JP2000177738A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2000177738A
JP2000177738A JP10378642A JP37864298A JP2000177738A JP 2000177738 A JP2000177738 A JP 2000177738A JP 10378642 A JP10378642 A JP 10378642A JP 37864298 A JP37864298 A JP 37864298A JP 2000177738 A JP2000177738 A JP 2000177738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器を積み重ねて使用する場合、滑落や荷崩
れを生じない容器を提供する。 【解決手段】 容器本体と蓋体とで形成される容器にお
いて、容器本体の底面か蓋体の上面のいずれか一方に、
折り曲げることにより立上る立上り片が形成され、他方
に上記立上り片が嵌入する穴が穿設されていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器に関し、特
に、積み重ねたとき滑落せず荷崩れの生じない容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6および図7に示すような容器
が提供されている。図6に示す容器11は、容器本体1
2と蓋体13とで構成され、容器本体12内に製品を容
入した後、蓋体13を容器本体に12に被嵌して使用す
る。
【0003】図7に示す容器21は、蓋体23が容器本
体22に連結されており、折れ線24を介して蓋体23
を容器本体22に被嵌ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たような従来の容器11、21は、容器本体12、22
の底片12a、22aの下面及び蓋体13、23の天片
13a、23aの上面が平面の形成されている。従っ
て、製品を容入した容器11、21を積み重ねて使用す
る場合、上下の容器間では平面で接触するため積み重ね
た容器間で滑りが生じやすく、滑落や荷崩れを起こすこ
とがある。
【0005】滑落や荷崩れをおこすと、容器に容入した
製品が損傷され使用不可能になるし、納期に間に合わな
かったり、また、再調達しなければならずその損害は大
きなものになる。
【0006】本発明は、このような点に鑑み前記従来の
課題を解決すべくなされたものであり、その目的は、容
器を積み重ねて使用する場合、滑落や荷崩れを生じない
容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る容器は、容器本体と蓋体と
で形成される容器において、容器本体の底面か蓋体の上
面のいずれか一方に、折り曲げることにより立上る立上
り片が形成され、他方に上記立上り片が嵌込する穴が穿
設されていることを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2に係る容器は、前
記立上り片が、切り込み線により形成されていることを
特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項3に係る容器は、前
記立上り片と穴が、容器を重ね合わせたとき、互いに合
致する位置に設けられていることを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項4に係る容器は、前
記立上り片及び穴が複数で形成され、その複数の立上り
片は立上ったときの向が互いに異なるように設けられて
いることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の請求項5に係る容器は、
容器が折り畳み式の組立て箱であることを特徴とする。
【0012】上記本発明に係る容器によれば、容器本体
の底面か蓋体の上面のいずれか一方に、折り曲げること
により立上る立上り片が形成され、他方に上記立上り片
が嵌入する穴が穿設されているので、容器を積み重ねる
と、上下の容器間で、一方の立上り片が他方の穴に嵌入
し、互いの滑りを防止するため、滑落や荷崩れを防止で
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態を
示す斜視図、図2は本発明の実施の形態を示す断面図で
ある。同図において1は箱形の容器を示し、容器本体2
と蓋体3で形成され、蓋体3は容器本体2に着脱自在に
嵌合できるようになっている。図1は蓋体3を開放した
(取った)状態を示し、図2は蓋体3を閉めた(嵌合し
た)状態を示している。
【0014】容器本体2の底片2aには、立上り片4が
切り込み線5により形成され、折り曲げることによって
立ち上がるようになっている。その詳細を図3に示す。
図3は容器1の要部を下面側より見た部分斜視図であ
り、同図(a)に示すように底片2aに切り込み線5に
より形成された立上り片4は、同図(b)に示すように
折り曲げることによって立ち上げることができる。
【0015】また、蓋体3の天片3aの上面には、前記
容器本体2の立上り片4が嵌入する穴6が穿設されてい
る。この穴6は、容器1を合致して積み重ねた時、前記
立上り片4に対応する位置(合致する位置)に設けられ
ている。
【0016】前記立上り片4と穴6は、少なくとも1対
あればよいが、複数が好ましく、本実施の形態では4対
の場合を示している。そして、この複数の立上り片4
は、立ち上ったときの向きが同じだと、滑り止めの力
(ロック力)がある方向の外力には強く、他の方向の外
力には弱い、というようにバラ付いてしまうので、立ち
上がったときの向きが互いに異なるように設けることが
全ての方向の外力にも高い滑り止め力(ロック力)を発
揮するようになるので好ましい。
【0017】また、立上り片4と穴6の形状は、立上り
片4が穴6に嵌入できる形状であればよく特に限定され
ないが、本実施の形態では、立上り片4が半円状、穴が
円形の場合を示している。さらに、本実施の形態では、
立上り片4は容器本体2の低片2aに切り込み線5によ
り形成されているが、これは別体の立上り片を容器本体
の底片に取り付けて設けてもよい。
【0018】なお、本実施の形態では容器本体2の底片
2aに立上り片4を設け、蓋体3の天片3aに穴6を設
けたが、これは逆であってもかまわない。即ち、容器本
体2の底片2aに穴を設け、蓋体3の天片3aの上面に
立上り片を設けてもよい。また、容器の形状は本実施の
形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱し
ない範囲で適用可能なものは全て包含するものである。
例えば、容器が図7に示すような容器本体に蓋体が連結
されているもの、容器が折り畳み式の組立て箱であって
もよい。ここで、容器本体の底片が複数片で形成されて
いる場合は、最下面に位置する底片であり、蓋体の天片
が複数片で形成されている場合には最上位に位置する天
片を指す。
【0019】次に前記実施の形態の作用を図4および図
5において説明する。図4は動作の工程順を説明する断
面図、図5は使用状態を示す断面図である。前記実施の
形態では、容器本体2の底片2aに切り込み線5により
立上り片4が形成され、蓋体3の天片3aに前記立上り
片4が嵌入する穴6が形成されているので、不使用の状
態では、立上り片4は図4(a)に示すように底片2a
と同一面上に位置している。次に使用に際しては、図4
(b)に示すように立上り片4を折り曲げて立上げた後
に、容器1の上に積み重ねると、図4(c)に示すよう
に立上り片4は下方の容器の蓋体3の天片3aの穴6に
嵌入する。
【0020】従って、図5に示すように容器1を積み重
ねると、上方に位置する容器1の底片2aの立上り片4
が、下方に位置する容器1の天片3aの穴6に嵌入して
積み重ねられるから、互いの容器1は立上り片4で滑り
がロックされることになる。また、この立上り片4の立
上ったときの向きが異なるので、全ての方向の外力(滑
り)に対しロック力が作用することになる。例えば、図
5において、左側の立上り片4は左右方向の外力(滑
り)に強く、右側の立上り片4は前後方向の外力(滑
り)に強いことになる。
【0021】
【発明の効果】以上の通り本発明に係る容器は、容器本
体の底面か蓋体の上面のいずれか一方に、折り曲げるこ
とにより立上る立上り片が形成され、他方に上記立上り
片が嵌入する穴が穿設されているので、容器を積み重ね
ると、上下の容器間において立上げた立上り片が穴に嵌
入して互いの容器の滑りをロックするため、積み重ねた
容器の滑落や荷崩れが防止される。
【0022】また、立上り片が切り込み線により形成さ
れていると、不使用時立上り片は容器本体の底片または
蓋体の天片と同一面に位置するので、邪魔にならず保管
に有効となる。また、容器が折り畳み式の組立て箱であ
ると保管はさらに有効となる。
【0023】また、立上り片と穴が、容器を合致して積
み重ねたとき、互に合致する位置に設けられていると、
容器を合致して積み重ねるだけで立上り片が穴に嵌入す
るので便利となる。
【0024】さらに、立上り片と穴が複数であり、その
複数の立上り片の立上ったときの向きが互に異なると、
全ての方向の外力(滑り)に対して大きなロック力を発
揮し、全ての方向(前後、左右方向)への滑落、荷崩れ
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の要部を示す部分斜視図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の動作の工程順を説明する
断面図(a)(b)(c)である。
【図5】本発明の実施の形態の使用状態を示す断面図で
ある。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 容器 2 容器本体 2a 底片 3 蓋体 3a 天片 4 立上り片 5 切り込み線 6 穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と蓋体とで形成される容器にお
    いて、容器本体の底面か蓋体の上面のいずれか一方に、
    折り曲げることにより立上る立上る立上り片が形成さ
    れ、他方に上記立上り片が嵌入する穴が穿設されている
    ことを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記立上り片は、切り込み線により形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記立上り片と穴は、容器を重ね合わせ
    たとき、互いに合致する位置に設けられていることを特
    徴とする請求項1または2記載の容器。
  4. 【請求項4】 前記立上り片及び穴は複数で形成され、
    その複数の立上り片は立上ったときの向きが互いに異な
    るように設けられていることを特徴とする請求項1、2
    または3記載の容器。
  5. 【請求項5】 容器が折り畳み式の組立て箱である請求
    項1、2、3または4記載の容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011507774A (ja) * 2007-12-26 2011-03-10 オトール 中央揃えタブ、カットアウトのセットを有するパッキングケース、及びそのようなケースを作成するための方法
JP2015505527A (ja) * 2012-02-03 2015-02-23 オトールOtor 中央揃えタブを有する梱包箱、カットアウト及びカットアウトのセット、そのような箱を製作する方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011507774A (ja) * 2007-12-26 2011-03-10 オトール 中央揃えタブ、カットアウトのセットを有するパッキングケース、及びそのようなケースを作成するための方法
JP2015505527A (ja) * 2012-02-03 2015-02-23 オトールOtor 中央揃えタブを有する梱包箱、カットアウト及びカットアウトのセット、そのような箱を製作する方法及び装置

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