JP2000183578A - ヒートシンク固定用クリップ及びそれを利用した冷却装置 - Google Patents

ヒートシンク固定用クリップ及びそれを利用した冷却装置

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JP2000183578A
JP2000183578A JP10362281A JP36228198A JP2000183578A JP 2000183578 A JP2000183578 A JP 2000183578A JP 10362281 A JP10362281 A JP 10362281A JP 36228198 A JP36228198 A JP 36228198A JP 2000183578 A JP2000183578 A JP 2000183578A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ヒートシンクをソケットに装着もし
くは脱着するときに、ヒートシンク固定用クリップが跳
ね上がることを防止することが可能なヒートシンク固定
用クリップ及び冷却装置を提供することを目的とする。 【解決手段】ヒートシンク13をソケットに固定するた
めのヒートシンク固定用クリップ10に、前記ヒートシ
ンク13の放熱フィン部13bに当接するような緩衝部
となるフランジ部8を設ける。このように、ヒートシン
ク固定用クリップ10にフランジ部8を設けることによ
って、作業者がヒートシンクを固定させる作業を行う際
に手を滑らせるなどして、ヒートシンク固定用クリップ
10が跳ね上がるのを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ内で
放熱するヒートシンクやヒートシンクファンをCPU
(中央処理装置:Central Processing Unit)などに固
定するためのクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ内に搭載されるCP
Uの高速化が進み、それに伴って発生する熱を放熱する
ために、該CPUの上部に熱伝導率の高い素材で構成さ
れたヒートシンクを当接させたり、ヒートシンクの上部
にファンを設けたヒートシンクファンを当接させたりす
ることで解決している。
【0003】このようなヒートシンクやヒートシンクフ
ァンは、CPUの上部表面と充分に接することによっ
て、その放熱効果が高くなるので、前記ヒートシンクや
前記ヒートシンクファンが前記CPUの上部表面に押圧
されるように当接させて固定するような弾性を持ったヒ
ートシンク固定用クリップが使用される。このようなヒ
ートシンク固定用クリップの一例を図12に示す。
【0004】図12に示すヒートシンク固定用クリップ
50は、略L字状に曲折されたプレート51と、該プレ
ート51の押圧部53の端部が差し込まれて接合される
プレート52とからなる。該プレート52は、プレート
51との交差した交差部54を中心に回動することが可
能で、又、ストッパー55が押圧部53の端部と接触す
ることによって、その回動範囲が制限される。更に、ス
トッパー55の外側を手指で押し上げることによって、
プレート52が回動し、プレート51を弾性変形させ
る。
【0005】このようなヒートシンク固定用クリップ5
0は、図13の断面図のように、CPU14を搭載した
ソケット11の側面に設けられた係合突起部12に、プ
レート51,52の脚部59,60(図12参照)それ
ぞれに設けられた係合孔56,57(図12参照)を係
合させるとともに、プレート51でヒートシンク13を
押圧する。このようにして、ヒートシンク13がCPU
14の表面に当接するとともに固定される。さらに、こ
のようなヒートシンク13の上部に、ファンを設けるこ
とによって、ヒートシンクファンを形成する。
【0006】上記のようなヒートシンク13の装着方法
及び脱着方法を説明する。まず、装着を行うとき、ヒー
トシンク13の中央部に設けた溝13aにヒートシンク
固定用クリップをはめ込み、プレート51の係合孔56
をソケット11の一方の係合突起部12に係合させた
後、プレート52の係合孔57をソケット11の他方の
係合突起部12に係合させる。このように、装着するこ
とによって、弾性を持つプレート51によって、ヒート
シンク13が充分に押圧される。
【0007】次に、脱着を行うとき、プレート52を下
方向に押してヒートシンク固定用クリップ50を撓ませ
ることによって、プレート52の係合孔57とソケット
11の係合突起部12との係合を脱着し、プレート51
の弾性と逆の力を加えながらその弾性が開放された状態
になった後に、プレート51の係合孔56をソケット1
1の係合突起部12から外す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような手順でヒ
ートシンク13をソケット11に装着又は脱着する際に
おいて、作業者がヒートシンク固定用クリップ50を押
圧するとき、プレート51に弾性があるため、手が滑る
などの原因でヒートシンク固定用クリップ50が跳ね上
がることが有り危険であった。
【0009】本発明は、このような問題を鑑みて、ヒー
トシンクをソケットに装着もしくは脱着するときに、ヒ
ートシンク固定用クリップが跳ね上がることを防止する
ことが可能なヒートシンク固定用クリップ及び冷却装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに、本発明は、発熱部材を冷却するために該発熱部材
上に載置される複数の放熱フィンを備えたヒートシンク
を弾性的に押圧固定するためのヒートシンク固定用クリ
ップにおいて、前記ヒートシンク固定用クリップは前記
発熱部材が取り付けられる固定部材或いは前記発熱部材
自体に形成された一対の係止部に係合するための係合部
を備えた第1及び第2脚部と、該第1及び第2脚部を連
結するとともに前記ヒートシンクを前記発熱部材方向に
弾性的に押圧するための連結部とからなり、前記第1及
び第2脚部の少なくとも一方には、前記第1及び第2脚
部と直交する方向に延設されるフランジ部が形成される
ことを特徴とする。
【0011】このようにヒートシンクを弾性的に押圧固
定するためのヒートシンク固定用クリップの第1及び第
2脚部の少なくとも一方に、この第1及び第2脚部と直
交する方向に延設されるフランジ部を設けることで、ヒ
ートシンク固定用クリップを着脱する際に、連結部の弾
性復元力によってヒートシンク固定用クリップが跳ね上
がろうとしても、フランジ部がヒートシンクの放熱フィ
ンと干渉するため、ヒートシンクを越えて跳ね上がるこ
とがない。
【0012】この場合、第1及び第2脚部の少なくとも
一方から延設されるフランジ部を設けることで、ヒート
シンクとヒートシンク固定用クリップとの接触面積が拡
大し、ズレなどが生じることを効果的に防止することが
でき、ヒートシンクを発熱部材上においてより確実に固
定できるようになる。
【0013】尚、フランジ部は第1及び第2脚部の少な
くとも一方に設ければよいが、ヒートシンク固定用クリ
ップの装着手順などに応じて第1及び第2脚部の双方に
設けることも可能である。
【0014】又、ヒートシンク固定用クリップは、第1
及び第2脚部のいずれか一方を連結部に対して回動自在
に取り付ける構造とすることも可能であるが、この場
合、回動量を規制する手段を設けることで、第1及び第
2脚部の係合部と発熱部材が取り付けられる固定部材或
いは発熱部材自体に形成した係止部との係合状態が衝撃
印加時などに解除されることを防止することができる。
【0015】ヒートシンク固定用クリップは、第1及び
第2脚部と連結部とを同一の部材によって一体形成する
ことで、構造を簡略することも可能である。
【0016】更に、発熱部材が取り付けられる固定部材
或いは前記発熱部材自体に形成された一対の係止部に係
合するための係合部を備えた第1及び第2脚部と、この
第1及び第2脚部を連結するとともにヒートシンクを発
熱部材方向に押圧するための連結部とを備えるととも
に、第1及び第2脚部の少なくとも一方には、第1及び
第2脚部と直交する方向に延設されるフランジ部が形成
されるヒートシンク固定用クリップを、発熱部材を冷却
するためにこの発熱部材上にヒートシンク固定用クリッ
プによって弾性的に押圧固定される複数の放熱フィンを
備えたヒートシンクを有する冷却装置において使用する
ことも可能である。
【0017】この場合、複数の放熱フィン間に空気流を
生成し、ヒートシンクを強制的に冷却するためのファン
をヒートシンク上部に配置することで、冷却効率の向上
を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態につい
て、図面を参照にして説明する。図1は、本実施形態で
使用するヒートシンク固定用クリップの正面図である。
図2及び図3は、本実施形態で使用するヒートシンク固
定用クリップとヒートシンクの関係を示す外観斜視図で
ある。図4は、ヒートシンクをソケットに固定したとき
の断面図である。図5は、ヒートシンクファンとヒート
シンク固定用クリップとの関係を示す外観斜視図であ
る。
【0019】図1(a)に示すように、ヒートシンク固
定用クリップ10は、略L字状に曲折されたプレート1
と、該プレート1の押圧部3の端部が差し込まれて接合
されるプレート2とからなる。該プレート2は、プレー
ト1との交差した交差部4を中心に回動することが可能
である。又、図1(b)に示すように、プレート2のA
方向の回動によりプレート1の押圧部3の端部を囲むよ
うにして構成されたストッパー5がプレート1の押圧部
3の端部と接触することによって、その回動範囲が制限
される。尚、ストッパー5の外側を手指などで押し上げ
ることによって、プレート2がA方向に回動し、プレー
ト1が弾性変形する。更に、図2のように、プレート2
は、ヒートシンク13の放熱フィン部13bに当接する
ことによって、プレート1の弾性によるヒートシンク固
定用クリップ10の跳ね上がりを防止するためのフラン
ジ部8が設けられる。
【0020】このようなヒートシンク固定用クリップ1
0は、図4の断面図のように、CPU14を搭載したソ
ケット11の側面に設けられた係合突起部12に、プレ
ート1,2の脚部9,16(図1参照)それぞれに設け
られた係合孔6,7(図2及び図3参照)を係合させる
とともに、プレート1の押圧部3でヒートシンク13を
押圧する。このようにして、ヒートシンク13がCPU
14の表面に当接するとともに固定される。さらに、こ
のようなヒートシンク13の上部に図5のようにファン
(不図示)を設けることによって、ヒートシンクファン
15を形成する。
【0021】このようなヒートシンク固定用クリップ1
0を用いたときの、ヒートシンク13とソケット11の
装着及び脱着の手順について説明する。まず、装着を行
うとき、プレート1の係合孔6をソケット11の一方の
係合突起部12に係合させた後、ストッパー5の外側を
手指で押し上げて交差部4を中心にしてAの方向に、プ
レート2を回動させることにより、ヒートシンク固定用
クリップ10を図1(b)に示す状態に変形させる。こ
こで、図3のように係合孔6を中心としてBの方向にヒ
ートシンク固定用クリップ10を動かしてヒートシンク
13の溝にはめ込むとともに、プレート2の係合孔7を
ソケット11の他方の係合突起部12に係合させる。
【0022】このようにして、ヒートシンク13をソケ
ット11に装着する際に、作業者が手を滑らすなどし
て、ヒートシンク固定用クリップ10がプレート1の弾
性によって跳ね上がろうとするとき、プレート1の弾性
により図1(a)の状態に戻るので、フランジ部8がヒ
ートシンク13の放熱フィン部13b(図2参照)に当
接し、それ以上跳ね上がることがない。
【0023】又、脱着を行うとき、まず、プレート2を
下方向に押してヒートシンク固定用クリップ10を撓ま
せることによって、プレート2の係合孔7と係合突起部
12の係合を脱着する。その後、装着時と同様にしてヒ
ートシンク固定用クリップ10を図1(b)のような状
態にして、図3のように、プレート1の係合孔6を中心
としてCの方向に動かしてプレート1の弾性を解除す
る。その後、プレート1の係合孔6と係合突起部12の
係合を脱着して、ヒートシンク13の押圧を解放する。
【0024】このようにして、脱着する際についても、
装着するときと同様に作業者が手を滑らす等して、ヒー
トシンク固定用クリップ10がプレート1の弾性によっ
て跳ね上がろうとするとき、プレート1の弾性により図
1(a)の状態に戻るので、フランジ部8がヒートシン
ク13の放熱フィン部13b(図2参照)に当接し、そ
れ以上跳ね上がることがない。
【0025】本発明の第2の実施形態について、図面を
参照にして説明する。図6は、本実施形態で使用するヒ
ートシンク固定用クリップの正面図である。図7は、本
実施形態で使用するヒートシンク固定用クリップの外観
斜視図である。図8は、ヒートシンクをソケットに固定
したときの断面図である。
【0026】図6(a)に示すヒートシンク固定用クリ
ップ20は、略L字状に曲折されたプレート21と、該
プレート21のヒンジ部23を介して接合されるプレー
ト22とからなる。図6(b)に示すように、該プレー
ト22は、取っ手部29を押し上げることによってヒン
ジ部23を中心に回動することが可能になっている。該
ヒンジ部23に設けられたストッパー25がプレート2
1と接触することによって、その回動が制限されるとと
もに、更に力を加えることによって、プレート21の押
圧部32を弾性変形させる。又、図7に示すように、ヒ
ンジ部23は、プレート21,22のそれぞれの端部に
設けられた連結部23a,23bに軸24を通して構成
される。更に、図7のように、プレート22は、プレー
ト21の弾性によるヒートシンク固定用クリップ20の
跳ね上がりを防止するためのフランジ部28が設けられ
る。尚、プレート21,22それぞれの脚部30,31
(図6参照)には、第1の実施形態と同様、図8に示す
ソケット11の係合突起部12と係合させるための係合
孔26,27が設けられている。
【0027】このような構成のヒートシンク固定用クリ
ップ20は、取っ手部29を押し上げることによってヒ
ンジ部23を中心にプレート22をA’の方向に回動さ
せてストッパー25を当接させて押圧部32を弾性変形
させた図6(b)のような状態で、第1の実施形態と同
様にして、図8のようにCPU14を間に挟んだヒート
シンク13とソケット11の装着又は脱着を行うことが
できる。このとき、第1の実施形態と同様に、ヒートシ
ンク固定用クリップ20の装脱着時において、作業者が
指を滑らしたとき、作業者によって強制的に図6(b)
のような状態に弾性変形していた前記押圧部32が基の
状態に戻りヒートシンク固定用クリップ20が図6
(c)のような状態となる。ヒートシンク固定用クリッ
プ20がこのような状態となって跳ね上がったとき、フ
ランジ部28がヒートシンク13の放熱フィン13b
(図2参照)と当接し、それ以上跳ね上がることがな
い。
【0028】本発明の第3の実施形態について、図面を
参照にして説明する。図9は、本実施形態で使用するヒ
ートシンク固定用クリップの正面図である。図10は、
本実施形態で使用するヒートシンク固定用クリップの外
観斜視図である。図11は、ヒートシンク固定用クリッ
プを使用してヒートシンクをソケットの上部に固定した
ときの断面図である。図9に示すヒートシンク固定用ク
リップ40は、略M字型に成型された1枚のプレート4
1によって成り、該プレート41は、その両端の脚部4
5,46に設けられた係合孔47,48と、中央部に設
けられたヒートシンク13(図11参照)を押圧するた
めの押圧部43と、脚部46に設けられた跳ね上がり防
止用のフランジ部44及び取っ手部42とを有する。
【0029】このような構成のヒートシンク固定用クリ
ップ40によって、ヒートシンク13をソケット11
(図11参照)に装着又は、ヒートシンク13をソケッ
ト11から脱着する際に、ヒートシンク固定用クリップ
40の取っ手部42をA''の方向に押し上げて押圧部4
3を弾性変形させる。このようにして図9(b)のよう
な状態にすることで、第1の実施形態と同様にして、装
着又は脱着することができる。又、作業者が手を滑らせ
るなどして、ヒートシンク固定用クリップ40がその弾
性により跳ね上がろうとするとき、作業者によって強制
的に図9(b)のような状態にあったヒートシンク固定
用クリップ40が図9(a)のような状態に戻るので、
フランジ部44がヒートシンク13の放熱フィン部13
b(図2参照)と当接し、跳ね上がりを防ぐことができ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明のヒートシンク固定用クリップ及
び冷却装置によると、ヒートシンク固定用クリップの第
1及び第2脚部に、これに直交する方向に延設されるフ
ランジ部が設けられているので、該ヒートシンク固定用
クリップの着脱時に、前記フランジ部がヒートシンクの
放熱フィンに干渉し、ヒートシンク固定用クリップがそ
の弾性により跳ね上がることを防止することができると
ともに、フランジ部を設けることでヒートシンクとヒー
トシンク固定用クリップとの間の接触面積が拡大するた
め、ヒートシンクを発熱部材上においてより確実に固定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態で使用するヒートシンク固定用
クリップの正面図。
【図2】第1の実施形態で使用するヒートシンク固定用
クリップとヒートシンクとの関係を示す外観斜視図。
【図3】第1の実施形態で使用するヒートシンク固定用
クリップとヒートシンクとの関係を示す外観斜視図。
【図4】図1のヒートシンク固定用クリップでヒートシ
ンクをソケットに固定したときの断面図。
【図5】ヒートシンクファンとヒートシンクの関係を示
す外観斜視図。
【図6】第2の実施形態で使用するヒートシンク固定用
クリップの正面図。
【図7】第2の実施形態で使用するヒートシンク固定用
クリップの外観斜視図。
【図8】図6のヒートシンク固定用クリップでヒートシ
ンクをソケットに固定したときの断面図。
【図9】第3の実施形態で使用するヒートシンク固定用
クリップの正面図。
【図10】第3の実施形態で使用するヒートシンク固定
用クリップの外観斜視図。
【図11】図9のヒートシンク固定用クリップでヒート
シンクをソケットに固定したときの断面図。
【図12】従来使用されているヒートシンク固定用クリ
ップの外観斜視図。
【図13】図10のヒートシンク固定用クリップでヒー
トシンクをソケットに固定したときの断面図。
【符号の説明】
1,2,21,22,41,51,52 プレート 3,32,53 押圧部 4,54 交差部 5,25,55 ストッパー 6,7,26,27,47,48,56,57 係合
孔 8,28,44 フランジ部 9,16,30,31,45,46,59,60 脚
部 10,20,40,50 ヒートシンク固定用クリッ
プ 11 ソケット 12 係合突起部 13 ヒートシンク 14 CPU 15 ヒートシンクファン 23 ヒンジ部 24 軸 29,42 取っ手部 43 押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横谷 裕嗣 鳥取県日野郡溝口町荘字清水田55番地 日 本電産エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 大槻 貴成 鳥取県日野郡溝口町荘字清水田55番地 日 本電産エレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 5E322 AA01 AA11 AB04 BA05 BB03 5F036 AA01 BB01 BC09 BC31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱部材を冷却するために該発熱部材上
    に載置される複数の放熱フィンを備えたヒートシンクを
    弾性的に押圧固定するためのヒートシンク固定用クリッ
    プにおいて、 前記ヒートシンク固定用クリップは前記発熱部材が取り
    付けられる固定部材或いは前記発熱部材自体に形成され
    た一対の係止部に係合するための係合部を備えた第1及
    び第2脚部と、該第1及び第2脚部を連結するとともに
    前記ヒートシンクを前記発熱部材方向に弾性的に押圧す
    るための連結部とからなり、 前記第1及び第2脚部の少なくとも一方には、前記第1
    及び第2脚部と直交する方向に延設されるフランジ部が
    形成されることを特徴とするヒートシンク固定用クリッ
    プ。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2脚部のいずれか一方が
    前記連結部に対して回動自在に取り付けられるととも
    に、前記連結部と接触して回動量を規制するための回動
    規制手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のヒ
    ートシンク固定用クリップ。
  3. 【請求項3】 前記第1、第2脚部と、前記連結部とが
    同一の部材から一体形成されることを特徴とする請求項
    1に記載のヒートシンク固定用クリップ。
  4. 【請求項4】 発熱部材を冷却するために該発熱部材上
    にヒートシンク固定用クリップによって弾性的に押圧固
    定される複数の放熱フィンを備えたヒートシンクを有す
    る冷却装置において、 前記ヒートシンク固定用クリップが前記発熱部材が取り
    付けられる固定部材或いは前記発熱部材自体に形成され
    た一対の係止部に係合するための係合部を備えた第1及
    び第2脚部と、該第1及び第2脚部を連結するとともに
    前記ヒートシンクを前記発熱部材方向に押圧するための
    連結部とを備えてなり、 前記第1及び第2脚部の少なくとも一方には、前記第1
    及び第2脚部と直交する方向に延設されるフランジ部が
    形成されることを特徴とする冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記ヒートシンクの上部には前記複数の
    放熱フィン間に空気流を生成し、前記ヒートシンクを強
    制的に冷却するためのファンを有することを特徴とする
    請求項4に記載の冷却装置。
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