JP2000177688A - ベルト式浮力補助用具 - Google Patents
ベルト式浮力補助用具Info
- Publication number
- JP2000177688A JP2000177688A JP10377936A JP37793698A JP2000177688A JP 2000177688 A JP2000177688 A JP 2000177688A JP 10377936 A JP10377936 A JP 10377936A JP 37793698 A JP37793698 A JP 37793698A JP 2000177688 A JP2000177688 A JP 2000177688A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- float
- auxiliary
- back surface
- front surface
- belt type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】従来のライフジャケットや救命ベストのように
上半身を包み込まずにウエスト部分に取り付けることに
より、上半身の運動性を阻害せず、かつ、保温効果や腰
部のハーネス効果を高めつつ暑苦しさのないベルト式浮
力補助具を提供することを目的とする。 【解決手段】身体Aの胴部に捲着すべき前面フロート1
と背面フロート2とを接合体3によって連接し、該前面
フロート1および背面フロート2のそれぞれに上下に開
閉自在な前面補助フロート4および背面補助フロート5
を遊動的に取り付けると共に、前面フロート1および背
面フロート2のそれぞれの裏面即ち身体に当接する面
に、下方向に対して摩擦係数の大きい摩擦体6を設ける
構成とする
上半身を包み込まずにウエスト部分に取り付けることに
より、上半身の運動性を阻害せず、かつ、保温効果や腰
部のハーネス効果を高めつつ暑苦しさのないベルト式浮
力補助具を提供することを目的とする。 【解決手段】身体Aの胴部に捲着すべき前面フロート1
と背面フロート2とを接合体3によって連接し、該前面
フロート1および背面フロート2のそれぞれに上下に開
閉自在な前面補助フロート4および背面補助フロート5
を遊動的に取り付けると共に、前面フロート1および背
面フロート2のそれぞれの裏面即ち身体に当接する面
に、下方向に対して摩擦係数の大きい摩擦体6を設ける
構成とする
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヨット、カヌー、フィ
ッシング等において着用するウエストベルトタイプのス
ポーツ用浮力補助具に関するものである。
ッシング等において着用するウエストベルトタイプのス
ポーツ用浮力補助具に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来技術としては、上半身に着用するライ
フジャケットや救命ベストがあり、いずれも上半身を包
み込む状態で着用する構造であった。
フジャケットや救命ベストがあり、いずれも上半身を包
み込む状態で着用する構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるライフ
ジャケットや救命ベストは、それ自身に浮力体が内蔵さ
れていて分厚く、しかも身体の上半身を包み込むように
着用するために、上半身が窮屈になり運動性が阻害さ
れ、従ってカヌーやヨット又はフィッシング等上半身や
腕の自由な運動を要求される場合には使用しにくく、又
高温時には暑苦しいといった問題点があった。
ジャケットや救命ベストは、それ自身に浮力体が内蔵さ
れていて分厚く、しかも身体の上半身を包み込むように
着用するために、上半身が窮屈になり運動性が阻害さ
れ、従ってカヌーやヨット又はフィッシング等上半身や
腕の自由な運動を要求される場合には使用しにくく、又
高温時には暑苦しいといった問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、発明者は上半身を包み込むライフジャケット方式を
変更して、前面腹部の浮力体となるべき前面フロートと
後部背面の浮力体となるべき背面フロートとをそれぞれ
接合体によって連接し、該前面フロートおよび背面フロ
ートのそれぞれに前面補助フロートおよび背面補助フロ
ートを上下に開閉自在かつ遊動的に取り付け、該前面補
助フロートおよび背面補助フロートはその自重によって
平常時には前面フロートおよび背面フロートのそれぞれ
の外側に垂れ下がり折り畳んだ状態を維持することによ
り、平常時の上半身の運動性を確保し、他方落水時のみ
前面および背面の補助フロートがそれ自体の浮力によっ
て上方に開いて前面フロートおよび背面フロートと一体
的となって浮力を増大させる構成とし、更に落水時のシ
ョックで前面フロートおよび背面フロートの全体が体の
下方即ち足方向にずり落ちないように前面フロートおよ
び背面フロートのそれぞれが腹部および背部に当接する
面に下方向に向かって摩擦係数の大きい摩擦体を設ける
構成とした。
に、発明者は上半身を包み込むライフジャケット方式を
変更して、前面腹部の浮力体となるべき前面フロートと
後部背面の浮力体となるべき背面フロートとをそれぞれ
接合体によって連接し、該前面フロートおよび背面フロ
ートのそれぞれに前面補助フロートおよび背面補助フロ
ートを上下に開閉自在かつ遊動的に取り付け、該前面補
助フロートおよび背面補助フロートはその自重によって
平常時には前面フロートおよび背面フロートのそれぞれ
の外側に垂れ下がり折り畳んだ状態を維持することによ
り、平常時の上半身の運動性を確保し、他方落水時のみ
前面および背面の補助フロートがそれ自体の浮力によっ
て上方に開いて前面フロートおよび背面フロートと一体
的となって浮力を増大させる構成とし、更に落水時のシ
ョックで前面フロートおよび背面フロートの全体が体の
下方即ち足方向にずり落ちないように前面フロートおよ
び背面フロートのそれぞれが腹部および背部に当接する
面に下方向に向かって摩擦係数の大きい摩擦体を設ける
構成とした。
【0005】
【作用】前記の手段によれば、前面腹部に位置する前面
フロートと前面補助フロートおよび背部に位置する背面
フロートと背面補助フロートとは、平常時には腹部およ
び背面に位置してそれぞれの自重により下方に垂れ下が
り、折り畳まれた状態にあるために両腕の自由な運動を
阻害せず、また上半身の捻じれ運動の障害ともならず、
従って上半身の動きがスムーズに行なえるほか、夏季等
気温が高い場合でもライフジャケットのように上半身を
包み込まないために暑くなく快適に着用できる。又落水
時には前面補助フロートおよび背面補助フロートの各々
は、遊動的であるがために前面フロートおよび背面フロ
ートの上方即ち身体上方にその浮力で自動的に跳ね上が
り、前面フロートおよび背面フロートの浮力と相まって
身体前面においては下腹部から腹部にかけて、又背面に
おいては腰部から背面にかけての浮力体となって身体を
前後からサンドイッチ状に挟み込み、よって安定した姿
勢で水に浮かぶことが出来る。
フロートと前面補助フロートおよび背部に位置する背面
フロートと背面補助フロートとは、平常時には腹部およ
び背面に位置してそれぞれの自重により下方に垂れ下が
り、折り畳まれた状態にあるために両腕の自由な運動を
阻害せず、また上半身の捻じれ運動の障害ともならず、
従って上半身の動きがスムーズに行なえるほか、夏季等
気温が高い場合でもライフジャケットのように上半身を
包み込まないために暑くなく快適に着用できる。又落水
時には前面補助フロートおよび背面補助フロートの各々
は、遊動的であるがために前面フロートおよび背面フロ
ートの上方即ち身体上方にその浮力で自動的に跳ね上が
り、前面フロートおよび背面フロートの浮力と相まって
身体前面においては下腹部から腹部にかけて、又背面に
おいては腰部から背面にかけての浮力体となって身体を
前後からサンドイッチ状に挟み込み、よって安定した姿
勢で水に浮かぶことが出来る。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明すれば、A
は身体である。、1は前面フロート、2は背面フロート
であって、それぞれベルト状の接合体3によって連接さ
れたものである。4は前面補助フロートであって、前面
フロート1の上部に上下に開閉自在かつ遊動的に取り付
けたものである。5は背面補助フロートであって、背面
フロートの上部に上下に開閉自在かつ遊動的に取り付け
たものである。6は摩擦体であって、前面フロート1お
よび背面フロート2のそれぞれの裏面即ち前面フロート
1については身体の腹部にまた背面フロート2について
は腰部に当接する面にそれぞれ設けたものである。摩擦
体6は身体対して上方に向かっては移動可能であり下方
に向かっては摩擦係数が大きくスリップ止めとなるよう
な即ちスキーのシール状の逆行防止作用を果たす特性を
有する素材とする。7は緊締具の雄型であって、前面フ
ロート1の背面フロート2に対応する側に設けた接合体
3の遊端に設けたものであり、8は緊締具の雌型であっ
て、背面フロート2の前面フロート1に対応する側に設
けたものであって、緊締具の雄型7と緊締具の雌型8と
は互いに係合して前面フロート1と背面フロート2とを
身体側面で結合すべきものである。9は接合体3に設け
たアジャスターであって、胴回りの長さ寸法を調節すべ
きものである。
は身体である。、1は前面フロート、2は背面フロート
であって、それぞれベルト状の接合体3によって連接さ
れたものである。4は前面補助フロートであって、前面
フロート1の上部に上下に開閉自在かつ遊動的に取り付
けたものである。5は背面補助フロートであって、背面
フロートの上部に上下に開閉自在かつ遊動的に取り付け
たものである。6は摩擦体であって、前面フロート1お
よび背面フロート2のそれぞれの裏面即ち前面フロート
1については身体の腹部にまた背面フロート2について
は腰部に当接する面にそれぞれ設けたものである。摩擦
体6は身体対して上方に向かっては移動可能であり下方
に向かっては摩擦係数が大きくスリップ止めとなるよう
な即ちスキーのシール状の逆行防止作用を果たす特性を
有する素材とする。7は緊締具の雄型であって、前面フ
ロート1の背面フロート2に対応する側に設けた接合体
3の遊端に設けたものであり、8は緊締具の雌型であっ
て、背面フロート2の前面フロート1に対応する側に設
けたものであって、緊締具の雄型7と緊締具の雌型8と
は互いに係合して前面フロート1と背面フロート2とを
身体側面で結合すべきものである。9は接合体3に設け
たアジャスターであって、胴回りの長さ寸法を調節すべ
きものである。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、上半身全体を浮力体で
包み込む従来のライフジャケットや救命ジャケットと異
なり、身体の上からウエスト部分にのみ着用することが
出来るために、上半身が締め付けられることがなく、従
って上半身の運動性が阻害されることもなく、落水時の
みに前面フロートと背面フロートおよび自力浮上する前
面補助フロートおよび背面補助フロートの浮力の和によ
って有効かつ安定的な姿勢での浮力を得ることができ、
又夏季等の高温時にも上半身のほとんどの部分が開放さ
れるために暑苦しさがなく快適に着用できる効果がある
ほか、腰部保護のハーネス効果があると共に、冬季には
前面フロートおよび背面フロートが身体の前面および背
面を包むことから、その断熱性によって腹部および腰部
の保温効果があり、更に腹部から腰部にかけての着用で
あるために歩行はもとより着座の障害にもならず、又上
半身が開放されているために通常サイズの防寒具を着用
することが出来るといった効果がある。
包み込む従来のライフジャケットや救命ジャケットと異
なり、身体の上からウエスト部分にのみ着用することが
出来るために、上半身が締め付けられることがなく、従
って上半身の運動性が阻害されることもなく、落水時の
みに前面フロートと背面フロートおよび自力浮上する前
面補助フロートおよび背面補助フロートの浮力の和によ
って有効かつ安定的な姿勢での浮力を得ることができ、
又夏季等の高温時にも上半身のほとんどの部分が開放さ
れるために暑苦しさがなく快適に着用できる効果がある
ほか、腰部保護のハーネス効果があると共に、冬季には
前面フロートおよび背面フロートが身体の前面および背
面を包むことから、その断熱性によって腹部および腰部
の保温効果があり、更に腹部から腰部にかけての着用で
あるために歩行はもとより着座の障害にもならず、又上
半身が開放されているために通常サイズの防寒具を着用
することが出来るといった効果がある。
【0008】
【図1】左右に展開した正面図である。
【図2】左右に展開した正面図であって前面および背面
の各々の補助フロートが開いた状態を示す。
の各々の補助フロートが開いた状態を示す。
【図3】正面図であって身体に装着した状態を示す。
【図4】左側面図であって身体に装着した状態を示す。
【図5】第2図a‐−‐−aの側面断面図である。
A、身体 円弧状の矢印は動作方向を示す。 1、前面フロート 2、背面フロート 3、接合体 4、前面補助フロート 5、背面補助フロート 6、摩擦体 7、緊締具の雄型 8、緊締具の雌型 9、アジャスター
Claims (1)
- 【請求項1】 身体Aの胴部に捲着すべき前面フロート
1と背面フロート2とを接合体3によって連接し、該前
面フロート1および背面フロート2のそれぞれに上下に
開閉自在な前面補助フロート4および背面補助フロート
5を遊動的に取り付けると共に、前面フロート1および
背面フロート2のそれぞれの裏面即ち身体に当接する面
に、下方向に対して摩擦係数の大きい摩擦体6を設けた
ことを特徴とするベルト式浮力補助用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377936A JP2000177688A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | ベルト式浮力補助用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10377936A JP2000177688A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | ベルト式浮力補助用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000177688A true JP2000177688A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18509264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10377936A Pending JP2000177688A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | ベルト式浮力補助用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000177688A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112278199A (zh) * | 2020-10-23 | 2021-01-29 | 张天宇 | 一种自发热保暖式救生衣 |
KR102263003B1 (ko) * | 2019-12-19 | 2021-06-09 | (주)생존수영교육연구소 | 구명 벨트 |
-
1998
- 1998-12-14 JP JP10377936A patent/JP2000177688A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102263003B1 (ko) * | 2019-12-19 | 2021-06-09 | (주)생존수영교육연구소 | 구명 벨트 |
CN112278199A (zh) * | 2020-10-23 | 2021-01-29 | 张天宇 | 一种自发热保暖式救生衣 |
CN112278199B (zh) * | 2020-10-23 | 2022-08-02 | 张天宇 | 一种自发热保暖式救生衣 |
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