JP2000181047A - ハーフトーン位相差マスクのマスクパターン及びその製造方法 - Google Patents

ハーフトーン位相差マスクのマスクパターン及びその製造方法

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JP2000181047A
JP2000181047A JP35651398A JP35651398A JP2000181047A JP 2000181047 A JP2000181047 A JP 2000181047A JP 35651398 A JP35651398 A JP 35651398A JP 35651398 A JP35651398 A JP 35651398A JP 2000181047 A JP2000181047 A JP 2000181047A
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Takashi Taguchi
隆 田口
Noboru Uchida
登 内田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な遮光特性を得るとともに、パターンの
エッジ部でのレジストプロファイルの劣化、膜減り等を
防ぐことができ、しかも、遮光特性を得るためのパター
ンデータ量を少なくすることができるハーフトーン位相
差マスクのマスクパターン及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 半導体装置製造でのリソグラフィ工程で
用いられるハーフトーン位相差のマスクパターンにおい
て、遮光帯を解像限界から解像限界の1.5倍程度の幅
を有する残しパターン12と、解像限界の1/2程度以
下の幅を有する抜きパターン13とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造でのリ
ソグラフィ工程に用いるハーフトーン位相差マスクのマ
スクパターン及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造におけるリソグラフィ
工程では、高集積化のためにパターンの微細化が進めら
れている。解像力を向上させるために、露光波長の短波
長化及び投影レンズの高開口数化により、解像力の向上
が図られてきた。
【0003】しかし、露光波長以下のパターンを形成す
るために、投影レンズの高開口数化が進められたため
に、焦点深度が十分に得られないようになってきた。こ
のため、近年では、レチクルに光の位相を変える位相シ
フタを持たせた位相差マスクにより焦点深度及び解像力
を向上させる、位相差露光法が提案され、様々なマスク
パターン、構造が提案されている。
【0004】この位相差マスクの中で、一般的に使用さ
れているCrパターンで遮光する遮光部に数%から十数
%の光を透過させ、さらにこの光の位相を遮光部以外の
光と180度の位相差を持たせたハーフトーン位相差マ
スクは、マスク製造において検査、修正が容易であるこ
と、従来の回路パターンデータをそのまま使用できるこ
とから実用化が行われている。
【0005】また、ハーフトーン位相差マスクは、孤立
ホールパターンでの解像力及び焦点深度の向上、ライン
繰り返しパターンでは、輪帯照明等の変形照明との組み
合わせにおいて、解像力及び焦点深度の向上が得られ
る。
【0006】一般的に数%〜十数%の透過率のハーフト
ーンマスクが適用されるため、大パターンの遮光には図
15で示す遮光部として使用したいパターン111内に
解像限界の1/2程度のサイズの微細なホールパターン
112を繰り返し並べることにより遮光効果を持たせ、
遮光を行っている。
【0007】また、ハーフトーン位相シフト膜上にCr
膜を重ねた2重構造により、これに2回のレジスト形成
とエッチングを行うことにより、遮光したい領域にCr
を残すことにより遮光する構造をとっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た大パターンに対し適用している微細ホールパターンを
繰り返し並べる手法では、データ量が大きくなってしま
うという問題があった。
【0009】また、Crで遮光する場合、マスク製造プ
ロセスが2回のパターン形成を行うことにより、複雑に
なること、Crパターンを残すためのデータを別データ
として生成しなければならないという問題があった。
【0010】また、ハーフトーンマスクを輪帯照明等の
変形照明との組み合わせでライン系のパターンの転写に
適用した場合、解像限界近傍のパターンでは、とくに不
具合は発生しないが、限界解像の2倍程度以上のパター
ンでは、図16に示すように、レジストパターン121
においてパターンエッジ部及びその近傍で、パターンの
エッジ部でのレジストプロファイルの劣化122、膜減
り123等が生じ易い。
【0011】このため、解像限界の2倍程度以上のパタ
ーンに対し、遮光特性を向上させるようにしたいが、大
パターンに対し適用している微細ホールパターンを繰り
返しならべる手法では、データ量が大きくなってしまう
という問題点があった。
【0012】本発明は、上記問題点を除去し、十分な遮
光特性を得るとともに、パターンのエッジ部でのレジス
トプロファイルの劣化、膜減り等を防ぐことができ、し
かも遮光特性を得るためのパターンデータ量を少なくす
ることができるハーフトーン位相差マスクのマスクパタ
ーン及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕半導体装置製造でのリソグラフィ工程で用いられ
るハーフトーン位相差マスクのマスクパターンにおい
て、遮光帯を解像限界から解像限界の1.5倍程度の幅
を有する残しパターンと、解像限界の1/2程度以下の
幅を有する抜きパターンとを具備するようにしたもので
ある。
【0014】〔2〕半導体装置製造でのリソグラフィ工
程で用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパタ
ーンの製造方法において、遮光部としたい部分を矩形に
分割し、この分割された矩形のパターンに対し解像限界
から解像限界の1.5倍程度の幅のパターンと解像限界
の1/2程度以下の幅の抜きパターンの分割数を決定
し、この分割数は遮光したい矩形の長辺または短辺の長
さをLとし、分割図形の最大残しパターン幅をML、分
割図形の最大抜きパターン幅をMSとし、分割最大ピッ
チをMPとした場合、矩形の1辺の長さからMLを引い
た値をMPで割った値の切り上げた整数Pの2倍に1を
足した数とし、次に図形最小単位長さをSとし、分割図
形の最大残しパターン及びML−S幅の残しパターン及
び最大抜きパターン幅MSを2P+1個の繰り返しで組
み合わせることにより、上記の図形を分割するようにし
たものである。
【0015】〔3〕半導体装置製造でのリソグラフィ工
程で用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパタ
ーンにおいて、遮光帯を解像限界から解像限界の1.5
倍程度の幅を有する残しパターンの縁取りと、その縁取
りパターンから解像限界の1/2程度以下の内側の領域
を解像限界から解像限界の1.5倍程度の幅を有する残
しパターン及び解像限界の1/2程度以下の幅を有する
抜きパターンとを具備するようにしたものである。
【0016】〔4〕半導体装置製造でのリソグラフィ工
程で用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパタ
ーンの製造方法において、遮光部としたい部分を矩形に
分割し、解像限界から解像限界の1.5倍程度の幅を有
する残しパターンの縁取りと、この縁取りパターンから
解像限界の1/2程度以下の内側の領域に対し、解像限
界から解像限界の1.5倍程度の幅の残しパターンと解
像限界の1/2程度以下の幅の抜きパターンの分割数を
決定し、この分割数は遮光したい矩形の長辺または短辺
の長さをLとし、分割図形の最大残しパターン幅をM
L、分割図形の最大抜きパターン幅をMSとし、分割最
大ピッチ(ML+MS)をMPとし、矩形の1辺の長さ
から2倍のMPを引いた値をMPで割った値の切り上げ
た整数Pの2倍に1を足した数とし、次に図形最小単位
長さをSとし、分割図形の最大残しパターン及びML−
Sの残しパターン及び最大抜きパターン幅MSを2P+
1個の繰り返しで組み合わせることにより、上記の図形
を分割するようにしたものである。
【0017】〔5〕半導体装置製造でのリソグラフィ工
程で用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパタ
ーンにおいて、回路パターンを矩形分割した矩形パター
ンの2辺の長さが解像限界の2倍程度以上の矩形に対
し、解像限界から解像限界の1.5倍程度パターンの幅
を有する残しパターンの縁取りをつくるように回路パタ
ーンの部分の内側に解像限界の1/2程度以下の幅を有
する抜きパターンを具備するようにしたものである。
【0018】〔6〕半導体装置製造でのリソグラフィ工
程で用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパタ
ーンにおいて、回路パターンを矩形分割した矩形パター
ンの2辺の長さが解像限界の2倍程度以上の矩形に対
し、解像限界から解像限界の1.5倍程度パターンの幅
を有する残しパターンの縁取りをつくるように回路パタ
ーンの部分の内側に解像限界の1/2程度以下の幅を有
する抜きパターン及び遮光したい回路パターンの矩形部
分の角部に縁取り残しパターンから、解像限界以下の間
隔を空けた解像限界の1/2程度以下の幅のL字型残し
パターンを具備するようにしたものである。
【0019】〔7〕半導体装置製造でのリソグラフィ工
程で用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパタ
ーンにおいて、回路パターンを矩形分割した矩形パター
ンの2辺の長さが解像限界の2倍程度以上の矩形に対
し、周辺から解像限界以上の幅内側にその4辺に沿っ
て、抜きパターン間が解像限界程度の幅の残しパターン
となるように解像限界の1/2程度以下の幅を有する抜
きパターンを具備するようにしたものである。
【0020】〔8〕半導体装置製造でのリソグラフィ工
程で用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパタ
ーンにおいて、回路パターンを矩形分割した矩形パター
ンの2辺の長さが解像限界の2倍程度以上の矩形に対
し、周辺から解像限界以上の幅内側にその4辺に沿っ
て、抜きパターン間が解像限界程度の幅の残しパターン
となるように解像限界の1/2程度以下の幅を有する抜
きパターン及び遮光したい回路パターンの矩形部分の角
部に縁取りから、解像限界以下の間隔を空けた解像限界
の1/2程度以下のL字型パターンを具備するようにし
たものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の第1実施例を示すハーフト
ーンマスクでの遮光帯として使用するパターンの平面図
であり、図1(a)はその大パターンを示す図、図1
(b)はその大パターンの詳細なパターンを示す図であ
る。
【0023】ハーフトーンマスクでの遮光帯として使用
する大パターンは、図1(a)に示すように、5〜10
μm程度以上の幅の矩形図形11に分割することができ
る。
【0024】この遮光特性を持たせたい部分(矩形図
形)11は図1(b)に示すように、解像限界から解像
限界の1.5倍程度の幅を有する残しパターン12と解
像限界の1/2程度以下の幅を有する抜きパターン13
で構成する。
【0025】例えば、構成するパターンは、KrFエキ
シマレーザ光で露光を行う、開口数0.6程度の露光機
を使い透過率6%のハーフトーンマスクに対し、露光機
の照明系の最大σに対し内側の半分を遮光する輪帯照明
を適用した場合において、残しパターンとしてはウエハ
上の寸法で0.20μmと抜きパターン0.05μmの
組み合わせとする。
【0026】図形数を少なくするために露光に適用する
光学条件(投影レンズの開口数、照明光学系の照明形状
等)、及びパターン転写が行われるレジスト材料の特性
等から、遮光に必要な最少の分割となるような大きなピ
ッチの分割とすることが望ましい。また、図形数を少な
くしデータ量を少なくするために、矩形の2辺の長い辺
に平行に分割することが望ましい。
【0027】図2はそのハーフトーンマスクとその特性
を示す図であり、図2(a)はそのハーフトーンマスク
パターンの平面図、図2(b)はそのハーフトーンマス
クパターンのA部での2次元光強度分布を示す図であ
り、横軸はそのA部のX軸(nm)、縦軸はそのA部の
Y軸(nm)である。図2(c)はそのハーフトーンマ
スクパターンのB−B′でのウエハ上での光強度分布で
あり、横軸は位置(nm)、縦軸は光強度を示してい
る。
【0028】上記したように、第1実施例によれば、ハ
ーフトーンマスクで遮光帯矩形分割した矩形図形に対し
て、解像限界から解像限界の1.5倍程度の幅を有する
残しパターン12と解像限界の1/2程度以下の幅を有
する抜きパターン13で構成したので、図2(a)に示
す遮光部分の角部の光強度分布は図2(b)、また、B
−B′でのウエハ上での光強度分布は図2(c)に示す
ようになり、十分な遮光特性を得ることができる。
【0029】また、ハーフトーンマスクの使用によるサ
イドピークの影響により、パターンのエッジ部でのレジ
ストプロファイルの劣化、膜減り等が生じることを防ぐ
ことができ、遮光特性を得られるためのパターンデータ
量を少なくすることが可能となる。
【0030】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0031】次に、上記したパターンの発生方法につい
て説明する。
【0032】図3は本発明の第2実施例のパターンを発
生させるためのフローチャートである。
【0033】(1)まず、遮光部としたい部分を矩形に
分割する(ステップS1)。
【0034】(2)次いで、分割された矩形のパターン
に対し、この図形を解像限界から解像限界の1.5倍程
度の幅のパターンと解像限界の1/2程度以下の幅の抜
きパターンでの分割数を決定する。その分割数は、遮光
したい矩形の長辺または短辺の長さをLとし、分割図形
の最大残しパターン幅をML、分割図形の最大抜きパタ
ーン幅をMSとし、分割最大ピッチをMPとした場合
に、矩形の1辺の長さからMLを引いた値をMPで割っ
た値の切り上げた整数Pの2倍に1を足した数とする
(ステップS2)。
【0035】(3)次いで、図形最小単位長さをSと
し、分割図形の最大残しパターン及びML−S幅の残し
パターン及び最大抜きパターン幅MSを2P+1個の繰
り返しで組み合わせる(ステップS3)。
【0036】上記した方法により、ハーフトーンマスク
で遮光帯として使用したい矩形分割した分割領域を、分
割図形の最大残しパターン及びML−Sの残しパターン
及び最大抜きパターン幅MSで分離を行ったので、ハー
フトーンマスクで遮光効果のあるパターン発生が可能と
なり、遮光特性を得られるためのパターンデータ量を少
なくすることが可能となる。
【0037】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0038】図4は本発明の第3実施例を示すハーフト
ーンマスクでの遮光帯として使用するパターンの平面図
であり、図4(a)はその大パターンを示す図、図4
(b)はその大パターンの詳細なパターンを示す図であ
る。
【0039】ハーフトーンマスクでの遮光帯として使用
する大パターンは、図4(a)に示すように、5〜10
μm程度以上の幅の矩形図形21に分割することができ
る。
【0040】この遮光特性を持たせたい部分(矩形図
形)21を、図4(b)に示すように、解像限界から解
像限界の1.5倍程度の幅を有する残しパターンの縁取
り22と、その縁取りパターンから解像限界の1/2程
度以下の内側の領域を、解像限界から解像限界の1.5
倍程度の幅を有する残しパターン23及び解像限界の1
/2程度以下の幅を有する抜きパターン24で構成す
る。
【0041】例えば、構成するパターンは、KrFエキ
シマレーザ光で露光を行う、開口数0.6程度の露光機
を使い、透過率6%のハーフトーンマスクに対し、露光
機の照明系の最大σに対し1/2輪帯照明を適用した場
合に、残しパターンとしてはウエハ上の寸法で0.20
μmと抜きパターン0.05μmの組み合わせとする。
【0042】構成するパターンは図形数を少なくするた
めに、露光に適用する光学条件(投影レンズの開口数、
照明光学系の照明形状等)、及びパターン転写が行われ
るレジスト材料の特性等から遮光に必要な最少の分割と
なるような大きなピッチの分割とすることが望ましい。
また、図形数が少なくデータ量を少なくするために、矩
形の2辺の長い辺に平行に分割することが望ましい。
【0043】図5はそのハーフトーンマスクとその特性
を示す図であり、図5(a)はそのハーフトーンマスク
パターンの平面図、図5(b)はそのハーフトーンマス
クパターンのA部での2次元光強度分布を示す図であ
り、横軸はそのA部のX軸(nm)、縦軸はそのA部の
Y軸(nm)である。図5(c)はそのハーフトーンマ
スクパターンのB−B′でのウエハ上での光強度分布で
あり、横軸は位置(nm)、縦軸は光強度を示してい
る。
【0044】上記したように、第3実施例によれば、ハ
ーフトーンマスクで遮光帯を矩形分割した矩形図形に対
して、解像限界から解像限界の1.5倍程度の幅を有す
る残しパターンの縁取り22とその縁取りパターンから
解像限界の1/2程度以下の内側の領域を解像限界から
解像限界の1.5倍程度の幅を有する残しパターン23
及び解像限界の1/2程度以下の幅を有する抜きパター
ン24で構成したので、図5(a)で示す遮光部分の角
部の光強度分布は図5(b)、また、B−B′でのウエ
ハ上での光強度分布は図5(c)に示すようになる。
【0045】したがって、十分に遮光特性を得られるこ
とにより、ハーフトーンマスクの使用によるサイドピー
クの影響により、パターンのエッジ部でのレジストプロ
ファイルの劣化、膜減り等が生じることを防ぎ、遮光特
性が得られるためのパターンデータ量を少なくすること
が可能となる。
【0046】また、第1実施例では、微細な繰り返しパ
ターンと垂直な辺のパターンエッジのガタツキが生じ易
い構成となっているが、第3実施例では、遮光したいパ
ターン周辺を縁取りパターンとしているため、遮光パタ
ーンのレジストへの転写時のエッジのガタツキを抑える
ことができる。
【0047】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。
【0048】次に、上記したパターンの発生方法につい
て説明する。
【0049】図6は本発明の第4実施例を示すパターン
を発生させるためのフローチャートである。
【0050】(1)まず、遮光部としたい部分を矩形に
分割する(ステップS11)。
【0051】(2)次に、矩形に分割した遮光部分を解
像限界から解像限界の1.5倍程度の幅を有する残しパ
ターンの縁取りと、その縁取りパターンから解像限界の
1/2程度以下の内側の領域に対し、解像限界から解像
限界の1.5倍程度の幅の残しパターンと解像限界の1
/2程度以下の幅の抜きパターンでの分割数を決定す
る。分割数は、遮光したい矩形の長辺または短辺の長さ
をLとし、分割図形の最大残しパターン幅をML、分割
図形の最大抜きパターン幅をMSとし、分割最大ピッチ
(ML+MS)をMPとし、矩形の1辺の長さから2倍
のMPを引いた値をMPで割った値の切り上げた整数P
の2倍に1を足した数とする(ステップS12)。
【0052】(3)次に、図形最小単位長さをSとし、
分割図形の最大残しパターン及びML−Sの残しパター
ン及び最大抜きパターン幅MSを2P+1個の繰り返し
で組み合わせる(ステップS13)。
【0053】上記した方法により、ハーフトーンマスク
で遮光帯として使用したい矩形分割した図形に対し、分
割図形の最大残しパターンでの縁取りパターン及びその
縁取りパターンから解像限界の1/2程度の最大抜きパ
ターン領域とし、この内側の領域を最大残しパターンM
L及びML−Sの残しパターン及び最大抜きパターン幅
をMSとしたパターンを発生させたため、ハーフトーン
マスクで遮光効果のあるパターン発生が可能となり、遮
光特性が得られるためのパターンデータ量を少なくする
ことが可能となり、遮光パターンのレジストへの転写時
のエッジのガタツキの少ない遮光パターンを発生するこ
とが可能となる。
【0054】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。
【0055】図7は本発明の第5実施例を示すハーフト
ーンマスクでの遮光帯として使用するパターンの平面図
であり、図7(a)はその大パターンを示す図、図7
(b)はその大パターンの詳細なパターンを示す図であ
る。
【0056】半導体装置の回路パターンは様々な幅、長
さを持ったパターンが混在している。この回路パターン
を矩形分割した場合に、図7(a)に示すように、矩形
の1辺が解像限界の2倍以下程度のパターン31と矩形
の2辺が共に解像限界の2倍程度以上の幅を有する回路
パターン32とに分離することができる。
【0057】矩形の1辺が解像限界の2倍以下程度のパ
ターン31は、微細なパターンで、ハーフトーンマスク
の効果を得たい部分であり、矩形の2辺が共に解像限界
の2倍程度以上の幅を有する回路パターン32は、ハー
フトーンマスクの特性を持たせず、遮光を行いたい部分
であり、変形照明との組み合わせた露光法では、パター
ンエッジ部でのプロファイルの劣化が生じ易い部分であ
る。
【0058】また、図7(b)に示すように、この回路
パターンを矩形分割した分割領域の矩形の2辺が、共に
解像限界の2倍程度以上の幅を有する回路パターンの部
分32は、解像限界から解像限界の1.5倍程度パター
ンの幅を有する残しパターンの縁取り33を作るよう
に、回路パターンの部分32の内側に解像限界の1/2
程度以下の幅を有する抜きパターン34で構成する。
【0059】また、回路パターンの部分32が十分に大
きく、パターン内部の遮光特性を持たせたい場合には、
第3実施例で示したように、さらにパターン内側に抜き
パターンを付け加えればよい。
【0060】図8はそのハーフトーンマスクとその特性
を示す図であり、図8(a)はそのハーフトーンマスク
パターンの平面図、図8(b)は従来技術の2次元光強
度分布を示す図であり、横軸はそのX軸(nm)、縦軸
はそのY軸(nm)である。図8(c)はそのハーフト
ーンマスクパターンの2次元光強度分布を示す図であ
り、横軸はX軸(nm)、縦軸はY軸(nm)を示して
いる。
【0061】上記したように、第5実施例によれば、矩
形分割した分割領域の矩形の2辺が、共に解像限界の2
倍程度以上の幅を有する回路パターンの部分に対し、解
像限界から解像限界の1.5倍程度パターンの幅を有す
る残しパターンの縁取り33を作るように、回路パター
ンの部分32の内側に解像限界の1/2程度以下の幅を
有する抜きパターン34を設けるように構成したので、
図8(a)のパターンに対する光強度分布は図8(c)
に示すようになる。
【0062】したがって、図8(b)に示す従来のパタ
ーンでの光強度分布に比べ、パターン内部における最大
光強度を抑えることができ、ハーフトーンマスクの使用
によるサイドピークの影響により、パターンのエッジ部
でのレジストプロファイルの劣化、膜減り等が生じるこ
とを低減することが可能となる。
【0063】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。
【0064】図9は本発明の第6実施例を示すハーフト
ーンマスクでの遮光帯として使用するパターンの平面図
であり、図9(a)はその大パターンを示す図、図9
(b)はその大パターンの詳細なパターンを示す図であ
る。
【0065】この図に示すように、この実施例では、回
路パターンは様々な幅、長さを持ったパターンが混在し
ている。
【0066】図9(a)に示すように、この回路パター
ンを矩形分割した場合に、矩形の1辺が解像限界の2倍
以下程度のパターンの部分41と矩形の2辺が共に解像
限界の2倍程度以上の幅を有する回路パターンの部分4
2とに分離することができる。
【0067】矩形の1辺が解像限界の2倍以下程度のパ
ターンの部分41は、微細なパターンで、ハーフトーン
マスクの効果を得たい部分であり、矩形の2辺が共に解
像限界の2倍程度以上の幅を有する回路パターンの部分
42は、変形照明との組み合わせた露光法では、パター
ンエッジ部でのプロファイルの劣化が生じ易い部分であ
る。
【0068】図9(b)に示すように、この回路パター
ンを矩形分割した分割領域の矩形の2辺が、共に解像限
界の2倍程度以上の幅を有する回路パターンの部分42
は、解像限界から解像限界の1.5倍程度パターンの幅
を有する残しパターンの縁取り43をつくるように回路
パターンの部分42の内側に解像限界の1/2程度以下
の幅を有する抜きパターン44及び遮光したい回路パタ
ーンの矩形部分の角部に縁取り残しパターン43から解
像限界以下の間隔を空けた、解像限界の1/2程度以下
の幅のL字型残しパターン45により構成する。
【0069】また、回路パターンの部分42が十分に大
きく、パターン内部の遮光特性を持たせたい場合には、
第3実施例で示したように、さらにパターン内側に抜き
パターンを付け加えてもよい。
【0070】図10はそのハーフトーンマスクとその特
性を示す図であり、図10(a)はそのハーフトーンマ
スクパターンの平面図、図10(b)はそのハーフトー
ンマスクパターンの2次元光強度分布を示す図であり、
横軸はX軸(nm)、縦軸はY軸(nm)を示してい
る。
【0071】上記したように、第6実施例によれば、矩
形分割した分割領域の矩形の2辺が、共に解像限界の2
倍程度以上の幅を有する回路パターンの部分に対し、解
像限界から解像限界の1.5倍程度パターンの幅を有す
る残しパターンの縁取り43をつくるように回路パター
ンの部分42の内側に解像限界の1/2程度以下の幅を
有する抜きパターン44及び遮光したい回路パターンの
矩形部分の角部に縁取り残しパターン43から解像限界
以下の間隔を空けた、解像限界の1/2程度以下の幅の
L字型残しパターンにより構成を行ったので、図10
(a)のパターンに対する光強度分布は図10(b)で
示すように、ハーフトーンマスクの使用によるサイドピ
ークの影響により、パターンのエッジ部でのレジストプ
ロファイルの劣化、膜減り等が生じることを防ぐことが
可能となり、更にパターンエッジ部の形状が第5実施例
より設計形状に忠実なパターンを得ることが可能とな
る。
【0072】次に、本発明の第7実施例について説明す
る。
【0073】図11は本発明の第7実施例を示すハーフ
トーンマスクでの遮光帯として使用するパターンの平面
図であり、図11(a)はその大パターンを示す図、図
11(b)はその大パターンの詳細なパターンを示す図
である。
【0074】この第7実施例では、この図11に示すよ
うに、半導体装置の回路パターンは様々な幅、長さを持
ったパターンが混在している。図11(a)に示すよう
に、この回路パターンを矩形分割した場合に、矩形の1
辺が解像限界の2倍以下程度のパターン51と矩形の2
辺が共に解像限界の2倍程度以上の幅を有する回路パタ
ーン52とに分離することができる。
【0075】矩形の1辺が解像限界の2倍以下程度のパ
ターン51は、微細なパターンで、ハーフトーンマスク
の効果を得たい部分であり、矩形の2辺が共に解像限界
の2倍程度以上の幅を有する回路パターン52は、ハー
フトーンマスクの特性を持たせず、遮光を行いたい部分
であり、変形照明との組み合わせた露光法では、パター
ンエッジ部でのプロファイルの劣化が生じ易い部分であ
る。
【0076】また、図11(b)に示すように、この回
路パターンを矩形分割した分割領域の矩形の2辺が、共
に解像限界の2倍程度以上の幅を有する回路パターンの
部分52は、周辺から解像限界以上の幅内側に、その4
辺に沿って、抜きパターン間が解像限界程度の幅の残し
パターンとなるように、解像限界の1/2程度以下の幅
を有する抜きパターン53で構成する。
【0077】また、回路パターンの部分52が十分に大
きく、パターン内部の遮光特性を持たせたい場合には、
第3実施例で示したように、さらにパターン内側に抜き
パターンを付け加えてもよい。
【0078】図12はそのハーフトーンマスクとその特
性を示す図であり、図12(a)はそのハーフトーンマ
スクパターンの平面図、図12(b)は従来技術の2次
元光強度分布を示す図であり、横軸はそのX軸(n
m)、縦軸はそのY軸(nm)である。図12(c)は
そのハーフトーンマスクパターンの2次元光強度分布を
示す図であり、横軸はX軸(nm)、縦軸はY軸(n
m)を示している。
【0079】上記したように、第7実施例によれば、矩
形分割した分割領域の矩形の2辺が、共に解像限界の2
倍程度以上の幅を有する回路をパターンの部分に対し、
周辺から解像限界以上の幅内側にその4辺に沿って、抜
きパターン間が解像限界程度の幅の残しパターンとなる
ように解像限界の1/2程度以下の幅を有する抜きパタ
ーン53を構成するようにしたので、図12(a)のパ
ターンに対する光強度分布は図12(c)に示すように
なる。
【0080】したがって、図12(b)に示す従来のパ
ターンでの光強度分布に比べ、パターン内部における最
大光強度を抑えることができ、ハーフトーンマスクの使
用によるサイドピークの影響により、パターンのエッジ
部でのレジストプロファイルの劣化、膜減り等が生じる
ことを防ぐことができる。また、パターン外周部に設け
た抜きパターンを分離したので、抜きの縁取りパターン
の角部における光強度の増加を抑えることができ、第5
実施例及び第6実施例より幅の広い抜きパターンを用い
ることができ、マスク製造プロセスの負荷を少なくする
ことができる。
【0081】次に、本発明の第8実施例について説明す
る。
【0082】図13は本発明の第8実施例を示すハーフ
トーンマスクでの遮光帯として使用するパターンの平面
図であり、図13(a)はその大パターンを示す図、図
13(b)はその大パターンの詳細なパターンを示す図
である。
【0083】この第7実施例では、図に示すように、半
導体装置の回路パターンは、様々な幅、長さを持ったパ
ターンが混在している。
【0084】図13(a)に示すように、この回路パタ
ーンを矩形分割した場合に、矩形の1辺が解像限界の2
倍以下程度のパターンの部分61と矩形の2辺が共に解
像限界の2倍程度以上の幅を有する回路パターンの部分
62とに分離することができる。
【0085】矩形の1辺が解像限界の2倍以下程度のパ
ターンの部分61は、微細なパターンで、ハーフトーン
マスクの効果を得たい部分であり、矩形の2辺が共に解
像限界の2倍程度以上の幅を有する回路パターンの部分
62は矩形で回路パターンを分割した場合に、矩形の2
辺が共に解像限界の2倍程度以上の幅を有する回路パタ
ーンの部分であり、変形照明との組み合わせた露光法で
は、パターンエッジ部でのプロファイルの劣化が生じ易
い部分である。
【0086】また、図13(b)に示すように、この回
路パターンを矩形分割した分割領域の矩形の2辺が、共
に解像限界の2倍程度以上の幅を有する回路パターンの
部分62は、周辺から解像限界以上の幅内側に、その4
辺に沿って、抜きパターン間が解像限界程度の幅の残し
パターンとなるように、解像限界の1/2程度以下の幅
を有する抜きパターン63及び遮光したい回路パターン
の矩形部分の角部に縁取りから解像限界以下程度の間隔
を空けた、解像限界の1/2程度以下のL字型パターン
64により構成される。
【0087】また、回路パターンの部分62が十分に大
きく、パターン内部の遮光特性を持たせたい場合には、
第3実施例で示したように、さらにパターン内側に抜き
パターンを付け加えてもよい。
【0088】図14はそのハーフトーンマスクとその特
性を示す図であり、図14(a)はそのハーフトーンマ
スクパターンの平面図、図14(b)はそのハーフトー
ンマスクパターンの2次元光強度分布を示す図であり、
横軸はX軸(nm)、縦軸はY軸(nm)を示してい
る。
【0089】上記したように、第8実施例では、矩形分
割した分割領域の矩形の2辺が、共に解像限界の2倍程
度以上の幅を有する回路パターンの部分に対し、周辺か
ら解像限界以上の幅内側にその4辺に沿って、抜きパタ
ーン間が解像限界程度の幅の残しパターンとなるように
解像限界の1/2程度以下の幅を有する抜きパターン及
び遮光したい回路パターンの矩形部分の角部に縁取りか
ら解像限界以下程度の間隔を空けた、解像限界の1/2
程度以下のL字型パターンにより構成を行ったので、図
14(a)のパターンに対する光強度分布は図14
(b)で示される。
【0090】ハーフトーンマスクの使用によるサイドピ
ークの影響により、パターンのエッジ部でのレジストプ
ロファイルの劣化、膜減り等が生じることを防ぐことが
可能となり、さらに、パターンエッジ部の形状が第7実
施例より設計形状に忠実なパターンを得ることが可能と
なる。また、パターン外周部に設けた抜きパターンを分
離したので、抜きの縁取りパターンの角部における光強
度の増加を抑えることができ、第5実施例及び第6実施
例より幅の広い抜きパターンを用いることができマスク
製造プロセスの負荷を少なくすることができる。
【0091】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0092】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。
【0093】(1)請求項1記載の発明によれば、十分
な遮光特性を得ることができる。
【0094】また、ハーフトーンマスクの使用によるサ
イドピークの影響により、パターンのエッジ部でのレジ
ストプロファイルの劣化、膜減り等が生じることを防ぐ
ことができ、遮光特性を得られるためのパターンデータ
量を少なくすることができる。
【0095】(2)請求項2記載の発明によれば、ハー
フトーンマスクで遮光帯として使用したい矩形分割した
分割領域を、分割図形の最大残しパターン及びML−S
の残しパターン及び最大抜きパターン幅のMSで分離を
行ったので、ハーフトーンマスクで遮光効果のあるパタ
ーン発生が可能となり、遮光特性を得られるためのパタ
ーンデータ量を少なくすることが可能となる。
【0096】(3)請求項3記載の発明によれば、十分
に遮光特性を得られることにより、ハーフトーンマスク
の使用によるサイドピークの影響により、パターンのエ
ッジ部でのレジストプロファイルの劣化、膜減り等を防
ぎ、遮光特性が得られるためのパターンデータ量を少な
くすることが可能となる。
【0097】(4)請求項4記載の発明によれば、ハー
フトーンマスクで遮光帯として使用したい矩形分割した
図形に対し、分割図形の最大残しパターンでの縁取りパ
ターン及びその縁取りパターンから解像限界の1/2程
度の最大抜きパターン領域とし、この内側の領域を最大
残しパターンML及びML−Sの残しパターン及び最大
抜きパターン幅をMSとしたパターンを発生させたた
め、ハーフトーンマスクで遮光効果のあるパターン発生
が可能となり、遮光特性が得られるためのパターンデー
タ量を少なくすることが可能となり、遮光パターンのレ
ジストへの転写時のエッジのガタツキの少ない遮光パタ
ーンを発生することが可能となる。
【0098】(5)請求項5記載の発明によれば、従来
のパターンでの光強度分布に比べ、パターン内部におけ
る最大光強度を抑えることができ、ハーフトーンマスク
の使用によるサイドピークの影響により、パターンのエ
ッジ部でのレジストプロファイルの劣化、膜減り等が生
じることを低減することが可能となる。
【0099】(6)請求項6記載の発明によれば、光強
度分布はハーフトーンマスクの使用によるサイドピーク
の影響により、パターンのエッジ部でのレジストプロフ
ァイルの劣化、膜減り等を防ぐことが可能となり、更に
パターンエッジ部の形状がより設計形状に忠実なパター
ンを得ることが可能となる。
【0100】(7)請求項7記載の発明によれば、パタ
ーンに対する光強度分布は、従来のパターンでの光強度
分布に比べ、パターン内部における最大光強度を抑える
ことができ、ハーフトーンマスクの使用によるサイドピ
ークの影響により、パターンのエッジ部でのレジストプ
ロファイルの劣化、膜減り等を防ぐことができる。ま
た、パターン外周部に設けた抜きパターンを分離したの
で、抜きの縁取りパターンの角部における光強度の増加
を抑えることができ、上記(5)及び(6)より幅の広
い抜きパターンを用いることができ、マスク製造プロセ
スの負荷を少なくすることができる。
【0101】(8)請求項8記載の発明によれば、パタ
ーンに対する光強度分布は、ハーフトーンマスクの使用
によるサイドピークの影響により、パターンのエッジ部
でのレジストプロファイルの劣化、膜減り等が生じるこ
とを防ぐことが可能となり、さらに、パターンエッジ部
の形状が上記(7)より設計形状に忠実なパターンを得
ることが可能となる。
【0102】また、パターン外周部に設けた抜きパター
ンを分離したので、抜きの縁取りパターンの角部におけ
る光強度の増加を抑えることができ、上記(5)及び
(6)より幅の広い抜きパターンを用いることができマ
スク製造プロセスの負荷を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すハーフトーンマスク
での遮光帯として使用するパターンの平面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すハーフトーンマスク
とその特性を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すパターンを発生させ
るためのフローチャートである。
【図4】本発明の第3実施例を示すハーフトーンマスク
での遮光帯として使用するパターンの平面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示すハーフトーンマスク
とその特性を示す図である。
【図6】本発明の第4実施例を示すパターンを発生させ
るためのフローチャートである。
【図7】本発明の第5実施例を示すハーフトーンマスク
での遮光帯として使用するパターンの平面図である。
【図8】本発明の第5実施例を示すハーフトーンマスク
とその特性を示す図である。
【図9】本発明の第6実施例を示すハーフトーンマスク
での遮光帯として使用するパターンの平面図である。
【図10】本発明の第6実施例を示すハーフトーンマス
クとその特性を示す図である。
【図11】本発明の第7実施例を示すハーフトーンマス
クでの遮光帯として使用するパターンの平面図である。
【図12】本発明の第7実施例を示すハーフトーンマス
クとその特性を示す図である。
【図13】本発明の第8実施例を示すハーフトーンマス
クでの遮光帯として使用するパターンの平面図である。
【図14】本発明の第8実施例を示すハーフトーンマス
クとその特性を示す図である。
【図15】従来のハーフトーンマスクの平面図である。
【図16】従来技術の問題点の説明図である。
【符号の説明】
11,21 矩形図形 12,23 残しパターン 13,24,34,44,53,63 抜きパターン 22,33,43 残しパターンの縁取り 31,41,51,61 矩形の1辺が解像限界の2
倍以下程度のパターン 32,52 回路パターン 41,61 パターンの部分 42,62 回路パターン部分 51 パターン 45,64 L字型パターン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置製造でのリソグラフィ工程で
    用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパターン
    において、 遮光帯を解像限界から解像限界の1.5倍程度の幅を有
    する残しパターンと、 解像限界の1/2程度以下の幅を有する抜きパターンと
    を具備するハーフトーン位相差マスクのマスクパター
    ン。
  2. 【請求項2】 半導体装置製造でのリソグラフィ工程で
    用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパターン
    の製造方法において、 遮光部としたい部分を矩形に分割し、該分割された矩形
    のパターンに対し解像限界から解像限界の1.5倍程度
    の幅のパターンと解像限界の1/2程度以下の幅の抜き
    パターンの分割数を決定し、該分割数は遮光したい矩形
    の長辺または短辺の長さをLとし、分割図形の最大残し
    パターン幅をML、分割図形の最大抜きパターン幅をM
    Sとし、分割最大ピッチをMPとした場合、矩形の1辺
    の長さからMLを引いた値をMPで割った値の切り上げ
    た整数Pの2倍に1を足した数とし、次に図形最小単位
    長さをSとし、分割図形の最大残しパターン及びML−
    S幅の残しパターン及び最大抜きパターン幅MSを2P
    +1個の繰り返しで組み合わせることにより、上記の図
    形を分割するハーフトーン位相差マスクのマスクパター
    ンの製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体装置製造でのリソグラフィ工程で
    用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパターン
    において、 遮光帯を解像限界から解像限界の1.5倍程度の幅を有
    する残しパターンの縁取りと、該縁取りパターンから解
    像限界の1/2程度以下の内側の領域を解像限界から解
    像限界の1.5倍程度の幅を有する残しパターン及び解
    像限界の1/2程度以下の幅を有する抜きパターンとを
    具備するハーフトーン位相差マスクのマスクパターン。
  4. 【請求項4】 半導体装置製造でのリソグラフィ工程で
    用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパターン
    の製造方法において、 遮光部としたい部分を矩形に分割し、解像限界から解像
    限界の1.5倍程度の幅を有する残しパターンの縁取り
    と、該縁取りパターンから解像限界の1/2程度以下の
    内側の領域に対し、解像限界から解像限界の1.5倍程
    度の幅の残しパターンと解像限界の1/2程度以下の幅
    の抜きパターンの分割数を決定し、該分割数は遮光した
    い矩形の長辺または短辺の長さをLとし、分割図形の最
    大残しパターン幅をML、分割図形の最大抜きパターン
    幅をMSとし、分割最大ピッチ(ML+MS)をMPと
    し、矩形の1辺の長さから2倍のMPを引いた値をMP
    で割った値の切り上げた整数Pの2倍に1を足した数と
    し、次に図形最小単位長さをSとし、分割図形の最大残
    しパターン及びML−Sの残しパターン及び最大抜きパ
    ターン幅MSを2P+1個の繰り返しで組み合わせるこ
    とにより、上記の図形を分割するハーフトーン位相差マ
    スクのパターンの製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体装置製造でのリソグラフィ工程で
    用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパターン
    において、 回路パターンを矩形分割した矩形パターンの2辺の長さ
    が解像限界の2倍程度以上の矩形に対し、解像限界から
    解像限界の1.5倍程度パターンの幅を有する残しパタ
    ーンの縁取りをつくるように回路パターンの部分の内側
    に解像限界の1/2程度以下の幅を有する抜きパターン
    を具備するハーフトーン位相差マスクのパターン。
  6. 【請求項6】 半導体装置製造でのリソグラフィ工程で
    用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパターン
    において、 回路パターンを矩形分割した矩形パターンの2辺の長さ
    が解像限界の2倍程度以上の矩形に対し、解像限界から
    解像限界の1.5倍程度パターンの幅を有する残しパタ
    ーンの縁取りをつくるように回路パターンの部分の内側
    に解像限界の1/2程度以下の幅を有する抜きパターン
    及び遮光したい回路パターンの矩形部分の角部に縁取り
    残しパターンから、解像限界以下の間隔を空けた解像限
    界の1/2程度以下の幅のL字型残しパターンを具備す
    るハーフトーン位相差マスクのマスクパターン。
  7. 【請求項7】 半導体装置製造でのリソグラフィ工程で
    用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパターン
    において、 回路パターンを矩形分割した矩形パターンの2辺の長さ
    が解像限界の2倍程度以上の矩形に対し、周辺から解像
    限界以上の幅内側にその4辺に沿って、抜きパターン間
    が解像限界程度の幅の残しパターンとなるように解像限
    界の1/2程度以下の幅を有する抜きパターンを具備す
    るハーフトーン位相差マスクのマスクパターン。
  8. 【請求項8】 半導体装置製造でのリソグラフィ工程で
    用いられるハーフトーン位相差マスクのマスクパターン
    において、 回路パターンを矩形分割した矩形パターンの2辺の長さ
    が解像限界の2倍程度以上の矩形に対し、周辺から解像
    限界以上の幅内側にその4辺に沿って、抜きパターン間
    が解像限界程度の幅の残しパターンとなるように解像限
    界の1/2程度以下の幅を有する抜きパターン及び遮光
    したい回路パターンの矩形部分の角部に縁取りから、解
    像限界以下の間隔を空けた解像限界の1/2程度以下の
    L字型パターンを具備するハーフトーン位相差マスクの
    マスクパターン。
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