JP2000184594A - 配電系統計画作成方法 - Google Patents

配電系統計画作成方法

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JP2000184594A JP10354548A JP35454898A JP2000184594A JP 2000184594 A JP2000184594 A JP 2000184594A JP 10354548 A JP10354548 A JP 10354548A JP 35454898 A JP35454898 A JP 35454898A JP 2000184594 A JP2000184594 A JP 2000184594A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度の配電系統計画の立案を、短時間で行え
るようにする。 【解決手段】電力供給支障が配電線A31〜3,B31
で生じる場合には、各配電線の経路断続を行う開閉器
8、および同一の変電所から給電される配電線どうしの
間の連系断続を行う開閉器9の開閉組み合わせを、電力
供給支障が発生しないように遺伝的アルゴリズムを用い
て作成する。電力供給支障が変電所自体に生じる場合に
は、各配電線A31〜3,B31の経路断続を行う開閉器
8、同一の変電所から給電される配電線どうしの間の連
系断続を行う開閉器9、および異なる変電所から給電さ
れる配電線どうしの間の連系断続を行う開閉器10の開
閉組み合わせを、電力供給支障が生じないように遺伝的
アルゴリズムを用いて作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、想定した今後の電
力需要に対して過負荷、電圧過降下等の電力供給支障が
生じない配電系統計画の作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、配電系統は図5に示すように構
成されている。すなわち、変電所A,B,…それぞれに
は、変圧トランス設備(以下、バンクと呼ぶ)A
1〜3,B11,…が設けられている。バンクA
1〜3,B11,…は、通常、各変電所A,B,…に対
して最大3つ設置できるようになっており、図5に図示
された変電所Aには3つのバンクA11〜3が設けられて
おり、変電所Bには一つのバンクB11が設けられてい
る。
【0003】各バンクA11〜3,B11,…それぞれに
は、変電所ブレーカ(以下、FCBと称す)2を介して
配電線A31〜3,B31,…が接続されている。通常、
各バンクA11〜3,B11には、最大12本の配電線A
1〜3,B31,…が接続できるようになっている。各
配電線A31〜3,B31,…には、低圧需要家α,ない
し高圧需要家βに対して給電する引き込み線4が接続さ
れている。低圧需要家αに給電する引き込み線4の中途
部には、降圧用のトランス5が設けられている。
【0004】各変電所A,B,…内の配電線(例えばA
1〜3)どうしの間には、配電線どうしを連系接続する
第2の配電線6が設置されている。第2の配電線6は、
各変電所A,B,…内の配電線どうしの間で負荷融通が
できるように設けられている。一方、各変電所A,Bの
給電領域の間には、変電所A,Bそれぞれが所轄する配
電線A31〜3,B31,…どうしを接続する第3の配電
線7が配設されている。第3の配電線7は、変電所A,
B,…の間で、負荷の移行ができるように設けられてい
る。
【0005】各配電線A31〜3,B31の配線中途部に
は、配電線経路の断続制御を行う開閉器8が設けられて
いる。開閉器8は複数設けられており、これら開閉器8
によって各配電線A31〜3は複数の区間に分割可能にな
っている。第2の配電線6の配線中途部には、連系開閉
器9が設けられており、同一の変電所A,Bから給電さ
れる配電線A31〜3,B31の間の連系関係が連系開閉
器9によって断続可能(通常は開状態)になっている。
第3の配電線7の配線中途部には、連系開閉器10が設
けられており、異なる変電所A,Bから給電される配電
線A31〜3,b31の間の連系関係が連系開閉器10に
よって断続可能(通常は開状態)になっている。
【0006】従来から、このように構成された配電系統
において、今後の需要の伸びに応じた配電系統計画を立
案する場合には、次のようにして行っていた。すなわ
ち、まず、各配電線A31〜3,B31,…における最大
負荷実績と新規の需要家α,βの追加予定とを調べる。
各配電線A31〜3,B31,…の負荷実績は、各FCB
2によって検出されたのち電力会社の中央制御装置(図
示省略)に送信されて記憶されており、最大負荷実績は
中央制御装置の記憶内容を調べればわかる。
【0007】次に、最大負荷実績の増加予想データ(伸
び率)、新規需要家の追加予定データ等を基にして、翌
年度の電力需要想定を行う。この電力需要想定は専用様
式の計算表を用いて手計算により行う。さらには、想定
した次年度の電力需要に対して既存の配電設備で対応し
た際に、過負荷、電圧過降下等の電力供給支障が生じる
か否かを判定する。この判定操作は、専用様式の計算表
を用いて手計算により行う。
【0008】さらに、電力供給支障が任意の配電線A3
1〜3,B31,…内で生じると判定する場合には、ま
ず、電力供給支障が生じると想定される配電線A
1〜3,B31,…が負担している負荷の一部を、電力
供給支障が生じないと想定される他の配電線A31〜3
B31に移行することで、電力供給支障を解消させる。
このような操作は、同じ変電所から給電される配電線ど
うしの間で行われ、具体的には配電線A31〜3,B31
および第2の配電線6の経路中に設置した開閉器8,連
系開閉器9の開閉組み合わせの変更をシミュレーション
することで行う。
【0009】一方、電力供給支障が変電所A,B自体に
生じると判定する場合には、電力供給支障が生じると想
定される変電所A,B,…が負担している負荷の一部
を、電力供給支障が生じないと想定される他の変電所
B,A,…に移行させることで、電力供給支障を解消さ
せる。このような操作は、具体的には第3の配電線7を
含む各配電線A31〜3,B31,6,7の経路中に設置
した開閉器8,連系開閉器9,10の開閉組み合わせの
変更をシミュレーションすることで行う。
【0010】以上の電力供給支障の解消計画で電力供給
支障が解消しない場合には、電力供給支障が生じないよ
うに配電設備(配電線やバンク)の新設計画を立てる。
【0011】さらには、上述した操作により電力供給支
障が解消した場合には、任意の配電線A31〜3,B
1,…において断線等の配電事故が生じた場合を想定
し、そのような場合においても、電力供給支障が発生し
ないように、配電線A31〜3,B31,…が負担してい
る負荷(需要家α,β)の一部を他の配電線A31〜3
B31に移行させるシミュレーションを行う。このよう
な操作は、具体的には配電線A31〜3,B31,第2の
配電線6および第3の配電線7の経路中に設置した開閉
器8,連系開閉器9,10の開閉組み合わせの変更をシ
ミュレーションすることで行う。
【0012】このような翌年度の配電系統計画を作成し
たのち、さらに翌年度,翌翌年度といったように、一年
単位の配電系統計画を同様の方法により作成する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の配電系
統計画の作成方法では、上記電力供給支障が生じない系
統運用状態を探り出す必要がある。具体的には、計画担
当者が、経験と勘に基づいて試行錯誤しながら、電力供
給支障が生じない開閉器8,連系開閉器9,10の開閉
組み合わせを探り出していた。しかしながら、これで
は、立案に長時間を要するうえに、立案者の熟練度合に
よって計画精度が左右されてしまい、常時均質な立案が
行えるとはいえなかった。
【0014】さらには、電力供給支障が生じない最適な
系統運用状態をコンピュータにより自動算出することが
考えられるが、その場合にも次のような課題があった。
すなわち、コンピュータによる自動算出を行う場合に
は、すべての系統運用状態(開閉器8,連系開閉器9,
10の開閉組み合わせのすべて)をシミュレーションし
たうえで、その中から最適な系統運用状態(開閉器8,
連系開閉器9,10の開閉組み合わせ)を抽出するとい
う手順が採られる。ところが、一般に一つの配電系統が
負担する配電エリアは広大であって、その中には非常に
たくさんの開閉器8,連系開閉器9,10が設けられて
いる。そのため、算出対象となる系統運用状態(開閉組
み合わせ)の数も膨大なものとなり、計算速度の速い昨
今のコンピュータで自動計算したとしても、すべての計
算が終了するには数百日から数年かかってしまい、これ
では、実用的な配電系統計画と呼べるものにはならな
い。
【0015】したがって、本発明においては、精度の高
い立案を、短時間の自動計算により行うことができる配
電系統計画の作成方法の提供を主たる目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のような手
段によって、上述した課題を解決している。すなわち、
想定した今後の電力需要に対して既存の配電設備で対応
した際に、過負荷、電圧過降下等の電力供給支障が生じ
るか否かを判定したうえで、前記電力供給支障が生じる
と判定する場合に、その電力供給支障が生じない配電系
統計画を作成する配電系統計画作成方法であって、前記
電力供給支障が配電線経路内で生じると判定する場合に
は、各配電線の経路断続を行う開閉器、および同一の変
電所から給電される配電線どうしの間の連系断続を行う
開閉器の開閉組み合わせを、前記電力供給支障が生じな
いように遺伝的アルゴリズムを用いて作成する第1の電
力供給支障解消計画作成手順と、前記電力供給支障が変
電所自体に生じると判定する場合には、各配電線の経路
断続を行う開閉器、同一の変電所から給電される配電線
どうしの間の連系断続を行う開閉器、および異なる変電
所から給電される配電線どうしの間の連系断続を行う開
閉器の開閉組み合わせを、前記電力供給支障が生じない
ように遺伝的アルゴリズムを用いて作成する第2の電力
供給支障解消計画作成手順と、前記第1,第2の電力供
給支障解消計画作成手順で前記電力供給支障が解消しな
い場合には、前記電力供給支障が生じないように配電設
備の新設計画を作成する第3の電力供給支障解消計画作
成手順とを含むことで、上述した課題を解決している。
【0017】なお、遺伝的アルゴリズムとは、非常にた
くさんの組み合わせの中から最適なものを抽出する場合
のように規模が大きくて組み合わせの全てを計算するの
には膨大な時間と手間が要る場合において、その計算の
迅速化を図る手法であって、生物の遺伝と進化とを模倣
した選択淘汰,交叉,および突然変異の手法を用いて組
み合わせの最適化を図ることをいう。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。
【0019】本発明の一実施の形態の配電系統計画作成
方法を実施する配電系統計画支援システム20の概略構
成は、図1に示すように、電力会社の中央制御装置10
0に接続(例えばLAN接続)されたワークステーショ
ン21と、ワークステーション21の出力端末であるプ
リンタ22とカラーハードコピー23とを備えている。
なお、配電系統の構成は、図5に示したものと同一であ
るので、以下の説明では、図5の配電系統の名称(符号
を含む)を用いて説明する。
【0020】次に、この配電系統計画支援システム20
を用いた配電系統計画の作成方法を図2のフローチャー
トを用いて説明する。
【0021】まず、ワークステーション21において、
中央制御装置100から過去、数年における各配電線A
1〜3,B31,…の年度別最大負荷等の負荷データを
呼び出して負荷実績を作成する。負荷データは、各FC
B2によって検出されたのち中央制御装置100に送信
されて記憶されている。(ステップ21) 次に、作成した負荷実績から負荷実績の伸び率を算出し
たうえで、その伸び率と、新規の需要家α,βの追加予
定(これは予め調べておく)とをワークステーション2
1に入力する。伸び率の算出および入力は、ワークステ
ーション21内において自動的に行うようにしてもよ
い。(ステップ22) 次に、負荷実績の伸び率と新規需要家の追加予定データ
等を基にして、翌年度の電力需要想定(翌年度の負荷最
大値や電圧降下値の算出)を行う。(ステップ23) さらには、想定した翌年度の電力需要に対して既存の配
電設備で対応した際に、過負荷、電圧過降下等の電力供
給支障が生じるか否かを判定する。(ステップ24) なお、ステップ23,24の操作は、専用様式の計算表
を用いて手計算により行ってもよいが、ワークステーシ
ョン21において自動的に行うようにするのが好まし
い。
【0022】ステップ24において、電力供給支障が生
じていると判定する場合には、まず、その電力供給支障
が、対応する配電線A31〜3,B31,…に生じている
と判定する。そして計画担当者がステップ25〜27の
いずれかの電力供給支障解消操作を行ったのち、ステッ
プ24において、電力供給支障の有無を再判定する。そ
こで、電力供給支障が生じていると判定する場合には、
ステップ24で電力供給支障が生じないと判定するま
で、計画担当者がステップ25〜27のいずれかの電力
供給支障解消操作を行う。
【0023】ステップ25の電力供給支障解消操作を行
う場合は、まず、電力供給支障が生じると判定した配電
線A31〜3,B31,…が負担している負荷(主として
需要家α,β)の一部を、電力供給支障が生じないと想
定される他の配電線A31〜3,B31に移行すること
で、電力供給支障を解消させる操作を行う。このような
操作は、具体的には配電線A31〜3,B31および第2
の配電線6の経路中に設置した開閉器8,連系開閉器9
の開閉組み合わせの変更を遺伝的アルゴリズム(以下、
GAと略す)を用いてワークステーション21でシミュ
レーションすることで行う。
【0024】ステップ26の電力供給支障解消操作を行
う場合は、まず、電力供給支障が生じると判定した変電
所A,B,…が負担している負荷(需要家α,β)の一
部を、電力供給支障が生じていないと判定した他の変電
所B,A,…に移行させることで、電力供給支障を解消
させる操作を行う。
【0025】ステップ26の操作は、第3の配電線7を
含む各配電線A31〜3,B31,6,7の経路中に設置
した開閉器8,連系開閉器9,10の開閉組み合わせの
変更をGAによりワークステーション21でシミュレー
ションすることで行う。つまり、ステップ26では、ス
テップ25の開閉組み合わせの変更操作を、連系開閉器
10をさらに加えて行い、これによって、電力供給支障
が生じない他の変電所に対して負荷を移行させる。
【0026】ステップ27の電力供給支障解消操作を行
う場合は、現状の配電設備では電力供給支障を解消する
ことは不可能であると判定し、電力供給支障が生じない
ように配電設備(配電線やバンク)の新設計画を立て
る。この作業は、例えば計画担当者が経験に基づいて試
行錯誤しながら行う。
【0027】ステップ25〜27を経て立案した配電系
統に電力供給支障が生じないことをステップ24におい
て確認したのち、今度は、開閉器8、連系開閉器9の開
閉組み合わせを、各配電線経路の配電線ロスが最小にな
るようにGAを用いてワークステーション21で作成す
る。(ステップ28) ステップ28の操作は変電所毎
に行う。
【0028】ステップ28の操作は次のことを目的にし
て行う。すなわち、ステップ25〜ステップ27の操作
を行うことで、電力供給支障(過負荷、電圧過降下)は
解消できるものの、各配電線A31〜3,B31に対する
負荷の均等化までは達成できず、立案された配電系統に
おいて、配電線ロスが最小のものとなっているとはいえ
ない。一般に、特高・高圧線の線路インピータンスに起
因する配電線ロスは、配電ロスの中で1/4程度を占め
ており、柱上トランスの鉄損と並んで配電ロスの中で大
きな割合を占めており、このような配電線ロスの削減を
図ることは配電計画の作成において、重要なものとなっ
ている。
【0029】これに対して、配電系統は事故時に備えて
他の配電線や変電所から電力が融通できるように網目状
の構成をしているものの、通常は、系統内の各所に配設
された開閉器8,連系開閉器9,10の一部を開放して
電力供給源からみて放射状になる(各配電線A31〜3
B31が互いに分離して配電する)ように運用されてい
る。しかし、上記ステップ25〜27を経て想定された
開閉器8,連系開閉器9,10の開閉組み合わせでは、
各配電線A31〜3,B31の間を配電線ロスが最小とな
るように連結しているとはいえず、まだまだ、上記開閉
組み合わせを選択するうえで余裕がある。
【0030】そこで、ステップ25〜27を経て立案さ
れた配電系統(開閉器8,連系開閉器9の開閉組み合わ
せ)に対して、配電線経路の配電線ロスが最小限になる
ように再検討を加えることで、電力供給支障のない配電
系統を、最も配電線ロスの少ない形態に立案し直すこと
ができる。
【0031】このような配電線ロスが最小となる配電系
統(開閉器8,連系開閉器9の開閉組み合わせ)の立案
は、全ての開閉組み合わせの中から最適な配電系統(配
電線ロスの最も少ない開閉組み合わせ)を選択する必要
があり、手作業による立案は不可能であった。さらに
は、コンピュータを用いて全ての配電系統(開閉器8,
連系開閉器9の開閉組み合わせ)における配電線ロスを
算出する場合には計算に長時間を要し、実用的な立案を
行えるものではなかった。すなわち、一つの変電所に対
して設けられる開閉器8,連系開閉器9の数は、100
〜200個程度あり、このような多数の開閉器8,連系
開閉器9に対して行う開閉組み合わせは、概算しただけ
でも(2の100乗〜2の200乗)通りとなり、たと
え、コンピュータで自動計算するとしても実用的な処理
時間内で計算することは困難であった。これに対して、
GAを用いてこれらの立案を行う場合には、立案に要す
る時間を十分実用可能な程度まで短縮化することができ
る。
【0032】ステップ28において、配電線ロスの削減
を図ったのち、想定し直した配電系統における電力需要
の再計算を行って、各配電線A31〜3,B31における
負荷最大値を算出してワークステーション21に記憶さ
せる。ステップ28の操作は、ステップ23と同様、専
用様式の計算表を用いて手計算により行ってもよいが、
ワークステーション21において自動的に算出するのが
好ましい。
【0033】次に、ステップ28,29において、配電
線ロスを削減した配電系統の再想定と、再想定した配電
系統での電力需要の再計算を行ったのち、任意の配電線
A31〜3,B31,…において断線等の配電事故が生じ
た場合をさらに想定し、そのような場合において、各配
電線A31〜3,B31,…が負担している負荷(主とし
て需要家α,β)の一部を他の配電線A31〜3,B
1,…に移行させるシミュレーションを行う。そし
て、シミュレーションした事故時緊急配電系統の中か
ら、停電区間が少なく、各配電線A31〜3,B31,…
における電圧降下値が、予めワークステーション21に
設定された下限値を下回らない事故時緊急配電系統を見
つけ出して、見つけ出した事故時緊急配電系統をワーク
ステーション21に記憶させる。(ステップ30) な
お、ステップ30の操作(事故時における配電移行のシ
ミュレーション操作)は、変電所間での負荷移行操作も
含んでいる。
【0034】ステップ30の操作は、具体的には配電線
A31〜3,B31,第2の配電線6および第3の配電線
7の経路中に設置した開閉器8,連系開閉器9,10の
開閉組み合わせの変更をGAによりシミュレーションす
ることで行う。
【0035】このような翌年度の配電系統計画を作成し
たのち、さらに翌々年度,翌々々年度といったように、
一年単位の配電系統計画を同様の方法により作成する。
【0036】次に、GAを用いたステップ25,26,
28,30の操作を図3,図4を参照して詳細に説明す
る。ここでは、説明を容易にするために、配電系統を次
のように簡略化している。すなわち、この配電系統は、
図3(a)に示すように、単一のバンクC1に2本の配
電線C31,C31が配設されるとともに、配電線C
1,C31の間に2本の第2の配電線6,6が設けられ
ている。そして、各配電線C31,C31には、それぞれ
2つの開閉器8,8が設けられており、第2の配電線
6,6にはそれぞれ連系開閉器9が設けている。開閉器
8,連系開閉器9には、連番81〜4,91,92が付され
ており、以下の説明では、開閉器8,連系開閉器9をこ
れら連番によって区別して説明している。また、図3
(a)では、説明の簡略化のために、変電所間での配電
移行の入切操作を行う連系開閉器10については図示省
略しているが、連系開閉器10を設けた場合において
も、以下の説明が同様に当てはまるのはもちろんであ
る。
【0037】まず、図3(b)に示すように、所定の並
列配置状態(図では81,82,91,92,83,84の配
置)での開閉器81〜4,開閉器91,92の開閉組み合わ
せを、(0,1)を構成単位にした数列からなる個体T
として規定する。なお、図3(b)では、”0”は開状
態を示し、”1”は閉状態を示している。このようにし
て規定した個体Tの組み合わせの総数は、開閉器8,連
系開閉器9の総数をMとした場合、2M個となる。図3
の場合では、開閉器8,連系開閉器9の総数が6である
ので、組み合わせ総数は26個となる。本実施の形態で
は、以上のようにして、開閉器81〜4,開閉器91,92
の開閉組み合わせを(0,1)を構成単位にした数列か
らなる個体として認識することで、配電系統をGAとし
て取り扱うことを可能にしている。
【0038】次に、上記のように規定した個体Tの中か
ら、任意の個体(任意の開閉組み合わせ)を、N個だけ
生成するとともに、生成した個体T1〜TNについて、そ
れぞれ評価関数Vを計算により求める。評価関数Vは各
ステップにおいて、次のようになる。すなわち、ステッ
プ25,26では、電力供給支障(過負荷、電圧過降下
の程度)が評価関数Vとなり、ステップ28では、配電
線ロスが評価関数Vとなり、ステップ30では、供給支
障が評価関数Vとなる。
【0039】この選出数Nは予め設定してワークステー
ション21に登録しておく。
【0040】評価関数Vを求めた選出個体T1〜TNを、
図4(a)に示すように、評価関数Vに基づいて優秀な
順に並び替える。図4では、個体T1(V=10)が最
も優秀な個体を示し、個体TN(V=200)が最も劣
等な個体を示している。そして、淘汰率Sに基づいて、
並び順の上位に位置する個体T1〜TQ(評価関数Vがよ
り高い個体)を残して、下位の個体TQ+1〜TN(評価関
数Vがより低い個体)を淘汰(削除)する。淘汰率S
は、淘汰の閾値を示すものであって、全体の半分を淘汰
する場合には、50%(=0.5)が淘汰率Sとなる。
このように作用する淘汰率Sや評価関数Vは予めワーク
ステーション21に設定しておく。
【0041】次に、図4(b)に示すように、淘汰され
ずに残った個体T1〜TQの中から親となる任意の2つの
個体を選出し、選出した親個体TP(1),TP(2)
それぞれを任意に設定した交叉点Iに基づいて二つに分
断する。
【0042】次に、分断された親個体TP(1)の前端
部P1fと親個体TP(2)の後端部P2bとを組み合
わせて子個体TK(1)を生成する。同様に、分断され
た親個体TP(2)の前端部P2fと親個体TP(1)
の後端部P1bとを組み合わせて子個体TK(2)を生
成する。
【0043】このような子個体TK(1),TK(2)
の生成操作を以下の状態となるまで継続する。すなわ
ち、淘汰されずに残った個体T1〜TQと、作成した子個
体TK(1)〜TK(R)とを合わせた個体T(以下、
これら個体Tを個体T1’〜TN’と称す)の総数(T1
〜TQ)+{TK(1)〜TK(R)}が、当初の個体
総数Nと同じになる[(T1〜TQ)+{TK(1)〜T
K(R)}=N]まで、子個体TK(1),TK(2)
の生成操作を行う。
【0044】次に、このようにして作成した個体T1
〜TN’を、上述したのと同様に、評価関数Vに基づいて
優秀な順に並び替える。ここでは、上述の説明と同様、
個体T1’が最も優秀な個体を示し、個体TN’が最も劣
等な個体を示しているものとする。
【0045】このとき同時に、各個体T1’〜TN’に対
して設定された突然変異率Mに基づいて、突然変異が発
生するかをシミュレーションする。突然変異のシミュレ
ーションは例えば、次のようにして行われる。すなわ
ち、任意の個体Tn’に対して、突然変異率M(ワーク
ステーション21に設定された値)を使用し、ワークス
テーション21内において、0〜100までの間で任意
の数を無作為に設定し(例えば乱数により設定)、設定
した任意の数Zが(100−W)と100との間、すな
わち、100−W≦Z≦100であれば、その個体Tn
に突然変異が発生すると想定する。
【0046】例えば、突然変異率Mを5%と設定した場
合には、ワークステーション21内において、0〜10
0まで間で任意の数を無作為に設定し、設定した任意の
数Zが95と100との間であれば(95≦Z≦10
0)、個体Tnに突然変異が発生すると想定する。
【0047】そして、突然変異が発生したと想定した個
体Tnに対しては、次のような操作を行うことで突然変
異を生じさせる。すなわち、図4(c)に示すように、
個体Tn(数列)を構成する各桁Fのうち、数字”0”
が記入されている桁群F0の中から任意の桁F0’を選出
して、その桁F0’に記入されている数字”0”を、数
字”1”に反転させる。同様に、個体Tn(数列)を構
成する各桁Fのうち、数字”1”が記入されている桁群
1の中から任意の桁F1’を選出して、その桁F1’に
記入されている数字”1”を、数字”0”に反転させ
る。
【0048】一般に、GA(遺伝的アルゴリズム)にお
いて突然変異を発生させる部位(桁F)は、少なくとも
1ケ所だけでよい。しかしながら、本発明では、上述し
たように、記入されている数値が反対である2ケ所の部
位(桁)において、それぞれ数値反転を生じさせること
で突然変異を発生させている。これは次のような理由に
よっている。
【0049】GAにおいて計算を迅速化するためには、
突然変異を生じさせた個体中に劣等な個体が生じる確率
をできるだけ低くするほうがよい。配電系統におけるG
A上の劣等とは、配電線に停電等が生じるか、給電する
電力が衝突し合うことを意味している。このような配電
系統におけるGA上の劣等な個体を生じさせないために
は、突然変異個体中における配電線中に電気的なループ
を生じさせず、しかも、配電線を放射状に構成させれば
よい。そこで、本願発明者は、配電系統における劣等な
個体の発生をグラフ理論等により検証した。すると、開
閉器8,連系開閉器9の中から単一のものを選択してそ
の開閉状態を反転させることで発生させた突然変異個体
では、必ず劣等な個体が発生することがわかった。これ
に対して、開状態の開閉器8,連系開閉器9の中から任
意に選択したひとつを閉状態に反転させる一方、閉状態
の開閉器8,連系開閉器9の中から任意に選択したひと
つを開状態に反転させることで発生させた突然変異個体
では、劣等な個体が発生する確率が低くなることがわか
った。
【0050】このことを鑑みて、本実施の形態では、記
入されている数値が反対である2ケ所の部位(桁)にお
いて、それぞれ数値反転を生じさせて突然変異を発生さ
せている。
【0051】このようにして突然変異を発生させた突然
変異個体を含む次世代に生き残る個体T1’〜TN’に対
して、再度、上述したGAを用いたステップ25,2
6,28,30の操作を施して、次々世代に生き残る個
体T1''〜TN''を作成する。
【0052】このような次世代に生き残る個体T1’〜
N’,次々世代に生き残る個体T1''〜TN'',…の作
成操作を所定回数(例えば5回)繰り返す。そして、最
終世代に生き残った個体T1(')〜TN(')において、最も
優秀な個体T1(')を取り出し、その個体T1(')をGAに
より選択されたものとする。
【0053】なお、多少の処理時間の延長が認められる
場合には、GAの解の精度を高めるために次のような処
理を行ってもよい。すなわち、選出する個体Tとして必
要な評価関数Vの閾値VTを予め設定してワークステー
ション21に登録しておく。そして、次世代混合個体T
1’〜TN’を作成する毎に、その世代の最優秀個体
1’の評価関数V1と上記閾値VTとを比較し、V1≧V
Tとなった時点で、次世代混合個体T1’〜TN’の作成
を終了して、その世代の最優秀個体T1をGAにより選
択されたものとする。この処理では、その世代の最優秀
個体T1の評価関数V1が閾値VT以上となるまで、次世
代混合個体T1’〜TN’の作成操作を継続するため、処
理時間は多少、長時間化するものの、所望の評価関数V
Tを有する個体Tを確実に得ることができる。
【0054】本実施の形態の配電系統計画作成方法を用
いて実際の変電所において検証を行った。検証は、64
ビットCPU、128MBのメモリ、512KBのキャ
ッシュ、2.1GBのハードディスクを備えたワークス
テーション21を有する配電系統計画支援システムを用
いて、50ケ所の変電所において行った。その結果、G
Aを用いた上記ステップ25,26,28,30の操作
に要する時間の平均は1分程度と、処理時間が非常に短
時間となることが確認できた。さらには、得られた解の
精度も、ばらつきがなく安定したものであることが確認
できた。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、立案を短
時間で行うことができるうえに、立案者の熟練度合に関
係なく、高精度で均質な配電系統計画の立案を行うこと
ができるようになった。
【0056】また、短時間の立案時間で配電線ロスの削
減をも図ることができるようになり、その分さらに立案
精度を高めることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る配電系統計画作成
方法を実施する配電系統計画支援システムの概要図であ
る。
【図2】実施の形態の配電系統計画のフローチャートで
ある。
【図3】(a)は配電線の経路図の一例を示す図であ
り、(b)はその経路図の例から作成される個体の構成
図である。
【図4】それぞれ実施の形態の配電系統計画の作成に用
いられる遺伝的アルゴリズムの説明に供する図である。
【図5】配電系統の実際例を示す図である。
【符号の説明】
A,B 変圧設備 A11〜3 バンク
(変圧トランス設備) B11 バンク
2 FCB A31〜3 配電線 B31 配電線 α 低圧需要家 β 特需需要家 6 第2の高圧線 7 第3の高圧
線 8 開閉器 9 連系開閉器 10 連系開閉器 20 配電系計
画支援システム T 個体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 夜久 正司 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)発明者 的場 弘 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 Fターム(参考) 5G066 AA03 AA04 AA07 AA08 AE01 AE04 AE05 AE09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 想定した今後の電力需要に対して既存の
    配電設備で対応した際に、過負荷、電圧過降下等の電力
    供給支障が生じるか否かを判定したうえで、前記電力供
    給支障が生じると判定する場合に、その電力供給支障が
    生じない配電系統計画を作成する配電系統作成方法であ
    って、 前記電力供給支障が配電線経路内で生じると判定する場
    合には、各配電線の経路断続を行う開閉器、および同一
    の変電所から給電される配電線どうしの間の連系断続を
    行う開閉器の開閉組み合わせを、前記電力供給支障が生
    じないように遺伝的アルゴリズムを用いて作成する第1
    の電力供給支障解消計画作成手順と、 前記電力供給支障が変電所自体に生じると判定する場合
    には、各配電線の経路断続を行う開閉器、同一の変電所
    から給電される配電線どうしの間の連系断続を行う開閉
    器、および異なる変電所から給電される配電線どうしの
    間の連系断続を行う開閉器の開閉組み合わせを、前記電
    力供給支障が生じないように遺伝的アルゴリズムを用い
    て作成する第2の電力供給支障解消計画作成手順と、 前記第1,第2の電力供給支障解消計画作成手順で前記
    電力供給支障が解消できない場合には、前記電力供給支
    障が生じないように配電設備の新設計画を作成する第3
    の電力供給支障解消計画作成手順と、 を含むことを特徴とする配電系統計画作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配電系統計画作成方法で
    あって、 前記第1〜第3の電力供給支障解消計画作成手順を経た
    のち、前記各開閉器の開閉組み合わせを、各配電線経路
    の配電線ロスが最小になるように遺伝的アルゴリズムを
    用いて作成する第4の電力供給支障解消計画作成手順を
    更に含むことを特徴とする配電系統計画作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の配電系統計画作
    成方法であって、 第3ないしは第4の電力供給支障解消計画作成手順を経
    たのち、任意の配電線経路において断線等の配電事故が
    生じた際の前記各開閉器の開閉組み合わせを、前記電力
    供給支障が最小限になるように遺伝的アルゴリズムを用
    いて作成する第5の電力供給支障解消計画作成手順を更
    に含むことを特徴とする配電系統計画作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012034437A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Chugoku Electric Power Co Inc:The 電力系統における事故復旧目標系統決定方法
CN105514925A (zh) * 2015-12-09 2016-04-20 国网甘肃省电力公司检修公司 一种基于遗传算法的750kV变电站故障恢复方法
WO2023074308A1 (ja) * 2021-10-25 2023-05-04 株式会社日立製作所 情報処理装置及び方法

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WO2023074308A1 (ja) * 2021-10-25 2023-05-04 株式会社日立製作所 情報処理装置及び方法

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