JP2000185567A - ハイブリッドパワープラント - Google Patents

ハイブリッドパワープラント

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JP2000185567A
JP2000185567A JP36590898A JP36590898A JP2000185567A JP 2000185567 A JP2000185567 A JP 2000185567A JP 36590898 A JP36590898 A JP 36590898A JP 36590898 A JP36590898 A JP 36590898A JP 2000185567 A JP2000185567 A JP 2000185567A
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JP
Japan
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power plant
output
transmission
motor generator
output shaft
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JP36590898A
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English (en)
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Masaya Amano
正弥 天野
Yutaka Taga
豊 多賀
Masashi Nakamura
誠志 中村
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のパワープラントにモータジェネレータ
を加えてハイブリッド化する場合、全長の増加を小さな
ものとする。 【解決手段】 パワープラント10の出力部30の下方
に、内燃機関12からの出力に、出力を付加するモータ
ジェネレータ20を配置する。モータジェネレータ20
は、そのロータ軸34と変速機出力軸18が略垂直とな
るように配置される。出力部30の軸直交断面は、変速
機本体24および変速機制御部26を合わせたそれより
小さく、出力部30の特に下方が、空間的に余裕があ
り、ここにモータジェネレータ20を配置した。これに
よって、ハイブリッド化によるパワープラント10の全
長の増加を抑えることができる。また、伝達機構22の
変速比を、変速機出力軸18よりモータジェネレータ2
0の回転速度が高くなるようにすれば、モータジェネレ
ータ20をより小型とすることができ、搭載性がより向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱機関と電動機を
有するパワープラントに関し、特にパワープラントにお
ける電動機の配置される位置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境負荷の小さな工業製品の開発
要求が高まっており、自動車もその例外ではない。自動
車のパワープラントは、従来、内燃機関によるものであ
ったが、環境負荷のより一層の低減要求から、内燃機関
と電動機を組み合わせて、総合的な効率を向上させ、こ
れによって二酸化炭素排出量を低減させる試みがなさ
れ、一部実用化されている。このような、いわゆるハイ
ブリッド自動車は、内燃機関の効率が低下する低速度領
域および大きな加速度を得ようとする場合において、電
動機により出力の少なくとも一部を発生させている。ま
た、減速時には、電動機を発電機として利用し、車体の
運動エネルギを電気エネルギとして回収し、総合的な効
率の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パワープラン
トをハイブリッド化するにあたって、従来の熱機関と変
速機に新たに電動機(発電機)を搭載する必要があり、
このための空間を確保することが課題となっていた。
【0004】本発明は、前述の課題を解決するためにな
されたものであり、電動機を搭載するための空間を効率
よく形成することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明にかかる熱機関と電動機を備えたハイブリ
ッドパワープラントは、前記電動機は、その出力を、パ
ワープラントの出力軸に対し付加するものであり、前記
電動機のロータ軸の方向と前記パワープラントの出力軸
の方向とが、平行とならないように、前記電動機が配置
されている。
【0006】さらに、前記電動機は、当該パワープラン
トの出力部の下方に配置することができる。
【0007】以上により、パワープラントのハイブリッ
ド化において、パワープラントの出力位置を変更する必
要がない。特に、パワープラントの出力軸付近は、パワ
ープラントにおいて、軸直交方向の寸法の最も小さい部
分であり、この空間に電動機を配置することで、効率よ
く電動機を配置することができる。
【0008】さらに、前記電動機のロータ軸と、前記パ
ワープラントの出力軸とは、伝達機構を介して接続され
ており、当該伝達機構は、前記パワープラントの出力軸
より前記電動機のロータ軸の方が高い回転速度となる変
速比を有するものとすることができる。これにより、電
動機の常用運転回転速度を高速化することができ、同一
の出力であれば小型にすることができ、同一の大きさで
あれば高出力化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。図1に
は、本実施形態のパワープラント10の模式図が示され
ている。内燃機関12の出力はトルクコンバータ14を
介し変速機16に入力され、さらに変速機16の出力軸
18よりプロペラシャフトなどの動力伝達軸に出力され
る。変速機の出力軸18には、モータジェネレータ20
からの出力が、伝達機構22を介して付加される。
【0010】トルクコンバータ14は、ロックアップ機
構を有する周知のものが図に表されているが、その他の
形式、例えばロックアップ機構がないものであってもか
まわない。モータジェネレータ20は、内燃機関12の
出力に、更に出力を付加する電動機として作動すること
ができる、また、内燃機関12の出力の一部または減速
時の動力伝達軸から入力するトルクにより、発電を行う
発電機として作動することができる。発電した電力は、
バッテリ(不図示)に蓄えられ、電動機として作動する
ときに備える。変速機16は周知の構成を有し、多段遊
星歯車機構を有する変速機本体24と、遊星歯車機構の
各要素の動作を制御するためのクラッチの継断を制御す
る変速機制御部26を有している。変速機制御部26
は、変速機の作動油の流れを制御する油圧回路を含み、
この油圧回路により作動油を供給するクラッチが選択さ
れ、所定の変速動作が実行される。また、変速機制御部
26は、トルクコンバータ14に供給する作動油の制御
も行い、この制御によってトルクコンバータ14のロッ
クアップ機構の作動が制御される。
【0011】変速機本体24は、前述のように多段遊星
歯車機構を有するので、変速機本体24の外形は、変速
機入力軸28および出力軸18を軸とする略円柱形状と
なる。これに、変速機制御部26が結合されるために、
変速機入力軸28の位置は、変速機16全体の中心に対
しては、変速機制御部26の設けられた方向とは反対の
方向にずれた位置となる。図1においては、変速機入力
軸28は、変速機16の上下方向の寸法の中心よりやや
上方にずれて配置される。
【0012】モータジェネレータ20は、略円柱形状の
外形を有し、変速機16の多段遊星歯車機構より更に後
部の出力部30の下方に、そのロータ32の軸34が出
力軸18に略垂直となるように配置されている。出力部
30の軸直交断面は、変速機本体24と制御部26を合
わせた断面より小さく、その分空間が残っている。この
部分にモータジェネレータ20が配置されている。特
に、出力部30の下方は、変速機制御部26の分、上方
より空間があり、ここにモータジェネレータ20を配置
することは好ましい。さらに、この部分は、フロントエ
ンジンリアドライブの車両に搭載する場合には、フロア
トンネルの下端部に相当し、左右方向(図中紙面を貫く
方向)の寸法も上方よりあるので好ましい。また、フロ
アトンネルの左右の下端に対し、モータジェネレータ2
0のケースをボルト等により固定すれば、フロアトンネ
ルの補強を兼ねることもできる。この配置においては、
パワープラント10の出力位置が、モータジェネレータ
20を新たに設けてもほとんど変化しないので、搭載性
が向上する。
【0013】モータジェネレータ20の出力をパワープ
ラントの出力軸である変速機出力軸18に伝達する伝達
機構22は、傘歯車を含む歯車列で構成されている。そ
の変速比は、変速機出力軸18よりモータジェネレータ
20のロータ32の回転速度が高くなるように設定され
ている。このようにすることにより、同一の体格であれ
ば、高出力化が可能であり、同一の出力で十分であれば
小型化が可能となる。また、モータジェネレータ20の
制御を行うインバータについても小型化が可能となる。
【0014】本実施形態のパワープラント10を自動車
に搭載する場合、ハイブリッド化されていないパワープ
ラントに対し、出力部の位置がほとんど変わっていない
ので、搭載性の変化がほとんどない。したがって、既存
の車両に搭載する場合も、車体側の少しの変更で対応す
ることができる。また、同一の車種の中で、ハイブリッ
ドパワープラントを搭載した仕様と、非ハイブリッドパ
ワープラントを搭載した仕様を用意する場合にも好まし
い。
【0015】なお、モータジェネレータ20のロータ軸
34は、変速機出力軸18に垂直となるように配置され
る必要は必ずしもない。ロータ軸34と変速機出力軸1
8のそれぞれの方向が垂直であってもよく、軸の延長線
が交わる必要はない。この場合、伝達機構の傘歯車をハ
イポイドギアにして対応することもできる。さらに、二
軸の方向が垂直でなくても、所定の角度を有するもので
あってもよい。以上のように、モータジェネレータ20
の配置は、ロータ軸34と変速機出力軸18の各々の延
長線が交わるか、ねじれの位置にあるかは、いずれであ
ってもよい。
【0016】前述の実施形態においては、遊星歯車機構
の自動変速機を有するパワープラントについて説明した
が、他の機構の自動変速機、さらには手動変速機を有す
る場合にも適用可能である。また、トルクコンバータ
は、トルク増幅作用のない流体継手であってもよく、さ
らに手動変速機の摩擦クラッチ、その他電磁クラッチな
どであっても良い。また、モータジェネレータ20の出
力を変速機出力軸18に伝達する伝達機構は、歯車列に
限らず、チェーン、ベルトなどを含むことも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のパワープラントの概略模式図で
ある。
【符号の説明】
10 パワープラント、12 内燃機関(熱機関)、1
4 トルクコンバータ、16 変速機、18 変速機出
力軸、20 モータジェネレータ(電動機、発電機)、
22 伝達機構、24 変速機本体、26 変速機制御
部、28 変速機入力軸、30 出力部、32 ロー
タ、34 ロータ軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 誠志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D039 AA01 AA03 AB27 AC21 AD11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱機関と電動機を備えたハイブリッドパ
    ワープラントであって、 前記電動機は、その出力を、パワープラントの出力軸に
    対し付加するものであり、 前記電動機のロータ軸の方向と前記パワープラントの出
    力軸の方向とが、平行とならないように、前記電動機が
    配置されている、ハイブリッドパワープラント。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハイブリッドパワープ
    ラントであって、前記電動機は、当該パワープラントの
    出力部の下方に配置された、ハイブリッドパワープラン
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のハイブリッド
    パワープラントであって、前記電動機のロータ軸の方向
    と前記パワープラントの出力軸の方向とは略垂直であ
    る、ハイブリッドパワープラント。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のハイ
    ブリッドパワープラントであって、前記電動機のロータ
    軸と前記パワープラントの出力軸とは、伝達機構を介し
    て接続されており、当該伝達機構は、前記パワープラン
    トの出力軸より前記電動機のロータ軸の方が高い回転速
    度となる変速比を有する、ハイブリッドパワープラン
    ト。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012001127A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Fuji Heavy Ind Ltd ハイブリッド車両の駆動装置
CN103754103A (zh) * 2014-01-22 2014-04-30 清华大学 涡轮活塞混合动力系统和车辆
EP2632755B1 (en) 2010-10-28 2016-07-13 Fca Us Llc Hybrid transmission
JP2016533960A (ja) * 2013-08-29 2016-11-04 ケーピーアイティ テクノロジーズ リミテッド 車両をハイブリッド電気自動車および電気自動車(ev)の1つに改造するためのレトロフィットシステム
CN108407600A (zh) * 2017-02-09 2018-08-17 丰田自动车株式会社 车辆

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