JP2000174648A - 放送受信機及び記憶装置 - Google Patents

放送受信機及び記憶装置

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JP2000174648A
JP2000174648A JP10344479A JP34447998A JP2000174648A JP 2000174648 A JP2000174648 A JP 2000174648A JP 10344479 A JP10344479 A JP 10344479A JP 34447998 A JP34447998 A JP 34447998A JP 2000174648 A JP2000174648 A JP 2000174648A
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Masakazu Koike
将一 小池
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送局からの契約情報などの管理情報の送信
量を減少させることと、複数の顧客を一括管理するこ
と、及び従来通り顧客管理も行えること。 【解決手段】 ICカードには個別IDの他に共用のグ
ループIDを登録できるようにしてあり、当初、放送セ
ンタから複数枚のICカード毎に共用のグループIDが
送信されてくる。放送受信機は前記グループIDを受信
すると、これをICカードインターフェースを通してI
Cカードに登録する。他のカードも同様にして登録する
と、共用のグループIDが登録された複数枚のICカー
ドができる。以降、放送センタは共用のグループID宛
に契約情報などを一度送信するだけで、複数枚のICカ
ードに前記契約情報を同時に登録することができ、管理
情報の送信量を減少させると共に、複数の顧客を一括管
理することができる。又、放送センタから各ICカード
の個別ID宛に契約情報などを送れば、従来通り、個別
ICカード毎の顧客管理がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星やケーブル等
を介して伝送されるデジタル放送を受信し、ICカード
(記憶装置)によって受信状態等を制御する放送受信機
及び前記ICカード等の記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送技術のデジタル化が進み、通
信衛星など用いて、映像、音声などのマルチメディアデ
ータを伝送する有料放送が開始されている。それに伴
い、従来手作業で行われていた有料放送の課金処理等が
デジタル情報を通じて自動的に行われるようになってき
ている。
【0003】デジタル放送における有料放送の運用にお
ける代表的な形態として、ICカードを用いたシステム
がある。このシステムは、放送を行う放送局、この放送
局からの放送信号を受信して利用者に対して映像、音声
などを提供する放送受信機(以下IRDと呼ぶこともあ
る)及び放送受信や視聴課金などを制御するICカード
により構成されている。ICカードはカード毎に異なる
固有のID(以下個別IDと呼ぶ)を持ち、カード毎に
受信動作の個別制御が可能となっている。
【0004】放送局からは、ICカードに対してEMM
(Entitlement Management Message)と呼ばれる情報を
送信する。EMMには放送局との契約形態に関する情報
が含まれる。放送局から送信されるEMM情報は通常暗
号化され、放送信号に多重されて送信される。利用者側
ではIRDを介してICカードにEMM情報を転送し、
ICカード内で暗号が復号され、契約形態に関する情報
などを受信し、情報に応じて受信動作を管理する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、EMMの送信時
には、前記ICカードの個別IDを指定する。従ってE
MMの送信はICカードの数だけ送られることになる。
個別ID指定でEMMデータを送ると、例えば契約を世
帯毎に行うような場合でも、1世帯に受信機が3台あれ
ば3台分のICカードに向けてそれぞれ個別IDを指定
してEMMを送信しなければならないことになる。この
ことは放送局からのEMM送出データ量の増大を招くと
共に、放送事業者の顧客管理の手間が増大するという問
題を生じる。
【0006】上記のような問題を回避するためには、例
えば同じ世帯にある複数の受信機をグループ化して管理
するなどの様々な方法が考えられる。しかし、放送事業
者によっては、個別IDで管理したい場合もあり、又、
1世帯1台のIRDを持つ世帯など、特にグループ化の
必要ない世帯もあるため、それぞれの事情に応じて柔軟
に対応でき、様々な契約形態を同時に運用することので
きるシステムの実現が望まれている。
【0007】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、放送局からの契
約情報などの管理情報の送信量を減少させることができ
ると共に、複数の顧客を一括管理することができ、しか
も、個別の顧客管理も行える放送受信機及び記憶装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、デジタル放送を記憶装置
に登録されている情報に基づいて受信する放送受信機に
おいて、前記記憶装置に共用識別情報を登録する記憶領
域を設け、受信された共用識別情報を前記記憶領域に登
録し、以降、この共用識別情報に基づいて受信される情
報を処理することにある。
【0009】この請求項1の発明によれば、共用識別情
報を複数のICカードなどの記憶装置に登録しておけ
ば、以降、放送局は前記共用識別情報宛に、例えば契約
情報を一回送信するだけで、前記共用識別情報を有する
記憶装置は前記契約情報を保存するため、この記憶装置
を搭載した放送受信機は前記契約情報に従った放送を受
信することになり、複数の顧客を1回の契約情報の送信
のみで効率よく管理することができる。
【0010】請求項2の発明の特徴は、前記記憶装置に
は固有の識別情報が予め登録されてあり、前記共用識別
情報が登録されていない場合は前記固有の識別情報に基
づいて受信される情報を処理することにある。
【0011】この請求項2の発明によれば、前記記憶装
置には固有の識別情報が登録されているため、放送局は
前記固有の識別情報宛に、例えば契約情報を送信すれ
ば、従来と同様に前記記憶装置毎の顧客管理を行うこと
ができる。
【0012】請求項3の発明の特徴は、前記共用識別情
報を登録する領域を複数設け、受信された共用識別情報
を同時に受信された登録領域指定情報で指定される領域
に登録することにある。
【0013】請求項4の発明の特徴は、前記共用識別情
報を消去する情報が受信されると、前記記憶装置に登録
されている共用識別情報を消去することにある。
【0014】請求項5の発明の特徴は、前記共用識別情
報宛の契約情報が受信されると、受信された共用識別情
報と同一の共用識別情報が登録されている記憶装置に前
記契約情報を登録し、以降、この契約情報に従ったデジ
タル放送受信を行うことにある。
【0015】請求項6の発明の前記記憶装置は前記放送
受信機に対して着脱自在である。
【0016】請求項7の発明の特徴は、デジタル放送受
信用の放送受信機で受信される情報を登録されている識
別情報に基づいて処理する記憶装置において、固有の識
別情報を登録する第1の記憶領域と、共用の識別情報を
登録する第2の記憶領域とを有し、前記放送受信機で受
信された共用の識別情報を前記第2の記憶領域に登録す
ることにある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の放送受信機の一
実施の形態を示したブロック図である。デジタル放送を
受信する放送受信機(IRD)1は、受信アンテナ2に
より捕らえた放送電波の中から目的の電波を受信して復
調するRFチューナ11、RFチューナ11で受信した
復調信号の中のスクランブル信号を復号化するデスクラ
ンブラ12、復号化された信号の中から映像、音声デー
タとセクションデータを分離するTSプロセッサ13、
TSプロセッサ13で分離された映像、音声データをデ
コードするAVデコーダ14、デコードされた映像、音
声データをベースバンドのアナログ信号に変換してモニ
タ3に送出するモニタインターフェース15、ICカー
ド20に対してデータの送受を行うICカードインター
フェース16、受信動作の制御やICカード20を用い
た制御や各種処理などを行うMPU17、受信動作など
に必要なデータを記憶するメモリ18、リモートコント
ローラ(RCユニット)4から送信されてくる指示デー
タを受信するRCインターフェース19、個別IC、グ
ループIC及び契約情報などを保持するICカード20
を有している。尚、本例のICカード20は放送受信機
1の一部とし、放送受信機1の本体に着脱可能とする。
【0018】放送事業者などの送信側(放送センタ)
は、デジタル放送を送信アンテナ7から送信する放送シ
ステム5と、上記した放送受信機1を持っている顧客と
の契約などを管理する顧客管理システム6及び電波を送
信する送信アンテナ7から成っている。
【0019】図2は上記したICカード18の記憶内容
例を示した摸式図である。ICカードはカード識別情報
記憶領域181と契約情報を書き込む記憶領域182を
有している。カード識別情報記憶領域181は、更に個
別ID記憶領域183、グループID記憶領域184に
別れている。個別ID記憶領域183には当該カード固
有のID(固有識別情報)であるIDsが予め記憶され
ている。グループID記憶領域184には複数のグルー
プID(共用識別情報)が記憶できるようになってい
る。又、このグループID記憶領域184の内容は変更
可能である。これにより、ICカード18は個別ID、
グループID及び契約情報を蓄積保存する。
【0020】次に本実施の形態の動作について説明す
る。放送センタ側では、放送システム5より送信アンテ
ナ7を通してMPEG2−TS形式の変調信号を送信す
る。MPEG2−TSの一部は放送システム5内で暗号
化されている。受信側では、送信されてきた変調信号を
受信アンテナ2で捕らえ、放送受信機1で受信する。
【0021】放送受信機1のRFチューナー11は、受
信アンテナ2で捕らえた変調信号を復調し、更に暗号化
部分がデスクランブラ12を通して復号され、TSプロ
セッサ13に送られる。
【0022】TSプロセッサ13は復号信号から映像、
音声データとセクションデータを分離し、映像、音声デ
ータをAVデコーダ14でデジタル映像、音声信号にデ
コードする。デコードされたデジタル映像、音声信号は
モニタインターフェース15によりベースバンドのアナ
ログ信号となってモニタ3に送られ、ここで再生され
る。
【0023】MPU17は、内蔵のROMに予め記憶さ
れたプログラムに基づき演算処理を行って、RFチュー
ナー11、デスクランブラ12、TSプロセッサ13、
AVデコーダ14、モニタインターフェース15などを
制御して、上記受信動作を制御する。
【0024】また、MPU17はICカードインターフ
ェース16を通じてICカード20へのコマンド送信及
びICカード20からのレスポンス受信を行うことによ
り、ICカード20からのレスポンスを元にデスクラン
ブラ12の制御や映像、音声の再生制御を行う。
【0025】利用者が用いるリモートコントローラ4に
は複数のボタンが設けられ、利用者のボタン操作に対し
て1意の信号パターンが発生され、これが放送受信機1
に赤外線等により無線送信される。
【0026】MPU17はリモートコントローラ4から
の無線電波をRCインターフェース19を介して受信
し、利用者の操作に従って受信放送ストリームを選択
し、対応するトランスポートストリームを受信できるよ
うにRFチューナー11に受信周波数を設定すると共
に、TSプロセッサ13宛にトランスポートストリーム
IDに応じてパケットID(以下PIDと称する)やセク
ションのテーブルIDを初めとする情報をフィルタ条件
として設定する。
【0027】TSプロセッサ13は設定されたフィルタ
条件に整合したパケットのみを抜き出して、AVデコー
ダ14やMPU17等に出力し、他のパケットは無視す
る。
【0028】次に図3に示した本例の放送ストリームの
構成について説明する。以降、放送Aに関する情報はa
を付けた表記で表現し、放送Bに関する情報はbを付け
た表記で表現する。例えば放送Aに関するPAT(Progr
am Association table)はPATa、放送Bに関するP
MT(Program Map table)はPMTbと表す。
【0029】本例では、周波数faと周波数fbによ
り、それぞれ放送A及び放送Bに関する放送ストリーム
がMPEG2−TS形式で多重されて送信される。各放
送ストリームはそれぞれ映像、音声データ及びセクショ
ンデータを含み、セクションデータは、PAT、PM
T、NIT(Network Infomation table)、EMM、E
CM(Entitled Control Message)、CAT(Conditional
Access table)の各テーブル形式データを有している。
ここで、PATは放送を選択するための大本の情報テー
ブル、PMTは映像、音声がどこのパケットに入ってい
るかを示す情報テーブル、NITは各放送の周波数情報
とか衛星の位置などを示す情報テーブル、EMMは契約
情報を含み、ECMはデスクランブル情報を含み、CA
TはEMMがパケットのどこに入っているかを示す情報
のことである。
【0030】放送の実施されているトランスポートスト
リームIDやキャリア周波数に関する情報を含むトラン
スポートストリームに関する情報等により構成されるN
ITは、放送A用のNITa, 放送B用のNITbとも
両周波数のストリームに多重される。CATはEMMを
送出するPIDと対象とするトランスポートストリーム
IDの組を含んでいる。
【0031】第1の放送ストリームは、放送事業者Aに
より放送される放送Aに関する放送ストリームであり、
関連づけはNITaを元に行われる。NITaには放送
Aの放送を送出するトランスポートストリームIDであ
るTSIDaが含まれ、これにより選択した放送の行わ
れているストリームを特定できる。トランスポートスト
リームIDはPAT情報にも付加されるから、TSID
aを持つPAT情報PATaを特定することができ、こ
のPATaより得られたPMTaよりスクランブル信号
とデスクランブル情報を送信するECMのPIDとの対
応を得る事が出来る。
【0032】従って、このPIDで送信されるECM情
報ECMaからICカードとのコマンド送信―レスポン
ス受信を通じてデスクランブル情報を得ることができ
る。
【0033】また、放送AのためのCAT情報CATa
によりEMMのPIDを得ることができる。
【0034】従って、EMM情報 EMMa1、EMM
a2、EMMga1を得ることができる。EMMa1、
EMMa2、EMMga1はそれぞれ、ICカード1、
ICカード2、グループ1を宛先とするEMM情報であ
る。
【0035】また、第2の放送ストリームは放送事業者
Bにより放送される放送Bを搬送するストリームであ
り、放送Bに関する同様の情報がMPEG2−TS形式
で多重され、周波数fbを搬送周波数とした変調信号で
送信される。但し、NITには各トランスポートストリ
ームID毎にID記憶番号の情報が含まれる。
【0036】図3の例では、放送Aに関してはID領域
番号は0であり、これに対応して最初のグループID
(図2のIDgaの領域)に記憶される番号を用いる。ま
た放送Bに関してはID領域番号は1であり、これに対
応して2番目のグループID(図2のIDgbの領域)
を用いる。尚、NIT内にID領域番号が指定されてい
ない場合、ICカードの個別IDを用いることとする。
これにより、個別IDによる有料放送の契約管理も可能
である。
【0037】図4はICカードの記憶内容の変遷を示し
た図である。ICカード20としてカード1、カード2
の2枚のICカードがあるとして、各識別情報及び契約
情報の変遷が示されている。但し、カード1、カード2
はそれぞれ1対1対応で図1に示したような放送受信機
1に装着されるものとする。
【0038】まず、予めカード1、カード2の個別ID
領域毎にそれぞれIDs1、IDs2が記憶されてい
る。また、カード1、2共に、その使用開始直後の初期
状態として、グループID記憶領域にも予めそれぞれの
個別IDが記憶されているものとする(ステップ40
1)。
【0039】まず、グループIDによる管理を行う場合
について説明する。放送事業者Aは世帯毎に契約を受け
ており、各世帯毎に異なったグループIDにより顧客管
理を行うものとする。同一世帯でカード1及びカード2
を用いている利用者が、対話連絡などの方法により放送
事業者Aに契約申込みを行ったとする。通常は、前記同
一世帯にカード1、カード2に対応する2台の放送受信
機がある。
【0040】放送事業者Aは世帯毎に契約を受けている
ので、顧客管理システム6は契約処理を行い、契約内容
に従って放送システム5に対してカード1、カード2に
グループIDを変更するためのEMM情報を送信するよ
うに要求する。
【0041】これを受けて、放送システム5は適切な時
期にカード1宛の放送A用のEMM情報EMMa1を放
送ストリームに多重して送信アンテナ7から送信する。
このEMMa1はグループID登録のための情報であ
り、ID領域番号の指定(0)とグループIDであるI
Dga1が含まれる。カード1は放送受信機1を通じて
EMMa1を受信し、ID記憶番号0のグループID記
憶領域にIDga1を保存する(ステップ402)。
【0042】カード2宛の放送A用のEMM情報EMM
a2も同様に送信される。この時、EMMa2にもID
記憶番号の指定とグループIDであるIDga1が含ま
れ、カード2はEMMa2を受信した時、カード1の場
合と同様にIDga1をグループID記憶領域に保存す
る(ステップ403)。これにより、以後の放送A向け
のカード1、2の契約管理は、IDga1で行われる。
【0043】次に放送センタ側からIDga1に向けて
契約情報1を送信すれば、カード1、2がそれぞれ受信
した段階で契約情報1が保存される(ステップ40
4)。次回の更新時に契約情報2を送信すれば、同様に
契約情報2が保存される(ステップ405)。
【0044】このように、一度ICカード1、2へグル
ープIDを登録すれば、それ以降、放送センタ側からは
同一グループIDを持つ複数のICカードに対する契約
情報更新EMMを1つ送信することにより、複数ICカ
ードに対して同時に契約情報更新を実行することができ
る。
【0045】次に、グループIDによる管理を行わない
場合についての動作を図5を用いて説明する。例えば放
送事業者BはICカード毎に個別に契約しているため、
個別IDにより顧客管理を行うものとする。この場合
も、初期状態はICカード1、2共、個別IDs1、I
Ds2がそれぞれの個別ID記憶領域、グループID記
憶領域に予め記憶されている(ステップ501)。
【0046】カード1を用いている利用者が、対話連絡
などの方法で放送事業者Bに契約申込みを行ったとす
る。顧客管理システム6は契約処理を行い、契約内容に
従って、放送システム5に対してカード1に対するEM
M情報を送信するように要求する。 放送センタは適切
な時期にカード1宛の放送B用のEMM情報EMMb1
を放送システム5から送信する。同様にカード2を用い
ている利用者が契約申し込みを行った時、放送センタは
カード2宛の放送B用のEMM情報EMMb2を送信す
る。これらのEMM情報にはそれぞれの契約内容に関す
る契約情報11、契約情報21が含まれている。カード
1、カード2は受信した契約情報11、12をそれぞれ
ステップ502、503で保存する。
【0047】契約を更新する時、放送センタから同様に
カード1、カード2宛に契約情報12及び契約情報22
を含んだEMM情報を送信し、同様にICカード1、2
内にそれぞれステップ504、505で保存される。
【0048】放送Bにおいては、カード1、カード2の
利用者が同一世帯であり、同一の契約が行われるとして
も、両ICカード毎に契約を管理し、それぞれのカード
に対して契約情報を含んだEMMを送信して契約更新を
行う。
【0049】上記図4、図5で説明したように、グルー
プ単位の顧客管理を行う放送事業者と個別のカード毎に
顧客管理を行う放送事業者Bの放送を同一方式のシステ
ムに共存して実現することができる。
【0050】ところで、図4と図5を比べてみると、カ
ード1、カード2にグループIDを登録して、最初の契
約情報をカード1、カード2に保存するまでは、図4の
グループ管理の方がステップが一つ多く、手間かかかる
ようであるが、グループIDを登録するにはそれ程の時
間が掛からないことと、以降の契約情報更新についてみ
れば、図5の例では2ステップ掛かるのに対して、図4
の例では1ステップしか掛からず、しかも、この契約情
報更新に時間が掛かるため、グループIDで複数枚のI
Cカードを一括管理する方が遥かに効率的になる。
【0051】次に特定のICカード向けのEMMの検索
動作について説明する。放送受信機1のMPU17は、
EMM受信の対象となる個別ID或いはグループIDを
特定するために、まずICカード20を検出した時に、
ICカードインターフェース16を介したICカード2
0とのコマンドーレスポンス送受信により。ICカード
20に記憶されている個別ID及びグループIDのリス
トを取得し、メモリ18に保存する。
【0052】これにより、放送受信機1は放送を選局し
た時に、NITに含まれるグループID記憶番号と前記
メモリ18に保存した前記リストを照合することによっ
てグループIDが特定でき、このID記憶番号の位置に
記憶されるグループIDを用いてEMM情報を受信す
る。又、NITの対応するトランスポート情報にグルー
プID記憶番号がない場合、放送受信機1は、個別ID
を用いてEMM情報を受信する。
【0053】このEMMはCATを通じて送出PIDが
特定され、TSプロセッサ13はこのPIDを持つMP
EG2−TSパケットで送信されるEMM情報を受信す
る。TSプロセッサ13は該当するEMMを受信する
と、MPU17に通知する。
【0054】MPU17はこの通知に従ってEMM情報
の持つIDと、現在受信対象となる放送ストリームのた
めのグループIDを照合し、一致するグループIDを持
つEMM情報について、ICカード20へコマンドと共
にEMM情報を送信して、処理を要求する。これを受け
て、ICカード20においては契約更新などのEMM受
信処理を行う。
【0055】このように、本例では、利用するグループ
IDと放送ストリームを対応づける情報(ID記憶番
号)を提供することにより、MPU17が該当するEM
M受信時の検索時に比較対象とするICカード20側の
グループIDを1つに絞ることができる。
【0056】図6はICカードからグループIDを削除
して、契約を解除する場合のICカードの記憶内容の変
遷例を示した図である。初期状態では、ICカード1、
2共にグループIDとして、IDga1が登録され、こ
れら2枚のカードの契約情報1はIDga1で同時に管
理されている(ステップ601)。
【0057】その後、カード1を用いている利用者が、
対話連絡などの方法で放送事業者Aに契約解除の申込み
を行ったとする。放送センタの顧客管理システム6は契
約解除処理を行い、放送システム5に対してカード1に
対する契約解除のEMM情報を送信するように要求す
る。放送システム5は適切な時期にカード1(IDs
1)宛の放送A用のEMM情報EMMa1を送信する。
【0058】カード1は契約解除のEMM情報を受信し
て、グループID記憶領域に保存されていたIDga1
をIDs1に書き替えると共に、契約情報記憶領域に登
録されていた契約情報1を消去する(ステップ60
2)。
【0059】その後、放送センタの放送システム5から
IDga1宛の契約更新のEMM情報が送信されると、
この場合はカード2だけがこれを受信して、契約情報1
を契約情報2に更新する(ステップ603)。
【0060】このように、カードに登録されていたグル
ープIDは放送センタ側から前記グループID宛にEM
M情報を送ることにより、容易に消去でき、個別ID管
理のカードに戻すことができる。
【0061】本実施の形態によれば、複数のICカード
へ共用のグループIDを登録すれば、それ以降、センタ
側からは共用のグループID宛にEMMをひとつ送信す
るだけで、前記共用のグループIDを持つ複数のICカ
ードの契約情報を同時に更新することができる。これに
より、同一世帯に放送事業者との契約が同一の複数のI
Cカードがある場合、即ち複数の放送受信機がある場合
でも、放送センタ側からの契約情報などの情報更新のた
めの情報送信量を図4に示すように減少させることがで
き、顧客管理を効率化することができる。
【0062】又、個別のICカード毎に、顧客を管理し
たい場合でも、図5に示す如く従来通りの管理を行うこ
とができ、複数の運用形態を1種類のICカードで実現
することができる。従って、グループ単位の顧客管理を
行う放送事業者と、個別カード毎に顧客管理を行う放送
事業者との放送を前記ICカードを搭載した同一の放送
受信機で共通に受信して運用することができる。
【0063】尚、上記実施の形態では着脱自在のICカ
ード20を用いたが、これに限ることはなく、放送受信
機の内部に固定的に搭載されているメモリでもよく、そ
の場合、メモリ18の一部を割り当てて用いても同様の
効果がある。
【0064】又、本実施の形態において示されている機
器構成は一例であり、他にも様々な構成が考えられる
が、本発明の対象の請求範囲にある。
【0065】更に、本実施の形態におけるICカードの
枚数、放送事業者数や記憶可能なグループID数等の規
模的な部分は説明のための例であり、これに限定される
ものではない。
【0066】又、本実施の形態では説明のため搬送周波
数を2つとして考えたが、当然任意の数の搬送波、更に
は複数の送信アンテナを用意してそれぞれの伝送チャン
ネルにおいて1つ以上の放送事業者で放送ストリームを
提供するシステムにも本発明を適用して同様の効果を得
ることができる。この場合、周波数や送信アンテナの切
換を行う手段を設ける必要があるが、本発明の対象範囲
を限定するものではない。 更に、グループID記憶位
置と放送の対応付けのための情報をNITにより送信し
ているが、これに限定するものでもない。例えば、CA
T、EMM、ECM等に前記対応づけるための情報を含
むこともできる。
【0067】又、受信するEMM情報とグループIDを
記憶する位置との対応の取り方も本実施の形態のように
番号で示す以外にも様々な方法が考えられるが、EMM
情報と受信すべきグループIDのID記憶位置を対応さ
せることを目的とする限り、本発明の範疇にある。
【0068】更に、IRDがICカードを検出した時、
最初にICカードに対してICカード内に記憶される個
別ID、全グループIDを問い合わせ、IRDのメモリ
18に記憶しているが、例えば選局する度にカードに利
用するIDを問い合わせるような方式でもよい。
【0069】又、本実施の形態では端末識別IDによる
検索をMPU17で行っているが、むろんTSプロセッ
サ13や他の部分で検索してもよい。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、共用識別情報を記憶装置に登録すること
により、放送局からの契約情報などの管理情報の送信量
を減少させることができると共に、複数の顧客を一括管
理することができる。
【0071】請求項2の発明によれば、固有の識別情報
を記憶装置に予め登録することにより、従来通りの顧客
管理も行うことができる。これにより、グループ単位の
顧客管理を行う放送事業と個別のカード毎に顧客管理を
行う放送事業を同一方式のシステムに並行して実現する
ことができる。
【0072】請求項3の発明によれば、共用識別情報を
登録する記憶領域を複数設けることにより、異なる放送
局対応に共用識別情報を登録して、放送局毎の複数の顧
客を一括管理することができる。
【0073】請求項4の発明によれば、共用識別情報を
消去して、固有の識別情報だけとし、個別管理に戻した
り、或いはグループの組み替えなどを自由に行うことが
できる。
【0074】請求項5の発明によれば、同一世帯に複数
の放送受信機があり、どれも契約内容が同じである場合
など、全ての放送受信機に対する契約更新などの処理を
ひとつの契約更新情報送信により同時に行うことができ
る。
【0075】請求項6の発明によれば、記憶装置をIC
カード等にし、ICカードのみを放送受信機と別のとこ
ろで一括して製造することができる。
【0076】請求項7の発明によれば、ICカードを搭
載する放送受信機の放送受信状態を個別に、又は複数台
同時に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放送受信機の一実施の形態を示したブ
ロック図である。
【図2】図1に示したICカードの記憶内容例を示した
摸式図である。
【図3】第1、第2の放送ストリームの構成例を示した
摸式図である。
【図4】図1に示した実施の形態でのICカードの記憶
内容の変遷例を示した図である。
【図5】図1に示した実施の形態でのICカードの記憶
内容の他の変遷例を示した図である。
【図6】図1に示した実施の形態でのICカードからグ
ループIDを削除して、契約を解除する場合のICカー
ドの記憶内容の変遷例を示した図である。
【符号の説明】
1…放送受信機,2…受信アンテナ,4…リモートコン
トローラ,5…放送システム,6…顧客管理システム,
12…デスクランブラ,13…TSプロセッサ,14…
AVデコーダ,17…MPU,18…メモリ,20…I
Cカード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送を記憶装置に登録されてい
    る情報に基づいて受信する放送受信機において、 前記記憶装置に共用識別情報を登録する記憶領域を設
    け、 受信された共用識別情報を前記記憶領域に登録し、 以降、この共用識別情報に基づいて受信される情報を処
    理することを特徴とする放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記記憶装置には固有の識別情報が予め
    登録されてあり、 前記共用識別情報が登録されていない場合は前記固有の
    識別情報に基づいて受信される情報を処理することを特
    徴とする請求項1記載の放送受信機。
  3. 【請求項3】 前記共用識別情報を登録する領域を複数
    設け、 受信された共用識別情報を同時に受信された登録領域指
    定情報で指定される領域に登録することを特徴とする請
    求項1又は2記載の放送受信機。
  4. 【請求項4】 前記共用識別情報を消去する情報が受信
    されると、前記記憶装置に登録されている共用識別情報
    を消去することを特徴とする請求項1乃至3いずれかに
    記載の放送受信機。
  5. 【請求項5】 前記共用識別情報宛の契約情報が受信さ
    れると、 受信された共用識別情報と同一の共用識別情報が登録さ
    れている記憶装置に前記契約情報を登録し、 以降、この契約情報に従ったデジタル放送受信を行うこ
    とを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の放送受
    信機。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置は前記放送受信機に対して
    着脱自在であることを特徴とする請求項1乃至5いずれ
    かに記載の放送受信機。
  7. 【請求項7】 デジタル放送受信用の放送受信機で受信
    される情報を登録されている識別情報に基づいて処理す
    る記憶装置において、 固有の識別情報を登録する第1の記憶領域と、 共用の識別情報を登録する第2の記憶領域とを有し、 前記放送受信機で受信された共用の識別情報を前記第2
    の記憶領域に登録することを特徴とする記憶装置。
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