JP2000182783A - 光照射方法 - Google Patents

光照射方法

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JP2000182783A
JP2000182783A JP27764699A JP27764699A JP2000182783A JP 2000182783 A JP2000182783 A JP 2000182783A JP 27764699 A JP27764699 A JP 27764699A JP 27764699 A JP27764699 A JP 27764699A JP 2000182783 A JP2000182783 A JP 2000182783A
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light
sub
illumination
light irradiation
illumination light
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Tadashi Yano
正 矢野
Yukio Akashi
行生 明石
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】対象物から得られる明るさ知覚を増加及び減少
させることができる光照射方法。 【解決手段】主光照射部1と、対象物の背景或は周囲に
又は対象物の背景或は周囲から副照明光5を与える副光
照射部2と、を設け、副光照射部からの副照明光の光強
度の時間制御によって対象物の明るさ知覚を変化させ
る。主光照射部が主照明光の照明光源である照明システ
ム又は、主光照射部が所定の表示光の表示灯である表示
システムに適用される際には、副光射部からの副照明光
の光強度の増加により、照明光源又は表示灯の明るさ知
覚を減少させ、副照明光の光強度を減少させて、照明光
源又は表示灯の明るさ知覚を増加させる。一方、主光照
射部が画像4を表示する画像表示システムの場合には、
副光照射部からの副照明光の光強度の増加により、所定
の画像の明るさ知覚を増加させ、副照明光の光強度を減
少させて、所定の画像の明るさ知覚を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の照明光の時
間制御によって、対象物から得られる明るさ知覚を増加
及び減少させることができる光照射方法及び光照射シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】照明の対象になっている対象物の明るさ
知覚を増加させる照明方法は、実用的な面から、室内環
境全体を対象物とした上で、その室内環境(対象物)の
明るさ知覚を増加させる方法として、様々に研究されて
いる。
【0003】例えば、室内環境を均一に照明する代わり
に壁面を通常よりも明るく照明することによって、同じ
エネルギー消費量で部屋全体が明るく照明されているよ
うに感じさせる照明方法や、壁面に飾られている絵画や
室内に置かれているテーブルをスポット照明することに
よって、室内環境の明るさ知覚を増加させる照明方法な
どが、提案されている。また、最近では、特開平8−2
79306号公報に開示されているように、照明器具
に、照明光によって「輝き」の発光部(すなわち、視覚
寸法が小さいが高輝度である発光部)を持たせることに
よって、室内の明るさ知覚を増加させる照明方法が提案
されている。
【0004】一方、屋内に存在する対象物の明るさ知覚
を増加させるにあたって、演色性の良いランプを用いる
と対象物のカラフルネス(色味)が増加することを利用
して、その明るさ知覚を増加させることができるという
研究内容が、例えば、K.Hashimoto et al., "Visual Cl
arity and Feeling of Contrast", Color Res. Appl.,
Vol.19-3, pp.171-185(1994)や、橋本健次郎他「目立ち
感に基づく光源の演色性評価方法」、照明学会誌、第7
9巻第11号、第29〜37頁(1995)などに示されて
いる。
【0005】また、最近では、池田らは、室内に入った
ときに最初に見る様々なものから得られる情報を初期視
覚情報と呼び、その初期知覚情報から認識される室内の
明るさなど室内の照明の状態を照明認識視空間と呼び、
それらを決定する物理的要因に関する検討を行ってい
る。その結果として、壁面の明るさ(反射率)のみを変
えた2種類の部屋を併置してそれぞれを同一条件で照明
し、その中でグレーの色票を観察すると、壁面が明るい
(すなわち壁面の反射率が高い)部屋の中の方がグレー
の色票が明るく感じられることが、報告されている(溝
上他「照明認識視空間の概念に基づく見えの明度」、平
成10年度照明学会第31回全国大会、136、p.2
27(1998))。
【0006】以上のような研究は、対象物に直接に照射
される照明光の光量を増加させなくても、対象物の明る
さ知覚を増加させることができる条件が様々に存在する
ことを、示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の方法は何れも、対象物の明るさ知覚を増加させる
方法である。対象物に直接に照射される照明光の光量を
変化させずに、且つ時間制御を行うことによって対象物
の明るさ知覚を効果的に減少させる方法は、利用されて
いない。このため、従来の方法では、対象物の明るさ知
覚の効果的な変化(増加及び減少)が十分に達成できて
いるとは、必ずしも言えない。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、対象物に直接に
照射される光量を変化させることなく、対象物の背景や
周辺の照明条件を変化させることによって、対象物から
得られる明るさ知覚を効果的に変化(増加及び減少)さ
せることができる光照射方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光照射方法は、
対象物を構成する主光照射部と、該対象物の背景或いは
周囲に又は該対象物の背景或いは周囲から副照明光を与
える副光照射部と、を設けて、該副光照射部から発せら
れる該副照明光の光強度を時間制御することによって、
該対象物の明るさ知覚を変化させるものであって、その
ことによって、上記の目的が達成される。
【0010】ある実施形態では、前記主光照射部が、主
照明光を発する照明光源である。
【0011】具体的には、前記副光照射部から発せられ
る前記副照明光の光強度を増加させることで、前記照明
光源の明るさ知覚を減少させ、該副照明光の光強度を減
少させることで、該照明光源の明るさ知覚を増加させ
る。
【0012】前記副照明光の光強度の時間制御にあたっ
て、減少時の光強度の変化率よりも増加時の光強度の変
化率を遅く設定しても良い。
【0013】ある実施形態では、前記主光照射部が、所
定の表示光を発する表示灯である。
【0014】具体的には、前記副光照射部から発せられ
る前記副照明光の光強度を増加させることで、前記表示
灯の明るさ知覚を減少させ、該副照明光の光強度を減少
させることで、該表示灯の明るさ知覚を増加させる。
【0015】前記副照明光の光強度の時間制御にあたっ
て、減少時の光強度の変化率よりも増加時の光強度の変
化率を遅く設定しても良い。
【0016】ある実施形態では、前記主光照射部が所定
の画像を表示する画像表示部であり、前記対象物が該所
定の画像である。
【0017】具体的には、前記副光照射部から発せられ
る前記副照明光の光強度を増加させることで、前記所定
の画像の明るさ知覚を増加させ、該副照明光の光強度を
減少させることで、該所定の画像の明るさ知覚を減少さ
せる。
【0018】好ましくは、前記所定の画像は、その明る
さが原理的に変動する画像内容を含む画像である。
【0019】好ましくは、前記副照明光の最高輝度を、
前記対象物における最高輝度と同程度か或いはそれ以下
に設定する。
【0020】前記副照明光の光強度を、連続的に繰り返
して増加及び減少させてもよい。
【0021】前記副照明光の光強度を、周期0.01H
z以上で8Hz以下のサイン波形に従って変化させても
よい。
【0022】好ましくは、前記副照明光の光強度の最低
値が零よりも大きい。
【0023】好ましくは、前記副光照射部は、観察者が
前記主光照射部を観察する際に、該観察者からは見えな
いように配置されている。
【0024】
【発明の実施の形態】一般に、対象物の明るさ知覚は、
その周辺或いは背景の明るさとの対比(コントラスト)
によって影響される。本願発明者は、対象物の周辺或い
は背景における照明条件と対象物の明るさ知覚との関係
を、更に様々に検討した。その結果、対象物の周辺或い
は背景における照明条件、より具体的には、対象物の周
辺或いは背景に対して照射される光、或いは対象物の周
辺或いは背景から照射される光の、少なくとも何れか一
方の光強度を時間的に制御することによって、対象物か
ら得られる明るさ知覚を、対象物に直接に照射される光
量を変化させることなく、効果的に変化(増加或いは減
少)させることができることを確認した。
【0025】以下では、本願発明者の上記のような検討
結果に基づいて達成された本発明の具体的な幾つかの実
施形態を、添付の図面を参照して説明する。
【0026】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態では、本発明による光照射方法を画像表示システムに
適用した例を説明する。
【0027】図1は、本実施形態において、本発明の光
照射方法が適用された画像表示システムの構成を模式的
に示す斜視図である。この画像表示システムは、画像表
示装置1と、その背後に置かれた照明光源部2とを有し
ている。画像表示装置1の表示部には画像4が表示さ
れ、画像表示装置1の背景及び周辺は、照明光源部2か
ら照射された照明光5によって照明される。画像表示装
置1は、例えばCRTとすることができ、照明光5は、
例えば直管型40W蛍光ランプから構成された照明光源
部2から発せられる光とすることができる。
【0028】このような画像表示システムを、画像表示
装置1の正面に位置する観察者3から観察すると、図2
に模式的に示すように、画像表示装置1と、その表示部
に表示された画像4が観察されるとともに、画像表示装
置1の背景及び周辺には、画像表示装置1の背後に置か
れた照明光源部2から発せられた照明光5が観察され
る。但し、図2の状態では、観察者3には照明光源部2
が見えない。
【0029】本発明の光照射方法では、以上の構成にお
いて、画像表示装置1を主光照射部、その背景及び周辺
における照明光5を与える照明光源部2を副光照射部と
考えた上で、副光照射部(照明光源部2)から照射され
る照明光5の光強度を時間的に制御することによって、
主光照射部である画像表示装置1に表示される画像4
(対象物)の明るさ知覚を可変する。このメカニズム
は、本願発明者による検討の結果として確認された、以
下のような現象に基づいている。
【0030】すなわち、画像4の内部の最高輝度(すな
わち画像4を構成する複数の画素の内で最も明るい画素
の輝度)が照明光(副照明光)5の最高輝度と同程度か
或いはそれ以上である場合に、好ましくは画像4の最高
輝度を超えない範囲で照明光5の光強度を増減させる
と、観察者3には、画像4の背景或いは周囲の照明光5
による照明と、画像4の内部の状況から認識される照明
とが、一体化したように認識される。このため、上記の
条件下で照明光5の光強度を増加させると、対象物であ
る画像4の明るさ知覚が増加し、逆に、照明光5の光強
度を減少させると、対象物である画像4の明るさ知覚が
減少する。
【0031】ここで、上述した「画像4の内部の最高輝
度が照明光5の最高輝度と同程度か或いはそれ以上であ
る場合に、画像4の最高輝度を超えない範囲で照明光5
の光強度を増減させる」照明条件を達成するためには、
好ましくは、照明光5を、その最大輝度が画像4の最高
輝度の約80%以上であって且つ100%を越えないよ
うな範囲内で、増減させればよい。この「80%」とい
う値は、池田らによる一連の実験において、照明条件の
異なる2つの並置した室内の連続感を得るためには、一
方の室内の照度を基準照度としたときに、他方の室内の
照度を基準照度の0.8〜1.5倍に設定する必要があ
ると報告されていることに基づいている(例えば、尹ら
「2つの室内空間に連続感を与える照明光の照度および
色の許容範囲」、照明学会誌、第82巻第8A号、第5
23〜529頁(1998)を参照)。
【0032】なお、照明光5の変動時の最大輝度に関す
る上記の「画像4の最高輝度の100%を越えない」と
いう上限は、本実施形態における効果を得るための最適
値であるが、尹らによる上述の1.5倍という値を考慮
すれば、照明光5の変動時の最大輝度が画像4の最高輝
度の約150%以下であれば、観察者3には画像4の背
景或いは周囲の照明光5による照明と画像4の内部の状
況から認識される照明とが一体化したように認識され
て、本実施形態における効果を得ることができる。ま
た、照明光5の変動時の最大輝度に関する上記の「画像
4の最高輝度の80%以上」という下限も、本実施形態
における効果を得るための最適値であるが、照明の変化
(すなわち照明のゆらぎ)を観察者が認識できる限り
は、照明光5の変動時の最大輝度がこの値より低くても
構わない。
【0033】上記の照明条件下では、観察者3に、画像
4を観察している観察環境の照明光5が、画像表示装置
1に表示される非現実的な画像4から認識できる照明環
境と一体化したように認識される。このために、画像4
から得られる感情は、明るさ知覚の変化にとどまらず、
画像4から得られる臨場感を高めることができる。
【0034】このように、本発明による光照射方法を画
像表示システムに適用する場合には、その画像表示シス
テムは、対象物となる画像を表示する主光照射部として
の画像表示装置と、対象物の背景或いは周囲に副照明光
を与える副光照射部(副照明部)とを有するように構成
されて、副光照射部(副照明部)から発せられる照明光
(副照明光)の光強度を時間制御することによって、対
象物である画像(より具体的には、画像の中で、光を外
部に反射或いは照射するように見える空や日中の砂浜な
どの部分)の明るさ知覚を変化させる。この明るさ知覚
の変化のメカニズムは、画像の背景或いは周囲の副照明
光による照明環境と画像の内部の状況から認識される照
明環境とが一体化したように観測者に認識させる、すな
わち認識の錯覚を誘導することによる。この場合には、
副光照射部(副照明部)から発せられる照明光(副照明
光)の光強度を増加することで、対象物である画像の明
るさ知覚を増加させることができると共に、副照明光の
光強度を減少することで、対象物である画像の明るさ知
覚を減少させることができる。このように、対象物であ
る画像の明るさ知覚を変化(増加及び減少)させること
によって、画像に対する臨場感を向上させることができ
る。
【0035】上記において、主光照射部となる画像表示
装置1は、どのような表示原理に基づくどのような表示
デバイスであっても良い。従って、上記で例に挙げたC
RTに限らず、PDP、液晶表示装置、プロジェクタな
どの表示装置であっても構わない。但し、以上に説明し
たように本発明の光照射方法によれば、副光照射部から
の照明光5による画像4の背景或いは周辺の照射を伴う
とともに、照明光5の光強度の変化範囲が画像4の中の
最高輝度によって決定されるために、表示される画像4
の表示輝度が比較的に高い装置であることが好ましい。
【0036】また、照明光5を発する副光照射部となる
照明光源部2は、調光制御が可能な発光体であれば特定
のものに限定されるものではなく、どのような発光原理
に基づくどのような発光デバイスであっても良い。従っ
て、上記で例に挙げた蛍光ランプに代えて、白熱電球、
LED、EL素子などの発光体を用いることも可能であ
る。
【0037】画像表示装置1に表示される画像4は、静
止画像或いは動画像という2つのカテゴリーに分類され
得る。或いは、それとは別に、実画像或いはCG画像と
いう2つのカテゴリーに分類することもできる。本願発
明者は、画像4として静止している実画像、及びCGに
よる動画像を用いたそれぞれの場合について、上記の手
法によって、画像4の明るさ知覚の変化(増加或いは減
少)が知覚され、画像4の臨場感が向上することを実験
によって確認した。従って、対象物となる画像4が静止
画像か動画像かという分類、或いは実画像かCG画像で
あるかという分類にはかかわらずに、本発明の光照射方
法を画像表示システムに提供することによる効果が得ら
れることが確認された。
【0038】但し、明るさ知覚の変化の容易さという観
点からは、静止画像よりも動画像の場合の方が、また、
CG画像よりも実画像の場合の方が、より実在感が強く
感じられるために、本実施形態の明るさ知覚の可変原理
である照明環境の認識における錯覚を、観察者に生じさ
せやすくなる。従って、本発明の効果は、CG画像の静
止画像よりも実画の静止画像、更に実画の静止画像より
もCG画像の動画像で、生じやすくなる。なお、実画の
動画像に対しては、動画の内容に連動して照明光5の光
強度を変化させる必要があり、本実施形態における技術
とは異なる。
【0039】更に、画像4の内容は、本発明の効果を得
るために重要な要素である。すなわち、図2からわかる
ように、画像4の中の状況からその照明環境が直ちに認
識できる画像の方が、周囲の照明環境との一体感や照明
環境の変化を容易に認識できて本発明の効果がより顕著
に現れるために、好ましい。このためには、画像4は、
その明るさが原理的に変動する画像内容を含む画像であ
ることが好ましい。また、静止画像であっても、その明
るさが原理的に変動する画像内容を含んでいればよい。
【0040】より具体的に説明すれば、本発明によれ
ば、画像4の中の物体や光を観察している観察者3に、
副光照射部である照明光源部2から画像4の背景や周囲
に与えられる照明光5の光の変動によって、あたかも画
像4の中の物体や光の明るさが変動しているかのよう
に、観察者3の認識の錯覚を誘導させる。従って、画像
4の中の物体や光は、その明るさに変動が生じるもの
(明るくなったり暗くなったりするもの)でなければ、
上記のような認識の錯覚を誘導することができない。上
記のような条件を満たす代表的な物体或いは光として
は、空、太陽光が照射している木影や砂浜、ろうそくの
火、焚き火の火など、「その明るさの状態にゆらぎ(変
動)のある物体や光」が挙げられる。
【0041】照明光5の光強度の変化(増加或いは減少
の速度)は、観察者3の眼にその変化(増加或いは減
少)が知覚できる必要がある一方で、不快なちらつき感
を生じさせないように設定する必要がある。具体的に
は、8Hz以下の周期とすることが好ましい。
【0042】また、照明光5の周波数を変化させて明る
さ知覚の変化を観察すると、照明光5が約0.2Hzの
周波数で変化する場合に、最も効果的に明るさ知覚の変
化が観察された。一方、照明光5が約0.01Hzより
小さい周波数で変化する場合には、その光強度の変化が
間延びしたように感じられて、明るさ知覚の変化に対す
る効果は小さかった。従って、照明光5の光強度は、
0.01Hz以上8Hz以下の範囲で変化させることが
好ましい。
【0043】観察者3は、照明光5の光強度がスムーズ
に変化している場合の方が、照明光5の変化を気にせず
に対象物である画像4を観察できる。従って、図3
(a)に示すサイン波形のように、スムーズな連続した
変化が効果的である。なお、照明光5の光強度の最低値
が0にならない方が、照明光5の変化を気にせずに対象
物である画像4を観察できるので、効果的である。
【0044】対象物の明るさ知覚の増加の効果のみを導
きたい場合には、図3(b)に示すように、照明光5の
光強度の増加時にはその変化率を高くして減少時にはゆ
っくりと変化させることが、光強度の増加時の効果が強
調されて、好ましい。逆に、対象物の明るさ知覚の減少
の効果のみを導きたい場合には、図3(c)に示すよう
に、照明光5の光強度の減少時にはその変化率を高くし
て増加時にはゆっくりと変化させることが、光強度の減
少時の効果が強調されて、好ましい。
【0045】なお、照明光5の光強度の変化は、必ずし
も周期的である必要はない。
【0046】更に、照明光5の光色は、対象物である画
像4の中の状況から認識される照明環境と照明光5とが
一体化されたように認識される効果を向上させるために
は、画像4の中の一部の色と同系色であるか、或いは一
般の照明光に近い低彩度の光色であると、効果的であ
る。
【0047】なお、図示する構成では、画像表示装置1
(主光照射部)に表示される画像4(対象物)の背景或
いは周囲に照明光5(副照明光)を提供する照明光源部
2(副光照射部)を、画像表示装置1の直ぐ背後に配置
しているが、このような配置に限られるわけではない。
例えば、画像表示装置1から遠く離れたところに照明光
源部2を配置して、離れた位置から照明光5を提供して
も良い。但し、照明光5を発する照明光源部2は、画像
4の中の状況から認識される照明環境とは異なった光源
による照明であると観察者3に認識させないようにする
ために、観察者3から直接に観察できない方が効果的で
ある。
【0048】更に、本実施形態に従った画像表示システ
ムを構成するにあたって、図4のブロック図に示すよう
に制御装置8を設けて、照明光源部(副光照射部)2か
ら照射される照明光(副照明光)の光強度の変化を、画
像表示装置1に表示された画像の内容に同期させれば、
画像表示装置1に表示された画像から認識される照明環
境と照明光による照明環境との一体感を更に向上させる
ことが可能になる。これによって、表示されている画像
4に対する臨場感を更に高めることができる画像表示シ
ステムが構築される。
【0049】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態では、本発明による光照射方法を照明システムに適用
した例を説明する。
【0050】図5(a)は、本実施形態において、本発
明の光照射方法が適用された照明システムに含まれる照
明部の構成を模式的に示す斜視図であり、図5(b)
は、本実施形態にて構成される照明システムの構成を模
式的に示す図である。この画像表示システムでは、光源
となる照明部20を、主照明部(主光照射部)9及び副
照明部(副光照射部)10を含むように構成する。
【0051】図示される構成では、主照明部9をコンパ
クト型蛍光ランプとし、副照明部10を直管型20W蛍
光ランプとしている。より具体的には、主照明部9とし
て27Wコンパクト型蛍光ランプを計9個、3×3のア
レイ状(各蛍光ランプ間のギャップを1cm)に配置
し、副光照射部10として、4本の直管型20W蛍光ラ
ンプを並列に配置している(但し、図中では1本のみを
描いている)。更に、本実施形態による照明システム
は、副照明部10の光強度の制御(直管型20W蛍光ラ
ンプの調光制御)を行う制御部11を含んでいる。
【0052】上記の構成において、主照明部9が対象物
に相当して、メインの照明光(主照明光)を発する。一
方、副照明部10は、対象物の背景或いは周囲から照射
される照明光(副照明光)を提供する。
【0053】観察者(不図示)から主照明部9を観察す
ると、副照明部10の光強度を時間制御することによっ
て、主照明部9の明るさ知覚が変化する。すなわち、副
照明部10の光強度を増加させると、主照明部から得ら
れる光と副照明部10から得られる主照明部9の背景や
周辺における光との間のコントラストが低下するため
に、対象物である主照明部9の明るさ知覚が減少する。
逆に、副照明部10の光強度を減少させると、主照明部
から得られる光と副照明部10から得られる主照明部9
の背景や周辺における光との間のコントラストが増加す
るために、対象物である主照明部9の明るさ知覚が増加
する。
【0054】本実施形態のように照明システムに適用す
る場合には、特に主照明部9の明るさ知覚の増加効果を
利用することによって、低消費パワーで明るい照明シス
テム(すなわち効率の良い照明システム)を提供するこ
とができる。このとき、副照明部10の光強度の変化
(増加及び減少)を連続的に、更に、より好ましくは先
に図3(c)に示したように、光強度の減少時の変化率
を大きくして増加時にはゆっくりと変化させることによ
って、光強度の減少時に生じる主照明部9と副照明部1
0との間のコントラストの増加時の明るさ知覚の変化の
効果がより強調される結果となり、主照明部9の明るさ
知覚の増加効果を得るために効果的である。
【0055】このように、本発明による光照射方法を照
明システムに適用する場合には、その照明システムは、
対象物となる主照明光を発する主照明部(主光照射部)
と、主照明部の背景或いは周囲から発する副照明光を与
える副照明部(副光照射部)とを有するように構成され
て、副照明部から発せられる副照明光の光強度を時間制
御することによって、対象物である主照明部の明るさ知
覚を変化させる。この明るさ知覚の変化は、主照明部か
らの主照明光と副照明部からの副照明光との間のコント
ラストの変化によって生ずる。この場合には、副照明部
から発せられる副照明光の光強度を減少することで、対
象物である主照明部の明るさ知覚を増加させることがで
きると共に、副照明光の光強度を増加することで、対象
物である主照明部の明るさ知覚を減少させることができ
る。特に照明システムでは、主照明部の明るさ知覚の増
加効果を利用することによって、低消費パワーで明るい
照明を提供することができる効率の良い照明システムを
提供することができる。
【0056】上記において、主照明部9は、どのような
発光原理に基づくどのような発光デバイスであっても良
い。従って、上記で例に挙げた蛍光ランプに代えて、白
熱電球、LED、EL素子などの発光体を用いることも
可能である。また、副照明部10は、調光制御が可能な
発光体であれば、特定のものに限定されるものではな
く、どのような発光原理に基づくどのような発光デバイ
スであっても良い。従って、上記で例に挙げた蛍光ラン
プに代えて、白熱電球、LED、EL素子などの発光体
を用いることも可能である。
【0057】主照明部9に含まれる発光体の数や大きさ
は、構成されるべき照明システムの用途に合わせて、任
意に決定すればよい。図示したように主照明部9を複数
の発光体(照明ランプ)で構成する代わりに、単一の発
光体(照明ランプ)で構成すれば、単位面積当たりのコ
ントラスト制御をより微細に行うことが可能になって、
本発明の効果が更に顕著に発揮される。
【0058】副照明部10は、主照明部9の周囲を照明
することが主な目的であり、その構成は、主照明部9に
含まれる発光体の数や大きさに基づいて決定される。よ
り具体的には、副照明部10の大きさは主照明部9より
も大きくし、且つその発光体の数は、主照明部9と同等
の輝度が得られるように設定される。
【0059】主照明部9を複数の発光体(照明ランプ)
で構成する場合、個々の発光体(照明ランプ)の間のギ
ャップの大きさは、主照明部9と副照明部10との間の
コントラストに関与する部分になる。このギャップが、
主照明部9を構成する個々の発光体(照明ランプ)の大
きさに比べて大きすぎると、照明部20の全体サイズに
占める主照明部9の面積割合が小さくなる。従って、個
々の発光体(照明ランプ)の間のギャップの大きさは、
主照明部9と副照明部10との間のコントラストが十分
に知覚できるような大きさに設定することが好ましい。
【0060】なお、図示する構成では、主照明部9の背
景或いは周囲から副照明光を提供する副照明部10を、
主照明部9の直ぐ背後に配置しているが、このような配
置に限られるわけではない。例えば、主照明部9から遠
く離れたところ副照明部10を配置して(例えば、室内
のある壁面に主照明部9を配置し、それに対向する壁面
に副照明部10を配置する)、離れた位置から副照明光
を提供しても良い。
【0061】なお、以上の本実施形態の説明では、照明
システムへの本発明の光照射方法の適用例を説明してき
た。このような照明システムは、例えば室内の天井に設
置する照明や壁掛け照明など、様々な形態の一般的な照
明用途に適用可能である。
【0062】或いは、主照明部9が所定の表示光を発し
て、観察者が意図的にその表示光(主照明部9)を直接
に観察する(直視する)ことが多い表示システムに本発
明を適用すれば、より効果的である。具体的には、この
ような例としては、信号灯、歩行者信号灯、誘導灯など
が挙げられる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明の光照射方法によ
れば、対象物の周辺或いは背景に対して照射される光、
或いは対象物の周辺或いは背景から照射される光の、少
なくとも何れか一方の光強度を時間的に制御する(すな
わち、対象物の周辺或いは背景における照明条件を時間
的に制御する)ことによって、対象物から得られる明る
さ知覚を、対象物に直接に照射される光量を変化させる
ことなく、効果的に変化(増加或いは減少)させること
ができる。
【0064】このような本発明の光照射方法を画像表示
システムに適用すれば、対象物である画像の明るさ知覚
を変化(増加及び減少)させることによって、画像に対
する臨場感を向上させることができる。
【0065】また、本発明の光照射方法を、照明システ
ム、或いは信号灯など所定の表示光を表示する表示シス
テムに適用すれば、特に明るさ知覚の増加効果を利用す
ることによって、低消費パワーで明るい照明或いは表示
光を提供することができる効率の良い照明システム或い
は表示システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において、本発明の光
照射方法が適用された画像表示システムの構成を模式的
に示す斜視図である。
【図2】図1の画像表示システムを正面に位置する観察
者から観察した状態を模式的に示す図である。
【図3】(a)〜(c)は、それぞれ、本発明の光照射
方法における副光照射部から発せられる光の光強度の時
間変化の例を模式的に示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における画像表示シス
テムの一構成例を模式的に示すブロック図である。
【図5】(a)は、本発明の第2の実施形態において、
本発明の光照射方法が適用された照明システムに含まれ
る照明部の構成を模式的に示す斜視図であり、(b)
は、本発明の第2の実施形態にて構成される照明システ
ムの構成を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 画像表示装置(主光照射部) 2 照明光源部(副光照射部) 3 観察者 4 画像 5 照明光(副照明光) 8 制御装置 9 主照明部(主光照射部) 10 副照明部(副光照射部) 11 制御装置 20 照明部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を構成する主光照射部と、該対象
    物の背景或いは周囲に又は該対象物の背景或いは周囲か
    ら副照明光を与える副光照射部と、を設けて、該副光照
    射部から発せられる該副照明光の光強度を時間制御する
    ことによって、該対象物の明るさ知覚を変化させる、光
    照射方法。
  2. 【請求項2】 前記主光照射部が、主照明光を発する照
    明光源である、請求項1に記載の光照射方法。
  3. 【請求項3】 前記副光照射部から発せられる前記副照
    明光の光強度を増加させることで、前記照明光源の明る
    さ知覚を減少させ、該副照明光の光強度を減少させるこ
    とで、該照明光源の明るさ知覚を増加させる、請求項2
    に記載の光照射方法。
  4. 【請求項4】 前記副照明光の光強度の時間制御にあた
    って、減少時の光強度の変化率よりも増加時の光強度の
    変化率を遅く設定する、請求項2に記載の光照射方法。
  5. 【請求項5】 前記主光照射部が、所定の表示光を発す
    る表示灯である、請求項1に記載の光照射方法。
  6. 【請求項6】 前記副光照射部から発せられる前記副照
    明光の光強度を増加させることで、前記表示灯の明るさ
    知覚を減少させ、該副照明光の光強度を減少させること
    で、該表示灯の明るさ知覚を増加させる、請求項5に記
    載の光照射方法。
  7. 【請求項7】 前記副照明光の光強度の時間制御にあた
    って、減少時の光強度の変化率よりも増加時の光強度の
    変化率を遅く設定する、請求項5に記載の光照射方法。
  8. 【請求項8】 前記主光照射部が所定の画像を表示する
    画像表示部であり、前記対象物が該所定の画像である、
    請求項1に記載の光照射方法。
  9. 【請求項9】 前記副光照射部から発せられる前記副照
    明光の光強度を増加させることで、前記所定の画像の明
    るさ知覚を増加させ、該副照明光の光強度を減少させる
    ことで、該所定の画像の明るさ知覚を減少させる、請求
    項8に記載の光照射方法。
  10. 【請求項10】 前記所定の画像は、その明るさが原理
    的に変動する画像内容を含む画像である、請求項8に記
    載の光照射方法。
  11. 【請求項11】 前記副照明光の最高輝度を、前記対象
    物における最高輝度と同程度か或いはそれ以下に設定す
    る、請求項1に記載の光照射方法。
  12. 【請求項12】 前記副照明光の光強度を、連続的に繰
    り返して増加及び減少させる、請求項1に記載の光照射
    方法。
  13. 【請求項13】 前記副照明光の光強度を、周期0.0
    1Hz以上で8Hz以下のサイン波形に従って変化させ
    る、請求項1に記載の光照射方法。
  14. 【請求項14】 前記副照明光の光強度の最低値が零よ
    りも大きい、請求項1に記載の光照射方法。
  15. 【請求項15】 前記副光照射部は、観察者が前記主光
    照射部を観察する際に、該観察者からは見えないように
    配置されている、請求項1に記載の光照射方法。
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