JP2000183900A - ネットワークアドレスの設定方法及びその装置 - Google Patents

ネットワークアドレスの設定方法及びその装置

Info

Publication number
JP2000183900A
JP2000183900A JP35547098A JP35547098A JP2000183900A JP 2000183900 A JP2000183900 A JP 2000183900A JP 35547098 A JP35547098 A JP 35547098A JP 35547098 A JP35547098 A JP 35547098A JP 2000183900 A JP2000183900 A JP 2000183900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
special arp
address
network
special
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35547098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3589445B2 (ja
Inventor
Satoshi Satsutate
聡 札立
Hiroshi Nagano
博史 永野
Minoru Yamaguchi
稔 山口
Takayoshi Onozuka
貴義 小野塚
Naohide Sekiya
直秀 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP35547098A priority Critical patent/JP3589445B2/ja
Publication of JP2000183900A publication Critical patent/JP2000183900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3589445B2 publication Critical patent/JP3589445B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークアドレスの設定方法及びその装
置に関し、簡単な構成及び制御でグローバルな通信を行
うのに必要なネットワーク情報の設定を自動的に能率良
く行なえることを課題とする。 【解決手段】 データリンク層で使用するヘッダフィー
ルドのタイプ値をネットワーク層で使用する所定のネッ
トワークアドレスを問い合わせるための特定値となし、
その情報フィールドに前記ネットワークアドレスを搭載
可能とした特殊ARPパケットを設けると共に、ホスト
装置はLAN上に特殊ARP要求パケットをブロードキ
ャストし、これを受けたLAN上の他のネットワーク装
置は要求に対応するネットワークアドレスを特殊ARP
応答パケットの情報フィールドに搭載してホスト装置宛
に返送し、これを受けたホスト装置は特殊ARP応答パ
ケットの情報フィールドからネットワークアドレスを抽
出して自局の経路情報テーブルに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークアドレ
スの設定方法及びその装置に関し、更に詳しくは新設/
増設のホスト装置に対してグローバルな通信を行うのに
必要な各種ネットワークアドレス(LAN上のデフォル
トゲートウェイのIPアドレス,ネットワーク上の各種
サーバのIPアドレス等)の自動設定を可能とするネッ
トワークアドレスの設定方法及びその装置に関する。
【0002】今日、パーソナルコンピュータの普及には
目ざましいものがあり、特に電子メールやインターネッ
トへの接続等、TCP/IPをベースにしたグローバル
な通信を目的とするものが多い。かかる用途では、ユー
ザがネットーク情報(デフォルトゲートウェイのIPア
ドレス,各種サーバのIPアドレス等)の煩わしい設定
を行わなくても容易に通信できることが望まれる。
【0003】
【従来の技術】図10,図11は従来技術を説明する図
(1),(2)で、図10は従来のTCP/IPによる
通信ネットワークの一部構成を示している。図におい
て、例えばホストaからホストbに通信するような同一
セグメント内(同一LAN上)の通信は、ホストaがホ
ストbのIPアドレスさえ知っていればホストa,b間
で直接に行える。なお、ホストa,b間の実際の通信は
データリンク層を介して行われ、このデータリンク層で
はIPアドレスに対応する物理(MAC)アドレスが使
用されるが、このMACアドレスはARP(Address Res
olution Protocol)パケットのやり取りにより自動的に
解決されるので、ユーザはMACアドレスを意識する必
要は無い。以下、これを説明する。
【0004】図11にARPパケット(イーサネットフ
レームの場合)のフレームフォーマットを示す。ARP
パケットはデータリンク層で使用されるイーサネットヘ
ッダと上位層のデータを運ぶIPデータグラム(FCS
を含む)とからなる。イーサネットヘッダは、宛先MA
Cアドレスと、送信元MACアドレスと、データ部で運
ぶ情報のプロトコルタイプとからなる。ここで、ARP
パケットのプロトコルタイプは「0806」であり、他
にもIPパケット(IPv4)のプロトコルタイプ=
「0800」,MACアドレスからIPアドレスを求め
るRARP(Reverse Address Resolution Protocol) パ
ケットのプロトコルタイプ=「8035」等が規定され
ている。一方、ARPパケットの情報フィールドには、
ハードウェアタイプ(イーサネット=1)と、使用され
るプロトコルタイプと、MACアドレス長(=6)と、
IPアドレス長(=4)と、要求/応答等のオペレーシ
ョン種別を表すオペレーションと、送信元MACアドレ
スと、送信元IPアドレスと、宛先MACアドレスと、
宛先IPアドレスとが含まれる。
【0005】図10に戻り、ARPの下では、ホストa
がホストbのMACアドレスを知りたい場合には、ホス
トaはARP要求パケットに送信元IPアドレス「1
0.1.1.30」,宛先IPアドレス「10.1.
1.31」,宛先MACアドレス=0(未知)等を搭載
して接続リンクにブロードキャストにて送信する。この
ARP要求パケットはリンク上の全ホストで受信処理さ
れるが、その内の宛先IPアドレス「10.1.1.3
1」を検出したホストbのみがホストa宛にARP応答
パケットを返送し、このARP応答パケットには送信元
IPアドレス「10.1.1.31」,送信元MACア
ドレス「ホストbのMACアドレス」,宛先IPアドレ
ス「10.1.1.30」等が搭載されている。従っ
て、これを受けたホストaは、以後はホストa,bのM
ACアドレスを使用することでホストa,b間の通信を
1対1(ブロードキャスト無し)で行える。また、こう
して各ホストはLAN上の全ホストのMACアドレスを
取得・管理することで、各ホスト間の通信を1対1で行
える。
【0006】一方、ホストaからセグメント外(他のネ
ットワーク)の例えばホストcへの通信はルータを介し
て行われ、この場合は、ホストcのIPアドレスのみな
らず、所望のネットワークに接続するためのデフォルト
ゲートウェイ(即ち、ルータ1の接続ポートのIPアド
レス「10.1.1.1」)の設定も必要となる。
【0007】この場合に、TCP/IPにおけるルータ
1〜ルータ3等では、所定のルーティングプロトコル
(RIP:Routing Information Protocl ,OSPF:
Open Shortest Path First等) に従い自己のルーティン
グ(経路制御情報)テーブルを生成・管理しており、I
Pアドレス中のネットーワーアドレス部の情報に従って
IPパケットを適正にルーティング可能となっている。
【0008】これにより、ホストaからホストc宛のI
Pパケットは、ルータ1で次ルータ2「10.1.0.
2」の側にルーティングされ、更に次ルータ2ではIP
アドレス「10.1.2.1」のインタフェースにルー
ティングされ、最終的にホストcにより受信処理され
る。
【0009】またインターネットでWWWサーバ等に接
続する様な場合には、ユーザは上記IPアドレスを使用
する代わりに、取扱容易なホスト名(例えば「http://w
ww.fne.fujitsu.co.jp/ 」)を使用するのが一般的であ
る。このホスト(ドメイン)名「fne.fujitsu.co.jp 」
を対応するIPアドレスに変換するものとしてDNS(D
omain Name System)サーバがあるが、このサービスを利
用するには、各ホストにDNSサーバのIPアドレスを
設定しておく必要がある。
【0010】またWWWブラウザ等に設定する項目の一
つにプロキシ(Proxy) サーバがある。プロキシサーバ
は、接続したWWWサーバ等の情報を控えておき、次回
に接続したい場合は控えておいた情報を表示させること
により、ネットワークのトラヒック量を軽減可能とする
ものである。従って、このサービスを利用するには、各
ホストにプロキシサーバのIPアドレスを設定しておく
必要がある。
【0011】かくして、LANに新設又は増設のホスト
aが、グローバルな通信を行うには、各種ネットワーク
アドレス(デフォルトゲートウェイのIPアドレス,ネ
ットワーク上の各種サーバのIPアドレス等)の設定を
行う必要がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来は、ユーザがホス
ト毎に各種ネットワークアドレスの設定を行なう必要が
あり、これが極めて煩わしい作業となっていた。
【0013】また従来は、TCP/IPネットワークに
接続するホストに、IPアドレスやコンフィギュレーシ
ョン情報を伝達(即ち、プラグ&プレイを可能に)する
仕組みとしてDHCP(Dynamic Host Configuration P
rotocol)が標準化されている(RFC2131)。この
DHCPでは、DHCPクライアント(ホストa等)と
DHCPサーバとが連携して動作すると共に、予めDH
CPサーバにはDHCPクライアントに割り振るための
IPアドレスの他、TCP/IPで通信するためのデフ
ォルトゲートウェイやDNS等の各種サーバのIPアド
レスを設定しておく。DHCPクライアントは、システ
ムの起動時にDHCPサーバからこれらの情報を取得す
ることでユーザの手を煩わすことなくネットワーク情報
の設定を自動的に行なえる。
【0014】しかし、DHCPでは、ホストと同じセグ
メントにDHCPサーバが接続されていなければサービ
スを利用できないばかりか、この様なDHCPサーバを
設けるのは高価である。また、異なるセグメントを中継
しているルータにリレーエージェント機能がある様な場
合には、遠隔のDHCPサーバとの間でDHCPメッセ
ージを中継することも可能であるが、DHCPメッセー
ジはブロードキャストを多用するので、多くのホストを
1つのDHCPサーバで管理する場合には、トラヒック
増大の問題が発生する。
【0015】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み成さ
れたもので、その目的とする所は、簡単な構成及び通信
制御でグローバルな通信を行うのに必要なネットワーク
情報の設定を自動的に能率良く行なえるネットワークア
ドレスの設定方法及びその装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のネット
ワークアドレスの設定方法は、データリンク層で使用す
るヘッダフィールドのタイプ値をネットワーク層で使用
する所定のネットワークアドレスを問い合わせるための
特定値となし、かつその情報フィールドに前記ネットワ
ークアドレスを搭載可能とした特殊ARPパケットを設
けると共に、ホスト装置aはLAN上に特殊ARP要求
パケットをブロードキャストにて送信し、これを受けた
前記LAN上の他のネットワーク装置(ホスト装置b,
ルータ装置A等)は前記要求に対応する1又は2以上の
ネットワークアドレスを特殊ARP応答パケットの情報
フィールドに搭載して前記ホスト装置a宛に返送し、こ
れを受けた前記ホスト装置aは特殊ARP応答パケット
の情報フィールドから前記ネットワークアドレスを抽出
して自局の経路情報テーブルに設定するものである。
【0017】本発明(1)においては、ヘッダフィール
ドのタイプ値を特定値となし、かつその情報フィールド
に問い合わせ対象のネットワークアドレスを搭載可能と
した特殊ARPパケットを設けると共に、LAN上に新
設/増設された例えばホスト装置aは、前記LAN上の
他のネットワーク装置(ホスト装置b,ルータ装置A
等)との間で前記特殊ARP要求/応答パケットのやり
取りを行うだけの比較的簡単な構成及び通信制御によ
り、グローバルな通信を行うのに必要な複数のネットワ
ークアドレスの設定を自動的に能率良く行なえる。
【0018】好ましくは本発明(2)においては、上記
本発明(1)において、ネットワークアドレスは、LA
N上に接続するデフォルトゲートウェイのネットワーク
アドレス及び又は同一又は異なるネットワーク上に接続
する各種サーバ装置のネットワークアドレスである。従
って、ユーザはホスト装置aのネットワークアドレス
(IPアドレス等)を設定するだけで容易にグローバル
な通信(電子メール,インターネット通信等)を行え
る。
【0019】また本発明(3)のホスト装置は、LAN
上にデータリンク層で使用されるヘッダフィールドのタ
イプ値を特定値とした特殊ARP要求パケットをブロー
ドキャストにて送信する送信手段と、前記LAN上から
前記特殊ARP要求パケットに対する特殊ARP応答パ
ケットを受信する受信手段と、前記受信した特殊ARP
応答パケットの情報フィールドから所定の1又は2以上
のネットワークアドレスを抽出し、これらを自局で使用
する経路情報テーブルに設定するアドレス設定手段とを
備えるものである。従って、この様なホスト装置は比較
的簡単な構成及び通信制御で実現できると共に、ユーザ
が煩わしいアドレス設定を行わなくてもグローバルな通
信を行える。
【0020】好ましくは本発明(4)においては、上記
本発明(3)において、アドレス設定手段は、送信手段
による特殊ARP要求パケットの送信後、受信手段によ
り最初に受信された特殊ARP応答パケットの情報フィ
ールドからネットワークアドレスを抽出する。従って、
この様なホスト装置は必要なネットワークアドレスを迅
速に設定できる。
【0021】また好ましくは本発明(5)においては、
上記本発明(3)において、送信手段による特殊ARP
要求パケットの送信と共に起動され、かつ所定時間経過
後にタイムアウトするタイマ手段を備え、受信手段は前
記タイマ手段がタイムアウトするまでの間に受信された
1又は2以上の特殊ARP応答パケットの各所定の情報
フィールドの内容を蓄積すると共に、アドレス設定手段
は前記蓄積された情報に含まれる所定の優先順位の情報
に基づき最も優先順位の高い情報フィールドからネット
ワークアドレスを抽出する。
【0022】ところで、ネットワークシステムでは同一
LAN上に2つのルータ装置を接続し、その一方をメイ
ン(常用)に、かつ他方をサブ(メイン障害時のバッッ
クアップ用,メイン輻輳時の迂回パス用等)として使用
する場合も少なくない。係る場合に、LANに新設/増
設さたホスト装置としては、この様な状況を知り得ない
から、通常はどのルータ装置(即ち、デフォルトゲート
ウェイ)を介して他のネットワークに接続したら良いか
分からないと言う問題が生じる。
【0023】そこで、本発明(5)においては、特殊A
RP応答パケットの情報フィールドに優先順位の欄を設
けると共に、被問い合わせ先のルータ装置等では要求元
ホスト装置が接続するLANインタフェース部のネット
ワークアドレスと共に、その優先順位の情報を搭載して
返送し、これを受けたホスト装置のアドレス設定手段で
は蓄積された各パケット情報の内の最も優先順位の高い
情報フィールドからネットワークアドレスを抽出するこ
ととした。従って、通常はどのルータ装置を介して(即
ち、デフォルトゲートウェイとして)他のネットワーク
に接続したら良いかが容易に分かる。
【0024】また好ましくは本発明(6)においては、
上記本発明(3)において、送信手段による特殊ARP
要求パケットの送信と共に起動され、かつ所定時間経過
後にタイムアウトするタイマ手段を備え、送信手段はホ
スト装置宛の第1の特殊ARP要求パケットをブロード
キャストにて送信後、前記タイマ手段がタイムアウトす
るまでの間に受信手段が前記第1の特殊ARP要求パケ
ットに対する第1の特殊ARP応答パケットを受信しな
いことにより、ルータ装置宛の第2の特殊ARP要求パ
ケットをブロードキャストにて送信する。
【0025】本発明(6)においては、ホスト装置は、
まずLAN上の他のホスト装置宛に問い合わせを行うこ
とで必要なネットワークアドレスを能率良く収集可能で
ある。またその際には、LAN上のルータ装置には問い
合わせを行わないことで、ルータ装置の処理負担増加を
回避できる。しかし、ホスト装置が新設(最初のホスト
装置)の場合はタイマ手段がタイムアウトする。そこ
で、今度はLAN上のルータ装置宛に問い合わせを行う
ことで必要なネットワークアドレスを収集可能である。
従って、この場合のホスト装置は、LAN上における増
設/新設に関わらず、必要なネットワークアドレスを能
率良く設定可能である。
【0026】また好ましくは本発明(7)においては、
上記本発明(3)において、受信手段はLAN上にブロ
ードキャストされた特殊ARP要求パケットを受信し、
かつ送信手段は前記特殊ARP要求パケットに対する特
殊ARP応答パケットを要求元ホスト装置に送信可能で
あると共に、前記受信手段が前記特殊ARP要求パケッ
トを受信したことにより、自局の経路情報テーブルが保
持する所定の1又は2以上のネットワークアドレスを特
殊ARP応答パケットの情報フィールドにマッピングし
て要求元ホスト装置に返送する応答手段を備える。従っ
て、LAN上の全てのホスト装置が、相互に、必要なネ
ットワークアドレスのやり取りを行えることになる。
【0027】また本発明(8)のルータ装置は、複数の
ネットワークインタフェース部を介して複数のネットワ
ークに接続可能なルータ装置において、前記ネットワー
クインタフェース部を介して受信されたパケットのデー
タリンク層で使用されるヘッダフィールドのタイプ値を
検出する検出手段と、前記検出されたタイプ値が特定の
値であることにより、該特殊ARP要求パケットに対す
る特殊ARP応答パケットの情報フィールドに前記ネッ
トワークインタフェース部のネットワークアドレスをマ
ッピングして要求元ホスト装置に送信する応答手段とを
備えるものである。従って、ネットワーク(LAN)毎
に、デフォルトゲートウェイのネットワークアドレスを
能率良く通知できる。
【0028】好ましくは本発明(9)においては、上記
本発明(8)において、ネットワークインタフェース部
につき予め設定された優先順位の情報を保持する記憶手
段を備え、応答手段は特殊ARP応答パケットの情報フ
ィールドに前記ネットワークインタフェース部のネット
ワークアドレスと共に前記優先順位の情報をマッピング
する。従って、要求元ホスト装置はLAN上のメインの
ルータ(即ち、デフォルトゲートウェイ)を能率良く選
択・設定できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。
【0030】図2は実施の形態によるネットワーク装置
のブロック図である。図2(A)はホストの構成を示し
ており、図において、100は例えばイーサネット方式
によるLAN、10はホスト、11はLANインタフェ
ース部、12はホストとしての通常の通信制御を行う制
御部、13はホストの経路情報を保持するルーティング
テーブル、14はホストの特殊ARPに係る例えば図
3,図4(A)又は図5のプログラム処理を実行する特
殊ARP処理部である。
【0031】また図2(B)はルータの構成を示してお
り、図において、100は例えばイーサネット方式によ
るLAN(LAN1〜LANn)、20はルータ、21
1 〜21n はLAN1〜LANnに夫々接続するための
LANインタフェース部、22はルータとしての通常の
通信制御を行う制御部、23はルータの経路制御情報
(ルーティング情報)を保持するルーティングテーブ
ル、24はルータの特殊ARPに係る例えば図4(B)
のプログラム処理を実行する特殊ARP処理部、25は
LANインタフェース部211 〜21n 間を接続する為
の高速バスである。なお、ルータ20には上記イーサネ
ット方式によるLAN以外の異なるネットワーク(IS
DN等)に接続する為のネットワークインタフェース部
を混在して実装可能である。
【0032】図3,図4は第1の実施の形態によるIP
アドレス設定処理のフローチャート(1),(2)で、
図3は新設又は増設のホストxがLAN上の他のネット
ワーク装置(ホスト,ルータ)からデフォルトゲートウ
ェイのIPアドレスを自動的に取得する場合を示してい
る。
【0033】なお、以下の説明では、ネットワーク層及
びトランスポート層のプロトコルをTCP/IPとし、
また新設/増設のホストxのIPアドレスは既に設定済
みとする。またトランスポート層以上で使用するアドレ
スはDNSサーバにより処理されるものとする。
【0034】ホストxをLANに接続し、電源投入する
と、ホストxの初期処理の後この処理(ホスト問い合わ
せ処理)に入力する。テップS1ではデフォルトゲー
トウェイのIPアドレスを問い合わせるためのセグメン
ト(同一LAN)内ホスト宛同報特殊ARP要求パケッ
トを生成する。
【0035】図8に実施の形態による特殊ARPパケッ
トのフォーマットを示す。この特殊ARPパケットは基
本的には図11のARPパケットにおけるイーサネット
ヘッダのタイプ値を特定値(例えば「0121」)とし
たものと考えて良い。従って、この特殊ARPパケット
は基本的には従来のARPプロトコルに従ってやり取り
できる。但し、この特殊ARPパケットは、そのタイプ
値を特定値「0121」としたことにより、ホスト宛の
パケットとして認識されると共に、問い合わせ対象とな
るアドレスの種類が異なる。即ち、従来のARP要求パ
ケットでは宛先IPアドレスで指定する宛先MACアド
レスが問い合わせ対象であったが、この特殊ARP要求
パケットではLAN上のホストが自局で保持(認識)し
ているデフォルトゲートウェイについてのIPアドレス
が問い合わせ対象となる。また要求/応答の区別はAR
Pパケットと同様に情報フィールドのオペレーションの
欄で行われる。なお、この第1の実施の形態では情報フ
ィールドにおける「優先順位」の欄は設けられていない
ものとする。
【0036】図3に戻り、ステップS2では特殊ARP
要求パケットを接続リンクにブロードキャストで送信す
る。ステップS3ではタイマT1をスタートする。この
タイマT1はLAN上の少なくとも1台又は全ての既設
ホストからの特殊ARP応答パケットの受信を期待する
に十分な時間である。ステップS4ではタイマT1がタ
イムアウトか否かを判別する。タイムアウトでない場合
はステップS5で特殊ARP応答パケットの受信か否か
を判別し、受信でない場合はステップS4に戻る。こう
して、他のホストからの特殊ARP応答パケットの受信
を待ち、やがて、T1を経過する前に特殊ARP応答パ
ケットを受信した場合は、LAN上に既設ホストが存在
した(即ち、ホストxが増設の)場合である。この場合
の処理はステップS11に進み、受信した特殊ARP応
答パケットの情報フィールドから例えば送信元IPアド
レスの欄の情報(ここにはデフォルトゲートウェイのI
Pアドレスが搭載されている)を抽出し、これをホスト
xのルーティングテーブルに格納する。なお、本第1の
実施の形態ではその後に受信される他のホストからの特
殊ARP応答パケットは既に用済みであるので廃棄され
る。
【0037】また上記ステップS4の判別でタイマT1
がタイムアウトした場合は、最寄りのホストが存在しな
いか、又はLAN上に他のホストが1台も存在しない
(即ち、ホストxが新設の)場合である。この場合の処
理はステップS6に進み、今度はデフォルトゲートウェ
イのIPアドレスを問い合わせるためのセグメント内ル
ータ宛同報特殊ARP要求パケットを生成する。この特
殊ARP要求パケットは、そのタイプ値を特定値(例え
ば「0122」)としたことにより、ルータ宛のパケッ
トとして認識されると共に、ルータにおいては要求元ホ
ストに接続するLANインタフェース部のIPアドレス
(即ち、デフォルトゲートウェイ)が問い合わせ対象で
あると解釈される。
【0038】ステップS7では特殊ARP要求パケット
を接続リンクにブロードキャストで送信する。ステップ
S8ではタイマT2をスタートする。このタイマT2は
LAN上の少なくとも1台又は全てのルータからの特殊
ARP応答パケットの受信を期待するに十分な時間であ
る。ステップS9ではタイマT2のタイムアウトか否か
を判別する。タイムアウトでない場合はステップS10
で特殊ARP応答パケットの受信か否かを判別し、受信
でない場合はステップS9に戻る。こうして、ルータか
らの特殊ARP応答パケットの受信を待ち、やがて、T
2を経過する前に特殊ARP応答パケットを受信した場
合は、ステップS11に進み、受信した特殊ARP応答
パケットの情報フィールドから例えば送信元IPアドレ
スの欄の情報(ここにはデフォルトゲートウェイのIP
アドレスが搭載されている)を抽出し、これをホストx
のルーティングテーブルに格納する。なお、本第1の実
施の形態ではこの場合もその後に受信される他のルータ
からの特殊ARP応答パケットは用済みであるので廃棄
される。こうして、本第1の実施の形態によれば、ホス
トxは、LANに新設/増設によらず、デフォルトゲー
トウェイのIPアドレスを速やかに設定できる。
【0039】図4(A)は上記特殊ARP要求パケット
を受信したホスト側における特殊ARP応答処理を示し
ている。ステップS21では要求元ホストx宛の特殊A
RP応答パケットを生成し、その情報フィールドの送信
元IPアドレスの欄に自局で保持(認識)しているデフ
ォルトゲートウェイについてのIPアドレスをマッピン
グする。ステップS22では特殊ARP応答パケットを
接続リンクに送信し、この処理を抜ける。
【0040】図4(B)は上記特殊ARP要求パケット
を受信したルータ側における特殊ARP応答処理を示し
ている。ステップS25では、例えば自局のルーティン
グテーブルを参照し、要求元ホストxが新規ホスト(ル
ーティング情報の登録が無い)か否かを判別する。新規
ホストの場合は、ステップS26で当該ホストxに係る
ルーティング情報(ホストxのIPアドレス,接続LA
NインタフェースのIPアドレス等)を生成してこれを
ルーティングテーブルに格納する。また新規ホストでな
い場合は上記ステップS26の処理をスキップする。ス
テップS27では当該ホストx宛の特殊ARP応答パケ
ットを生成すると共に、その情報フィールドの送信元I
Pアドレスの欄に要求元ホストxが接続するLANイン
タフェース部(即ち、デフォルトゲートウェイ)のIP
アドレスをマッピングする。ステップS28では特殊A
RP応答パケットを当該LANインタフェース部の接続
リンクに送信し、この処理を抜ける。
【0041】なお、上記第1の実施の形態ではホスト宛
とルータ宛の特殊APR要求パケットでタイプ値を「0
121」,「0122」の如く分けたがこれに限らな
い。例えばホスト宛とルータ宛の特殊APRパケットで
タイプ値を共通(例えば「0121」)とすることが可
能であり、この場合はホストxからの特殊APR要求パ
ケットのブロードキャスト送信に応じて、他のホスト及
びルータから夫々に特殊APR応答パケットが返送され
ることになる。但し、この場合の他のホストでは自局で
保持(認識)しているデフォルトゲートウェイについて
のIPアドレスが問い合わせ対象と解釈され、またルー
タでは要求元ホストが接続するLANインタフェース部
(ポート)のIPアドレスが問い合わせ対象と解釈され
る。
【0042】図5は第2の実施の形態によるIPアドレ
ス設定処理のフローチャートで、増設又は新設のホスト
xがセグメント内の複数のルータからデフォルトゲート
ウェイのIPアドレスを自動的に取得する場合を示して
いる。本第2の実施の形態は、同一LAN上にメイン
(常用)とサブ(メインルート障害時のバックアップル
ート用,メインルートの過剰トラフィック時の迂回ルー
ト用等)のルータ(経路)が存在する様な場合に、ホス
トxが通常はどのルータをデフォルトゲートウェイとし
て外部ネットワークに接続したら良いかの問題を能率良
く解決するものである。
【0043】ホストxをLANに接続し、電源投入する
と、ホストxの初期処理の後この処理(ホスト問い合わ
せ処理)に入力する。ステップS31ではデフォルト
ゲートウェイのIPアドレスを問い合わせるためのセグ
メント内ルータ宛同報特殊ARP要求パケットを生成す
る。
【0044】図8の特殊ARPパケットのフォーマット
において、本第2の実施の形態では上記タイプ値(「0
122」)の新設に加え、その情報フィールドには「優
先順位」の欄が設けられている。また本第2の実施の形
態では、同一LAN上に接続する複数のルータの内、メ
インで使用される側のパス(即ち、LANインタフェー
ス部)には相対的に高い優先順位が、またサブ的に使用
される側のパス(即ち、LANインタフェース部)には
相対的に低い優先順位が予め設定されている。
【0045】図5に戻り、ステップS32では特殊AR
P要求パケットを接続リンクにブロードキャストで送信
する。ステップS33ではタイマT2をスタートする。
このタイマT2は同一セグメント内の全てのルータから
の特殊ARP応答パケットの受信を期待するに十分な時
間である。ステップS34ではタイマT2がタイムアウ
トか否かを判別する。タイムアウトでない場合はステッ
プS35で特殊ARP応答パケットの受信か否かを判別
し、受信でない場合はステップS34に戻る。こうし
て、ルータからの特殊ARP応答パケットの受信を待
ち、やがて、T2を経過する前に特殊ARP応答パケッ
トを受信した場合は、ステップS36に進み、特殊AR
P応答パケットの情報フィールドから送信元IPアドレ
スの欄の情報(ここにはデフォルトゲートウェイのIP
アドレスが搭載されている)及び優先順位の情報を抽出
し、これをホストxのメモリに蓄積する。こうして、全
ルータからの情報を蓄積し、やがて上記ステップS34
の判別でT2がタイムアウトになると、処理はステップ
S37に進み、上記蓄積した各IPアドレスの内の、最
も優先順位の高いものに対応するIPアドレスを抽出
し、ホストxのルーティングテーブルにデフォルトゲー
トウェイのIPアドレスとして格納する。
【0046】なお、本第2の実施の形態におけるルータ
応答処理は上記図4(B)に示したもの同様で良い。但
し、そのステップS27においては、要求元ホストx宛
の特殊ARP応答パケットを生成すると共に、その情報
フィールドの送信元IPアドレスの欄には要求元ホスト
xが接続するLANインタフェース部のIPアドレス
を、かつその優先順位の欄には当該LANインタフェー
ス部に設定された優先順位の情報を夫々マッピングす
る。
【0047】また、本第2の実施の形態では、同一LA
N上のホストに対する問い合わせ処理を省略したが、こ
の処理を設けても良い。この場合の各ホストは自局で保
持(認識)しているデフォルトゲートウェイについての
IPアドレスと共に、これに付随して取得された優先順
位の情報を保持する。そして、この場合におけるホスト
応答処理は上記図4(A)に示したもの同様で良いが、
但し、そのステップS21では要求元ホストx宛の特殊
ARP応答パケットを生成すると共に、その情報フィー
ルドの送信元IPアドレスの欄には問い合わせ先ホスト
が保持(認識)しているデフォルトゲートウェイについ
てのIPアドレスを、また優先順位の欄には該IPアド
レスに付随して取得された優先順位の情報を夫々マッピ
ングする。一方、図5のホスト問い合わせ処理におけ
るホスト宛の問い合わせ処理は同図のルータ宛の問い合
わせ処理と同様に処理できる。
【0048】図6は第1の実施の形態によるIPアドレ
ス設定処理(上記図3の処理に対応)のシーケンス図
で、図において、ホストxは新設/増設のホスト、ホス
トa,bは同一セグメント内の他の既設ホスト、ルータ
A〜Cは同一セグメント内のルータである。
【0049】図6(A)はホスト宛問い合わせ処理の部
分を示している。ホストxはホスト宛同報特殊ARP要
求パケットをLANに送信する。この例ではホストxに
ホストaからの特殊ARP応答パケットが最初に受信さ
れたことにより、該パケットの情報フィールドからデフ
ォルトゲートウェイのIPアドレスが抽出され、ホスト
xのルーティングテーブルに格納される。なお、その後
のホストbからの特殊ARP応答パケットは廃棄され
る。
【0050】図6(B)はルータ宛問い合わせ処理の部
分を示しており、この処理はLAN上に既設ホストa,
bが存在しなかった場合に自動的に実行される。ホスト
xはルータ宛同報特殊ARP要求パケットをLANに送
信する。この例ではホストxにルータAからの特殊AR
P応答パケットが最初に受信されたことにより、該パケ
ットの情報フィールドからデフォルトゲートウェイ(即
ち、ルータAの接続LANインタフェース部)のIPア
ドレスが抽出され、ホストxのルーティングテーブルに
格納される。なお、その後のルータB,Cからの各特殊
ARP応答パケットは廃棄される。
【0051】図7は第2の実施の形態によるIPアドレ
ス設定処理(上記図5の処理に対応)のシーケンス図を
示している。ホストxはルータ宛同報特殊ARP要求パ
ケットをLANに送信する。この例では時間T2の間に
ホストxに全ルータA〜Cからの各接続LANインタフ
ェース部のIPアドレス及び優先順位の情報が夫々収集
・蓄積され、時間T2の経過後、優先順位の最も高いル
ータ(例えばルータB)の接続LANインタフェース部
のIPアドレスが抽出され、ホストxのデフォルトゲー
トウェイとしてルーティングテーブルに格納される。
【0052】図9は他の実施の形態による特殊ARPパ
ケットのフォーマットを示す図である。ここでは、トラ
ンスポート層以上で使用するプロキシサーバ,DNSサ
ーバ等のIPアドレスの問い合わせであることを示すた
め、特殊ARPパケットのタイプ値を特定値(例えば
「0123」)としている。これに応じてその情報フィ
ールドには、サーバのアドレス長,アドレスの個数,プ
ロキシサーバMACアドレス,プロキシサーバIPアド
レス,メールサーバMACアドレス,メールサーバIP
アドレス,ニュースサーバMACアドレス,ニュースサ
ーバIPアドレス等の、TCP/IPで利用可能な様々
なサーバのIPアドレス等の搭載欄が設けられている。
なお、これらのIPアドレスと同時に上記デフォルトゲ
ートウェイのIPアドレスも問い合わせ出来るようにプ
ロトコルを構成しても良い。
【0053】IPアドレス設定処理のフローチャートに
ついては上記図3〜図5と同様で良い。但し、この場合
の被問い合わせホストは、上記図4(A)のステップS
21において、要求元ホストx宛の特殊ARP応答パケ
ットに対して自局で保持(認識)しているプロキシサー
バ,DNSサーバ等の各IPアドレスを、好ましくは上
記デフォルトゲートウェイのIPアドレスと共に、マッ
ピングし、要求元ホストx宛に送信する。またこの場合
の被問い合わせルータは、上記図4(B)のステップS
27において、要求元ホストx宛の特殊ARP応答パケ
ットに対して自局で保持(認識)しているプロキシサー
バ,DNSサーバ等の各IPアドレスを、好ましくは上
記要求元ホストxに接続するLANインタフェース部の
IPアドレスと共に、マッピングし、要求元ホストxに
送信する。
【0054】なお、各ルータが保持する上記各種サーバ
のIPアドレスの設定/変更/消去については、これを
予め専用機器を接続したローカルモードで行い、又は公
知のプロトコルによりルータ自信が自動的に設定/変更
/消去可能である。またルータ(各LANインタフェー
ス部)に対する優先順位の設定/変更/消去は、例えば
専用機器を接続したローカルモードで行う。一方、他の
既存ホストにおける上記各種サーバのIPアドレスの設
定/変更/消去については、本実施の形態による特殊A
RPパケットを使用することによりLAN上のルータを
利用して実施可能である。
【0055】なお、上記実施の形態ではルータを使用す
る場合につき述べたが、ルータの使用に代え、同種の機
能を備えるスイッチングハブやゲートウェイ等の装置を
使用できることは明らかである。
【0056】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部
の構成,制御,処理及びこれらの組合せの様々な変更が
行えることは言うまでも無い。
【0057】
【発明の効果】以上のべた如く本発明によれば、新設/
増設のホストがグローバルな通信を行うに必要な各種ネ
ットワークアドレス(デフォルトゲートウェイ,プロキ
シサーバ,DSNサーバ等の各IPアドレス)をLAN
上の既設ホスト又はルータから比較的簡単な構成及び通
信制御で自動的に能率良く取得・設定できるので、一般
のユーザでも容易にグローバルな通信(インターネッ
ト,電子メール等)を行え、この種のネットワークシス
テムの普及・発展に寄与する所が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態によるネットワーク装置のブロック
図である。
【図3】第1の実施の形態によるIPアドレス設定処理
のフローチャート(1)である。
【図4】第1の実施の形態によるIPアドレス設定処理
のフローチャート(2)である。
【図5】第2の実施の形態によるIPアドレス設定処理
のフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態によるIPアドレス設定処理
のシーケンス図である。
【図7】第2の実施の形態によるIPアドレス設定処理
のシーケンス図である。
【図8】実施の形態による特殊ARPパケットのフォー
マットを示す図である。
【図9】他の実施の形態による特殊ARPパケットのフ
ォーマットを示す図である。
【図10】従来技術を説明する図(1)である。
【図11】従来技術を説明する図(2)である。
【符号の説明】
10 ホスト 11 LANインタフェース部 12 制御部 13 ルーティングテーブル 14 特殊ARP処理部 20 ルータ 211 〜21n LANインタフェース部 22 制御部 23 ルーティングテーブル 24 特殊ARP処理部 25 高速バス 100 ローカルエリアネットワーク(LAN)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 博史 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 山口 稔 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 小野塚 貴義 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 関谷 直秀 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA01 HA06 HB19 JB24 KB06 KB11 KC15 KC39 MC06 MD06 5K030 GA16 HA08 HC01 HD03 HD09 JA05 JT02 KA05 LB05 5K033 AA09 CB01 CB13 CC01 DA01 DA06 DB19 EA07 EC01 EC03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データリンク層で使用するヘッダフィー
    ルドのタイプ値をネットワーク層で使用する所定のネッ
    トワークアドレスを問い合わせるための特定値となし、
    かつその情報フィールドに前記ネットワークアドレスを
    搭載可能とした特殊ARPパケットを設けると共に、ホ
    スト装置はLAN上に特殊ARP要求パケットをブロー
    ドキャストにて送信し、これを受けた前記LAN上の他
    のネットワーク装置は前記要求に対応する1又は2以上
    のネットワークアドレスを特殊ARP応答パケットの情
    報フィールドに搭載して前記ホスト装置宛に返送し、こ
    れを受けた前記ホスト装置は特殊ARP応答パケットの
    情報フィールドから前記ネットワークアドレスを抽出し
    て自局の経路情報テーブルに設定することを特徴とする
    ネットワークアドレスの設定方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークアドレスは、LAN上に接
    続するデフォルトゲートウェイのネットワークアドレス
    及び又は同一又は異なるネットワーク上に接続する各種
    サーバ装置のネットワークアドレスであることを特徴と
    する請求項1に記載のネットワークアドレスの設定方
    法。
  3. 【請求項3】 LAN上にデータリンク層で使用される
    ヘッダフィールドのタイプ値を特定値とした特殊ARP
    要求パケットをブロードキャストにて送信する送信手段
    と、 前記LAN上から前記特殊ARP要求パケットに対する
    特殊ARP応答パケットを受信する受信手段と、 前記受信した特殊ARP応答パケットの情報フィールド
    から所定の1又は2以上のネットワークアドレスを抽出
    し、これらを自局で使用する経路情報テーブルに設定す
    るアドレス設定手段とを備えることを特徴とするホスト
    装置。
  4. 【請求項4】 アドレス設定手段は、送信手段による特
    殊ARP要求パケットの送信後、受信手段により最初に
    受信された特殊ARP応答パケットの情報フィールドか
    らネットワークアドレスを抽出することを特徴とする請
    求項3に記載のホスト装置。
  5. 【請求項5】 送信手段による特殊ARP要求パケット
    の送信と共に起動され、かつ所定時間経過後にタイムア
    ウトするタイマ手段を備え、受信手段は前記タイマ手段
    がタイムアウトするまでの間に受信された1又は2以上
    の特殊ARP応答パケットの各所定の情報フィールドの
    内容を蓄積すると共に、アドレス設定手段は前記蓄積さ
    れた情報に含まれる所定の優先順位の情報に基づき最も
    優先順位の高い情報フィールドからネットワークアドレ
    スを抽出することを特徴とする請求項3に記載のホスト
    装置。
  6. 【請求項6】 送信手段による特殊ARP要求パケット
    の送信と共に起動され、かつ所定時間経過後にタイムア
    ウトするタイマ手段を備え、送信手段はホスト装置宛の
    第1の特殊ARP要求パケットをブロードキャストにて
    送信後、前記タイマ手段がタイムアウトするまでの間に
    受信手段が前記第1の特殊ARP要求パケットに対する
    第1の特殊ARP応答パケットを受信しないことによ
    り、ルータ装置宛の第2の特殊ARP要求パケットをブ
    ロードキャストにて送信することを特徴とする請求項3
    に記載のホスト装置。
  7. 【請求項7】 受信手段はLAN上にブロードキャスト
    された特殊ARP要求パケットを受信し、かつ送信手段
    は前記特殊ARP要求パケットに対する特殊ARP応答
    パケットを要求元ホスト装置に送信可能であると共に、
    前記受信手段が前記特殊ARP要求パケットを受信した
    ことにより、自局の経路情報テーブルが保持する所定の
    1又は2以上のネットワークアドレスを特殊ARP応答
    パケットの情報フィールドにマッピングして要求元ホス
    ト装置に返送する応答手段を備えることを特徴とする請
    求項3に記載のホスト装置。
  8. 【請求項8】 複数のネットワークインタフェース部を
    介して複数のネットワークに接続可能なルータ装置にお
    いて、 前記ネットワークインタフェース部を介して受信された
    パケットのデータリンク層で使用されるヘッダフィール
    ドのタイプ値を検出する検出手段と、 前記検出されたタイプ値が特定の値であることにより、
    該特殊ARP要求パケットに対する特殊ARP応答パケ
    ットの情報フィールドに前記ネットワークインタフェー
    ス部のネットワークアドレスをマッピングして要求元ホ
    スト装置に送信する応答手段とを備えることを特徴とす
    るルータ装置。
  9. 【請求項9】 ネットワークインタフェース部につき予
    め設定された優先順位の情報を保持する記憶手段を備
    え、応答手段は特殊ARP応答パケットの情報フィール
    ドに前記ネットワークインタフェース部のネットワーク
    アドレスと共に前記優先順位の情報をマッピングするこ
    とを特徴とする請求項8に記載のルータ装置。
JP35547098A 1998-12-15 1998-12-15 ネットワークアドレスの設定方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3589445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35547098A JP3589445B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 ネットワークアドレスの設定方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35547098A JP3589445B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 ネットワークアドレスの設定方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000183900A true JP2000183900A (ja) 2000-06-30
JP3589445B2 JP3589445B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=18444141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35547098A Expired - Fee Related JP3589445B2 (ja) 1998-12-15 1998-12-15 ネットワークアドレスの設定方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3589445B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005109786A1 (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. インターネット接続端末装置およびインターネット接続状態確認方法
JP2007306239A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ネットワーク機器及びその通信設定方法
CN114500469A (zh) * 2022-04-15 2022-05-13 深圳曼顿科技有限公司 智慧用电设备自动识别与地址分配方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005109786A1 (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. インターネット接続端末装置およびインターネット接続状態確認方法
JPWO2005109786A1 (ja) * 2004-05-06 2008-03-21 松下電器産業株式会社 インターネット接続端末装置およびインターネット接続状態確認方法
JP4523592B2 (ja) * 2004-05-06 2010-08-11 パナソニック株式会社 インターネット接続端末装置およびインターネット接続状態確認方法
JP2007306239A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ネットワーク機器及びその通信設定方法
CN114500469A (zh) * 2022-04-15 2022-05-13 深圳曼顿科技有限公司 智慧用电设备自动识别与地址分配方法
CN114500469B (zh) * 2022-04-15 2022-07-08 深圳曼顿科技有限公司 智慧用电设备自动识别与地址分配方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3589445B2 (ja) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6847649B2 (en) Methods, systems and computer program products for accessing an embedded web server on a broadband access terminal
EP1125421B1 (en) Dns relay module in a digital network modem
US8270408B2 (en) Identity-based networking
JP5069356B2 (ja) データ伝送ネットワークにおけるアドレス解決のための技術
EP1430651B1 (en) Adaptive node selection
EP2364543B1 (en) Broadband network access
KR100811890B1 (ko) 인터넷 시스템에서 서비스 플로우를 보장하는 애니캐스트라우팅 방법 및 장치
EP2451125B1 (en) Method and system for realizing network topology discovery
CN110365557B (zh) 一种网络互连的方法及装置
JP3589445B2 (ja) ネットワークアドレスの設定方法及びその装置
US20020065936A1 (en) Multi-platform application
Cisco Novell IPX Commands
Cisco Novell IPX Commands
Cisco Novell IPX Commands
Cisco Novell IPX Commands
Cisco Novell IPX Commands
Cisco AppleTalk Commands
Cisco Novell IPX Commands
Cisco Novell IPX Commands
Cisco Novell IPX Commands
Cisco AppleTalk Commands
Cisco AppleTalk Commands
Cisco AppleTalk Commands
Cisco IPv6: Providing IPv6 Services over an IPv4 Backbone Using Tunnels
Cisco Configuring DECnet

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees