JP2000186404A - 傾斜屋根の昇降・作業装置と、それに用いる屋根棟跨設部材、ならびに、梯子荷重支承部材の梯子への連結固定構造 - Google Patents

傾斜屋根の昇降・作業装置と、それに用いる屋根棟跨設部材、ならびに、梯子荷重支承部材の梯子への連結固定構造

Info

Publication number
JP2000186404A
JP2000186404A JP10376339A JP37633998A JP2000186404A JP 2000186404 A JP2000186404 A JP 2000186404A JP 10376339 A JP10376339 A JP 10376339A JP 37633998 A JP37633998 A JP 37633998A JP 2000186404 A JP2000186404 A JP 2000186404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladder
roof
ridge
roof ridge
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10376339A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Matsuoka
▲たかし▼ 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUOKA KENKI KK
Original Assignee
MATSUOKA KENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSUOKA KENKI KK filed Critical MATSUOKA KENKI KK
Priority to JP10376339A priority Critical patent/JP2000186404A/ja
Publication of JP2000186404A publication Critical patent/JP2000186404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06CLADDERS
    • E06C1/00Ladders in general
    • E06C1/02Ladders in general with rigid longitudinal member or members
    • E06C1/34Ladders attached to structures, such as windows, cornices, poles, or the like
    • E06C1/345Ladders attached to structures, such as windows, cornices, poles, or the like specially adapted to be installed parallel to the roof surface
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06CLADDERS
    • E06C7/00Component parts, supporting parts, or accessories
    • E06C7/48Ladder heads; Supports for heads of ladders for resting against objects
    • E06C7/488Supports specially adapted to attach a ladder to a ridge of a roof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Ladders (AREA)
  • Movable Scaffolding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜屋根20の昇降や屋根作業が安全にして
能率よくできると共に、傾斜屋根20への装着セットと
外しが簡便にできる傾斜屋根の昇降・作業装置を提供す
る。 【解決手段】 一対の縦枠4の間に足掛桟5を多段状に
横設した通常形態の剛質汎用の梯子2と、梯子2の上端
部分に着脱自在に連結する屋根棟跨設部材3の組合せか
らなり、その屋根棟跨設部材3は、隣接一対の足掛桟5
A・5Bに接合するサイズにして足掛桟5Bを上方から
受け入れて掛け止めするU字フック11を有する梯子係
止フレーム6と、支承アーム9の先端に支承ポイント1
0を有して梯子係止フレーム6と一体となる支承部7か
らなり、交差状をなす梯子フレーム6と支承部7の内側
を屋根棟収納凹所8になした構造からなり、この屋根棟
跨設部材3を屋根棟部21に跨がせて載置セットし、そ
の屋根棟跨設部材3に傾斜屋根20の傾斜方向に敷設し
た梯子2を連結する構造の傾斜屋根の昇降・作業装置1
が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の傾斜屋根に
着脱自在に設置して、傾斜屋根の新築・修理工事のとき
に昇降したり作業を行うのに使用する傾斜屋根の昇降・
作業装置と、それに用いる屋根棟跨設部材、ならびに、
梯子に装着して使用状態の梯子荷重を支承する梯子荷重
支承部材の梯子への連結固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】傾斜屋根の上で行う諸工事は、工事用資
材や用具を持った作業者が傾斜面を昇降したり傾斜面上
で作業を行うので、極めて危険な作業にして、時には滑
りによる転落事故があり、また、例えば間隔が粗い屋根
桟に直接固定されているスレート板屋根の場合は、荷重
を支える屋根桟の中間を踏むと、その踏み荷重によって
「屋根の踏み抜き損壊」を生ずることがある。そして、
そのような危険状態で作業すると、安全確保のための過
度の注意を払うので屋根作業がしづらく非能率になるこ
とが避けられない。
【0003】そこで、以上の傾斜屋根の諸作業を安全に
してやり易くする屋根作業装置として、特開平10ー1
31444号公報に示される公知例があり、「縄ばし
ご」形態の柔軟構造の梯子の先端を、傾斜屋根の頂部か
ら屋根裏空間に差し止めして、その柔軟梯子を屋根の傾
斜面に沿わせて敷設セットし、その梯子を利用して昇降
したり作業できるようにした方法と装置が示されてい
る。
【0004】一方、特許第2779909号・特願平6
ー101932号等の公知例のように、平行一対の剛性
の縦枠の間に、剛性の足掛桟を多段状に横設した通常形
態の剛性の梯子に、建物等へ立て掛けた梯子荷重を担持
させる梯子荷重支承部材(前記公知文献に示される梯子
用アタッチメント)を着脱自在に装着する構造のものが
あり、この梯子荷重支承部材は、付勢ばねに吊したU字
フックと逆U字フックによって上下一対の足掛桟に掛け
止め緊締したり、ターンバックルつきチェーンによって
上下一対の足掛桟に掛け止め緊締する梯子への連結係止
手段を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の公知例の屋根作
業装置は、屋根の斜面に敷設セットする梯子の上端へ連
結した係止部材を、屋根頂部から屋根裏空間へ差し込み
係止するので、既設屋根の修理工事には使用不能にして
新築屋根工事に限定される。そして、屋根傾斜面に敷設
する梯子が「縄ばしご形態」であることから、昇降した
り作業をする作業員が足で踏む桟部材の強い荷重が、個
々の桟部材の集中荷重として屋根面へダイレクトに伝わ
るので、前記の「屋根面踏み抜き損傷」等を生ずるおそ
れがあり、その上、足踏み荷重を受けた桟部材が容易に
動くので、重い作業資材を持った場合等の昇降がしづら
く、昇降性能に欠ける。
【0006】一方、前記従来の梯子荷重支承部材の梯子
への連結係止手段は、構造が複雑にしてコスト高になる
と共に、梯子から外したときのチェーンや付勢ばねつき
U字フックが「ブラブラ」「ガタガタ」するので収納性
や取扱い性が悪く、その上、ターンバックル構造のもの
はターンバックルの緊締・弛緩作業が煩わしいので梯子
への着脱性が悪く、また、付勢ばねつきU字フック構造
のものは緊締力の不足によって、梯子本体に対して「ガ
タガタ」することがあり連結固定性に欠ける。
【0007】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
る「傾斜屋根の昇降・作業装置」と、それに用いる屋根
棟跨設部材、ならびに、梯子荷重支承部材の梯子への連
結固定構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明は「平行一対の剛質の縦枠間に剛質の足掛桟を
多段状に設けた梯子と、該梯子の上端部分に着脱自在に
連結係止する屋根棟跨設部材との組合せからなり、前記
屋根棟跨設部材は、前記足掛桟の連結部を有する梯子係
止フレームとアーム形態の支承部を有して、交差状をな
す前記梯子係止フレームと前記支承部の内側または湾曲
形状の前記支承部の内側を屋根棟収納凹所になし、屋根
棟へ跨設載置した前記屋根棟跨設部材に、傾斜屋根の傾
斜方向に敷設した前記梯子を掛け止め連結する構造を特
徴とする跨設部材型の傾斜屋根の昇降・作業装置」と、
【0009】「平行一対の剛質の縦枠間に剛質の足掛桟
を多段状に設けた梯子と、該梯子の上端部分に着脱自在
に連結係止する屋根棟掛止部材との組合せからなり、前
記屋根棟掛止部材は、前記足掛桟の連結部と、組合せ連
結した前記梯子の上方への回転止めストッパーと、アー
ム形態の屋根棟掛止部を備え、傾斜屋根の傾斜方向に敷
設した前記梯子に組合せ連結した前記屋根棟掛止部材を
屋根棟に掛け止めする構造を特徴とする掛止部材型の傾
斜屋根の昇降・作業装置」と、
【0010】「傾斜屋根に敷設した梯子の上端部分の隣
接一対の足掛桟の下側に接合する形状を有し、かつ、前
記足掛桟を上方から受け入れるU字フックからなる連結
部を有する梯子係止フレームからなる構造を特徴とする
段落0008の傾斜屋根の昇降・作業装置の屋根棟跨設
部材」と、
【0011】「剛質の平行一対の縦枠間に剛質の足掛桟
を多段状に横設した梯子の前記足掛桟に着脱自在に掛け
止め装着して、前記梯子の梯子荷重を支承する梯子荷重
支承部材の前記足掛桟への連結固定構造において、前記
足掛桟を上方から受け入れる左右一対のU字フックと、
該一対のU字フックの中間に設けられて上下調整自在に
して、かつボルト締め緊締手段を有する逆U字フックか
らなり、前記一対のU字フックと前記逆U字フックによ
って単一の前記足掛桟に連結固定する構造を特徴とする
梯子荷重支承部材の梯子への連結固定構造」からなって
いる。
【0012】そして、前記の跨設部材型・掛止部材型の
傾斜屋根の昇降・作業装置の足掛桟の係止部に、前記構
成の連結固定構造を採択する。そして、前記屋根棟跨設
部材は、梯子係止フレームを上下一対の足掛桟に接合す
る形状にしたり、交差状をなす梯子係止フレームと支承
部の交差角を調整ロック可能にする態様が採択される。
【0013】
【作用】以上の構成の本発明の跨設部材型の傾斜屋根の
昇降・作業装置は、傾斜屋根の傾斜方向に敷設した梯子
を、屋根棟に跨設載置した屋根棟跨設部材に連結して屋
根面に装着セットするので、その梯子の足掛桟を作業者
の足踏み桟として利用して屋根面の昇降・作業足場とし
て利用できる。そして、その敷設姿勢の梯子に加わる屋
根面滑り荷重は、屋根棟を跨いでいる屋根棟跨設部材に
よって支承されるので、通常の昇降荷重や作業荷重では
梯子がずれ落ちるおそれはなく、その上、その足掛桟に
加わった踏み荷重は剛質の梯子全体で担持するので、屋
根面の集中荷重がなく前記従来の「屋根面踏み抜き損
壊」が生ずるおそれがないと共に足掛桟が安定している
ので歩き易く、昇降・作業足場として安全かつ有効に機
能する。
【0014】そして、通常形態の汎用梯子を構成部材と
するので、極めて便利にして装置コストも安く、その
上、別体の屋根棟跨設部材を予め屋根棟にセットし、し
かるのち、梯子を屋根面に引き上げて連結組立てセット
できるので、傾斜屋根への装着セットと解体外しがし易
く、かつ、運搬し易いメリットがある。
【0015】そして、前記構成の本発明の屋根棟跨設部
材は、U字フックに梯子の上端部分の足掛桟を掛け止め
するのみで連結組立てできるので、その連結組立てと解
体外しが極めて簡便であり、さらに、梯子係止フレーム
が隣接一対の足掛桟の下面に接合する形状を有するの
で、梯子の滑り荷重によって屋根棟から外れようとする
屋根棟跨設部材の動きを防止し、昇降・作業装置として
安全性安定性が一段と向上する作用がある。
【0016】そして、前記構成の本発明の梯子荷重支承
部材の梯子への連結固定構造は、2個のU字フックと逆
U字フックによって単一の足掛桟へ該梯子荷重支承部材
を連結緊締ロックすることが可能にして連結固定がし易
く、従来の「ブラブラ」「ガタガタ」するチェーン付き
ターンバックルや支承ばね吊設フックが無用になるの
で、構造も簡素にして運搬・格納の取扱いもし易くな
る。
【0017】さらに、前記の掛止部材型の傾斜屋根の昇
降・作業装置は、前記跨設部材型と同一の作用を奏し、
かつ、梯子に連結する掛止部材が単数の足掛桟に連結す
る短小形状で足りるので、前記跨設部材型のものより小
形化・軽量化できる。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、本発明の前記の連結固定構
造と屋根棟跨設部材を備えた本発明一実施例の跨設部材
型の傾斜屋根の昇降・作業装置の一実施例を図1・図2
を参照して説明する。即ち、この実施例の傾斜屋根の昇
降・作業装置1は「剛質長尺バーの平行一対の縦枠4の
間に剛質の足掛桟5を多段状に横設した剛質の通常形態
汎用型の梯子2」と、この梯子2の上端に着脱自在に連
結する「屋根棟跨設部材3」との組合せからなり、この
屋根棟跨設部材3を傾斜屋根20の屋根棟部21に跨設
載置し、そのセット姿勢の屋根棟跨設部材3のU字フッ
ク11に梯子2の上端部分の足掛桟5Bを入れて掛け止
め連結して組合せ、梯子2を傾斜屋根20の傾斜方向に
敷設して屋根上に装着し、その梯子2を屋根工事作業者
の昇降路や工事足場として利用するようになっている。
【0019】詳しくは、屋根棟跨設部材3(以下、単に
跨設部材3という)は、前記構成の本発明の跨設部材の
一実施例のものにして、傾斜屋根20の傾斜方向に敷設
した梯子2の上端部位の隣接一対の足掛桟5A・5Bの
下側に接合するサイズの梯子係止フレーム6(以下、単
に係止フレーム6という)と、平行一対の支承アーム9
の先端にバー形態の支承ポイント10を横設した支承部
7からなり、この係止フレーム6と支承部7の上端部位
が傾斜状に交差して一体化され、その内側が「屋根棟部
21に覆せる屋根棟収納凹所8」に形成されている。
【0020】そして、その係止フレーム6には、以下に
詳述する「本発明の梯子荷重支承部材の梯子への連結固
定構造」の一実施例の緊締固定手段が設けられている。
即ち、その係止フレーム6には、足掛桟5Bを上方から
受け入れる左右一対のU字フック11と、このU字フッ
ク11の中間に設けられて上下調整自在にして、かつ、
その上下位置がボルト締め固定できる逆U字フック12
が設けられ、この一対のU字フック11と逆U字フック
12によって梯子2を跨設部材3に連結して緊締固定す
るようになっている。なお、図中の13は係止フレーム
6と支承アーム9間の補強ステーである。
【0021】そして(図1(B)参照)跨設部材3を傾
斜屋根20の屋根棟部21に跨がせて載置して、係止フ
レーム6を傾斜屋根の斜面に沿わせてセットする。しか
るのち、梯子2を傾斜屋根20に敷設して上端近傍の足
掛桟5BをU字フック11に入れて掛け止め係止し、逆
U字フック12をボルト締め緊締して梯子2と跨設部材
3を固定して屋根上に着脱自在に装着する。そして、そ
の梯子2の足掛桟5を足踏み桟として屋根上を昇降した
り、梯子2に乗ったり腰掛けて屋根作業を行う。
【0022】以上の図1実施例の昇降・作業装置1は、
梯子2上の昇降荷重・作業荷重によって梯子2を傾斜屋
根20の下方へ滑らす荷重Wが生ずるものの、その荷重
Wは分力となって跨設部材3の支承アーム9に伝達され
て、支承ポイント10を屋根棟部21の反対側の屋根面
へ圧接させる圧接荷重Pとなってあらわれるので、梯子
2上の通常の昇降荷重・作業荷重では支承ポイント10
が傾斜面をずれ上って屋根棟部21から外れるおそれは
なく、その上、この実施例の係止フレーム6は上下一対
の足掛桟5A・5Bに接合しているので、圧接荷重Pの
反力によるモーメントによって「係止フレーム6がU字
フック6を係止している足掛桟5Bを中心として回動す
る」おそれはなく、梯子フレーム6と梯子2の相対連結
姿勢は機械的に安定し、傾斜屋根20の昇降・作業装置
として安全かつ良好に機能して前記の作用を奏すること
ができる。
【0023】さらに、この実施例のものは前記の緊締固
定手段を有するので、梯子荷重支承部材である跨設部材
3の梯子2への連結固定構造が、前記従来の「チェーン
つきターンバックル構造・支承ばねつき逆U字フック構
造」のものより構造簡素にして、梯子2から外した不使
用時に「ブラブラ・ガタガタ」する付属物がなく、屋根
棟部21への上げ降し作業と格納・運搬等がし易くな
る。
【0024】続いて、図3・図4を参照して本発明の跨
設部材型の昇降・作業装置の他の実施例を説明する。即
ち、まず図3のものは、図1実施例と同様な「U字フッ
ク11つき係止フレーム6と支承部7からなり、その係
止フレーム6と支承部7の内側を屋根棟収納凹所8」に
するものにおいて、支承部7の支承アーム9の上端が、
係止フレーム6にヒンジ部15によって回転自在に連結
されると共に、係止フレーム6と支承アーム9の中間点
が連結ボルト16によって連結され、連結ボルト16に
螺合した固定ナット17を緩めると、係止フレーム6と
支承アーム9との交差角がθ1からθ2まで調整セット
可能になる傾斜角θの調整ロック手段を有している。
【0025】この図3実施例のものによると、傾斜屋根
20の傾斜度と、支承ポイント10を接合させる屋根面
状態によって、跨設部材3の支承力が最も安定する交差
角θに調整セットできるので、傾斜屋根の昇降・作業装
置としての安定性が一段と向上する。
【0026】一方、図4に示すものは同じく係止フレー
ム6と支承部7からなるものにおいて、支承部7が上方
に大きく湾曲する逆U字形状をなし、その逆U字の内側
が屋根棟収納所8に形成された形状からなり、この大形
の屋根棟収納凹所8に和風建物の傾斜屋根20の頂部に
存在する隆起棟部22を収納してセットし、その支承部
7の先端の支承ポイント10を隆起棟部22の側壁に掛
け止めして載置セットするようになっている。この図4
実施例のものは隆起棟部22を有する傾斜屋根20に使
用できる。
【0027】つぎに、図5を参照して本発明の掛止部材
型の傾斜屋根の昇降・作業装置1Aの一実施例を説明す
る。即ち、この掛止部材型のものは図1実施例の跨設部
材3に代えて屋根棟掛止部材30を用いる構造にして、
梯子2の最先端の足掛桟5Aに掛け止めて緊締固定する
U字フック11と逆U字フック12を備えて梯子2の縦
枠4間に渡して接合させる梯子係止フレーム6と、この
係止フレーム6から突設されて先端に支承ポイント10
を有する支承アーム9からなる支承部7によって形成さ
れ、この係止フレーム6の両側の舌片部分が、縦枠4の
下側に接合して、支承部7の梯子2の上方への回転を止
める回転止めストッパー29になっている。
【0028】そして、この屋根棟掛止部材30を梯子2
に予め組立固定して、支承部7を屋根棟部21に掛け止
めして梯子2を傾斜屋根20の傾斜方向に敷設セットし
て使用する。以上の実施例の掛止部材型の昇降・作業装
置1Aは前記の作用があり、回転止めストッパー29に
よって支承部7の支承力反力による掛止部材30の梯子
2の上方への回転を止めるので、屋根棟部21への掛け
止め姿勢が安定して良好な機能を奏すると共に、形状が
小形コンパクトになって安価にして取り扱い易く、屋根
棟部21への装着セットと外し作業が一段とし易くな
る。
【0029】なお、本発明は前記の実施例に限定され
ず、梯子2と跨設部材3の連結手段を他の構造にした
り、係止フレーム6に従来手段の「チェーンつきターン
バックルや支承ばねつきフック」を付設したり、係止フ
レーム6・支承部7を他の形状に変化することがあり、
さらに、本発明の連結固定構造は前記例示の公知の梯子
用アタッチメント等にも広く応用する。
【0030】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の傾斜屋根
の昇降・作業装置と跨設部材は、汎用梯子を活用した簡
素構造にして安全性・安定性に優れると共に、傾斜屋根
へのセットと外しもやり易く、その上既設屋根への設置
も可能にして実用性に富み、傾斜屋根の諸工事用として
極めて安全便利に活用できる。そして、その高安全性・
安定性から傾斜屋根の諸工事の作業能率を一段と向上す
る。
【0031】そして、本発明の梯子荷重支承部材の梯子
への連結固定構造は、構造簡素にして「ブラブラ」「ガ
タガタ」する付属物がなく、その上、梯子への着脱操作
もワンタッチ的にして機械的連結性能に優れ、実用性に
富む「梯子と梯子荷重支承部材との連結手段」として広
く利用できる。以上の諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の跨設部材型の傾斜屋根の昇降・作業装
置の一実施例を示し、(A)はその構成部材の斜視図、
(B)はその使用状態の側面図
【図2】図1実施例の要部を示し、(A)(B)ともそ
の側面図
【図3】本発明の傾斜屋根の昇降・作業装置の他の実施
例の屋根棟跨設部材の側面図
【図4】本発明の傾斜屋根の昇降・作業装置の他の実施
例の屋根棟跨設部材を示し、(A)はその斜視図、
(B)はその使用状態の側面図
【図5】本発明の掛止部材型の傾斜屋根の昇降・作業装
置の一実施例を示し、(A)はその掛止部材の斜視図、
(B)はその使用状態の側面図
【符号の説明】
1 傾斜屋根の昇降・作業装置 2 梯子 3 屋根棟跨設部材 4 縦枠 5 足掛桟 6 梯子係止フレーム 7 支承部 8 屋根棟収納凹所 9 支承アーム 10 支承ポイント 11 U字フック 12 逆U字フック 15 ヒンジ部 20 傾斜屋根 21 屋根棟部 22 隆起棟部 29 回転止めストッパー 30 屋根棟掛止部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行一対の剛質の縦枠間に剛質の足掛桟
    を多段状に設けた梯子と、該梯子の上端部分に着脱自在
    に連結係止する屋根棟跨設部材との組合せからなり、前
    記屋根棟跨設部材は、前記足掛桟の連結部を有する梯子
    係止フレームとアーム形態の支承部を有して、交差状を
    なす前記梯子係止フレームと前記支承部の内側または湾
    曲形状の前記支承部の内側を屋根棟収納凹所になし、屋
    根棟へ跨設載置した前記屋根棟跨設部材に、傾斜屋根の
    傾斜方向に敷設した前記梯子を掛け止め連結する構造を
    特徴とする傾斜屋根の昇降・作業装置。
  2. 【請求項2】 傾斜屋根に敷設した梯子の上端部分の隣
    接一対の足掛桟の下側に接合する形状を有し、かつ、前
    記足掛桟を上方から受け入れるU字フックからなる連結
    部を有する梯子係止フレームからなる構造を特徴とする
    請求項1の傾斜屋根の昇降・作業装置の屋根棟跨設部
    材。
  3. 【請求項3】 梯子係止フレームと支承部をヒンジ連結
    すると共に、該梯子係止フレームと該支承部の交差角の
    調整ロック手段を備えた構造の屋根棟跨設部材からなる
    請求項1の傾斜屋根の昇降・作業装置。
  4. 【請求項4】 剛質の平行一対の縦枠間に剛質の足掛桟
    を多段状に横設した梯子の前記足掛桟に着脱自在に掛け
    止め装着して、前記梯子の梯子荷重を支承する梯子荷重
    支承部材の前記足掛桟への連結固定構造において、前記
    足掛桟を上方から受け入れる左右一対のU字フックと、
    該一対のU字フックの中間に設けられて上下調整自在に
    して、かつボルト締め緊締手段を有する逆U字フックか
    らなり、前記一対のU字フックと前記逆U字フックによ
    って単一の前記足掛桟に連結固定する構造を特徴とする
    梯子荷重支承部材の梯子への連結固定構造。
  5. 【請求項5】 平行一対の剛質の縦枠間に剛質の足掛桟
    を多段状に設けた梯子と、該梯子の上端部分に着脱自在
    に連結係止する屋根棟掛止部材との組合せからなり、前
    記屋根棟掛止部材は、前記足掛桟の連結部と、組合せ連
    結した前記梯子の上方への回転止めストッパーと、アー
    ム形態の屋根棟掛止部を備え、傾斜屋根の傾斜方向に敷
    設した前記梯子に組合せ連結した前記屋根棟掛止部材を
    屋根棟に掛け止めする構造を特徴とする傾斜屋根の昇降
    ・作業装置。
  6. 【請求項6】 足掛桟の連結部が、請求項4の連結固定
    構造からなる請求項1・請求項3・請求項5のいずれか
    の傾斜屋根の昇降・作業装置。
JP10376339A 1998-12-22 1998-12-22 傾斜屋根の昇降・作業装置と、それに用いる屋根棟跨設部材、ならびに、梯子荷重支承部材の梯子への連結固定構造 Pending JP2000186404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10376339A JP2000186404A (ja) 1998-12-22 1998-12-22 傾斜屋根の昇降・作業装置と、それに用いる屋根棟跨設部材、ならびに、梯子荷重支承部材の梯子への連結固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10376339A JP2000186404A (ja) 1998-12-22 1998-12-22 傾斜屋根の昇降・作業装置と、それに用いる屋根棟跨設部材、ならびに、梯子荷重支承部材の梯子への連結固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000186404A true JP2000186404A (ja) 2000-07-04

Family

ID=18506979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10376339A Pending JP2000186404A (ja) 1998-12-22 1998-12-22 傾斜屋根の昇降・作業装置と、それに用いる屋根棟跨設部材、ならびに、梯子荷重支承部材の梯子への連結固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000186404A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101828006B1 (ko) 2016-09-26 2018-03-22 강성환 슬레이트 지붕 철거용 사다리
JP7348688B1 (ja) 2022-04-27 2023-09-21 株式会社マスタックエフ 棟固定式屋根上作業用安全補助具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101828006B1 (ko) 2016-09-26 2018-03-22 강성환 슬레이트 지붕 철거용 사다리
JP7348688B1 (ja) 2022-04-27 2023-09-21 株式会社マスタックエフ 棟固定式屋根上作業用安全補助具
JP2023163117A (ja) * 2022-04-27 2023-11-09 株式会社マスタックエフ 棟固定式屋根上作業用安全補助具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4941547A (en) Safety featured ladder scaffolding
US5427356A (en) Lift and portable lift
US6745869B2 (en) Roofmates™ roofing accessories
US9091120B2 (en) Collabsible platform assembly for an extension ladder
US6782972B1 (en) Ladder elevator device
US20080105489A1 (en) Roofmates gablemaster ladder support
US4398620A (en) Apparatus for supporting a working platform on a pitched roof
US5975240A (en) Platform for ladders
EP1700973B1 (en) Ladder support bracket
JP2020007792A (ja) 簡易足場兼用脚立
US5862881A (en) Safety scaffold and platform ladders
US4306700A (en) Ladder jack
US4770273A (en) Ladder lift apparatus
US6681892B2 (en) Ladder and associated method for securing same to object
JP2000186404A (ja) 傾斜屋根の昇降・作業装置と、それに用いる屋根棟跨設部材、ならびに、梯子荷重支承部材の梯子への連結固定構造
JP2000297510A (ja) 傾斜屋根の昇降・作業装置
US20070267249A1 (en) Roof safety system
JP2000145130A (ja) 太陽電池付き屋根の保守用梯子
JPH10220149A (ja) 梯 子
GB2275722A (en) Ladder stabilisation apparatus
JP3788407B2 (ja) 安全手摺
JP2690470B2 (ja) 梯子係止具
JP2002089161A (ja) 折り畳み式昇降器
JP3917005B2 (ja) 縦立構造体支持装置による梯子縦立支持方法
US4911266A (en) Ladder lift apparatus