旨とする。
【0012】本発明は、材料の形状を例示したものであ
る。ここでは、例えば図1に例示する様に、第1撮像装
置(11)により、材料の一方の端面(A端面1a)を
撮像し、第2撮像装置(12)により、材料の1つの側
面(B側面1b)を撮像し、第3撮像装置(13)によ
り、その側面(1b)と隣り合う側面(C側面1c)を
撮像する。これにより、四角柱の端部の曲がり具合い等
の3次元形状を正確に認識することができる。
【0013】(4)請求項4の発明は、前記材料が、熱
間鋼材であることを特徴とする前記請求項1〜3のいず
れかに記載の形状認識装置を要旨とする。本発明は、材
料の種類を例示したものである。ここでは、材料として
熱間鋼材が挙げられるが、この熱間鋼材は、冷却して完
全に形状が定まっていないので、端部等が曲がっている
可能性がある。よって、熱間鋼材の3次元形状を撮像に
より認識することにより、バリ取りや、ロボットにより
ハンドリング、マーキング等の作業を正確に行うことが
できる。
【0014】ここで、熱間鋼材とは、再結晶温度以上の
状態にある鋼材である。尚、前記材料としては、熱間鋼
材以外に冷間鋼材等が挙げられる。 (5)請求項5の発明は、前記材料が、トランスファー
に載置されて搬送される熱間鋼材であることを特徴とす
る前記請求項4に記載の形状認識装置を要旨とする。
【0015】本発明は、撮像される対象の状態を例示し
ている。多くの熱間鋼材がトランスーに載置されて連続
的に搬送されている場合には、多くの熱間鋼材の3次元
形状を直接に且つ連続的に測定することは容易ではな
い。そこで、上述した様に、3方向から撮像することに
より、その様な搬送状態の熱間鋼材であっても、多くの
熱間鋼材の3次元形状を、正確に且つ連続的に認識する
ことができる。
【0016】(6)請求項6の発明は、前記各撮像装置
には、前記熱間鋼材自身から放射される光の受光を抑制
するフィルタを設けるとともに、前記熱間鋼材に所定の
照明を当てて、その反射光により撮像することを特徴と
する前記請求項4又は5に記載の形状認識装置を要旨と
する。
【0017】熱間鋼材は、高温であるので自ら光を放射
している。そのため、そのまま熱間鋼材を撮像した場
合、特に熱間鋼材の端部が曲がっているときには、3次
元形状を正確に認識できない場合がある。例えば図5の
様に曲がっている場合には、その端面(A端面1a)と
側面(B側面1b)との区別ができないことがある。
【0018】そこで、本発明では、熱間鋼材自身から放
射される光を抑制(例えばカット)するフィルタを各撮
像装置(例えばレンズの前方等)に取り付けるのであ
る。そして、熱間鋼材に対して、例えばハロゲン灯の照
明の様な所定の照明(即ち熱間鋼材から放射される光と
は異なる光)を熱間鋼材に当てて、その反射光により撮
像を行うのである。これにより、熱間鋼材であっても、
一層正確に3次元形状を認識することができる。
【0019】(7)請求項7の発明は、前記画像情報に
基づいて、前記材料と所定の作業を行う作業処理装置と
の間隔を認識することを特徴とする前記請求項1〜6の
いずれかに記載の形状認識装置を要旨とする。
【0020】材料を撮像することにより得られる画像情
報から、材料の端部等の位置が分かるので、材料と作業
処理装置との間隔を認識することができる。例えば撮像
装置の位置が決っている場合(例えば固定されている場
合)には、材料の画像が画像全体のどの位置にあるかに
より、材料の位置を正確に認識することができる。一
方、作業処理装置も、例えば印字装置の印字用ノズルが
どの位置にあるかはコンピュータに記憶されているの
で、材料と作業処理装置との間隔を正確に認識できる。
尚、作業処理装置も撮像されている場合には、撮像した
画像から材料と作業処理装置との間隔を認識してもよ
い。
【0021】(8)請求項8の発明は、前記請求項1〜
7のいずれかに記載した形状認識装置により、前記材料
と所定の作業を行う作業処理装置(例えば作業を行うヘ
ッド部)との間隔を認識した場合には、前記材料と前記
作業処理装置(例えばヘッド部)との間隔が作業を行う
のに適切な間隔となる様に、前記作業処理装置(例えば
ヘッド部)を移動させることを特徴とする作業制御装置
を要旨とする。
【0022】材料と作業処理装置との間隔を認識した場
合、例えば印字用ノズルと熱間鋼材の端面との間隔を認
識した場合には、正確な印字が可能な様に、印字用ノズ
ルを最適な位置に移動させる。これにより、明瞭な文字
が形成される。同様に、他の作業処理装置においても、
実際に作業を行うヘッド部を適切な距離に移動させるこ
とにより、確実に作業を行うことができる。
【0023】尚、上述した作業処理装置により行われる
作業としては、マーキング、バリ取り、ロボットのハン
ドリングが挙げられる。また、作業処理装置により作業
を行なう際には、通常は作業処理装置のヘッド部により
作業が行われるが、このヘッド部としては、マーキング
を行う印字用ヘッド、バリ取りを行うグラインダー、鋼
材等をつかむロボットのアーム等が挙げられる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形状認識装置及び
作業処理装置の実施の形態の例(実施例)を、図面を参
照して説明する。 (実施例)本実施例は、熱間鋼材の端部を撮像し、その
3次元形状を認識して、熱間鋼材の端面に正確にマーキ
ング(印字)を行うものであり、ここで用いる形状認識
装置及び作業処理装置(具体的には印字装置)は、1つ
のコンピュータにより制御されて総合的なシステムとし
て機能する。
【0025】a)まず、形状認識装置及び印字装置のシ
ステム全体を説明する。図1はシステム全体を鋼材の端
面側から見た状態を示し、図2はシステム全体を鋼材の
上面側から見た状態を示している。図1及び図2に示す
様に、本実施例における撮像対象である例えばSUS鋼
の熱間鋼材(以下単に鋼材とも記す)1は、150mm
角の長尺の四角柱であり、トランスファー3上に載置さ
れて搬送される。そして、このトランスファー3に沿っ
て、形状認識装置5及び印字装置7の主要部分が配置さ
れている。以下、各構成について説明する。
【0026】前記トランスファー3とは、上部に多数
の凹状の保持部3aを備えた長尺の装置であり、トラン
スファー3は、鋼材1を載置した状態で(図1の右側
に)搬送するとともに、適切なタイミングで鋼材1を回
転させることにより、鋼材1の曲がりを防止するととも
に冷却を行うものである。尚、トランスファー3は、3
秒間移動すると3秒間停止する動作を繰り返す。
【0027】前記形状認識装置5は、鋼材1の3次元
形状を認識する装置であり、鋼材1を異なる方向から撮
像するために、3台のカメラ、即ち第1〜第3撮像装置
11,12,13を備えている。また、撮像する位置
(撮像位置)に配置された鋼材1に対しては、ハロゲン
灯(図示せず)によりハロゲン光が照射されている。そ
れとともに、前記第1〜第3撮像装置11〜13のレン
ズを覆う様に、鋼材1自身から発生する光を遮るフィル
タ(図示せず)が配置されている。
【0028】これは、高温の鋼材(熱間鋼材)1自身か
ら光が出るので、この光が画像情報に取り込まれると、
鋼材1の形状の認識が困難となるからである。つまり、
鋼材1自身からの光はフィルタで遮断し、鋼材1で反射
したハロゲン光のみを受光することにより、(例えば冷
間鋼材を撮像する様に)明瞭に鋼材1の形状を認識する
ことができる。
【0029】前記第1撮像装置11は、鋼材1の端面
(図1の手前側のA端面)1aを撮像するものであり、
図1の紙面の上下方向に撮像の軸線を合わせ、鋼材1の
A端面1aにレンズを向けている。第2撮像装置12
は、鋼材1の1つの側面1b(B側面)側から、鋼材1
の先端部近傍を撮像するものであり、鋼材1のA端面1
aと平行で、且つ垂線とα(約30゜)だけ図1の左側
にその撮像の軸線が傾けてある。これによりB側面1b
に対して垂直に撮像することができる。
【0030】第3撮像装置13は、鋼材1のB側面1b
と隣合う側面1c(C側面)の先端部近傍を撮像するも
のであり、鋼材1のA端面1aと平行で、且つ垂線とβ
(約60゜)だけ図1の右側にその撮像の軸線が傾けて
ある。従って、第2撮像装置12と第3撮像装置13と
は、約90゜開いている。これによりC側面1cを撮像
することができる。尚、第3撮像装置13の撮像の軸線
がC側面に垂直でないのは、隣合う鋼材1との画像の干
渉(重なり)を避けるためである。
【0031】前記第1〜第3撮像装置11〜13は、画
像処理装置15に接続されており、この画像処理装置1
5には、撮像した画像をチェックするためにモニタ17
が接続されている。また、画像処理装置15で処理され
た画像データ(画像情報)は、パソコン19に送信さ
れ、パソコン19にて処理されるように構成されてい
る。
【0032】前記印字装置7は、トランスファー3上
を搬送される鋼材1のA端面1aに対して、塗料を間欠
的に噴射して、塗料の点(ドット)によって文字の印字
(マーキング)を行うものである。この塗料としては、
鋼材1の表面を腐食させて粗化し付着性を高める塗料、
例えば「2Al+6H3PO4+SiO2」を使用するこ
とができる。
【0033】また、前記印字装置7は、図3に示す様
に、燃料の吐出を行う印字用ノズル21、印字用ノズル
21を文字形状に応じてXY方向(平面方向)に移動さ
せるXYステージ23、XYステージ23を鋼材1のA
端面1aに向けて(Z方向)に移動させる移動機構(図
示せず)、印字用ノズル21の移動の制御及び塗料の吐
出のタイミングを制御するコントローラ25を備えてお
り、このコントローラ25にパソコン19より指令信号
が出力される。
【0034】前記印字用ノズル21には、XYステージ
23を介して、エアパイプ27及び塗料を供給する塗料
用パイプ29が接続され、供給されるエアーによって印
字用ノズル21の先端の吐出口21aから塗料を霧状に
して噴射する(いわゆるエアアトマイズである)。
【0035】この印字用ノズル21は、図1に示す様
に、第1撮像装置11の下流側(図1の右側)に配置さ
れるものであり、撮像直後に印字するために、第1撮像
装置11の隣に配置されている。即ち、トランスファー
3の各保持部3aには各鋼材1が配置されるので、印字
用ノズル21は、第1撮像装置11とは1つの保持部3
a分だけ離れて配置されている。
【0036】尚、前記パソコン19には、トランスファ
ー3の静止状態を、トランスファー3を駆動するモータ
(図示せず)の駆動状態から検出する停止確認センサ3
1と、撮像する対象である鋼材1が第1撮像装置11の
正面にあるかどうかを検出する第1赤外線センサ31
と、印字する対象である鋼材1が印字用バルブ21の正
面にあるかどうかを検出する第2赤外線センサ33とが
接続されている。
【0037】b)次に、上述したシステムの動作を説明
する。本実施例においては、材料管理装置等の動作の制
御は、パソコン7により制御されている。 (i)図1に示す様に、既に圧延加工等を施された複数の
鋼材1は、トランスファー3上に載置されて搬送され
る。
【0038】(ii)次に、トランスファー3によって鋼材
1が撮像位置に搬送されたか否かを、第1赤外線センサ
33により確認する。この印字位置とは、第1撮像装置
11のレンズの正面に鋼材1のA端面1aがきた(図1
に示す)位置であり、ここでは、鋼材1に対して(特に
端部及びその周辺に)、ハロゲン光が照射されている。
【0039】(iii)次に、停止確認センサ31により、
トランスファー3が一旦停止したか否かを確認する。こ
れは、鋼材1が静止した時に撮像を行うことにより、正
確な画像を得るためである。 (iv)そして、鋼材1が停止した場合には、第1〜第3撮
像装置11〜13により、鋼材1の3次元形状の認識の
ための撮像を行う。尚、常時、撮像している場合には、
このタイミングで撮像した画像を、鋼材1の3次元形状
を認識する画像として採用することを意味する。
【0040】従って、第1撮像装置11で撮像された画
像は、図4(a)に示す様に、鋼材1のA端面1aが撮
像されたものとなる。また、第2撮像装置12で撮像さ
れた画像は、図4(b)に示す様に、鋼材1のB側面1
bが撮像されたものとなる。第3撮像装置13で撮像さ
れた画像は、図4(c)に示す様に、鋼材1の主として
C側面1cが撮像されたものとなる。尚、図4の画像で
は、説明のために隣りの鋼材1等を除いて示している。
【0041】(v)そして、第1〜第3撮像装置11〜1
3により撮像された画像情報は、画像処理装置15に送
られて、撮像した材料(鋼材1)の形状の認識のための
処理が行われる。例えば図4に示す様な各方向(3方
向)から撮像した画像を、明暗により2値化して、鋼材
1の形状及び位置が明瞭に認識できるように処理する。
【0042】(vi)この処理された画像情報は、パソコン
19に送られ、パソコン19により、印字作業に必要な
各種の演算等が行われる。例えば図4(b)の様な画像
が得られた場合には、鋼材1のA端面1aの位置が認識
できるので、印字用ノズル21の所定の待機位置からど
れくらいの間隔(実間隔)があるかが分かる。従って、
その場合は、後の印字のためにその実間隔を演算すると
ともに、実間隔が最適な印字のための間隔(目標間隔)
からどれくらい離れているかも演算する。
【0043】また、例えば図4(b),(c)の様な画
像が得られた場合には、鋼材1の端部が曲がっていない
ことが認識できる。一方、図5に示す様に、鋼材1が曲
がっている場合には、曲がっていること、及びそれによ
り鋼材1のA端面1aがどの様な位置にあるかが認識で
きる。
【0044】(vii)次に、再度トランスファー3が移動
を開始し、1つの保持部3a分だけ隣に移動する。 (viii)次に、トランスファー3によって鋼材1が印字位
置に搬送されたか否かを、第2赤外線センサ35により
確認する。この印字位置とは、印字用ノズル21の正面
に鋼材1のA端面1aがきた位置である。
【0045】(ix)次に、停止確認センサ31により、ト
ランスファー3が一旦停止したか否かを確認する。これ
は、鋼材1が静止した時に印字を行うことにより、正確
な文字を形成するためである。 (x)そして、鋼材1が停止した場合には、印字用ノズル
21と鋼材1のA端面1aとの距離が目標間隔となる様
に、印字用ノズル21をZ方向の前又は後ろに移動させ
る。
【0046】つまり、鋼材1はトランスファー3により
隣に平行移動しただけであり、前記撮像位置及び印字位
置において、鋼材1のA端面1aと印字用ノズル21と
の実間隔は同じであるので、実間隔と目標間隔との差を
求め、その差の分だけ印字用ノズル21をZ方向に移動
させるのである。
【0047】(xi)次に、印字用ノズル21を、印字する
文字の形状に合わせてXY方向に移動させるとともに、
吐出口21aから塗料を間欠的に噴射して、塗料による
点(ドット)を連続的に形成する。これにより、点描に
よる文字が形成される。この様に、本実施例では、鋼材
1の端部を3方向から撮像し、その画像情報に基づいて
鋼材1の3次元形状を認識することができる。
【0048】また、本実施例では、鋼材1のA端面1a
の位置がどのにあるかを、画像情報に基づいて、非接触
により認識できる。よって、接触式のセンサが不要であ
るので、当然ながらセンサの破損は生じない。特に、A
端面1aの位置が分かるので、A端面1aの位置に合わ
せて、印字用ノズル21を移動させることにより、A端
面1aに対して明瞭な印字を行うことができる。
【0049】例えば図5(b)に示す様に、鋼材1の端
部が曲がっている場合には、図5(a)に示す様に、鋼
材1をA端面1a側から撮像した画像だけから判断する
と、A端面1aとB側面1bとの区別が明瞭でないこと
がある。よって、この図5(a)の四角形の画像全体を
A端面1aであると誤認識した場合には、四角形の画像
の中央に印字してしまい、結果として、A端面1aでは
なくB側面1bに塗料を吐出して、印字が不可能になっ
てしまう。
【0050】それに対して、本実施例では、例えば図5
(b)の様な画像を得ることにより、鋼材1の3次元形
状を正確に認識できるので、例えば図5(a)の画像に
おいて、下半分の画像がA端面1aを示すものであると
正確に認識できる。よって、この認識した結果に基づい
て、印字用ノズル21を最適な位置に移動させることに
より、印字を行うことが可能となる。尚、印字が不可能
な場合には、印字が不可能であることを例えばフラグを
立てて示せばよいので、印字できない場合に、印字した
と記憶されるような不都合は生じない。
【0051】また、本実施例では、画像情報に基づい
て、鋼材1の3次元形状やそのA端面1aの位置を認識
するので、多数の鋼材1が搬送される場合であっても、
連続的な処理が可能であり、その作業能力が高いという
利点がある。尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
【0052】例えば、作業対象である材料が、円柱又は
四角柱以外の角柱等であっても実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の形状認識装置及び印字装置を含むシ
ステム全体を示す概略構成図である。
【図2】 実施例のシステムを上方から見た状態を示す
説明図である。
【図3】 実施例の印字装置等を鋼材の側面側から見た
説明図である。
【図4】 撮像した画像を示し、(a)は第1撮像装置
による画像を示す説明図、(b)は第2撮像装置による
画像を示す説明図、(c)は第3撮像装置による画像を
示す説明図である。
【図5】 撮像した画像を示し、(a)は曲がった鋼材
のA端面等を示す説明図、(b)は曲がった鋼材のC側
面を示す説明図である。
【符号の説明】
1…熱間鋼材(鋼材) 1a…A端面 1b…B側面 1c…C側面 3…トランスファー 5…形状認識装置 7…印字装置 11…第1撮像装置(カメラ) 12…第2撮像装置(カメラ) 13…第2撮像装置(カメラ) 15…画像処理装置 19…パソコン 21…印字用ノズル 25…コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA02 AA53 BB05 CC00 DD06 FF01 FF04 FF63 FF67 GG02 JJ03 JJ05 JJ07 JJ19 JJ26 LL26 MM03 NN20 PP11 QQ04 QQ31 SS07 5B057 AA17 BA02 BA11 DA11 DB03 DB05 DC02 DC09 DC36

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業対象である材料の3次元形状を認識
    する形状認識装置であって、 前記材料の3次元形状を認識可能な3方向から該材料を
    撮像する第1撮像装置、第2撮像装置、及び第3撮像装
    置を備え、 前記第1〜第3撮像装置により撮像された画像情報に基
    づいて、前記材料の3次元形状を認識することを特徴と
    する形状認識装置。
  2. 【請求項2】 前記3方向が、XYZ方向であることを
    特徴とする前記請求項1に記載の形状認識装置。
  3. 【請求項3】 前記材料が四角柱であり、前記各撮像装
    置により、前記材料の一方の端面、1つの側面、該側面
    に隣り合う側面を各々撮像することを特徴とする前記請
    求項1又は2に記載の形状認識装置。
  4. 【請求項4】 前記材料が、熱間鋼材であることを特徴
    とする前記請求項1〜3のいずれかに記載の形状認識装
    置。
  5. 【請求項5】 前記材料が、トランスファーに載置され
    て搬送される熱間鋼材であることを特徴とする前記請求
    項4に記載の形状認識装置。
  6. 【請求項6】 前記各撮像装置には、前記熱間鋼材自身
    から放射される光の受光を抑制するフィルタを設けると
    ともに、前記熱間鋼材に所定の照明を当てて、その反射
    光により撮像することを特徴とする前記請求項4又は5
    に記載の形状認識装置。
  7. 【請求項7】 前記画像情報に基づいて、前記材料と所
    定の作業を行う作業処理装置との間隔を認識することを
    特徴とする前記請求項1〜6のいずれかに記載の形状認
    識装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1〜7のいずれかに記載した
    形状認識装置により、前記材料と所定の作業を行う作業
    処理装置との間隔を認識した場合には、前記材料と前記
    作業処理装置との間隔が作業を行うのに適切な間隔とな
    る様に、前記作業処理装置を移動させることを特徴とす
    る作業制御装置。
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